JP2013133617A - 目地用可撓継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】可撓性遮水シート5と、可撓性遮水シート5の外水圧による膨れを抑制する膨れ抑制シート10とを備えている。可撓性遮水シート5には、コンクリート構造物B1,B2の相対変位を許容するための余長部5cが設けられている。膨れ抑制シート10には、コンクリート構造物B1,B2との相対変位に伴い発生する可撓性遮水シート5の第1及び第2定着部5a,5bへの負荷を軽減するための欠損部66,67が設けられている。
【選択図】図3
Description
隣り合うコンクリート構造物を繋ぐように設けられる可撓性遮水シートと、
上記可撓性遮水シートを上記コンクリート構造物の内側から覆って該可撓性遮水シートの外水圧による膨れを抑制する膨れ抑制シートとを備え、
上記可撓性遮水シートの一方の端部が継目部分の一方のコンクリート構造物に固定される第1定着部とされ、
上記可撓性遮水シートの他方の端部が継目部分の他方のコンクリート構造物に固定される第2定着部とされ、
上記可撓性遮水シートにおける第1定着部と上記第2定着部との間には、一方のコンクリート構造物と他方のコンクリート構造物との相対変位を許容するための余長部が設けられ、
上記膨れ抑制シートの一方の端部は上記第1定着部に固定され、他方の縁部は上記第2定着部に固定され、
上記膨れ抑制シートにおける両縁部の間には、一方のコンクリート構造物と他方のコンクリート構造物との相対変位に伴い発生する上記第1及び第2定着部への負荷を軽減するための複数の欠損部が設けられていることを特徴とするものである。
上記膨れ抑制シートの欠損部は、該膨れ抑制シートの長手方向に間隔をあけて複数設けられており、
上記各欠損部は、該膨れ抑制シートの長手方向に沿って断続して延びる第1スリットと、該第1スリットの両端部に連なって該膨れ抑制シートの幅方向に延びる第2スリットとを有し、
上記膨れ抑制シートにおける長手方向に隣り合う欠損部の間には、該膨れ抑制シートの幅方向に引張力を受けた際に伸長する伸長部が設けられていることを特徴とするものである。
上記膨れ抑制シートの欠損部は、該膨れ抑制シートの長手方向に間隔をあけて複数設けられており、
上記欠損部は、上記膨れ抑制シートの長手方向に沿って延びる第1スリットと、該第1スリットの両端部に連なって該膨れ抑制シートの幅方向に延びる第2スリットとを有し、
上記膨れ抑制シートにおける上記第1スリットよりも幅方向一方側の部位と他方側の部位とを連結する連結部材が設けられ、
上記連結部材は、上記膨れ抑制シートの幅方向に引張力を受けた際に破断又は該シート部材から剥離するように構成され、
上記膨れ抑制シートにおける欠損部の間には、該膨れ抑制シートの幅方向に引張力を受けた際に伸長する伸長部が設けられていることを特徴とするものである。
上記膨れ抑制シートには、上記第1定着部側から上記第2定着部側に亘るとともに、該膨れ抑制シートの長手方向に屈曲しながら延びる複数のスリットが、該膨れ抑制シートの長手方向に間隔をあけて形成されることにより、該スリット間に、該膨れ抑制シートの長手方向に屈曲する余裕長を有する帯状の欠損部が設けられ、
一方のコンクリート構造物と他方のコンクリート構造物との相対変位によって上記欠損部が展開するように変形することを特徴とするものである。
上記膨れ抑制シートにおけるスリットの幅方向両側の部位を連結する連結部が設けられ、
上記連結部は、上記膨れ抑制シートの幅方向に引張力を受けた際に破断するように構成されていることを特徴とするものである。
上記膨れ抑制シートにおけるスリットの幅方向両側の部位を連結する連結部材が設けられ、
上記連結部材は、上記膨れ抑制シートの幅方向に引張力を受けた際に破断又は該シートから剥離するように構成されていることを特徴とするものである。
図1は、本発明の実施形態1にかかる目地用可撓継手1を備えた水路Aの一部を示すものである。この水路Aは、複数のコンクリート構造物(ボックスカルバート)B1,B2を所定方向に並べて構成されたコンクリート製水路である。各コンクリート構造物B1,B2は、略矩形の閉断面を有しており、地面に埋め込まれている。従って、コンクリート構造物B1,B2の外側には土砂が存在している。コンクリート構造物B1,B2の間の継目部分の止水目地材が劣化したり、またはコンクリート構造物B1,B2が変位して止水目地材が損傷すると、水路Aの外部の土砂が水を含んだ場合に、コンクリート構造物B1,B2の外側から内側へ水圧(外水圧)が作用して漏水の原因となることがある。
図9は、本発明の実施形態2にかかる目地用可撓継手1を示すものである。この実施形態2では、膨れ抑制シート10の構造が実施形態1のものと異なるだけで他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
図10は、本発明の実施形態3にかかる目地用可撓継手1を示すものである。この実施形態3では、膨れ抑制シート10に形成した帯状部13の形状が実施形態1のものと異なるだけで他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
図13は、本発明の実施形態4にかかる目地用可撓継手1を示すものである。この実施形態4では、膨れ抑制シート10の構造が実施形態1のものと異なるだけで他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
図15は、本発明の実施形態5にかかる目地用可撓継手1を示すものである。この実施形態5では、膨れ抑制シート10の構造が実施形態4のものと異なるだけで他の部分は実施形態4と同じであるため、以下、実施形態4と異なる部分について詳細に説明する。
5 可撓性遮水シート
5a 第1定着部
5b 第2定着部
5c 折り畳み部(余長部)
10 膨れ抑制シート
11 第1固定部
12 第2固定部
13 帯状部(欠損部)
61 第1スリット
61a 第1連結部
61b 第2連結部
62 第2スリット
66 左側欠損部
67 右側欠損部
68 伸長部
71 連結部材
B1,B2 コンクリート構造物
Claims (6)
- 外水圧を受けるコンクリート構造物の継目部分に配設され、継目部分からの漏水を防止する目地用可撓継手であって、
隣り合うコンクリート構造物を繋ぐように設けられる可撓性遮水シートと、
上記可撓性遮水シートを上記コンクリート構造物の内側から覆って該可撓性遮水シートの外水圧による膨れを抑制する膨れ抑制シートとを備え、
上記可撓性遮水シートの一方の端部が継目部分の一方のコンクリート構造物に固定される第1定着部とされ、
上記可撓性遮水シートの他方の端部が継目部分の他方のコンクリート構造物に固定される第2定着部とされ、
上記可撓性遮水シートにおける第1定着部と上記第2定着部との間には、一方のコンクリート構造物と他方のコンクリート構造物との相対変位を許容するための余長部が設けられ、
上記膨れ抑制シートの一方の端部は上記第1定着部に固定され、他方の縁部は上記第2定着部に固定され、
上記膨れ抑制シートにおける両縁部の間には、一方のコンクリート構造物と他方のコンクリート構造物との相対変位に伴い発生する上記第1及び第2定着部への負荷を軽減するための複数の欠損部が設けられていることを特徴とする目地用可撓継手。 - 請求項1に記載の目地用可撓継手において、
上記膨れ抑制シートの欠損部は、該膨れ抑制シートの長手方向に間隔をあけて複数設けられており、
上記各欠損部は、該膨れ抑制シートの長手方向に沿って断続して延びる第1スリットと、該第1スリットの両端部に連なって該膨れ抑制シートの幅方向に延びる第2スリットとを有し、
上記膨れ抑制シートにおける長手方向に隣り合う欠損部の間には、該膨れ抑制シートの幅方向に引張力を受けた際に伸長する伸長部が設けられていることを特徴とする目地用可撓継手。 - 請求項1に記載の目地用可撓継手において、
上記膨れ抑制シートの欠損部は、該膨れ抑制シートの長手方向に間隔をあけて複数設けられており、
上記欠損部は、上記膨れ抑制シートの長手方向に沿って延びる第1スリットと、該第1スリットの両端部に連なって該膨れ抑制シートの幅方向に延びる第2スリットとを有し、
上記膨れ抑制シートにおける上記第1スリットよりも幅方向一方側の部位と他方側の部位とを連結する連結部材が設けられ、
上記連結部材は、上記膨れ抑制シートの幅方向に引張力を受けた際に破断又は該シート部材から剥離するように構成され、
上記膨れ抑制シートにおける欠損部の間には、該膨れ抑制シートの幅方向に引張力を受けた際に伸長する伸長部が設けられていることを特徴とする目地用可撓継手。 - 請求項1に記載の目地用可撓継手において、
上記膨れ抑制シートには、上記第1定着部側から上記第2定着部側に亘るとともに、該膨れ抑制シートの長手方向に屈曲しながら延びる複数のスリットが、該膨れ抑制シートの長手方向に間隔をあけて形成されることにより、該スリット間に、該膨れ抑制シートの長手方向に屈曲する余裕長を有する帯状の欠損部が設けられ、
一方のコンクリート構造物と他方のコンクリート構造物との相対変位によって上記欠損部が展開するように変形することを特徴とする目地用可撓継手。 - 請求項4に記載の目地用可撓継手において、
上記膨れ抑制シートにおけるスリットの幅方向両側の部位を連結する連結部が設けられ、
上記連結部は、上記膨れ抑制シートの幅方向に引張力を受けた際に破断するように構成されていることを特徴とする目地用可撓継手。 - 請求項4に記載の目地用可撓継手において、
上記膨れ抑制シートにおけるスリットの幅方向両側の部位を連結する連結部材が設けられ、
上記連結部材は、上記膨れ抑制シートの幅方向に引張力を受けた際に破断又は該シートから剥離するように構成されていることを特徴とする目地用可撓継手。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013170372A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 可撓性ゴム継手 |
JP7429009B2 (ja) | 2020-08-20 | 2024-02-07 | 株式会社クボタ | セグメント |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09242959A (ja) * | 1996-03-12 | 1997-09-16 | Seibu Polymer Corp | 可撓性コンクリート管 |
JP2004076451A (ja) * | 2002-08-20 | 2004-03-11 | Kyowa Concrete Industry Co Ltd | プレキャスト可撓ボックスカルバートおよびその施工法 |
JP2007070896A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Kitakyushu Foundation For The Advancement Of Industry Science & Technology | 止水構造 |
-
2011
- 2011-12-26 JP JP2011283493A patent/JP5806925B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JPH09242959A (ja) * | 1996-03-12 | 1997-09-16 | Seibu Polymer Corp | 可撓性コンクリート管 |
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