JP2013132924A - リアクションフィン及びそれを備えた船舶 - Google Patents

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Abstract

【課題】リアクションフィンにおけるフィンの迎角を適正とする。
【解決手段】リアクションフィン7は、船舶の船尾部側の推進用プロペラよりも船首部側に取り付けられる。リアクションフィン7は、左舷側に取り付けられる第1フィン7a〜7cと、右舷側に取り付けられる第2フィン7d〜7fとを具備している。第1フィン7a〜7c及び第2フィン7d〜7fの各々は、根元の翼弦に対する各翼素の翼弦の成す角をひねり角としたとき、先端がひねり角を有するように、根元に対して先端がひねりを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、リアクションフィン及びそれを備えた船舶に関する。
船舶の推進性能を改善する装置として、リアクションフィンが知られている。例えば、特開平5−185986号公報(特許文献1:対応スペイン出願公開ES2075785(A1))には、船舶用リアクションフィン装置が開示されている。この船舶用リアクションフィン装置は、船尾部の推進用スクリュープロペラに流入する流れにプロペラ回転方向と逆方向の回転流を与えるためにスクリュープロペラの上流側にプロペラ軸を中心にほぼ放射状に張り出された複数のリアクションフィンを備えている。この装置は、上記プロペラ軸よりも上方レベルに張り出された比較的長い上部リアクションフィンと、上記上部リアクションフィンの下方に順次張り出されるとともに上記上部リアクションフィンよりも順次短い中部リアクションフィン、下部リアクションフィンとを具えている。また、前進回転の際にプロペラ翼が下降する舷側のリアクションフィンの取付角を、反対舷のリアクションフィンの取付角よりも大きく設定しても良い。また、各同一舷でプロペラ軸のレベルよりも順次下方にそれぞれ張り出されたリアクションフィンの取付角を、上方に張り出されたリアクションフィンの取付角以下に順次小さくしてもよい。
また、特開2008−174115号公報(特許文献2)には、船舶の非対称前流固定翼が開示されている。この船舶の非対称前流固定翼は、前流固定翼を設置するにおいて、前記前流固定翼を、軸方向の中心線を基準にして右舷側には設置せず、左舷側にのみ3枚をそれぞれ45°の間隔に完全非対称形態で放射状に設置して、プロペラの効率及びキャビテーション特性を向上させる。また、前記左舷側の各前流固定翼は、軸方向の中心線に対して、最も上側の前流固定翼が最も小さいピッチ角を有し、最も下側の前流固定翼が最も大きいピッチ角を有し、中間の前流固定翼は、前記2枚の前流固定翼の中間程度のピッチ角を持つようにしても良い。
また、国際公開WO2010/046961号公報(特許文献3:対応米国出願公開US2011/053441(A1))には、ツイン・スケグ船が開示されている。このツイン・スケグ船は、船尾の船底に左右一対のスケグを備えている。このツイン・スケグ船は、前記スケグにプロペラ軸を介して取り付けられたプロペラの直前における流れが、前記プロペラの回転方向と同じ方向の成分を有する範囲に、前記スケグの後端部に設けられたスターンフレームに固着して設けられたボッシング、又はこのボッシングに設けられたフィンボスから放射状に伸びる、複数枚のフィンからなるリアクションフィンが設けられている。
特開平5−185986号公報 特開2008−174115号公報 国際公開WO2010/046961号公報
上記各特許文献に記載された各リアクションフィンは、プロペラ軸の中心軸線に対してフィンの根元の翼弦にひねりが付けられている。すなわち、フィンの根元の翼弦が中心軸線に対して所定の角度を有している。言い換えると、各リアクションフィンは、所定のひねりとして所定の取り付け角でボッシング等に結合している。しかし、各リアクションフィンは、プロペラ軸の中心軸線に対してスパン方向の各位置での翼素の翼弦の成す角が、フィンの根元からフィンの先端まで一定である。すなわち、フィンの根元の翼弦に対する各翼素の翼弦の成す角をひねり角としたとき、各リアクションフィンは、フィンの根元から先端までの全てにおいてひねり角がゼロである。
一方、船舶において、各リアクションフィン付近では、水流がリアクションフィンに向かう角度(以下、流向角ともいう)が必ずしも一定ではない。例えば、各リアクションフィン付近では、フィンのスパン方向に沿って流向角が変化している。その結果、各リアクションフィンのひねり角がフィンの根元から先端まで一定の場合、スパン方向の各位置における水流に対するフィンの迎角は必ずしも適正なものになっているとは言えない。従って、リアクションフィンにおけるフィンの迎角が適正になるような技術が望まれている。
従って、本発明の目的は、船舶の推進性能を改善することが可能なリアクションフィン及び船舶を提供することにある。また、本発明の他の目的は、リアクションフィンの性能向上効果を向上させることが可能なリアクションフィン及び船舶を提供することにある。また、本発明の他の目的は、リアクションフィンにおけるフィンの迎角を適正とすることが可能なリアクションフィン及び船舶を提供することにある。
この発明のこれらの目的とそれ以外の目的と利益とは以下の説明と添付図面とによって容易に確認することができる。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の第1の観点におけるリアクションフィンは、船舶(1)の船尾部(2a)側の推進用プロペラ(5)よりも船首部(2b)側に取り付けられる。リアクションフィン(7)は、左舷側に取り付けられる第1フィン(7a〜7cの少なくとも一つ)と、右舷側に取り付けられる第2フィン(7d〜7fの少なくとも一つ)とを具備している。第1フィン(7a〜7c)及び第2フィン(7d〜7f)の各々は、根元(7−1)の翼弦に対する各翼素の翼弦の成す角をひねり角(β1/β2)としたとき、先端(7−2)がひねり角(β1/β2)を有するように、根元(7−1)に対して先端(7−2)がひねりを有する。
上記のリアクションフィンにおいて、第1フィン(7a〜7c)及び第2フィン(7d〜7f)の各々は、各翼素でのひねり角(β1/β2)が、所定の条件下におけるその部分での水流の流向角(α)に適合していることが好ましい。
上記のリアクションフィンにおいて、第1フィン(7a〜7c)及び第2フィン(7d〜7f)の各々は、ひねり角(β1)が、根元(7−1)から先端(7−2)まで一定の変化率で変化するように、ひねりを有することが好ましい。
上記のリアクションフィンにおいて、第1フィン(7a〜7c)及び第2フィン(7d〜7f)の各々は、先端(7−2)でのひねり角(β1)は、5度以上、60度以下であることが好ましい。
上記のリアクションフィンにおいて、第1フィン(7a〜7c)及び第2フィン(7d〜7f)の各々は、ひねり角(β2)が根元(7−1)から先端(7−2)よりも前根元(7−1)側の中間点(E2、F2)まで一定の変化率で変化し、更に中間点(E2、F2)から先端(7−2)まで他の一定の変化率で変化する又は一定値となるように、ひねりを有することが好ましい。
上記のリアクションフィンにおいて、第1フィン(7a〜7c)及び第2フィン(7d〜7f)の各々は、中間点(E2、F2)でのひねり角(β2)、及び、先端(7−2)でのひねり角(β2)は、いずれも5度以上、60度以下であることが好ましい。
上記のリアクションフィンにおいて、第1フィン(7a〜7c)及び第2フィン(7d〜7f)の各々は、中間点(E2、F2)の位置がプロペラ(5)の半径の50%以上、90%以下の位置であることが好ましい。
上記のリアクションフィンにおいて、第1フィン(7a〜7c)は、プロペラ(5)の中心軸線(C)の左舷側の斜め上方に伸びる上部第1フィン(7a)と、中心軸線(C)の左舷側の側方に伸びる側部第1フィン(7b)と、中心軸線(C)の左舷側の斜め下方に伸びる下部第1フィン(7c)とを備えていることが好ましい。第2フィン(7d〜7f)は、中心軸線(C)の右舷側の斜め上方に伸びる上部第2フィン(7f)と、中心軸線(C)の右舷側の側方に伸びる側部第2フィン(7e)と、中心軸線(C)の右舷側の斜め下方に伸びる下部第2フィン(7d)とを備えていることが好ましい。
本発明の第2の観点における船舶は、船体(2)と、船体(2)の船尾部(2a)側に設けられた推進用プロペラ(5)と、プロペラ(5)よりも船首部(2b)側に設けられた上記段落に記載のリアクションフィン(7)とを具備している。
本発明により、船舶の推進性能を改善することが可能となる。また、本発明により、リアクションフィンにおけるフィンの迎角を適正とすることが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係る船舶の構成の一例を示す概略側面図である。 図2は、図1における船尾部の構成の一例を示す概略側面図である。 図3は、図2におけるI−I’ 概略矢視背面図である。 図4は、第1の実施の形態に係るリアクションフィンを先端側から見た概略側面図である。 図5Aは、流向角の定義を説明する概略図である。 図5Bは、流向角の定義を説明する概略図である。 図5Cは、流向角の定義を説明する概略図である。 図6は、リアクションフィンの各部分での流向角を示すグラフである。 図7は、第1の実施の形態に係るリアクションフィンの各部分で付与されるひねり角を示すグラフである。 図8は、第2の実施の形態に係るリアクションフィンを先端側から見た概略側面図である。 図9は、第2の実施の形態に係るリアクションフィンの各部分で付与されるひねり角を示すグラフである。
以下、本発明のリアクションフィン及びそれを備えた船舶の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るリアクションフィン及びそれを備えた船舶の構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る船舶の構成の一例を示す概略側面図である。ただし、この図は右舷側から見た主船体の一例を示しており、上甲板上の構造物の記載は省略している。船舶1は、船体2と、舵3と、プロペラ5と、リアクションフィン7とを具備している。
プロペラ5は、船体2の船尾部2aのボッシング4の先端にプロペラ軸を介して回転可能に設けられている。リアクションフィン7は、船体2の船尾部2aのボッシング4におけるプロペラ5よりも船首部2b側に設けられている。舵3は、船体2の船尾部2aにおけるプロペラ5の後方に設けられている。
図2は、図1における船尾部の構成の一例を示す概略側面図である。
プロペラ5は、ボッシング4の端部から伸びるプロペラ軸6に結合されている。プロペラ5は、プロペラ軸6の回転により、プロペラ軸6の中心軸線Cを中心として回転する。リアクションフィン7は、プロペラ5に流入する水流にプロペラ5の回転方向と逆方向の回転流を与えるために、プロペラ5の上流側に設けられている。具体的には、ボッシング4におけるプロペラ5よりも船首部2b側に、複数枚設けられている。以下、本実施の形態では、一例としてリアクションフィンが6枚の場合、すなわちリアクションフィン7a〜7fを有する場合について説明する。なお、リアクションフィン7a〜7fを特に区別しない場合、単にリアクションフィン7という。
図3は、図2におけるI−I’ 概略矢視背面図である。
リアクションフィン7は、船体2の中心線CLに対して左舷側に取り付けられるリアクションフィン7a〜7c(第1フィン)と、右舷側に取り付けられるリアクションフィン7d〜7f(第2フィン)とを備えている。リアクションフィン7a〜7fは、ボッシング4の端部に、プロペラ軸6の中心軸線Cを中心にほぼ放射状に延伸するように設けられている。すなわち、リアクションフィン7a(上部第1フィン)は、左舷側に設けられ、プロペラ軸6の中心軸線Cの斜め上方に伸びている。リアクションフィン7b(側部第1フィン)は、左舷側に設けられ、プロペラ軸6の中心軸線Cの側方に伸びている。リアクションフィン7c(下部第1フィン)は、左舷側に設けられ、プロペラ軸6の中心軸線Cの斜め下方に伸びている。リアクションフィン7f(上部第2フィン)は、右舷側に設けられ、プロペラ軸6の中心軸線Cの斜め上方に伸びている。リアクションフィン7e(側部第2フィン)は、右舷側に設けられ、プロペラ軸6の中心軸線Cの側方に伸びている。リアクションフィン7dは、右舷側に設けられ、プロペラ軸6の中心軸線Cの斜め下方に伸びている。
リアクションフィン7は、プロペラ軸6の中心軸線Cに対してフィンの根元の翼弦にひねりが付けられているだけでなく、更にフィンの根元と先端との間にもひねりが付けられている。すなわち、リアクションフィン7は、中心軸線Cに対するひねりとしての所定の取り付け角でボッシング4に結合しているだけでなく、更にフィンの根元と先端との間にもひねりが付与されている。その結果、リアクションフィン7では、プロペラ軸6の中心軸線Cに対するフィンの根元の翼弦の成す角と、プロペラ軸6の中心軸線Cに対するフィンの先端の翼弦の成す角とが異なっている。
ここで、リアクションフィン7において、フィンの根元の翼弦に対する各翼素の翼弦の成す角をひねり角βと定義する。その場合、リアクションフィン7はフィンの先端がひねり角βを有する(β≠0)ようにひねりを有している、ということができる。言い換えると、リアクションフィン7は少なくとも一つの翼素がひねり角βを有する(β≠0)ようにひねりを有している。
図4は、リアクションフィン7を先端側から見た概略側面図である。本実施の形態におけるリアクションフィン7は、フィンの根元7−1に対してフィンの各部(翼素)が有するひねり角βとして、ひねり角β1を有している。具体的には、ひねり角β1は、フィンの根元7−1の翼弦に対して各翼素の翼弦が成す角である。この図では、フィンの根元7−1に対するフィンの先端7−2のひねり角β1を例示している。すなわち、フィンの先端7−2のひねり角β1として、根元7−1の翼弦(翼前縁B11と翼後縁B12との間の線分)11−1と先端7−2の翼弦(翼前縁B21と翼後縁B22との間の線分)11−2とが成す角を示している。そのひねり角β1のために、リアクションフィン7は、根元7−1と先端7−2との間の翼本体7−3がひねられた(ねじられた)形状を有している。本実施の形態では、ひねりは、根元7−1の翼前縁B11から中間点E1を経由して先端7−2の翼前縁B21まで(翼後縁B22から中間点F1を経由して翼後縁B12まで)連続的に変化している。
次に、そのひねり角βの設定方法について説明する。
リアクションフィン7は、所定の条件下、各翼素でのひねり角βがその部分での水流の流向角αに適合するように設定される。ここで、所定の条件とは、一例としては、設計速度及び設計荷重で船舶1が静水面を移動している条件である。また、流向角αに適合するとは、水流の流向角αと翼素でのひねり角βとにより特定される迎角により、プロペラ5に流入する水流にプロペラ5の回転方向と逆方向の回転流を与えることが可能となることである。この場合、リアクションフィン7の取り付け角+ひねり角βと水流の流向角αとの差が迎角となる。この迎角が適切でない場合、リアクションフィンによる性能向上効果が十分に得られない。例えば、各翼素で部分的に迎角が負になると適切な回転流の発生が阻害され、又迎角が大きくなりすぎるとフィン自体の抵抗が過大になり、推進性能が低下することがある。
ここで、流向角の定義について説明する。図5A〜図5Cは、流向角の定義を説明する概略図である。
図5A(右舷側から見た図)に示すように、プロペラ5直前のある点の流速Vは、プロペラ軸6の中心軸線Cに平行な流速成分Vxと、プロペラ軸6の中心軸線Cに垂直な平面A内の流速成分Vyzとに分解できる。また、図5B(船尾側から見た図)に示すように、プロペラ軸6の中心軸線Cに垂直な平面A内の流速成分Vyzは、更にプロペラ軸6の中心軸線Cから放射状に伸びる半径方向の流速成分Vrと、これに垂直で、中心軸線Cを中心とする円の円周方向の流速成分Vθに分解できる。そして、図5Cに示すα、すなわち、Tan−1(Vθ/Vx)をここでは流向角と定義している。また、正負の符号はプロペラ5の回転の方向を正としている。流向角が正の範囲ではプロペラ5の回転と同方向の流れに、流向角が負の範囲ではプロペラ5の回転と逆方向の流れになっている。
発明者は、リアクションフィン7の各部分(翼素)近傍の位置における所定の条件下での流向角αの値を、水槽試験での流れ場の計測に基づいて算出した。図6は、リアクションフィン7の各部分での流向角αを示すグラフである。横軸はリアクションフィン7の各部分の位置を示している。具体的には、リアクションフィン7の各部分の中心軸線Cからの距離rを、プロペラ半径Rとの比で示している(r/R)。縦軸は、流向角α(度)を示している。この図は、左舷側のリアクションフィン7a〜7cの結果について示している。ただし、曲線E1はリアクションフィン7a、曲線E2はリアクションフィン7b、曲線E3はリアクションフィン7cの結果をそれぞれ示している。各曲線がr/R=0.3から開始するのは、ボッシング4の半径がプロペラ半径R×0.3であるからである。また、プロペラ5の回転方向は右回りとし、対応して流向角αは右回りを正とした。
図6の曲線E1を参照すると、リアクションフィン7aの根元近傍(例示:r/R=0.3)では、流向角αは約−28度である。プロペラ軸6の中心軸線Cから離れるに連れて、流向角αは単調に増加する。そして、リアクションフィン7aの中間点近傍(例示:r/R=0.7)では、流向角αは約+18度である。更にプロペラ軸6の中心軸線Cから離れるに連れて、流向角αはほとんど変化しない。そして、リアクションフィン7aの先端近傍(例示:r/R=1.1)では、流向角αは約+16度である。
このように、リアクションフィン7a近傍では、その流向角αは、リアクションフィン7aの根元近傍から中間点近傍まで約−28度から約+18度に変化し、その後は概ね一定で変化しない、という傾向にあることが分かる。すなわち、リアクションフィン7aの根元近傍を基準とすると、0度から約46度の間で変化したことになる。
図6の曲線E2を参照すると、リアクションフィン7bの根元近傍(例示:r/R=0.3)では、流向角αは約−30度である。プロペラ軸6の中心軸線Cから離れるに連れて、流向角αは単調に増加する。そして、リアクションフィン7bの中間点近傍(例示:r/R=0.7)では、流向角αは約+23度である。更にプロペラ軸6の中心軸線Cから離れるに連れて、流向角αは緩やかに減少する。そして、リアクションフィン7aの先端近傍(例示:r/R=1.1)では、流向角αは約+12度である。
このように、リアクションフィン7b近傍では、その流向角αは、リアクションフィン7bの根元近傍から中間点近傍まで約−30度から約+23度に変化し、その後は概ね一定で変化しない、という傾向にあることが分かる。すなわち、リアクションフィン7bの根元近傍を基準とすると、流向角αは0度から約53度の間で変化したことになる。
図6の曲線E3を参照すると、リアクションフィン7cの根元近傍(例示:r/R=0.3)では、流向角αは約−3度である。プロペラ軸6の中心軸線Cからやや離れても(例示:r/R=0.5)、流向角αは概ね一定である。更にプロペラ軸6の中心軸線Cから離れるに連れて、流向角αは緩やかに増加する。そして、リアクションフィン7cの中間点近傍(例示:r/R=0.7)では、流向角αは約+5度である。更にプロペラ軸6の中心軸線Cから離れても、流向角αは概ね一定である。そして、リアクションフィン7cの先端近傍(例示:r/R=1.1)では、流向角αは約+5度である。
このように、リアクションフィン7c近傍では、その流向角αは、リアクションフィン7cの根元近傍から中間点近傍まで約−3度から約+5度に変化し、その後は概ね一定で変化しない、という傾向にあることが分かる。すなわち、リアクションフィン7cの根元近傍を基準とすると、0度から約8度の間で変化したことになる。
なお、右舷側のリアクションフィン7d〜7fの結果については示さないが、概ね図6の結果において流向角αのプラスマイナスを逆転させた状態になる。具体的には、曲線E1の流向角αのプラスマイナスを逆転させた結果がリアクションフィン7f、曲線E2の流向角αのプラスマイナスを逆転させた結果がリアクションフィン7e、曲線E3の流向角αのプラスマイナスを逆転させた結果がリアクションフィン7dの結果にそれぞれなる。
以上のことから、リアクションフィン7は、以下のような構成を有することが好ましいことが分かる。
(1)リアクションフィン7をボッシング4に取り付けるとき、プロペラ軸6の中心軸線Cに対するフィンの根元の翼弦の成す角(取り付け角)が、根元近傍の流向角αに適合するように取り付ける。この場合、ボッシング周辺の流向角は必ずしも同一でないため、リアクションフィン7a〜7fの取り付け角は全て異なる場合がある。
(2)更に、リアクションフィン7自体には、フィンの根元から先端までの翼素の翼弦のひねり角βが図6に示されるフィンの根元近傍から先端近傍までの流向角αに適合するように、ひねりを付与する。フィンの根元から先端までのひねり角βの値については後述される(図7参照)。
(3)図6の知見や船舶1の形状のバリエーションを考慮したシミュレーションなどから、流向角αは、変化の大きいところでは、フィンの根元近傍を基準として、0度から約60度の間で変化する。その場合、ひねり角βは、流向角αの変化と同様の傾向になるように、例えば、0度(根元)から約60度(先端)まで変化させればよい。一方、流向角αは、変化の小さいところでは、フィンの根元近傍を基準として、0度から約5度の間で変化する。その場合、ひねり角βは、流向角αの変化と同様の傾向になるように、例えば、0度(根元)から約5度(先端)まで変化させればよい。すなわち、リアクションフィン7では、フィンの先端でのひねり角β1は、5度以上、60度以下であることが好ましいということができる。ただし、リアクションフィン7の取り付け位置及びその延伸方向により流向角αの最高値が異なることに対応して、ひねり角βの最高値は、個々のリアクションフィン7毎に異なる。
なお、上記のリアクションフィン7の各部分(翼素)近傍の位置における所定の条件下での流向角αの値(図6)は、CFD(Computational Fluid Dynamics)での流れ場の計算に基づいて算出してもよい。
以上のことから、本実施の形態では、ひねり角β1は以下のように設定される。
図7は、リアクションフィン7の各部分で付与されるひねり角β1を示すグラフである。横軸はリアクションフィン7の各部分の位置を示している。具体的には、リアクションフィン7の各部分の中心軸線Cからの距離rを、プロペラ半径Rとの比で示している(r/R)。この場合、リアクションフィン7は、r/R=1の大きさである。縦軸は、ひねり角β1(度)を示している。ただし、曲線H1はリアクションフィン7a、7b、7e、7fのひねり角β1を示し、曲線H2はリアクションフィン7c、7dのひねり角β1を示している。各曲線がr/R=0.3から開始するのは、ボッシング4の半径がプロペラ半径R×0.3であるからである。
曲線H1、H2に示されるように、本実施の形態では、リアクションフィン7のひねり角β1を、フィンの根元7−1から先端7−2まで一定の変化率で変化させる。その一定の変化率は、図6の知見を参照して設定する(上記(1)〜(3)を含む)。すなわち、リアクションフィン7a、7b、7e、7f近傍では、流向角αがフィンの根元を基準に0度から約50度前後まで変化している。従って、曲線H1に示すように、リアクションフィン7a、7b、7e、7fは、そのひねり角β1を0度から50度の間で一定の変化率で変化させる形状とした(変化率:r/R=0.1当たり50/0.7)。一方、リアクションフィン7c、7d近傍では、流向角αがフィンの根元を基準に0度から8度まで変化している。従って、曲線H2に示すように、リアクションフィン7c、7dは、そのひねり角β1を0度から8度の間で一定の変化率で変化させる形状とした(変化率:r/R=0.1当たり8/0.7)。
上記のように曲線H1、H2は、リアクションフィン7の先端でのひねり角β1が流向角の略最大値になるように設定されている。しかし、本実施の形態は、ひねり角β1を一定の変化率で変化させればこの例に限定されるものではない。例えば、図6の流向角αに関する最小二乗法の一次式を求めて、その曲線の傾きを変化率とする方法などが考えられる。
図7に示すようなひねり角β1の変化は、図6の流向角αの変化と完全に一致しているというわけではない。しかし、ひねり角β1の値及びその変化の傾向は、流向角αの値及びその変化の傾向を近似していると考えられる。従って、リアクションフィン7の取り付け角を適正に設定することにより、ひねり角β1は、流向角αに適合するように設定されると考えることができる。
本来は、図6に示す流向角αの変化どおりに正確にひねり角β1の変化を設定し、リアクションフィン7を製造することが好ましい。しかし、そのようにすることは、リアクションフィン7の設計に際し、船体毎に流向角αを正確に測定する必要があること、リアクションフィン7の形状が複雑になり設計が難しくなること、複雑な形状のリアクションフィン7の製造が困難でコストと時間がかかり過ぎることなどの問題が生じてしまう。従って、本実施の形態では、図6の知見の下、一定の変化率でひねり角β1を変化させる形状とすることにした。すなわち、ひねり角β1の値及びその変化の傾向を、流向角αの値及びその変化の傾向を近似するように設定した。その結果、ひねり角β1は流向角αに近似的に適合しているので、リアクションフィン7の効果を向上させることができる。また、一定の変化率でひねり角β1を変化させる形状としているので、ひねりを有するリアクションフィン7を極めて容易に製造することが可能となる。
本実施の形態により、リアクションフィン7に流向角αに対応したひねり角βを新たに導入することにより、フィンの迎角を適正とすることが可能となる。それにより、リアクションフィンの性能向上効果を向上させることができる。また、本実施の形態により、上記構成を有するリアクションフィン7を船舶に取り付けることで、当該船舶の推進性能を改善することが可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るリアクションフィン及びそれを備えた船舶の構成について説明する。本実施の形態では、リアクションフィン7のひねり角β2の設定が、第1の実施の形態のリアクションフィン7のひねり角β1の設定と相違している。以下では、その相違点について主に説明する。
図8は、リアクションフィン7を先端側から見た概略側面図である。
本実施の形態におけるリアクションフィン7は、フィンの根元7−1に対してフィンの各部(翼素)が有するひねり角βとして、ひねり角β2を有している。具体的には、ひねり角β2は、フィンの根元7−1の翼弦に対して各翼素の翼弦が成す角である。この図では、フィンの根元7−1に対するフィンの先端7−2のひねり角β2を例示している。すなわち、フィンの先端7−2のひねり角β2として、根元7−1の翼弦(翼前縁B11と翼後縁B12との間の線分)11−1と先端7−2の翼弦(翼前縁B21と翼後縁B22との間の線分)11−2とが成す角を示している。そのひねり角β2のために、リアクションフィン7は、根元7−1と先端7−2との間の翼本体7−3がひねられた(ねじられた)形状を有している。本実施の形態では、ひねりは、根元7−1の翼前縁B11から中間点E2まで(翼後縁B12から中間点F2まで)連続的に変化し、中間点E2から先端7−2の翼前縁B21まで(中間点F2から翼後縁B22まで)変化せず一定している。
ここで、上記中間点E2、F2の位置は、流向角αが最初に最大値をとる位置又はその近傍や、流向角αの変化がほとんどなくなる最初の位置又はその近傍に例示される。より一般的には、図6のグラフやそれに基づく知見や船舶1の形状のバリエーションを考慮したシミュレーションなどから、r/R=約0.5〜約0.9の範囲が好ましい。すなわち、プロペラ5の半径の50%以上、90%以下の範囲である。流向角αの変化の傾向(例示:図6)と概ね同じになるからである。より好ましくは、r/R=約0.6〜約0.8の範囲である。すなわち、プロペラ5の半径の60%以上、80%以下の範囲である。更により好ましくは、r/R=約0.7前後(±0.05)の範囲である。すなわち、プロペラ5の半径の70%前後(±5%)の範囲である。なお、中間点E2、F2の位置は、水槽試験での流れ場の計測に基づいて算出してもよいし、CFDでの流れ場の計算に基づいて算出してもよい。
本実施の形態では、図6の知見に基づいて、ひねり角β2は以下のように設定される。
図9は、リアクションフィン7の各部分で付与されるひねり角β2を示すグラフである。横軸はリアクションフィン7の各部分の位置を示している。具体的には、リアクションフィン7の各部分の中心軸線Cからの距離rを、プロペラ半径Rとの比で示している(r/R)。この場合、リアクションフィン7は、r/R=1の大きさである。縦軸は、ひねり角β2(度)を示している。ただし、曲線K1はリアクションフィン7a、7b、7e、7fのひねり角β2を示し、曲線K2はリアクションフィン7c、7dのひねり角β2を示している。各曲線がr/R=0.3から開始するのは、ボッシング4の半径がプロペラ半径R×0.3であるからである。
曲線K1、K2に示されるように、本実施の形態では、リアクションフィン7のひねり角β2を、フィンの根元7−1から先端7−2よりも根元7−1側の中間点E2、F2まで一定の変化率で変化させる。そして、更に中間点E2、F2から先端7−2まで他の一定の変化率で変化させる又は一定値とする。ただし、中間点E2、F2から先端7−2まで変化を持たせる場合の変化率は、根元7−1から中間点E2、F2までの変化率よりも小さくする(符号が逆であっても良い)。また、各変化率及び中間点E2、F2の位置は、図6の知見を参照して設定する(上記(1)〜(3)を含む)。すなわち、リアクションフィン7a、7b、7e、7f近傍では、流向角αがフィンの根元を基準として、r/R=0.3から0.7まで、0度から約50度前後まで変化し、r/R=0.7から1.1まで、概ね一定の角度となっている。従って、曲線K1に示すように、リアクションフィン7a、7b、7e、7fは、そのひねり角β2を、r/R=0.3から0.7まで、0度から50度の間で一定の変化率で変化させ(変化率:r/R=0.1当たり50/0.4)、r/R=0.7から1.1まで、概ね一定の値(変化率:0)となる形状とした。一方、リアクションフィン7c、7d近傍では、流向角αがフィンの根元を基準として、r/R=0.3から0.7まで、0度から8度まで変化し、r/R=0.7から1.1まで、概ね一定の角度となっている。従って、曲線K2に示すように、リアクションフィン7c、7dは、そのひねり角β2を、r/R=0.3から0.7まで、0度から8度の間で一定の変化率で変化させ(変化率:r/R=0.1当たり8/0.4)、r/R=0.7から1.1まで、概ね一定の値(変化率:0)となる形状とした。
図9に示すようなひねり角β2の変化は、図6の流向角αの変化と完全に一致しているというわけではない。しかし、ひねり角β2の値及びその変化の傾向は、流向角αの値及びその変化の傾向を近似していると考えられる。特に、第1の実施の形態の場合(図7)と比較して、流向角αの値及びその変化の傾向をより良く近似していると考えられる。従って、リアクションフィン7の取り付け角を適正に設定することにより、ひねり角β2は、流向角αにより良く適合するように設定されると考えることができる。
本実施の形態では、図6の知見の下、ひねり角β2を途中まで一定の変化率で変化させ、途中から他の一定の変化率(図9の場合には変化率=0)で変化させる形状とすることにした。すなわち、ひねり角β2の値及びその変化の傾向を、流向角αの値及びその変化の傾向をより良く近似するように設定した。その結果、ひねり角β2は流向角αにより近似的に適合しているので、リアクションフィン7の効果をより向上させることができる。また、ひねり角β2を一定の変化率で変化させる形状としているので、ひねりを有するリアクションフィン7を極めて容易に製造することが可能となる。
本実施の形態により、リアクションフィン7に流向角αに対応したひねり角βを新たに導入することにより、フィンの迎角を適正とすることが可能となる。それにより、リアクションフィン7の性能向上効果を向上させることができる。また、本実施の形態により、上記構成を有するリアクションフィン7を船舶に取り付けることで、当該船舶の推進性能を改善することが可能となる。
本発明は上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、上記各実施の形態の技術は、矛盾の発生しない範囲で、他の実施の形態に適用することが可能である。
1 船舶
2 船体
2a 船尾部
2b 船首部
3 舵
4 ボッシング
5 プロペラ
6 プロペラ軸
7、7a、7b、7c、7d、7e、7f アクションフィン
7−1 根元
7−2 先端
7−3 翼本体
11−1 根元の翼弦
11−2 先端の翼弦

Claims (9)

  1. 船舶の船尾部側の推進用プロペラよりも船首部側に取り付けられるリアクションフィンであって、
    左舷側に取り付けられる第1フィンと、
    右舷側に取り付けられる第2フィンと
    を具備し、
    前記第1フィン及び前記第2フィンの各々は、根元の翼弦に対する各翼素の翼弦の成す角をひねり角としたとき、先端が前記ひねり角を有するように、前記根元に対して前記先端がひねりを有する
    リアクションフィン。
  2. 請求項1に記載のリアクションフィンにおいて、
    前記第1フィン及び前記第2フィンの各々は、前記各翼素での前記ひねり角が、所定の条件下におけるその部分での水流の流向角に適合している
    リアクションフィン。
  3. 請求項1又は2に記載のリアクションフィンにおいて、
    前記第1フィン及び前記第2フィンの各々は、前記ひねり角が、前記根元から前記先端まで一定の変化率で変化するように、前記ひねりを有する
    リアクションフィン。
  4. 請求項3に記載のリアクションフィンにおいて、
    前記第1フィン及び前記第2フィンの各々は、前記先端での前記ひねり角は、5度以上、60度以下である
    リアクションフィン。
  5. 請求項1又は2に記載のリアクションフィンにおいて、
    前記第1フィン及び前記第2フィンの各々は、前記ひねり角が前記根元から前記先端よりも前記根元側の中間点まで一定の変化率で変化し、更に前記中間点から前記先端まで他の一定の変化率で変化する又は一定値となるように、前記ひねりを有する
    リアクションフィン。
  6. 請求項5に記載のリアクションフィンにおいて、
    前記第1フィン及び前記第2フィンの各々は、前記中間点でのひねり角、及び、前記先端でのひねり角は、いずれも5度以上、60度以下である
    リアクションフィン。
  7. 請求項5又は6に記載のリアクションフィンにおいて、
    前記第1フィン及び前記第2フィンの各々は、前記中間点の位置が前記プロペラの半径の50%以上、90%以下の位置である
    リアクションフィン。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のリアクションフィンにおいて、
    前記第1フィンは、
    前記プロペラの中心軸線の前記左舷側の斜め上方に伸びる上部第1フィンと、
    前記中心軸線の前記左舷側の側方に伸びる側部第1フィンと、
    前記中心軸線の前記左舷側の斜め下方に伸びる下部第1フィンと
    を備え、
    前記第2フィンは、
    前記中心軸線の前記右舷側の斜め上方に伸びる上部第2フィンと、
    前記中心軸線の前記右舷側の側方に伸びる側部第2フィンと、
    前記中心軸線の前記右舷側の斜め下方に伸びる下部第2フィンと
    を備える
    リアクションフィン。
  9. 船体と、
    前記船体の船尾部側に設けられた推進用プロペラと、
    前記プロペラよりも船首部側に設けられた請求項1乃至8のいずれか一項に記載のリアクションフィンと
    を具備する
    船舶。
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