JP2013137951A - ゴム栓 - Google Patents

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浩幸 平松
Yasuaki Nakayama
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Abstract

【課題】シール性を確保しつつゴム栓の飛び出しを防ぐ。
【解決手段】本発明は、ハウジング40のキャビティ41に対して後方から挿入されるゴム栓20であって、端子金具30のインシュレーションバレル33によって電線挿通孔Hに通された電線Wに圧着される圧着部21と、この圧着部21の後方に設けられ電線Wの外周面とキャビティ41の内周面とに密着する前側シール部22と、この前側シール部22の後方に設けられ電線Wの外周面に密着する後側シール部23とを備え、後側シール部23の外周面は、後方に向かうほど電線挿通孔Hの軸心Pに近づくように形成されており、後側シール部23は、その後端部に配されて電線Wの外周面に密着する密着部23Bと、後側シール部23における密着部23Bの前側に配されて密着部23Bの孔径よりも大きな孔径を有する追従部23Aとを備えて構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、電線を通す電線挿通孔が前後方向に貫通して設けられた筒状をなし、ハウジングのキャビティに対して後方から挿入されるゴム栓に関する。
この種のゴム栓として、例えば下記特許文献1に記載のゴム栓が知られている。このゴム栓は、電線の外周面とハウジングのキャビティの内周面とに密着するシール部と、このシール部の後方に形成された曲げ受け部とを備えて構成されている。この曲げ受け部の外周には、後方に向かうほど電線挿通孔の軸心から遠ざかるテーパ面が形成されている。ゴム栓の後方に引き出された電線が曲げられた場合、テーパ面がキャビティの後端開口縁部で受けられることで電線の曲げ自体が規制され、シール部における密着性が保持され、防水性が確保される。
特開平10−247546号公報
しかしながら、上記のゴム栓によると、テーパ面がキャビティの後端開口縁部に対して後方から当接するため、ヒートサイクル試験における低温状態から高温状態へ移行する際に、キャビティの後端開口縁部を引っ掛かりの起点として後方へ膨張し、ゴム栓が後方へ飛び出しやすくなる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シール性を確保しつつゴム栓の飛び出しを防ぐことを目的とする。
本発明は、電線を通す電線挿通孔が前後方向に貫通して設けられた筒状をなし、ハウジングのキャビティに対して後方から挿入されるゴム栓であって、端子金具のバレルによって電線挿通孔に通された電線に圧着される圧着部と、この圧着部の後方に設けられ電線の外周面とキャビティの内周面とに密着する前側シール部と、この前側シール部の後方に設けられ電線の外周面に密着する後側シール部とを備え、後側シール部の外周面は、後方に向かうほど電線挿通孔の軸心に近づくように形成されており、後側シール部は、その後端部に配されて電線の外周面に密着する密着部と、後側シール部における密着部の前側に配されて密着部の孔径よりも大きな孔径を有する追従部とを備えて構成されている構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、密着部が電線の外周面に密着しているため、電線が曲げられた場合に、電線の外周面に対する密着性を保持することができる。また、後側シール部の外周面は、後方に向かうほど電線挿通孔の軸心に近づく形態とされているため、キャビティの後端開口縁部に対して後方から当接しにくくなる。したがって、ヒートサイクル試験で後側シール部が膨張した場合でも、ゴム栓が飛び出しにくくなる。さらに、追従部は、密着部よりも大きな孔径を有しているから、電線を電線挿通孔に通す際に、電線と追従部の摩擦抵抗を軽減することができるとともに、電線が曲げられた場合に、その電線に追従させやすくできる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
電線挿通孔に電線が通されると、電線によって後側シール部が拡径されるようになっており、この拡径された後側シール部の外周面は、前後方向に延びる形態をなすとともに、キャビティの内周面とほぼ面一をなして揃う構成としてもよい。
このような構成によると、後側シール部の外周面がキャビティの後端開口縁部に対して後方から当接することをなくすことができる。したがって、ヒートサイクル試験におけるゴム栓の飛び出しをより防ぎやすくなる。
追従部の内周面は、後方に向かうほど電線挿通孔の軸心に近づくように形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、電線の曲げに対して追従部を電線に追従させやすくできる。
密着部は、追従部の後端部から径方向内側に突出する形態をなす構成としてもよい。
このような構成によると、密着部を電線の外周面に対してより密着させやすくなる。
追従部の内周面には、電線の外周面に密着する突起が周設されている構成としてもよい。
このような構成によると、追従部の突起が電線の外周面に密着することでゴム栓の飛び出しを防ぐとともに、追従部における突起以外の部分では電線に対する摩擦抵抗を軽減することができる。
突起は、前後方向に並んで複数条設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、複数条の突起によってゴム栓の飛び出しをより防ぐことができる。
本発明によれば、シール性を確保しつつゴム栓の飛び出しを防ぐことができる。
実施形態1におけるゴム栓を備えたコネクタの内部構造を示した断面図 図1のコネクタにおいて端子金具が半挿入状態にある様子を示した断面図 図1におけるゴム栓付近を拡大して示した要部拡大断面図 図3の状態から電線が曲げられた状態を示した断面図 ゴム栓を軸心に沿って切断した状態を示す断面図 ゴム栓の正面図 ゴム栓の背面図 実施形態2におけるゴム栓付近を拡大して示した要部拡大断面図であって、図3に対応する図 図8の状態から電線が曲げられた状態を示した断面図 ゴム栓を軸心に沿って切断した状態を示す断面図 ゴム栓の正面図 ゴム栓の背面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7の図面を参照しながら説明する。本実施形態では、防水コネクタ10に装着されたゴム栓20を一例として説明している。防水コネクタ10は、図1に示すように、電線Wと、この電線Wの端末に接続された端子金具30と、この端子金具30を収容するキャビティ41が形成されたハウジング40と、ハウジング40に装着されたカバー50と、端子金具30に接続されたショート端子60と、カバー50に装着されたシールリング70とを備えて構成されている。なお、本実施形態では、端子金具30をキャビティ41に挿抜する方向を前後方向とし、図1における図示左側を前側とする。
端子金具30は、ショート端子60が接続される角筒状の接続筒部31と、この接続筒部31の後方に設けられたワイヤバレル32と、このワイヤバレル32の後方に設けられたインシュレーションバレル33とを備えて構成されている。接続筒部31の上面には、上方に突出した形態の係止段部34が設けられている。
ワイヤバレル32は、電線Wの絶縁被覆を皮剥ぎすることで露出された芯線に圧着されている。一方、インシュレーションバレル33は、ゴム栓20とともに電線Wの絶縁被覆に圧着されている。
ハウジング40は合成樹脂製であって、前方に開口するフード部42を有している。フード部42の奥壁43には、カバー50の内部に圧入、保持されたショート端子60を挿通可能とされている。このショート端子60は、フード部42の奥壁43を貫通して端子金具30に接続されている。同じく、フード部42の奥壁43には、ランス44を成形するための抜き孔が形成されており、この抜き孔には、カバー50に設けられたリテーナ51が挿入可能とされている。
ランス44は、キャビティ41の内壁上面に形成されており、片持ち状をなして前方に突出する形態をなしている。ランス44は、端子金具30の係止段部34に後方から当接することで端子金具30の抜け止めを行っている。さらに、ランス44の撓み空間には、リテーナ51が前方から挿入されており、ランス44の撓みを規制することで端子金具30を二重係止状態で抜け止めしている。なお、端子金具30がキャビティ41に対して半挿入状態にあるときには、図2に示すように、ランス44が係止段部34によって撓み空間に押し込まれた状態のままとなっており、このランス44の先端とリテーナ51の先端とが突き当たることで端子金具30の半挿入が検知されるようになっている。
リテーナ51の基端部には、図1に示すように、シールリング70が嵌着されたシールリング装着部52が形成されている。このシールリング装着部52は、シールリング70とともにフード部42内の略後半部に収容されている。また、シールリング装着部52の基端部には、シールリング70を前方から押し込むシールリング押込部53が形成されている。このシールリング押込部53は、フード部42内の略前半部に嵌合している。
ゴム栓20はシリコーン等の弾性材からなり、図5に示すように、電線Wを通す電線挿通孔Hが前後方向に貫通して設けられた略円筒状をなしている。ゴム栓20は、インシュレーションバレル33によって電線Wの絶縁被覆に圧着される圧着部21と、この圧着部21の後方に連なって設けられ電線Wの外周面とキャビティ41の内周面とに密着する前側シール部22と、この前側シール部22の後方に連なって設けられ電線Wの外周面に密着する後側シール部23とを一体に備えて構成されている。すなわち、電線挿通孔Hは、圧着部21の内部空間と、前側シール部22の内部空間と、後側シール部23の内部空間とによって構成されている。
圧着部21の外周面は、前方に向かうほど電線挿通孔Hの軸心Pに近づくように傾斜している。また、圧着部21の内周面は、前方に向かうほど電線挿通孔Hの軸心Pに近づくように傾斜している。圧着部21の前端部における外周面には、前端テーパ面21Aが周設されている。この前端テーパ面21Aは、図3に示すように、インシュレーションバレル33の前方に配されており、インシュレーションバレル33にかしめられてインシュレーションバレル33の前方に押し出されたゴムが径方向外側に盛り上がり、ゴム栓20をキャビティ41に挿入する際にキャビティ41の内壁に摺接することでゴム栓20とキャビティ41の内壁との接触抵抗が増加したり、ゴム栓20がめくれたりすることを規制している。なお、圧着部21の厚さは、前方に向かうほど徐々に小さくなり、前端テーパ面21Aで急に小さくなっている。
前側シール部22は、その内周に形成された複数条の内周リップ22Aと、その外周に形成された複数条の外周リップ22Bとを備えている。内周リップ22Aと外周リップ22Bは、電線挿通孔Hの径方向に揃うように配されている。なお、本実施形態では、2条の内周リップ22Aが前側シール部22の内周に形成され、2条の外周リップ22Bが前側シール部22の外周に形成されたものを例示している。
後側シール部23は、前側シール部22の後方に連なる追従部23Aと、この追従部23Aの後方に連なる密着部23Bとを備えている。後側シール部23の外周面は、後方に向かうほど電線挿通孔Hの軸心Pに近づくように形成された外周テーパ面24とされている。一方、後側シール部23の内周面は、後方に向かうほど電線挿通孔Hの軸心Pに近づくように形成された内周テーパ面25とされている。内周テーパ面25の後端は、密着部23Bの内周面に連なり、密着部23Bの内周面の後端部は、後方に向かうほど電線挿通孔Hの径方向外側に向かうように形成された誘い込み面26とされている。
電線Wをゴム栓20の電線挿通孔Hに通してゴム栓20が電線Wの外周面に装着された状態では、図3に示すように、各内周リップ22Aが電線Wの外周面に密着するとともに、密着部23Bの内周面が電線Wの外周面に密着している。なお、追従部23Aの内周面も電線Wの外周面に接触してはいるものの、密着部23Bと比較すると、電線Wの外周面に対する密着性(電線挿通孔Hの径方向におけるゴムの潰し量)は小さいものとされている。したがって、ゴム栓20と電線Wの間のシール性は、2条の内周リップ22Aと密着部23Bによって担保されている。
また、追従部23Aの内周面と電線Wの外周面との間の接触抵抗は軽減されているため、電線Wを電線挿通孔Hに通す挿入抵抗が低下し、挿入作業が容易になる。
また、例えば図4に示すように、電線Wが下方に曲げられた場合、内周テーパ面25の上部は、電線Wが電線挿通孔Hに通される前の状態に復帰することによって、下方に曲げられた電線Wの上面に沿う形態となるため、内周テーパ面25の上部と電線Wの上面との間に隙間が形成されにくく、追従部23Aを電線Wに追従させやすくなる。
電線Wをゴム栓20の電線挿通孔Hに通すと、電線Wの外周面と後側シール部23の内周面とが当接することで後側シール部23が拡径されることになる。このとき、後側シール部23の後端部では、密着部23Bが設けられていることにより、後側シール部23の前端部が電線挿通孔Hの径方向外側に変位する量よりも大きく変位し、最終的に外周テーパ面24が電線挿通孔Hの軸心Pとほぼ平行をなして前後方向に延びる形態となるように弾性変形する。このため、ゴム栓20がキャビティ41に挿入されると、図3に示すように、拡径された後側シール部23の外周テーパ面24は、前後方向に延びる形態をなすとともに、キャビティ41の内周面とほぼ面一をなして揃うことになる。このようにすると、ゴム栓20がキャビティ41の後端開口縁部に対して後方から当接しないため、ヒートサイクル試験においてゴム栓20全体が膨張する際に、このゴム栓20がキャビティ41から後方へ飛び出す方向に力が発生しにくくなり、ゴム栓20の飛び出しを効果的に抑制することができる。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、ゴム栓20を電線Wに装着する手順について説明する。ゴム栓20を電線Wに先通ししておき、電線Wの端末において絶縁被覆を皮剥ぎすることで芯線を露出させる。ここで、先通ししておいたゴム栓20を電線Wの端末に移動させ、圧着部21の前端から絶縁被覆がわずかにはみ出た状態とする。そして、インシュレーションバレル33をかしめることで、圧着部21ともども絶縁被覆に圧着する。これと同時に、ワイヤバレル32をかしめて芯線に圧着する。こうして、電線Wと端子金具30が導通可能に接続された端子金具30付き電線Wが完成する。
次に、この端子金具30付き電線Wをハウジング40のキャビティ41に対して後方から挿入する。すると、端子金具30の各バレル32,33がキャビティ41に挿入された後、ゴム栓20の前側シール部22がキャビティ41に挿入され、後側シール部23の略前半部がキャビティ41に挿入されたところで、端子金具30がキャビティ41に対して正規の挿入位置に至り、ランス44が係止段部34に後方から当接した状態で係止する。これにより、端子金具30がキャビティ41において抜け止め状態に保持される。また、密着部23Bについては、キャビティ41の外部に位置しているものの、電線Wの外周面に密着しており、電線Wとゴム栓20の間で十分なシール性が確保される。一方、キャビティ41の内周面に対しては、各外周リップ22B,22Bが密着しているため、ゴム栓20とハウジング40の間で十分なシール性が確保される。
次に、カバー50をフード部42に前方から装着すると、図1に示すように、各端子金具30がショート端子60によって短絡状態となり、リテーナ51がランス44の撓み空間に進入することで、端子金具30が二重係止状態で保持される。また、シールリング70がシールリング装着部52とフード部42の内周面とに密着することで、カバー50とハウジング40の間からハウジング40内に浸水することが規制される。なお、図2に示すように、端子金具30がキャビティ41に対して半挿入状態にある場合には、後側シール部23がキャビティ41の外部に位置しているものの、前側シール部22がキャビティ41に挿入されているため、各リップ22A,22Bによってキャビティ41の内部がシール状態に保持される。
以上のように本実施形態では、後側シール部23に内周テーパ面25を設けたから、電線Wの曲げに対して追従部23Aを追従させやすくなる。また、後側シール部23の後端部に密着部23Bを設けたから、電線Wが曲げられた場合であっても、密着部23Bを電線Wの外周面に密着させた状態に保持することができる。さらに、後側シール部23に外周テーパ面24を設けたから、電線Wが電線挿通孔Hに通されて後側シール部23が拡径された状態となっても、外周テーパ面24がキャビティ41の内壁とほぼ面一をなして前後方向に揃うため、外周テーパ面24がキャビティ41の後端開口縁部に当接しない。したがって、ヒートサイクル試験においてゴム栓20がキャビティ41の後端開口縁部を起点として後方に飛び出すことを規制できる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8ないし図12の図面を参照しながら説明する。本実施形態のゴム栓27は、実施形態1のゴム栓20に複数条の突起28を追加したものであって、ゴム栓27以外の構成、作用、および効果については実施形態1と同じである。したがって、実施形態1と重複する構成、作用、および効果については、その説明を省略するものとする。
本実施形態のゴム栓27の内周テーパ面25には、図10に示すように、複数条の突起28が形成されている。ここで、一番右側に位置する突起は、密着部23Bであって突起28ではない。すなわち、本実施形態では、3条の突起28が内周テーパ面25に形成されたものを例示している。
各突起28の頂点は、密着部23Bの頂点よりも電線挿通孔Hの軸心Pから遠くなるように形成されており、前方に位置する突起28ほど電線挿通孔Hの軸心Pから遠ざかるように配されている。これらの突起28は、図8に示すように、電線Wの外周面に密着している。このため、ヒートサイクル試験でゴム栓27がキャビティ41の外部に飛び出そうとした場合であっても、各突起28と電線Wの外周面との接触抵抗を確保できるため、ゴム栓27の飛び出しを規制しやすくなる。
なお、ゴム栓27をキャビティ41に挿入する前の状態では、各突起28が電線Wの外周面に密着していないため、電線Wを電線挿通孔Hに通す挿入抵抗が大幅に増加することはなく、挿入作業は容易である。この後、ゴム栓27をキャビティ41に挿入すると、キャビティ41の内周面によって後側シール部23が圧縮されることで各突起28が電線Wの外周面に密着し、シール性が発揮されることになる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では後側シール部23の一部がキャビティ41に挿入されているものの、本発明によると、後側シール部23の全部がキャビティ41に挿入されるものでもよいし、後側シール部23の全部がキャビティ41の外部に位置するものでもよい。
(2)実施形態1では内周テーパ面25が電線Wの外周面に接触しているものの、本発明によると、内周テーパ面25は電線Wの外周面に接触していないものでもよい。
(3)実施形態2では複数条の突起28が内周テーパ面25に形成されているものの、本発明によると、1条の突起28が内周テーパ面25に形成されているものとしてもよい。
20,27…ゴム栓
21…圧着部
22…前側シール部
23…後側シール部
23A…追従部
23B…密着部
24…外周テーパ面(後側シール部の外周面)
25…内周テーパ面(追従部の内周面)
28…突起
30…端子金具
33…インシュレーションバレル
40…ハウジング
41…キャビティ
H…電線挿通孔
P…軸心
W…電線

Claims (6)

  1. 電線を通す電線挿通孔が前後方向に貫通して設けられた筒状をなし、ハウジングのキャビティに対して後方から挿入されるゴム栓であって、
    端子金具のバレルによって前記電線挿通孔に通された電線に圧着される圧着部と、
    この圧着部の後方に設けられ前記電線の外周面と前記キャビティの内周面とに密着する前側シール部と、
    この前側シール部の後方に設けられ前記電線の外周面に密着する後側シール部とを備え、
    前記後側シール部の外周面は、後方に向かうほど前記電線挿通孔の軸心に近づくように形成されており、
    前記後側シール部は、その後端部に配されて前記電線の外周面に密着する密着部と、前記後側シール部における前記密着部の前側に配されて前記密着部の孔径よりも大きな孔径を有する追従部とを備えて構成されていることを特徴とするゴム栓。
  2. 前記電線挿通孔に前記電線が通されると、前記電線によって前記後側シール部が拡径されるようになっており、この拡径された後側シール部の外周面は、前後方向に延びる形態をなすとともに、前記キャビティの内周面とほぼ面一をなして揃うことを特徴とする請求項1に記載のゴム栓。
  3. 前記追従部の内周面は、後方に向かうほど前記電線挿通孔の軸心に近づくように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゴム栓。
  4. 前記密着部は、前記追従部の後端部から径方向内側に突出する形態をなすことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のゴム栓。
  5. 前記追従部の内周面には、前記電線の外周面に密着する突起が周設されていることを特徴とする請求項3に記載のゴム栓。
  6. 前記突起は、前後方向に並んで複数条設けられていることを特徴とする請求項5に記載のゴム栓。
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