JP2013132503A - 眼内レンズ - Google Patents

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Masanori Hachiya
将典 八谷
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Abstract

【課題】 眼内設置時及び眼内設置後における眼内レンズの中心位置を容易に特定できる眼内レンズを提供する。

【解決手段】 患者眼の眼内に埋植される眼内レンズは、所定の光学特性を備える光学部と、光学部を眼内で支持するための一対の支持部とを備え、光学部にはその中心を示すためのマークが形成されている。例えば、マークは光学部の表面であって,光学部の中心を含む所定範囲に対して形成された凹部又は凸部である。又は、マークは光学部の中心軸上において光学部の基材の色と異なる色で形成されている。又は、マークは光学部の表面又は内部に形成されている。

【選択図】 図1

Description

本発明は患者眼に設置される眼内レンズに関する。
水晶体の代替として眼内に設置される眼内レンズとしては、眼の収差の影響を抑制してより鮮明な像を得ることができる非球面の眼内レンズなどが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−201990号公報
眼内レンズはその中心(光軸)と瞳孔中心又は角膜中心とが一致されるように眼内に取り付けられる。ところで、従来、手術前後で眼内レンズが眼内に正しく設置されているかどうかの確認は、眼に対する眼内に設置された眼内レンズの外周位置から判断しているが、眼内レンズの中心が把握し難い。また、手術後において散瞳状態がなくなり虹彩によって眼内レンズの外周が外部から見えなくなってしまうと、眼内レンズの位置ずれの確認が困難になってしまう。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、眼内設置時、及び設置後における眼内レンズの中心位置を容易に特定できる眼内レンズを提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 所定の光学特性を備える光学部を備え患者眼の眼内に埋植される眼内レンズにおいて、前記光学部にはその中心を示すためのマークが形成されていることを特徴とする。
(2) (1)の眼内レンズにおいて、前記マークは、前記光学部の表面であって,該光学部の中心を含む所定範囲に対して形成された凹部又は凸部であることを特徴とする。
(3) (1)の眼内レンズにおいて、前記マークは前記光学部の中心軸上において前記光学部の基材の色と異なる色で形成されることを特徴とする。
(4) (3)の眼内レンズにおいて、前記マークは、前記光学部の表面又は内部に形成されることを特徴とする。
(5) (1)乃至(4)の眼内レンズにおいて、前記マークの直径は、10μm以上0.5mm以下であることを特徴とする。
本発明の眼内レンズによれば、眼内設置時、及び設置後における眼内レンズの位置を容易に特定することができる。
本発明の実施形態を図面に基づき説明する。図1は眼内レンズ100の構成図であり、図1(a)に正面図、図1(b)に側面図が示されている。ここでは一例として光学部と支持部が一体成形された1ピース型の眼内レンズを示している。
眼内レンズ100は光学部110と一対の支持部120から構成される。光学部110は、眼に所定の屈折力を与える円盤形状の部材であり、眼内で角膜側に位置される前面111と、眼内で網膜側に位置される後面112と、前面111と後面112とを接続すると共に所定の幅(厚さ)を有する外周部(以下、コバと記す)115から構成される。
前面111と後面112の少なくとも一方は所定の曲率の非球面に形成されており眼の収差の影響が抑えられるようにしている。外周部115の少なくとも後面112との接続位置には後嚢に接触される(食い込む)形状(角度)のエッジ(図番号を省略する)が形成されている。エッジが後嚢に密着されることで角膜上皮細胞の増殖が抑制され、後発白内障による白濁が発生し難くなる。
支持部120は、光学部110の中心(光軸)Lを基準としてコバ115上の点対称の位置に形成されており、一端は光学部110(コバ115)に接続され、他端(先端P)は開放端になっている。また支持部120は、光学部110との接続位置付近で光軸L周りに所定角度だけ折り曲げられた状態で、先端に向けて内側(光学部110側)に湾曲しながら延びる放射状に形成されている。このような形状によって、眼内では支持部120の外側が水晶体嚢に沿って好適に取り付けられる。
以上のような構成の眼内レンズ100は、HEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)等の単体、アクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの複合材料等、周知の軟性眼内レンズ材料を用いたモールディング加工、切削加工等で形成される。これにより周知の眼内レンズ挿入器具(インジェクター)を用いて折り曲げることができる柔軟性、インジェクター内で折り畳まれた状態から眼内で元の状態に戻る復元性、支持部120によって光学部110を眼内で保持できる反発力とが備えられる。また、モールディング加工、切削加工などによって眼内レンズ100(光学部110)の外形形状が決定されることで、光学部110の中心(光軸L)が決定される。
眼内レンズ100の最外形(最大全長)は、人眼の嚢の直径よりも大きく、例えば9mm以上15mm以下で形成される。これにより眼内レンズ100が嚢内に設置されたときに支持部120に加えられる応力で光学部110が保持される。光学部110の直径は、一般的な眼の瞳孔径よりも大きく、例えば4mm以上8mm以下で形成される。支持部120は上述の眼内レンズ100の全長と光学部110の直径の条件が満たされるように、嚢に沿う湾曲形状とされる。
また、本実施形態では光学部110の中心(光軸)Lの位置を視認できるようにするため、光軸L上にマークMが付けられる。これにより、眼内への設置時、及び設置後に眼内レンズ100の外周位置が虹彩などによって隠れる場合でも、その中心L位置が容易に特定出来るようになる。
例えば、図1に示されるように、外形形状の決定により決定される光学部110の中心(光軸)Lを中心とした所定範囲を、周知の微細加工に使用されるドリル、レーザ光(フェムト秒レーザ等)で削ることで凹部によるマークMが形成される。なお、マークMの位置は目視による外観の観察で確認される他、観察用光源などからの光束を眼内レンズ100に向けて照射したときに、マークMの窪みで生じる乱反射によって確認される。
以上のようなマークMの直径は10μm以上0.5mm以下であるとする。より好ましくは50μm以上0.4mm以下であるとする。マークMの直径が50μmよりも小さいと目視による観察がしがたくなる。また、マークMの直径が10μmよりも小さいと顕微鏡などを用いた観察によってマークMの位置を特定し難くなる。一方、マークMの直径が0.5mmよりも大きいと患者の視力に影響を与える可能性が高くなる。
一方、マークMの深さは光学部110の中心Lでのコバ115の厚さよりも薄く形成されるとする。なお凹部に形成されたマークMの内側表面で生じる反射光の影響を考慮すると、マークMは浅く形成されることが好ましい。一方、マークMを深く形成する場合には、内側表面からの反射光の影響を考慮して、その内側表面を粗面加工などにしても良い。
以上のような眼内レンズ100は手術時に患者眼を散瞳させた状態で眼内に取り付けられる。この時、術者はマークMの位置を確認して角膜中心又は瞳孔中心と光学部110の中心Lが一致するように容易に眼内レンズを取り付けることができる。一方、眼内レンズ100が眼内に設置された状態で、光学部110の外周が虹彩などで隠れていたとしても、マークMによって光学部110の中心Lを容易に確認できる。これにより術後の患者の見え方に不備がある場合などに、眼内レンズ100の偏位の影響があるかどうか確認できるようになる。
なお、本実施形態は以上の構成に限られるものではない。光学部110に形成されるマークMには、視認可能な様々なパターンのものを用いることができる。図2に光学部110上のマークMの変用例を示す。例えば、図2(a)の正面図に示されるように、眼内レンズ100の着色(透明含む)に対して異なる色でマークMを形成しても良い。例えば、光学部110の基材が黄色の場合にその反対色である青色でマークMが形成されると確認し易くなる。また、図2(b)に示すように、光学部110が着色されている場合には、マークMの色を透明色としても良い。マークMが透明色であるとマークMの部分で光束が遮られないため、光学部110を通過した光束がより好適に網膜に入射されるようになる。
なお、マークMを着色で形成する場合の加工方法は、例えば光学部110表面の光軸L上の位置に所定深さの凹部を予め形成しておき、凹部の空間に基材とは異なる色で着色された眼内レンズ基材を注入して重合させる。また、マークMを透明色で形成する場合には、着色された基材の内部に軸方向に伸びる透明材料の領域を形成する。そして、切削加工により軸方向に伸びる透明領域が光学部110の光軸Lと一致されるように加工する。
なお、マークMの位置が着色される場合は、その直径が大きくなると色合いによってはマークMの位置で光束が遮られてしまい、網膜に入射される光量が減少され、患者に知覚される像が暗くなってしまうので、マークMの直径はできるだけ小さく形成されることが好ましい。
また、図2(c)の側面図に示すように、眼内レンズ100の中心Lに凸部によるマークMを形成しても良い。なお凸部は炭酸レーザ等の照射で光学部110の表面形状を盛りあげることで形成される。この場合にも、光学部110の外観からマークMの形状が特定される他、凸部で生じる乱反射でマークMの位置が特定されるようになる。なお、凸部の径は上述と同様であり、凸部の高さは患者の視力に影響を与えない大きさに決定されれば良い。
なお、マークMを光学部110の表面に形成する場合は、前面111に形成されることが好ましい。この場合、眼内レンズ100が埋植された状態でマークMが角膜側に位置されるようになり確認し易くなる。一方、マークMは光学部110の内部に形成されても良い。例えば、着色でマークMを形成する際に、眼内レンズ100の製造過程で、眼内レンズ用基材の内部に、異なる色で着色された点を所定間隔で設ける。そして、切削加工により眼内レンズ100の外形形状を形成する際に、眼内レンズ用基材の内部に形成された点が光学部110の内部の光軸L上に位置されるようにする。以上のようにすることで、光学部110の内部の光軸上にマークMが形成される。
以上のように光学部110の中心(光軸)L上にマークが形成されることで、眼内レンズ100の眼内への設置時、設置後に虹彩等によってその外周位置が隠れたとしても、光学部110の中心を容易に特定できるようになり、眼に対する眼内レンズ100の偏位の有無を確認できるようになる。
また、上記では少なくとも前後面のうち少なくとも一方の面が非球面の眼内レンズを例に挙げて説明した。これ以外にも球面、トーリックなどの周知の表面状態を備える様々な種類の眼内レンズに本発明の構成を適用できる。これにより眼内レンズの種類に関わらず眼内での眼内レンズの位置を容易に特定できるようになる。
なお、上記では光学部110の光軸L上にマークMを付ける例を示した。これ以外にも、マークMは眼内レンズ100の中心(光軸L)を特定できる位置及び形状に形成されていれば良い。例えば、図3(a)、(b)の変用例に示されるように、マークMは光軸Lを中心とした所定範囲(光軸Lの周囲)の位置に形成されても良い。
また、上記では円形のマークMを例として示したが、マークMとしては視認可能な様々な形状が用いられる。例えば、四角形、星型など任意の形状をマークMに用いてもよい。更にマークMは光学部110の幾何中心に形成されていても良い。
眼内レンズの構成図である。 光学部に形成されるマークの変用例である。 光学部に形成されるマークの変用例である。
M マーク
100 眼内レンズ
110 光学部
120 支持部

Claims (5)

  1. 所定の光学特性を備える光学部を備え患者眼の眼内に埋植される眼内レンズにおいて、
    前記光学部にはその中心を示すためのマークが形成されていることを特徴とする眼内レンズ。
  2. 請求項1の眼内レンズにおいて、
    前記マークは、前記光学部の表面であって,該光学部の中心を含む所定範囲に対して形成された凹部又は凸部であることを特徴とする眼内レンズ。
  3. 請求項1の眼内レンズにおいて、
    前記マークは前記光学部の中心軸上において前記光学部の基材の色と異なる色で形成されることを特徴とする眼内レンズ。
  4. 請求項3の眼内レンズにおいて、
    前記マークは、前記光学部の表面又は内部に形成されることを特徴とする眼内レンズ。
  5. 請求項1乃至請求項4の眼内レンズにおいて、
    前記マークの直径は、10μm以上0.5mm以下であることを特徴とする眼内レンズ。
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