JP2013139685A - 道路標識表示システム - Google Patents

道路標識表示システム Download PDF

Info

Publication number
JP2013139685A
JP2013139685A JP2012000121A JP2012000121A JP2013139685A JP 2013139685 A JP2013139685 A JP 2013139685A JP 2012000121 A JP2012000121 A JP 2012000121A JP 2012000121 A JP2012000121 A JP 2012000121A JP 2013139685 A JP2013139685 A JP 2013139685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road sign
light source
display system
power
road
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012000121A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitaka Shirane
文隆 白根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohara Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nohara Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohara Industrial Co Ltd filed Critical Nohara Industrial Co Ltd
Priority to JP2012000121A priority Critical patent/JP2013139685A/ja
Publication of JP2013139685A publication Critical patent/JP2013139685A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】道路を走行する車両の運転手に対して夜間、朝方夕方の逆光時、悪天候時などであっても視認性の高い道路標識を表示させる道路標識表示システムを提供する。
【解決手段】標識基板10の表面には反射シート4が貼設され、道路標識の文字又は図形11にはスリット5が設けられ、標識基板10の裏面にはスリット5を通過する照明を発光するLEDユニット6が設けられた案内標識板3と、ソーラーパネル7と、ソーラーパネル7により発電された電気を蓄電するバッテリー8と、バッテリー8の蓄電量を監視する蓄電量モニター部13と、LEDユニット6に供給される電力を制御する光源電力制御部9と、から構成され、光源電力制御部9は、道路標識の視認性が低下する時間帯にはバッテリー8からLEDユニット6に電力を供給させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、道路標識のための道路標識表示システムに係り、特に、道路を走行する車両の運転手に対して視認性の高い道路標識を表示させる道路標識表示システムに関する。
道路を走行する車両の運転手に対して道路標識を表示させるため道路標識柱が設けられる。そして、この道路標識柱には道路標識が文字又は図形により表示された案内標識板が貼設される。この案内標識板に示される道路標識は、交通安全に直接関連するため十分な視認性が要求される。しかし、例えば、夜間、朝夕の逆光時、悪天候時などの場合には運転手による視認性が低下するため、交通安全上種々の対策が検討され提案されている。
特許文献1には、順光時(通常時)、逆光時及び夜間のいずれにおいても視認性が良く、特に逆光時の文字又は図形部分の形状が極めてクリアーな逆光対策道路標識表示システムが開示されている。ここでは、ボード表面に文字又は図形が描かれている道路標識のための道路標識表示システムであって、ボード表面の背景部分には緑色等の反射シートが貼設され、文字又は図形部分には白色の反射シートが貼設されており、文字又は図形を構成する字画部分には多数のスリットが夫々不連続部分を介在して穿設されており、逆光時にスリットを通過する通過光により文字又は図形部分の視認性が向上することが記載されている。
特許文献2には、温度変化の影響を受けることなく、導光板の周辺に水分が浸入しない内照式標示板が開示されている。ここでは、正面側に標示層が付された表面板と、導光板の周囲を取り囲む枠材と、導光板の背面側の裏面板とを合成樹脂製にして、これらで合成樹脂製の導光板を密封する。表面板、導光板、枠材及び裏面板の線膨張係数がほぼ等しいため、温度変化によって各部材が破損したり歪んだりすることなく、導光板の周辺への水分の浸入を阻止できることが記載されている。
特許第3875903号 特許第3677464号
従来の道路標識の文字又は図形が表示された道路標識において、道路を走行する車両の運転手が道路標識に対して視認性が低下するのは、主として「夜間」、「朝方夕方の逆光時」、「悪天候時」の3つの時間帯である。本明細書では、この「夜間」を第1の時間帯と称し、「朝方夕方の逆光時」を第2の時間帯と称し、「悪天候時」を第3の時間帯と称する。道路標識の視認性については、3つの時間帯のうちどれか1つのみについて道路標識の視認性を確保するだけでは道路交通安全上十分とはいえない。つまり、全ての時間帯で道路標識の視認性を確保するシステムにしなければならないという問題がある。
このうち、第1の時間帯である「夜間」においては、標識基板の表面に貼設された反射シートに車両のヘッドライトが照射して道路を走行する車両の運転手に対して視認性を高めることは期待できる。しかし、例えば、ヘッドライトの照射光が十分に道路標識を捉えられない場合には視認性が極端に悪くなるなど、車両のヘッドライトの反射光だけでは道路交通安全上十分とは言えない。また、内照式標示板を有する案内標識により道路標識の視認性を高めることも効果が期待できるが、「夜間」以外の「朝方夕方の逆光時」や「悪天候時」にバックライトが点灯しなければ全ての時間帯で道路標識の視認性を確保するシステムにはならないという問題がある。
また、第2の時間帯である「朝方夕方の逆光時」とは、太陽が地平線に近い位置にある朝方又は夕方において太陽光が逆光線となって道路標識に当たる時間帯をいう。このとき、走行する車両の運転手は進行方向前方から受ける太陽光により、それに背面する道路標識が暗がりとなり文字又は図形の判読が困難となる。この「朝方夕方の逆光時」においては、上述した特許文献1などで太陽光の逆光を背面からスリットに通過させた通過光により道路標識の視認性を高める方法が提案されている。しかし、この方法では「朝方夕方の逆光時」以外の「夜間」や「悪天候時」にはほとんど機能せず、全ての時間帯で道路標識の視認性を確保するシステムにはならないという問題がある。
さらに、第3の時間帯である「悪天候時」とは、例えば、台風、積雪、砂嵐などの自然現象により昼間であっても視界や視野が極端に悪化し道路標識板の視認性が低下する時間帯をいう。この「悪天候時」は気象条件により起こるため地域、時間帯を予め設定することができず、悪天候が発生した場合に即座に対策を講じて道路標識の視認性を高めるのは難しい。また、内照式標示板を有する案内標識板により道路標識の視認性を高めることも考えられるが、「悪天候時」に照明を点灯させそうではない時には照明を消灯させるシステムが無ければ効率的に機能せず、全ての時間帯で道路標識の視認性を確保するシステムにはならないという問題がある。
本願の目的は、かかる課題を解決し、道路を走行する車両の運転手に対して夜間、朝方夕方の逆光時、悪天候時などであっても視認性の高い道路標識を表示させる道路標識表示システムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る道路標識表示システムは、道路標識柱に設けられ、標識基板の表面には反射シートが貼設され、道路標識の文字又は図形を構成する字画部分にはスリットが設けられ、標識基板の裏面にはスリットを通過する照明を発光する光源が設けられた案内標識板と、道路標識柱に取り付けられた太陽電池モジュールと、太陽電池モジュールにより発電された電気を蓄電する蓄電池と、蓄電池に蓄電されている電力を監視する蓄電量モニター部と、光源に供給される電力を制御する光源電力制御部と、から構成され、光源電力制御部は、道路標識の視認性が低下する時間帯には蓄電池から光源に電力を供給させることを特徴とする。
上記構成により、道路標識表示システムは、太陽電池モジュールが主として昼間において発電した電気を蓄電池に蓄電するシステムを備え、光源電力制御部が、道路標識の視認性が低下する、前述した第1乃至第3の時間帯において、蓄電池に蓄電された電力を光源に供給させ、道路を走行する車両の運転手に対して視認性の高い道路標識を表示させることができる。すなわち、第1の時間帯である「夜間」においては、標識板の表面に貼設された反射シートに車両のヘッドライトが照射して道路を走行する車両の運転手に対して視認性を高めることが期待できるが、それだけでは不十分である。そこで、本システムにより、光源から発光された照明をボードの裏面からスリットを通過して照射させ、夜間においても視認性を高めた道路標識とすることができる。
また、朝方、或いは夕方に太陽光が道路を走行する車両の運転手に対して逆光になる第2の時間帯「朝方夕方の逆光時」においては、運転手は逆光する太陽光により道路標識の文字又は図形がそのままでは見え難くなる。一方、標識基板の表面に貼設された反射シートについてもあまり期待できない。そこで、本システムにより、光源から発光された照明をボードの裏面からスリットを通過して照射させ、朝方夕方の逆光時においても視認性を高めた道路標識とすることができる。
さらに、第3の時間帯である台風や暴風雨などの気象条件の悪い「悪天候時」においては、昼間でありながら太陽光が風雨や積雪などの自然現象により遮られるため暗くなり道路標識の文字又は図形がそのままでは見え難くなる。一方、標識基板の表面に貼設された反射シートについてもあまり期待できない。そこで、本システムにより、光源から発光された照明をボードの裏面からスリットを通過して照射させ、逆光時においても視認性を高めた道路標識とすることができる。
また、道路標識表示システムは、光源電力制御部が、日の入りから日の出までの時間で道路標識の視認性が低下するため予め設定された時間帯に蓄電池から光源に電力を供給させることが好ましい。これにより、第1の時間帯である「夜間」という時間帯について、例えば、道路標識柱が敷設された緯度、周辺の地形、季節ごとの日の出時間及び日の入り時間の変動などを考慮して適切な時間帯をあらかじめ設定し、光源電力制御部に設けられたタイマーにより設定された時間帯に蓄電池から光源に電力を供給させることができる。
また、道路標識表示システムは、光源電力制御部が、道路標識の視認性が低下する、日の出後の所定の時間帯又は日の入り後の所定の時間帯に蓄電池から光源に電力を供給させることが好ましい。これにより、光源電力制御部が、日の入りから日の出までの時間で予め設定された時間帯に蓄電池から光源に電力を供給させることが好ましい。これにより、第1の時間帯である「夜間」という時間帯について、例えば、道路標識柱が敷設された緯度、周辺の地形、季節ごとの日の出時間及び日の入り時間の変動などを考慮して適切な時間帯を予め設定し、光源電力制御部に設けられたタイマーにより設定された時間帯に蓄電池から光源に電力を供給させることができる。
また、道路標識表示システムは、光源電力制御部が、道路標識柱に設けられた第1の照度計により計測された案内標識板周辺の照度の値が所定の基準値を下回ると蓄電池から光源に電力を供給させることが好ましい。これにより、特に、第1の時間帯である「夜間」、及び第3の時間帯である「悪天候時」において、運転手に対して道路標識の視認性を向上させることができる。
また、道路標識表示システムは、光源電力制御部が、案内標識柱に設けられた第2の照度計により計測され、案内標識板の道路標識の文字又は図形が表示されている面における逆光時の視認性が推定可能な照度の値が所定の基準値を下回ると蓄電池から光源に電力を供給させることが好ましい。これにより、特に、第2の時間帯である「朝方夕方の逆光時」において運転手に対して道路標識の視認性を向上させることができる。
また、道路標識表示システムは、光源電力制御部が、電源を太陽電池モジュールから商用電源に切り替えることが好ましい。これにより、太陽電池モジュール、又は蓄電池が故障などにより動作しない場合などの非常事態において、光源電力制御部は商用電源による電力の補充を行い夜間の照明を確保することができる。
さらに、道路標識表示システムは、光源電力制御部が、蓄電池に蓄電された電力量が所定の値以下になったとの蓄電量モニター部からの指令により、電源を太陽電池モジュールから商用電源に切り替えることが好ましい。これにより、例えば、日中悪天候である場合、或いは冬季において日照時間が少なく太陽電池モジュールによる発電量が夜間の照明には不十分である場合には、光源電力制御部は商用電源による電力の補充を行い夜間の照明を確保することができる。
以上のように、本発明に係る道路標識表示システムによれば、道路を走行する車両の運転手に対して夜間、朝方夕方の逆光時、悪天候時などであっても視認性の高い道路標識を表示させる道路標識表示システムを提供することができる。
本発明に係る道路標識表示システムを搭載した道路標識柱の1つの実施形態の概略構成を示す側面図である。 本発明に係る道路標識表示システムの1つの実施形態の概略構成を示すブロック図である。 道路標識に表示される文字又は図形を拡大して示す説明図である。 案内標識板の裏面を示す立面図である。 図1の案内標識板のA−A断面図である。 道路標識表示システムの第1、第2、及び第5の実施例を示すブロック図である。 道路標識表示システムの第3、第4、及び第5の実施例を示すブロック図である。
以下に、図面を用いて本発明に係る道路標識表示システム1の実施形態につき、詳細に説明する。本道路標識表示システム1は、道路を走行する車両の運転手に対して道路標識を表示する道路標識柱2に設けられ、道路標識の視認性を向上させるシステムである。
図1に本発明に係る道路標識表示システム1を搭載した道路標識柱2の1つの実施形態の概略構成を側面図で示す。道路標識柱2は、地中に打設された基礎20上に柱材13及び梁材14が施工され、梁材14の先端に案内標識板3が取り付けられる。案内標識板3の表面には標識基板10が貼設され、標識基板10には道路標識を示す文字及び図形11が表示される。図1では、文字である「東京」,「Tokyo」及び図形である矢印が表示されている。そして、標識基板10の文字又は図形11の部分は法令により白色とされ、文字又は図形11以外の周辺部分は緑色又は青色とされている。
本実施形態では、道路標識柱2には、太陽電池モジュール(以下、ソーラーパネルという)7、制御ボックス12、蓄電池(以下、バッテリーという)8、図5に示す光源(以下、LEDユニットという)6、第1照度計17a、及び第2照度計17bが設けられる。ソーラーパネル7は、本実施形態では、柱材13の頂部近傍に取り付けられる。このようにソーラーパネル7は太陽光による発電の効率のよい部位に取り付けられるのが好ましいが、その他の部位、例えば梁材14や案内標識板3の裏面などに取り付けられても良い。また、制御ボックス12は、本実施形態では、柱材13の中間部に取り付けられる。この制御ボックス12の底部は、メンテナンスなどの関係で地面(GL)から図1の示す“h”の高さに設けられる。この高さ“h”は一般的には略1200mmである。また、この制御ボックス12には、蓄電量モニター部13、光源電力制御部9、バッテリー8、タイマー18、及びメモリー19が内蔵される。このバッテリー8は制御ボックス12以外の部位、例えばソーラーパネル7の近傍、或いは案内標識板3の裏面などであっても良い。また、本実施形態では、制御ボックス12の表面には第1照度計17a、及び第2照度計17bが設けられるが、照度計17a又は17bは制御ボックス12の表面以外の部位、例えば、柱材13、梁材14などに設けられても良い。
図2に本発明に係る道路標識表示システム1の1つの実施形態の概略構成をブロック図で示す。本道路標識表示システム1は、ソーラーパネル7、バッテリー8、LEDユニット6、制御ボックス12から構成される。また、この制御ボックス12は、さらに蓄電量モニター部13、光源電力制御部9、タイマー18、及びメモリー19から構成される。また、本実施形態ではオプションとして第1照度計17a、及び第2照度計17bが構成要素として追加される。さらに、光源としてソーラーパネル7の代替として、図2に破線で示す商用電源30が構成要素となっても良い。そして、これらの構成要素は一つのシステムである道路標識表示システム1として機能する。この道路標識表示システム1の各構成要素の機能については、後述する実施例1乃至5により詳細に説明する。
図3に道路標識板3に表示される文字又は図形11の実施例を拡大して示す。文字又は図形11のうち主要なもの、例えば図1の「東京」の文字11にはスリット5が設けられる。そして、LEDユニット6からの発光がスリット5を通過して道路標識板3の表面に視認される。また、図1の「Tokyo」の文字11、及び矢印の図形11にはスリット5が設けられない。しかし、スリット5が設けられない文字又は図形11であってもその字画の部分に白色の反射シート4aが貼設され、夜間などに車両のヘッドライトからの照射光に反射した光で道路標識を確認することができる。
図3では図1の「東京」の「東」の文字11を例にして「東」の字画、及び字画に対して設けられたスリット5を示す。スリット5は文字11の字画ごとにその中心部に設けられる。そして、字画と字画との間にはスリット5による切れ目が設けられる。これは、文字11が連続して構成されるように切れ目を入れることによる。文字11が曲線となる場合にもスリット5はその曲線の中央に同じ曲線を描く。標識基板10の表面に貼設されるこれらの文字又は図形11には白色の反射シート4aが貼設され、この文字又は図形11以外の部分には白色の反射シート4aが貼設される。
図4に案内標識板3の裏面を立面で示す。また、図5に図1の案内標識板3のA−A断面図を示す。案内標識板3の表面には標識基板10が貼設される。この標識基板10は、一般的にアルミニウム製の一枚又は複数枚の板材により作成される。そして、この標識基板10の裏面にはアルミニウム製の補強リブ16が200mm〜225mmの間隔で複数本固定されている。文字又は図形11のうち主要なもの、例えば図1の「東京」の文字11の裏面には、補強リブ16を除去した補強リブ除去部23が設けられる。
案内標識板3の表面には標識基板10が貼設される。そして、この標識基板10のうち文字又は図形11には白色の4aが貼設され、文字又は図形11以外には緑色又は青色の反射シート4bが貼設される。また、標識基板10の裏面にはアクリル板15が設けられ、さらにスリット5を通過する照明を発光するLEDユニット6が設けられる。このLEDユニット6だけではなく、例えば導光板などのバックライト14が裏面に設けられていても良い。
バッテリー8は、ソーラーパネル7により発電された電気を蓄電する。また、蓄電量モニター部13は、バッテリー8に蓄電されている電力を監視する。そして、バッテリー8に蓄電されている電力が減少し、所定の蓄電量以下になった場合には光源電力制御部9に警告の指令を発する。また、光源電力制御部9は、LEDユニット6に供給される電力を制御する。そして、道路標識の視認性が低下する時間帯にはバッテリー8からLEDユニット6に電力を供給させる。但し、ソーラーパネル7の代替の電源として商用電源30から電力が補充されても良い。
図6及び図7を用いて、道路標識表示システム1の第1〜第5実施例について説明する。図6に第1実施例をブロック図で示す。光源電力制御部9は、日の入りから日の出までの時間で道路標識の視認性が低下するため予め設定された時間帯にバッテリー8からLEDユニット6に電力を供給させる。すなわち、制御ボックス12内のメモリー19には、予め道路標識の視認性が低下する「夜間」の時間帯、すなわち「時間帯情報」が記憶されている。この時間帯情報は、例えばPM5:00〜AM6:00といったように地域或いは季節に拘わらず一律に設定しても良く、例えば、北海道地区、関東地区などの地域、或いは春夏秋冬といった季節ごとにその都度設定しても良い。そして、制御ボックス12内のタイマー18は季節、曜日、時間といった「時間情報」を常時検知している。
制御ボックス12内の蓄電量モニター部13は、昼間にソーラーパネル7により発電された電力を蓄電するバッテリー8の蓄電量を常時モニターする。そして、バッテリー8の残量がLEDユニット6の夜間照明に不十分な場合には、例えば商用電源30により補充するなどの対策を講じる。バッテリー8の残量がLEDユニット6の夜間照明に十分な場合には、光源電力制御部9は、メモリー19の時間帯情報とタイマー18の時間情報が一致すると、バッテリー8に指令を発してLEDユニット6に対して電力を供給させる。これにより、第1の時間帯である「夜間」において、運転手に対して道路標識の視認性を向上させることができる。
図6を用いて、道路標識表示システム1の第2実施例を説明する。光源電力制御部9は、道路標識の視認性が低下する、日の出後の所定の時間帯又は日の入り後の所定の時間帯にバッテリー8からLEDユニット6に電力を供給させる。すなわち、制御ボックス12内のメモリー19には、予め道路標識の視認性が低下する「朝夕の逆光時」の時間帯、すなわち「時間帯情報」が記憶されている。この時間帯情報は、例えば夕方であればPM4:00〜PM5:00、朝方であればAM5:00〜AM6:00といったように地域或いは季節に拘わらず一律に設定しても良く、例えば、北海道地区、関東地区などの地域、或いは春夏秋冬といった季節ごとにその都度設定しても良い。そして、制御ボックス12内のタイマー18は季節、曜日、時間といった「時間情報」を常時検知している。
制御ボックス12内の蓄電量モニター部13は、昼間にソーラーパネル7により発電された電力を蓄電するバッテリー8の蓄電量を常時モニターする。そして、バッテリー8の残量がLEDユニット6の朝方、夕方における照明に不十分な場合には、例えば商用電源により補充するなどの対策を講じる。バッテリー8の残量がLEDユニット6の朝方、夕方における照明に十分な場合には、光源電力制御部9は、メモリー19の時間帯情報とタイマー18の時間情報が一致すると、バッテリー8に指令を発してLEDユニット6に対して電力を供給させる。これにより、第2の時間帯である「朝方、夕方の逆光時」において、運転手に対して道路標識の視認性を向上させることができる。
図7に道路標識表示システム1の第3実施例をブロック図で示す。光源電力制御部9は、特定の道路標識柱2に設けられた第1照度計17aにより計測された照度が所定の値を下回るとバッテリー8からLEDユニット6に電力を供給させる。すなわち、特定の道路標識柱2に設けられた第1照度計17aにより本道路標識表示システム1の周辺の照度が計測される。そして、制御ボックス12内のメモリー19には照度の閾値αが記憶されている。この閾値αは、地域或いは季節に拘わらず一律に設定しても良く、例えば、北海道地区、関東地区などの地域、或いは春夏秋冬といった季節ごとにその都度設定しても良い。
制御ボックス12内の蓄電量モニター部13は、昼間にソーラーパネル7により発電された電力を蓄電するバッテリー8の蓄電量を常時モニターする。そして、バッテリー8の残量がLEDユニット6の「夜間又は悪天候時」の照明に不十分な場合には、例えば商用電源により補充するなどの対策を講じる。バッテリー8の残量がLEDユニット6の「夜間又は悪天候時」の照明に十分な場合には、光源電力制御部9は、第1照度計17aにより計測された本道路標識表示システム1の周辺の照度をメモリー19に記憶された照度の閾値αと比較し、閾値α以下である場合にはバッテリー8に指令を発してLEDユニット6に対して電力を供給させる。これにより、第1の時間帯である「夜間」、及び第3の時間帯である「悪天候時」において、運転手に対して道路標識の視認性を向上させることができる。
図7を用いて、道路標識表示システム1の第4実施例を説明する。光源電力制御部9は、特定の案内標識板に貼設された第2照度計17bにより計測された反射シート4面の照度が所定の値を下回るとバッテリー8からLEDユニット6に電力を供給させる。すなわち、特定の案内標識板に貼設された第2照度計17bにより反射シート4面の照度が計測される。そして、制御ボックス12内のメモリー19には照度の閾値αが記憶されている。この閾値αは、地域或いは季節に拘わらず一律に設定しても良く、例えば、北海道地区、関東地区などの地域、或いは春夏秋冬といった季節ごとにその都度設定しても良い。
制御ボックス12内の蓄電量モニター部13は、昼間にソーラーパネル7により発電された電力を蓄電するバッテリー8の蓄電量を常時モニターする。そして、バッテリー8の残量がLEDユニット6の朝方、夕方における照明に不十分な場合には、例えば商用電源により補充するなどの対策を講じる。バッテリー8の残量がLEDユニット6の朝方、夕方の照明に十分な場合には、光源電力制御部9は、第2照度計17bにより計測された反射シート4面の照度をメモリー19に記憶された照度の閾値αと比較し、閾値α以下である場合にはバッテリー8に指令を発してLEDユニット6に対して電力を供給させる。これにより、第2の時間帯である「朝方、夕方の逆光時」において、運転手に対して道路標識の視認性を向上させることができる。
図6及び図7を用いて、道路標識表示システム1の第5実施例を説明する。光源電力制御部9は、電源をソーラーパネル7から商用電源30に切り替える。これは、陽電池モジュール、又は蓄電池が故障などにより動作しない場合などの非常事態において、光源電力制御部9は商用電源30による電力の補充を行い夜間の照明を確保することができる。
また、光源電力制御部9は、バッテリー8に蓄電された電力量が所定の値以下になったとの蓄電量モニター部13からの指令により、電源をソーラーパネル7から商用電源30に切り替える。例えば、日中悪天候である場合、或いは冬季において日照時間が少なくソーラーパネル7による発電量が夜間の照明には不十分である場合には、光源電力制御部9は商用電源による電力の補充を行い夜間の照明を確保することができる。
1 道路標識表示システム、2 道路標識柱、3 案内標識板、4 反射シート、4a (白色の)反射シート、4b (緑色又は青色の)反射シート、5 スリット、6 光源(LEDユニット)、7 太陽電池モジュール(ソーラーパネル)、8 蓄電池(バッテリー)、9 光源電力制御部、10 標識基板、11 (道路標識の)文字又は図形、12 制御ボックス、13 蓄電量モニター部、14 バックライト、15 アクリル板、16 補強リブ、17a 第1照度計、17b 第2照度計、18 タイマー、19 メモリー、20 基礎、21 柱材、22 梁材、23 補強リブ除去部、30 商用電源。

Claims (7)

  1. 道路標識柱に設けられ、標識基板の表面には反射シートが貼設され、道路標識の文字又は図形を構成する字画部分にはスリットが設けられ、標識基板の裏面にはスリットを通過する照明を発光する光源が設けられた案内標識板と、
    道路標識柱に取り付けられた太陽電池モジュールと、
    太陽電池モジュールにより発電された電気を蓄電する蓄電池と、
    蓄電池に蓄電されている電力を監視する蓄電量モニター部と、
    光源に供給される電力を制御する光源電力制御部と、
    から構成され、
    光源電力制御部は、道路標識の視認性が低下する時間帯には蓄電池から光源に電力を供給させることを特徴とする道路標識表示システム。
  2. 請求項1に記載の道路標識表示システムであって、光源電力制御部は、日の入りから日の出までの時間で道路標識の視認性が低下するため予め設定された時間帯に蓄電池から光源に電力を供給させることを特徴とする道路標識表示システム。
  3. 請求項1又は2に記載の道路標識表示システムであって、光源電力制御部は、道路標識の視認性が低下する、日の出後の所定の時間帯又は日の入り後の所定の時間帯に蓄電池から光源に電力を供給させることを特徴とする道路標識表示システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の道路標識表示システムであって、光源電力制御部は、道路標識柱に設けられた第1の照度計により計測された案内標識板周辺の照度の値が所定の基準値を下回ると蓄電池から光源に電力を供給させることを特徴とする道路標識表示システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の道路標識表示システムであって、光源電力制御部は、案内標識柱に設けられた第2の照度計により計測され、案内標識板の道路標識の文字又は図形が表示されている面における逆光時の視認性が推定可能な照度の値が所定の基準値を下回ると蓄電池から光源に電力を供給させることを特徴とする道路標識表示システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の道路標識表示システムであって、光源電力制御部は、電源を太陽電池モジュールから商用電源に切り替えることを特徴とする道路標識表示システム。
  7. 請求項6に記載の道路標識表示システムであって、光源電力制御部は、蓄電池に蓄電された電力量が所定の値以下になったとの蓄電量モニター部からの指令により、電源を太陽電池モジュールから商用電源に切り替えることを特徴とする道路標識表示システム。
JP2012000121A 2012-01-04 2012-01-04 道路標識表示システム Pending JP2013139685A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012000121A JP2013139685A (ja) 2012-01-04 2012-01-04 道路標識表示システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012000121A JP2013139685A (ja) 2012-01-04 2012-01-04 道路標識表示システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013139685A true JP2013139685A (ja) 2013-07-18

Family

ID=49037389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012000121A Pending JP2013139685A (ja) 2012-01-04 2012-01-04 道路標識表示システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013139685A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104328749A (zh) * 2014-11-12 2015-02-04 蒋浪 一种主动发光标牌及其制作方法
CN105256736A (zh) * 2015-11-03 2016-01-20 南京赛康交通安全科技股份有限公司 太阳能主动发光警示柱
CN108182871A (zh) * 2018-02-01 2018-06-19 湖南永港伟方科技有限公司 一种基于太阳能的导向牌
JP6349491B1 (ja) * 2017-10-15 2018-06-27 那須 正和 照明装置付きシート状案内表示物及びその製造方法
US10876702B2 (en) 2014-08-13 2020-12-29 Koito Manufacturing Co., Ltd. Dual light sources having similar solor temperatures and different spectral characteristics
US11113727B2 (en) * 2017-10-11 2021-09-07 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Systems and methods for dynamic road sign personalization
KR102511210B1 (ko) * 2022-10-19 2023-03-17 (주)피엘티 Led 표지판의 모니터링 시스템

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06308896A (ja) * 1993-04-23 1994-11-04 Noda Denshi Kogyo Kk 発光式標識板
JPH0764499A (ja) * 1993-08-31 1995-03-10 Toshiba Lighting & Technol Corp 表示板
JPH087429B2 (ja) * 1988-12-28 1996-01-29 富士写真フイルム株式会社 自動現像装置
JPH087429Y2 (ja) * 1989-12-22 1996-03-04 小糸工業株式会社 情報表示装置
JP2000305498A (ja) * 1999-04-22 2000-11-02 Sanyo Electric Works Ltd 表示装置
JP2002317411A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Kowa Sangyo Kk 道路標識
JP2003261913A (ja) * 2002-03-12 2003-09-19 Nohara Sangyo Co Ltd 逆光対策標識板
JP2005024706A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Shinseisha:Kk 看板用照明装置及びそれを備えた照明付き看板
JP2007169977A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Nippon Comsys Corp 道路標識
JP2009002052A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Azuma Seisakusho:Kk 道路交通案内標識用支柱

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH087429B2 (ja) * 1988-12-28 1996-01-29 富士写真フイルム株式会社 自動現像装置
JPH087429Y2 (ja) * 1989-12-22 1996-03-04 小糸工業株式会社 情報表示装置
JPH06308896A (ja) * 1993-04-23 1994-11-04 Noda Denshi Kogyo Kk 発光式標識板
JPH0764499A (ja) * 1993-08-31 1995-03-10 Toshiba Lighting & Technol Corp 表示板
JP2000305498A (ja) * 1999-04-22 2000-11-02 Sanyo Electric Works Ltd 表示装置
JP2002317411A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Kowa Sangyo Kk 道路標識
JP2003261913A (ja) * 2002-03-12 2003-09-19 Nohara Sangyo Co Ltd 逆光対策標識板
JP2005024706A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Shinseisha:Kk 看板用照明装置及びそれを備えた照明付き看板
JP2007169977A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Nippon Comsys Corp 道路標識
JP2009002052A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Azuma Seisakusho:Kk 道路交通案内標識用支柱

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10876702B2 (en) 2014-08-13 2020-12-29 Koito Manufacturing Co., Ltd. Dual light sources having similar solor temperatures and different spectral characteristics
CN104328749A (zh) * 2014-11-12 2015-02-04 蒋浪 一种主动发光标牌及其制作方法
CN105256736A (zh) * 2015-11-03 2016-01-20 南京赛康交通安全科技股份有限公司 太阳能主动发光警示柱
US11113727B2 (en) * 2017-10-11 2021-09-07 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Systems and methods for dynamic road sign personalization
US20210374805A1 (en) * 2017-10-11 2021-12-02 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Systems and methods for dynamic road sign personalization
JP6349491B1 (ja) * 2017-10-15 2018-06-27 那須 正和 照明装置付きシート状案内表示物及びその製造方法
CN108182871A (zh) * 2018-02-01 2018-06-19 湖南永港伟方科技有限公司 一种基于太阳能的导向牌
KR102511210B1 (ko) * 2022-10-19 2023-03-17 (주)피엘티 Led 표지판의 모니터링 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013139685A (ja) 道路標識表示システム
KR100879447B1 (ko) 경계석 부착용 안전유도 표지판
KR101061738B1 (ko) 광고용 애드벌룬
KR102307512B1 (ko) 시인성과 안정성 향상을 위한 외부 환경 반응형 도로표지판
JP5560484B2 (ja) 独立型内照式看板
KR101285608B1 (ko) 염료감응형 태양전지를 이용한 간판
KR100653260B1 (ko) Led 백색광을 이용한 도로 표지판
KR101151702B1 (ko) El의 면 발광을 이용한 도로표지판
WO2013024897A1 (ja) 案内表示板
JP3186591U (ja) 情報表示部付照明装置
KR101433718B1 (ko) 가로등주를 이용한 광고장치
JP2005024706A (ja) 看板用照明装置及びそれを備えた照明付き看板
KR20140054835A (ko) El 도로 교통안전 표지판
JP4569895B1 (ja) 交通信号機と交通信号機の電源供給方法と交通信号機システムと交通信号機システムの電源供給方法
KR200425798Y1 (ko) 태양전지를 이용한 안내표지판
KR20130135577A (ko) 오엘이디의 면광원을 마련한 도로표지판
KR20110100711A (ko) 인쇄방식의 오엘이디의 면광원을 마련한 도로표지판
KR101056118B1 (ko) 채널 변환 방식의 el 시트를 채택한 조명 도로표지판
KR200448173Y1 (ko) 가로명 사인 장치
KR20160012595A (ko) 도로용 표지판
JPH11296114A (ja) 全天候型案内標識
KR20080004732U (ko) 탈부착식 발광 도로명판
CN209657723U (zh) 自发光标志牌
KR200376010Y1 (ko) Led 백색광을 이용한 도로 표지판
CN207267968U (zh) 一种道路标示柱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170207