JP2006062828A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気の乱れや吸引力の低下を発生させることなく、種々のサイズの記録媒体を搬送することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】多数の透孔が穿設された吸引領域SRを有して記録媒体が載置される搬送手段と、該搬送手段の吸引領域SRに対向して空気を吸引する空気吸引手段とを備えた記録媒体搬送手段で前記記録媒体を画像記録部に搬送する画像形成装置であって、吸引領域SRを構成する前記多数の透孔のうち前記記録媒体が載置される吸着領域KRs以外の前記透孔を閉塞する透孔閉塞手段を備えることを特徴とする。
【選択図】 図7
【解決手段】多数の透孔が穿設された吸引領域SRを有して記録媒体が載置される搬送手段と、該搬送手段の吸引領域SRに対向して空気を吸引する空気吸引手段とを備えた記録媒体搬送手段で前記記録媒体を画像記録部に搬送する画像形成装置であって、吸引領域SRを構成する前記多数の透孔のうち前記記録媒体が載置される吸着領域KRs以外の前記透孔を閉塞する透孔閉塞手段を備えることを特徴とする。
【選択図】 図7
Description
本発明は、搬送手段に載置されて搬送される記録媒体に記録を行う画像形成装置に関し、特に、記録媒体を空気吸引によって搬送手段に吸着させて画像記録部に搬送する画像形成装置に関する。
画像形成装置の一つに、ノズルからインク滴を吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置がある。
近年、このインクジェット記録装置における記録速度の高速化の要望から、多数のノズルが記録媒体の幅以上の長さに亘って配列された記録幅を有するライン型の記録ヘッド(以下、ラインヘッドという)を備えたインクジェット記録装置(以下、ライン型インクジェット記録装置という)が実用化されている。
近年、このインクジェット記録装置における記録速度の高速化の要望から、多数のノズルが記録媒体の幅以上の長さに亘って配列された記録幅を有するライン型の記録ヘッド(以下、ラインヘッドという)を備えたインクジェット記録装置(以下、ライン型インクジェット記録装置という)が実用化されている。
このライン型インクジェット記録装置では、記録媒体は、記録される面がラインヘッドのノズルが形成された面に対向して連続的又は間欠的に搬送される。また、ラインヘッドは、搬送されてくる記録媒体の記録される面に向けて、配列された多数のノズルの中から記録すべき情報に基づいて選択的にインク滴を吐出する。つまり、ライン型インクジェット記録装置は、記録ヘッドの移動をともなわず、記録媒体を一方向に移動させるだけでその記録媒体に対する記録を完了するものである。本明細書においては、記録ヘッドの移動をともなわず、記録媒体の移動のみで記録を完了するインクジェット記録装置をライン型インクジェット記録装置と総称する。
このライン型インクジェット記録装置においては、従来、搬送ベルトに記録媒体としての用紙が載置される用紙領域が設定され、この用紙領域より狭い範囲に吸引穴群を形成することにより、空気の乱れを抑制してインク滴の吐出方向が乱されないようにした構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−103598号公報(第11頁、図3)
しかしながら、上記特許文献1の構成では、吸引穴群が形成されている吸引領域より小さいサイズの記録媒体を載置すると、この記録媒体に覆われない吸引穴が存在することになる。記録媒体に覆われない吸引穴によって空気の乱れが発生し、インク滴の吐出方向が乱れて着弾位置が変動したり、インク滴に力が作用してインク滴の形状すなわち着弾形状が変形したりしてしまい、画質劣化につながってしまう。また、記録媒体に覆われない吸引穴によって、十分な負圧が得られず、吸引力が低下して搬送ベルト上に載置された記録媒体がずれてしまい、記録媒体における記録位置がずれてしまう。つまり、空気の乱れや吸引力の低下を発生させずに、種々のサイズの記録媒体を載置することが困難であるという未解決の課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、空気の乱れや吸引力の低下を発生させることなく、種々のサイズの記録媒体を搬送することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る第1の発明は、多数の透孔が穿設された吸引領域を有して記録媒体が載置される搬送手段と、該搬送手段の前記吸引領域に対向して空気を吸引する空気吸引手段とを備えた記録媒体搬送手段で前記記録媒体を画像記録部に搬送する画像形成装置であって、前記吸引領域を構成する前記多数の透孔のうち前記記録媒体が載置される吸着領域以外の前記透孔を閉塞する透孔閉塞手段を備えることを特徴とする画像形成装置を提供する。
上記の構成によれば、搬送手段に穿設されている多数の透孔が構成する吸引領域において、記録媒体が載置される吸着領域以外の透孔が透孔閉塞手段によって閉塞される。つまり、搬送手段に載置される記録媒体が閉塞しない透孔は、透孔閉塞手段によって閉塞される。
上記により、記録媒体の搬送経路に空気吸引による空気の流れが生じたり、吸引力が低下したりすることを抑制することが可能となる。
上記により、記録媒体の搬送経路に空気吸引による空気の流れが生じたり、吸引力が低下したりすることを抑制することが可能となる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記搬送手段は、最大サイズの前記記録媒体を吸引可能な前記吸引領域を有し、前記記録媒体を載置する記録媒体載置用ベルトで構成され、前記透孔閉塞手段は、前記記録媒体載置用ベルトの前記空気吸引手段側に並設され、前記最大サイズの記録媒体及びこれより小さい他サイズの前記記録媒体を吸引可能で且つ前記記録媒体載置用ベルトの前記透孔と重なる透孔が形成された複数の吸着領域を有するサイズ規制用ベルトで構成され、さらに、前記記録媒体載置用ベルトと前記サイズ規制用ベルトとの相対位置を調整するベルト間位置調整機構を備えることを特徴とする画像形成装置提供する。
上記の構成によれば、記録媒体載置用ベルトと空気吸引手段との間で記録媒体載置用ベルトに重ねられるサイズ規制用ベルトは、記録媒体載置用ベルトの透孔と重なる透孔が形成されて構成される複数の吸着領域を有している。記録媒体載置用ベルトとサイズ規制用ベルトとがベルト間位置調整機構によって相対移動され、吸引領域内で最大サイズの記録媒体が載置される最大吸着領域と、最大サイズより小さい他サイズの記録媒体が載置される他サイズの吸着領域とを切換えることが可能となる。
上記により、記録媒体載置用ベルトとサイズ規制用ベルトとを重ねるという簡易な構成で、記録媒体の種々のサイズごとに複数の吸着領域を生成することが可能となる。
また、第3の発明は、第2の発明において、前記サイズ規制用ベルトは、前記他サイズの記録媒体の前記吸着領域を構成する前記透孔が、前記最大サイズの記録媒体の前記吸着領域における前記記録媒体の搬送方向に隣接する前記透孔間に形成されていることを特徴とする画像形成装置を提供する。
また、第3の発明は、第2の発明において、前記サイズ規制用ベルトは、前記他サイズの記録媒体の前記吸着領域を構成する前記透孔が、前記最大サイズの記録媒体の前記吸着領域における前記記録媒体の搬送方向に隣接する前記透孔間に形成されていることを特徴とする画像形成装置を提供する。
上記の構成によれば、サイズ規制用ベルトにおいて、最大サイズの記録媒体の吸着領域を構成する透孔で記録媒体の搬送方向に隣接する透孔間に、他サイズの記録媒体の吸着領域を構成する透孔が形成されている。
上記により、最大吸着領域と他サイズの吸着領域とを切換える際に、記録媒体載置用ベルトとサイズ規制用ベルトとの相対移動量を、サイズ規制用ベルトにおける最大サイズの記録媒体の吸着領域を構成する透孔で記録媒体の搬送方向に隣接する透孔間の距離よりも短くすることが可能となる。
また、第4の発明は、第2又は第3の発明において、前記記録媒体載置用ベルト及び前記サイズ規制用ベルトのうち少なくとも前記サイズ規制用ベルトは伸縮可能な弾性体を含んで構成され、前記記録媒体載置用ベルトの周長が前記サイズ規制用ベルトの収縮時の周長より長く設定され、前記ベルト間位置調整機構は、前記記録媒体載置用ベルト及び前記サイズ規制用ベルトが重畳された状態でかけ渡される駆動ローラ及び従動ローラと、前記駆動ローラ及び前記従動ローラのいずれか一方を他方に対して前記搬送方向に進退可能に保持して、前記記録媒体載置用ベルト及び前記サイズ規制用ベルトを張力を与えた状態で張設する搬送状態と、前記記録媒体載置用ベルト及び前記サイズ規制用ベルトを、少なくとも前記記録媒体載置用ベルトの張力を緩めた状態で支持する位置調整状態とを切換える張力調整機構と、前記位置調整状態で前記記録媒体載置用ベルト及び前記サイズ規制用ベルトの少なくとも一方を回動させて前記相対位置の調整を行う位置調整機構と、を備えることを特徴とする画像形成装置を提供する。
上記により、記録媒体載置用ベルト及びサイズ規制用ベルトは、張力調整機構によって搬送状態と位置調整状態とが切換えられる。そして、位置調整状態で、位置調整機構によって記録媒体載置用ベルトとサイズ規制用ベルトとを相対移動させることが可能となる。
本発明の実施形態を、インクジェット記録装置を例に、図面に基づいて説明する。
本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置1は、平面図である図1(a)に示すように、ゲートローラGRと、用紙搬送部CVと、記録ヘッドHDと、排紙部EJと、を備えている。なお、この図1中のX方向は、記録用紙Pの搬送方向を示し、Y方向は、X方向に直交する方向を示している。また、図1(a)中の符号PS1及びPS2は、後述するインデックス位置測定器を示している。
本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置1は、平面図である図1(a)に示すように、ゲートローラGRと、用紙搬送部CVと、記録ヘッドHDと、排紙部EJと、を備えている。なお、この図1中のX方向は、記録用紙Pの搬送方向を示し、Y方向は、X方向に直交する方向を示している。また、図1(a)中の符号PS1及びPS2は、後述するインデックス位置測定器を示している。
ここで、上記の各構成の詳細を説明する。
記録ヘッドHDは、図1(a)及び(b)に示すように、用紙搬送部CV上で、インク滴が吐出されるノズルを記録用紙Pの記録面PPに向けて配設されている。
ここで、記録ヘッドHDに設けられているノズルの配列について説明する。
図2は、記録ヘッドHDの外観を示す図であり、図2(a)は、図1(a)中のA視方向正面図であり、図2(b)は、底面図である。なお、この図2において、ノズルをわかりやすく示すため、ノズルの大きさを誇張して図示している。
記録ヘッドHDは、図1(a)及び(b)に示すように、用紙搬送部CV上で、インク滴が吐出されるノズルを記録用紙Pの記録面PPに向けて配設されている。
ここで、記録ヘッドHDに設けられているノズルの配列について説明する。
図2は、記録ヘッドHDの外観を示す図であり、図2(a)は、図1(a)中のA視方向正面図であり、図2(b)は、底面図である。なお、この図2において、ノズルをわかりやすく示すため、ノズルの大きさを誇張して図示している。
記録ヘッドHDは、図2(b)に示すように、インク滴が吐出されるノズルNZがY方向にPRなる距離に亘って等間隔で配列形成されている。この距離PRがインクジェット記録装置1におけるY方向の記録領域となる。なお、この記録ヘッドHDとしては、圧電素子、加熱素子等によりインクに圧力を付与してインク滴を吐出する記録ヘッドを採用することができる。
用紙搬送部CVは、用紙搬送部CVの平面図である図3(a)に示すように、用紙搬送部CVを駆動する図示しない搬送部駆動モーターから動力が伝達される駆動ローラDSと、この駆動ローラDSに平行且つ駆動ローラDSのX方向上流側に配設される従動ローラFSと、駆動ローラDS及び従動ローラFSにかけ渡される循環ベルトVと、インデックスセンサーISと、循環ベルトVの内側に配設されるサクションファンSFとを備えている。
ここで、駆動ローラDS及び従動ローラFSは、図示しないが、軸受によって筐体に回転可能に保持されている。
また、従動ローラFSは、図示しないが、駆動ローラDSとの間にかけ渡される循環ベルトVに緩みが発生しないように張力を付与するため、後述する張力調整機構によってX方向の上流方向に力が付与されている。
また、従動ローラFSは、図示しないが、駆動ローラDSとの間にかけ渡される循環ベルトVに緩みが発生しないように張力を付与するため、後述する張力調整機構によってX方向の上流方向に力が付与されている。
そして、循環ベルトVは、搬送部駆動モーターの動力によって、図1(b)で見て反時計方向に回転され、循環ベルトV上に載置された記録用紙Pを搬送方向であるX方向に搬送する。
この循環ベルトVは、図3(b)に示すように、駆動ローラDS及び従動ローラFSにかけ渡されるベルトV2と、このベルトV2の外側に重ねてかけ渡されるベルトV1とで構成されている。ベルトV1及びV2のそれぞれは、図3(a)中のB部におけるそれぞれの詳細を示す図である図4(a)及び(b)に示すように、円形の透孔OPが複数形成されている。
この循環ベルトVは、図3(b)に示すように、駆動ローラDS及び従動ローラFSにかけ渡されるベルトV2と、このベルトV2の外側に重ねてかけ渡されるベルトV1とで構成されている。ベルトV1及びV2のそれぞれは、図3(a)中のB部におけるそれぞれの詳細を示す図である図4(a)及び(b)に示すように、円形の透孔OPが複数形成されている。
ベルトV1は、図4(a)に示すように、最大サイズの記録用紙PをサクションファンSFで空気吸引可能な吸引領域SRが設定され、複数の透孔OPをY方向に所定間隔Yhで配列形成した透孔列OLを複数列有している。複数の透孔列OLは、X方向に所定間隔Xhで、透孔列OL同士間の透孔OP同士がY方向に交互に並ぶように形成されている。
また、ベルトV1は、図4(a)に示すように、吸引領域SRからX方向に所定距離L1を隔てた上側の側面に、矩形状のインデックス部ID1が突出形成されている。このインデックス部ID1は、図4(a)に示すように、その左側縁が吸引領域SRの下流端から所定距離L1だけ下流側に位置するように設けられている。
また、ベルトV1は、図4(a)に示すように、吸引領域SRからX方向に所定距離L1を隔てた上側の側面に、矩形状のインデックス部ID1が突出形成されている。このインデックス部ID1は、図4(a)に示すように、その左側縁が吸引領域SRの下流端から所定距離L1だけ下流側に位置するように設けられている。
このインデックス部ID1は、ベルトV1の回転位置を示す標識であり、インデックスセンサーISによって検出される。
インデックスセンサーISは、インデックス部ID1を検出すると、循環ベルトVの回転を制御するための基準となるインデックス信号を出力する。
インデックスセンサーISは、インデックス部ID1を検出すると、循環ベルトVの回転を制御するための基準となるインデックス信号を出力する。
このインデックスセンサーISは、例えば、フォトインタラプタ等の発光素子及び受光素子を備えた光学式センサーで構成され、インデックス部ID1が発光素子及び受光素子間の光軸を遮ると、出力電圧を変化させる。インデックス信号は、この出力電圧の変化を利用するものであり、記録用紙Pを用紙搬送部CVへ供給するタイミングや、記録ヘッドHDが記録を行うタイミングなどを計るきっかけとなる。
ベルトV2は、図4(b)に示すように、大きさがベルトV1の吸引領域SRと同等の後述する第一の吸着領域KRと、この第一の吸着領域KR内に、大きさが第一の吸着領域より小さい後述する第二の吸着領域KRsとが設定されている。この第二の吸着領域KRsは、その下流端が第一の吸着領域KRの下流端から距離Xh/2だけ上流側に位置するように設定されている。
第一の吸着領域KRには、透孔列OLを構成する複数の透孔OPがベルトV1と同様な配列で形成され、第二の吸着領域KRsには、透孔列OL同士間に、透孔列OLの長さより短い距離に亘る第二の透孔列OLsを構成する複数の透孔OPがY方向に所定間隔Yhで配列形成されている。これら第二の透孔列OLsは、透孔列OLとのX方向の距離がXh/2に設定され、X方向に所定間隔Xhで、第二の透孔列OLs同士間の透孔OP同士がY方向に交互に並ぶように形成されている。
また、ベルトV2は、図4(b)に示すように、第一の吸着領域KR及び第二の吸着領域KRsの下流端からそれぞれX方向に所定距離L1を隔てた下側の側面に、矩形状のインデックス部ID2及びID3が突出形成されている。これらインデックス部ID2及びID3は、左側縁が第一の吸着領域KR及び第二の吸着領域KRsの下流端からそれぞれ所定距離L1だけ下流側に位置するように設けられている。
ここで、第一の吸着領域KR及び第二の吸着領域KRsは、それぞれ、インクジェット記録装置1で記録可能な最大サイズの記録用紙P及び他のサイズの記録用紙Pを、循環ベルトVにおける記録用紙P外の領域で空気吸引されないように、ベルトV1上に吸着させる領域を生成する。
また、用紙搬送部CVは、上述した構成の他に、図5(a)に示すように、ベルトV1及びV2に付与する張力を調整する張力調整機構TCと、ベルトV1及びV2の相対位置を変化させる位置調整機構GMとを備えている。
また、用紙搬送部CVは、上述した構成の他に、図5(a)に示すように、ベルトV1及びV2に付与する張力を調整する張力調整機構TCと、ベルトV1及びV2の相対位置を変化させる位置調整機構GMとを備えている。
張力調整機構TCは、図5(a)に示すように、従動ローラFSを図示しない軸受ごと支持する支持枠SWと、支持枠SWをX方向に移動させる動力を発生する張力調整モーターMTと、支持枠SWをX方向に進退可能にガイドするリニアガイドLGとを備えている。
ベルトV1及びV2の張力は、ボールネジBSに伝達される張力調整モーターMTの回転動力が、支持枠SWの背面に固定された図5(b)に示すボールナットBNを介して直動動力に変換され、従動ローラFSをX方向に移動させることによって調整される。
ベルトV1及びV2の張力は、ボールネジBSに伝達される張力調整モーターMTの回転動力が、支持枠SWの背面に固定された図5(b)に示すボールナットBNを介して直動動力に変換され、従動ローラFSをX方向に移動させることによって調整される。
そして、張力調整機構TCは、ベルトV1及びV2に張力を付与した状態である搬送状態と、ベルトV1の張力を解放した状態である位置調整状態とを切換える。
位置調整機構GMは、図5(a)に示すように、駆動ローラDSとの間でベルトV1及びV2を挟持するニップローラNRと、腕部AMによって回転軸同士が連結された太陽歯車SG及び遊星歯車YGで構成される遊星歯車機構と、太陽歯車SGを駆動する図示しない遊星機構駆動モーターとを備えている。また、ニップローラNRと遊星歯車YGとは、回転中心を同じくして連結されている。なお、この図5(a)において、太陽歯車SG及び遊星歯車YGの詳細外形の図示を省略し、一点鎖線にてピッチ円を図示した。
位置調整機構GMは、図5(a)に示すように、駆動ローラDSとの間でベルトV1及びV2を挟持するニップローラNRと、腕部AMによって回転軸同士が連結された太陽歯車SG及び遊星歯車YGで構成される遊星歯車機構と、太陽歯車SGを駆動する図示しない遊星機構駆動モーターとを備えている。また、ニップローラNRと遊星歯車YGとは、回転中心を同じくして連結されている。なお、この図5(a)において、太陽歯車SG及び遊星歯車YGの詳細外形の図示を省略し、一点鎖線にてピッチ円を図示した。
ここで、前述したインクジェット記録装置1の各主要部の制御のつながりについて説明する。
インクジェット記録装置1は、前述した主要構成の他に、ブロック図である図6に示すように、記録用紙PをゲートローラGRに給紙する給紙部KSと、後述するインデックス位置測定器PS1及びPS2とをさらに備えている。
インクジェット記録装置1は、前述した主要構成の他に、ブロック図である図6に示すように、記録用紙PをゲートローラGRに給紙する給紙部KSと、後述するインデックス位置測定器PS1及びPS2とをさらに備えている。
また、インクジェット記録装置1は、給紙部KSを制御する給紙制御部KSDと、ゲートローラGRを制御するゲートローラ制御部GRDと、サクションファンSFを制御するサクション制御部SFDと、インデックスセンサーISを制御するセンサー制御部SDと、搬送部駆動モーターM0、張力調整モーターMT及び遊星機構駆動モーターMPを個別に制御するモーター制御部MDと、記録ヘッドHDを制御する記録ヘッド制御部HDDと、排紙部EJを制御する排紙制御部EJDと、インデックス位置測定器PS1及びPS2を個別に制御する位置測定器制御部PSDと、外部機器からの記録情報を格納する記録情報格納部BFと、記録情報に基づいて上記の各制御部KSD、GRD、SFD、SD、MD、HDD、EJD、PSDに動作の指令を出すCPUと、を備えている。
次に、インクジェット記録装置1における記録の動作について、以下に説明する。
図1に示すインクジェット記録装置1は、外部機器から記録情報及び記録指令を受けると、記録の動作を開始する。
記録の動作が開始されると、CPUがモーター制御部MDへ搬送部駆動指令を送り、搬送部駆動モーターM0は、モーター制御部MDによって、循環ベルトVを図1(b)で見て反時計方向に回転させるように、駆動が制御される。
図1に示すインクジェット記録装置1は、外部機器から記録情報及び記録指令を受けると、記録の動作を開始する。
記録の動作が開始されると、CPUがモーター制御部MDへ搬送部駆動指令を送り、搬送部駆動モーターM0は、モーター制御部MDによって、循環ベルトVを図1(b)で見て反時計方向に回転させるように、駆動が制御される。
これと同時に又はこれより遅れて、CPUは、ゲートローラGRへの記録用紙Pの供給を指示する給紙指令を給紙制御部KSDに送る。
CPUから給紙指令を受けた給紙制御部KSDは、給紙部KSを制御し、複数の記録用紙Pが格納されている図示しない用紙カセットから記録用紙Pを1枚ずつゲートローラGRに供給させる。
CPUから給紙指令を受けた給紙制御部KSDは、給紙部KSを制御し、複数の記録用紙Pが格納されている図示しない用紙カセットから記録用紙Pを1枚ずつゲートローラGRに供給させる。
ここで、ゲートローラGRに供給される記録用紙Pは、最大サイズの記録用紙Pである。すなわち、図7(a)に示すように、ベルトV2の外側にベルトV1を、インデックス部ID1の左側辺及びID2の左側辺がY方向に整列するように重ねて、駆動ローラDS及び従動ローラFS間にかけ渡すと、ベルトV1の吸引領域SRとベルトV2の第一の吸着領域KRとが重なって、吸引領域SRを構成する透孔OPが開放される。この開放された透孔OPを介してサクションファンSFによって空気が吸引され、最大サイズの記録用紙PがベルトV1上に吸着される。
ゲートローラGRは、記録用紙Pが供給されると、この記録用紙PのX方向に対する傾き及びY方向の位置ずれを矯正する。
そして、インデックス部ID1がインデックスセンサーISの発光素子及び受光素子間の光軸を遮ると、インデックスセンサーISからCPUにインデックス信号が出力される。
そして、インデックス部ID1がインデックスセンサーISの発光素子及び受光素子間の光軸を遮ると、インデックスセンサーISからCPUにインデックス信号が出力される。
CPUは、インデックス信号が入力されると、記録ヘッドHDが記録用紙Pに記録を行う時間の計測を開始するとともに、ゲートローラ制御部GRDにゲートローラGRの駆動を制御させ、記録用紙Pを用紙搬送部CVへ送り出す。
これと同時に又はこれより遅れて、CPUは、サクション制御部SFDにサクションファンSFを制御させて吸引を開始させる。
これと同時に又はこれより遅れて、CPUは、サクション制御部SFDにサクションファンSFを制御させて吸引を開始させる。
用紙搬送部CVへ送り出された記録用紙Pは、搬送部駆動モーターM0の駆動によって、図1(b)で見て反時計方向に回転されている循環ベルトVのベルトV1の外周面に吸着載置され、記録ヘッドHD下へ導かれる。
そして、CPUは、計測している時間で記録ヘッドHDによる記録を開始するタイミングになったときに、記録ヘッド制御部HDDに記録指令を送る。
そして、CPUは、計測している時間で記録ヘッドHDによる記録を開始するタイミングになったときに、記録ヘッド制御部HDDに記録指令を送る。
記録ヘッド制御部HDDは、記録指令に基づいて、記録ヘッドHDを制御し、循環ベルトVによって連続的に搬送されてくる記録用紙Pの記録面PPに、記録情報に基づいて記録領域PRを構成している複数のノズルNZから選択的にインク滴を吐出させて記録を行う。
この記録が終了すると、一枚の記録用紙Pに対する記録が終了し、その記録用紙Pは、排紙制御部EJDが制御する排紙部EJによってインクジェット記録装置1外へ排出される。
この記録が終了すると、一枚の記録用紙Pに対する記録が終了し、その記録用紙Pは、排紙制御部EJDが制御する排紙部EJによってインクジェット記録装置1外へ排出される。
ここで、記録情報のすべてに対する記録が終了していると、記録動作が終了し、未記録の記録情報が残っていると、上記給紙タイミングで新たな記録用紙PをゲートローラGRに供給して記録情報のすべてに対する記録が完了するまで記録動作を継続する。
また、記録用紙Pのサイズを変更して記録を行う際には、ベルトV1とV2とを、図7(b)に示すように、インデックス部ID1の左側辺及びインデックス部ID3の左側辺がY方向に整列するように相対移動させる。このように相対移動させると、ベルトV1の透孔OPのうち第二の吸着領域KRs外に位置する透孔OPが閉塞される。なお、この図7(b)において、ベルトV1の透孔OPのうち、ベルトV2によって閉塞された透孔OPにハッチングを施して図示した。
また、記録用紙Pのサイズを変更して記録を行う際には、ベルトV1とV2とを、図7(b)に示すように、インデックス部ID1の左側辺及びインデックス部ID3の左側辺がY方向に整列するように相対移動させる。このように相対移動させると、ベルトV1の透孔OPのうち第二の吸着領域KRs外に位置する透孔OPが閉塞される。なお、この図7(b)において、ベルトV1の透孔OPのうち、ベルトV2によって閉塞された透孔OPにハッチングを施して図示した。
上述したように、ベルトV1及びV2を相対移動させて吸引領域SRの透孔OPの開放と第二の吸着領域KRs外の透孔OPの閉塞とを切換えることで、循環ベルトVにおける記録用紙P外の領域で空気吸引されないように、記録用紙Pの吸着領域のサイズを変更することができる。
ここで、インクジェット記録装置1において、ベルトV1及びV2を相対移動させて記録用紙Pの吸着領域のサイズを変更する工程の流れを、図8に基づいて説明する。
ここで、インクジェット記録装置1において、ベルトV1及びV2を相対移動させて記録用紙Pの吸着領域のサイズを変更する工程の流れを、図8に基づいて説明する。
図8(a)に示す搬送状態で、遊星機構駆動モーターMPを、太陽歯車SGが図8(a)中のR1方向に回転するように駆動すると、遊星歯車YGは、回転軸を中心としてR2方向に自転するとともに、太陽歯車SGの回転軸を中心としてR3方向に公転する。
ニップローラNRは、図8(b)に示すように、公転する遊星歯車YGにともなってベルトV1に密接し、駆動ローラDSとの間でベルトV1及びV2を挟持する。ここで、ニップローラNRと駆動ローラDSとがベルトV1及びV2を挟持する力は、遊星機構駆動モーターMPの発生トルクを制御することによって、制御される。
ニップローラNRは、図8(b)に示すように、公転する遊星歯車YGにともなってベルトV1に密接し、駆動ローラDSとの間でベルトV1及びV2を挟持する。ここで、ニップローラNRと駆動ローラDSとがベルトV1及びV2を挟持する力は、遊星機構駆動モーターMPの発生トルクを制御することによって、制御される。
次に、ニップローラNRと駆動ローラDSとがベルトV1及びV2を挟持している状態で、張力調整モーターMTを駆動して、従動ローラFSを図8(b)中のF1方向に移動させ、図8(c)に示すように、ベルトV1の張力を解放する。ここで、ベルトV2は、図8(a)で見て駆動ローラDS及び従動ローラFSの回転中心同士を結んだ線を挟んで吸引領域SRに対称な部位に、ゴムなどの弾性体を含む図示しない伸縮可能な領域が形成されている。つまり、ベルトV1及びV2は、張力の付与及び解放によるベルトV2の伸縮が上記伸縮可能な領域で生じ、ベルトV1及びV2のインデックス部ID1とID2又はID3との相対位置が、張力の付与及び解放によってずれないように構成されている。
また、ベルトV1及びV2は、ともに張力が付与されていない状態で、ベルトV1の周長がベルトV2の周長よりも長く設定されている。従って、駆動ローラDS及び従動ローラFS間にかけ渡したベルトV2の外側にベルトV1を重ねてかけ渡した構成であっても、駆動ローラDS及び従動ローラFS間の距離を変化させることで、ベルトV1の張力のみを解放することが可能となる。
そして、図8(c)に示す位置調整状態で、ニップローラNRをR2方向に回転させるように、遊星機構駆動モーターMPを駆動させると、ベルトV1がR4方向に回転する。ここで、ニップローラNRとベルトV1との間の摩擦係数μ1、ベルトV1とベルトV2との間の摩擦係数μ2及びベルトV2と駆動ローラDSとの間の摩擦係数μ3は、μ1>μ3>μ2なる関係を有している。つまり、ベルトV1は、ベルトV2との間で滑ってR4方向に回転することが可能となっている。
ベルトV1のR4方向への滑り回転によって、ベルトV1とV2との相対位置を変化させることができる。そして、図1(a)に示すインデックス位置測定器PS1によるインデックス部ID1の位置測定値と、インデックス位置測定器PS2によるインデックス部ID2又はID3の位置測定値とが一致するまで、ベルトV1とV2との相対位置を変化させる。
ここで、インデックス位置測定器PS1及びPS2は、例えば、発光素子及び受光素子を備えるレーザー寸法測定器で構成され、インデックス部ID1、ID2、ID3が発光素子及び受光素子間の光軸を遮ると、図4に示す各インデックス部ID1〜ID3の左側辺の位置を検出する。これによって、インデックス部ID1とインデックス部ID2又はID3とが、Y方向に整列したことを把握することが可能となる。また、インデックス部ID2とID3とは、図4(b)に示すように、X方向の幅がそれぞれW1、W2であり、インデックス位置測定器PS2が幅W1及びW2の違いを検出して把握される。
インデックス部ID1とインデックス部ID2又はID3とが、Y方向に整列したことに基づいて、ベルトV1のR4方向への回転を停止させる。そして、ベルトV1及びV2に所定の張力が付与されるまで従動ローラFSを図8(c)中のF2方向へ移動させるように、張力調整モーターMTを駆動すると、図8(d)に示す状態となる。
次に、太陽歯車SGを図8(d)中のR5方向に回転させてニップローラNRをR6方向に自転させるように、遊星機構駆動モーターMPを駆動すると、遊星歯車YGが太陽歯車SGの回転軸を中心にR7方向に公転し、ベルトV1及びV2の挟持が解除され、図8(a)に示す搬送状態となり、記録用紙Pの吸着領域のサイズ変更が終了する。
次に、太陽歯車SGを図8(d)中のR5方向に回転させてニップローラNRをR6方向に自転させるように、遊星機構駆動モーターMPを駆動すると、遊星歯車YGが太陽歯車SGの回転軸を中心にR7方向に公転し、ベルトV1及びV2の挟持が解除され、図8(a)に示す搬送状態となり、記録用紙Pの吸着領域のサイズ変更が終了する。
なお、本実施形態において、用紙搬送部CVが記録媒体搬送手段に対応し、ベルトV1が搬送手段としての記録媒体載置用ベルトに対応し、ベルトV2が透孔閉塞手段としてのサイズ規制用ベルトに対応し、張力調整機構TC及び位置調整機構GMがベルト間位置調整機構に対応している。
本実施形態によれば、循環ベルトV上に載置する記録用紙Pの種々のサイズに応じて、吸引領域SR内の透孔OPを開放させたり、吸着領域外の透孔OPを閉塞させたりすることができ、記録ヘッドHDと記録用紙Pとの間に空気吸引による空気の流れが発生することを抑え、空気の乱れによる記録品質の低下を軽減することが可能となる。また、吸着領域外の透孔OPが閉塞されるため、十分な負圧が得られ、記録用紙Pが循環ベルトV上でずれることなく吸着され、記録用紙Pにおける記録位置のずれを抑制することが可能となる。
本実施形態によれば、循環ベルトV上に載置する記録用紙Pの種々のサイズに応じて、吸引領域SR内の透孔OPを開放させたり、吸着領域外の透孔OPを閉塞させたりすることができ、記録ヘッドHDと記録用紙Pとの間に空気吸引による空気の流れが発生することを抑え、空気の乱れによる記録品質の低下を軽減することが可能となる。また、吸着領域外の透孔OPが閉塞されるため、十分な負圧が得られ、記録用紙Pが循環ベルトV上でずれることなく吸着され、記録用紙Pにおける記録位置のずれを抑制することが可能となる。
また、形成される透孔の総面積がベルトV1に比較して大きいベルトV2を、ベルトV1の内側に重ねる構成としているため、載置される記録用紙Pが透孔にかかってしまうことによって生じる撓みを最小限にとどめることができる。
なお、本実施形態では、ベルトV1に形成される透孔OPとベルトV2に形成される透孔OPとを同等の大きさ及び形状としたが、これに限定されず、空気吸引による記録用紙Pの吸着を妨げない範囲で異なる大きさ及び形状としてもよい。
なお、本実施形態では、ベルトV1に形成される透孔OPとベルトV2に形成される透孔OPとを同等の大きさ及び形状としたが、これに限定されず、空気吸引による記録用紙Pの吸着を妨げない範囲で異なる大きさ及び形状としてもよい。
また、ベルトV2に形成される透孔列OL及び第二の透孔列OLsを、それぞれ複数の透孔OPで構成する例を示したが、これに限定されず、図9に示すように、最外側の透孔OP間を連通させた長孔OP2及びOP2sで構成するようにしてもよい。
また、第二の吸着領域KRsを第一の吸着領域KR内に設定するようにしたが、これに限定されず、図10(a)に示すように、第一の吸着領域KR外に設定するようにしてもよい。
また、第二の吸着領域KRsを第一の吸着領域KR内に設定するようにしたが、これに限定されず、図10(a)に示すように、第一の吸着領域KR外に設定するようにしてもよい。
また、第一の吸着領域KR及び第二の吸着領域KRsを、それぞれ複数列の透孔列OL及び第二の透孔列OLsで構成するようにしたが、これに限定されず、図10(b)に示すように、それぞれ一つの透孔KO及び第二の透孔KOsで構成するようにしてもよく、第二の透孔KOsの大きさを第一の透孔KOの大きさより大きくしてもよい。
また、ベルトV1及びV2に張力を付与した図8(a)に示す搬送状態と、ベルトV1の張力を解放した図8(c)に示す位置調整状態とを、張力調整モーターMTの動力によって切換えるようにしたが、これに限定されず、図11(a)に示すように、レバーLV、ストッパーST及び突き当て部BTで構成される張力調整機構TC2を用いて手動で切換えるようにしてもよい。
また、ベルトV1及びV2に張力を付与した図8(a)に示す搬送状態と、ベルトV1の張力を解放した図8(c)に示す位置調整状態とを、張力調整モーターMTの動力によって切換えるようにしたが、これに限定されず、図11(a)に示すように、レバーLV、ストッパーST及び突き当て部BTで構成される張力調整機構TC2を用いて手動で切換えるようにしてもよい。
この張力調整機構TC2を用いる場合、図11(a)に示す搬送状態では、ベルトV1及びV2に張力を付与するため、回転軸JLを中心に回動可能なレバーLVによってX方向の上流方向に力が付与されている。この搬送状態では、レバーLVは、ストッパーSTによって回転が規制され、従動ローラFSをX方向の上流側に付勢している。
レバーLVは、図11(b)に示すように、ストッパーSTが解除されると、従動ローラFSを介して作用するベルトV1及びV2の張力によって、R10方向に回転する。
レバーLVは、図11(b)に示すように、ストッパーSTが解除されると、従動ローラFSを介して作用するベルトV1及びV2の張力によって、R10方向に回転する。
ストッパーSTが解除されて回転するレバーLVは、図11(c)に示すように、突き当て部BTによって回転が規制される。この突き当て部BTを適切な位置に配設することで、ベルトV1及びV2を、ベルトV1の張力が解放された図11(c)に示す位置調整状態とすることができる。
そして、レバーLVを図11(c)中のR11方向へ引き戻して従動ローラFSをF2方向へ移動させると、ベルトV1及びV2には張力が付与される。このとき、ストッパーSTをレバーLVにかけると、図11(a)に示す搬送状態となる。
そして、レバーLVを図11(c)中のR11方向へ引き戻して従動ローラFSをF2方向へ移動させると、ベルトV1及びV2には張力が付与される。このとき、ストッパーSTをレバーLVにかけると、図11(a)に示す搬送状態となる。
上記の構成とすることで、張力調整モーターMT、ボールネジBS、ボールナットBN及びリニアガイドLGの構成を省略することができ、コスト低減が図られる。
1…インクジェット記録装置、HD…記録ヘッド、SF…サクションファン、V…循環ベルト、V1,V2…ベルト、OP…透孔、OL…透孔列、SR…吸引領域、KR…第一の吸着領域、OLs…第二の透孔列、KRs…第二の吸着領域、TC,TC2…張力調整機構、GM…位置調整機構
Claims (4)
- 多数の透孔が穿設された吸引領域を有して記録媒体が載置される搬送手段と、該搬送手段の前記吸引領域に対向して空気を吸引する空気吸引手段とを備えた記録媒体搬送手段で前記記録媒体を画像記録部に搬送する画像形成装置であって、
前記吸引領域を構成する前記多数の透孔のうち前記記録媒体が載置される吸着領域以外の前記透孔を閉塞する透孔閉塞手段を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記搬送手段は、最大サイズの前記記録媒体を吸引可能な前記吸引領域を有し、前記記録媒体を載置する記録媒体載置用ベルトで構成され、
前記透孔閉塞手段は、前記記録媒体載置用ベルトの前記空気吸引手段側に並設され、前記最大サイズの記録媒体及びこれより小さい他サイズの前記記録媒体を吸引可能で且つ前記記録媒体載置用ベルトの前記透孔と重なる透孔が形成された複数の吸着領域を有するサイズ規制用ベルトで構成され、
さらに、前記記録媒体載置用ベルトと前記サイズ規制用ベルトとの相対位置を調整するベルト間位置調整機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記サイズ規制用ベルトは、前記他サイズの記録媒体の前記吸着領域を構成する前記透孔が、前記最大サイズの記録媒体の前記吸着領域における前記記録媒体の搬送方向に隣接する前記透孔間に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体載置用ベルト及び前記サイズ規制用ベルトのうち少なくとも前記サイズ規制用ベルトは伸縮可能な弾性体を含んで構成され、前記記録媒体載置用ベルトの周長が前記サイズ規制用ベルトの収縮時の周長より長く設定され、
前記ベルト間位置調整機構は、前記記録媒体載置用ベルト及び前記サイズ規制用ベルトが重畳された状態でかけ渡される駆動ローラ及び従動ローラと、
前記駆動ローラ及び前記従動ローラのいずれか一方を他方に対して前記搬送方向に進退可能に保持して、前記記録媒体載置用ベルト及び前記サイズ規制用ベルトを張力を与えた状態で張設する搬送状態と、前記記録媒体載置用ベルト及び前記サイズ規制用ベルトを、少なくとも前記記録媒体載置用ベルトの張力を緩めた状態で支持する位置調整状態とを切換える張力調整機構と、
前記位置調整状態で前記記録媒体載置用ベルト及び前記サイズ規制用ベルトの少なくとも一方を回動させて前記相対位置の調整を行う位置調整機構と、を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
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-
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