JP2013138610A - 電動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力の異なる電動機に対し、コントローラの設計を共通化することの可能な電動装置を提供する。
【解決手段】モータケース11、ステータ15、ロータ21及びシャフト35等から構成される電動機のシャフト35の軸方向の一方にパワーモジュール40、制御基板30及びヒートシンク80が設けられる。ヒートシンク80は、中央部分の外側にあり軸方向に延びる柱状体84を備えるとともに、柱状体84のパワーモジュール40側に受熱面85を備えることを特徴とする。これにより、パワーモジュール40の熱を効率的にヒートシンク80へ伝達することができる。また、柱状体84の軸方向長さを長くすることによりヒートマスを調整することが出来る為、モータの外径を小型に維持することが出来る。また、パワーモジュール40の設計を変更することなく、出力の異なるモータに対し、コントローラの設計を共通化することが容易となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動機のシャフト軸の一方にコントローラを設けた電動装置に関する。
従来、運転者による操舵をアシストする電動式パワーステアリングが公知である。この電動式パワーステアリングに用いられるモータは、小型化、軽量化、高出力化が求められる。
特許文献1に記載のモータは、特許文献1の図14及び図15に記載されているように、モータケース、ステータ、ロータ及びシャフト等から構成される電動機のシャフトの軸方向と並行に電動機を駆動制御するコントローラを設けている。このコントローラは、ヒートシンク、金属基板及び制御基板等から構成されている。ヒートシンクは、電動機のモータケースの径方向の外壁に取り付けられている。このヒートシンクにパワートランジスタが実装された金属基板が取り付けられている。また、金属基板と所定の距離を有し、ヒートシンクの反対側に制御基板が取り付けられている。
電動機とコントローラとの配線の接続は、ステータに巻回されたコイルと電気的に接続するリード線がシャフトの軸に対して垂直方向に延び、金属基板の配線と接続している。また、ロータの回転角を検出可能な位置センサから取り出されたリード線は、シャフトの軸に対して垂直方向に延び、制御基板の配線と接続している。
また、特許文献2に記載のモータは、特許文献2の図1 図3に記載されているように、電動機のシャフトの軸方向の一方の側にコントローラを設けている。このコントローラを構成するヒートシンクは、電動機の筒状のモータケースの開口を塞ぐように取り付けられている。このヒートシンクにパワートランジスタが実装された金属基板が取り付けられている。また、金属基板と所定の距離を有し、ヒートシンクの反対側に制御基板が取り付けられている。
電動機とコントローラとの配線の接続は、ステータに巻回されたコイルから取り出された巻線端子がシャフトの軸と平行に延び、金属基板から取り出された電動機端子と接続している。また、ロータの回転角を検出可能な位置センサに接続するセンサ端子は、樹脂から形成された磁気センサ保持部を通り制御基板の配線と接続している。
特開2003 204654号公報 特開2002 345211号公報
ところで、電動パワーステアリングに用いられるモータは、モータの適用される車種の重量等に応じ、出力の異なる電動機が設定される。電動機の出力の設定に伴いパワートランジスタの発熱量が変わると、ヒートシンクに必要とされる熱容量が変わり、ヒートシンクの体積を変えることになる。
特許文献1のモータの構成では、電動機の出力の設定が変わると、ヒートシンクの体積の変更に伴ってモータケースの径方向の外壁と金属基板との距離、及びモータケースの径方向の外壁と制御基板との距離が変わる。このため、コイルと電気的に接続するリード線、及び位置センサから取り出されるリード線等の設計を変えることになる。
また、特許文献2のモータの構成では、電動機の出力の設定が変わると、ヒートシンクの体積の変更に伴ってモータケースの開口と金属基板との距離、及びモータケースの開口と制御基板との距離が変わる。このため、コイルから取り出される巻線端子、金属基板から取り出される電動機端子、位置センサに接続するセンサ端子、及び磁気センサ保持部等の設計を変えることになる。このように、電動機の出力の設定に応じてコントローラを構成する部材等の設計を変えると、モータの製造コストが高くなることが懸念される。
また、特許文献1に記載のモータは、電動機のシャフトの軸方向と並行にコントローラを設けているので、径方向の体格が大きくなることが懸念される。
特許文献2に記載のモータは、金属基板から取り出された電動機端子とコイルから取り出された巻線端子とを接続加工をするための空間が金属基板と制御基板との間に必要となる。また、位置センサのセンサ端子と制御基板とを接続加工をするための空間が金属基板と制御基板との間に必要となる。このため、軸方向の体格が大きくなることが懸念される。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、出力の異なる電動機に対し、コントローラの設計を共通化することの可能な電動装置を提供することにある。
また、体格を小さくすることの可能な電動装置を提供することにある。
請求項1の発明は、モータケースと、モータケース内に固定されるステータと、ステータに対して相対回転可能に設けられるロータと、ロータに固定され、モータケースに回転可能に支持されるシャフトと、ステータ又はロータに巻回されるコイルから取り出される取出線と電気的に接続し、コイルへ駆動電流を供給するパワーモジュールと、パワートランジスタのスイッチングを制御する制御基板と、シャフトの軸方向の一方であって、シャフトから離れた位置に設けられ、パワートランジスタの発する熱を吸収するヒートシンクと、を備え、ヒートシンクは、ヒートシンク(80)は、中央部分の外側にあり軸方向に延びる柱状体(84)を備えるとともに、柱状体(84)の底部に受熱面(85)を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、柱状体の底部に受熱面を備える為、パワーモジュールの熱を効率的にヒートシンクへ伝達することができる。また、柱状体の軸方向長さを長くする(高くする)ことによりヒートマスを調整することが出来る為、モータの外径を小型に維持することが出来る。また、パワーモジュールの設計を変更することなく、ヒートマスを調整することができる為、出力の異なるモータに対し、コントローラの設計を共通化することが容易となる。
請求項2の発明は、モータケースと、モータケース内に固定されるステータと、ステータに対して相対回転可能に設けられるロータと、ロータに固定され、モータケースに回転可能に支持されるシャフトと、シャフトの軸方向の一方の側で前記モータケース外に設けられ、ステータ又はロータに巻回されるコイルから取り出される取出線と電気的に接続し、コイルへ駆動電流を供給する複数のパワートランジスタと、モータケース外でパワートランジスタのスイッチングを制御する制御基板と、モータケース外でパワートランジスタの発する熱を吸収するヒートシンクと、モータケース外でシャフトの軸方向の一方の端部に設けられる磁石と、モータケース外で磁石の生じる磁界の向きに応じた信号を出力する位置センサと、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、モータケース外にシャフト端の磁石、位置センサ、を設ける為、モータケース内に比べてスペースの制約を少なくすることができ、モータケース内のスペース制約の下、シャフト端の磁石と位置センサを専用に設計する必要性がない。
よって、位置センサの搭載位置、又は、シャフト端の磁石の形状を変更するなどの設計自由度が向上し、出力の異なるモータに対し、コントローラの設計を共通化することが容易となる。
つまり、モータケース内に位置センサを設ける場合にはモータ内のスペースの制約から位置センサの搭載位置が調整し難く、また、シャフト端の磁石の形状を変更することも難しい。その為、モータケース内の位置センサをモータの種類に合わせて精密に設計、製造する必要が有り、出力の異なるモータに対し、コントローラの設計を共通化することが難しい。
そこで、請求項2の発明のように、モータケース外に磁石、位置センサ、を設けることによって、モータケース外ではスペースの制約がモータケース内に比べて少ない為、位置センサの位置調整の自由度を高くでき、位置センサをモータの種類に合わせて共通化することが容易となる。また、シャフト端の磁石の形状を大きくする場合、位置センサで磁界を検出できる範囲を大きくすることができ、磁石と位置センサとの位置ズレ等に起因する検出精度の低下が抑制される。よって、位置センサをモータの種類に合わせて共通化した場合でも、位置センサ検出精度を低下し難くすることができる。
以上のように、請求項2の発明によれば、出力の異なるモータに対し、位置センサを含むコントローラの設計を共通化することが容易となる。
請求項3の発明では、制御基板に位置センサを設ける為、制御基板と位置センサとを一体とすることができ、電動装置の小型化が容易となる。
請求項4の発明では、磁石は、シャフトの軸径より大きい形状である為、位置センサで磁界を検出できる範囲を大きくすることができ、磁石と位置センサとの位置ズレ等に起因する検出精度の低下が抑制される。
本発明の第1実施形態による電動装置の断面図である。 本発明の第1実施形態による電動装置の側面図である。 図2のIII方向の矢視図である。 図2のIV方向の矢視図である。 図2のV方向の矢視図である。 本発明の第1実施形態による電動装置の回路図である。 本発明の第1実施形態による電動装置の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態による電動装置のパワーモジュール及び電子部品の平面図である。 図8のIX方向の矢視図である。 図9のX方向の矢視図である。 図9のXI方向の矢視図である。 図11のXIIの部分拡大図である。 本発明の第1実施形態による電動装置のパワーモジュール及び電子部品の樹脂モールドを除いた斜視図である。 本発明の第1実施形態による電動装置のヒートシンクの底面図である。 本発明の第1実施形態による電動装置のヒートシンクの斜視図である。 本発明の第1実施形態による電動装置のヒートシンクにパワーモジュールを取り付けた状態の底面図である。 本発明の第1実施形態による電動装置のヒートシンクにパワーモジュールを取り付けた状態の斜視図である。 本発明の第1実施形態による電動装置のヒートシンクにパワーモジュール及び制御基板を取り付けた状態の底面図である。 本発明の第1実施形態による電動装置のヒートシンクにパワーモジュール及び制御基板を取り付けた状態の斜視図である。 本発明の第2実施形態による電動装置の断面図である。 図20のXXIの要部拡大図である。 本発明の第3実施形態による電動装置の要部拡大図である。 本発明の第4実施形態による電動装置の要部拡大図である。 本発明の第5実施形態による電動装置の断面図である。
以下、本発明による複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による電動装置を図1〜図19に示す。本実施形態の電動装置10は、電動パワーステアリングに用いられるブラシレスモータである。電動装置10は、図6に示すように、コラム軸1のギア2と噛み合い、CAN等により伝送される車速信号及びステアリング3の操舵トルクを検出するトルクセンサ4から出力されるトルク信号に基づいて正逆回転することで、操舵のアシスト力を発生する。
図1に電動装置10の断面図を示し、図2〜図5に電動装置10の外観図を示す。図7に電動装置10の分解斜視図を示す。
電動装置10は、モータケース11、ステータ15、ロータ21及びシャフト25等から構成される電動機と、制御基板30、パワーモジュール40及びヒートシンク80等から構成されるコントローラとを備えている。
先ず、電動機について説明する。
モータケース11は、例えば鉄等から形成されている。モータケース11は、有底筒状の第1モータケース12と、この第1モータケース12のコントローラ側の開口を塞ぐ第2モータケース13とから構成されている。第1モータケース12の底部の外壁にはアルミから形成されたフレームエンド14が固定されている。
第1モータケース12の径方向内側の内壁にステータ15が収容されている。ステータ15は、突極16及び図示しないスロットを周方向に交互に有している。ステータ15のスロットにインシュレータ17を挟んでコイル18が収容されている。このコイル18は突極16に巻回される。コイル18は、2系統の三相巻線を形成している。コイル18から取り出される取出線19は、第2モータケース13の板厚方向に形成された孔20を通り、コントローラ側へ延びている。
ロータ21は、ステータ15の径内側に回転可能に設けられている。ロータ21には、ロータコア22の径外側に異種の磁極が周方向に交互に着磁された永久磁石23が設けられている。ロータ21の回転中心に形成された軸孔24にシャフト25が固定されている。シャフト25は、軸方向の一端が第2モータケース13に設けられた軸受26に嵌合し、他端が第1モータケース12の底部に設けられた軸受27に嵌合している。
ステータ15及びロータ21の軸方向の体格は、電動機に要求される出力により設定される。
この構成により、コイル18に通電されると回転磁界が形成され、ロータ21及びシャフト25はステータ15及びモータケース11に対し正逆回転する。そして、シャフト25のフレームエンド14側の出力端28からコラム軸1のギア2に駆動力が出力される。
次に、コントローラについて説明する。
コントローラは、図7に示すように、モータのシャフト25の軸方向の一方に、制御基板30、パワーモジュール40、ヒートシンク80、カバー91の順に設けられる。チョークコイル44およびアルミ電解コンデンサ43は、パワーモジュール40の板厚方向にパワーモジュール40の配線と電気的に接続される。制御基板30及びパワーモジュール40は、それぞれヒートシンク80にねじ31、41により固定される。パワーモジュール40のモールド樹脂42から板厚方向に露出するパワートランジスタの放熱板59は、絶縁放熱シート69を挟んでヒートシンク80に密着固定されている。
パワーモジュール40の構成を図8〜図13に示す。なお、図13は、モールド樹脂42を破線で示している。
パワーモジュール40は、2組のインバータ回路を構成する12個のパワートランジスタ51〜56、61〜66及び回路保護用の4個のパワートランジスタ57、58、67、68、これらのパワートランジスタ51〜58、61〜68を接続する配線70〜75、シャント抵抗76並びにジャンパ配線77等が略矩形の板状に樹脂モールドされている。
パワートランジスタ51〜58、61〜68及び配線70〜75は、同一平面状に配置されている。パワートランジスタ51〜58、61〜68は、2組のインバータ回路を形成する。一組のインバータ回路を形成する8個のパワートランジスタ51〜58は長手側の一方に一列に配置され、他の組のインバータ回路を構成する8個のパワートランジスタ61〜68は長手側の他方に一列に配置されている。図12に示すように、パワートランジスタ51〜58、61〜68は、放熱板59がモールド樹脂42の板厚方向の外壁に露出している。
パワートランジスタ51〜58、61〜68に接続する端子78及び信号配線79がパワーモジュール40の長手側の外壁から外側に突出している。端子78は、コイル18の取出線19と電気的に接続する。信号配線79は、制御基板30の配線と電気的に接続する。
パワーモジュール40の板厚方向に電子部品としてのアルミ電解コンデンサ43及びチョークコイル44が設けられている。アルミ電解コンデンサ43は、配線72〜75に電気的に接続し、パワートランジスタ51〜58、61〜68のスイッチングにより生じるリップル電流を吸収する。チョークコイル44は、配線70、71に電気的に接続し、パワートランジスタ51〜58、61〜68に供給される電源変動を減衰する。
パワーモジュール40には、短手方向の端部に第1コネクタ45が設けられている。第1コネクタ45を経由し、バッテリー5からパワーモジュール40に電流が供給される。
バッテリー5から第1コネクタ45に供給される電流は、パワーモジュール40の中央の配線70からチョークコイル44を経由し、第1コネクタ45と反対の短手側の配線71に流れる。その配線71から長手側の両端に設けられた回路保護用のパワートランジスタ57、58、67、68を経由し、中央の配線70の左右に設けられた配線72、73に流れる。その配線72、73からジャンパ配線77を経由し、電源側のパワートランジスタ51、53、55、61、63、65から端子78に接続される取出線19を経由しコイル18に流れる。コイル18から戻る電流は端子78からグランド側のパワートランジスタ52、54、56、62、64、66及びシャント抵抗76を経由し、パワートランジスタ51〜56、61〜66の内側の配線74、75に流れる。その配線74、75から第1コネクタ45を経由し、バッテリー5に流れる。
パワーモジュール40に形成されるインバータ回路を図6に示す。図6では、6個のパワートランジスタ51〜56等により形成される1組のインバータ回路を示し、他の組のインバータ回路の回路図については省略している。2組のインバータ回路により、2系統の三相巻線を形成するコイル18に供給する駆動電流としての三相交流が作られる。
図14及び図15に示すように、ヒートシンク80は、熱伝導の良い例えばアルミから形成され、電動機の出力に応じてパワーモジュール40の発する熱を吸収可能な熱容量を有する体積に形成されている。
ヒートシンク80は、中央部分に凹部82を有している。この凹部82は、アルミ電解コンデンサ43及びチョークコイル44を収容可能な大きさに形成されている。また、ヒートシンク80は、径外側のパワーモジュール40の長手側と軸方向に略重なる位置に平面部83を有している。これにより、パワーモジュール40の長手側から外側に突出する端子78とコイル18の取出線19との接続が可能となる。
ヒートシンク80は、凹部82と平面部83とに挟まれた柱状体84のパワーモジュール40側に受熱面85を有している。受熱面85は、パワートランジスタ51〜58、61〜68の放熱板59に絶縁放熱シート69を挟んで当接する。これにより、パワーモジュール40の発する熱がヒートシンク80に伝熱する。
ヒートシンク80は、パワーモジュール40の第1コネクタ45、及び後述する制御基板30の第2コネクタ39に対応する位置に開口部86、87を設けている。開口部86、87と平面部83との間に軸方向の電動機側に延びる4本の支持体88が設けられている。
制御基板30は、図1〜図4、図18及び図19に示すように、パワーモジュール40の第2モータケース13側に、パワーモジュール40と略平行に設けられている。制御基板30は、例えばガラスエポキシ基板から形成され、パワーモジュール40から突出する信号配線79と電気的に接続している。
制御基板30には、パワーモジュール40の第1コネクタ45と反対側に第2コネクタ39が設けられている。また、制御基板30には、パワーモジュール40の端子78の孔781と軸方向に重なる位置に取出線19を通す孔311が設けられている。
制御基板30には、マイクロコンピュータ32、プリドライバ33、カスタムIC34及び位置センサ35等が実装されている。
位置センサ35は、制御基板30の第2モータケース13側に実装されている。位置センサ35は、シャフト25の一方の端部に設けられた磁石29の生じる磁界の向きに応じた信号を出力する。
図6に示すように、カスタムIC34は、位置センサ信号増幅部36、レギュレータ37及び検出電流増幅部38を機能ブロックとして有している。位置センサ35の出力した信号は、位置センサ信号増幅部36により増幅され、マイクロコンピュータ32に入力される。これにより、マイクロコンピュータ32はシャフト25に固定されたロータ21の位置を検出する。
トルクセンサ4から出力されるトルク信号等が第2コネクタ39を経由し、マイクロコンピュータ32に入力される。また、シャント抵抗76により検出したインバータ回路の電流が検出電流増幅部38を経由し、マイクロコンピュータ32に入力される。
マイクロコンピュータ32は、位置センサ35、トルクセンサ4、シャント抵抗76等からの信号に基づき、車速に応じてステアリング3の操舵をアシストするように、プリドライバ33を介してPWM制御により作られたパルス信号をパワートランジスタ51〜56、61〜66に出力する。これにより、パワートランジスタの形成する2組のインバータ回路は、バッテリー5からチョークコイル44及び回路保護用のパワートランジスタ57、58、67、68を経由して供給される電流を三相交流に変換し、端子78に接続する取出線19からコイル18に供給する。
続いて、電動機及びコントローラの組み付け方法を説明する。
先ず、図7〜図11に示すように、パワートランジスタ51〜58、61〜68、配線70〜75などを樹脂モールドしたパワーモジュール40の配線70〜75にアルミ電解コンデンサ43、チョークコイル44、第1コネクタ45等を取り付ける。これらの電子部品と配線70〜75との接続は、パワーモジュール40の底に設けられた穴46から溶接又ははんだ付けによって行われる。
次に、図7及び図14〜図17に示すように、パワーモジュール40をヒートシンク80に取り付ける。パワーモジュール40とヒートシンク80との取り付けは、ヒートシンク80の底に設けられたねじ穴81にパワーモジュール40をねじ41によって固定する。このとき、パワートランジスタ51〜58、61〜68の放熱板59とヒートシンク80の受熱面85との間に絶縁放熱シート69を入れる。パワーモジュール40とヒートシンク80とが取り付けられると、アルミ電解コンデンサ43及びチョークコイル44は、ヒートシンク80の凹部82に挿入される。また、第1コネクタ45は、ヒートシンク80の開口部86からヒートシンク80の外側に突出する。
続いて、図18及び図19に示すように、制御基板30をヒートシンク80に取り付ける。制御基板30とヒートシンク80との取り付けは、ヒートシンク80から軸方向に延びる柱90に制御基板30をねじ31によって固定する。次に、パワーモジュール40の信号配線79と制御基板30の配線とをはんだ又は溶接によって電気的に接続する。このとき、第2コネクタ39は、ヒートシンク80の開口部87からヒートシンク80の外側に突出する。
続いて、図2〜図5に示すように、ヒートシンク80と電動機とを取り付ける。ヒートシンク80と電動機との取り付けは、ヒートシンク80の支持体88の軸方向電動機側の端部と、第1モータケース12の軸方向コントローラ側の端部とを当接する。第1モータケース12の軸方向に延びる爪121を支持体の端部に設けられた突起89と突起89との間に挿入する。その爪121を周方向に折り曲げることで、ヒートシンク80と第1モータケース12とを固定する。なお、2本一組で並列に延びる爪121は、それぞれ周方向の反対向きに折り曲げる。このとき、第2モータケース13の孔20を通り軸方向に延びる取出線19を制御基板30の孔311とパワーモジュール40の端子78の孔781とに挿通する。そして、取出線19とパワーモジュール40の端子78とを溶接又ははんだ付け等により電気的に接続する。
最後に、図1及び図7に示すように、略有底筒状に形成されたカバー91でヒートシンク80を覆い、カバー91とヒートシンク80とをねじ92によって固定する。カバー91は例えば鉄などの磁性体から形成され、パワートランジスタ51〜58、61〜68を流れる大電流によって生じる電界が外部に漏れることを抑制する。また、コントローラに埃等が入ることを抑制する。これにより、電動装置10が完成する。
本実施形態では、電動機のコントローラを構成する制御基板30、パワーモジュール40及びヒートシンクは、モータケース側から制御基板30、パワーモジュール40、ヒートシンク80の順に電動機のシャフト25の軸方向に設けられる。
制御基板30及びパワーモジュール40のモータケース11と反対側にヒートシンク80を設けることで、電動機の出力の設定を変更した場合、電動機と制御基板30との位置関係、及び電動機とパワーモジュール40との位置関係を変えることなく、ヒートシンク80の熱容量の設定のみを変えることができる。このため、出力の設定の異なる電動機に対し、コイル18から取り出される取出線19とパワーモジュール40の端子との接続箇所、及びパワーモジュール40と制御基板30との接続箇所等の設計を共通化することができる。したがって、種々の出力の設定に対応した電動装置10としてシリーズ化することが可能となり、電動装置10の製造コストを低減することができる。
本実施形態では、位置センサ35を実装した制御基板30を第2モータケース13側に設けることで、電動機の出力の設定を変更した場合、第2モータケース13から制御基板30側へ突出するシャフト25の長さを変えることなく、制御基板30に設けられる位置センサ35の設計を共通化することができる。また、シャフト25の長さを短くすることができるので、シャフト25の軸ブレを抑制し、位置センサ35の検出精度を向上することができる。
本実施形態では、パワーモジュール40及び制御基板30は、ヒートシンク80に取り付けられ、ヒートシンク80と第1モータケース12とが接続される。これにより、電動機又はコントローラのいずれか一方に不具合が発生した場合、不具合の発生した側を容易に交換することができる。このため、製造上のコストを低減することができる。
本実施形態では、パワーモジュール40の板厚方向にアルミ電解コンデンサ43及びチョークコイル44を設けている。このアルミ電解コンデンサ43及びチョークコイル44は、ヒートシンク80に設けられた凹部82に収容される。これにより、電動機の出力を変更した場合、アルミ電解コンデンサ43及びチョークコイル44とパワーモジュール40とを接続する配線の設計を共通化することができる。また、アルミ電解コンデンサ43及びチョークコイル44をパワーモジュール40の凹部82に収容することで、電動装置10の軸方向の体格を小さくすることができる。
本実施形態では、コイル18から取り出される取出線19は、制御基板30の孔311を通り、パワーモジュール40の端子78と電気的に接続する。これにより、制御基板30に設けられた孔311の内壁により取出線19がガイドされ、取出線19と端子78とを容易に接続することができる。また、取出線19と制御基板30とを電気的に接続すれば、パワートランジスタ51〜56、61〜66からコイル18に流れる電流を簡素な構成で検出することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による電動装置を図20及び図21に示す。以下、複数の実施形態において、第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電動装置は、位置センサ35とパワーモジュール40との間にシールド部材93を備えている。シールド部材93は、例えば鉄などの高透磁率材料から形成される。
パワーモジュール40の配線70〜75には、矢印Aに示すように、バッテリ5から供給される大電流が流れる。このため、矢印Bに示すように、電界が発生する。この電界が位置センサ35に作用すると、位置センサ35から出力される信号に誤差が生じるおそれがある。
本実施形態では、パワーモジュール40の配線70〜75に流れる大電流によって発生する電界は、シールド部材93に沿って流れるので、位置センサ35が電界からシールドされる。このため、パワーモジュール40と制御基板30との距離を近づけることができる。これにより電動装置の軸方向の体格を小さくすることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による電動装置を図22に示す。本実施形態では、シールド部材94は、平板状に形成されている。これにより、制御基板30を広範囲でシールドすることができるとともに、シールド部材94の加工コストを低減することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による電動装置を図23に示す。本実施形態では、シールド部材95は、パワートランジスタ51〜58及び配線70〜75等とともに一体に樹脂モールドされ、パワーモジュール40を形成している。シールド部材95は、パワートランジスタ51〜58及び配線70〜75の制御基板30側に樹脂モールドされている。これにより、第2、第3実施形態と比較して、シールド部材95と位置センサ35との距離を遠くすることが可能となる。したがって、制御基板30とパワーモジュール40との間隔を短くすることができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態による電動装置を図24に示す。本実施形態は、第3実施形態の変形例である。本実施形態では、シールド部材96の縁に曲面部97が形成されている。曲面部97は、板厚方向の一方の側が制御基板30に当接し、他方の側がパワーモジュール40に当接している。このため、曲面部97の弾性力により、ねじ41を用いることなく、パワーモジュール40とヒートシンク80とを固定することができる。したがって、コントローラの組み付け工数を削減し、電動装置の製造コストを低減することができる。
(他の実施形態)
上述した複数の実施形態では、12個のパワートランジスタにより2組のインバータ回路を形成し、2系統の駆動制御により電動機を駆動制御する電動装置について説明した。これに対し、本発明の電動装置は、1系統又は3系統以上の駆動制御により電動機を駆動制御しても良い。
上述した複数の実施形態では、電動パワーステアリングに用いられるブラシレスモータについて説明した。これに対し、本発明の電動装置は、電動パワーステアリング以外の種々の用途に用いても良い。また、ロータにコイルの巻回されるブラシ付きモータに適用しても良い。
上述した複数の実施形態では、複数のパワートランジスタと配線等を同一平面状に配置し、樹脂モールドすることでパワーモジュールを形成した。そしてこのパワーモジュールをヒートシンクの底部に平置きに配置した。これに対し、本発明は、パワートランジスタ及び配線等を個別に樹脂モールドし、ヒートシンクの側面に縦置きに配置しても良い。
上述した複数の実施形態では、制御基板は1枚としたが、本発明は2枚以上の制御基板を設けても良い。
上述した複数の実施形態では、ヒートシンクの全体をカバーで覆った。これに対し、本発明は、ヒートシンクの平面部の外側に形成される開口のみをカバーで覆うようにしても良い。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
10 ・・・電動装置
11 ・・・モータケース
15 ・・・ステータ
18 ・・・コイル
19 ・・・取出線
21 ・・・ロータ
30 ・・・制御基板
35 ・・・シャフト
40 ・・・パワーモジュール
51 58 ・・・パワートランジスタ
80 ・・・ヒートシンク

Claims (4)

  1. モータケースと、
    前記モータケース内に固定されるステータと、
    前記ステータに対して相対回転可能に設けられるロータと、
    前記ロータに固定され、前記モータケースに回転可能に支持されるシャフトと、
    前記ステータ又は前記ロータに巻回されるコイルから取り出される取出線と電気的に接続し、前記コイルへ駆動電流を供給するパワーモジュールと、
    前記パワートランジスタのスイッチングを制御する制御基板と、
    前記シャフトの軸方向の一方であって、前記シャフトから離れた位置に設けられ、前記パワートランジスタの発する熱を吸収するヒートシンクと、を備え、
    前記ヒートシンク(80)は、中央部分の外側にあり軸方向に延びる柱状体(84)を備えるとともに、柱状体(84)の底部に受熱面(85)を備えることを特徴とする電動装置。
  2. モータケースと、
    前記モータケース内に固定されるステータと、
    前記ステータに対して相対回転可能に設けられるロータと、
    前記ロータに固定され、前記モータケースに回転可能に支持されるシャフトと、
    前記シャフトの軸方向の一方の側で前記モータケース外に設けられ、前記ステータ又は前記ロータに巻回されるコイルから取り出される取出線と電気的に接続し、前記コイルへ駆動電流を供給する複数のパワートランジスタと、
    前記モータケース外で前記パワートランジスタのスイッチングを制御する制御基板と、
    前記モータケース外で前記パワートランジスタの発する熱を吸収するヒートシンクと、
    前記モータケース外でシャフトの軸方向の一方の端部に設けられる磁石(29)と、
    前記モータケース外で前記磁石の生じる磁界の向きに応じた信号を出力する位置センサ(35)と、を備えることを特徴とする電動装置。
  3. 前記位置センサは、前記制御基板に設けられることを特徴とする請求項2に記載の電動装置。
  4. 前記磁石は、前記シャフトの軸径より大きい形状であることを特徴とする請求項2又は3に記載の電動装置。
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