JP2013129142A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撓みやすく剛性の低い記録媒体であっても、該記録媒体の載置面への保持状態は維持しつつ、吸引孔からの吸引力によって該吸引孔部分で記録媒体に凹みが発生する虞を低減すること。
【解決手段】記録媒体が置かれる載置面を有し該載置面に複数の吸引孔が設けられている載置部と、前記載置面に置かれた記録媒体にインクを吐出するインク吐出部を有するインク吐出ユニットと、前記載置部の前記載置面と反対側に配置され、対向する前記吸引孔の吸引力を低減する低減部材と、前記インク吐出ユニット及び前記低減部材を、前記載置部に対して第1の方向に相対移動させる第1移動機構とを備え、前記第1移動機構は、少なくとも前記インク吐出部からインクが吐出される間は、前記低減部材を前記インク吐出部からインクが吐出される領域に対応する吸引孔に対向させる。
【選択図】図1
【解決手段】記録媒体が置かれる載置面を有し該載置面に複数の吸引孔が設けられている載置部と、前記載置面に置かれた記録媒体にインクを吐出するインク吐出部を有するインク吐出ユニットと、前記載置部の前記載置面と反対側に配置され、対向する前記吸引孔の吸引力を低減する低減部材と、前記インク吐出ユニット及び前記低減部材を、前記載置部に対して第1の方向に相対移動させる第1移動機構とを備え、前記第1移動機構は、少なくとも前記インク吐出部からインクが吐出される間は、前記低減部材を前記インク吐出部からインクが吐出される領域に対応する吸引孔に対向させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、記録媒体が置かれる載置面を有し該載置面に複数の吸引孔が設けられている載置部と、前記載置面に置かれた記録媒体にインクを吐出するインク吐出部とを備える記録装置に関するものである。
この種の従来技術として、例えば特許文献1に記載された記録装置が挙げられる。この文献には、支持盤におけるキャリッジ(プリンタヘッドを搭載)と対向して印刷媒体を支持するメディア支持部に複数設けられた吸引孔から空気を吸引し、支持盤の上方空間から吸引孔へ向かう空気流を発生させる減圧室および真空ブロアとを備える構造が開示されている。
記録媒体は載置面に設けられた吸引孔から吸引力を受けてその位置が保持される。記録媒体に対する吸引力は前記減圧室に基づく負圧によって発生する。記録媒体の種類は剛性の違うもの、大きさの違うものがある。通常、前記吸引孔の吸引力は使用が想定される記録媒体の種類のほとんどを保持できる大きさに設定されている。
図7は従来構造の問題点を説明する要部概略断面図である。図7において、符号1はインク吐出部、符号2は記録媒体が置かれる載置部を示す。
インク吐出部1は、インク3を吐出する記録ヘッド4を備えており、ここでは紫外線硬化型のインク3(以下、「UVインク」と称することがある)を吐出するものである。記録ヘッド4の移動方向の前後両側に紫外線8の照射部9、10が設けられている。そして、該インク吐出部1は、2本の平行なガイド軸5、6にガイドされ、無端ベルト7によって往復方向Aに移動する。
前記載置部2は、記録媒体Pが置かれる載置面11を有し該載置面11に複数の吸引孔12が縦横に適宜の間隔をもって設けられている。該載置部2は載置面11と反対側に減圧室13が設けられ、該減圧室13の負圧によって吸引孔12に吸引力が発生する。
インク吐出部1は、インク3を吐出する記録ヘッド4を備えており、ここでは紫外線硬化型のインク3(以下、「UVインク」と称することがある)を吐出するものである。記録ヘッド4の移動方向の前後両側に紫外線8の照射部9、10が設けられている。そして、該インク吐出部1は、2本の平行なガイド軸5、6にガイドされ、無端ベルト7によって往復方向Aに移動する。
前記載置部2は、記録媒体Pが置かれる載置面11を有し該載置面11に複数の吸引孔12が縦横に適宜の間隔をもって設けられている。該載置部2は載置面11と反対側に減圧室13が設けられ、該減圧室13の負圧によって吸引孔12に吸引力が発生する。
しかし、前記吸引孔12の吸引力は、上記の通り使用が想定される記録媒体Pの種類のほとんどを保持できる大きさに設定されているので、撓みやすく剛性の低い記録媒体の場合、前記吸引力によって吸引孔12部分で記録媒体に凹み14が発生する虞があった。この凹み14が発生している状態で記録を実行すると、言うまでもなく記録品質の低下を来たす問題につながる。
ロール紙のように搬送用ローラーによって搬送力と共にテンションも付与できる場合は、該テンション付与によって前記凹みは発生しにくいが、テンションを付与しにくい単票紙等の場合は、前記凹みが発生し易い傾向がある。
ロール紙のように搬送用ローラーによって搬送力と共にテンションも付与できる場合は、該テンション付与によって前記凹みは発生しにくいが、テンションを付与しにくい単票紙等の場合は、前記凹みが発生し易い傾向がある。
本発明の目的は、撓みやすく剛性の低い記録媒体であっても、該記録媒体の載置面への保持状態は維持しつつ、インクが吐出される領域に対応する吸引孔については、該吸引孔からの吸引力によって該吸引孔部分で記録媒体に凹みが発生する虞を低減することにある。
前記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る記録装置は、記録媒体が置かれる載置面を有し該載置面に複数の吸引孔が設けられている載置部と、前記載置面に置かれた記録媒体にインクを吐出するインク吐出部を有するインク吐出ユニットと、前記載置部の前記載置面と反対側に配置され、対向する前記吸引孔の吸引力を低減する低減部材と、前記インク吐出ユニット及び前記低減部材を、前記載置部に対して第1の方向に相対移動させる第1移動機構とを備え、前記第1移動機構は、少なくとも前記インク吐出部からインクが吐出される間は、前記低減部材を前記インク吐出部からインクが吐出される領域に対応する吸引孔に対向させることを特徴とするものである。
本態様によれば、載置部の載置面と反対側に位置し対向する吸引孔の吸引力を低減する低減部材と、インク吐出ユニット及び前記低減部材を、前記載置部に対して第1の方向に相対移動させる第1移動機構とを備え、前記第1移動機構は、少なくとも前記インク吐出部からインクが吐出される間は、前記低減部材を前記インク吐出部からインクが吐出される領域に対応する吸引孔に対向させる。従って、撓みやすく剛性の低い記録媒体であっても、インク吐出部からインクが吐出される部分に対応する吸引孔の吸引力が該低減部材によって低減され、凹みが無くなるか又は小さくすることができる。
すなわち、撓みやすく剛性の低い記録媒体であっても、該記録媒体の載置面への保持状態は維持しつつ、インクが吐出される領域に対応する吸引孔については、該吸引孔からの吸引力によって該吸引孔部分で記録媒体に凹みが発生する虞を低減することができる。これにより、記録品質の低下を抑制することができる。
すなわち、撓みやすく剛性の低い記録媒体であっても、該記録媒体の載置面への保持状態は維持しつつ、インクが吐出される領域に対応する吸引孔については、該吸引孔からの吸引力によって該吸引孔部分で記録媒体に凹みが発生する虞を低減することができる。これにより、記録品質の低下を抑制することができる。
本発明の第2の態様に係る記録装置は、前記第1の態様において、前記低減部材は、前記第1の方向と交差する第2の方向の長さが、前記第2の方向の吸引孔の全てと対向できる長さであることを特徴とする。
本態様によれば、前記低減部材は、前記第1の方向と交差する第2の方向の長さが該交差方向の吸引孔の全てと対向できるサイズに形成されている。従って、前記インク吐出部が前記第2の方向に往復移動して前記記録媒体に記録を実行するものである場合に、前記往復移動する範囲の吸引孔の吸引力が当該低減部材によって予め低減された状態になる。これにより、前記凹みの問題を効果的に低減することができる。
本発明の第3の態様に係る記録装置は、前記第2の態様において、前記インク吐出ユニットは、前記第2の方向の長さが、前記載置部の前記第2の方向の長さよりも長いユニット本体部と、該ユニット本体部の前記第2の方向における一方側と他方側とに設けられ前記載置部の外側に配置される一対の脚部とを備え、前記低減部材は、前記第2の方向の両端部が前記一対の脚部に固定され、前記第1移動機構は、前記インク吐出ユニットと前記低減部材とを一体に前記第1の方向に移動させることを特徴とする。
本態様によれば、前記低減部材は前記インク吐出ユニットと一体に前記第1の方向に移動するように構成されている。従って、前記第2の態様の効果に加えて、低減部材を第1の方向に移動させるための動力を不要にすることができる。
本発明の第4の態様に係る記録装置は、前記第1の態様において、前記第1移動機構は、前記インク吐出ユニットを移動させる第1移動部と前記低減部材を移動させる第2移動部とを有し、前記第1移動部と前記第2移動部とを独立して前記第1の方向に移動させることを特徴とする。
本態様によれば、例えば記録媒体の種類に応じて低減部材37の使用有無を制御でき、消費電力や騒音等を抑制することができる。
本発明の第5の態様に係る記録装置は、前記第1の態様または第4の態様に記載された記録装置において、前記低減部材を前記第1の方向と交差する第2の方向に移動させる第2移動機構を有し、前記インク吐出部は、前記第2の方向に往復移動可能であり、前記低減部材は、前記第2の方向の長さが、前記インク吐出部の前記第2の方向の長さよりも長く、且つ前記第2の方向の吸引孔の全てと対向できる長さよりも短く、第2移動機構は、前記インク吐出部の前記第2の方向への移動と同期させて前記低減部材を前記第2の方向に移動させることを特徴とする。
本態様によれば、いわゆるシリアル構造のインク吐出ヘッドを有する記録装置にも対応することができる。
尚、前記低減部材は、前記インク吐出部からインクが吐出される領域に対応する大きさに設定することが好ましい。
ここで、「低減部材は、前記インク吐出部からインクが吐出される領域に対応する大きさ」とは、該領域と同じ大きさのものを基準にそれより大きいもの、更に少し小さいものも含み、その範囲内で適宜選定できる大きさを意味する。
このようにすれば、いわゆるシリアル構造のインク吐出ヘッドと低減部材の大きさをほぼ同程度にすることができるので、コンパクト化を図ることができる。
ここで、「低減部材は、前記インク吐出部からインクが吐出される領域に対応する大きさ」とは、該領域と同じ大きさのものを基準にそれより大きいもの、更に少し小さいものも含み、その範囲内で適宜選定できる大きさを意味する。
このようにすれば、いわゆるシリアル構造のインク吐出ヘッドと低減部材の大きさをほぼ同程度にすることができるので、コンパクト化を図ることができる。
[実施例1](図1−図3)
図1から図3に基づいて本発明の実施例1に係るインクジェット記録装置の全体構成を説明する。
本実施例のインクジェット記録装置は、記録媒体Pが置かれる載置面11を有し該載置面11に複数の吸引孔12が設けられている載置部2と、前記載置面11に置かれた記録媒体Pにインク3を吐出するインク吐出部1とを備えている。該インク吐出部1は前記載置面11に沿って第1の方向Bに移動可能なインク吐出ユニット15に搭載されている。該インク吐出ユニット15は第1移動機構16によって前記第1の方向Bに移動される。前記載置部2の前記載置面11と反対側には低減部材17が配設されている。該低減部材17は吸引孔12に接近して設けられており、対向する前記吸引孔12の吸引力を低減するために設けられている。
図1から図3に基づいて本発明の実施例1に係るインクジェット記録装置の全体構成を説明する。
本実施例のインクジェット記録装置は、記録媒体Pが置かれる載置面11を有し該載置面11に複数の吸引孔12が設けられている載置部2と、前記載置面11に置かれた記録媒体Pにインク3を吐出するインク吐出部1とを備えている。該インク吐出部1は前記載置面11に沿って第1の方向Bに移動可能なインク吐出ユニット15に搭載されている。該インク吐出ユニット15は第1移動機構16によって前記第1の方向Bに移動される。前記載置部2の前記載置面11と反対側には低減部材17が配設されている。該低減部材17は吸引孔12に接近して設けられており、対向する前記吸引孔12の吸引力を低減するために設けられている。
そして、前記第1移動機構16は、少なくとも前記インク吐出部1からインク3が吐出される間は、前記低減部材17を前記インク吐出部1からインク3が吐出される領域に対応する吸引孔12に対向させる。本実施例では、該低減部材17は、前記移動するインク吐出部1からインク3が吐出される領域に対応する吸引孔12との対向状態を維持して移動する。すなわち、インク吐出部1が移動しつつインクを吐出するが、その移動の各位置においてインク吐出領域に存在する吸引孔12に対向する状態を維持するように移動する。
本実施例では、前記低減部材17は、第1の方向Bと交差する第2の方向A(前記往復方向Aと同じ)の長さが前記載置部2の該第2の方向Aにおける全ての吸引孔12と対向できる大きさに形成されている。
更に本実施例では、前記インク吐出ユニット15は、前記載置部2よりも前記第2の方向Aの長さが長いユニット本体部18と、該ユニット本体部18の前記第2の方向Aにおける一方側と他方側に設けられ前記載置部2の外側に位置する一対の脚部19、20とを備えている。そして、前記低減部材17は、両端部が前記一対の脚部19、20に固定され、前記第1移動機構16によって前記インク吐出ユニット15と一体に前記第1の方向Bに移動する。
更に本実施例では、前記インク吐出ユニット15は、前記載置部2よりも前記第2の方向Aの長さが長いユニット本体部18と、該ユニット本体部18の前記第2の方向Aにおける一方側と他方側に設けられ前記載置部2の外側に位置する一対の脚部19、20とを備えている。そして、前記低減部材17は、両端部が前記一対の脚部19、20に固定され、前記第1移動機構16によって前記インク吐出ユニット15と一体に前記第1の方向Bに移動する。
前記インク吐出部1は、インク3を吐出する記録ヘッド4を備えている。ここでは、インク3は紫外線硬化型のインク(以下、「UVインク」と称することがある)が使われており、移動方向の前後両側に紫外線8の照射部9、10が設けられている。そして、該インク吐出部1は、2本の平行なガイド軸5、6にガイドされ、モーター28によって駆動される無端ベルト7によって往復方向Aに移動するようにインク吐出ユニット15に搭載されている。該インク吐出部1は、インクチューブ30によりインクタンク29と接続されている。
前記インク吐出ユニット15は、本実施例では、一対のガイド軸23,23及び側面ガイド24,24にガイドされ、図示しない駆動機構によって第1の方向Bに移動可能である。
前記第1移動機構16は、インク吐出ユニット15を前記第1の方向Bに移動させるものである。該1移動機構16の具体的構造は、図示を省略するが、公知のボルト軸とナットで構成されるユニットが使われている。
前記インク吐出ユニット15は、上下動機構21によって、脚部19、20が伸縮してユニット本体部18が上下動する。これにより、搭載されているインク吐出部1のインク吐出面を記録媒体Pに対して接離できる。
前記第1移動機構16は、インク吐出ユニット15を前記第1の方向Bに移動させるものである。該1移動機構16の具体的構造は、図示を省略するが、公知のボルト軸とナットで構成されるユニットが使われている。
前記インク吐出ユニット15は、上下動機構21によって、脚部19、20が伸縮してユニット本体部18が上下動する。これにより、搭載されているインク吐出部1のインク吐出面を記録媒体Pに対して接離できる。
前記載置部2は、平坦な載置面11を有する板状のものであり、該載置面11に複数の吸引孔12が第1の方向および第2の方向に適宜の間隔をもって設けられている。前記該載置部2は載置面11と反対側に減圧室13が設けられ、該減圧室13の負圧によって吸引孔12に吸引力が発生する。減圧室13の負圧は真空ポンプ25によって作られる。そして、前記低減部材17によって対向する位置にある吸引孔12の吸引力を低減できる。
図において、符号26は各種指令を入力するための操作パネル、符号27は前記インク吐出ユニット15及び前記載置部2を保持するための基台である。
図において、符号26は各種指令を入力するための操作パネル、符号27は前記インク吐出ユニット15及び前記載置部2を保持するための基台である。
次に実施例1の作用を説明する。記録媒体Pを載置部2の載置面11上の所定のセット位置にセットし、前記真空ポンプ25を作動させて前記減圧室13の負圧によって吸引孔に吸引力を発生させ、前記記録媒体Pを該吸引力によって載置面11上に吸引保持する。記録媒体が撓みやすく剛性の低いものである場合、吸引力に負けて前記凹み(図7)が発生する。インク吐出ユニット15を第1移動機構16によって第1の方向Bに間欠的に移動させ、インク吐出部1を前記第2の方向Aに移動させて記録媒体Pに向けてインク3を吐出し、記録を実行する。
その際、低減部材17が前記第1移動機構16によって前記インク吐出ユニット15と一体に前記第1の方向Bに移動するので、インク吐出部1からインク3が吐出される部分に対応する吸引孔12の吸引力が該低減部材17によって低減され、撓みやすく剛性の低い記録媒体Pであっても、凹みが無くなるか又は小さくすることができる。
図3(B)は、記録実行領域の位置での断面図であり、インク吐出部1からインク3が吐出される部分に対応する吸引孔12の吸引力が該低減部材17の存在によって低減された状態が示されている。一方、図3(A)は記録実行領域外の位置での断面図であり、凹みが発生し、インク3が吐出されない領域では記録媒体Pに吸引力がしっかり作用している状態が示されている。
図3(B)は、記録実行領域の位置での断面図であり、インク吐出部1からインク3が吐出される部分に対応する吸引孔12の吸引力が該低減部材17の存在によって低減された状態が示されている。一方、図3(A)は記録実行領域外の位置での断面図であり、凹みが発生し、インク3が吐出されない領域では記録媒体Pに吸引力がしっかり作用している状態が示されている。
すなわち、撓みやすく剛性の低い記録媒体Pであっても、該記録媒体Pの載置面11への保持状態は維持しつつ(図3(A))、インクが吐出される領域では、図3(B)に示したように、吸引孔12からの吸引力によって該吸引孔12部分で記録媒体に凹みが発生する虞を低減することができる。これにより、記録品質の低下を抑制することができる。
また、前記低減部材17は、前記第2の方向Aの長さが該第2の方向Aにおける全ての吸引孔と対向できる大きさに形成されている。従って、前記インク吐出部1が前記第2の方向Aに往復移動して前記記録媒体Pに記録を実行するものである場合に、前記往復移動する範囲の吸引孔12の吸引力が当該低減部材によって予め低減された状態になる。これにより、前記凹みの問題を効果的に低減することができる。
[実施例2](図4)
本実施例2は、図4に示したように、低減部材37がインク吐出ユニット15と別体に構成されている。第1移動機構16は、インク吐出ユニット15を移動させるインク吐出ユニット移動部31と、低減部材37を移動させる低減部材移動部32(図面の複雑化を避けるため単に矢印のみで示した)とを有している。また、インク吐出ユニット移動部31と低減部材移動機構32とは独立して移動可能である。したがって、低減部材37とインク吐出ユニット15とは独立して第1の方向Bへ移動可能である。
その他の構成は前記実施例1と同様なので同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。尚、低減部材移動機構32の具体的構造は例えば公知のボルト軸とナットで構成されるユニットが挙げられる。
本実施例2は、図4に示したように、低減部材37がインク吐出ユニット15と別体に構成されている。第1移動機構16は、インク吐出ユニット15を移動させるインク吐出ユニット移動部31と、低減部材37を移動させる低減部材移動部32(図面の複雑化を避けるため単に矢印のみで示した)とを有している。また、インク吐出ユニット移動部31と低減部材移動機構32とは独立して移動可能である。したがって、低減部材37とインク吐出ユニット15とは独立して第1の方向Bへ移動可能である。
その他の構成は前記実施例1と同様なので同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。尚、低減部材移動機構32の具体的構造は例えば公知のボルト軸とナットで構成されるユニットが挙げられる。
本実施例によれば、前記第1移動機構16が、インク吐出ユニット15を移動させるインク吐出ユニット移動部31と、低減部材37を移動させる低減部材移動部32とを有する。また、それらを独立して移動させることができる。こうすることで、例えば記録媒体の種類に応じて低減部材37の使用有無を制御でき、消費電力や騒音等を抑制することができる。
即ち、記録媒体Pの種類が紙、フィルム、布等、前記吸引力によって吸引孔12部分で前記凹み14が発生する虞のあるものである場合は、前記低減部材移動機構32を駆動させて低減部材37を第1の方向Bに移動させる。一方、記録媒体Pの種類がプラスチックや木材、金属等、前記吸引力によって前記凹み14が発生する虞の無いものである場合は、低減部材37は必要ないので前記低減部材移動機構32の駆動は停止させる。前記低減部材移動機構32の駆動の有無は、ユーザーの操作パネル26への入力によって切り換わる。
尚、本実施例では、前記低減部材移動部32は前記第1移動機構16の構成要素であるとして説明したが、実施例1と同様にインク吐出ユニット15を移動させるものが第1移動機構16であり、低減部材移動部32は第1移動機構16と別個独立のものとして構成することが可能である。
尚、本実施例では、前記低減部材移動部32は前記第1移動機構16の構成要素であるとして説明したが、実施例1と同様にインク吐出ユニット15を移動させるものが第1移動機構16であり、低減部材移動部32は第1移動機構16と別個独立のものとして構成することが可能である。
[実施例3](図5)
本実施例3は、図5に示したように、前記インク吐出部1は、前記第2の方向Aに往復移動して前記記録媒体Pに記録を実行するものであり、前記低減部材47は、前記インク吐出部1からインク3が吐出される領域に対応するサイズで且つ前記第2の方向Aに移動可能である。そして、低減部材47は、第2移動機構34(図面の複雑化を避けるため単に矢印のみで示した)の駆動によって、前記インク吐出部1の前記第2の方向Aへの移動と同期して移動する。また該低減部材47は、第1の移動機構16によって前記第1の方向Bに移動するように構成されている。
ここで、第2移動機構34は専用の移動機構で構成されている。第2移動機構34としては、具体的には第1移動機構16と同様の構造のものが挙げられる。
本実施例3は、図5に示したように、前記インク吐出部1は、前記第2の方向Aに往復移動して前記記録媒体Pに記録を実行するものであり、前記低減部材47は、前記インク吐出部1からインク3が吐出される領域に対応するサイズで且つ前記第2の方向Aに移動可能である。そして、低減部材47は、第2移動機構34(図面の複雑化を避けるため単に矢印のみで示した)の駆動によって、前記インク吐出部1の前記第2の方向Aへの移動と同期して移動する。また該低減部材47は、第1の移動機構16によって前記第1の方向Bに移動するように構成されている。
ここで、第2移動機構34は専用の移動機構で構成されている。第2移動機構34としては、具体的には第1移動機構16と同様の構造のものが挙げられる。
本実施例によれば、いわゆるシリアル構造のインク吐出ヘッド1と低減部材47の大きさがほぼ同程度になるので、コンパクト化を図ることができる。
[実施例3の変形例](図6)
本実施例は、図6に示したように、低減部材47は、前記専用の第2移動機構34に代えて、前記モーター28の動力を利用し該動力を動力伝達機構36を介して伝達するように構成されている。その他の構成は前記実施例3と同様なので同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。
本実施例は、図6に示したように、低減部材47は、前記専用の第2移動機構34に代えて、前記モーター28の動力を利用し該動力を動力伝達機構36を介して伝達するように構成されている。その他の構成は前記実施例3と同様なので同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。
本実施例によれば、前記第2移動機構34とは別の動力伝達機構36を用いることにより、実施例3と同様の効果を得ることができる。
[他の実施例]
本発明の係る記録装置は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
例えばインク吐出部1がラインヘッドを有するものであっても適用できる。
本発明の係る記録装置は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
例えばインク吐出部1がラインヘッドを有するものであっても適用できる。
載置部2とインク吐出ユニット15の相対移動は、上記実施例のインク吐出ユニット15側を移動させる構造ではなく、載置部2側を移動させる構造であってもよい。更に両者を移動させる構造であってもよい。
1 インク吐出部、2 載置部、3 インク、4 記録ヘッド、
5 ガイド軸、6 ガイド軸、7 無端ベルト、8 紫外線、9 紫外線照射部、
11 載置面、12 吸引孔、13 減圧室、14 凹み、
15 インク吐出ユニット、16 第1移動機構、17 低減部材、
18 ユニット本体部、19 脚部、20 脚部、22 制御部、23 ガイド軸、
24 側面ガイド、25 真空ポンプ、26 操作パネル、27 貴台、
28 モーター、29 インクタンク、30 インクチューブ、
31 インク吐出ユニット移動部、32 低減部材移動部、34 第2の移動機構、
36 動力伝達機構、37 低減部材、47 低減部材
5 ガイド軸、6 ガイド軸、7 無端ベルト、8 紫外線、9 紫外線照射部、
11 載置面、12 吸引孔、13 減圧室、14 凹み、
15 インク吐出ユニット、16 第1移動機構、17 低減部材、
18 ユニット本体部、19 脚部、20 脚部、22 制御部、23 ガイド軸、
24 側面ガイド、25 真空ポンプ、26 操作パネル、27 貴台、
28 モーター、29 インクタンク、30 インクチューブ、
31 インク吐出ユニット移動部、32 低減部材移動部、34 第2の移動機構、
36 動力伝達機構、37 低減部材、47 低減部材
Claims (5)
- 記録媒体が置かれる載置面を有し該載置面に複数の吸引孔が設けられている載置部と、
前記載置面に置かれた記録媒体にインクを吐出するインク吐出部を有するインク吐出ユニットと、
前記載置部の前記載置面と反対側に配置され、対向する前記吸引孔の吸引力を低減する低減部材と、
前記インク吐出ユニット及び前記低減部材を、前記載置部に対して第1の方向に相対移動させる第1移動機構と、を備え、
前記第1移動機構は、少なくとも前記インク吐出部からインクが吐出される間は、前記低減部材を前記インク吐出部からインクが吐出される領域に対応する吸引孔に対向させる記録装置。 - 請求項1に記載された記録装置において、
前記低減部材は、前記第1の方向と交差する第2の方向の長さが、前記第2の方向の吸引孔の全てと対向できる長さである記録装置。 - 請求項2に記載された記録装置において、
前記インク吐出ユニットは、
前記第2の方向の長さが、前記載置部の前記第2の方向の長さよりも長いユニット本体部と、
該ユニット本体部の前記第2の方向における一方側と他方側とに設けられ前記載置部の外側に配置される一対の脚部と、を備え、
前記低減部材は、前記第2の方向の両端部が前記一対の脚部に固定され、
前記第1移動機構は、前記インク吐出ユニットと前記低減部材とを一体に前記第1の方向に移動させる記録装置。 - 請求項1に記載された記録装置において、
前記第1移動機構は、前記インク吐出ユニットを移動させる第1移動部と前記低減部材を移動させる第2移動部とを有し、前記第1移動部と前記第2移動部とを独立して前記第1の方向に移動させる記録装置。 - 請求項1または4に記載された記録装置において、
前記低減部材を前記第1の方向と交差する第2の方向に移動させる第2移動機構を有し、
前記インク吐出部は、前記第2の方向に往復移動可能であり、
前記低減部材は、前記第2の方向の長さが、前記インク吐出部の前記第2の方向の長さよりも長く、且つ前記第2の方向の吸引孔の全てと対向できる長さよりも短く、
第2移動機構は、前記インク吐出部の前記第2の方向への移動と同期させて前記低減部材を前記第2の方向に移動させる記録装置。
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JP2011281004A JP2013129142A (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | 記録装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019208048A1 (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | インク吐出装置、印刷装置、及び、インク吐出装置の制御方法 |
JP2020100015A (ja) * | 2018-12-20 | 2020-07-02 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 加工装置 |
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- 2011-12-22 JP JP2011281004A patent/JP2013129142A/ja active Pending
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