JP2013140917A - ナノインプリント用テンプレート及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 精度が保証されたパターン作製技術を提供することができる。
【解決手段】 本発明のナノインプリント用テンプレートの製造方法は、無機材料からなる第1の層が片面に形成された第1基材を準備する第1基材準備工程と、第1の層をエッチングし、底壁及び側壁を含む凹凸構造を作製する凹凸構造作製工程と、凹凸構造に電子線を照射し凹凸構造から発生する電子を検出して、凹凸構造の外観を検査する検査工程と、凹凸構造上に第1の膜を成膜する第1の膜成膜工程と、第1の膜に異方性エッチングを行い、凹凸構造の側壁に配設された複数の構造体を作製する構造体作製工程と、凹凸構造をエッチングし、第1基材に配設された構造体を側壁とする凹部を形成する凹部形成工程と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ナノインプリント用テンプレート及びその製造方法に関する。また、当該テンプレートをもとに半導体装置及び磁気記録媒体を製造する方法に関する。
近年、半導体装置の微細化に伴い、半導体装置の製造プロセスに用いられているフォトリソグラフィ工程での課題が顕著になりつつある。すなわち、現時点における最先端の半導体装置の設計ルールは、ハーフピッチ(hp)で数十nm程度にまで微細化してきており、従来の光を用いた縮小パターン転写によるリソグラフィでは解像力が不足し、パターン形成が困難な状況になっている。そこで、近年では、このようなリソグラフィに代わり、ナノインプリント技術が提案されている。
ナノインプリント技術は、基材の表面に微細な凹凸パターンを形成した型部材(テンプレートと呼ぶ)を用い、凹凸パターンを被加工物に転写することで微細構造を等倍転写するパターン形成技術である。上記のようなhpで数十nm程度の微細化に対応可能なテンプレートの製造方法として、有機レジスト材料からなり、かつ芯材となる凹凸パターンの側壁に成膜を施し、側壁に形成された膜を残すように芯材を除去し、該膜を用いて微細なパターンを形成する方法(いわゆる、側壁法)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−239009号公報
しかしながら、特許文献1に記載される従来の側壁法では、芯材となる凹凸パターンの寸法や形状等の精度を保証する技術については何ら検討されていない。本発明は、このような実情に鑑みなされたものであり、精度が保証されたパターンを作製する技術を提供することを主目的とする。
従来の側壁法では、芯材となる凹凸パターンを有機材料からなるレジストで形成するのが常法である。しかし、有機材料からなる凹凸パターンの側壁への成膜前や成膜後に、当該凹凸パターンが所望の設計通りに加工されたか否かを検査しようと試みるために、走査型電子顕微鏡などを用いて外観の計測を行ったところ、レジストである凹凸パターンに電子線が照射されることになり、電子線の影響で凹凸パターンが変動することが判った。本発明は、上記の知見に基いて創作されたものである。本発明は、以下の発明を包含する。
本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの製造方法は、無機材料からなる第1の層が片面に形成された第1基材を準備する第1基材準備工程と、前記第1の層をエッチングし、底壁及び側壁を含む凹凸構造を作製する凹凸構造作製工程と、前記凹凸構造に電子線を照射し前記凹凸構造から発生する電子を検出して、前記凹凸構造の外観を検査する検査工程と、前記凹凸構造上に第1の膜を成膜する第1の膜成膜工程と、前記第1の膜に異方性エッチングを行い、前記凹凸構造の側壁に配設された複数の構造体を作製する構造体作製工程と、前記凹凸構造をエッチングし、前記第1基材に配設された前記構造体を側壁とする凹部を形成する凹部形成工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの製造方法は、底壁及び側壁を含む凹凸構造が片面に形成され、かつ無機材料からなる第1基材を準備する第1基材準備工程と、前記凹凸構造に電子線を照射し前記凹凸構造から発生する電子を検出して、前記凹凸構造の外観を検査する検査工程と、前記第1基材の片面に第1の膜を成膜する第1の膜成膜工程と、前記第1の膜に異方性エッチングを行い、前記凹凸構造の側壁に配設された複数の構造体を作製する構造体作製工程と、前記構造体をマスクとして前記第1基材をエッチングし、前記構造体を側壁の一部に含み第1の深さを有する第1の凹部、及び前記構造体を側壁の少なくとも一部に含み前記第1の深さよりも浅い第2の深さを有する第2の凹部を形成する凹部形成工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの製造方法は、底壁及び側壁を含む凹凸構造が片面に形成され、かつ無機材料からなる第1基材を準備する第1基材準備工程と、前記凹凸構造に電子線を照射し前記凹凸構造から発生する電子を検出して、前記凹凸構造の外観を検査する検査工程と、前記第1基材の片面に第1の膜を成膜する第1の膜成膜工程と、前記第1の膜に異方性エッチングを行い、前記凹凸構造の側壁に配設された複数の構造体を作製する構造体作製工程と、前記構造体をマスクとして前記第1基材をエッチングし、その後、前記構造体を除去して、第1の深さを有する第1の凹部、及び第1の深さよりも浅い第2の深さを有する第2の凹部を形成する凹部形成工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートは、片面に、第1の深さを有する第1の凹部と、前記第1の深さよりも浅い第2の深さを有する第2の凹部とを有する第1基材と、前記第1基材の片面に配設され、前記第1の凹部の側壁の一部、又は前記第2の凹部の側壁の少なくとも一部を構成する複数の構造体と、を有し、前記構造体の材質は、前記第1基材の材質とは異なるものであることを特徴とする。
本発明によれば、精度が保証されたパターン作製技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの概略平面図である。 本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの部分断面図である。 本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの製造方法を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの製造方法を説明する工程断面図である。 本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの製造方法を説明する工程断面図である。 本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの製造方法を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの製造方法を説明する工程断面図である。 本発明の一実施形態に係るレプリカテンプレートの製造方法を説明する工程断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式図である。 本発明の一実施形態に係る磁気記録媒体の製造方法を説明する模式図である。
以下、図面を参照して本発明を説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態で参照する図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略することがある。
<ナノインプリント用テンプレート>
まず図1〜2を参照して、本発明に係るナノインプリント用テンプレートについて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの概略平面図である。テンプレート1000は、凹凸構造を包摂するパターン領域Xと、このパターン領域Xの周囲に存在する非パターン領域Yとを有する。パターン領域Xには、主に転写すべきパターンが形成されている。図では、テンプレート1000の外形は矩形であるが、これに限定されるものではなく、円形などの任意形状であってもよい。また、パターン領域Xは、非パターン領域Yに対して凸構造となる、いわゆるメサ構造であってもよく、メサ構造の段数は1以上で適宜設定できる。テンプレート1000は、以下説明する、テンプレート100〜400を包含する。
図2は、本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの部分断面図であり、図1のI−Iにおける断面図である。図2(A)は、テンプレートの一実施形態を示
す図であり、テンプレート100は、第1基材10の片面に複数の構造体20が配設されてなる。複数の構造体20の間に凹部12が存在する。なお、本明細書では、「凹部」という表現をパターン領域の表面に対して凹状である部位を説明するために用いている。構造体20は、第1基材10とは異なる材質により構成されている。
図2(B)は、ナノインプリント用テンプレートの他の実施形態を示す図であり、テンプレート200は、片面に第1の深さを有する第1の凹部12aと、第1の深さよりも浅い第2の深さを有する第2の凹部12bとを有する第1基材10と、第1基材10の片面に配設し、第1の凹部12aの側壁の一部、又は第2の凹部12bの側壁の全部を構成する複数の構造体20と、を有する。構造体20は、第1基材10とは異なる材質により構成されている。
図2(C)は、ナノインプリント用テンプレートの他の実施形態を示す図であり、テンプレート300は、片面に第1の深さを有する第1の凹部12aと、第1の深さよりも浅い第2の深さを有する第2の凹部12bとを有する第1基材10と、第1基材10の片面に配設され、第1の凹部12aの側壁の一部、又は第2の凹部12bの側壁の一部を構成する複数の構造体20と、を有する。構造体20は、第1基材10とは異なる材質により構成されている。
図2(D)は、ナノインプリント用テンプレートの他の実施形態を示す図であり、テンプレート400は、片面に第1の深さを有する第1の凹部12aと、第1の深さよりも浅い第2の深さを有する第2の凹部12bとを有する第1基材10により構成されている。テンプレート300において、構造体20を除去した態様である。
図2(B)〜(D)に示すナノインプリント用テンプレートは、深さの異なる複数種類の凹部を有する。第1の凹部12aは、第2の凹部12bよりも深い凹部であるので、インプリント時に被転写材料を内部へ引き込むキャピラリーフォースが相対的に大きくなり、その結果、被転写材料に含まれる気泡を当該凹部に引き込みやすくなる。したがって、気泡による転写欠陥を低減することができる。第1の凹部によるキャピラリーフォースにより気泡を引き込みやすくするために、第1の深さを第2の深さの1.2倍〜4倍に設定することが好ましい。
第1基材10の材質は、例えば、石英やソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス等のガラス、シリコンやガリウム砒素、窒化ガリウム等の半導体、金属基板、あるいは、これらの材料の任意の組み合わせからなる複合材料基板であってよい。テンプレートを光インプリント法に用いる場合には、第1基材は光透過性を有する材質からなり、典型的には石英を用いることができる。第1基材の厚みは凹凸構造の形状、材料強度、取り扱い適性等を考慮して設定することができ、例えば、300μm〜10mmの範囲で適宜設定することができる。
構造体20の材質は、第1基材10とは異なる材質により構成されていることが好ましい。後述する製造工程を考慮すると、第1基材10よりも耐エッチング性の高い材質を選択することが好ましく、第1基材の材質及び製造に使用するエッチャントに応じて適宜選択すればよい。例えば、第1基材10を石英とした場合には、Cr、Ta、Ti、Moなどの金属、又はこれらの酸化物、窒化物、及び酸窒化物を用いることができる。上記材料は、遮光膜としても機能しうるので、第1基材10が透明基材である場合には、第1基材10に対して光透過性が低くなり、構造体20の直下に未硬化ないし硬化不足部分を生じさせてインプリント残膜除去処理を容易にすることができる。構造体20の平面視における寸法は、後述する半導体装置の配線幅や、磁気記録媒体の記録ビットのビット寸法などに相当するものであり、微細であるほど好ましく、具体的な数値を挙げると20nm以下であるとよい。
<テンプレートの製造方法>
図3〜7を参照して、本発明に係るナノインプリント用テンプレートの製造方法について説明する。図3及び図6は、本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの製造方法を説明するフローチャートである。図4〜図5及び図7は、本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの製造方法を説明する工程断面図である。
(テンプレート100の製造方法)
図3及び図4を参照して、本発明の一実施形態に係るテンプレート100の製造方法を説明する。
S11における第1基材準備工程は、片面に芯材となる凹凸構造が形成され、かつ無機材料からなる第1基材を準備する工程である。凹凸構造は、公知のリソグラフィ法により形成することができ、例えば、第1基材10の片面に無機材料からなる第1の層35を形成する(図4(A)参照)。第1の層35の材質は、無機材料であれば制限は無いが、具体的には、Niなどの金属、シリコンなどの半導体、ガラスなどを用いるとよい。なかでも第1の層35は、第1基材10及び後述する構造体よりもエッチング耐性が低い材質から選択するとよい。なお、第1の層には、本発明の効果を損なわない程度に有機材料が微量に含まれていてもよく、有機材料の含有を完全に排除するものではない。第1の層35は、材質に応じて蒸着法、スパッタ法、CVD法などの公知の手法により成膜することができる。例えば、第1基材が石英からなる場合には、第1の層として多結晶シリコンなどを選択するとよい。
その後、第1の層35上にレジスト(図示せず)を塗布し、このレジストをパターニングした後、レジストをマスクとして第1の層35をエッチングして底壁及び側壁を含む凹凸構造30a、30bを作製することができる(図4(B)参照)。凹凸構造30a、30bは平面視において、ライン状、ピラー状、ホール状などの任意の形状である。レジストのパターニングは、電子線、EUV光等の放射線露光によるリソグラフィや、マスターテンプレートを用いたインプリントリソグラフィにより行うことができる。凹凸構造30a、30bの側壁は、第1基材10の片面に対して垂直であってもよいし、側壁が傾斜したテーパー形状であってもよい。後述する凹凸構造の側壁への成膜の容易性を考慮すると、テーパー形状であることが好ましい。より好ましくは第1基材10の片面と凹凸構造30a、30bの側壁のなす角度であるテーパー角度は、85°〜89°の範囲とするとよい。例えば、凹凸構造30a、30bの側壁が曲面であるような場合には、接線のうち最も傾きが大きい接線と第1基材10の片面とのなす角をテーパー角度とする。
S12における検査工程は、凹凸構造に電子線を照射し凹凸構造から発生する2次電子や反射電子を検出して、凹凸構造の外観を検査する工程である。典型的には、走査型電子顕微鏡により行うことができる。従来の側壁法では、芯材となる凹凸構造が有機材料からなるレジストであるため、検査時に電子線を照射すると、パターン変動が発生していた。このパターン変動は、電子線照射により高分子の架橋の進行、高分子の分解、高分子の側鎖の切断などの種々の要因によって起こるものと考えられる。本発明では、凹凸構造を無機材料により構成するため、電子線照射により上記不具合が発生する虞がないため、検査時に電子線を照射してもパターン変動の発生を抑制できる。本発明では芯材となる凹凸構造の検査工程を行うので、パターン精度を保証することができる。
S13における判断工程は、上記検査工程の結果から、その結果が許容範囲となるかを判定し、修正工程が必要か否かを判断する工程である。例えば、凹凸構造の形状を測定し、設計に対して突起や大きなラフネスが存在する場合に、許容範囲外と判定し、修正工程が必要であると判断してもよい。また、例えば、凹凸構造の寸法を測定し、設計値から大きなズレが存在する場合に、許容範囲外と判定し、修正工程が必要であると判断してもよい。さらに、例えば、凹凸構造の表面を測定し、異物が存在する場合に、許容範囲外と判定し、修正工程が必要であると判断してもよい。検査した結果、修正が不要と判断した場合には、後述するS14に進む。
S13−1における修正工程は、上記判断工程において「要修正」と判断された場合に、凹凸構造を修正する工程である。凹凸構造を修正する手段としては、例えば、収束イオンビームによる修正を挙げることができる。修正が必要な箇所にイオンビームを収束し、不要部を物理的に除去する。また、修正する手段は上記に限らず、異物の除去の場合には、微細プローブを用いて物理的に除去してもよい。
必要に応じて、修正工程後に第1基材の洗浄を行う。従来の側壁法では、芯材となる凹凸構造が有機材料からなるレジストであるため、洗浄耐性が低く洗浄液に侵食され消失する場合もあった。本発明では、凹凸構造を無機材料により構成するため、洗浄耐性が高く洗浄液に侵食される虞が低減される。
修正工程を行った場合には、S13−2において再度検査工程が必要かを判断する。検査必要と判断した場合には、再度検査工程(S12)を行い、所期の修正が実行されたか否かを検査する。検査不要と判断した場合には、次のS14に進む。修正後に再検査を行う方が、より保証精度を高めることができる。
S14における第1の膜成膜工程は、芯材となる凹凸構造30a、30b上に第1の膜40を成膜する工程である(図4(C)参照)。第1の膜40は、材料に応じて蒸着法、スパッタ法、CVD法などにより成膜することができる。なかでも、より緻密な膜を得るためにスパッタ法を用いるとよい。スパッタ法は粒子の直進性が高いので、凹凸構造の側壁をテーパー状にするか、第1基材を傾けて成膜するとよい。第1の膜40は、凹凸構造30a、30bよりもエッチング耐性が高い材質から選択するとよい。例えば、第1基材が石英、凹凸構造30a、30bが多結晶シリコンからなる場合には、第1の膜40としてCr、Ta、Ti、Mo等、又はこれらの酸化物、窒化物、及び酸窒化物から選択するとよい。
S15における構造体作製工程は、第1の膜40に異方性エッチングを行い、凹凸構造30a、30bの側壁に配設された複数の構造体20を作製する工程である(図4(D)参照)。第1の膜40に対して、異方性エッチングを行うことで、凹凸構造30a、30bの天面及び底面にある第1の膜を選択的に除去し、第1の膜を凹凸構造30a、30bの側壁に残存させることができる。
S16における凹部形成工程は、凹凸構造30a、30bをエッチングし、第1基材10に配設され複数の構造体20を側壁とする凹部12を形成する工程である(図4(E)参照)。以上により、第1基材10の片面に凹凸構造30よりも微細なパターンを有するテンプレート100を作製することができる。
(テンプレート200の製造方法)
図3及び図5を参照して、本発明の一実施形態に係るテンプレート200の製造方法を説明する。製造工程の多くの部分はテンプレート100の製造工程と共通し、重複説明は省略する。テンプレート200の製造方法は、第1基材の一部を芯材となる凹凸構造に利用することに特徴がある。
第1基材準備工程(S11)において、無機材料からなり、それ自体に凹凸構造30が形成された第1基材10を準備する(図5(A)参照)。第1基材10は、第1基材上にレジスト(図示せず)を塗布し、このレジストをパターニングした後、レジストをマスクとして第1基材をエッチングして凹凸構造30を作製することができる。レジストのパターニングは、電子線、EUV光等の放射線露光によるリソグラフィや、マスターテンプレートを用いたインプリントリソグラフィにより行うことができる。凹凸構造30の側壁は、第1基材10の片面に対して垂直であってもよいし、テーパー形状であってもよい。後述する凹凸構造の側壁への成膜の容易性を考慮すると、テーパー形状であることが好ましい。より好ましくは第1基材10の片面と凹凸構造30の側壁のなす角度であるテーパー角度は、91°〜95°の範囲とするとよい。例えば、凹凸構造30の側壁が曲面であるような場合には、接線のうち最も傾きが大きい接線と第1基材10の片面とのなす角をテーパー角度とする。なお、第1基材10には、本発明の効果を損なわない程度に有機材料が微量に含まれていてもよく、有機材料の含有を完全に排除するものではない。
上記で説明したように、第1基材に対して検査工程(S12)、必要に応じて判断工程(S13)、修正工程(S13−1)を行う。例えば、第1基材がフォトマスクで常用される石英基材である場合には、フォトマスクの検査装置及び欠陥修正装置を用いるとよい。
修正工程を行った場合には、S13−2において再度検査工程を必要かを判断する。検査必要と判断した場合には、再度検査工程(S12)を行い、所期の修正が実行されたか否かを検査する。検査不要と判断した場合には、次のS14に進む。修正後に再検査を行う方が、より保証精度を高めることができる。
第1の膜成膜工程(S14)において、芯材となる凹凸構造30上に第1の膜40を成膜する(図5(B)参照)。第1の膜40の材質は、無機材料からなり第1基材10に対して耐エッチング性の高い材料を含むようにするとよい。第1基材10が石英からなる場合には、第1の膜40としてCr、Ta、Ti、Mo等、又はこれらの酸化物、窒化物、及び酸窒化物から選択するとよい。
構造体作製工程(S15)において、第1の膜40に異方性エッチングを行い、凹凸構造30の側壁に配設された複数の構造体20を作製する(図5(C)参照)。第1の膜40に対して、異方性エッチングを行うことで、凹凸構造30の天面及び底面にある第1の膜を選択的に除去し、第1の膜を凹凸構造30の側壁に残存させることができる。
凹部形成工程(S16)において、複数の構造体20をマスクとして、第1基材10をエッチングし、第1基材10に配設され複数の構造体20を側壁とする第1の深さを有する第1の凹部12aと、第1の深さよりも浅い第2の深さを有する第2の凹部12bを形成する(図5(D)参照)。以上により、テンプレート200を作製することができる。
(テンプレート300の製造方法)
図3及び図5を参照して、本発明の一実施形態に係るテンプレート300の製造方法を説明する。製造工程の凹部形成工程(S16)以前は、テンプレート200の製造工程と共通し、重複説明は省略する。
S16において、複数の構造体20をマスクとして、第1基材10の一部よりなる凹凸構造30をエッチングし、第1基材10に配設され複数の構造体20を側壁とする第1の深さを有する第1の凹部12aと、第1の深さよりも浅い第2の深さを有する第2の凹部12bを形成する(図5(E)参照)。以上により、テンプレート300を作製することができる。テンプレート300の第1の凹部12aの側壁は、図示における上端部(テンプレート天面側)が構造体20からなり、一方、下端部が第1基材10からなる。
(テンプレート400の製造方法)
図5〜図7を参照して、本発明の一実施形態に係るテンプレート400の製造方法を説明する。図6は、本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの製造方法を説明するフローチャートであり、S21〜S26と図3に示すフローチャートのS11〜S16はそれぞれ対応し略同様であるため、S27について詳細に説明を行う。製造工程の凹部形成工程であるS26以前は、テンプレート300の製造工程と共通する。
図7は、本発明の一実施形態に係るナノインプリント用テンプレートの製造方法を説明する工程断面図であり、図7(A)は、構造体をマスクとして第1基材をエッチングした状態を示す。図7(A)に至る前には、片面に芯材となる凹凸構造が形成され、かつ無機材料からなる第1基材を準備する第1基材準備工程(S21)、凹凸構造に電子線を照射し凹凸構造から発生する電子を検出して、凹凸構造の外観を検査する検査工程(S22)、必要に応じて判断工程(S23)及び修正工程(S23−1)、第1基材の片面に第1の膜を成膜する第1の膜成膜工程(S24)、第1の膜に異方性エッチングを行い、凹凸構造の側壁に配設された複数の構造体を作製する構造体作製工程(S25)、を経る。これらの工程断面図については、図5(A)〜(E)を参照されたい。
S26において、構造体を第1基材10から除去して、第1基材10の片面に第1の深さを有する第1の凹部12aと、第1の深さよりも浅い第2の深さを有する第2の凹部12bとを有するテンプレート400を作製する(図7(B)参照)。構造体の除去手段は、材質に応じて選択することができ、ドライエッチングやウェットエッチングにより行うことができる。
<レプリカテンプレートの製造方法>
次に、図8を参照して、上述のテンプレート100〜400を用いてレプリカテンプレートを作製する方法について説明する。なお、説明の便宜上、テンプレートとしてテンプレート200を用いた例を示すが、テンプレート100、300、400を用いてもよい。また、以下では、光インプリント法によりレプリカテンプレートを作製する態様を示すが、熱インプリント法を用いてもよい。
被転写側の基材である第2基材510を準備する。第2基材510の材質に制限はなく、石英やソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス等のガラス、シリコンやガリウム砒素、窒化ガリウム等の半導体、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂基板、金属基板、あるいは、これらの材料の任意の組み合わせからなる複合材料基板であってよい。光インプリント法を行う場合には、テンプレート及び第2基材の少なくとも一方を光透過性がある材質を選択するとよい。第2基材510の厚みは、材料強度、取り扱い適性等を考慮して設定することができ、例えば、300μm〜10mmの範囲で適宜設定することができる。
第2基材510上にインクジェット法、スピンコート法等の公知の塗布法により、被転写材料522を供給する。被転写材料は、光硬化性樹脂である。テンプレートと第2基材とを対向させて配置し、両者の間隔を縮め、テンプレート200と被転写材料522とを接触させる。接触とともに被転写材料522は、テンプレート200の面方向への展開、及び第1の凹部12a、第2の凹部12b内への侵入が起こる。第1の凹部12aは、第2の凹部12bよりも深い凹部であるので、接触時に被転写材料を凹部に引き込むキャピラリーフォースが相対的に大きい。その結果、被転写材料に含まれる気泡は、被転写材料の移動とともに当該凹部に引き込まれやすい。第1の凹部12aにより成形される被転写材料の高さは、第2の凹部12bのそれよりも高くなる。第1の凹部12aにより成形される被転写材料の高さを、成形後に必要とされる高さ(第2の凹部12bの深さに等しい)よりも高くすることで、第1の凹部12a内に気泡が引き込まれても転写欠陥となる可能性が低い。したがって、転写欠陥を低減することができる。
硬化工程は、テンプレートと第2基材との間に被転写材料を介在させた状態で、前記被転写材料を硬化させる工程である(図8(A)参照)。第1の凹部12a、第2の凹部12bに被転写材料522が充填された後、被転写材料522に光を照射して被転写材料522を硬化させる。被転写材料522への光照射は、テンプレート側又は第2基材側のいずれから行ってもよい。テンプレート側から光照射を行う場合、構造体をCr、Ta、Ti、Mo等、又はこれらの酸化物、窒化物、及び酸窒化物などの遮光性の材質としておくことで、露光後の残膜部の硬化が十分に進行せずエッチングで除去しやすくなる。
離型工程は、テンプレートと硬化した被転写材料を引離し、第2基材上に転写層を形成する工程である(図8(B)参照)。テンプレート200を被転写材料522から引離すと、第2基材510上に第1の凹部及び前記第2の凹部に対応して高さの異なる部位を含む転写層524が形成される。
離型工程の転写層524の残膜をエッチングにより除去し、第2基材510の一部を露出させる(図8(C)参照)。転写層524の残膜は、例えば、酸素プラズマによるエッチングで除去することができる。
複製パターン形成工程は、露出した前記第2基材に対してエッチングを行い、深さが揃った複製パターンを形成する工程である(図8(D)参照)。残膜を除去した転写層524をマスクとして第2基材510をエッチングし、第2基材510に複製パターン530を形成する。以上により、レプリカテンプレート500を作製することができる。
<半導体装置の製造方法>
次に、図9及び図10を参照して、上述のテンプレート100〜400、及びレプリカテンプレート500のいずれかを用いて半導体装置を作製する方法について説明する。なお、以下では半導体装置の代表的な製造工程に適用した態様を説明するが、これに限定されるものではない。
(ゲート電極のパターニング)
本態様は、ナノインプリントリソグラフィによりゲート電極をパターニングする工程を含む、半導体装置の製造方法に関する。図9は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式図であり、ゲート電極のパターニングに上記テンプレート又は上記レプリカモールドによるナノインプリントリソグラフィを行う態様を示す。不純物を注入してソース電極712、ドレイン電極714が形成された半導体基板710を準備する。半導体基板710上にSiO2などの絶縁層720を介して、多結晶シリコンなどの導電層730を形成する(図9(A)参照)。導電層730上にレジスト(図示せず)を塗布し、レジストをテンプレート又はレプリカテンプレートによりパターニングしてレジストパターン(図示せず)を作成する。このレジストパターンをもとに導電層730をエッチングし、ゲート電極732を形成する(図9(B)参照)。上記の工程を経て半導体装置が作製される。
(導通ビアの形成)
本態様は、ナノインプリントリソグラフィにより絶縁層をパターニングする工程と、該絶縁層にダマシン法により導電材料を配設する工程と、を含む、半導体装置の製造方法に関する。図10は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する模式図であり、層間接続用の導通ビアの形成に上記テンプレート又は上記レプリカモールドによるインプリントを行う態様を示す。配線層830及び絶縁層822、824が積層して形成された半導体基板810を準備する。最上層の絶縁層824をテンプレート又はレプリカテンプレートによりパターニングして貫通孔824a、824bを形成する(図10(B)参照)。貫通孔824a、824bにダマシン法により、導電材を充填して導通ビア832a、832bを形成する(図10(C)参照)。上記工程を経て半導体装置が作製される。
<磁気記録媒体の製造方法>
次に、図11を参照して、上述のテンプレート100〜400、及びレプリカテンプレート500のいずれかを用いて磁気記録媒体を作製する方法について説明する。なお、以下では磁気記録媒体の代表的な製造工程に適用した態様を説明するが、これに限定されるものではない。
本態様は、パターニングされたレジストを介して磁性層をパターニングし、パターニングされた該磁性層に磁性分離材料を配設する工程を含む、磁気記録媒体の製造方法に関する。図11は、本発明の一実施形態に係る磁気記録媒体の製造方法を説明する模式図である。磁性層920が形成されたディスク基板910を準備する(図11(A)参照)。磁性層920上にレジスト(図示せず)を塗布し、レジストをテンプレート又はレプリカテンプレートによりパターニングしてレジストパターン(図示せず)を作成する。このレジストパターンをもとに磁性層920をエッチングし、凹部920a〜920dを形成する(図11(B)参照)。凹部920a〜920dに磁性分離材料を充填して記録ビット930a〜930dを作製する(図11(C)参照)。上記工程を経て磁気記録媒体が作製される。
100,200,300,400,1000…テンプレート、10…第1基材、12…凹部、12a…第1の凹部、12b…第2の凹部、20…構造体、30,30a,30b…凹凸構造、35…第1の層、510…第2基材、522…転写材料、524…転写層、530…複製パターン、710…半導体基板、712…ソース電極、714…ドレイン電極、720…絶縁層、730…導電層、732…ゲート電極、810…半導体基板、822,824…絶縁層、824a,824b…貫通孔,830…配線層,832a,832b…導通ビア、910…ディスク基板、920…磁性層、920a,920b,920c,920d…凹部、930a,930b,930c,930d…記録ビット

Claims (16)

  1. 無機材料からなる第1の層が片面に形成された第1基材を準備する第1基材準備工程と、
    前記第1の層をエッチングし、底壁及び側壁を含む凹凸構造を作製する凹凸構造作製工程と、
    前記凹凸構造に電子線を照射し前記凹凸構造から発生する電子を検出して、前記凹凸構造の外観を検査する検査工程と、
    前記凹凸構造上に第1の膜を成膜する第1の膜成膜工程と、
    前記第1の膜に異方性エッチングを行い、前記凹凸構造の側壁に配設された複数の構造体を作製する構造体作製工程と、
    前記凹凸構造をエッチングし、前記第1基材に配設された前記構造体を側壁とする凹部を形成する凹部形成工程と、
    を含むことを特徴とするナノインプリント用テンプレートの製造方法。
  2. 底壁及び側壁を含む凹凸構造が片面に形成され、かつ無機材料からなる第1基材を準備する第1基材準備工程と、
    前記凹凸構造に電子線を照射し前記凹凸構造から発生する電子を検出して、前記凹凸構造の外観を検査する検査工程と、
    前記第1基材の片面に第1の膜を成膜する第1の膜成膜工程と、
    前記第1の膜に異方性エッチングを行い、前記凹凸構造の側壁に配設された複数の構造体を作製する構造体作製工程と、
    前記構造体をマスクとして前記第1基材をエッチングし、前記構造体を側壁の一部に含み第1の深さを有する第1の凹部、及び前記構造体を側壁の少なくとも一部に含み前記第1の深さよりも浅い第2の深さを有する第2の凹部を形成する凹部形成工程と、
    を含むことを特徴とするナノインプリント用テンプレートの製造方法。
  3. 前記検査工程後、
    前記凹凸構造を修正する修正工程をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2記載のナノインプリント用テンプレートの製造方法。
  4. 前記構造体は、前記第1基材に対して光透過性が低いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のナノインプリント用テンプレートの製造方法。
  5. 前記第1基材の材質は石英であり、
    前記構造体の材質は、Cr、Ta、Ti、Moのいずれか1種以上を含む化合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のナノインプリント用テンプレートの製造方法。
  6. 底壁及び側壁を含む凹凸構造が片面に形成され、かつ無機材料からなる第1基材を準備する第1基材準備工程と、
    前記凹凸構造に電子線を照射し前記凹凸構造から発生する電子を検出して、前記凹凸構造の外観を検査する検査工程と、
    前記第1基材の片面に第1の膜を成膜する第1の膜成膜工程と、
    前記第1の膜に異方性エッチングを行い、前記凹凸構造の側壁に配設された複数の構造体を作製する構造体作製工程と、
    前記構造体をマスクとして前記第1基材をエッチングし、その後、前記構造体を除去して、第1の深さを有する第1の凹部、及び第1の深さよりも浅い第2の深さを有する第2の凹部を形成する凹部形成工程と、
    を含むことを特徴とするナノインプリント用テンプレートの製造方法。
  7. 前記検査工程後、
    前記凹凸構造を修正する修正工程をさらに含むことを特徴とする請求項6記載のナノインプリント用テンプレートの製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の方法により製造されたテンプレートを用いてレプリカテンプレートを製造する方法であって、
    前記テンプレートと第2基材との間に被転写材料を介在させた状態で、前記被転写材料を硬化させる硬化工程と、
    前記硬化工程後、前記テンプレートと前記被転写材料とを引離し、前記第2基材上に前記テンプレートの凹部に対応して高さの異なる部位を含む転写層を形成する離型工程と、
    前記転写層をエッチングして前記第2基材の一部を露出させ、露出した前記第2基材に対してエッチングを行い、複製パターンを形成する複製パターン形成工程と、を含むことを特徴とするレプリカテンプレートの製造方法。
  9. 前記硬化工程に先立ち、
    前記被転写材料を前記第2基材上に供給し、前記被転写材料と前記テンプレートとを接触させるインプリント工程をさらに含むことを特徴とする請求項8記載のレプリカテンプレートの製造方法。
  10. 請求項1〜7のいずれか1項記載の方法により製造されたテンプレートを用いて、ナノインプリントリソグラフィを行う工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項1〜7のいずれか1項記載の方法により製造されたテンプレートを用いて、ナノインプリントリソグラフィを行う工程を含むことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  12. 請求項8又は9記載の方法により製造されたレプリカテンプレートを用いて、ナノインプリントリソグラフィを行う工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 請求項8又は9記載の方法により製造されたレプリカテンプレートを用いて、ナノインプリントリソグラフィを行う工程を含むことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  14. 片面に、第1の深さを有する第1の凹部と、前記第1の深さよりも浅い第2の深さを有する第2の凹部とを有する第1基材と、
    前記第1基材の片面に配設され、前記第1の凹部の側壁の一部、又は前記第2の凹部の側壁の少なくとも一部を構成する複数の構造体と、を有し、
    前記構造体の材質は、前記第1基材の材質とは異なるものであることを特徴とするナノインプリント用テンプレート。
  15. 前記構造体は、前記第1基材に対して光透過性が低いことを特徴とする請求項14記載のナノインプリント用テンプレート。
  16. 前記第1基材の材質は石英であり、
    前記構造体の材質は、Cr、Ta、Ti、Moのいずれか1種以上を含む化合物であることを特徴とする請求項14又は15記載のナノインプリント用テンプレート。
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