JP3186591U - 情報表示部付照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光を受けて電力を発生する発電パネルが発生した電力を有効利用可能な情報表示部付照明装置を提供すること。
【解決手段】情報表示部付照明装置1は、支持部2,情報表示部5,照明灯3,発電パネル4,及び蓄電池を備える。支持部2は、屋外の設置面に設置される。情報表示部5は、光透過性を有する材料で形成され、情報を表示する表示面を備える。照明灯3は、情報表示部の表示面を含む領域と、支持部の設置面の少なくとも一部とを照明可能に、情報表示部5の下端よりも高い位置に取り付けられている。発電パネル4は、情報表示部5の照明灯3側とは反対側に設けられ、情報表示部5を透過した太陽光、及び照明灯3から照射され、情報表示部5を透過した光を受光して電力を発生可能に支持部に取り付けられている。蓄電池は、発電パネル4が発生した電力を蓄電し、照明灯3に電力を供給可能である。
【選択図】図1

Description

本考案は、光を受けて電力を発生する発電パネルと、発生した電力を蓄電する蓄電池と、蓄電池から供給された電力により点灯する照明を備えた情報表示部付照明装置に関する。
従来、太陽光を受けて電力を発生する発電パネルと、発生した電力を蓄電する蓄電池と、蓄電池から供給された電力で点灯する照明とを備えた看板が知られている。特許文献1に記載の太陽電池表札看板は、透明な硝子又は樹脂板で構成されている太陽電池カバーの表面に、サンドブラスト法及びエッチング法等のガラス加工法により文字等が描かれる。太陽電池は太陽電池カバーと適当な間隔を設けて配置される。太陽電池カバーの側面に発光体等が取り付けられる。
特開2005−92167号公報
上記特許文献1に記載の太陽電池表札看板では、ガラス加工法によって看板に情報を表す形状が形成されるため、デザインに制約がある。上記特許文献1に記載の太陽電池表札看板では、照明光を有効利用する点について検討が不十分である。
本考案は、情報を表示する情報表示部のデザインの自由度を改善し、且つ、光を受けて電力を発生する発電パネルが発生した電力を有効利用可能な情報表示部付照明装置を提供することを目的とする。
本考案の一態様にかかる情報表示部付照明装置は、屋外の設置面に設置される支持部と、光透過性を有する材料で形成され、情報を表示する表示面を備える情報表示部と、前記情報表示部の前記表示面を含む領域と、前記支持部の前記設置面の少なくとも一部とを照明可能に、前記情報表示部の下端よりも高い位置に取り付けられた照明灯と、前記情報表示部の前記照明灯側とは反対側に設けられ、前記情報表示部を透過した太陽光、及び前記照明灯から照射され、前記情報表示部を透過した光を受光して電力を発生可能に前記支持部に取り付けられた発電パネルと、前記発電パネルが発生した前記電力を蓄電し、前記照明灯に前記電力を供給可能な蓄電池とを備える。
本態様の情報表示部付照明装置は、太陽光及び照明灯からの照明光を受けて発電できるので、太陽光のみで発電した電力を利用する照明装置に比べ、発電できる時間が長く、より多くの光で発電できる。つまり、より多くの電力を蓄電できる。したがって、例えば、停電中に日照不足が続いた場合でも、太陽光のみで発電した電力を利用する照明装置よりも長時間に亘って照明灯を点灯させることができる。情報表示部は、光透過性を有する材料で形成されればよく、従来のようにガラス加工法によって情報を表す形状が形成される場合に比べ、デザインの自由度が高い。
本態様の情報表示部付照明装置において、前記情報表示部の前記表示面と、前記発電パネルの受光面との各々は互いに略平行に略鉛直方向に配置されてもよい。この場合の情報表示部付照明装置は、情報表示部が設置されている高さ、情報表示部の大きさ、形状等によらず、情報表示部が鉛直方向に対して傾いている場合に比べ、情報表示部の表示面を視認しやすい。
本態様の情報表示部付照明装置において、前記照明灯は、LED照明灯であってもよい。LED照明灯は、他の光源と同等の明るさを発揮するための消費電力が小さいため、この場合の情報表示部付照明装置は、蓄電池に蓄電された電力の消耗を抑制できる。LED照明灯は光の指向性が高く、照明領域を調整しやすい。
本態様の情報表示部付照明装置は、所定の期間にのみ前記蓄電池が蓄電した前記電力を前記照明灯に供給するよう制御する制御部を更に備えてもよい。この場合の情報表示部付照明装置は、所定の期間を周囲の照度等を考慮して適宜設定することによって、照明灯による照明が必要な期間のみ照明灯に電力を供給することができる。即ち、情報表示部付照明装置は、蓄電池に蓄電された電力を利用して防犯灯や街路灯等への有効利用が図れる。
情報表示部付照明装置1の全体構成を示す斜視図である。 情報表示部付照明装置1の左側面と、ソーラーパネル4,情報表示部5,及び枠部6の拡大した縦断面とを示す図である。 情報表示部付照明装置1の全体構成を示す概略図である。 変形例の情報表示部付照明装置101,201及び301の斜視図である。
以下、本考案の一実施の形態に係る情報表示部付照明装置1(以下、単に「照明装置1」という。)について、図面を参照して説明する。本実施形態の照明装置1は、太陽光及び照明灯3の照明光を含む光を受けて発電した電力を用いて情報表示部5を照明する機能と、支持部2の設置面30の少なくとも一部を照明する街灯としての機能とを有する。まず、図1及び図2を参照して、照明装置1全体の概略構成を説明する。図1及び図2に示すように、照明装置1は、支持部2と、一対の照明灯3と、一対のソーラーパネル4と、一対の情報表示部5と、一対の枠部6とを備える。照明装置1は、支持部2について、前後対称の形状を有する。このため、一対の照明灯3と、一対のソーラーパネル4と、一対の情報表示部5と、一対の枠部6とについては、前側の構成について説明をし、後ろ側の構成については説明を省略する。
支持部2は、例えば、鉄及びステンレス等の耐候性の優れた金属材料によって、左側面視T字状に形成されている。支持部2の表面は、材料に応じて防錆処理や塗装処理が施されている。支持部2は、制御ボックス21と、支柱22及び23とを備える。制御ボックス21は、上下方向に長い矩形箱状である。本実施形態の制御ボックス21は、設置面30の上に設置される。本実施形態の設置面30は、地面40よりも高さが高いが、地面40と同じ高さでもよい。支持部2の下端は、つまり制御ボックス21の下端は設置面30に埋没されている。制御ボックス21は前面に開閉可能な扉25を備える。制御ボックス21の内部については後述する。支柱22は、制御ボックス21の上面の中央部から上方に四角柱状に延設されている。支柱22の下端部には、リブ24が形成されている。支柱22の内部には、後述の配線74,76(図3参照)が配置されている。支柱23は、支柱22の上端と連結され、前後方向に四角柱状に延設されている。設置面30から支柱23の上端までの長さは、約4.0mである。
照明灯3は、屋外用のLED照明灯である。照明灯3は、LED部31と、カバー部材32とを含む。本実施形態のLED部31は、8個のLED素子から構成された定格電圧が直流12V,定格電力が7Wの高輝度白色LED電球である。8個のLED素子の配置は、照明灯3の取付位置、取付角度及び照明灯3による照射領域を考慮して決定されている。照明灯3は、支柱23の前端側下面に、支柱22側且つ照射方向(線33,34で図示)が水平方向よりも下方に向けた姿勢で固定されている。照明灯3による照明領域は、少なくとも情報表示部5の表示面51と、支柱22の設置面である設置面30の少なくとも一部とを含む。LED部31は、カバー部材32に、その照射光の中心が情報表示部5の中央付近を向くように配置されている。カバー部材32は、LED部31の周囲に設けられた樹脂又は金属製の保護部材であり、情報表示部5の中央付近に向けて開口している。
ソーラーパネル4は、約700mm×約1200mmの長方形状を有するソーラー発電パネルである。ソーラーパネル4は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する(即ち、光を受けて電力を発生する)光発電素子42と、強化ガラス板41と、合成樹脂板43とを有する。ソーラーパネル4は、光発電素子42を強化ガラス板41と、合成樹脂板43との間に挟んだ構成を有する。本実施形態のソーラーパネル4の最大出力は、100Wである。ソーラーパネル4に使用される光発電素子42の種類は特に限定されず、例えば、シリコン系(単結晶シリコン型、多結晶シリコン型、アモルファスシリコン型等)、化合物系、色素増感型、有機薄膜型等から所望の種類を採用可能である。本実施形態では、費用対効果を考慮し、多結晶シリコン型の光発電素子を採用している。強化ガラス板41は、強化ガラス製の板であり、樹脂板等に比べ傷がつきにくく、紫外線により劣化しにくいという特性を有する。強化ガラス板41は更に、光の透過率が比較的高いため、ソーラーパネル4の受光面44側に設けられる。合成樹脂板43としては、例えば、ポリカーボネート樹脂等の比較的耐候性の高い樹脂が適宜採用可能である。合成樹脂板の表面には、耐候性を向上させるために、撥水コーティング処理等の表面処理がなされていてもよい。
情報表示部5は、一対のソーラーパネル4の受光面44に略平行に設けられている。情報表示部5の正面形状は、ソーラーパネル4と略同じ大きさの長方形状である。情報表示部5は、光透過性を有する材料で形成されている。光透過性を有する材料は特に限定されず、例えば、合成樹脂フィルム又は合成樹脂板である。情報表示部5の表示面51には、模様、ピクトグラム、イラスト、文字、記号、及び図形の少なくとも何れかを含む情報が、光透過性を有する塗料を用いて塗布又は印刷されている。図1では、情報表示部5の表示面51に文字「避難場所」と、避難場所であることを示すピクトグラムとが光透過性を有する塗料で印刷されている。光透過性を有する塗料(インク)は特に限定されず、例えば、顔料インク、油性インク、有機溶剤インク等から所望の塗料を採用可能である。光透過性を有する材料及び光透過性を有する塗料(インク)は、屋外で設置された状態で、変形、変色、劣化等の変質を起こしにくい性質(耐候性)を有することが好ましい。情報表示部5の表示面51には、耐候性を高める処理が施されてもよい。例えば、情報表示部5の表示面51には、太陽光の照射による劣化を抑制する塗料が塗布されてもよい。他の例では、情報表示部5の表示面51には、撥水性を高める又は親水性を高める塗料が塗布されてもよい。本実施形態では、情報表示部5は、ソーラーパネル4の光発電素子42の面積の略半分に設けられており、光発電素子42が外部から視認できる状態になっている。すなわち光発電素子42の全面を情報表示部5とする必要はなく、部分的であってもよい。
枠部6は、情報表示部5をソーラーパネル4の受光面44側に配置した状態で、ソーラーパネル4と、情報表示部5との外周(上側、右側、下側、及び左側)を保持する長方形状の防水枠である。枠部6は、例えば、支持部2と同様の材料で形成され、その表面には防錆処理が施されている。枠部6は、支柱22の上端側の前面に固定、支持されている。このとき、ソーラーパネル4の受光面44は、支柱22側とは反対側に向けられ、略鉛直方向に延びる。ソーラーパネル4の受光面44は、太陽光及び照明灯3の双方からの光を受光可能である。つまり、ソーラーパネル4は、情報表示部5の照明灯3側とは反対側に設けられ、情報表示部5を透過した太陽光、及び照明灯3から照射され、情報表示部5を透過した光を受光して電力を発生可能に支柱22に取り付けられている。本実施形態では、照明灯3の照明光は、表示面51の中心に、斜め上側から入射する。本実施形態では、照明灯3から照射された光をソーラーパネル4で受光し発電に用いることを考慮し、照明灯3とソーラーパネル4との間の距離は近い方が好ましい。
以下、図3を参照して、制御ボックス21内部の構成を含め、照明装置1の電気的な接続関係について説明する。図3に示すように、制御ボックス21は、その内部に、チャージコントローラ71と、蓄電池72と、制御部73と、ブレーカー78とを備えている。
チャージコントローラ71は、一対のソーラーパネル4の光発電素子42と、制御ボックス21内部の蓄電池72と、制御部73とに、各々、配線74〜76で接続されている。チャージコントローラ71は、一般的なチャージコントローラであり、蓄電池72の過充電及び過放電の防止、蓄電池72からの電流の逆流の防止、蓄電池72の残量の検出、及びソーラーパネル4の発電量の検出といった機能を有する。これらの機能を実現するための構成は周知であるため、ここでの説明は省略する。ブレーカー78は、過電流が流れるときに自動的に電源を遮断する一般的なブレーカーである。ブレーカー78は、蓄電池72とチャージコントローラ71との間に配置され、チャージコントローラ71から過電流が流れるときに蓄電池72への電力供給を遮断する。
蓄電池72は、一般的な蓄電池であり、本実施形態では、電圧12V,50Ahのものが採用されている。蓄電池の種類は特に限定されず、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル・水素電池、ニカド電池、鉛蓄電池等から所望の種類を採用可能である。
制御部73は、制御ボックス21内部に収容されたチャージコントローラ71と、一対の照明灯3のLED部31とに、配線76で接続されている。制御部73は、タイマ回路77を含む複数の回路を含む。タイマ回路77は、予め設定された時間帯(電力供給時間帯)のみ、蓄電池72に蓄電された電力を一対の照明灯3のLED部31に供給することを許可するよう構成された回路である。電力供給時間帯は、周囲の照度を考慮して適宜設定されればよく、例えば、午後7時から翌日午前5時である。
以下に、本実施形態の照明装置1の動作の詳細について説明する。制御部73は、タイマ回路77の判定結果に基づき、照明灯3への電力の供給を許可するか否かを判定する。現在時刻が電力供給時間帯に入っていない場合、屋外がある程度明るいので、照明灯3を点灯する必要はない。したがって、制御部73は、照明灯3を点灯させない。ソーラーパネル4は、照明灯3の直接光および情報表示部5を透過した光を受光して発電する。照明灯3が点灯されていない場合、情報表示部5を透過した光は、主に太陽光である。ソーラーパネル4で発電された電力は、チャージコントローラ71を介して蓄電池72に蓄電される。照明灯3が点灯されていなくても、太陽光等によって照明装置1の周囲が十分に明るければ、情報表示部5に表示された情報は明瞭に視認される。
現在時刻が電力供給時間帯となると、制御部73は、駆動回路(図示略)を駆動して、蓄電池72に蓄電された電力で照明灯3を点灯させる。ソーラーパネル4は、情報表示部5を透過した光を受光して発電する。照明灯3が点灯されている場合、情報表示部5を透過した光には、照明灯3の光が少なくとも含まれる。ソーラーパネル4で発電された電力は、チャージコントローラ71を介して蓄電池72に蓄電される。照明灯3によって情報表示部5が照らされることによって、照明装置1の周囲が暗くても、情報表示部5に表示された情報は明瞭に視認される。
更に遠距離からの視認性を上げるために、駆動回路を間欠的に動作させて照明灯3を点滅させてもよい。また、制御部73に通信機能(受信装置)を付加して、政府や自治体が発令する非常事態や緊急事態を報知する電波信号を受けて前記駆動回路を特別なパターン例えば点滅を速くする等の動作を行い、非常事態情報を表示することも可能である。更に非常事態を報知する電波信号を受けて、LED素子等で構成する文字ディスプレイを駆動して、「緊急避難発令」等の非常警報表示装置とすることも可能である。
なお、照明装置1は、照明灯3に電力を供給するか否か判定をするために、タイマ回路77ではなく、照度センサ(図示略)を備えてもよい。この場合、例えば、制御部73は、照度センサから出力された照度に基づき、照度が閾値以下である場合にのみ、前述のように駆動回路を駆動して、照明灯3を点灯させればよい。
以上説明したように、本実施形態の照明装置1の照明可能領域は、情報表示部5の表示面51,及び支持部2の設置面30の少なくとも一部を含む。すなわち、照明装置1は、太陽光及び照明光を含む光を受けて発電した電力を用いて情報表示部5を照明する機能と、支持部2の設置面30の少なくとも一部を照明する街灯としての機能とを有する。したがって、照明装置1は、電力を内照式の看板の照明に利用する場合に比べ、太陽光及び照明灯3の照明光を含む光を受けて発生させた電力を有効利用することができる。
照明装置1は、太陽光及び照明灯3の照明光を含む光を受けて発電できるので、太陽光のみで発電した電力を利用する場合に比べ、発電できる時間が長く、より多くの光で発電でき、より多くの電力を蓄電できる。したがって、例えば、停電中に日照不足が続いた場合でも、太陽光のみで発電した電力を利用する場合に比べ、より長時間に亘って、照明灯3からの電力供給が可能となる。本実施形態の照明装置1は、20日間以上無日照でも照明灯3に電力を供給可能である。照明灯3はLED照明灯であり、白熱電球、蛍光灯に比べ長時間点灯可能である。したがって照明装置1は、白熱電球及び蛍光灯に比べ交換頻度が少なくてすむ。
情報表示部5は、日中には太陽によって照らされて明瞭に視認され、電力供給時間帯には照明灯3によって照らされて明瞭に視認される。このため電力供給時間帯が適切に設定されることによって、情報表示部5は昼夜を問わず、明瞭に視認される。照明灯3は更に、蛾等の昆虫が好む波長400nm以下の波長をほとんど発生しない。したがって、照明灯3の周りには虫が集まりにくく、照明装置1は、照明灯が蛍光灯である場合比べ、照明灯の周りに虫が集まることによって情報表示部5の情報が見にくくなる可能性が低い。照明装置1の情報表示部5は光透過性を有する材料で形成され、光透過性を有する塗料を用いて情報が塗布又は印刷されている。このため照明装置1は、従来のように情報がガラス加工によって表示される場合に比べ、色彩、図案の形状、大きさ等を自由に選択でき、デザインの自由度が高い。
更に照明灯3は、LED照明灯であり、他の光源と同等の明るさを発揮するための消費電力が小さい。したがって、ソーラーパネル4は、情報表示部5を透過した光から、照明灯3を点灯させるのに十分な電力を発生させることが可能である。照明装置1は、商用電源が不要であるため、インフラが整備されていない砂漠、山岳部、無人島等の地域にも設置が可能である。また、災害時等の非常時にインフラが破壊された場合にも、照明装置1が壊れていなければ照明灯3に電力を供給可能である。このため照明装置1は、非常時に必要性が高まる情報(例えば、避難場所を表す情報)を表示するのに適している。LED照明灯は光の指向性が高く、照明領域を調整しやすい。
支持部2は、本考案の「支持部2」の一例である。ソーラーパネル4は、本考案の「発電パネル」の一例である。情報表示部5は、本考案の「情報表示部」の一例である。照明灯3は、本考案の「照明灯」の一例である。蓄電池72は、本考案の「蓄電池」の一例である。制御部73は、本考案の「制御部」の一例である。
本考案は、上記実施形態の他に種々の変更が可能である。例えば、電力供給時間帯か否かに関わらず、蓄電池72に蓄電された電力を照明灯3に供給してもよい。蓄電池72に蓄電された電力は、非常用コンセント等の照明灯3以外に供給されてよい。例えば、情報表示部付照明装置は、LED電光掲示板と、信号受信機とを備え、信号受信機で受信したデータに基づき、情報をLED電光掲示板に表示させてもよい。この場合、平常時は、広告及びニュース等がLED電光掲示板に表示され、災害時等の非常時には、避難情報、緊急情報がLED電光掲示板に表示させてもよい。
照明灯3,ソーラーパネル4,情報表示部5及び蓄電池72等に関して説明した数量、大きさ、形状、材質、位置、電圧、消費電力等の値はあくまでも例示であり、適宜変更が可能なことは勿論である。例えば、照明灯,ソーラーパネル,情報表示部は、各1つ設けられていてもよいし、各3以上設けられてもよい。また、複数の照明灯3およびソーラーパネル4の接続方法は、図3では直列接続図であるが並列接続でもよい。並列接続の場合は一方が故障した場合に他方が動作できる利点がある。照明灯3が照射した光をソーラーパネル4が受光可能である限り照明灯3の取付向き及び構成は変更可能である。例えば、より多くの光がソーラーパネル4の受光面44に入射するように、カバー部材32の内部に反射体が設けられていてもよい。情報表示部5に表示される情報は適宜変更可能である。情報表示部は、例えば、避難場所の他、海抜、標高、住所、公園等の施設名の表示、交通標識、危険標識、道路標識、及び地図等を表示してもよい。情報表示部は、特に夜間に視認される必要がある情報を表示するとよい。
情報表示部5は、光透過性を有するカッティングシートによって形成されてもよい。この場合、情報を表す形状に切断されたカッティングシートがソーラーパネル4の受光面44に配置されてもよい。照明灯3は、蛍光ランプ照明灯等の他の照明灯でもよい。
上記実施形態では、制御部73は複数の回路を含む構成例であるが、本考案はこのような構成に限定されるものではない。例えば、制御部73は、コンピュータ読取り可能な指示を記憶するメモリと、かかる指示にしたがって動作するプロセッサとを含む構成であってもよい。
図4を参照して変形例の一例として、照明装置101,201,及び301を説明する。図4において、図1の照明装置1と同様の構成には同じ符号を付与し、詳細な説明を省略する。
照明装置101は、支持部102と、照明灯3と、ソーラーパネル4と、情報表示部105と、枠部6をと備える。支持部102は、照明装置1と同様の制御ボックス21,支柱22,及びリブ24に加え、支柱123及び124を備える。支柱123及び124は各々、所定の間隔をあけて支柱22の左側面から左方に延びる。情報表示部105は、情報表示部5と同様な構成を有し、情報として横断歩道を表す標識の図案と、文字「この先横断歩道」を表示する。照明灯3は、情報表示部105の前方の左上側に配置され、情報表示部105全体及び設置面30の少なくとも一部を含む領域を照明領域とする。枠部6によって保持されたソーラーパネル4と情報表示部5とは、支柱123と、支柱124とによって支持されている。
照明装置201は、支持部202と、照明灯203と、ソーラーパネル204と、情報表示部205と、枠部206とを備える。支持部202は、制御ボックス225,並びに支柱222及び223を備える。制御ボックス225は上下方向に延びる支柱222の右側面に設けられている。支柱223は支柱222の上端部から前方に延びる。照明灯203は、支柱223の下面に設けられている。情報表示部205は、情報表示部5と同様な構成を有し、情報として文字「海抜△メートル」を表示する。照明装置201では、情報表示部205の中央部のみであり、上部及び下部はソーラーパネル204の光発電素子が外部から視認できる状態になっている。照明灯203は、情報表示部205全体及び設置面30の少なくとも一部を含む領域を照明領域とする。枠部6と同様の枠部206によって保持されたソーラーパネル204と情報表示部205とは、支柱222の前側に支持、固定されている。
照明装置301は、支持部302と、左右一対の照明灯3と、ソーラーパネル304と、情報表示部305と、筐体306とを備える。支持部302は、左右一対の支柱322,支柱323,及び左右一対の取付部324を備える。支柱323は、左右一対の支柱322の上端の各々に連結されている。左右一対の取付部324は各々、支柱323の全面から前方に延設されている。照明装置1と同様の左右一対の照明灯3は各々、左右一対の取付部324の下側に取り付けられている。情報表示部305は、情報表示部5と同様な構成を有し、情報として文字「○○公園 ○○丁目 ○○市○○区」を表示する。照明装置301では、情報表示部305によってソーラーパネル304の光発電素子は外部から視認されないが、情報表示部305は光透過性を有するので、ソーラーパネル304は光を受光可能である。左右一対の照明灯3は、情報表示部305全体及び設置面330の少なくとも一部を含む領域を照明領域とする。照明装置301のように、1つの情報表示部に対して複数の照明灯が配置されてよい。筐体306は、ソーラーパネル304及び情報表示部305を防水保持するとともに、ソーラーパネル304の背面側となる内部に照明装置1の制御ボックス21内に収容されていた構成要素(例えば、制御部73)を収容する。
1,101,201,301 情報表示部付照明装置
2,102,202,302 支持部
3,203 照明灯
4,204,304 ソーラーパネル
5,105,205,305 情報表示部
6,206 枠部
30,330 設置面
44 受光面
51 表示面
72 蓄電池
73 制御部
77 タイマ回路

Claims (4)

  1. 屋外の設置面に設置される支持部と、
    光透過性を有する材料で形成され、情報を表示する表示面を備える情報表示部と、
    前記情報表示部の前記表示面を含む領域と、前記支持部の前記設置面の少なくとも一部とを照明可能に、前記情報表示部の下端よりも高い位置に取り付けられた照明灯と、
    前記情報表示部の前記照明灯側とは反対側に設けられ、前記情報表示部を透過した太陽光、及び前記照明灯から照射され、前記情報表示部を透過した光を受光して電力を発生可能に前記支持部に取り付けられた発電パネルと、
    前記発電パネルが発生した前記電力を蓄電し、前記照明灯に前記電力を供給可能な蓄電池と
    を備えることを特徴とする情報表示部付照明装置。
  2. 前記情報表示部の前記表示面と、前記発電パネルの受光面との各々は互いに略平行に略鉛直方向に延設されていることを特徴とする請求項1に記載の情報表示部付照明装置。
  3. 前記照明灯は、LED照明灯であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示部付照明装置。
  4. 所定の期間にのみ前記蓄電池が蓄電した前記電力を前記照明灯に供給するよう制御する制御部を更に備えたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の情報表示部付照明装置。
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