JP2017003735A - 光モジュール及び光モジュールの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回路基板10と、光電変換素子を有する光電変換モジュール20と、光ファイバ3Aの端部を保持する光コネクタ40を固定するコネクタホルダ50とを備えた光モジュール1である。回路基板10の一方の面の側には光電変換モジュール20が配置され、回路基板10の他方の面の側にはコネクタホルダ50が配置されている。位置決めピンが、回路基板10を貫通した状態で、光電変換モジュール20に形成されたモジュール側位置決め穴20Aと、コネクタホルダに形成されたホルダ側位置決め穴51Aとに挿入されている。ホルダ側位置決め穴51Aから突出した位置決めピンを、光コネクタ40に形成されたコネクタ側位置決め穴に挿入可能である。
【選択図】図2
Description
このような光モジュールによれば、光電変換素子に対するコネクタホルダの位置合わせと、光コネクタの位置合わせとを、共通の位置決め部材を用いて行うことができる。
このような光モジュールによれば、光電変換素子に対するコネクタホルダの位置合わせと、光コネクタの位置合わせとを、共通の位置決め部材を用いて行うことができる。
このような光モジュールの製造方法によれば、光電変換素子に対するコネクタホルダの位置合わせと、光コネクタの位置合わせとを、共通の位置決め部材を用いて行うことができる。
<全体構成>
図1A〜図1Cは、第1実施形態の光モジュール1の斜視図である。図1Aは、光モジュール1を斜め上から見た斜視図である。図1Bは、光モジュール1を斜め下から見た斜視図である。図1Cは、図1Bの光路変換コネクタ40を外した状態の斜視図である。図2は、第1実施形態の光モジュール1の分解斜視図である。
回路基板10は、電気信号を処理するための回路や配線パターンが構成された基板である。回路基板10の上面側には光電変換モジュール20が配置されており、回路基板10の下面側にはコネクタホルダ50が配置されている。
光電変換モジュール20は、不図示の光電変換素子を有し、電気信号と光信号とを相互に変換するモジュールである。光電変換素子は、電気信号と光信号とを相互に変換する光素子である。光電変換素子として、電気信号を光信号に変換する発光素子(例えば、面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)や、光信号を電気信号に変換する受光素子(例えば、フォトダイオード)などがある。光電変換モジュール20は、光電変換素子を駆動する駆動回路や、レンズアレイなどの光学素子を有していても良い。
図3A及び図3Bは、光路変換コネクタ40の斜視図である。図3Aは、光路変換コネクタ40を斜め上から見た図である。図3Bは、光路変換コネクタ40を斜め下から見た斜視図である。図4は、光路変換コネクタ40の断面図である。図4には、光路変換コネクタ40を透過する光信号の光路が点線で示されている。
図5は、コネクタホルダ50の斜視図である。図6Aは、蓋部56を閉じた状態の側面図である。図6Bは、蓋部56を閉じた状態のコネクタホルダ50を下から見た図である。
ホルダ本体部51は、光路変換コネクタ40を収容する部位である。ホルダ本体部51の上面は回路基板10に固定するための固定面(接着面)となり、ホルダ本体部51の下面には、光路変換コネクタ40を収容するコネクタ収容部54が形成されている。ホルダ本体部51は、基体部52と、壁部53とを有する。基体部52と壁部53とによって、コネクタ収容部54が形成されている。
ホルダ側位置決め穴51Aは、コネクタ収容部54に形成されている。ホルダ側位置決め穴51Aからは位置決めピン61が突出することになり、コネクタ収容部54に光路変換コネクタ40を収容する際に、ホルダ側位置決め穴51Aから突出した位置決めピン61が光路変換コネクタ40のコネクタ側位置決め穴40Aに挿入されることになる。
蓋部56は、ホルダ本体部51に収容された光路変換コネクタ40を固定する部材である。ホルダ本体部51に光路変換コネクタ40を収容した状態で蓋部56を閉じることによって、光路変換コネクタ40がコネクタホルダ50に固定されることになる。蓋部56を開けることによって、コネクタホルダ50から光路変換コネクタ40を外すことも可能である。
軸受部562は、ホルダ本体部51の回転軸55に対して蓋本体部561を回転可能に支持する部位である。係合部563は、蓋部56を閉じた状態に保持するためにホルダ本体部51の側壁部531の係止部531Bに引っ掛ける部位である。操作部564は、蓋部56の開閉操作を行う部位である。係合部563及び操作部564は、蓋本体部561の後側(軸受部562の逆側)に配置されている。
位置決めピンユニット60は、2本の位置決めピン61と、固定部62とを一体化した部品である(図2参照)。
位置決めピン61は、モジュール側位置決め穴20A、ホルダ側位置決め穴51A及びコネクタ側位置決め穴40Aと嵌合するピンである。位置決めピン61が、モジュール側位置決め穴20A、ホルダ側位置決め穴51A及びコネクタ側位置決め穴40Aに挿入されることによって、光電変換モジュール20、コネクタホルダ50及び光路変換コネクタ40が位置合わせされることになる。
位置決めピン61は、回路基板10、光電変換モジュール20及びコネクタホルダ50を貫通し、コネクタホルダ50のホルダ側位置決め穴51Aから突出する(図1C参照)。そして、ホルダ側位置決め穴51Aから突出した位置決めピン61が、光路変換コネクタ40のコネクタ側位置決め穴40Aに挿入されることになる。
図7A〜図7Dは、光モジュール1の製造方法の説明図である。以下の説明では、各製造工程が作業者の手によって行われているが、製造工場の組み立て装置によって行われても良い。
上記の第1実施形態では、ソケット30が回路基板10の上面に取り付けられており、ソケット30を介して光電変換モジュール20が回路基板10の上面側に配置されていた。但し、ソケット30を介さずに、光電変換モジュール20が回路基板10の上面に直接配置されていても良い。例えば、光電変換モジュール20の下面(回路基板10側の面)のバンプを介して、光電変換モジュール20と回路基板10の配線パターンとが電気的に接続されると良い。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
前述の実施形態では、光ファイバ3Aの端部を保持する光コネクタは、反射面46を有する光路変換コネクタ40であった。但し、光ファイバ3Aの端部を保持する光コネクタは、光路変換コネクタ40でなくても良く、光コネクタが反射面を備えず、光コネクタの内部で光路が屈折(変換)されなくても良い。
3 光ファイバテープ、3A 光ファイバ、
10 回路基板、10B 貫通穴、
20 光電変換モジュール、20A モジュール側位置決め穴、
30 ソケット、30B 貫通穴、
40 光路変換コネクタ、40A コネクタ側位置決め穴、
43 光ファイバ挿入口、44 光ファイバ穴、
45 光信号面、46 反射面、
47 接着剤充填部、
50 コネクタホルダ(レセプタクル)、51 ホルダ本体部、
51A ホルダ側位置決め穴、51B 貫通穴、
52 基体部、53 壁部、
531 側壁部、531A 凹部、531B 係止部、
532 前壁部、54 コネクタ収容部、55 回転軸、
56 蓋部、561 蓋本体部、
562 軸受部、563 係合部、
564 操作部、565 押圧部、
60 位置決めピンユニット、61 位置決めピン、
62 固定部
Claims (7)
- 回路基板と、
光電変換素子を有する光電変換モジュールと、
光ファイバの端部を保持する光コネクタを固定するコネクタホルダと
を備えた光モジュールであって、
前記回路基板の一方の面の側には前記光電変換モジュールが配置され、前記回路基板の他方の面の側には前記コネクタホルダが配置されており、
位置決めピンが、前記回路基板を貫通した状態で、前記光電変換モジュールに形成されたモジュール側位置決め穴と、前記コネクタホルダに形成されたホルダ側位置決め穴とに挿入されており、
前記ホルダ側位置決め穴から突出した前記位置決めピンを、前記光コネクタに形成されたコネクタ側位置決め穴に挿入可能である
ことを特徴とする光モジュール。 - 請求項1に記載の光モジュールであって、
前記コネクタホルダは、一対の側壁部を有し、
前記一対の側壁部の間に前記光コネクタが挟まれることによって、前記光コネクタが前記コネクタホルダに対して位置合わせされる
ことを特徴とする光モジュール。 - 請求項2に記載の光モジュールであって、
前記ホルダ側位置決め穴から突出した前記位置決めピンの突出量は、前記側壁部の高さよりも小さく、
前記光コネクタは、前記位置決めピンを前記コネクタ側位置決め穴に挿入する前に、前記側壁部によって前記コネクタホルダに対して位置合わせされる
ことを特徴とする光モジュール。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の光モジュールであって、
前記コネクタホルダは、前記光コネクタを収容するホルダ本体部と、前記光コネクタを前記回路基板に向かって押し付けるための押圧部を有する固定する蓋部と、を有することを特徴とする光モジュール。 - 請求項4に記載の光モジュールであって、
前記押圧部は、前記光コネクタに形成された2つの前記コネクタ側位置決め穴の間の部位を押すことを特徴とする光モジュール。 - 回路基板と、
光電変換素子を有する光電変換モジュールと、
光ファイバの端部を保持する光コネクタと、
前記光コネクタを固定するコネクタホルダと、
を備えた光モジュールであって、
前記回路基板の一方の面の側には前記光電変換モジュールが配置され、前記回路基板の他方の面の側には前記コネクタホルダが配置されており、
位置決めピンが、前記回路基板を貫通した状態で、前記光電変換モジュールに形成されたモジュール側位置決め穴と、前記コネクタホルダに形成されたホルダ側位置決め穴とに挿入されており、
前記ホルダ側位置決め穴から突出した前記位置決めピンを、前記光コネクタに形成されたコネクタ側位置決め穴に挿入した状態で、前記光コネクタが前記コネクタホルダに固定されている
ことを特徴とする光モジュール。 - 回路基板と、
光電変換素子を有する光電変換モジュールと、
光ファイバの端部を保持する光コネクタを固定するコネクタホルダと
を備えた光モジュールの製造方法であって、
前記回路基板の一方の面の側に配置された前記光電変換モジュールに形成されたモジュール側位置決め穴に位置決めピンを挿入した状態で、前記位置決めピンを前記回路基板に貫通させる工程と、
前記回路基板の他方の面の側から突出した前記位置決めピンを前記コネクタホルダに形成されたホルダ側位置決め穴に挿入する工程と、
前記ホルダ側位置決め穴から突出した前記位置決めピンを、前記光コネクタに形成されたコネクタ側位置決め穴に挿入可能な状態で、前記コネクタホルダを前記回路基板に固定する工程と
を有することを特徴とする光モジュールの製造方法。
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