JP2013140095A - クリープ損傷を受ける金属の余寿命診断装置および余寿命診断プログラム - Google Patents

クリープ損傷を受ける金属の余寿命診断装置および余寿命診断プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2013140095A
JP2013140095A JP2012000731A JP2012000731A JP2013140095A JP 2013140095 A JP2013140095 A JP 2013140095A JP 2012000731 A JP2012000731 A JP 2012000731A JP 2012000731 A JP2012000731 A JP 2012000731A JP 2013140095 A JP2013140095 A JP 2013140095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
void
area
candidate
remaining life
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012000731A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Kenzume
達也 縣詰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2012000731A priority Critical patent/JP2013140095A/ja
Publication of JP2013140095A publication Critical patent/JP2013140095A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
  • Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)

Abstract

【課題】余寿命診断の作業効率を向上させる。
【解決手段】
余寿命診断システムでは、ボイド候補抽出処理(S5)において、表面画像データに含まれる点状画像データに対し、大きさと形状に基づいてボイド画像データの候補となる候補画像データか否かを判定する。また、ボイド検出・カウント処理(S7)において、候補画像データの位置情報と粒界画像データの位置情報とに基づき、候補画像データが粒界画像データと重なっているか否かを判定し、候補画像データのうちの重なっているものをボイド画像データとして抽出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、クリープ損傷を受ける金属の余寿命診断装置および余寿命診断プログラムに関する。
発電施設が有するボイラーやタービンといったプラント機器では、動力用蒸気などの高温高圧流体が扱われている。年単位の長時間に亘って使用されると、ボイラーやタービンを構成する金属(例えばクロムモリブデン鋼やステンレス鋼)には、クリープ損傷などの経年劣化損傷が生じる。過度な損傷は機器の破損につながるため、プラント機器を長期間に亘って安全に使用するには、金属の余寿命を診断して適切な時期にメンテナンスを行うことが求められる。
ここで、メンテナンスサイクルを短く設定すると安全率が高まるものの、メンテナンス回数が増えるのでコストが嵩んでしまう。反対に、メンテナンスサイクルを長く設定すると、メンテナンス回数が減ってコストを抑制できるものの、安全率が低くなってしまう。このため、余寿命の診断精度を向上させ、メンテナンスサイクルを適切に定めることが重要になっている。
診断精度を向上させるため、種々の余寿命診断方法が開発されている。その診断手法の一つにAパラメータ法がある。Aパラメータ法は非破壊診断方法の一種であり、ボイドが生じた粒界(ボイド発生粒界)の数と観察粒界の総数との比率を指標として余寿命を求める方法である。以下に示す特許文献1〜3には、Aパラメータ法を用いた診断方法が開示されている。
また、診断手法の他の一つにDパラメータ法がある。非特許文献1に示すように、Dパラメータ法では、金属表面の粒界を撮影した顕微鏡写真を用い、応力方向と垂直な方向の垂直粒界及び損傷程度の高い(ボイドが多く発生している)損傷粒界を判定し、垂直粒界の全数と損傷粒界の全数の比率を指標として余寿命を求める。
特開2010−14600号公報 特開2008−209344号公報 特開2003−106947号公報
菊地賢司,加治芳行,材料,44−505(1995),1244
前述のAパラメータ法及びDパラメータ法の何れも粒界上のボイドを画像から抽出する必要があるが、コンピュータを用いて、金属表面の画像データからボイド画像データを抽出することはこれまで行われていなかった。このため、金属表面の顕微鏡画像からボイドを抽出する作業は、手作業で行われているのが現状であり、作業効率を高めることが困難という問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンピュータを用いて、金属表面の画像データからボイド画像データを抽出できるようにすることで、余寿命診断の作業効率を向上させることにある。
前記目的を達成するため、本発明は、クリープ損傷を受ける金属表面についての表面画像データを取得する表面画像データ取得手段と、取得した前記表面画像データからボイドについてのボイド画像データを抽出するボイド画像データ抽出手段と、抽出した前記ボイド画像データを用いて前記金属の余寿命を評価する余寿命診断手段とを有する余寿命診断装置であって、前記ボイド画像データ抽出手段は、前記表面画像データに含まれる点状画像データに対し、大きさと形状に基づいてボイド画像データの候補となる候補画像データか否かを判定し、前記候補画像データの位置情報と前記表面画像データに含まれる線状の粒界画像データの位置情報とに基づいて、前記候補画像データが前記粒界画像データと重なっているか否かを判定し、前記候補画像データのうちの重なっているものを前記ボイド画像データとして抽出することを特徴とする。
本発明によれば、ボイド画像データ抽出手段が、点状画像データの大きさと形状に基づいて候補画像データか否かを判定し、粒界画像データと重なっている候補画像データをボイド画像データとして抽出しているので、表面画像データからボイド画像データを抽出することができる。その結果、コンピュータによる自動化が図れ、余寿命診断の作業効率を向上させることができる。
前述の余寿命診断装置において、前記ボイド画像データ抽出手段は、前記点状画像データの面積がボイドの最大面積と最小面積の範囲内にあり、かつ、前記点状画像データの外接円に対する面積比が判断基準値以上である場合に、当該点状画像データが前記候補画像データであると判定することが好ましい。この構成では、丸くない点状画像データを候補から外すことができるので、ボイド画像データの抽出精度を高めることができる。
前述の余寿命診断装置において、前記ボイド画像データ抽出手段は、前記点状画像データの面積がボイドの最大面積と最小面積の範囲内にあり、かつ、前記点状画像データの細線化前後の面積比が判断基準値以上である場合に、当該点状画像データが前記候補画像データであると判定することが好ましい。この構成では、細い形状の点状画像データを候補から外すことができるので、ボイド画像データの抽出精度を高めることができる。
前述の余寿命診断装置において、前記ボイド画像データ抽出手段は、前記点状画像データの面積がボイドの最大面積と最小面積の範囲内にあり、かつ、前記点状画像データの面積が前記最大面積よりも小さい判定面積以下である場合に、前記点状画像データの外接円に対する面積比が判断基準値以上であるか否かで当該点状画像データが前記候補画像データであるか否かを判定し、前記点状画像データの面積がボイドの最大面積と最小面積の範囲内にあり、かつ、前記点状画像データの面積が前記判定面積よりも大きい場合に、前記点状画像データの細線化前後の面積比が判断基準値以上であるか否かで当該点状画像データが前記候補画像データであるか否かを判定することが好ましい。この構成では、点状画像データの大きさに応じて適した判定処理を選択できるので、ボイド画像データの抽出精度を高めることができる。
前述の余寿命診断装置において、前記ボイド画像データ抽出手段は、前記点状画像データの面積がボイドの最大面積以上であっても、前記点状画像データの幅が判断基準値以下である場合には、当該点状画像データが前記候補画像データであると判定することが好ましい。この構成では、複数のボイドが連続的につながったボイド群を候補にすることができ、ボイド画像データの抽出精度を高めることができる。
また、本発明は、クリープ損傷を受ける金属表面についての表面画像データを取得する表面画像データ取得ステップと、取得した前記表面画像データからボイドについてのボイド画像データを抽出するボイド画像データ抽出ステップと、抽出した前記ボイド画像データを用いて前記金属の余寿命を評価する余寿命診断ステップとをコンピュータに行わせる余寿命診断プログラムであって、前記ボイド画像データ抽出ステップでは、前記表面画像データに含まれる点状画像データに対し、大きさと形状に基づいてボイド画像データの候補となる候補画像データか否かを判定させ、前記候補画像データの位置情報と前記表面画像データに含まれる線状の粒界画像データの位置情報とに基づいて、前記候補画像データが前記粒界画像データと重なっているか否かを判定させ、前記候補画像データのうちの重なっているものを前記ボイド画像データとして抽出させることを特徴とする。
クリープ損傷を受ける金属の余寿命を診断するに際し、金属表面の画像データからボイド画像データを抽出することができ、余寿命診断の作業効率を高めることができる。
余寿命診断システムの構成を示す外観図である。 余寿命診断システムの構成を示すブロック図である。 余寿命診断手順を説明するフローチャートである。 マトリクス状に撮影された複数の表面画像データを説明する図である。 表面画像データの一部を拡大して示す図である。 大きさに基づく判定により、一部の点状画像データを除去した表面画像データを示す図である。 (a),(b)は小さい点状画像データに対する外接円による判定を説明する図である。(c),(d)は大きい点状画像データに対する細線化による判定を説明する図である。 表面画像データにおける、細い点状画像データ(GP15)が残っている部分を示す図である。 形状に基づく判定により、細い点状画像データを除去した表面画像データを示す図である。 粒界抽出処理を説明する図である。 余分な線状画像データを削除し、欠けている線状画像データを補完した粒界画像データを説明する図である。 粒界抽出処理まで終了した状態の表面画像データを説明する図である。 ボイド抽出・カウント処理で抽出されたボイド画像データと粒界画像データを説明する図である。 Aパラメータ法での余寿命診断処理を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。まず、余寿命診断システムについて説明する。図1に示すように、本実施形態の余寿命診断システム1は、走査型電子顕微鏡2(以下単にSEM2という)と診断用コンピュータ3とを有する。
SEM2は、電子線を絞って電子ビームとして測定対象であるレプリカに照射し、このレプリカから放出される二次電子を検出することで、レプリカの画像データ(すなわち、金属表面の画像データ)を得る装置である。SEM2は、例えば図2に示すように、電子銃21と、磁界レンズ22と、試料ステージ23と、二次電子検出器24とを備えている。
電子銃21は電子線を放出する部分であり、例えば熱電子を電位差によって加速させて放出する。磁界レンズ22は電子線を集束させる部分であり、例えば磁界を発生させるコイルを備えている。このコイルに流す電流を調整することで発生される磁界の強さを変えることができ、電子銃21から放出された電子線の集束度合いを調整できる。試料ステージ23は測定対象となるレプリカが載置される部分であり、レプリカの向きや高さを調整することができる。これにより、レプリカにおける所望の位置に電子線を照射することができる。二次電子検出器24は、電子線の照射によって測定対象から放出された二次電子を検出する部分である。検出された二次電子の量に応じた画像信号が診断用コンピュータ3に送信される。
診断用コンピュータ3は、SEM2と通信してSEM2の動作制御を行うとともに、SEM2より受信した画像信号からSEM画像を得る装置である。そして、得られたSEM画像に基づいて余寿命診断を行う。このため、診断用コンピュータ3は、余寿命診断装置に相当する。この診断用コンピュータ3は、例えば図2に示すように、コンピュータ本体31と、表示部32と、入力部33とを有する。
コンピュータ本体31は、診断用コンピュータ3による各種制御を行う部分であり、CPU34と、メモリ35と、データ記憶部36とを有している。CPU34は、制御の中心となる部分であり、メモリ35に記憶された動作プログラムに従って動作する。メモリ35は、SRAMやハードディスクといった各種の記憶デバイスによって構成され、動作用のプログラムを記憶する他、動作時におけるデータの記憶を行うワークエリアとしても機能する。データ記憶部36もまた、SRAMやハードディスクといった各種の記憶デバイスによって構成され、各種の画像データや診断用のマスターカーブ(図示せず)の基となるデータなどが記憶される。
表示部32は、SEM画像やSEM2に対する操作画像といった各種の画像を表示する部分であり、例えば液晶ディスプレイによって構成される。入力部33は、作業者の各種操作を受け付ける部分であり、例えばキーボード33aやマウス33bによって構成される。
この余寿命診断システム1では、SEM2の動作が診断用コンピュータ3を通じて制御される。そして、診断用コンピュータ3では、SEM2から送信された画像信号に基づいてレプリカのSEM画像データ(対象金属の表面画像データ)を取得し、対象金属の余寿命を診断する。
図3は、余寿命の診断処理を説明するフローチャートである。この診断処理は、CPU34がメモリ35に記憶された動作プログラムを実行することで行われる。従って、動作プログラムは、コンピュータに余寿命の診断処理を行わせるためのコンピュータプログラムに相当する。
この診断処理では、レプリカ採取処理(S1)、SEM観察処理(S2)、観察画像取得処理(S3)、画像前処理(S4)、ボイド候補抽出処理(S5)、粒界抽出処理(S6)、ボイド検出・カウント処理(S7)、及び余寿命診断評価(S8)が行われる。
これらの処理のうち、ステップS3の観察画像取得処理は、表面画像データ取得ステップに相当し、クリープ損傷を受ける金属表面についての表面画像データが取得される。この観察画像取得処理を実行するとき、コンピュータ本体31は表面画像データ取得手段として機能する。そして、ステップS5からS7までの各処理はボイド画像データ抽出ステップに相当し、表面画像データからボイドについてのボイド画像データが抽出される。これらの各処理を実行するとき、コンピュータ本体31はボイド画像データ抽出手段として機能する。また、ステップS8の余寿命診断評価は、余寿命診断ステップに相当し、ボイド画像データや粒界画像データに基づいて金属の余寿命が評価される。この余寿命診断評価を実行するとき、コンピュータ本体31は余寿命診断手段として機能する。
なお、本実施形態では、ボイラー機器に広く使用されている2.25%Cr−1%Mo鋼といった低合金鋼配管の溶接熱影響部(HAZ部)の余寿命を診断する場合について説明する。
レプリカ採取処理(S1)は、測定対象物における損傷が予測される対象部位(本実施形態ではHAZ部)について金属表面の組織をプラスチックフィルムに転写し、レプリカ(組織が転写されたプラスチックフィルム)を採取する処理である。このレプリカ採取処理では、鋼管の診断対象部位をグラインダー等で鏡面に研磨した後にエッチングを行う。その後、プラスチックフィルムを対象部位に張り付けて組織を転写することでレプリカを採取する。
SEM観察処理(S2)は、採取されたレプリカをSEM2で観察する処理である。このSEM観察処理では、前処理として金などの蒸着処理を行い、レプリカの表面に金などの蒸着膜を形成する。蒸着膜を形成したならば、SEM2による観察を行う。例えば、試料ステージ23の上に蒸着膜が形成されたレプリカを載置し、診断用コンピュータ3を操作してレプリカの表面形状、すなわち金属表面の組織を観察する。
この場合において、診断用コンピュータ3は、SEM2から送信された画像信号に基づいてレプリカのSEM画像データを生成し、表示部32に表示させる。作業者は、入力部33を操作することで、粒界が表示部32で視認できるように表示倍率を定める。また、作業者は、入力部33を操作することで試料ステージ23を動作させ、レプリカの観察方向を定める。例えば、HAZ部に作用する応力の方向と推定される方向が、表示部32の表示画面において横方向となるように観察方向を定める。
観察画像取得処理(S3)では、診断用コンピュータ3が、SEM2で撮影された観察画像に対応する画像データを取得する。例えば、作業者による入力部33の操作によって撮影が指示されると、診断用コンピュータ3は、生成した表面画像データをデータ記憶部36に記憶させる。このとき、診断用コンピュータ3は、SEM2を制御して試料ステージ23を移動させつつ画像信号を取得し、平面方向へマトリクス状(行列状)に並ぶ複数の表面画像データを得る。すなわち、複数のSEM画像が撮影される。その結果、余寿命の算出に必要な平面範囲に亘って、複数の表面画像データが取得される。この表面画像データは、表示部32での表示画面に対応した横長矩形状範囲の画像データである。このため、表示画像と同様に、横方向が応力推定方向に相当する。
なお、本実施形態では、図4に示すように、A列〜G列、及び、第1行〜第6行からなる42枚の表面画像データを取得した場合を例に挙げて説明する。便宜上、以下の説明では、A列第1行の表面画像データを表面画像データGR(A1)と、B列第1行の表面画像データを表面画像データGR(B1)と表し、以下同様に、G列第6行の表面画像データを表面画像データGR(G6)と表す。
図4に示す表面画像データGRにおいて、線状に描かれている部分が粒界画像データGL及び線状のノイズ画像データGLNである。また、点状(円形,楕円形,長円形)に描かれている部分がボイド画像データGP及び点状のノイズ画像データGPNである。なお、ボイド画像データGP及び点状のノイズ画像データGPNのうち、黒く塗りつぶされている画像データがボイド画像データGPを示している。そして、表面画像データGRに含まれる線状画像データ(粒界画像データGLや線状のノイズ画像データGLN)については、始点座標と終点座標のデータがコンピュータ本体31のデータ記憶部36に記憶される。また、点状画像データ(ボイド画像データGPや点状のノイズ画像データGPN)については、外周を囲む線分の座標データや面積のデータがデータ記憶部36に記憶される。
画像前処理(S4)では、表面画像データGRがカラー画像データである場合にグレースケール画像データへ変換したり、表面画像データGRに対してボイド検出対象範囲を設定したりする。ボイド検出対象範囲の設定では、例えば、表示部32と入力部33によって、表面画像データGRにおける二点のXY座標が指定され、これら二点を角部とする矩形状部分がボイド検出対象範囲として設定される。便宜上、以下の説明では、表面画像データGR(A1)〜GR(G6)の全てがボイド検出対象範囲であるとする。
画像前処理(S4)が終了すると、ボイド候補抽出処理(S5)及び粒界抽出処理(S6)が行われる。本実施形態では2つの処理を並行して行っているが、これに限定されない。例えば、粒界抽出処理(S6)を行った後に候補抽出処理(S5)を行ってもよく、その逆の順序としてもよい。
ボイド候補抽出処理(S5)では、取得した表面画像データGRに含まれる点状画像データGP,GPNからボイドの候補となる候補画像データを抽出する。本実施形態では、濃度階調変換処理と、平滑化処理と、2値化処理と、除外処理とを行うことで、候補画像データを抽出している。
濃度階調変換処理では、表面画像データGRに対してヒストグラム均一化処理、すなわちヒストグラムの累積度数のグラフの傾きが一定になるように変換する処理が行われる。この処理よって、画像毎の画像濃度の偏りが軽減される。平滑化処理では、ヒストグラム均一化処理が行われた表面画像データGRに対し、ガウシアンフィルタやメディアンフィルタを適用することで、画像のノイズを軽減し、画像を滑らかにする。2値化処理では、平滑化処理が行われた表面画像データGRに対して所定濃度の閾値を適用して2値化し、2値化画像データを得る。
除外処理では、2値化画像データに含まれる点状画像データGP,GPNの中から、大きさと形状に基づいて点状のノイズ画像データGPNを除外する。本実施形態では、ボイドの大きさ(面積)が所定の範囲に収まることに着目し、点状画像データGP,GPNの面積がボイドの最大面積と最小面積の範囲外である場合に、その点状画像データについてはノイズ画像データGPNとして除外する。なお、最大面積と最小面積については、コンピュータ本体31のメモリ35やデータ記憶部36に予め記憶されている。
図5に示す例では、4つの表面画像データGR(A1)〜(B2)の中に10個の点状画像データGP1〜GP10が含まれている。これらの点状画像データGP1〜GP10のうち、点状画像データGP3,GP10については、その面積がボイドの最大面積よりも大きいとして、点状のノイズ画像データGPNと判定される。また、点状画像データGP7については、その面積がボイドの最小面積よりも小さいとして、同様に点状のノイズ画像データGPNと判定される。その結果、図6に示すように、7個の点状画像データGP1,GP2,GP4〜6,GP8,GP9が残ることになる。
大きさに基づく除外判定を行ったならば、形状に基づく除外判定を行う。形状に基づく除外判定では、発生初期の小さなボイドと十分に大きくなったボイドとで判定手法を分けている。すなわち、発生初期の小さなボイドは円形に近くなる傾向があるため、円形に近いか否かで判定をしている。また、成長したボイドは形状にばらつきが生じることから、線状に近いか否かで判定をしている。
このため、本実施形態では、ボイドの最小面積よりも大きく、最大面積よりも小さい面積の判定面積(判断基準値)を設定し、判定対象となる点状画像データGP,GPNの面積が最小面積以上であって判定面積以下の場合には、小さい点状画像データと判定して前者の判定手法を適用する。また、判定対象となる点状画像データGP,GPNの面積が判定面積よりも大きく最大面積以下の場合には、大きい点状画像データと判定して後者の判定手法を適用する。
すなわち、小さい点状画像データに対しては、例えば図7(a),(b)に示すように、その点状画像データGP´について外接円CIRを描き、描いた外接円CIRの面積と点状画像データGP´の面積の比率を算出する。そして、算出された比率が判断基準値以下である場合に、言い換えれば点状画像データGP´の形状が線形に近い場合に、ノイズ画像データGPNとして除外する。この例では、図7(a)に示す点状画像データGP´は候補画像データとして残され、図7(b)に示す点状画像データGP´はノイズ画像データGPNとして除外される。
また、大きい点状画像データに対しては、例えば図7(c),(d)に示すように、その点状画像データGP´に対する細線化処理を行い、細線化前後における面積の比率を算出する。そして、算出された比率が判断基準値以下である場合に、言い換えれば点状画像データGP´の形状が線形に近い場合に、ノイズ画像データGPNとして除外する。この例では、図7(c)に示す点状画像データGP´は候補画像データとして残され、図7(d)に示す点状画像データGP´はノイズ画像データGPNとして除外される。
図8に示す例では、4つの表面画像データGR(D1)〜GR(E2)の中に7個の点状画像データGP11〜GP17が含まれている。これらの点状画像データGP1〜GP17のうち、点状画像データGP15については、その面積が最小面積以上であって判断基準値未満であり、かつ、外接円CIRに対する面積比が判断基準値以下であることから、ノイズ画像データGPNと判定される。その結果、図9に示すように、6個の点状画像データGP11〜GP14,GP16,GP17が候補画像データとして残ることになる。
次に、粒界抽出処理(S6)について説明する。この粒界抽出処理では、前述の2値化画像データに含まれる輪郭画像データを抽出する。この輪郭画像データは粒界の候補となる線状の画像データである。そして、前処理として、抽出した輪郭画像データを膨張(拡大)させた後に、内部の空洞部分(黒い部分)を白く塗り潰し、元の大きさまで収縮(縮小)させる。この前処理を行うことで、ノイズが低減され、ひげのように枝分かれする画像の生成を抑制できる。
前処理が行われたならば、輪郭画像データを細線化する細線化処理を行う。この細線化処理は、輪郭画像データにおける線幅を狭め、中心に位置する1画素を残す処理である。次に、細線化された輪郭画像データについて、細線化された領域を近似する多角形の頂点が求められる。図10の例では5つの頂点P1〜P5が求められる。
頂点が求められたならば、粒界候補同士の結合を行う。ここでは、一定長さ以上の輪郭画像データを粒界候補データとして選択する。図10の例では、12本の粒界候補データGL1〜GL12が選択されている。そして、各粒界候補データGL1〜GL12について互いに結合を行う。この結合処理では、所定範囲内にあって方向の連続性が保たれている粒界候補データ同士を結合する。例えば、粒界候補データGL1,GL2については、頂点P1に向かって方向の連続性が保たれている。このため、粒界候補データGL1,GL2を頂点P1に向かって延長し、粒界候補データGL3と結合する。また、粒界候補データGL9については、延長しても他の粒界候補データGL2,GL10の途中に交差してしまうので、方向性に連続性がないと判定される。このため、粒界候補から除外される。
その結果、図11に示すように、11本の粒界候補データGL1〜8,GL10〜12が粒界画像データGLとして抽出される。なお、説明は省略するが、粒界候補データから最小二乗法等を用いて生成した新たな直線を粒界画像データGLとしてもよい。
以上のボイド候補抽出処理(S5)及び粒界抽出処理(S6)が終了すると、ボイド検出・カウント処理(S7)が行われる。このボイド検出・カウント処理では、ボイド候補として残った候補画像データの位置情報(座標情報等)と線状の粒界画像データGLの位置情報(座標情報等)とに基づいて、候補画像データが粒界画像データGLと重なっているか否かが判定される。そして、候補画像データのうちの重なっているものがボイド画像データGPとして抽出される。例えば、図12に示す候補画像データについて処理を行うと、白丸で示した候補画像データGP21〜GP24が除外され、図13に示すように粒界画像データGLと重なっている候補画像データがボイド画像データGPとして抽出される。そして、抽出されたボイド画像データGPについて個数がカウントされる。
続く余寿命診断評価(S8)では、カウントされたボイド画像データGPに基づいて対象金属の余寿命が診断される。この余寿命の診断評価では、Aパラメータ法やDパラメータ法を用いることで余寿命が診断される。
Aパラメータ法を例に挙げて説明すると、図14に示すように、表面画像データGRにおける応力推定方向に参照線データRLを設定する。この場合において参照線データRLは、応力推定方向と直交する方向に所定間隔を空けて複数本設定する。そして、参照線データRLの位置情報と粒界画像データGLの位置情報とボイド画像データGPの位置情報とから、参照線データRLと交差する粒界画像データGL(便宜上、交差粒界データという)の数、及び、参照線データRLと交差するとともにボイド画像データGPが重なっている粒界画像データGL(便宜上、ボイド発生粒界データという)の数を取得する。
交差粒界データ及びボイド発生粒界データの数が取得されたならば、次式(1)に基づいてAパラメータが算出される。すなわち、ボイド発生粒界データの数を交差粒界データの数(ボイド発生粒界データの数+未発生粒界データの数)で除することで、Aパラメータが算出される。
Figure 2013140095
次に、予め取得されたマスターカーブのデータがデータ記憶部36から読み出され、算出されたAパラメータがマスターカーブにあてはめられる。これにより、対象金属の余寿命が診断される。
以上の説明から明らかなように、本実施形態の余寿命診断システム1では、ボイド候補抽出処理(S5)において、表面画像データGRに含まれる点状画像データGP,GPNに対し、大きさと形状に基づいてボイド画像データGPの候補となる候補画像データか否かを判定する。また、ボイド検出・カウント処理(S7)において、候補画像データの位置情報と粒界画像データGLの位置情報とに基づき、候補画像データが粒界画像データGLと重なっているか否かを判定し、候補画像データのうちの重なっているものをボイド画像データGPとして抽出しているので、表面画像データGRからボイド画像データGPを抽出することができる。その結果、コンピュータによる自動化が図れ、余寿命診断の作業効率を向上させることができる。
また、ボイド候補抽出処理(S5)において、点状画像データGP,GPNの面積がボイドの最大面積と最小面積の範囲内にあり、かつ、点状画像データGP,GPNの面積が判定面積以下である場合に、点状画像データGP,GPNの外接円CIRに対する面積比が判断基準値以上であるか否かで当該点状画像データGP,GPNが候補画像データであるか否かを判定し、点状画像データGP,GPNの面積がボイドの最大面積と最小面積の範囲内にあり、かつ、点状画像データGP,GPNの面積が判定面積よりも大きい場合に、点状画像データGP,GPNの細線化前後の面積比が判断基準値以上であるか否かで当該点状画像データGP,GPNが候補画像データであるか否かを判定しているので、点状画像データGP,GPNの大きさに応じて適した判定処理を選択できるので、ボイド画像データGPの抽出精度を高めることができる。
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれる。例えば、次のように構成してもよい。
前述の実施形態では、点状画像データGP,GPNの面積に基づいて外接円CIRに対する面積比を用いた判定と、細線化前後の面積比を用いた判定とを選択するようにしていたが、何れか一方の判定手法を用いてもよい。
また、ボイド候補抽出処理(S5)における大きさに基づく除外判定に関し、点状画像データGP,GPNの面積がボイドの最大面積以上であっても、点状画像データGP,GPNの幅が判断基準値以下である場合には、当該点状画像データGP,GPNを候補画像データと判定させるようにしてもよい。このように構成することで、成長した複数のボイドが連続的につながったボイド群を候補にすることができ、ボイド画像データGPの抽出精度を高めることができる。
1 余寿命診断システム
2 走査型電子顕微鏡(SEM)
21 電子銃
22 磁界レンズ
23 試料ステージ
24 二次電子検出器
3 診断用コンピュータ
31 コンピュータ本体
32 表示部
33 入力部
33a キーボード
33b マウス
34 CPU
35 メモリ
36 データ記憶部
GR 表面画像データ
GL 粒界画像データ
GLN 線状のノイズ画像データ
GP ボイド画像データ
GPN 点状のノイズ画像データ
CIR 外接円
RL 参照線データ

Claims (6)

  1. クリープ損傷を受ける金属表面についての表面画像データを取得する表面画像データ取得手段と、取得した前記表面画像データからボイドについてのボイド画像データを抽出するボイド画像データ抽出手段と、抽出した前記ボイド画像データを用いて前記金属の余寿命を評価する余寿命診断手段とを有する余寿命診断装置であって、
    前記ボイド画像データ抽出手段は、
    前記表面画像データに含まれる点状画像データに対し、大きさと形状に基づいてボイド画像データの候補となる候補画像データか否かを判定し、
    前記候補画像データの位置情報と前記表面画像データに含まれる線状の粒界画像データの位置情報とに基づいて、前記候補画像データが前記粒界画像データと重なっているか否かを判定し、前記候補画像データのうちの重なっているものを前記ボイド画像データとして抽出する、ことを特徴とする余寿命診断装置。
  2. 前記ボイド画像データ抽出手段は、
    前記点状画像データの面積がボイドの最大面積と最小面積の範囲内にあり、かつ、前記点状画像データの外接円に対する面積比が判断基準値以上である場合に、当該点状画像データが前記候補画像データであると判定することを特徴とする請求項1に記載の余寿命診断装置。
  3. 前記ボイド画像データ抽出手段は、
    前記点状画像データの面積がボイドの最大面積と最小面積の範囲内にあり、かつ、前記点状画像データの細線化前後の面積比が判断基準値以上である場合に、当該点状画像データが前記候補画像データであると判定することを特徴とする請求項1に記載の余寿命診断装置。
  4. 前記ボイド画像データ抽出手段は、
    前記点状画像データの面積がボイドの最大面積と最小面積の範囲内にあり、かつ、前記点状画像データの面積が前記最大面積よりも小さい判定面積以下である場合に、前記点状画像データの外接円に対する面積比が判断基準値以上であるか否かで当該点状画像データが前記候補画像データであるか否かを判定し、
    前記点状画像データの面積がボイドの最大面積と最小面積の範囲内にあり、かつ、前記点状画像データの面積が前記判定面積よりも大きい場合に、前記点状画像データの細線化前後の面積比が判断基準値以上であるか否かで当該点状画像データが前記候補画像データであるか否かを判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の余寿命診断装置。
  5. 前記ボイド画像データ抽出手段は、
    前記点状画像データの面積がボイドの最大面積以上であっても、前記点状画像データの幅が判断基準値以下である場合には、当該点状画像データが前記候補画像データであると判定することを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の余寿命診断装置。
  6. クリープ損傷を受ける金属表面についての表面画像データを取得する表面画像データ取得ステップと、取得した前記表面画像データからボイドについてのボイド画像データを抽出するボイド画像データ抽出ステップと、抽出した前記ボイド画像データを用いて前記金属の余寿命を評価する余寿命診断ステップとをコンピュータに行わせる余寿命診断プログラムであって、
    前記ボイド画像データ抽出ステップでは、
    前記表面画像データに含まれる点状画像データに対し、大きさと形状に基づいてボイド画像データの候補となる候補画像データか否かを判定させ、
    前記候補画像データの位置情報と前記表面画像データに含まれる線状の粒界画像データの位置情報とに基づいて、前記候補画像データが前記粒界画像データと重なっているか否かを判定させ、前記候補画像データのうちの重なっているものを前記ボイド画像データとして抽出させる、ことを特徴とする余寿命診断プログラム。
JP2012000731A 2012-01-05 2012-01-05 クリープ損傷を受ける金属の余寿命診断装置および余寿命診断プログラム Pending JP2013140095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012000731A JP2013140095A (ja) 2012-01-05 2012-01-05 クリープ損傷を受ける金属の余寿命診断装置および余寿命診断プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012000731A JP2013140095A (ja) 2012-01-05 2012-01-05 クリープ損傷を受ける金属の余寿命診断装置および余寿命診断プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013140095A true JP2013140095A (ja) 2013-07-18

Family

ID=49037646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012000731A Pending JP2013140095A (ja) 2012-01-05 2012-01-05 クリープ損傷を受ける金属の余寿命診断装置および余寿命診断プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013140095A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015210648A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 住友電気工業株式会社 金属組織画像の画像処理方法及び装置、並びに画像処理プログラム
JP2020128909A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 株式会社Ihi Ni合金のクリープ寿命評価方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02176870A (ja) * 1988-12-27 1990-07-10 Babcock Hitachi Kk 金属材料の診断装置
JP2002333405A (ja) * 2001-05-07 2002-11-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 材料寿命の評価システム
JP2002365204A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Sumitomo Chem Co Ltd クリープボイドの検出方法およびこれを用いたクリープ損傷率の測定方法
WO2005124315A1 (ja) * 2004-06-21 2005-12-29 The Chugoku Electric Power Co., Inc. クリープ余寿命の総合評価方法
WO2005124314A1 (ja) * 2004-06-21 2005-12-29 The Chugoku Electric Power Co., Inc. クリープ余寿命の評価方法
JP2007041395A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Kawasaki Heavy Ind Ltd 材料組織観察装置
JP2008209344A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Sumitomo Chemical Co Ltd クリープボイドの検出方法およびこれを用いたクリープ損傷率の測定方法
JP2010014600A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Kansai Electric Power Co Inc:The クリープ寿命を推定するための試験片、およびそれを用いたクリープ寿命の推定方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02176870A (ja) * 1988-12-27 1990-07-10 Babcock Hitachi Kk 金属材料の診断装置
JP2002333405A (ja) * 2001-05-07 2002-11-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 材料寿命の評価システム
JP2002365204A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Sumitomo Chem Co Ltd クリープボイドの検出方法およびこれを用いたクリープ損傷率の測定方法
WO2005124315A1 (ja) * 2004-06-21 2005-12-29 The Chugoku Electric Power Co., Inc. クリープ余寿命の総合評価方法
WO2005124314A1 (ja) * 2004-06-21 2005-12-29 The Chugoku Electric Power Co., Inc. クリープ余寿命の評価方法
JP2007041395A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Kawasaki Heavy Ind Ltd 材料組織観察装置
JP2008209344A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Sumitomo Chemical Co Ltd クリープボイドの検出方法およびこれを用いたクリープ損傷率の測定方法
JP2010014600A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Kansai Electric Power Co Inc:The クリープ寿命を推定するための試験片、およびそれを用いたクリープ寿命の推定方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6011033415; 西田秀高 他: '"ボイラ高温蒸気管クリープ損傷診断システムの開発"' 材料 Vol.48,No.1 , 199901, 70〜76頁 *

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015210648A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 住友電気工業株式会社 金属組織画像の画像処理方法及び装置、並びに画像処理プログラム
JP2020128909A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 株式会社Ihi Ni合金のクリープ寿命評価方法
JP7206983B2 (ja) 2019-02-08 2023-01-18 株式会社Ihi Ni合金のクリープ寿命評価方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6496708B2 (ja) コンピュータ実装方法、画像解析システム及びデジタル顕微鏡撮像システム
CN102495078B (zh) 基于量子点红外荧光显示技术的焊缝检测方法
JP6556266B2 (ja) 欠陥検査装置、方法およびプログラム
WO2019059011A1 (ja) 教師データ作成方法及び装置並びに欠陥検査方法及び装置
JP6594294B2 (ja) 顕微鏡画像の画像品質評価
JP6422573B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法及びプログラム
JP6930926B2 (ja) 欠陥検査装置、方法およびプログラム
JP5894012B2 (ja) コンクリート表面の線状変状検出方法
JP2015512526A (ja) Eifs不確定性を考慮した、超音波検査データを用いた確率論的疲労寿命予測
JP2010181402A (ja) 受精卵品質評価支援システム、受精卵品質評価支援装置および受精卵品質評価支援方法
JP2014190890A (ja) 硬さ試験機、及び硬さ試験方法
WO2013046848A1 (ja) 欠陥観察方法及び欠陥観察装置
TW201405685A (zh) 帶電粒子線裝置
CN103617611A (zh) 一种自动阈值分割光斑中心及尺寸检测方法
JP2013250059A (ja) コンクリート表面の変状管理方法
JP2010108797A (ja) 試料観察方法、及び電子顕微鏡
US8077945B2 (en) Method of analyzing cell or the like having linear shape, method of analyzing nerve cell and apparatus and program for performing these methods
JP2016200444A (ja) ボイドの計測方法、計測装置、及び計測プログラム
JP4612585B2 (ja) フェライト鋼板の変形組織の評価方法
JP2016191556A (ja) 画像処理方法、対象物の寿命評価方法及び画像処理システム
JP2013140095A (ja) クリープ損傷を受ける金属の余寿命診断装置および余寿命診断プログラム
JP6284024B2 (ja) 細胞生死判定システム、細胞生死判定方法
CN110660056A (zh) 一种基于图像处理的建筑裂缝宽度测量算法及方法
JP2013079916A (ja) クリープ損傷を受ける金属の余寿命診断方法及び診断装置
JP5876260B2 (ja) クリープ損傷を受ける金属の余寿命診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140401