JP2013132789A - 記録装置及び記録媒体のセッティング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体のサイズに応じて決まる当該記録媒体の吸引保持に使用しない吸引孔からのエアー抜けを容易に防止することができるようにすること。
【解決手段】記録媒体が置かれる載置面13を有し該載置面13に複数の吸引孔15が設けられている載置部17と、前記載置面13に置かれた記録媒体にインクを吐出するインク吐出部27と、前記載置面13の前記記録媒体を吸引保持する作用面23の大きさを調整する調整機構25とを備えている。調整機構25は、進退可能なマスキングシート53を前記載置部17の側辺の外側から載置面13上に引き出して前記吸引孔15の一部をマスクすることで前記作用面13の大きさを調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体が置かれる載置面を有し該載置面に複数の吸引孔が設けられている載置部と、前記載置面に置かれた記録媒体にインクを吐出するインク吐出部とを備える記録装置及び記録媒体のセッティング方法に関する。
A0版ないしB0版といった大版サイズの記録媒体(以下、用紙ともいう)に対してインクジェット方式で記録を実行する大型のインクジェットプリンターには、長尺な用紙をロール状に巻いたロール紙を使用するものと、予め規定サイズに裁断された単票紙を使用するものとがある。
そして、このうち単票紙を使用するものでは、下記の特許文献1に示すように当該単票紙を平置き状態でセットするためのフラットベッドタイプの基台が設けられており、該基台の上部には、セットされた単票紙を吸引保持するための多数の吸引孔が形成された載置部が設けられている。
また、前記載置部の下部には、真空ポンプに接続された減圧室が設けられている。そして、載置部上の載置面の所定のセット位置に用紙をセットした後、前記真空ポンプを作動させて前記減圧室を減圧状態にして負圧を発生させる。この負圧によって、用紙下方の吸引孔を介して当該用紙に吸引力が作用し該用紙は載置面に吸引保持されるようになっている。
この場合、使用する用紙のサイズが載置面のサイズより小さい場合には、当該用紙の外方の載置面には、用紙の吸引保持に使用されない吸引孔が多く存在することになる。そのため、該使用されない吸引孔からのエアー抜けによって用紙の吸引保持力が低下してしまうことになる。
そして、このような用紙の吸引保持力の低下を抑制するために当該用紙の外方の吸引孔をポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂シートで手作業によりマスキングする等の応急的な対策が採られていた。
特開2010−89425号公報
しかしながら、用紙のサイズが変われば、マスキングする必要のある吸引孔の位置も変わる。そのため、従来においては、用紙の交換で用紙サイズが変わる場合にはその都度、手作業によるマスキング作業をやり直さなければならず、ユーザーにとって極めて煩雑な作業になっていた。
本発明の目的は、記録媒体のサイズに応じて決まる当該記録媒体の吸引保持に使用しない吸引孔からのエアー抜けを容易に抑制することができるようにすることにある。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る記録装置は、記録媒体が置かれる載置面を有し該載置面に複数の吸引孔が設けられている載置部と、前記載置面に置かれた記録媒体にインクを吐出するインク吐出部と、前記載置面の前記記録媒体を吸引保持する作用面の大きさを調整する調整機構と、を備えている。
ここで、「記録媒体を吸引保持する作用面の大きさ」とは記録媒体を吸引保持するために吸引力を記録媒体に作用する働きをする吸引孔が作る大きさをいい、該「大きさ」の外側に位置する吸引孔は吸引力が無い状態か小さく抑制されている。
本態様によれば、記録媒体が置かれる載置面の該記録媒体を吸引保持する作用面の大きさを調整する調整機構を備えているので、載置面上にセットされる記録媒体のサイズの違いに対応して吸引保持する作用面の大きさを調整することができる。従って、従来は手作業で行っていた煩雑なマスキング作業を省略して、記録媒体のサイズに応じて決まる該記録媒体の吸引保持に使用しない吸引孔からのエアー抜けを容易に抑制することができる。これにより、記録媒体に対して必要な大きさの吸引力を煩雑な作業無しに作用させることができる。
本発明の第2の態様に係る記録装置は、前記第1の態様において、前記調整機構は、前記載置面上に進退可能なマスキングシートを備え、前記マスキングシートを用いて前記吸引孔の一部をマスクすることで前記作用面の大きさを調整する。
本態様によれば、マスキングシートを用いて前記吸引孔の一部をマスクすることによって記録媒体を吸引保持する作用面の大きさを容易に調整することができる。
本発明の第3の態様に係る記録装置は、前記第2の態様において、前記マスキングシートは、前記載置面の側辺の外側に設けられ、前記調整機構は、前記マスキングシートを前記載置面上に引き出して前記吸引孔の一部をマスクする。
本態様によれば、マスキングシートを引き出してその引出し量を調整することによって記録媒体を吸引保持する作用面の大きさを容易に調整することができる。また、引き出した後のマスキングシートは、当該マスキングシートが対向する吸引孔によって載置面上に吸引保持される。従って、マスキングシートを引き出した状態を保持するために専用の保持具を設ける必要がない。更に、記録実行中にマスキングシートが不用意に位置ずれする虞も少ない。
本発明の第4の態様に係る記録装置は、前記第3の態様において、前記調整機構は、ロール状に巻かれた前記マスキングシートと、前記マスキングシートを前記載置面上に繰り出し且つ巻き取るシート駆動機構とを備えていることを特徴とするものである。
本態様によれば、ロール状に巻かれたマスキングシートを載置面上に繰り出し且つ巻き取るシート駆動装置を備えているので、前記繰り出し量を記録媒体のサイズ情報に基づいて定めるようにすれば、前記作用面の調整の自動化を実現することが可能である。
本発明の第5の態様に係る記録装置は、前記第4の態様において、前記シート駆動機構は、前記吸引孔に吸引力を発生させない状態で且つ記録媒体をセット位置に置かない状態で、前記記録媒体のサイズ情報に基づいて当該記録媒体のサイズよりも小さい領域まで前記マスキングシートを繰り出し、その後記録媒体がセット位置に置かれた状態で前記吸引孔に吸引力を発生させ、前記マスキングシートを巻き取ることによって所定の位置に前記マスキングシートの端縁を配置させるように構成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、必要な繰り出し量よりも大目に繰り出したマスキングシートを、記録媒体がセット位置に置かれ吸引力が作用した状態で巻き取ることによって所定の位置に当該マスキングシートの端縁を位置合わせするように構成されている。従って、所定の位置に該マスキングシートの端縁を位置合わせする際の位置精度を向上することができる。また、前記巻き取り動作によって前記端縁の位置合わせ後のマスキングシートの皺の発生を抑制でき、皺のない平坦な状態のマスキングシートによるマスキングを実現することができる。こうすることで、記録媒体の保持不良を抑制することができる。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、前記第5の態様において、前記シート駆動機構は、前記載置部上にセットされた記録媒体の端辺の下方に吸引孔が位置している場合は、当該吸引孔を除外した内方の吸引孔のみを使用して記録媒体の吸引保持を行う位置に前記マスキングシートを配置させることを特徴とするものである。
本態様によれば、吸引孔内に記録媒体の短辺が引き込まれて変形する虞を低減できると共に、前記エアー抜けを抑制して記録媒体に吸引保持力を作用させることができる。
本発明の第7の態様に係る記録装置は、前記第2の態様から第6の態様のいずれか一つに記載された記録装置において、前記マスキングシートは記録媒体の幅方向と長さ方向とのそれぞれに対応して設けられていることを特徴とするものである。
本態様によれば、マスキングシートは記録媒体の幅方向と長さ方向のそれぞれに対応して設けられている。従って、交差する2枚のマスキングシートを重ね合わせた状態で移動させることが可能であり、前記作用面の大きさを簡単に調整することができる。
本発明の第8の態様に係る記録装置は、前記第1の態様において、前記載置部の前記載置面と反対側に減圧室を備え、前記調整機構は、前記減圧室の側壁の一部を可動壁とし、該可動壁を所定の方向に移動させる移動機構を備えていることを特徴とするものである。
本態様によれば、可動壁を移動させて可動壁の位置を調整することによって、実質的に減圧作用を奏する減圧室内の空間の大きさを変えて吸引保持する作用面の大きさを調整することが可能になる。また、可動壁の外側に位置する吸引孔については、減圧室からの減圧作用は実質的に及ばない状態にすることができるのでエアー抜けの問題にも簡単に対処することができる。
本発明の第9の態様に係る記録装置は、前記第8の態様において、前記可動壁と移動機構とを備えた壁移動ユニットが記録媒体の幅方向と長さ方向のそれぞれに対応して設けられ、前記両可動壁の交差部位には、他方の可動壁を密封状態で受け入れる係合スリットが形成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記可動壁と移動機構とを備えた壁移動ユニットが記録媒体の幅方向と長さ方向のそれぞれに対応して設けられているので、載置面上のセット位置にセットされる種々の大きさの記録媒体に対応して、当該記録媒体の吸引保持に必要な作用面を簡単に設定することができる。
また、両可動壁の交差部位には、他方の可動壁を密封状態で受け入れる係合スリットが形成されているので、当該それぞれの可動壁の交差を可能にし、当該交差部位からのエアー抜けも同時に抑制される。
本発明の第10の態様に係る記録装置は、前記第2の態様から第9の態様のいずれか一つの態様において、前記載置部の前記載置面と反対側に減圧室を備え、前記減圧室は、使用が想定される記録媒体のサイズに合わせて複数の部屋に区画された区画構造を有し、区画された各部屋の減圧雰囲気は個別に調整できるように構成され、前記調整機構は、前記減圧室の区画構造と前記マスキングシート、又は前記減圧室の区画構造と前記可動壁とを有することを特徴とするものである。
本態様によれば、前記ロール状に巻かれたマスキングシートの繰出し量の調整または可動壁の位置調整に加えて、減圧する部屋の選択を組み合わせることによってより木目細かく吸引保持するための作用面の大きさを調整することが可能になる。また、減圧室の複数の部屋は使用が想定される記録媒体のサイズに合わせて区画されているので、前記作用面の調整を効率良く行うことができる。
本発明の第11の態様に係る記録媒体のセッティング方法は、記録媒体が置かれる載置面を有し該載置面に複数の吸引孔が設けられている載置部と、前記載置面に置かれた記録媒体にインクを吐出するインク吐出部と、前記載置面の前記記録媒体を吸引保持する作用面の大きさを調整する調整機構と、を備える記録装置における記録媒体のセッティング方法であって、前記記録媒体を前記載置面に置くことと、前記調整機構を駆動させ、前記作用面の大きさを調整することと、を含むものである。
本態様によれば、記録媒体に対して必要な大きさの吸引力を煩雑な作業無しに作用させることができる。
本発明の実施例1に係るインクジェットプリンターを示す斜視図。 本発明の実施例1に係るインクジェットプリンターを示す平面図。 本発明の実施例1に係るインクジェットプリンターの作用面の調整機構の作動態様を示す縦断正面図。 本発明の実施例2に係るインクジェットプリンターの作用面の調整機構を示す斜視図。 本発明の実施例2に係るインクジェットプリンターの作用面の調整機構の作動態様を示す説明図。 本発明の実施例3に係るインクジェットプリンターの作用面の調整機構を示す平面図。 本発明の実施例4に係るインクジェットプリンターの作用面の調整機構の作動態様を示す縦断正面図。 本発明の他の実施例に係るインクジェットプリンターの作用面の調整機構を示す斜視図。
[実施例1](図1〜図3)
以下、図1から図3に基づいて本発明に係る記録装置1の実施例1の構成とその作動態様について具体的に説明する。
本実施例1に係る記録装置1は、A0版ないしB0版といった大版サイズの用紙Pに対してインクジェット方式で記録を実行し得る大型のインクジェットプリンター1Aである。
このインクジェットプリンター1Aは、用紙Pが置かれる平坦な載置面13を有し該載置面13に複数の吸引孔15が設けられている載置部17と、前記載置面13に置かれた用紙PにインクC(図3(C))を吐出するインク吐出部27と、前記載置面13の前記用紙Pを吸引保持する作用面23の大きさを調整する調整機構25とを備えている。
前記調整機構25は、前記載置面13上に進退可能なマスキングシート53を備え、前記マスキングシート53を用いて前記吸引孔15の一部をマスクすることで前記作用面の大きさを調整する。本実施例1では、前記調整機構25は、進退可能なマスキングシート53を前記載置部17の側辺の外側から載置面13上に引き出して前記吸引孔15の一部をマスクすることで前記作用面の大きさを調整する。そして、前記調整機構25は、ロール状に巻かれた前記マスキングシート53と、前記マスキングシート53を前記載置面13上に繰り出し且つ巻き取るシート駆動機構55とを備えている。
以下、各構成部材の構造を一部繰り返しになるが順次説明する。
先ずこのインクジェットプリンター1Aは、用紙Pを平置きした状態でセットするフラットベッドタイプの基台3と、該基台3上の前記載置部17の載置面13にセットされた用紙Pの第1の面となる表面5にインクCを吐出して記録を実行する記録ヘッド7とを備えている。前記基台3は、床面に置かれる枠構造の支持架台9を備えている。
前記基台3の上部には、用紙Pの前記第1の面となる表面5と反対側の第2の面となる裏面11を支持する前記平坦な載置面13を有し、該用紙Pの裏面11に吸引力を作用する複数の吸引孔15、15、…が貫通形成されている載置部17が設けられている。前記載置部17の下部には、外部に設置される真空ポンプ19に接続されることで内部空間を減圧雰囲気にし得る減圧室21が設けられている。そして、前記載置面13のうち、セットされる用紙Pの吸引保持に実際に使用される吸引保持作用面23の大きさを調整する調整機構25が設けられている。
また、前記記録ヘッド7は、用紙Pの幅方向Bを移動方向として往復移動するインク吐出部27に搭載されており、前記記録ヘッド7の幅方向Bの左右には記録ヘッド7から吐出されたUV(紫外線)硬化インクCにUV光を照射する光照射ユニット29Lと29Rとがインク吐出部27によって保持されている。
前記インク吐出部27は、用紙Pの長さ方向Aに沿って走行する一例として門型のインク吐出ユニット31内に設けられている。該インク吐出ユニット31内には、更に前記インク吐出部27の幅方向Bの往復移動を案内するガイド軸となる主軸33及び副軸35と、モーター37の出力軸に接続された駆動プーリー39と、該駆動プーリー39と幅方向Bの離反位置に設けられる従動プーリー41との間に巻回されその一部が前記インク吐出部27に係止されている歯付きの無端ベルト43と、前記記録ヘッド7に各色のインクCを供給するインクカートリッジ45及びインクチューブ47とが設けられている。
また、前記基台3の上部には、前記載置部17の左右に長さ方向Aに沿って延びるインク吐出ユニット31用の側面ガイド49L、49Rが設けられている。前記インク吐出ユニット31は、これらの側面ガイド49L、49Rによって案内され、更に図示しない駆動装置から駆動力を受けて用紙Pの長さ方向Aに沿って移動する。
この他、図1において、符号51はインクジェットプリンター1の各種の操作を実行する操作パネルを示す。
実施例1に係るインクジェットプリンター1Aは、前記調整機構25Aが使用しない吸引孔15’を塞ぐロール状に巻かれた所定幅のマスキングシート53と、前記マスキングシート53を前記載置面13上に所定長さ繰り出し且つ巻き取るシート駆動装置55とを備えている。
また、図示の実施例にあっては、前記マスキングシート53とシート駆動機構55とを備えた巻取りユニット57が用紙Pの幅方向Bに進退する巻取りユニット57Bと、用紙Pの長さ方向Aに進退する巻取りユニット57Aの二組が設けられている。
前記マスキングシート53としては、厚さが用紙Pの厚さよりも薄く、繰り出しとロール状の巻き取りとが可能な剛性と柔軟性を兼ね備えた樹脂シートが好ましい。
また、図1及び図2に示すように、幅方向Bに繰り出されるマスキングシート53の幅寸法は、前記載置部17の長さ寸法(A方向の長さ)と概ね一致し、長さ方向Aに繰り出されるマスキングシート53の幅寸法は、前記載置部17の幅寸法(B方向の長さ)と概ね一致するように設定されている。そして、これら二つのマスキングシート53の一部は、図示のように上下に重ね合わされてオーバーラップした状態で繰り出され、巻き取られるようになっている。
本実施例では、前記シート駆動機構55は、前記マスキングシート53のロール芯となる巻取りロール59と、該巻取りロール59を繰出し方向と巻取り方向とに回転駆動する駆動モーター61とを備えている。これにより、シート駆動装置55を用いたマスキングシート53の繰り出し量を用紙Pのサイズ情報に基づいて定めるようにすることで、前記作用面23の調整の自動化を実現できる。
更に、本実施例では前記自動化構造として、図3(A)(B)に示したように、シート駆動機構55は、前記吸引孔15に吸引力を発生させない状態で且つ用紙Pをセット位置に置かない状態で、前記用紙Pのサイズ情報に基づいて当該用紙Pのサイズよりも小さい領域までマスキングシート53を繰り出し、その後用紙Pがセット位置に置かれた状態(図3(A))で前記吸引孔15に吸引力を発生させ、マスキングシート53を巻き取ることによって所定の位置にマスキングシート53の端縁を位置合わせする(図3(B))。図3(C)は作用面23が適切に調整された状態で記録が実行されている状態を示している。
本実施例によれば、必要な繰り出し量よりも大目に繰り出したマスキングシート53を、用紙Pがセット位置に置かれた状態で巻き取ることによって所定の位置に当該マスキングシート53の端縁を位置合わせする。従って、所定の位置に該マスキングシート53の端縁を位置合わせする際の位置精度を向上することができる。また、前記巻き取り動作によって前記端縁の位置合わせ後のマスキングシート53の皺の発生を抑制でき、皺のない平坦な状態のマスキングシート53による吸引孔15’のマスキングを実現することができる。
実施例1について以上の説明では、モーター61を有するシート駆動機構55を用いてマスキングシート53の繰り出し及び巻取りを用紙Pのサイズ情報に基づいて自動化した例を説明した。しかし、この自動化構造に限定されないことは勿論である。
例えば、シート駆動機構55をモーター61を有しないマニュアル駆動構造にして、マスキングシート53の所定位置までの繰り出しをユーザーが手で引き出して行い(図3(A)に相当する状態)、その後所定の位置に当該マスキングシート53の端縁を位置合わせ(図3(B)に相当する状態)する際の巻取りをユーザーが巻取りロール59をマニュアル回転させて行う構造であってもよい。
また、マスキングシート53の繰り出し、巻取りの実行タイミングと真空ポンプ19の作動による吸引力発生のタイミングは適宜の組合せを選択できる。これによりユーザーの使い勝手が向上されている。
そして、このようにして構成される実施例1に係るインクジェットプリンター1Aによれば、マスキングシート53の繰出し・巻取り量を調整することによって用紙Pを吸引保持するための作用面23の大きさを簡単に調整することができる。これにより、従来手作業で行っていた煩雑なマスキング作業を省略することができる。
[実施例2](図4及び図5参照)
実施例2に係るインクジェットプリンター1Bは、調整機構25Bの構成が前記実施例1に係るインクジェットプリンター1Aの調整機構25Aと相違しており、その他の構成は前記実施例1と同様である。
従って、ここでは前記実施例1と相違する調整機構25Bの構成とその作動態様を中心に実施例2に係るインクジェットプリンター1Bについて説明する。
即ち、本実施例では調整機構25Bが前記減圧室21の側壁62の一部を可動壁63Aとし、該可動壁63Aを所定の方向に移動させる移動機構67を備えることによって構成されている。
また、図示の実施例にあっては、前記可動壁63Aと移動機構67とを備えた壁移動ユニット69として、用紙Pの幅方向Bに移動する壁移動ユニット69Bと、用紙Pの長さ方向Aに移動する壁移動ユニット69Aの二組が設けられている。
また、前記幅方向Bに移動する可動壁63Bには、他方の可動壁63Aを密封状態で受け入れる係合スリット71が形成されている。本実施例では一例として幅方向Bに移動する壁移動ユニット69Bの可動壁63Bに対して該可動壁63Bの長手方向に所定ピッチずつの間隔を空けて複数の係合スリット71が設けられている。
尚、前記係合スリット71は、他方の可動壁63Aと係合していない状態では、図5(A)に示すように、当該係合スリット71の左右の弾性フラップ73L、73Rの側端面が密着し、両者の間に隙間がほとんど形成されない状態になっている。
一方、前記係合スリット71が他方の可動壁63Aと係合している状態では、図5(B)に示すように、当該係合スリット71の左右の弾性フラップ73L、73Rを撓ませることで可動壁63Aの係合スリット71への進入を許容するようになっている。そして、それと同時に弾性フラップ73L、73Rを可動壁63Aの壁面に密着させることで減圧室21の気密性の保持が図られている。
そして、このような機能を有する可動壁63の材料としては、可動壁63の本体部64では減圧室21が負圧状態になった時に変形しない剛性が求められ、更に係合スリット71の形成部位では、前記弾性フラップ73L、73Rの撓み変形を可能にする柔軟性が求められる。
従って、前記本体部64と弾性フラップ73L、73Rとを別材料で構成したり、厚さを調整することで前記2種類の作用を奏するように構成する。
移動機構67としては、本実施例では手動式のものが図示されている。具体的には、図4に示すように、減圧室21のA方向の一方側に設けられた前面板22とA方向の他方側に設けられた後面板24とに幅方向Bに延びるスライド溝75Bが設けられている。減圧室21のB方向の一方側に設けられた左側面板26と他方側に設けられた右側面板28とに長さ方向Aに延びるスライド溝75Aが設けられている。
前後のスライド溝75Bには、長さ方向Aに延びるスライド軸77Bが貫通し、該スライド軸77Bの一端には、手動でスライド軸77Bを回転させるための操作ハンドル79Bが設けられている。
また、左右のスライド溝75Aには、幅方向Bに延びるスライド軸77Aが貫通し、該スライド軸77Aの一端には、手動でスライド軸77Aを回転させるための操作ハンドル79Aが設けられている。これらの部材を備えることによって、移動機構67が構成されている。
また、前記2本のスライド軸77B及び77Aには、前述した可動壁63が取り付けられている。そして、前記操作ハンドル79B及び79Aを所定の方向に所定の角度回転させることによって、当該可動壁63を、図5(C)に示す使用時の垂下姿勢と、図5(D)に示す移動時の退避姿勢と切り替えることができる。
更に、本実施例では減圧室21の4枚の側壁62は、前記幅方向Bに移動する可動壁63Bと、該可動壁63Bと対向する固定壁65Bと、前記長さ方向Aに移動する可動壁63Aと、該可動壁63Aと対向する固定壁65Aとによって構成されている。そして、前記2枚の固定壁65Bと65Aにもそれぞれ幅方向Bないし長さ方向Aに延びる前記スライド軸77Bと77Aと係合する係合スリット81が設けられている。
尚、前記係合スリット81の上下にも前述した可動壁63Bの係合スリット71の左右に設けられていた弾性フラップ73L及び73Rと同様の作用を有する弾性フラップ83U及び83Dが設けられている。
載置部17を減圧室21の上部に被設した状態では、該載置部17の下面は固定壁65Bと65Aの上面と直接接するが、スライド軸77Aとスライド軸75Bの上部との間には図4の構造では少し隙間ができる。この隙間は小さいほど前記吸引力を発生させる真空ポンプ19の負荷が小さくなるので好ましい。スライド軸77Aとスライド軸77Bの軸径、及び係合スリット81の高さ方向の位置は前記隙間が小さくなるように設定されている。尚、載置部17の下面に弾性シール部材を設け、該弾性シール部材がスライド軸77Aとスライド軸77Bとに圧接するように構成することで前記隙間の影響を低減することができる。
次に、図4及び図5に基づいて本実施例の調整機構25Bの作動態様を説明する。
先ず、真空ポンプ19を駆動しない状態で、載置部17上の所定の位置に用紙Pをセットする。次に、図5(D)に示すように幅方向Bに移動する壁移動ユニット69Bの操作ハンドル79Bを所定の方向に所定の角度回して当該可動壁63Bを他方の可動壁63Aと干渉しない退避姿勢にする。
この状態では、二組の壁移動ユニット69B及び69Aは、他方の壁移動ユニット69A及び69Bに邪魔されることなくそれぞれ幅方向Bと長さ方向Aに自由に移動することができる。
そして、二組の壁移動ユニット69B及び69Aを、図4に示すように当該セットした用紙Pのサイズと向きに合わせた所定の位置に移動させた後、図5(C)に示すように幅方向Bに移動する壁移動ユニット69Bの操作ハンドル79を所定の方向に所定の角度回して当該可動壁63Bを垂下姿勢にする。
この状態では図5(B)に示すように、可動壁63Bの係合スリット71の一つに他方の可動壁63Aが係合し、当該係合スリット71の左右の弾性フラップ73L及び73Rが撓み変形する。こうすることで、可動壁63Aの係合スリット71への進入を許容すると同時に当該係合部位での密着性を高めて減圧室21の気密性の保持が図られている。
また、前記長さ方向Aに移動する可動壁63Aと係合していない他の係合スリット71については、図5(A)に示すように当該係合スリット71の左右の弾性フラップ73Lと73Rの側端面が密着ている。したがって、これらの係合スリット71からのエアー抜けが抑制されて減圧室21の気密性が保たれている。
そして、前記二枚の可動壁63B及び63Aの位置合わせが完了後、真空ポンプ19を駆動して減圧室21内の雰囲気を負圧にすると、吸引保持のための作用面23に存する吸引孔15の外部から減圧室21内へ向けての空気の流れが生じ、用紙Pの第2の面となる裏面11が載置部17の作用面23に密着して当該用紙Pの吸引保持が完了する。
尚、
実施例2に係るインクジェットプリンター1Bによっても、二枚の可動壁63Aと63Bの位置を調整することによって吸引保持のための作用面23の大きさを調整することができる。従って、前記実施例1と同様、従来手作業で行っていた煩雑なマスキング作業を省略でき、該作用面23内の吸引孔15のみを使用した効率的な用紙Pの吸引保持によって載置部17上にセットされるサイズの違う種々の用紙Pに対応できるようになる。
[実施例3](図6参照)
実施例3に係るインクジェットプリンター1Cは、調整機構25Cの構成が前述した実施例1及び実施例2と一部相違しており、その他の構成は前記実施例1及び実施例2と同様の構成を有している。
ここでは前記実施例1及び実施例2と相違する調整機構25Cの構成とその作動態様を中心に実施例3に係るインクジェットプリンター1Cについて説明する。
本実施例では、調整機構25Cが減圧室21の区画構造85と前述した実施例1の巻取りユニット57との組み合わせまたは前記減圧室の区画構造85と前述した実施例2の壁移動ユニット69との組み合わせによって構成されている。
図示の調整機構25Cでは、減圧室の区画構造85として減圧室21を使用が想定される用紙Pのサイズに合わせて長さ方向Aに三つの部屋21A、21B、21Cに区画している。また、これら各部屋21A、21B、21Cの減圧雰囲気が個別に調整できる。
前記区画された三つの部屋21A、21B、21Cには、前述した実施例1で述べた幅方向Bに繰出し及び巻取りが可能な巻取りユニット57Bが一つずつ設けられている。当該一つずつ設けられる巻取りユニット57Bと前記減圧室の区画構造85との組み合わせによって図示の調整機構25Cが構成されている。
このようにして構成される調整機構25Cを使用して載置部17上に用紙Pを吸引保持する場合には、先ず、真空ポンプ19を駆動しない状態で載置部17上の所定の位置に用紙Pをセットする。
次に、セットした用紙Pのサイズに合わせて使用する減圧室21の部屋21A、21B、21Cを選択し、前述した図3に示した手順で使用する各部屋21A、21B、21Cのマスキングシート53の繰出し・巻取り量を調整する。
このようにして構成される実施例3に係るインクジェットプリンター1Cによっても、前述した実施例1と同様の作用、効果が発揮されて、従来手作業で行っていた煩雑なマスキング作業を省略することができる。
また、既存の減圧室21当初から前記減圧室の区画構造85が組み込まれている場合には、当該減圧室の区画構造85を使用して各部屋21A、21B、21Cに巻取りユニット57を設置するだけで構成できるので、新たに追加する調整機構25Cの構成を少なくでき、該調整機構25Cの設置コストの削減を図ることができる。
[実施例4](図7参照)
実施例4に係るインクジェットプリンター1Dは、構成としては前述した実施例1〜3で開示した構成がそのまま利用でき、吸引保持作用面23の調整位置をセットした用紙Pの端辺6の位置が吸引孔15にかかっていた場合に微調整することで、当該位置の吸引孔15からのエアー抜けを抑制するようにしたものである。
従って、ここでは、前記実施例1〜3と相違する調整機構25Dの作動態様を中心に実施例4に係るインクジェットプリンター1Dについて説明する。
本実施例では前記載置部17上にセットされた用紙Pの端辺6の下方に吸引孔15が位置している場合には、当該吸引孔15を除外した内方の吸引孔15のみを使用して用紙Pの吸引保持を行う。
また、図示の実施例では、調整機構25Dの構成として前述した実施例1の吸引保持のための調整機構25Aで説明した巻取りユニット57を使用した構成を採用している。すなわち、マスキングシート53の繰出し・巻取り量を調整し、当該マスキングシート53の端縁53aを用紙Pの端辺6の内方に一部潜り込ませることによって前記作用面23の微調整を行っている。
具体的には、図7(A)(B)に示したように、前記吸引孔15に吸引力を発生させない状態で且つ用紙Pをセット位置に置かない状態で、前記用紙Pのサイズ情報に基づいて当該用紙Pのサイズよりも小さい領域までマスキングシート53を繰り出し、その後用紙Pがセット位置に置かれた状態(図7(A))で前記吸引孔15に吸引力を発生させ、マスキングシート53を巻き取ることによって所定の位置にマスキングシート53の端縁を位置合わせする(図7(B))。尚、この状態では図示のようにマスキングシート53の端縁53aが用紙Pの端辺6の内方に一部潜り込んだ状態になっている。
図7(C)は作用面23が適切に調整された状態で記録が実行されている状態を示している。
そして、このようにして構成される実施例4に係るインクジェットプリンター1Dによっても、前記実施例1と同様の作用、効果が発揮されて、従来手作業で行っていた煩雑なマスキング作業をより効率的に正確に行え、載置部17上にセットされるサイズの違う種々の用紙Pに対応できるようになる。
また、本実施例にあってはセットされた用紙Pの端辺6の下方に吸引孔15が位置している場合でも、当該吸引孔15からのエアー抜けがマスキングシート53によって抑制されているから、用紙Pの吸引保持力の低下が抑制されている。
[他の実施例]
本発明に係る記録装置1は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
例えば、調整機構25の構成は前述した実施例1〜4の構成に限らず、種々の構成が作用可能である。具体的には吸引孔15の開閉をマスキングシート53に代えてシャッター板や開閉弁等によって行うことも可能であるし、これらの駆動を既述の通り駆動モーター61を使用しないで操作ハンドル等を使用して手動で行うようにすることも可能である。
また、図8に示すインクジェットプリンター1Eに示すように可動壁63を平面視L型に構成し、該可動壁63の内部に付勢バネ87によって突出傾向が付与された延長壁89を入れ子状に備えるように構成した調整機構25Eを採用することも可能である。
因みに、当該構成の調整機構25Eを使用して吸引保持のための作用面23の大きさを調整する場合には、一例としてL型の可動壁63のコーナー部に設けたスライド保持部91を駆動モーターや操作ハンドルを使用して適宜の位置に移動させることでセットされた用紙Pのサイズに対応させるようにする。
また、前記実施例3で述べた減圧室の区画構造85と組み合わせる構成の調整機構25Cは、巻取りユニット57と組み合わせる構成に限らず、前記実施例2で述べた壁移動ユニット69と組み合わせたり、前述した他の構成の調整機構25と組み合わせることが可能である。
同様に、前記実施例4で述べた調整機構25Dも実施例1で述べた巻取りユニット57を使用した構成に限らず、前記実施例2及び実施例3で説明した構成や前述した他の構成の調整機構25を採用することが可能である。
この他、本発明の記録装置1はA3サイズ以下の用紙Pを対象にした中型ないし小型のインクジェットプリンターに適用したり、光硬化インクC以外の顔料系ないし染料系のインクを使用するインクジェットプリンターに適用することが可能である。
また、本発明の記録装置1で使用する記録媒体Pは搬送するのに困難な厚口の用紙や樹脂フィルム、その他の平板材料にも適用範囲を拡大することが可能である。
1 インクジェットプリンター(記録装置)、3 基台、5 表面(第1の面)、
6 端辺、7 記録ヘッド、9 支持架台、11 裏面(第2の面)、
13 載置面、15 吸引孔、17 載置部、19 真空ポンプ、21 減圧室、
23 吸引保持のための作用面、25 調整機構、27 インク吐出部、
29 光照射ユニット、31 インク吐出ユニット、33 主軸、35 副軸、
37 モーター、39 駆動プーリー、41 従動プーリー、43 歯付きベルト、
45 インクカートリッジ、47 インクチューブ、49 ガイドレール、
51 操作パネル、53 マスキングシート、53a 端縁、
55 シート駆動機構、57 巻取りユニット、59 巻取りロール、
61 駆動モーター、62 側壁、63 可動壁、64 本体部、65 固定壁、
67 移動機構、69 壁移動ユニット、71 係合スリット、
73 弾性フラップ、75 スライド溝、77 スライド軸、79 操作ハンドル、
81 係合スリット、83 弾性フラップ、85 減圧室の区画構造、
87 付勢バネ、89 延長壁、91 スライド保持部、P 用紙(記録媒体)、
C (光硬化)インク、A 長さ方向、B 幅方向、L 光

Claims (11)

  1. 記録媒体が置かれる載置面を有し該載置面に複数の吸引孔が設けられている載置部と、
    前記載置面に置かれた記録媒体にインクを吐出するインク吐出部と、
    前記載置面の前記記録媒体を吸引保持する作用面の大きさを調整する調整機構と、を備える記録装置。
  2. 請求項1に記載された記録装置において、
    前記調整機構は、前記載置面上に進退可能なマスキングシートを備え、前記マスキングシートを用いて前記吸引孔の一部をマスクすることで前記作用面の大きさを調整する記録装置。
  3. 請求項2に記載された記録装置において、
    前記マスキングシートは、前記載置面の側辺の外側に設けられ、
    前記調整機構は、前記マスキングシートを前記載置面上に引き出して前記吸引孔の一部をマスクする記録装置。
  4. 請求項3に記載された記録装置において、
    前記調整機構は、
    ロール状に巻かれた前記マスキングシートと、
    前記マスキングシートを前記載置面上に繰り出し且つ巻き取るシート駆動機構と、を備える記録装置。
  5. 請求項4に記載された記録装置において、
    前記シート駆動機構は、
    前記吸引孔に吸引力を発生させない状態で且つ記録媒体をセット位置に置かない状態で、前記記録媒体のサイズ情報に基づいて当該記録媒体のサイズよりも小さい領域まで前記マスキングシートを繰り出し、
    その後記録媒体がセット位置に置かれた状態で前記吸引孔に吸引力を発生させ、前記マスキングシートを巻き取ることによって所定の位置に前記マスキングシートの端縁を配置させるように構成されていることを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載された記録装置において、
    前記シート駆動機構は、前記載置部上にセットされた記録媒体の端辺の下方に吸引孔が位置している場合は、当該吸引孔を除外した内方の吸引孔のみを使用して記録媒体の吸引保持を行う位置に前記マスキングシートを配置させることを特徴とする記録装置。
  7. 請求項2から6のいずれか一項に記載された記録装置において、
    前記マスキングシートは記録媒体の幅方向と長さ方向とのそれぞれに対応して設けられていることを特徴とする記録装置。
  8. 請求項1に記載された記録装置において、
    前記載置部の前記載置面と反対側に減圧室を備え、
    前記調整機構は、前記減圧室の側壁の一部を可動壁とし、該可動壁を所定の方向に移動させる移動機構を備えていることを特徴とする記録装置。
  9. 請求項8に記載された記録装置において、
    前記可動壁と移動機構とを備えた壁移動ユニットが記録媒体の幅方向と長さ方向とのそれぞれに対応して設けられ、
    前記両可動壁の交差部位には、他方の可動壁を密封状態で受け入れる係合スリットが形成されていることを特徴とする記録装置。
  10. 請求項2〜9のいずれか1項に記載された記録装置において、
    前記載置部の前記載置面と反対側に減圧室を備え、
    前記減圧室は、使用が想定される記録媒体のサイズに合わせて複数の部屋に区画された区画構造を有し、区画された各部屋の減圧雰囲気は個別に調整できるように構成され、
    前記調整機構は、前記減圧室の区画構造と前記マスキングシート、又は前記減圧室の区画構造と前記可動壁とを有する記録装置。
  11. 記録媒体が置かれる載置面を有し該載置面に複数の吸引孔が設けられている載置部と、前記載置面に置かれた記録媒体にインクを吐出するインク吐出部と、前記載置面の前記記録媒体を吸引保持する作用面の大きさを調整する調整機構と、を備える記録装置における記録媒体のセッティング方法であって、
    前記記録媒体を前記載置面に置くことと、
    前記調整機構を駆動させ、前記作用面の大きさを調整することと、
    を含む記録媒体のセッティング方法。
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