JP2013143051A - 会計処理装置、コンピュータプログラムおよび会計処理システム - Google Patents

会計処理装置、コンピュータプログラムおよび会計処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】現金決済に関連して生じる種々の不都合を解消し、円滑な会計処理を可能とする。
【解決手段】一実施形態に係る会計処理装置は、商品等の合計金額を算出する合計金額算出手段と、算出された合計金額を基準額で除した際に生じる端数が、通信装置により電子マネー媒体から読み取られる電子マネー残高以下である場合、当該電子マネー残高から端数を引き落とすとともに、上記合計金額から端数を切り捨てて基準額の整数倍とした金額を顧客への請求金額として商取引を会計処理する第1会計処理手段と、上記端数が通信装置により電子マネー媒体から読み取られる電子マネー残高を超える場合、上記合計金額の端数を切上げて基準額の整数倍とした金額を顧客への請求金額として商取引を会計処理するとともに、当該請求金額と上記合計金額との差額を電子マネー残高に加算する第2会計処理手段と、を備えている。
【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、商取引を会計処理する会計処理装置、当該会計処理装置を動作させるコンピュータプログラム、および会計処理システムに関する。
商取引の会計時において代金を現金にて支払う場合、店員と顧客の間での金銭の授受に時間が掛かり、会計処理が遅延したり、店員が顧客に渡す釣銭の金額を間違ってしまうなどのミスが発生する虞がある。
また、店側では釣銭に使用するための硬貨等を用意しなければならないので手間が掛かる。さらに、硬貨や紙幣を収納するドロワには、各種別の硬貨や紙幣を収納するためのスペースを設けておく必要があり、ドロワが大型なものとなって、広い設置スペースが必要である。
このように、従来の現金決済には、種々の問題が存在していた。
特開2009−237665号公報
本発明が解決しようとする課題は、現金決済に関連して生じる種々の不都合を解消し、円滑な会計処理を可能とする会計処理装置、該装置を動作させるコンピュータプログラム、および会計処理システムを提供することである。
一実施形態に係る会計処理装置は、商取引にて販売される商品又は役務の合計金額を算出する合計金額算出手段と、前記合計金額算出手段により算出された合計金額を予め定められた基準額で除した際に生じる端数が、電子マネー残高が記憶された電子マネー媒体と通信する通信装置により前記電子マネー媒体から読み取られる電子マネー残高以下である場合、前記通信装置により当該電子マネー残高から前記端数を引き落とすとともに、前記合計金額算出手段により算出された合計金額から前記端数を切り捨てて前記基準額の整数倍とした金額を顧客への請求金額として商取引を会計処理する第1会計処理手段と、前記端数が前記通信装置により前記電子マネー媒体から読み取られる電子マネー残高を超える場合、前記合計金額算出手段により算出された合計金額の前記端数を切上げて前記基準額の整数倍とした金額を顧客への請求金額として商取引を会計処理するとともに、当該請求金額と前記合計金額算出手段により算出された合計金額との差額を前記通信装置により前記電子マネー残高に加算する第2会計処理手段と、を備えている。
一実施形態に係るPOS端末の要部構成を示すブロック図。 同実施形態に係るドロワの構成を説明するための図。 同実施形態に係る販売処理のフローチャート。 同実施形態に係る第1会計処理のフローチャート。 同実施形態に係る第2会計処理のフローチャート。 同実施形態に係る販売処理の具体例を説明するための図。 変形例に係る会計処理システムを説明するための図。
以下、一実施形態について図面を参照しながら説明する。
なお、本実施形態では会計処理装置の一例として、小売店にて使用されるPOS(Point Of Sales)端末1を例示する。
[POS端末の要部構成]
図1は、POS端末1の要部構成を示すブロック図である。
POS端末1は、制御の中枢として機能するCPU(Central Processing Unit)2を備える。CPU2には、アドレスバスやデータバスなどのバスライン3を介して、ROM(Read Only Memory)4、RAM(Random Access Memory)5、通信ユニット6、スキャナインタフェース7、I/O(Input/Output)ポート8、キーボードコントローラ9、表示コントローラ10,11、カードR/W(Reader/Writer)インタフェース12、およびプリンタコントローラ13等が接続されている。
さらに、通信ユニット6にはPOS端末1を店舗内のネットワークに接続するための通信ケーブル16が接続され、スキャナインタフェース7にはバーコードスキャナ17が接続され、I/Oポート8にはドロワ18が接続され、キーボードコントローラ9にはキーボード19が接続され、表示コントローラ10にはオペレータ側ディスプレイ20が接続され、表示コントローラ11には客側ディスプレイ21が接続され、カードR/Wインタフェース12には本実施形態における通信装置として機能するカードR/W22が接続され、プリンタコントローラ13にはレシートプリンタ23が接続されている。
ROM4は、CPU2に実行させるためのコンピュータプログラムや、各種の固定値等を記憶している。RAM5は、POS端末1のメインメモリとして機能するものであり、処理場面に応じて各種の作業用記憶領域を形成する。
通信ユニット6は、通信ケーブル16を介して店舗のネットワークに接続されたストアサーバ等の外部装置と相互に通信する。
バーコードスキャナ17は、例えばレジカウンタ上に設置されたいわゆる縦型スキャナであり、商品に付されたバーコードからJANコード等のPLUコードを光学的に読み取る。スキャナインタフェース7は、バーコードスキャナ17にて読み取られたPLUコードを取り込み、CPU2に出力する。
ドロワ18は、図2に示すように、ケース状の本体180と、この本体に収納される引出部181と、を備えている。引出部181内には、1,000円札を収納するための紙幣収納部182a、5,000円札を収納するための紙幣収納部182b、100円硬貨を収納するための硬貨収納部183a、500円硬貨を収納するための硬貨収納部183bが設けられている。引出部181は、引出部181を本体180に対して図中の矢印で示す方向に引き出し自在に保持する保持機構を介し、本体180に取り付けられている。また、本体180には、引出部181の移動を規制する電磁ロックが設けられている。引出部181が本体180に対して押し込まれると、上記電磁ロックが施錠されて引出部181が本体180に対して固定される。I/Oポート8を介してドロワ開放が指示されると、上記電磁ロックが開錠されて引出部181が開放される。
キーボード19は、会計の開始を指示するためのPLUキー、商品代金の小計を指示するための小計キー、釣銭の算出を指示する預り/現計キー、釣銭額等の数値入力に用いられるテンキー等の各種操作キーを備え、操作されたキーに応じた信号を出力する。キーボードコントローラ9は、キーボード19から出力される信号を取り込んで操作されたキーの種別をCPU2に通知する。
オペレータ側ディスプレイ20は、オペレータである店員の立ち位置側に設置された例えばタッチパネル付きのLCD(Liquid Crystal Display)である。表示コントローラ10は、オペレータ側ディスプレイ20に会計処理に関わる各種情報、例えばPLUコードが入力された商品の名称、購入数量、価格、商取引の合計金額、客からの預かり金額、および、釣銭額等を選択的に表示させる。
客側ディスプレイ21は、顧客の立ち位置側に設置された、例えばタッチパネル付きのLCD(Liquid Crystal Display)である。表示コントローラ11は、客側ディスプレイ21に会計処理に関わる各種情報、例えばPLUコードが入力された商品の名称、購入数量、価格、商取引の合計金額、客からの預かり金額、および、釣銭額等を選択的に表示させる。
カードR/W22は、所定位置に翳されたICカードと無線通信することにより、非接触で当該ICカード内のICに記憶されたデータの読み取りや、当該ICに記憶されたデータの書き換えを行う。特に本実施形態において、カードR/W22は、電子マネー残高がICに記憶された電子マネー媒体である会員カードC(図6参照)と非接触で通信し、当該電子マネー残高からの金額の引き落とし及び当該電子マネー残高への金額の加算(チャージ)を行う通信装置として機能する。カードR/Wインタフェースは、カードR/W22にてICカードから読み取られたデータをCPU2に通知するとともに、ICカードに書き込むためのデータをカードR/W22に出力する。なお、カードR/W22は、POS端末1の本体に対して一体的に設けられていてもよいし、POS端末1の本体とは別途に設けられ、カードR/Wインタフェース12を介して接続されたものであってもよい。
レシートプリンタ23は、例えば感熱紙に対する熱転写により文字や図形等を印字するサーマルプリンタである。プリンタコントローラ13は、レシートプリンタ23を制御して商取引の明細情報が印刷されたレシートを印字発行させる。
[会計処理]
上記のような構成のPOS端末1が実行する会計処理について説明する。
店員がキーボード19のPLUキーを操作すると、CPU2は、ROM4に記憶されたコンピュータプログラムに従って、図3,図4,図5のフローチャートに示す販売処理を実行する。
この販売処理において、先ずCPU2は、顧客が購入しようとする商品の登録を受け付ける(ステップS1)。具体的には、CPU2は、バーコードスキャナ17による商品に付されたバーコードの読み取りや、キーボード19あるいはオペレータ側ディスプレイ20の操作による商品のPLUコードの入力を受け付ける。さらに、CPU2は、RAM5に商品情報登録用のバッファを形成するとともに、入力されたPLUコードに応じた商品情報(商品名称、価格等)を、例えばRAM5や上記ストアサーバ等に記憶された商品マスタから取得し、キーボード19のテンキーから入力される購入数量等とともに上記バッファに書き込んでいく。
商品登録の受け付けは、商品登録の完了が宣言されるまで、例えばキーボード19に設けられた小計キーが操作されるまで継続する(ステップS2のNo)。やがて、小計キーが操作されると(ステップS2のYes)、CPU2は、本商取引の合計金額を算出する(ステップS3:合計金額算出手段)。合計金額は、上記バッファに書き込まれた各商品情報に含まれる価格に各商品の購入数量を乗じ、合計することによって算出される。また、割引きや値引きの適用がある場合には、上記のように算出される合計金額に対して割引きや値引きを施して、最終的な合計金額を算出する。
ステップS3の後、CPU2は、算出した合計金額に基準額未満の端数があるか否かを判定する(ステップS4)。本実施形態においては、当該基準額が100円であるとする。すなわち、ステップS4において、CPU2は、合計金額の下2桁が“01”円〜“99”円の端数であるか否かを判定する。
合計金額に基準額未満の端数がある場合、すなわち合計金額の下2桁が“01”円〜“99”円である場合(ステップS4のYes)、CPU2は、カードR/Wインタフェース12を介してカードR/W22に指示を送り、会員カードCの読み取りを試行させる(ステップS5)。本実施形態に係る会員カードCは、顧客ごとに発行されたICタイプの電子マネー媒体であり、顧客の会員番号や電子マネー残高が内部のICに記憶されている。なお、ステップS5に先駆け、合計金額に基準額未満の端数がある場合にはオペレータ側ディスプレイ20や客側ディスプレイ21に「会員カードCを翳してください」のようなメッセージ等を表示させて、会員カードCを翳すべき旨を店員や顧客に報知してもよい。
上記試行の後、CPU2は、会員カードが読み取れたか否かを判定する(ステップS6)。会員カードCがカードR/W22に翳されておらず、会員カードCを読み取れない場合(ステップS6のNo)、CPU2は、ステップS3にて算出した合計金額をオペレータ側ディスプレイ20や客側ディスプレイ21に表示させ(ステップS7)、顧客からの預り金額の入力を受け付ける(ステップS8)。預り金額は、例えばキーボード19のテンキーを介して入力され、預り/現計キーの操作を以って確定される。
なお、ステップS4にて、合計金額に基準額未満の端数がない場合、すなわち合計金額の下2桁が“00”円である場合には(ステップS4のNo)、ステップS5,S6を経ずにステップS7に進む。
ステップS8の処理は、預り金額が確定されるまで継続される(ステップS9のNo)。やがて預り金額が確定されると(ステップS9のYes)、CPU2は、当該預り金額からステップS3にて算出した合計金額を減算して釣銭額を算出する(ステップS10)。さらに、CPU2は、算出した釣銭額をオペレータ側ディスプレイ20および客側ディスプレイ21に表示させる(ステップS11)。
その後、CPU2は、I/Oポート8から信号を出力することによりドロワ18の電磁ロックを解除してドロワ18を開放させ(ステップS12)、レシートの印字データを作成し(ステップS13)、作成した印字データに基づくレシートをレシートプリンタ23に印字発行させる(ステップS14)。
このとき店員は、釣銭をドロワ18から取り出してレシートとともに顧客に渡し、顧客から預かった代金をドロワ18内の各収納部182a,182b,183a,183bに収納して、ドロワ18を閉じる。
ステップS14にて発行されるレシートには、RAM5に形成した上記バッファに記憶された商品情報、ステップS3にて算出された合計金額、ステップS8にて入力された預り金額、ステップS11にて算出した釣銭額等が含まれる。
ステップS14を以って、一商取引に関する販売処理が完了する。
一方、ステップS5における会員カードCの読み取り試行の結果、会員カードCから会員番号や電子マネー残高が読み取れた場合(ステップS6のYes)、CPU2は、ステップS3にて算出した合計金額の端数F(整数;F=1〜99)と、当該読み取った電子マネー残高M(整数)とを比較する(ステップS15)。
この比較の結果、端数Fが電子マネー残高M以下の場合(ステップS15のF≦M)、電子マネーにて端数Fの支払いが可能であるとの判断の下に、CPU2は、図4に示す第1会計処理を実行する。また、端数Fが電子マネー残高Mを超える場合(ステップS15のF>M)、電子マネーにて端数Fの支払いが不可能であるとの判断の下に、CPU2は、図5に示す第2会計処理を実行する。
以下、第1会計処理および第2会計処理について説明する。
[第1会計処理]
第1会計処理において、先ずCPU2は、ステップS3にて算出した合計金額から端数Fを切り捨てることにより、本商取引の合計金額を基準額(すなわち100円)の整数倍に補正する(ステップS16)。この補正後の金額が、顧客に現金での支払いを求める請求金額となる。
さらに、CPU2は、カードR/Wインタフェース12を介してカードR/W22に指示を送り、カードR/W22に会員カードCの電子マネー残高Mから端数Fに相当する金額を引き落とさせる(ステップS17)。
そして、CPU2は、ステップS16にて端数Fを切り捨てた後の合計金額をオペレータ側ディスプレイ20および客側ディスプレイ21に表示させ(ステップS18)、顧客からの預り金額の入力を受け付ける(ステップS19)。ステップS19の処理は、預り金額が確定されるまで継続される(ステップS20のNo)。やがて預り金額が確定されると(ステップS20のYes)、CPU2は、当該預り金額からステップS16にて端数Fを切り捨てた後の合計金額を減算して釣銭額を算出する(ステップS21)。さらに、CPU2は、算出した釣銭額をオペレータ側ディスプレイ20および客側ディスプレイ21に表示させる(ステップS22)。
その後、CPU2は、I/Oポート8から信号を出力することによりドロワ18の電磁ロックを解除してドロワ18を開放させ(ステップS23)、レシートの印字データを作成し(ステップS24)、作成した印字データに基づくレシートをレシートプリンタ23に印字発行させる(ステップS25)。
このとき店員は、釣銭をドロワ18から取り出してレシートとともに顧客に渡し、顧客から預かった代金をドロワ18内の各収納部182a,182b,183a,183bに収納して、ドロワ18を閉じる。
ステップS25にて発行されるレシートには、RAM5に形成した上記バッファに記憶された商品情報、ステップS3にて算出した合計金額、ステップS16にて端数Fを切り捨てた後の合計金額(請求金額)、ステップS17にて会員カードCから端数Fを引き落とした旨のメッセージおよび当該引き落とし後の電子マネー残高M、ステップS19にて入力された預り金額、ステップS21にて算出した釣銭額等が含まれる。
ステップS25を以って、一商取引に関する販売処理が完了する。
[第2会計処理]
第2会計処理において、先ずCPU2は、ステップS3にて算出した合計金額から端数Fを切り上げることにより、本商取引の合計金額を基準額(すなわち100円)の整数倍に補正する(ステップS26)。この補正後の金額が、顧客に現金での支払いを求める請求金額となる。
さらに、CPU2は、ステップS26にて端数Fを切り上げた後の合計金額をオペレータ側ディスプレイ20および客側ディスプレイ21に表示させ(ステップS27)、顧客からの預り金額の入力を受け付ける(ステップS28)。ステップS28の処理は、預り金額が確定されるまで継続される(ステップS29のNo)。
やがて預り金額が確定されると(ステップS29のYes)、CPU2は、カードR/Wインタフェース12を介してカードR/W22に指示を送り、カードR/W22に会員カードCの電子マネー残高Mに超過徴収分すなわちステップS26にて算出した合計金額からステップS3にて算出した合計金額を減算した額を加算(チャージ)する(ステップS30)。
さらに、CPU2は、ステップS28にて入力された預り金額からステップS26にて端数Fを切り上げた後の合計金額を減算して釣銭額を算出し(ステップS31)、算出した釣銭額をオペレータ側ディスプレイ20および客側ディスプレイ21に表示させる(ステップS32)。
その後、CPU2は、I/Oポート8から信号を出力することによりドロワ18の電磁ロックを解除してドロワ18を開放させ(ステップS33)、レシートの印字データを作成し(ステップS34)、作成した印字データに基づくレシートをレシートプリンタ23に印字発行させる(ステップS35)。
このとき店員は、釣銭をドロワ18から取り出してレシートとともに顧客に渡し、顧客から預かった代金をドロワ18内の各収納部182a,182b,183a,183bに収納して、ドロワ18を閉じる。
ステップS35にて発行されるレシートには、RAM5に形成した上記バッファに記憶された商品情報、ステップS3にて算出した合計金額、ステップS26にて端数Fを切り上げた後の合計金額(請求金額)、ステップS28にて入力された預り金額、ステップS30にて会員カードCに超過徴収分をチャージした旨のメッセージおよび当該チャージ後の電子マネー残高M、ステップS31にて算出した釣銭額等が含まれる。
ステップS35を以って、一商取引に関する販売処理が完了する。
[販売処理の具体例]
上記のような販売処理の具体例につき、図6を用いて説明する。
当該店舗にて商品を購入するに先駆け、顧客は当該店舗システムへの会員登録を行い、会員カードCの発行を受ける。このとき顧客は、少なくとも基準額すなわち100円を会員カードCにチャージする。ここでの会員カードCへのチャージは、例えばPOS端末1のカードR/W22を利用して行ってもよいし、チャージ専用の端末を用いて行ってもよい。
会員登録後の買い物において、図6<会計パターン1>に示すように、合計金額3,621円相当の商品を購入するとする。この場合、端数Fは“21”となり、端数F(=21円)≦電子マネー残高M(=100円)となるので、第1会計処理が実行される(ステップS15のF≦M)。
この第1会計処理においては、端数F(=21円)を切り捨てた3,600円が顧客への請求金額となる(ステップS16)。さらに、会員カードCの電子マネー残高M(=100円)から端数F(=21円)が引き落とされ、電子マネー残高Mが79円になる(ステップS17)。
このとき発行されるレシートには、元の合計金額3,621円、端数Fを切り捨てた後の合計金額(請求金額)3,600円、端数Fを引き落とした後の電子マネー残高79円等が含まれる。
一方、<会計パターン1>の後の会員登録後の買い物において、図6<会計パターン2>に示すように、合計金額1,385円相当の商品を購入するとする。この場合、端数Fは“85”となり、端数F(=85円)>電子マネー残高M(=79円)となるので、第2会計処理が実行される(ステップS15のF>M)。
この第2会計処理においては、端数F(=85円)を切り上げた1,400円が顧客への請求金額となる(ステップS26)。さらに、会員カードCの電子マネー残高M(=79円)に超過徴収分15円(1,400円−1,385円)がチャージされ、電子マネー残高Mが94円になる(ステップS30)。
このとき発行されるレシートには、元の合計金額1,385円、端数Fを切り上げた後の合計金額(請求金額)1,400円、超過徴収分をチャージした後の電子マネー残高94円等が含まれる。
以上説明したように、本実施形態に係るPOS端末1は、商取引の合計金額の端数を電子マネーにて支払可能である場合には当該端数を会員カードCの電子マネー残高Mから引き落とすとともに当該端数を除いた金額を顧客への請求金額として商取引を会計処理し、電子マネーにて支払不可能である場合には当該端数を切上げた金額を顧客への請求金額として商取引を会計処理するとともに当該請求金額と元の合計金額との差額を電子マネー残高Mに加算する。このように会計処理を行えば、基準額である100円以下の預り金額や釣銭が発生しない。したがって、小額の硬貨(1円、5円、10円、50円)を店員と顧客との間で授受することがなくなり、会計処理が円滑化される。さらに、顧客に渡す釣銭の金額を間違えるといったミスも未然防止できる。
さらに、ドロワ18には、釣銭として使用される種別の硬貨(1円、5円、10円、50円、100円、500円)のうち、基準額である100円以上の金額に相当する硬貨の種別数(100円、500円)分の硬貨収納部183a,183bを設け、他の硬貨(1円、5円、10円、50円)に対応する硬貨収納部を設けていない。このように、使用される可能性に乏しい基準額未満の硬貨の収納部を設けないことで、ドロワ18を小型化することができ、レジ周りの省スペース化を図ることができる。
また、レシートには、ステップS16にて端数Fを切り捨てた後の合計金額(請求金額)やステップS17にて端数Fを引き落とした後の電子マネー残高M、または、ステップS26にて端数Fを切り上げた後の合計金額(請求金額)やステップS30にて会員カードCに超過徴収分をチャージした後の電子マネー残高M等が印字されるので、第1会計処理または第2会計処理の実行時における各種金額の明細を容易に把握できる。
その他、本実施形態にて開示した構成からは、種々の好適な効果が得られる。
[変形例]
上記実施形態にて開示した構成は、適宜変形して実施できる。
例えば、上記実施形態では、会計処理装置の一例として、小売店で使用されるPOS端末1を示した。しかしながら、会計処理装置は、ECR(Electric Cash Register)等の他の装置であってもよいし、飲食店など各種役務を提供する店舗にて使用されるものであってもよい。
また、上記実施形態では、基準額として100円を採用した場合を例示した。しかしながら、基準額は、会計に使用可能な種別の硬貨(1円、5円、10円、50円、100円、500円)のうちのいずれかであればよい。特に、5円、10円、50円、500円等の硬貨に対応する金額とすることで、上記実施形態と同様に、その金額以下の硬貨を店員と顧客との間で授受する必要がなくなるとの格別の効果を奏する。また、このように基準額を100円以外のものに変更するならば、それに応じてドロワ18に設ける硬貨収納部の数を基準額以上の硬貨の種別に相当する数に変更すればよい。
また、POS端末1が実行するとした処理を実現する機能や、POS端末1が備えるとした構成の一部を、POS端末1に通信接続されたサーバ装置に設けてもよい。
このようにしてシステムを構築する場合、例えばクラウドコンピューティングを利用できる。より具体的には、SaaS(software as a service)と称されるソフトウェア提供形態が適する。
図7は、クラウドシステムを利用する会計処理システムの構成図である。
この会計処理システム100は、クラウド101、複数の端末装置102および複数の通信ネットワーク103、および互いに通信接続された複数のサーバ装置104を有する。なお、端末装置102、通信ネットワーク103、およびサーバ装置104は、それぞれ1つのみでもよい。
端末装置102は、通信ネットワーク103を介してクラウド101と通信可能である。端末装置102としては、上記実施形態にて説明したPOS端末1や、デスクトップタイプやノートブックタイプなどの種々のコンピュータ、携帯電話装置、携帯情報端末(PDA)、あるいはスマートフォンなどを適宜に利用できる。
通信ネットワーク103としては、インターネット、プライベートネットワーク、次世代ネットワーク(NGN)、あるいはモバイルネットワークなど種々のネットワークを適宜に利用できる。
このような構成の会計処理システム100において、上記実施形態でPOS端末1が実行するとした処理を実現する機能やPOS端末1が備えるとした構成の少なくとも一部をサーバ装置104に設け、残りの機能や構成を端末装置102に設ける。なお、複数のサーバ装置104に分担して上記機能や構成を設けてもよい。
例えば、上記実施形態における合計金額を算出する処理(ステップS3)を実現する機能、第1会計処理(ステップS16〜S25)を実現する機能、第2会計処理(ステップS26〜S35)を実現する機能の少なくとも1つをサーバ装置104に設ける。そして、端末装置102には、上記合計金額を算出する処理を実現する機能、第1会計処理を実現する機能、第2会計処理を実現する機能のうちサーバ装置104が備えないものと、上記実施形態にて開示したその他の処理を実現する機能や構成とを設ける。
このような会計処理システムにおいて、端末装置102とサーバ装置104とを適宜通信させながら、図3、図4、図5に示したフローチャートに相当する処理を実行させて、販売処理を進行すればよい。
このような会計処理システムによっても、上記実施形態にて説明した効果を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…POS端末、2…CPU、4…ROM、5…RAM、6…通信ユニット、17…バーコードスキャナ、18…ドロワ、19…キーボード、20…オペレータ側ディスプレイ、21…客側ディスプレイ、22…カードR/W、23…レシートプリンタ、100…会計処理システム、102…端末装置、104…サーバ装置、182a,182b…紙幣収納部、183a,183b…硬貨収納部、C…会員カード

Claims (7)

  1. 商取引にて販売される商品又は役務の合計金額を算出する合計金額算出手段と、
    前記合計金額算出手段により算出された合計金額を予め定められた基準額で除した際に生じる端数が、電子マネー残高が記憶された電子マネー媒体と通信する通信装置により前記電子マネー媒体から読み取られる電子マネー残高以下である場合、前記通信装置により当該電子マネー残高から前記端数を引き落とすとともに、前記合計金額算出手段により算出された合計金額から前記端数を切り捨てて前記基準額の整数倍とした金額を顧客への請求金額として商取引を会計処理する第1会計処理手段と、
    前記端数が前記通信装置により前記電子マネー媒体から読み取られる電子マネー残高を超える場合、前記合計金額算出手段により算出された合計金額の前記端数を切上げて前記基準額の整数倍とした金額を顧客への請求金額として商取引を会計処理するとともに、当該請求金額と前記合計金額算出手段により算出された合計金額との差額を前記通信装置により前記電子マネー残高に加算する第2会計処理手段と、
    を備えていることを特徴とする会計処理装置。
  2. 前記基準額は、5円、10円、50円、100円、500円のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の会計処理装置。
  3. 会計に使用可能な種別の硬貨のうち、前記基準額以上の金額に相当する硬貨の種別数分の硬貨収納部を有するドロワをさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の会計処理装置。
  4. 前記第1会計処理手段は、会計処理において、前記合計金額算出手段により算出された合計金額から前記端数を切り捨てて前記基準額の整数倍とした金額、及び、前記端数を引き落とした後の電子マネー残高が記載された商取引のレシートを発行することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1に記載の会計処理装置。
  5. 前記第2会計処理手段は、会計処理において、前記合計金額算出手段により算出された合計金額の前記端数を切上げて前記基準額の整数倍とした金額、及び、前記差額を加算した後の電子マネー残高が記載された商取引のレシートを発行することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1に記載の会計処理装置。
  6. 商取引を会計処理する会計処理装置を、
    商取引にて販売される商品又は役務の合計金額を算出する合計金額算出手段と、
    前記合計金額算出手段により算出された合計金額を予め定められた基準額で除した際に生じる端数が、電子マネー残高が記憶された電子マネー媒体と通信する通信装置により前記電子マネー媒体から読み取られる電子マネー残高以下である場合、前記通信装置により当該電子マネー残高から前記端数を引き落とすとともに、前記合計金額算出手段により算出された合計金額から前記端数を切り捨てて前記基準額の整数倍とした金額を顧客への請求金額として商取引を会計処理する第1会計処理手段と、
    前記端数が前記通信装置により前記電子マネー媒体から読み取られる電子マネー残高を超える場合、前記合計金額算出手段により算出された合計金額の前記端数を切上げて前記基準額の整数倍とした金額を顧客への請求金額として商取引を会計処理するとともに、当該請求金額と前記合計金額算出手段により算出された合計金額との差額を前記通信装置により前記電子マネー残高に加算する第2会計処理手段と、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
  7. 端末装置と、少なくとも1つのサーバ装置とを通信接続した会計処理システムであって、
    前記端末装置は、
    商取引にて販売される商品又は役務の合計金額を算出する合計金額算出手段と、
    前記合計金額算出手段により算出された合計金額を予め定められた基準額で除した際に生じる端数が、電子マネー残高が記憶された電子マネー媒体と通信する通信装置により前記電子マネー媒体から読み取られる電子マネー残高以下である場合、前記通信装置により当該電子マネー残高から前記端数を引き落とすとともに、前記合計金額算出手段により算出された合計金額から前記端数を切り捨てて前記基準額の整数倍とした金額を顧客への請求金額として商取引を会計処理する第1会計処理手段と、
    前記端数が前記通信装置により前記電子マネー媒体から読み取られる電子マネー残高を超える場合、前記合計金額算出手段により算出された合計金額の前記端数を切上げて前記基準額の整数倍とした金額を顧客への請求金額として商取引を会計処理するとともに、当該請求金額と前記合計金額算出手段により算出された合計金額との差額を前記通信装置により前記電子マネー残高に加算する第2会計処理手段と、
    のうち少なくとも1つを備え、
    前記サーバ装置は、前記合計金額算出手段、前記第1会計処理手段、および前記第2会計処理手段のうち、前記端末装置が備えないものを備えていることを特徴とする会計処理システム。
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