JP2013138358A - コントローラーおよび音響信号処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 FDC14−1において、制御対象をDAWaとする切替スイッチが押されたとする。FDC14−1の通信端子COM1から制御対象をDAWaとする切替指示のコマンドが出力されて、ディスプレイ切替器11−1に供給される。ディスプレイ切替器11−1では、このコマンドの切替指示に基づいて入力端子DI11に供給されているPC10−2のディスプレイ端子(1)からの画像情報を出力端子DO1から出力するように状態を切り替える。管理アプリMはFDC14−2,14−3とMC15に対して制御対象をDAWaとする切り替えの指示を第1の通信網2−1を利用して送信する。FDC14−2,14−3とMC15は、通信端子COM2〜4から制御対象をDAWaとする切替指示のコマンドを出力して、ディスプレイ切替器11−2〜11−4に供給する。
【選択図】 図3
Description
また、従来、コンピュータに1台のコントローラーを外部接続し、コンピュータにおいて複数のアプリケーションを起動させる。このコントローラーは、コンピュータにおいて起動されている複数のアプリケーションのいずれかを制御対象とするアプリケーションとして選択することができ、選択された制御対象とされるアプリケーションの制御を行うようにすることが知られている。
そこで、本発明は、上記操作者の要望を実現することができるコントローラーおよび音響信号処理システムを提供することを目的としている。
図1に示すように、本発明の実施例の音響信号処理システム1は、通信網2に接続されている4台のパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)10−1,10−2,10−3,10−4と、3台のフェーダーコントローラー(以下、「FDC」という)14−1,14−2,14−3と1台のメインコントローラー(以下、「MC」という)15と、FDC14−1〜14−3とMC15にそれぞれ対応して設けられている4台のディスプレイ13−1,13−2,13−3,13−4とのデバイスを備えている。通信網2に接続されているデバイスは、通信網2を介して相互に情報のやりとりを行うことができる。通信網2は、少なくとも制御通信系と表示通信系の2種類の通信系を備えている通信網であり、以下に説明する実施例においては、制御通信系の第1の通信網と表示通信系の第2の通信網とから構成されている。その詳細については後述する。
図2に示すように、第1の通信網2−1には、少なくとも8ポートのイーサネット(登録商標)端子を有するネットワークハブ12が備えられている。また、管理アプリMが動作しているPC10−1と、DAWaが動作しているPC10−2と、DAWbが動作しているPC10−3と、DAWcが動作しているPC10−4と、3台のFDC14−1〜14−3およびMC15は、イーサネット(登録商標)端子(RJ−45)をそれぞれ備えている。それぞれのイーサネット(登録商標)端子は、ネットワークハブ12のイーサネット(登録商標)端子にLANケーブルを介して接続されて、デバイス相互間において制御信号の送受信が行えるようにされている。具体的には、PC10−1〜10−4は端子(e)がイーサネット(登録商標)端子とされ、PC10−1の端子(e)がLANケーブルを介してネットワークハブ12の端子LAN1に、PC10−2の端子(e)がLANケーブルを介してネットワークハブ12の端子LAN2に、PC10−3の端子(e)がLANケーブルを介してネットワークハブ12の端子LAN3に、PC10−4の端子(e)がLANケーブルを介してネットワークハブ12の端子LAN4に接続されている。
図3に示すように第2の通信網2−2においては、ディスプレイ13−1〜13−4に表示される画面を切り替える4台のディスプレイ切替器11−1,11−2,11−3,11−4を備えている。PC10−2〜10−4は、画像情報を出力するそれぞれ4つのディスプレイ端子(1),(2),(3),(4)を備えており、ディスプレイ端子(1)からはFDC14−1用のミキサー画面の画像情報が出力され、ディスプレイ端子(2)からはFDC14−2用のミキサー画面の画像情報が出力され、ディスプレイ端子(3)からはFDC14−3用のミキサー画面の画像情報が出力され、ディスプレイ端子(4)からはMC15用のメイン画面の画像情報が出力される。そして、PC10−2〜10−4のそれぞれのディスプレイ端子(1)は、ディスプレイ切替器11−1の入力端子DI11,DI12,DI13にそれぞれ接続され、PC10−2〜10−4のそれぞれのディスプレイ端子(2)は、ディスプレイ切替器11−2の入力端子DI21,DI22,DI23にそれぞれ接続され、PC10−2〜10−4のそれぞれのディスプレイ端子(3)は、ディスプレイ切替器11−3の入力端子DI31,DI32,DI33にそれぞれ接続されている。
このように、第2の通信網2−2は、各デバイスに備えられている端子間を端子に対応した規格のケーブルで接続することにより構築されており、DAWa、DAWb、DAWcから出力されるFDC14−1〜14−3用のミキサー画面や、MC15用のメイン画面を対応するディスプレイ13−1〜13−4に表示させるための表示通信系の通信網とされている。そして、第2の通信網2−2では、FDC14−1〜14−3およびMC15の制御対象が変更された際には、ディスプレイ13−1〜13−4に表示させる画像情報を一括して自動的に切り替えて、制御対象のミキサー画面およびメイン画面を対応するディスプレイ13−1〜13−4に表示している。
図5に示すFDC14のハードウェア構成において、CPU(Central Processing Unit)33は管理プログラム(OS:Operating System)を実行しており、FDC14の全体の動作をOS上で制御している。フラッシュメモリ34は、FDC14の動作ための各種プログラムが格納されると共にCPU33のワークエリアや各種データが記憶される不揮発性のメモリである。ネットワークI/O35は、FDC14を第1の通信網2−1に接続するためのイーサネット(登録商標)のインタフェースであり、その他I/O36は、第2の通信網2−2に接続するためのRS−232やRS−422のシリアル通信のインタフェースやUSBのインタフェースとされる。表示器30は、FDC14のchストリップにアサインされたトラックのチャンネル名等が表示される小型の液晶表示器等とされている。さらに、電動フェーダ31はchストリップ毎に設けられており、chストリップにアサインされたトラックのレベルを調整するフェーダである。操作子32は、chストリップに割り当てるトラックの選択を行うスイッチや、制御対象のDAWを切り替えるスイッチ、ミキサー画面からメイン画面に切り替えるスイッチ等とされる。各部はバス37に接続されている。
MC15のハードウェア構成は図示していないが、図5に示すFDC14のハードウェア構成における電動フェーダ31を省略したハードウェア構成とされている。
図6に示すようにFDC14のパネルには、例えば8本とされる複数本のchストリップからなるchストリップ部40aとコントロール部40bとが設けられている。chストリップ部40aの各chストリップには、アサインされたトラックごとのレベル調整を行うためのフェーダー41と複数のノブ43等の操作子とch名表示部42とが設けられている。chストリップ部40aのそれぞれのchストリップには、操作対象として1トラックがアサインされ、アサインされたトラックのch名をch名表示部42に表示することができる。そして、フェーダー41を操作することにより操作対象のトラックのレベルを調整することができ、ノブ43を操作することにより操作対象のトラックの所定のパラメータを調整することができる。
FDC14−1〜14−3に設けられている切替スイッチ47のボタン47a〜47cあるいはMC15に設けられている切替スイッチ51のボタン51a〜51cのいずれかが操作されると、FDC14−1〜14−3およびMC15の内の上記ボタンが操作されたコントローラーにおいて図8に示すDAW切替の処理がスタートする。DAW切替の処理がスタートされるとステップS10にてボタン47a〜47cあるいはボタン51a〜51cの内の操作されたボタンにより指示されたDAWへ、制御対象を切り替える処理が行われる。この処理では、制御対象のDAWを指示されたDAWへ切り替える指示を第1の通信網2−1を利用して管理アプリM(PC10−1)へ送り、この切り替えの指示を受けた管理アプリMが、切り替えを指示されたDAWが動作しているPCと切替スイッチが操作されたコントローラーとの第1の通信網2−1における制御通信経路を確立させる。これにより、以後に当該コントローラーにおいて操作した操作情報が、切り替えが指示されたDAWへ送られて、当該DAWの各種制御に使用されるようになる。
ステップS11の処理が終了するとステップS12にて、制御対象として指定されたDAWの現在の各種設定状態や表示に関する各種データを当該DAWが動作しているPCから受信して、受信した各種データに従って切替スイッチが操作されたコントローラーの設定や表示を更新する。これにより、例えば切替スイッチがFDCで操作された場合は、そのFDCのフェーダの摘み位置が受信したフェーダーのデータに対応する位置まで移動するようになる。
なお、FDC14−1〜14−3およびMC15をカスケード接続することができ、カスケード接続されている場合は、カスケード接続を介して制御対象を新たに指定されたDAWへ切り替える指示を他のコントローラーに送るようにしてもよい。
また、DAW切替の処理におけるステップS13の処理は制御対象を切り替える切替スイッチが操作されたコントローラーにおいてのみ実行され、管理アプリMあるいは他のコントローラーから切り替える指示を受信したコントローラにおいてはその処理がスキップされる。
FDC14−1〜14−3に設けられている切替スイッチ47のボタン47Mのいずれかが操作されると、FDC14−1〜14−3の内のボタン47Mが操作されたFDCにおいて図9に示すメイン切替の処理がスタートする。メイン切替の処理がスタートされると、ステップS20にてボタン47Mが操作されたFDCに対応するディスプレイに画像情報を供給しているディスプレイ切替器へ、当該ディスプレイへ供給する画像情報を、MC15に対応するディスプレイ13−4に表示中のメイン画面の画像情報へ切り替えるコマンドを送る。例えば、FDC14−1で切替スイッチ47のボタン47Mが押された場合は、入力端子DI10に入力されている画像情報を出力端子DO1から出力する切り替えコマンドを第2の通信網2−2を利用してディスプレイ切替器11−1に送る。これにより、簡単な操作を行うことで出力端子DO1からの画像情報が供給されているFDC14−1に対応するディスプレイ13−1に、MC15用のディスプレイ13−4に表示中の制御対象のDAWのメイン画面が表示されるようになる。このメイン画面を参照することにより、FDC14−1の操作子を操作する時に制御対象のDAWの全体の状態を確認することができる。
なお、メイン切替の処理は切替スイッチ47のボタン47Mが操作されたFDCのみで実行され、ボタン47Mが操作されたFDCに対応するディスプレイについてのみ制御対象のDAWのメイン画面が表示されるようになる。そして、音響信号処理システム1内の他のコントローラーに対してはメイン画面の切り替えの指示は出力されない。すなわち、メイン画面の切替スイッチが押されていないFDCでは、ディスプレイに表示されていたミキサー画面が引き続き表示される。
また、切替スイッチ47のボタン47Mが操作されたFDCに対応するディスプレイに表示されたメイン画面を元のミキサー画面に戻す場合は、もう一度切替スイッチ47のボタン47Mを操作する。あるいは、切替スイッチ47のボタン47Mを押している間だけ操作されたFDCに対応するディスプレイにメイン画面を表示して、切替スイッチ47のボタン47Mが離された時にメイン画面から元のミキサー画面に戻すようにしてもよい。
そして、コントローラーの1つにおいてコントローラーの制御対象となる音響信号処理機能の切り替えが指示された際に、当該コントローラーは、新たな制御対象の音響信号処理機能の画面に切り替える指示を出力すると共に、通信網を利用して他の各コントローラーに新たな制御対象の音響信号処理機能の画面に切り替える指示を送る。これにより、各コントローラーに対応するディスプレイに新たな制御対象の音響信号処理機能の画面が表示されるようになる。
また、コントローラーとディスプレイ切替器の間の通信を第1の通信網2−1を利用して行ってもよい。この場合は、ディスプレイ切替器にイーサネット(登録商標)端子を持たせ、ディスプレイ切替器をネットワークハブへ接続し、第1の通信網2−1を利用してコントローラーからディスプレイ切替器へ切替コマンドを送るようにする。
さらに、表示に関する情報の通信も第1の通信網2−1を利用して行ってもよい。この場合は、ディスプレイ切替器を省略すると共にディスプレイにイーサネット(登録商標)端子を持たせて、ディスプレイをネットワークハブへ接続し、表示するよう指示されている画像情報をディスプレイがPCから受信するための論理通信経路を確立する。PCは、イーサネット(登録商標)端子から画像情報を出力する。
なお、第1の通信網2−1はイーサネット(登録商標)により構築されることに限らず、他の通信の技術規格により構築するようにしてもよい。また、第2の通信網2−2は、RS−232,RS422やUSBに限らず他の通信規格を用いるようにしてもよい。
上記した第2の通信網2−2においては、ディスプレイ切替器11−4の出力端子DO42〜DO44を、他のディスプレイ切替器11−1〜11−3の入力端子DI10,DI20,DI30にそれぞれ接続することにより、メイン画面の画像情報をディスプレイ切替器11−1〜11−3に供給していたが、これに替えて、PC10−2から10−4の端子(4)から出力されるDAWa、DAWb、DAWcのメイン画面の画像情報を、ディスプレイ切替器11−1〜11−3にそれぞれ供給するようにしてもよい。この場合は、メイン画面への切り替えコマンドを受けたディスプレイ切替器11−1〜11−3においては、制御対象のDAWのメイン画面を選択して出力端子からその画像情報を出力するように切り替えることになる。
Claims (2)
- 音響信号データの音響処理を行う音響信号処理部と、該音響信号処理部の制御を行うコントローラーと、該コントローラーに対応して設けられている表示部と、該表示部を制御して、複数の前記コントローラーに対応して用意されているコントローラー画面を表示する表示制御部とから構成された音響信号処理システムにおける前記コントローラーであって、
前記音響信号処理に対する制御指示を前記音響信号処理部に送信する制御指示送信手段と、
前記表示部に表示する画面を、自機に対応して用意されている前記コントローラー画面から、他の前記コントローラーに対応して用意されている他の前記コントローラー画面へ切り替える指示を、前記表示制御部へ送る送信手段と、
を有することを特徴とするコントローラー。 - 音響信号データの音響処理を行う音響信号処理部と、
該音響信号処理部の制御を行うコントローラーと、
該コントローラーに対応して設けられている表示部と、
該表示部を制御して、複数の前記コントローラーに対応して用意されているコントローラー画面を表示する表示制御部とを備え、
前記コントローラーは、
前記音響信号処理に対する制御指示を前記音響信号処理部に送信する制御指示送信手段と、
前記表示部に表示する画面を、自機に対応して用意されている前記コントローラー画面から、他の前記コントローラーに対応して用意されている他の前記コントローラー画面へ切り替える指示を、前記表示制御部へ送る送信手段と、
を有することを特徴とする音響信号処理システム。
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JP2011288666A JP2013138358A (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | コントローラーおよび音響信号処理システム |
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2011
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