JP2013134347A - 光モジュール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、ケージに着脱可能な光モジュールであって、前記ケージのコネクタに接続される回路基板と、前記回路基板に搭載され、光を透過可能な透明基板と、前記透明基板に搭載され、前記透明基板に向かって光を発光し若しくは前記透明基板を透過した光を受光する光電変換素子と、光を伝送する光ファイバを支持し、前記光電変換素子と前記光ファイバとの間の光路を前記透明基板とともに形成する支持部材とを備える。前記回路基板には、窓が形成されており、前記透明基板は、前記光電変換素子の搭載面とは反対面で前記窓を塞ぐように、前記回路基板に搭載されており、前記支持部材は、前記透明基板の前記反対面に取り付けられるとともに、前記回路基板の前記窓に挿入されて配置されている。
【選択図】図5
Description
このような光モジュールであれば、低背化を図ることができる。
前記透明基板の前記位置決め穴に前記透明基板の位置決めピンを挿入する方向に力を付勢するとともに、前記第2の透明基板に形成された位置決め穴に前記第2の支持部材に形成された位置決めピンを挿入する方向に力を付勢する付勢部材を更に備えることが望ましい。これにより、付勢部材を有効利用できる。
図5Aは、本実施形態の回路基板10、ガラス基板20、駆動素子32及び光路変換器40の配置の説明図である。
本実施形態では、このように各部材を配置することによって、回路基板10、ガラス基板20、駆動素子32及び光路変換器40を単に積み重ねて配置した場合と比べて、低背化を図ることができる。
<全体構成>
図1は、プラガブル光トランシーバの説明図である。なお、光送信器と光受信機の両方を備えるものを光トランシーバと呼ぶことがあるが、ここでは一方のみ備えるものも光トランシーバと呼ぶ。図中のプラガブル光トランシーバは、MSA(Multi Source Agreement)で規定されたQSFPタイプ(QSFP:Quad Small Form Factor Pluggable)のものである。プラガブル光トランシーバは、光モジュール1と、ケージ2とを有する。
図2Aは、光モジュール1のハウジング1A内の回路基板10等を斜め上から見た斜視図である。図2Bは、斜め下から見た斜視図である。図3は、ケージ2に挿入された光モジュール1の概略構成図である。
<回路基板10、ガラス基板20、駆動素子32及び光路変換器40の配置>
図5Aは、回路基板10、ガラス基板20、駆動素子32及び光路変換器40の配置の説明図である。
図6Aは、光路変換器40のレンズ部41の曲率半径Rの説明図である。既に説明した通り、レンズ部41は、光路変換器40の上面から突出しないように形成された凸レンズ状の部位である。図6Bは、光ファイバ50のコアと光のスポットとの関係の説明図である。図中の点線は光ファイバ50のコアを示しており、ハッチングの施された領域は、光ファイバ50の端面における光のスポットを示している。ここでは、3種類の曲率半径R(300μm、350μm、400μm)のレンズ部41の光結合の効率について検討した。
図8Aは、第1実施形態の位置決め穴23の説明図である。図8Bは、参考例の位置決め穴23’の説明図である。第1実施形態では、ガラス基板20に位置決め穴23として非貫通穴を形成している。非貫通穴にする理由は、位置決め穴23を非貫通穴にすることによって、ガラス基板20の上面における部品搭載や配線の自由度が高くなるからである。
図9Bに示す第1参考例の位置決めピン43’は、円錐形状になっている。このような形状の位置決めピン43’を図8Aのような奥の窄まった位置決め穴23に挿入すると、位置決めピン43’の先端が位置決め穴23の底に接触する可能性があり、この場合には位置決めを行うことができない。
一般的に、樹脂を成型する際に樹脂が収縮するため、樹脂成型品の表面形状は、金型の内面の形状をそのまま反映するわけではない。例えば、成型品の角部が丸みを帯びることがある。
既に説明したように、第1実施形態の光路変換器40は透明樹脂によって一体的に成形されており、位置決めピン43も光路変換器40の他の部位と一体的に成形されている。そして、図11Bに示す参考例のように、位置決めピン43の根元の角部(図中の矢印で示す部分)が丸みを帯びてしまうことがある。この丸みは、位置決めピン43の周囲に均等に形成されるわけではないため(位置決めピン43の根元の丸みは制御できないため)、この部分が位置決め穴23に接触すると、位置決め穴23や位置決めピン43の軸方向に平行な方向(ガラス基板20の表面と垂直な方向、Z方向)の位置ずれだけでなく、位置決め穴23や位置決めピン43の軸方向に垂直な方向(ガラス基板20の表面と平行な方向、Y方向)の位置ずれの要因になり得る。
図12Aは、第1実施形態の位置決め穴23の説明図である。
前述の第1実施形態の光モジュール1は、QSFPタイプのものであり、ハウジング1Aの中に回路基板10を1枚備えるタイプである。但し、光モジュールの備える回路基板の数は、1枚に限られるものではない。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる形態であっても、本発明に含まれる。
前述の位置決め穴は、サンドブラスト加工により形成されていたが、エッチング加工なのどの他の加工方法によって位置決め穴が形成されていても良い。他の加工方法であっても、位置決め穴が奥の窄まった形状であれば、円錐台形状の位置決めピンを挿入することによって、位置決め穴や位置決めピンの軸方向に垂直な方向(ガラス基板20の表面と平行な方向)の位置決め精度を高くできる。
前述の実施形態では、QSFPタイプやCXPタイプの光モジュールを用いて説明したが、このタイプに限定されるものではない。他のタイプ(例えばSFPタイプなど)の光モジュールに適用することも可能である。
図14は、変形例の固定具62’の斜視図である。固定具62’は、断面U字状に金属板を折り曲げた本体63’と、引っ掛けピン64’とから構成されている。断面U字状の本体63’の一端には引っ掛けピン64’が固定されており、本体63’の他端には引っ掛けピン64’を引っ掛けるための係合部63A’が形成されている。
2 ケージ、2A コネクタ、3 ヒートシンク、
10 回路基板、11 接続部、12 収容窓、13 回路基板側電極、
20 ガラス基板(透明基板)、21 貫通ビア、22 ガラス基板側電極、
23 位置決め穴、23A 基準穴、23B 長穴、
31 発光部、31A 発光部側電極、31B 発光面、
32 駆動素子、33 受光部、
40 光路変換器(支持部材)、41 レンズ部、42 反射部、
43 位置決めピン、43A テーパ面、43B 凹部、44 ファイバ支持部、
50 光ファイバ、61 放熱シート、62 固定具、
63 本体、63A・63A’ 係合部、64 引っ掛けピン、64’ 引っ掛け板、
65 バネ
Claims (8)
- ケージに着脱可能な光モジュールであって、
前記ケージのコネクタに接続される回路基板と、
前記回路基板に搭載され、光を透過可能な透明基板と、
前記透明基板に搭載され、前記透明基板に向かって光を発光し若しくは前記透明基板を透過した光を受光する光電変換素子と、
光を伝送する光ファイバを支持し、前記光電変換素子と前記光ファイバとの間の光路を前記透明基板とともに形成する支持部材と
を備え、
前記回路基板には、窓が形成されており、
前記透明基板は、前記光電変換素子の搭載面とは反対面で前記窓を塞ぐように、前記回路基板に搭載されており、
前記支持部材は、前記透明基板の前記反対面に取り付けられるとともに、前記回路基板の前記窓に挿入されて配置されている
ことを特徴とする光モジュール。 - 請求項1に記載の光モジュールであって、
前記支持部材は、前記透明基板の前記搭載面に搭載された素子よりも厚い部材である
ことを特徴とする光モジュール。 - 請求項1又は2に記載の光モジュールであって、
前記回路基板には、前記窓を囲むように回路基板側電極が形成されており、
前記透明基板には、前記光電変換素子の搭載面とは反対面に透明基板側電極が形成されているとともに、前記透明基板側電極と前記光電変換素子との間を配線するための貫通ビアが形成されており、
前記回路基板側電極と前記透明基板側電極とを接続させつつ前記透明基板が前記窓を塞ぐように前記回路基板に搭載されている
ことを特徴とする光モジュール。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の光モジュールであって、
前記透明基板には位置決め穴が形成されており、
前記支持部材には位置決めピンが形成されており、
前記位置決め穴に前記位置決めピンが挿入されることによって、前記透明基板と前記支持部材が着脱可能に位置決めされている
ことを特徴とする光モジュール。 - 請求項4に記載の光モジュールであって、
前記位置決め穴に前記位置決めピンを挿入する方向に力を付勢する付勢部材を更に備え、
前記支持部材は、前記光路において前記光を反射する反射部を有しており、
前記付勢部材の少なくとも一部は、前記反射部の外側を覆っている
ことを特徴とする光モジュール。 - 請求項4に記載の光モジュールであって、
前記位置決め穴に前記位置決めピンを挿入する方向に力を付勢する付勢部材と、
前記光電変換素子を放熱する放熱部材と
を更に備え、
前記付勢部材が、前記光電変換素子と前記放熱部材とを密着させる方向に力を付勢するように構成されている
ことを特徴とする光モジュール。 - 請求項4に記載の光モジュールであって、
前記回路基板、前記透明基板、前記光電変換素子及び前記支持部材とは別の第2の回路基板、第2の透明基板、第2の光電変換素子及び第2の支持部材を更に備えるとともに、
前記透明基板の前記位置決め穴に前記透明基板の位置決めピンを挿入する方向に力を付勢するとともに、前記第2の透明基板に形成された位置決め穴に前記第2の支持部材に形成された位置決めピンを挿入する方向に力を付勢する付勢部材を更に備える
ことを特徴とする光モジュール。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の光モジュールであって、
前記位置決め穴は、奥の窄まった非貫通穴であり、
前記位置決めピンは、円錐台形状である
ことを特徴とする光モジュール。
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