JP2013137414A - 楽器、グランドピアノおよびアップライトピアノ - Google Patents

楽器、グランドピアノおよびアップライトピアノ Download PDF

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Abstract

【課題】グランドピアノやアップライトピアノなどの鍵盤楽器の音響特性を良好にする。
【解決手段】グランドピアノ10の筐体11の大屋根15における筐体11内の空間を向いた面上には大屋根15と一体化された音響構造体1がある。音響構造体1は、角筒状のパイプ2−m(m=1〜9)を長さ方向と直交する方向に配列したものである。パイプ2−mは、角筒状をなしている。パイプ2−mにおける大屋根15に固定された側面と反対側の側面UWには、開口部が設けられている。パイプ2−mの側面UWにおける開口部の位置はパイプ毎に異なっている。このピアノ10の大屋根15を閉めると、音響構造体1は筐体11内に収容される。
【選択図】図1

Description

本発明は、楽器の音響特性を改善する技術に関する。
特許文献1には、鍵盤楽器であるグランドピアノの音響特性を改善する技術の開示がある。この文献に開示されたグランドピアノは、曲練り側板を挟んで対抗する棚板及び大屋根と、これらに囲まれた空間内に配設された弦及びアクション機構と、棚板上における前部に配設された鍵とを有する。このグランドピアノでは、大屋根が屋根後前部と屋根後後部の2枚の板に分かれている。そして、このグランドピアノでは、屋根後前部と屋根後後部の2枚の板が、曲練り側板における平行対面する2つの壁のうち左側の壁の上端に前後に並べて連結されており、各々を個別に開閉できるようになっている。このグランドピアノでは、屋根後前部を開き、屋根後後部を閉じると、低音域の楽音(弦の打弦音)よりも高音域の楽音(弦の打弦音)の方が強調して発音される。また、屋根後前部を閉じ、屋根後後部を開くと、高音域の楽音(弦の打弦音)よりも低音域の楽音(弦の打弦音)の方が強調して発音される。よって、このグランドピアノによると、高音域を重視した演奏や低音域を重視した演奏を行う場合において、各々に合った音響特性を実現することができる。
特開2001−83960号公報
ところで、グランドピアノでは、屋根から強い一次反射音が放射されるとカラレーションが発生する。カラレーションは、グランドピアノの発音源である弦が発する直接音と屋根などの壁面で反射した反射音が干渉して音の音色が変化する現象である。グランドピアノと打楽器の演奏者らによるセッションでは、グランドピアノにおけるカラレーションの利いた音が心地よい響きの音として聴者に聴こえるようにマイクの設置位置を調整する、といった作業が行われる。しかし、一般的には、このようなマイクの設置位置の調整作業は難しく、高度な技術を要する。
また、アップライトピアノでは、直方体状をなす筐体における弦を挟んで向かい合う壁面間の音の往復反射によりカラレーションが発生する。アップライトピアノの場合も、グランドピアノの場合と同様に、カラレーションの利いた音を心地よい響きの音とする為の設置作業は難しい。また、アップライトピアノの場合、壁面との間に10cm程度の隙間を空けて設置されることが多い。ここで、アップライトピアノの背面と壁面との間の10cmの空間は2次元音場と考えてよく、この2次元音場にピアノ音が放音されると癖のある不快なカラレーションが生じやすい。このような不快なカラレーションを防止するためにアップライトピアノを壁面から十分に離れたところに設置し、あるいは壁面に対して斜めに設置することも考えられる。しかし、これではアップライトピアノの背面と壁面との間の無駄な空間が増え、そのために部屋の中の有効利用可能な空間が減るという問題が生じる。
また、アップライトピアノにおける不快なカラレーションの発生を防止するためにアップライトピアノの背面と壁面との間に通常の吸音材を配置することも考えられる。この吸音材を利用すれば、カラレーションをある程度は低減することができる。しかし、アップライトピアノの背面と壁面との間の狭い空間において、カラレーションにより発生する低音域の音を吸音材により抑制することは一般に困難であり、カラレーションにより発生する中高音域の音しか抑制することができず、広い帯域においてバランスよくカラレーションによる音を抑制することが難しいという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、グランドピアノやアップライトピアノなどの鍵盤楽器におけるカラレーションを好適に制御する技術的手段を提供することを目的とする。
この発明は、筐体と、前記筐体内に設けられた発音体と、前記筐体内に収められる音響構造体であって、各々の内部の空洞を囲む側面に開口部が設けられた複数のパイプを配列した音響構造体とを具備する楽器を提供する。この発明では、筐体内の音響構造体における各パイプが吸音効果及び散乱効果を発生する。よって、この楽器によると、筐体内におけるカラレーションを好適に制御することができる。
本発明の第1実施形態であるグランドピアノの正面図である。 図1のグランドピアノを上方から見た図である。 図1のグランドピアノを矢印A方向から見た図である。 図1のグランドピアノにおける筐体内の弦、アクション機構、ダンパ機構を示す図である。 図1のグランドピアノの音響構造体による吸音効果及び散乱効果の発生の原理を示す図である。 本発明の第2実施形態であるアップライトピアノの正面図である。 図6のグランドピアノのA−A’線断面図である。 本発明の第3実施形態であるカホンの斜視図である。 図8のカホンのA−A’線断面図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、この発明の第1実施形態であるグランドピアノ10の正面図である。図2は、グランドピアノ10を上方から見た図である。図3は、図1における音響構造体1をA方向に見た図である。このピアノ10の筐体11は、棚板12と、棚板12の縁に沿って固定された曲練り側板13と、曲練り側板13における平行対面する壁面41L及び41R間に架設された前框14と、曲練り側板13の壁面41Lにおける前框14の後方に連結された大屋根15と、曲練り側板13の壁面41Rにおける前框14の後方に連結された突上棒16と、大屋根15の前端に揺動自在に連結された前屋根17と、棚板12の裏面44の前端部の真中から下方に向かって延在するペダル脚柱18L及び18Rと、ペダル脚柱18L及び18Rの先端に固定されたペダルボックス19と、棚板12の裏面44におけるペダル脚柱18L及び18Rの左右両側とその奥の各箇所から下方に向かって延在する脚20L、20R、20Cとを有する。
脚20L、20R、20Cの各々の先端にはキャスタ21L、21R、21Cが固定されている。ペダルボックス19の前面からは、演奏者の足により操作される操作子であるソフトペダル22、ソステヌートペダル23及びダンパペダル24が露出している。また、筐体11における曲練り側板13の壁面41L及び41R、棚板12及び前框14に囲まれた開口からは鍵25−i(i=1〜88)が露出している。前框14の下端には鍵盤蓋26が設けられており、前框14の上方は譜面板27が設けられている。
図4に示すように、筐体11の棚板12上には鍵25−i(i=1〜88)を揺動自在に支持する部材である筬中30−i(i=1〜88)が固定されている。棚板12上における筬中30−i(i=1〜88)の各々の前方と後方には筬前31−i及び筬後32−iが配置されている。筐体11の曲練り側板13及び前框14に囲まれた空間内における各鍵25−iの上方には発音体である弦33−iが張設されている。この空間内における各鍵25−iの後方には、アクション機構35−iとダンパ機構37−iが設けられている。アクション機構35−iは、演奏者の手指が鍵25−iを押鍵する押鍵力をハンマ34−iが弦33−iを打撃する打弦力に変換する機構である。ダンパ機構37−iは、演奏者の足がペダル22を踏み込む踏込力を弦33−i上のダンパ36−iを弦33−iから離す離弦力に変換する機構である。
図2及び図3において、ピアノ10の大屋根15における筐体11内の空間を向いた面上には大屋根15と一体化された音響構造体1がある。この音響構造体1は、各々の内部の空洞を囲む側面に開口部3−m(m=1〜10)が設けられた複数のパイプ2−m(m=1〜10)を配列したものである。音響構造体1における各パイプ2−mは、長さ方向に対向する側面FW及びBW、厚さ方向に対向する側面UW及びDW、幅方向に対向する側面LW及びRWを有する。ここで、図1及び図3では、簡便のため、パイプ2−1を除くパイプ2−2〜2−10の各々における側面FW、BW、UW、DW、LW、RWの符号の図示を割愛する。
パイプ2−1の長さD1、パイプ2−2の長さD2、パイプ2−3の長さD3、パイプ2−4の長さD4、パイプ2−5の長さD5、パイプ2−6の長さD6、パイプ2−7の長さD7、パイプ2−8の長さD8、パイプ2−9の長さD9、及びパイプ2−10の長さD10の大小関係は、D1=D2=D3>D4>D5>D6>D7>D8>D9>D10となっている。パイプ2−m(m=1〜10)は、前框14側の側面FWを揃えて幅方向に並べられている。パイプ2−mの開口部3−mは、パイプ2−mの厚さ方向に対向する側面UW及びDWのうち一方の側面DWに設けられている。パイプ2−m(m=1〜10)の側面DWは均一なバッフル面を形成している。そして、パイプ2−m(m=1〜10)は、他方の側面DWを大屋根15側に向けて大屋根15に固定されている。従って、ピアノ10の大屋根15を図1の矢印B方向に揺動させて大屋根15により筐体11内の空間の上方を塞ぐと、この空間内における弦33−i(i=1〜88)とパイプ2−m(m=1〜10)の側面DWとが対向する。
以上が、本実施形態の構成の詳細である。本実施形態では、鍵盤楽器であるグランドピアノ10自体が音響構造体1を有している。そして、この音響構造体1のパイプ2−m(m=1〜10)の各々が吸音効果及び散乱効果を発生する。パイプ2−mによる吸音効果及び散乱効果の発生の原理は次の通りである。図5に示すように、音響構造体1のパイプ2−mの開口部3−mの奥の空洞には、開口部3−mを開口端とし空洞の左側の端部90−mを閉口端とする閉管CPと、開口部3−mを開口端とし空洞の右側の端部90−mを閉口端とする閉管CPが形成されているとみなすことができる。音響空間から開口部3−mを介して空洞内に音波が入射すると、空洞内では、閉管CPの開口端(開口部3−m)から閉口端(端部90−m)に向かう進行波と、閉管CPの開口端(開口部3−m)から閉口端(端部90−m)に向かう進行波とが発生する。そして、前者の進行波は、閉管CPの閉口端において反射され、その反射波が開口部3−mへ戻る。また、後者の進行波は、閉管CPの閉口端において反射され、その反射波が開口部3−mへ戻る。
そして、閉管CPでは、下記式(1)に示す共鳴周波数f−k(k=1,2…)において共鳴が発生し、閉管CP内において進行波と反射波とを合成した音波は、閉管CPの閉口端に粒子速度の節を有し、開口端に粒子速度の腹を有する定在波となる。また、閉管CPでは、下記式(2)に示す共鳴周波数f−k(k=1,2…)において共鳴が発生し、閉管CP内において進行波と反射波とを合成した音波は、閉管CPの閉口端に粒子速度の節を有し、開口端に粒子速度の腹を有する定在波となる。なお、下記式(1)および(2)において、Lは閉管CPの長さ(空洞の左側の端部90−mから開口部3−mまでの長さ)、Lは閉管CPの長さ(空洞の右側の端部90−mから開口部3−mまでの長さ)、cは音波の伝搬速度、kは1以上の整数である。
−k=(2k−1)・(c/(4・L))…(1)
−k=(2k−1)・(c/(4・L))…(2)
ここで、閉管CPの閉口端において反射されて開口部3−mから音響空間へと放射される音波の共鳴周波数f−kの成分は、音響空間から開口部3−mに入射する音波の共鳴周波数f−kの成分に対して逆相の音波となる。一方、側面DWにおける開口部3−mの近傍では、音響空間からの入射波が位相回転を伴うことなく反射される。
よって、共鳴周波数f−kの成分を含む音波が開口部3−mを介して空洞に入射した場合、側面DWにおける開口部3−mの正面(入射波の到来方向)では、閉管CPから開口部3−mを介して放射される音波と側面DWにおける開口部3−mの近傍の各点から反射される音波が逆相となって互いの位相が干渉し合い、吸音効果が発生する。また、側面DWにおける開口部3−mの周囲では、開口部3−mからの音波と側面DWからの反射波の位相が不連続となり、位相の不連続を解消しようとする気体分子の流れが発生する。この結果、側面DWにおける開口部3−mの周囲では、入射波に対する鏡面反射方向以外の方向への音響エネルギーの流れが発生し、散乱効果が発生する。
同様に、共鳴周波数f−kの成分を含む音波が開口部3−mを介して空洞に入射した場合、側面DWにおける開口部3−mの正面(入射方向)では、吸音効果が発生する。また、側面DWにおける開口部3−mの周囲では、散乱効果が発生する。
また、共鳴周波数f−kおよびf−kの各々の近傍の周波数帯域においては、共鳴周波数f−kまたはf−kからずれていたとしても、周波数がある程度近ければ、開口部3−mから音響空間に放射される音波の位相と側面DWから音響空間に放射される反射波の位相とが逆相に近い関係になる。このため、共鳴周波数f−kおよびf−kの各々の近傍の周波数帯域では、共鳴周波数f−kおよびf−kに対する周波数の近さに応じた程度の吸音効果および散乱効果が発生する。以上が、パイプ2−mによる吸音効果および散乱効果の発生の原理である。
図2および図3に示すように、音響構造体1における同じ長さの複数のパイプまたは近い長さを持った複数のパイプでは、各パイプの長さ方向における開口部の位置がパイプ毎に異なっている。よって、本実施形態によると、グランドピアノ10において発生する全ての音の音域に亙る広い帯域において吸音効果および散乱効果を発生させることができる。従って、本実施形態によれば、グランドピアノ10において発生するカラレーションを広帯域において制御することができる。
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態であるアップライトピアノ50の斜視図である。図7は、図6のA−A’線断面図である。このピアノ50の筐体51は、間隔を空けて上下方向に配された上前板52及び下前板53と、これら2枚の板52及び53と対向する後板54と、板52、53、及び54を左右方向から挟む親板55L及び55Rと、板52、53、54、55L、及び55Rの上端を覆う後屋根56及び前屋根57と、板52の下端、板53の上端、板55L、55Rの内壁面に囲まれた開口から前方に向かって突出した棚板58、前框59、腕木60L及び60Rと、板53の下側の部分における左右の端部から前方に向かって突出した妻土台61L及び61Rと、棚板58の裏面と妻土台61L及び61Rとの間に架設された脚柱62L及び62Rとを有する。
筐体51における下前板53の下方の中央からは、演奏者の足により操作される操作子であるソフトペダル63、ソステヌートペダル64、ダンパペダル65、及び開口面積調整ペダル66が露出している。開口面積調整ペダル66の役割については、後に詳述する。前框59の先端には鍵盤蓋75が設けられている。筐体51の棚板58上における腕木60Lと腕木60Rの間には鍵63−i(i=1〜88)が配列されている。鍵63−i(i=1〜88)は、棚板58上の筬中64−i(i=1〜88)に支持されている。棚板58上における筬中64−i(i=1〜88)の各々の前方と後方には筬前65−iと筬後66−iが配置されている。筐体51の板52、53、54、56、及び57に囲まれた空間内における後板54の前方には響板72がある、この響板72における鍵63−i(i=1〜88)を向いた面上には発音体である弦67−i(i=1〜88)が張設されている。また、鍵63−iの後端部の上方にはアクション機構69−iとダンパ機構71−iが設けられている。アクション機構69−iは、演奏者の手指が鍵63−iを押鍵する押鍵力をハンマ68−iが弦67−iを打撃する打弦力に変換する機構である。ダンパ機構71−iは、演奏者の足がペダル65を踏み込む踏込力を弦67−i(i=1〜88)上のダンパ70−i(i=1〜88)を弦67−i(i=1〜88)から離す離弦力に変換する機構である。
ピアノ50の上前板52における響板72を向いた面上には上前板52と一体化された音響構造体5Aがある。ピアノ50の下前板53における響板72を向いた面上には下前板53と一体化された音響構造体5Bがある。音響構造体5Aは、各々の内部の空洞を囲む側面に開口部7A−n(n=1〜4)が設けられた複数のパイプ6A−n(n=1〜4)を配列したものである。音響構造体5Bは、各々の内部の空洞を囲む側面に開口部7B−j(j=1〜5)が設けられた複数のパイプ6B−j(j=1〜5)を配列したものである。
音響構造体5Aの各パイプ6A−n及び音響構造体5Bの各パイプ6B−jは、長さ方向に対向する側面LW’及びRW’、厚さ方向に対向する側面FW’及びBW’、幅方向に対向する側面UW’及びDW’を有する。ここで、図6及び図7では、簡便のため、パイプ6B−1の側面FW’、BW’、UW’、及びDW’を除く各面の符号の図示を割愛する。パイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)の長さは同じである。音響構造体5Aのパイプ6A−n(n=1〜4)は、側面LW’及びRW’を揃えて幅方向に並べられている。パイプ6A−n(n=1〜4)の側面FW’は、上前板52における響板72を向いた面上に接合されている。音響構造体5Bのパイプ6B−j(j=1〜5)は、側面LW’及びRW’を揃えて幅方向に並べられている。パイプ6B−j(j=1〜5)の側面FW’は、下前板53における響板72を向いた面上に接合されている。
音響構造体5Aの各パイプ6A−nの開口部7A−nは、パイプ6A−nの側面BW’に設けられている。音響構造体5Bの各パイプ6B−jの開口部7B−jは、パイプ6B−jの側面BW’に設けられている。パイプ6A−n(n=1〜4)の長さ方向における開口部7A−n(n=1〜4)の位置、及びパイプ6B−j(j=1〜5)の長さ方向における開口部7B−j(j=1〜5)の位置はパイプ毎に異なっている。音響構造体5Aの各パイプ6A−nの側面BW’における開口部7A−nの上下には、レール9AU−n及び9AD−n(図示略)が設けられている。レール9AU−n及び9AD−nにはシート状の遮蔽部材8A−n(図示略)の上下の端部が嵌め込まれている。遮蔽部材8A−nは、弾性体(不図示)によって親板55Lの側(左方向)に付勢されている。音響構造体5Bの各パイプ6A−jの側面BW’における開口部7B−jの上下には、レール9BU−j及び9BD−jが設けられている。レール9BU−j及び9BD−jにはシート状の遮蔽部材8B−jの上下の端部が嵌め込まれている。遮蔽部材8B−jは、弾性体(不図示)によって親板55Lの側(図7の枠内における矢印L方向)に付勢されている。
また、筐体51内には駆動部73が収められている。駆動部73は、ペダル66の操作に応じてパイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)による吸音効果及び散乱効果の発生の態様を調整する役割を果たす装置である。この駆動部73は、ペダル66の操作に応じて遮蔽部材8A−n(n=1〜4)及び8B−j(j=1〜5)を移動させることにより、遮蔽部材8A−n(n=1〜4)及び8B−j(j=1〜5)による開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)の遮蔽量を調整する。ここで、遮蔽量とは、開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)において遮蔽部材8A−n(n=1〜4)及び8B−j(j=1〜5)により遮蔽されている領域の面積を意味する。
より詳細に説明すると、駆動部73は、ペダル66を踏み込む操作が行われた場合、遮蔽部材8A−n(n=1〜4)及び8B−j(j=1〜5)を親板55Rの側(図7の枠内における矢印R方向)に引っ張る。これにより、遮蔽部材8A−n(n=1〜4)及び8B−j(j=1〜5)は、弾性体の付勢力に抗って開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)の位置から親板55Rの側(図7の枠内における矢印R方向)に移動し、開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)における遮蔽部材8A−n(n=1〜4)及び8B−j(j=1〜5)に覆われていない部分の面積である開口面積が大きくなる。
また、駆動部73は、ペダル66の踏み込みを解除する操作が行われた場合、遮蔽部材8A−n(n=1〜4)及び8B−j(j=1〜5)を引っ張る力を弱める。これにより、遮蔽部材8A−n(n=1〜4)及び8B−j(j=1〜5)は親板55Lの側(図7の枠内における矢印L方向)に移動し(すなわち、開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)の位置に戻り)、開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)における開口面積が小さくなる。
以上が、本実施形態の構成の詳細である。本実施形態では、鍵盤楽器であるアップライトピアノ50自体が音響構造体5A及び5Bを有している。そして、音響構造体5Aのパイプ6A−n(n=1〜4)及び音響構造体5Bのパイプ6B−j(j=1〜5)の各々が吸音効果及び散乱効果を発生する。また、本実施形態では、パイプ6A−n(n=1〜4)及びパイプ6B−j(j=1〜5)が同じ長さを有しており、パイプ6A−n(n=1〜4)及びパイプ6B−j(j=1〜5)の側面BW’における開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)の位置がパイプ毎に異なっている。本実施形態によると、アップライトピアノ50において発生する全ての音の音域に亙る広い帯域において吸音効果および散乱効果を発生させることができる。従って、本実施形態によれば、アップライトピアノ50において発生するカラレーションを広帯域において抑制することができる。また、本実施形態であるアップライトピアノ50は、ペダル66と、開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)を遮蔽する遮蔽部材8A−n(n=1〜4)及び8B−j(j=1〜5)と、ペダル66の操作に応じて遮蔽部材8A−n(n=1〜4)及び8B−j(j=1〜5)による開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)の遮蔽量を調整する駆動部73とを有している。よって、本実施形態によると、ペダル66の操作を通じて吸音効果及び散乱効果の大きさを調整することができる。
<第3実施形態>
図8は、本発明の第3実施形態であるカホン9の斜視図である。図9は、図8のA−A’線断面図である。このカホン9の筐体90は、中空な立方体状をなしている。筐体90は、同じ寸法を持った6枚の板91,92,93,94,95,96を有する。板91及び92は上下方向に対向している。板93及び94は前後方向に対向している。板95及び96は左右方向に対向している。この筐体90における板94の中央には開放音口97が設けられている。また、筐体90における板93は演奏者の掌により打撃する打撃面を構成している。筐体90内における板91と板92の間には発音体である弦98、99、100が張設されている。また、板96における弦98、99、100を向いた面上には、板96と一体化された音響構造体120がある。この音響構造体120は、各々の内部の空洞を囲む側面に開口部102−u(u=1〜6)が設けられた複数のパイプ101−u(u=1〜6)を配列したものである。
音響構造体120の各パイプ101−u(u=1〜6)は、左右方向に対向する側面LW”及びRW”、前後方向に対向する側面FW”及びBW”、上下方向に対向する側面UW”及びDW”を有する。ここで、図8及び図9では、簡便のため、パイプ101−1を除く各パイプ101−2〜102−6の各々における側面FW”、BW”、UW”、DW”、LW”、RW”の符号の図示を割愛する。パイプ101−u(u=1〜6)の長さは同じである。パイプ101−u(u=1〜6)は、側面UW”及びDW”を揃えて前後方向に並べられている。パイプ101−u(u=1〜6)の側面LW”は、板96における弦98、99、100を向いた面上に接合されている。音響構造体120の各パイプ101−uの開口部102−uは、パイプ101−uの側面RW”に設けられている。パイプ101−u(u=1〜6)の長さ方向における開口部102−u(u=1〜6)の位置はパイプ毎に異なっている。
以上が、本実施形態の構成の詳細である。本実施形態では、楽器であるカホン9自体が音響構造体120を有している。そして、音響構造体120のパイプ101−u(u=1〜6)の各々が吸音効果及び散乱効果を発生する。また、本実施形態では、パイプ101−u(u=1〜6)が同じ長さを有しており、パイプ101−u(u=1〜6)の側面BW”における開口部102−u(u=1〜6)の位置がパイプ毎に異なっている。よって、本実施形態によっても、上記第1及び第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上、この発明の第1乃至第3実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態があり得る。例えば、以下の通りである。
(1)上記第1実施形態のグランドピアノ10を、パイプ2−m(m=1〜10)の開口部3−m(m=1〜10)を遮蔽する遮蔽部材と、この遮蔽部材による開口部3−m(m=1〜10)の遮蔽量を調整する駆動部とを具備する構成としてもよい。
(2)上記第1乃至第3実施形態において、音響構造体1、5A、5B、120を構成するパイプの全部または一部の一方又は両方の端部を開放してもよい。
(3)上記第2実施形態では、音響構造体5Aのパイプ6A−n(n=1〜4)及び音響構造体5Bのパイプ6B−j(j=1〜6)は左右方向に延在していた。しかし、パイプ6A−n(n=1〜4)及びパイプ6B−j(j=1〜6)が上下方向に延在していてもよい。
(4)上記第1実施形態では、音響構造体1はピアノ10の大屋根15における筐体11内の空間を向いた面上に接合されていた。しかし大屋根15を幅厚且つ中空な板により構成し、大屋根15の中に音響構造体1を埋め込むようにしてもよい。
(5)上記第2実施形態では、音響構造体5Aはピアノ50の上前板52における響板72を向いた面上に接合されており、音響構造体5Bはピアノ50の下前板53における響板72を向いた面上に接合されていた。しかし、上前板52及び下前板53を幅厚且つ中空な板により構成し、上前板52及び下前板53の各々の中に音響構造体5A及び5Bを埋め込むようにしてもよい。また、音響構造体5A及び5Bを筐体51における後板54と一体化した構成にしてもよい。
(6)上記第1実施形態は、本願発明をグランドピアノに適用したものであり、上記第2実施形態は、本願発明をアップライトピアノに適用したものであり、上記第3実施形態は、本願発明をカホンに適用したものであった。しかし、ギターやバイオリンなどの弦楽器の筐体内に音響構造体を収めた構成にしてもよい。
(7)上記第3実施形態において、筐体90内に弦98、99、100と異なる種類の発音体である鈴を設けてもよい。
(8)上記第2実施形態では、駆動部73は、ペダル66の踏み込む操作が行われた場合に開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)の開口面積を拡げるような動作を行った。しかし、駆動部73は、ペダル66を踏み込んだ場合に遮蔽部材8A−n(n=1〜4)及び8B−j(j=1〜5)を開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)上に移動させ、ペダル66を完全に踏み込んだ時に開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)が全て塞がれるようにしてもよい。
(9)第2実施形態では、駆動部73は、開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)の開口面積を拡げたり縮めたりすることによりパイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)による吸音効果及び散乱効果の発生の態様を調整した。しかし、駆動部73は、パイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)の管長、太さ、または筐体51内におけるパイプの位置を変えることによりパイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)による吸音効果及び散乱効果の発生の態様を調整してもよい。
例えば、駆動部73は、操作子たるペダル66が踏まれた場合に筐体51内におけるパイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)の位置を右側に僅かな距離だけ移動させ、ペダル66の踏み込みが解除された場合にパイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)の位置を元に戻す、といった動作により音源位置と開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)との位置関係を変化させ、吸音効果及び散乱効果の発生の態様を調整してもよい。
あるいは次のような態様も考えられる。まず、図6において、各パイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)を長さの調節が可能な構成にする。具体的には、パイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)として、開口端と閉塞端を有する太いパイプの開口端側から、開口端と閉塞端を有する細いパイプの開口端を挿入した構成のパイプ対を用いる。また、各パイプ対の太いパイプの中に細いパイプの閉塞端の位置を移動させるアクチュエータを設ける。また、この態様において、駆動部73は、操作子たるペダル66が踏まれた場合に筐体内におけるパイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)の中の細いパイプを太いパイプ内に収容させ(すなわち、パイプ対全体としての管長を短くし)、ペダル66の踏み込みが解除された場合に細いパイプを太いパイプから突き出す(すなわち、パイプ対全体としての管長を長くする)。この態様によれば、ペダル66の操作に応じて、パイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)を長さを変化させ、吸音効果及び散乱効果の発生する周波数を変化させることができる。
あるいは次のような態様も考えられる。例えば、各パイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)として、直方体形状の断面形状を平行四辺形状に変形させることが可能なものを使用する。また、この態様において駆動部73は、操作子たるペダル66が踏まれた場合に筐体内におけるパイプの断面積が小さくなるように、直方体形状の断面から平行四辺形状の断面に変化させ、ペダル66の踏み込みが解除された場合に元に戻す。ここで、パイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)の断面積が小さくなると、各パイプの吸音性能が小さくなる傾向がある。従って、この態様によれば、開口部7A−n(n=1〜4)及び7B−j(j=1〜5)の開口面積を拡げたり縮めたりするのと同様の効果を簡便に得ることができる。
(10)上記第2実施形態において、開口面積調整ペダル66をつまみやスイッチ等の別の種類の操作子に置き換え、駆動部73がこの操作子の操作に応じてパイプ6A−n(n=1〜4)及び6B−j(j=1〜5)による吸音効果及び散乱効果の発生の態様を調整するようにしてもよい。
(11)上記第3実施形態のカホン9において、ペダル、つまみ、スイッチ等の操作子と、音響構造体120のパイプ101−u(u=1〜6)の開口部102−u(u=1〜6)を遮蔽する遮蔽部材と、操作子の操作に応じて遮蔽部材による開口部102−u(u=1〜6)の遮蔽量を調整する駆動部とを備えた構成にしてもよい。
(12)上記各実施形態では、各パイプの開口部は全て筐体内を向いていたが、一部のパイプの開口部は筐体の外側に向けて開口させても良い。具体的には、筐体の対応する位置も開口部を設け、この筐体の開口部を介してパイプの開口部を露出させるのである。このようにすることで、カラレーションの好適な制御が可能になる。また、このような構成のピアノやカホンを部屋に置くことにより、部屋の音響特性を整えることができる。
1,5…音響構造体、2,6…パイプ、3,7…開口部、11,51…筐体、12,58…棚板、13…側板、14,59…前框、15…大屋根、16…突上棒、17…前屋根、18…ペダル脚柱、19…ペダルボックス、20L、20R、20C…脚、21…キャスタ、22、23、24…ペダル、25、63…鍵、52…上前板、53…下前板、54…後板、55L,55R…親板、60L,60R…腕木、61L,61R…妻土台、62L,62R…脚柱。

Claims (5)

  1. 筐体と
    前記筐体内に設けられた発音体と、
    前記筐体内に収められる音響構造体であって、各々の内部の空洞を囲む側面に開口部が設けられた複数のパイプを配列した音響構造体と
    を具備することを特徴とする楽器。
  2. 操作子と、
    前記操作子の操作に応じて前記パイプによる吸音効果及び散乱効果の発生の態様を調整する駆動部と
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の楽器。
  3. 前記開口部を遮蔽する遮蔽部材を具備し、
    前記駆動部は、前記操作子の操作に応じて前記遮蔽部材による前記開口部の遮蔽量を調整することを特徴とする請求項2に記載の楽器
  4. 棚板と、棚板の縁に沿って固定された曲練り側板と、前記曲練り側板における平行対面する壁面間に架設された前框と、前記曲練り側板の壁面における前框の後方に連結された大屋根とを有する筐体と、
    前記筐体内に張設された弦と、
    鍵の押鍵力を前記弦の打弦力に変換するアクション機構と、
    前記大屋根と一体化された音響構造体であって、各々の内部の空洞を囲む側面に開口部が設けられた複数のパイプを配列した音響構造体と
    を具備するグランドピアノ。
  5. 間隔を空けて上下方向に配された上前板及び下前板と、前記上前板及び下前板と対向する後板と、これら3枚の板を左右方向から挟む2枚の親板とを有する筐体と、
    前記筐体内に張設された弦と、
    鍵の押鍵力を前記弦の打弦力に変換するアクション機構と、
    前記上前板、下前板、及び後板のうち一又は複数枚の板と一体化された音響構造体であって、各々の内部の空洞を囲む側面に開口部が設けられた複数のパイプを配列した音響構造体と
    を具備するアップライトピアノ。
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