JP2013131707A - 機器収納用ラック - Google Patents

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Abstract

【課題】各種の機器の収納、搬送及び設置に有用な機器収納用ラックを提供する。
【解決手段】このラックR1は、ラック本体Aと、正面及び背面の蓋B1、B2とからなり、ラック本体Aがアルミ材からなるコーナーブロック1、枠構成フレーム2、奥行フレーム3及びパネル4により8面カットの箱形に構成され、蓋B1、B2がアルミ材からなる蓋コーナーブロック71、蓋枠構成フレーム72、蓋パネル73により形成され、これらラック本体Aと各蓋B1、B2がステンレスなどの金属材料からなる蓋ロック部材8により結合される。ラック本体Aのコーナーに取手、脚、キャスターなどが取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータ、通信機器、電気機器など各種の機器を収納するのに使用する機器収納用ラックに関し、特に、屋内、屋外を問わず、各種の機器の収納、搬送及び設置に有用な機器収納用ラックに関する。
一般に、この種の機器収納用ラックとして、キャビネット型のラックと、ボックス型のラックが知られている。
キャビネット型のラックは、底板と天板が支柱で連結されて、左右両側面と背面にパネルが着脱可能に装着されるとともに、底板と天板との間に複数の台板が配設され、正面は扉が開閉自在に取り付けられて、全体が縦長のキャビネットとして構成される。このようにしてラックにコンピュータや通信機器、電気機器などが多段的に収納されるようになっている(例えば特許文献1参照)。
ボックス型のラックは、天面パネル、底面パネル、左右両側面パネル、背面パネルがそれぞれ端部を突合せられて溶接又はねじ止めにより固定され、正面に扉が開閉可能に取り付けられて、全体がボックス型に構成される。このようにしてラックにコンピュータや通信機器、電気機器などが収納されるようになっている(例えば特許文献2参照)。
特開2005− 19857公報 特開2003−218561公報
しかしながら、上記従来の機器収納用ラックでは、次のような問題がある。
(1)キャビネット型のラックの場合、一つのラックに複数の機器が多段的に収納されるため、これらの機器を屋内で移動したり屋外へ移動したりしようとすると、各機器をラックに収納した状態でラックごと搬送、設置することが難しい。また、同じ設置場所でも、これらの機器を一つのシステムとしてより使いやすいレイアウトに組み立てし直したり機器の変更又は追加により全体又は一部の機器のレイアウトを変更したりしようとすると、ラックから各機器を出し入れする必要があり、また、各機器に応じて台板の位置を変える必要があり、作業が煩雑となり容易ではない。
(2)ボックス型のラックの場合、キャビネット型のラックに比べて、全体の大きさが小さいため、これらの機器を屋内で移動したり屋外へ移動したりしようとすると、各種の機器をラックに収納した状態でラックごと搬送、設置することができるが、このラックの場合、複数のパネルを単に端部同士を付き合わせて溶接又はねじ固定しているだけなので、強度的な問題があり、例えば、ラックの搬送の際に、複数のラックを車両などに積み重ねて搭載すると、下のラックは上のラックの重みで変形し、ラック内の機器が損傷する恐れかある。また、これら各種の機器を収納したラックを所定の設置場所に所要のレイアウトで積み上げようとすると、同様に、下のラックは上のラックの重みで変形し、ラック内の機器が損傷する恐れかあるため、各種の機器をラックごと自由なレイアウトで段積み配置することができない。
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、屋内、屋外を問わず、コンピュータ、通信機器、電気機器など各種の機器の収納、搬送及び設置に有用な機器収納用ラックを提供すること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、正面、背面、平面、底面及び左右両側面を有し、全体が箱形に構成され、各種の機器を収納する機器収納用ラックにおいて、アルミダイカストにより一体に成形され、外側一方の面が任意のコーナー形状を呈し、内側他方の面の両端部及び一側部にそれぞれ箱形の高さ方向、幅方向及び奥行方向に延びる複数の凸部が突設され、箱形の各コーナーをなすコーナーブロックと、アルミ押出材からなり、外側一方の面がフラットで内側他方の面に前記コーナーブロックの前記高さ方向又は幅方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されるとともに、片側一方の側縁部に沿って溝を形成されてなる枠構成フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠の各辺の長さにカットされ、前記各コーナーブロック間に連結されて、箱形の正面側及び背面側の各枠を構成する枠構成フレームと、アルミ押出材からなり、外側の面又は内側の面の一方に前記コーナーブロックの前記奥行方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されるとともに内側の面の両側に沿って溝を形成されてなる奥行フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠間の奥行方向の各辺の長さにカットされ、前記各コーナーブロック間に連結されて、箱形の正面側及び背面側の各枠間を繋ぐ奥行きフレームと、アルミ板からなり、前記コーナーブロックと前記枠構成フレームと前記奥行フレームとにより構成される箱形の上下左右の各面に前記枠構成フレーム及び前記奥行フレームの各側縁の各溝に挿入して組み入れ可能に形成され、箱形の上下左右の各面をなすパネルと、アルミダイカストにより一体に成形され、外側一方の面が任意のコーナー形状を呈し、内側他方の面の両端部にそれぞれ箱形の高さ方向及び幅方向に延びる複数の凸部が突設され、箱形の正面及び背面の各蓋の各コーナーをなす蓋コーナーブロックと、アルミ押出材からなり、外側一方の面が任意のコーナー形状を呈し、内側他方の面に前記蓋コーナーブロックの前記高さ方向又は幅方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成される外側フレーム、及び前記外側フレームの内側他方の面に当該面に対して直角方向に延び、先端に溝を有する内側フレームからなる蓋枠構成フレーム基材から、箱形の正面及び背面の各蓋の各枠の各辺の長さにカットされ、前記各蓋コーナーブロック間に連結されて、箱形の正面及び背面の各蓋の各枠を構成する蓋枠構成フレームと、アルミ板からなり、前記蓋コーナーブロックと前記蓋枠構成フレームとにより構成される前記正面及び背面の各蓋の枠内の面に前記各蓋枠構成フレームの内側フレームの各溝に挿入して組み入れ可能に形成され、箱形の正面及び背面の各蓋の各面をなす蓋パネルと、前記正面及び背面の各蓋の前記蓋枠構成フレームに装着され、前記蓋枠構成フレームと前記枠構成フレームとを固定する蓋ロック部材と、を備え、箱形の各コーナーをなす前記コーナーブロックと、箱形の正面側及び背面側の各枠を構成する前記枠構成フレームと、箱形の正面側及び背面側の各枠間を繋ぐ奥行きフレームとを、前記コーナーブロックの高さ方向、幅方向及び奥行方向の各凸部と前記枠構成フレームの各凹部形状部及び前記奥行フレームの各凹部形状部との係合とこの係合部分のねじ固定によりそれぞれ組み立てるとともに、前記枠構成フレームと前記奥行フレームとにより構成される上下左右の各面に前記パネルを前記枠構成フレームと前記奥行フレームの各側縁の各溝に組み入れて、ラック本体を組み立て、箱形の正面及び背面の各蓋の各コーナーをなす前記蓋コーナーブロックと、箱形の正面及び背面の各蓋の各枠を構成する前記蓋枠構成フレームとを、前記蓋コーナーブロックの高さ方向及び幅方向の各凸部と前記蓋枠構成フレームの各凹部形状部との係合とこの係合部分のねじ固定により組み立てるとともに、前記各蓋枠構成フレームにより構成される正面及び背面の各面に前記蓋パネルを組み入れて、正面及び背面の蓋を組み立て、前記ラック本体の正面及び背面に、前記正面及び背面の各蓋を合わせ、前記各蓋の蓋枠構成フレームに前記ロック部材を装着し、前記蓋枠構成フレームと前記枠構成フレームとを固定して、前記ラック本体と前記蓋とを結合する、ことを要旨とする。
このラックはまた、各部に次のような構成を備えることが好ましい。
(1)コーナーブロック及び蓋コーナーブロックはそれぞれ、外側一方の面が斜めの略フラット面をなす。
(2)奥行フレームは奥行方向に延びる垂直面と水平面とからなり、当該垂直面、水平面により直角をなす2面側が外側の面、反対の2面側が内側の面で、当該外側の面に、2面接合部と平行の各側部からそれぞれ他方の側部に向けてフランジが突出されて、前記フランジとともにコーナーブロックの奥行方向の凸部が嵌合可能な断面形状を形成され、当該内側の面に、2面接合部と平行の各側部に沿って溝が形成される。
(3)外側の面はまた、取手、脚及びキャスターを含む各種の付属品のための取付溝をなし、前記取付溝の開口側の溝幅より小さい幅で、かつ開口側の溝幅より大きく底部側の溝幅と略同じか少し小さい長さを有し、前記取付溝の内側の開口両縁部に係脱可能な平板状に形成され、表側の平面から裏側の平面に向けて貫通するねじ穴を有する固定板と、前記各種の付属品側に一体的に、前記取付溝の両側の前記フランジ間に跨って設置可能な各種の形状に形成され、前記固定板のねじ穴に対応して表側から裏側に向けて貫通するねじ穴を有する取付部材と、前記取付部材のねじ穴から前記固定板のねじ穴に貫通して螺合されるねじとを付属部品として有し、前記固定板の幅方向を前記取付溝の幅方向に合わせ、前記固定板を前記取付溝の開口を通して、前記取付溝の底面側へ挿入した後、前記固定板を回転させ、前記固定板の長さ方向を前記取付溝の幅方向に向けて前記取付溝の内側の開口両縁部に係合可能に配置し、この状態で、前記取付部材を前記取付溝の外側で前記フランジ間に跨って設置し、前記取付部材及び前記固定板の前記各ねじ穴間に前記ねじを通して締め込むことにより、前記固定板と前記取付部材をそれぞれ、前記取付溝のフランジに内側及び外側から圧接させて、前記取付部材を前記取付溝上に固定する形式の各種の付属品の取付構造を具備する。
(4)各種の付属品は奥行フレームの水平面の面積内に収められる大きさに形成される。
(5)固定板は、取付溝の内側の開口両縁部に係止可能に略長方形の平板に形成され、かつ4つのコーナーのうち、一方の対角線上で対向する各コーナーが略円弧状に形成される。
(6)正面及び背面の各蓋とラック本体の正面及び背面との間に、前記正面及び背面の各蓋を前記ラック本体の正面及び背面に位置決めし保持するための位置決めガイドを有する。
(7)蓋ロック部材は、外側の円筒部と、前記外側の円筒部内に回転可能に嵌挿される内側の円筒部、及び前記内側の円筒部の基端部に当該円筒部の軸方向に対して直角方向に回動可能に取り付けられ、前記外側の円筒部内で前記内側の円筒部を回転操作するためのハンドルと、前記内側の円筒部内に回転可能にかつ進退可能に挿通され、前記外側及び内側の各円筒部の先端から突出する駆動軸、及び前記駆動軸の先端側に当該軸方向に対して直角方向に向けて突設され、ラック本体側の所定の被係合部に係止可能な係止部と、前記外側の円筒部及び前記内側の円筒部と前記駆動軸との間に形成され、前記内側の円筒部の一方向の回転運動により、前記駆動軸を前記内側の円筒部の回転方向に所定の角度だけ回転案内し、前記駆動軸が当該回転方向に所定の角度だけ回転した地点で前記駆動軸を前記内側の円筒部の軸上を後退方向に移動案内し、前記内側の円筒部の他方向の回転運動により、前記駆動軸を前記内側の円筒部の軸上を前進方向に移動案内し、前記駆動軸が前記内側の円筒部内を所定の距離だけ前進移動した地点で前記駆動軸を前記内側の円筒部の回転方向に所定の角度だけ回転案内するガイド機構とを備え、前記外側の円筒部が前記蓋枠構成フレームに挿着され、前記ハンドルの一方向の回転操作により、前記係止部を前記ラック本体側の所定の被係合部に対して係合し、前記枠構成フレームと前記蓋枠構成フレームとを相互に引き寄せる方向に圧接した状態にロックし、前記ハンドルの他方向の回転操作により、前記係止部の前記ラック本体側の所定の被係合部に対する係合を解除する。
(8)アルミ押出材からなり、断面ハット形からなる補強フレーム基材から、奥行フレーム間に架け渡し可能な長さにカットされ、前記各奥行フレーム間にねじ固定され、枠構成フレームと並設する補強フレームを併せて備える。
(9)補強フレーム及び/又は枠構成フレームの内面に当該フレームの長さ方向に向けて複数のナットが埋設固定され、前記補強フレーム及び/又は前記枠構成フレーム上にアングルプレートがボルト及びナットにより着脱可能に取り付けられる。
(10)アルミダイカストにより一体に成形され、外側一方の面が任意のコーナー形状を呈し、内側他方の面の両端部にそれぞれ箱形の高さ方向及び幅方向に延びる複数の凸部が突設され、箱形の正面及び/又は背面の各コーナーの延長をなす延長コーナーブロックと、アルミ押出材からなり、外側一方の面がフラットで内側他方の面に前記延長コーナーブロックの前記高さ方向又は幅方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されてなる延長枠構成フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠の各辺と対応する長さにカットされ、前記各延長コーナーブロック間に連結されて、箱形の正面側及び/又は背面側の各枠と正面の蓋の枠及び/又は背面の蓋の枠との間に介在され、ラック本体の長さを調整する延長枠を併せて備える。
(11)ラック本体の正面及び/又は背面と延長枠との間、及び前記延長枠と正面及び/又は背面の蓋との間に、前記ラック本体の正面及び/又は背面、前記延長枠、前記正面及び/又は背面の蓋を位置決めし保持するための位置決めガイドを有する。
(12)複数のラック本体間を接続するためのラック接続部品を備え、前記ラック接続部品は、一端に一方のラック本体の奥行フレームのフランジに係合可能な係止爪を有するプレートからなり、当該プレートの平面上にスクリューシャフトを立設される第1のフックと、一端に他方のラック本体の奥行フレームのフランジに係合可能な係止爪を有するプレートからなり、当該プレートの平面上に当該プレートの両端方向に延び、前記第1のフックのスクリューシャフトを挿通可能な長穴を有し、当該長穴に前記スクリューシャフトを通して前記第1のフック上に重合される第2のフックと、前記第2のフックの上から前記スクリューシャフトに螺合され、前記第2のフックを前記第1のフックに向けて押圧可能なつまみ付きのナットとを具備する。
本発明の機器収納用ラックによれば、上記の構成により、ボックス型のラックとして構成し、キャビネット型のラックに比べて、全体の大きさを小さくすることができ、コンピュータ、通信機器、電気機器など各種の機器を屋内で移動したり屋外へ移動したりしようとする場合に、各種の機器をこのラックに収納した状態でラックごと搬送、設置することができる。
特に、このラックの場合、全体がアルミ材のブロック、フレーム及びパネルにより形成され、しかも、枠構成フレームが、アルミ押出材からなり、外側一方の面がフラットで内側他方の面にコーナーブロックの幅方向又は高さ方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されるとともに、片側一方の側縁部に沿って溝を形成されてなる枠構成フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠の各辺の長さにカットされて、各コーナーブロック間に連結され、奥行きフレームが、アルミ押出材からなり、外側の面又は内側の面の一方にコーナーブロックの奥行方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されるとともに内側の面の両側に沿って溝を形成されてなる枠構成フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠間の奥行方向の各辺の長さにカットされて、各コーナーブロック間に連結され、蓋枠構成フレームが、アルミ押出材からなり、外側一方の面がフラットで内側他方の面に蓋コーナーブロックの幅方向又は高さ方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成される外側フレーム、及び外側フレームの内側他方の面に当該面に対して直角方向に延び、先端に溝を有する内側フレームからなる蓋枠構成フレーム基材から、箱形の正面及び背面の蓋の各枠の各辺の長さにカットされて、各蓋コーナーブロック間に連結され、さらに補強フレームが、アルミ押出材からなり、断面ハット形からなる補強フレーム基材から、奥行フレーム間に架け渡し可能な長さにカットされて、各奥行フレーム間に連結され、またさらに延長枠の延長枠構成フレームが、アルミ押出材からなり、外側一方の面がフラットで内側他方の面に延長コーナーブロックの幅方向又は高さ方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されてなる延長枠構成フレーム基材から、箱形の正面及び背面の各枠の各辺と対応する長さにカットされて、各延長コーナーブロック間に連結され、各フレームの内面側の凹部形状部を含む断面形状により、各フレームの剛性が高められるので、ラック全体の強度を顕著に向上させることができ、例えば、ラックの搬送の際に、複数のラックを車両などに積み重ねて搭載しても、下方のラックが上のラックの重みで変形してラック内の機器を損傷させる恐れかなく、また、これら各種の機器を収納したラックを所定の設置場所に所要のレイアウトで積み上げても、同様に、下のラックが上のラックの重みで変形してラック内の機器を損傷させる恐れもなく、各種の機器をラックごと自由なレイアウトで安定的に確実に段積み配置することができる。
このようにこのラックでは各種の機器を収納して自由なレイアウトで多段的に積み重ねることができるので、キャビネット型のラックとして利用することができるとともに、これらの機器を屋内で移動したり屋外へ移動したりするような場合でも、各機器をラックに収納した状態でラックごと容易に搬送、設置することができる。また、同一の設置場所においても、これらの機器を一つのシステムとしてより使いやすいレイアウトに組み立てし直したり機器の変更又は追加により全体又は一部の機器のレイアウトを変更したりしようとする場合に、各機器をラック毎出し入れして、所望のレイアウトを容易に作ることができる。
したがって、このラックによれば、屋内、屋外を問わず、コンピュータ、通信機器、電気機器など各種の機器の収納、搬送及び設置を簡単かつ確実に行うことができる。
本発明の一実施の形態における機器収納用ラックを示す斜視図 同ラックのラック本体及び正面、背面の各蓋を構成するコーナーブロック、フレーム、並びにアングルプレート、蓋ロック部材、取手、脚を示す一部分解斜視図 同ラックに使用されるコーナーブロックの構成を示す図 同ラックに使用される枠構成フレーム(上下の各フレーム)を示す図 同ラックに使用される枠構成フレーム(左右の各フレーム)を示す図 同ラックに使用される奥行フレームを示す図 同ラックに使用される補強フレームの台座を示す図 同ラックに使用される蓋コーナーブロック及び蓋枠構成フレームを示す図 同ラックに使用される蓋枠構成フレーム(上下の各フレーム)及び蓋ロック部材を示す図 同ラックに使用される蓋枠構成フレーム(左右の各フレーム)及び蓋ロック部材を示す図 同ラックに使用される蓋ロック部材を示す図 同ラックに使用される蓋ロック部材の特に外側の円筒部を示す図 同ラックに使用される蓋ロック部材の特に内側の円筒部を示す図 同ラックに使用される延長枠を示す図 同ラックに使用される延長コーナーブロックを示す図 同ラックに使用される延長枠構成フレーム(上下の各フレーム)を示す図 同ラックに使用される延長枠構成フレーム(左右の各フレーム)を示す図 同ラックに使用される各種の付属品の取付構造を示す図 同ラックに使用される取手及びその取付構造を示す図 同ラックに使用される脚及びその取付構造を示す図 同ラックに使用されるラック接続部品及びその取付構造を示す図 複数の同ラックが上下方向に積み重ねられた状態を示す図 同ラックのサイズを小さくした場合の他の例を示す図
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。図1に機器収納用ラックの構成を示している。
図1に示すように、機器収納用ラックR1は、正面、背面、平面、底面及び左右両側面を有し、全体が箱形に構成される形式のもので、箱形のラック本体Aと、正面及び背面の各蓋B1、B2とからなり、ラック本体Aの構成部品として、箱形の各コーナーCをなすアルミニウム材料からなるコーナーブロック1と、箱形の正面側及び背面側の各枠F1、F2を構成するアルミニウム材料からなる枠構成フレーム2と、箱形の正面側及び背面側の各枠F1、F2間を繋ぐ奥行部Sをなすアルミニウム材料からなる奥行フレーム3と、箱形の上下左右の各面Pをなすアルミニウム材料からなるパネル4と、各枠F1、F2間に並設される補強部材Hをなすアルミニウム材料からなる補強フレーム5(図2参照)と、補強フレーム5及び/又は枠構成フレーム2の内面上に選択的に固定されるアルミニウム材料からなるアングルプレート55(図2参照)とを備え、正面及び背面の蓋B1、B2の構成部品として、箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の各コーナーcをなすアルミニウム材料からなる蓋コーナーブロック71と、箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の各枠fを構成するアルミニウム材料からなる蓋枠構成フレーム72と、箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の各面pをなすアルミニウム材料からなる蓋パネル73と、箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の蓋枠構成フレーム72に装着され、枠構成フレーム2に係脱可能なステンレスなどの金属材料からなる蓋ロック部材8とを備え、これらの各部材により組み立てられる。
また、この機器収納用ラックR1では、箱形のラック本体Aの正面側の枠F1及び/又は背面側の枠F2と正面の蓋B1の枠f及び/又は背面の蓋B2の枠fとの間に介在され、ラック本体Aの長さを調整する延長枠L(図14参照)を併せて備え、この延長枠Lが、必要に応じて、選択的に、ラック本体Aと各蓋B1、B2との間に組み入れられる。
図2に示すように、コーナーブロック1は、アルミダイカストにより一体に成形され、外側一方の面11が任意のコーナー形状を呈し、内側他方の面12の両端部及び一側部にそれぞれ箱形の幅方向、高さ方向及び奥行方向に延びる複数の凸部が突設されてなる。このコーナーブロック1の場合、図3に示すように、全体が略三角柱状のブロックに形成されて、外側一方の面11が斜めの略フラット面(箱形のコーナーが面取りされた状態の斜めのフラット面)をなし、内側他方の面12は水平の上面と垂直の前面、側面、後面とからなり、上面に箱形の高さ方向に延びる複数の凸部121が形成され、側面に箱形の幅方向に延びる複数の凸部122が形成され、後面に箱形の奥行方向に延びる凸部123が形成される。この場合、上面、側面の各凸部121、122は形状の異なる略角筒形の凸形状をなし、上面と側面とで各凸部121、122が対称的に形成され、後面の凸部123は後述する奥行フレーム3の断面形状の内部空間に嵌合可能に当該内部空間に対応する略台形の断面形状に形成される。また、このコーナーブロック1の場合、前面の所定の位置に雌ねじ(ナット)124が設けられる。これはラック本体Aと延長枠Lとを結合する際に用いるねじ穴である。また、この場合、外側一方の面11が内側他方の面12の前部からさらに前方に平板状に延ばされ、その内面に垂直の上面、斜めの中間面及び水平の下面からなるガイド面125が形成される。これは、ラック本体Aの正面及び背面と正面及び背面の各蓋B1、B2との間に設けられ、正面及び背面の各蓋B1、B2をラック本体Aの正面及び背面に位置決めし保持するための位置決めガイドG1の一方をなすガイド係合部になっている。このガイド面125の上部及び下部にはそれぞれ、箱形の高さ方向、幅方向に延びる凸部126が併せて設けられ、この場合、各凸部126が平板状に形成される。このようにして、1つのラックR1につき8個のコーナーブロック1により、箱形の各コーナーCが構成される。
図2に示すように、枠構成フレーム2は、アルミ押出材からなり、外側一方の面21がフラットで内側他方の面22にコーナーブロック1の高さ方向又は幅方向の凸部121、122が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されるとともに、片側一方の側縁部に沿って溝を形成されてなる枠構成フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠F1、F2の各辺の長さにカットされて、各コーナーブロック1間に連結される。この枠構成フレーム基材の場合(図4、図5参照)、外側一方の面(21)はフラットに形成され、内側他方の面(22)は、コーナーブロック1の高さ方向又は幅方向の複数の凸部121、122、126が嵌合可能な複数の凹部形状部(221、222、226)が一体に組み合わされてフレームの長さ方向に連続して形成され、また、組み立て時に内側となる一方の側縁部にパネル4が挿入可能に溝(224)がフレームの長さ方向に連続して形成され、さらに外側となる他方の側縁部から少し内側方向に段差を付けて外側一方の面21と平行に突出する突状部(225)がフレームの長さ方向に連続して形成される。かかる枠構成フレーム基材から、図2に示すように、箱形の正面側及び背面側の各枠F1、F2の各辺の適宜の長さにカットされて、図4に示す上下の各フレーム201、図5に示す左右の各フレーム202が形成される。なお、これらの枠構成フレーム2(201、202)には凹部形状部221、222、226の周面の適宜の位置にねじ穴が設けられる。このようにして、1つのラックR1につき2組の上下の各フレーム201、2組の左右の各フレーム202により、箱形の正面側及び背面側の各枠F1、F2が構成される。
図2に示すように、奥行フレーム3は、アルミ押出材からなり、外側の面31又は内側の面32の一方にコーナーブロック1の奥行方向の凸部123が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されるとともに内側の面32の両側に沿って溝を形成されてなる奥行フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠F1、F2間の奥行方向の各辺の長さにカットされ、各コーナーブロック1間に連結される。この奥行フレーム基材の場合(図6参照)、奥行方向に延びる垂直面と水平面とからなり、直角をなす2面側が外側の面(31)、反対の2面側が内側の面(32)で、外側の面(31)は垂直面、水平面の2面接合部と平行の各側部を結ぶ面が斜めの面になっていて、各側部からそれぞれ他方の側部に向けてフランジ(311)が突出されて、この2面内にコーナーブロック1の奥行方向の凸部123が嵌合可能な略台形の内部空間をなす断面形状が形成され、また、内側の面(32)は垂直面と水平面とからなり、これら2面接合部と平行の各側部に沿ってパネル4が挿入可能な溝(321)が形成される。かかる奥行フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠F1、F2間の奥行方向の各辺の長さにカットされて、図6に示す上下の各奥行フレーム3が形成される。このようにして、1つのラックR1につき4本の奥行フレーム3により、箱形の正面側及び背面側の各枠F1、F2間を繋ぐ奥行部Sが構成される。
図2に示すように、補強フレーム5は、アルミ押出材からなり、断面ハット形からなる補強フレーム基材から、奥行フレーム3間に架け渡し可能な長さにカットされて、各奥行フレーム3間に連結され、枠構成フレーム2間に並設される。この補強フレーム5を奥行フレーム3に固定する場合、図7に示すように、台座51とねじ54などが用いられる。台座51は、奥行フレーム3上に設置されるねじ穴520を有する矩形状の取付ベース52と、この取付ベース52上に補強フレーム5の内側形状に嵌合可能な凸形に形成され、両側面にねじ穴を有する凸形形状部53とからなる。補強フレーム5の連結端部にこの台座51の凸形形状部53が嵌め込まれ、補強フレーム5と凸形形状部53との間にねじ54が締め込まれて固定され、この補強フレーム5は台座51の取付ベース52が奥行フレーム3の水平面又は垂直面の所定の位置に設置され、取付ベース52と奥行フレーム3の設置面との間にねじが締め込まれて固定される。また、この補強フレーム5には、必要に応じて、ナットが埋設され、アングルプレート55を取り付け可能に構成される。この場合、図2に示すように、補強フレーム5の中央の凸状の面の所定の位置に1箇所又は凸状の面の所定の範囲に長さ方向に向けて複数個所に取付孔が設けられ、この取付孔にナット50が埋込固定される。このようにしてアングルプレート55がボルト及びナットで着脱可能に取り付けられるようになっている。なお、枠構成プレート2(左右の各フレーム202)にもこのようなナットが同様に埋込固定されてもよく、この枠構成プレート2に、補強フレーム5に代えて、又は補強フレーム5とともにアングルプレート55が取り付けられるようにしてもよい。
図1に示すように、パネル4は、アルミ板からなり、コーナーブロック1と枠構成フレーム2と奥行フレーム3とにより構成される箱形の上下左右の各面Pに枠構成フレーム2と奥行フレーム3の各側縁の各溝224、321に挿入して組み入れ可能に平面状に形成される。このパネル4の場合、箱形の上下、左右の各面P毎に適宜大きさの矩形状のフラットパネルとして形成される。このようにして、1つのラックR1につき上下の各面をなす2枚のパネル4と左右の各面をなす2枚のパネル4とにより、箱形の上下左右の各面Pが構成される。
図2に示すように、アングルプレート55は、アルミ板からなり、所要の大きさのアルミ板が断面L字形に折り曲げられて形成される。この場合、アングルプレート55は所要の長さと面積を有する細長いアルミ板が幅方向に直角に折り曲げられて形成され、その垂直面の適宜位置にねじ挿通穴(図示省略)が設けられる。このアングルプレート55は対にして必要な数だけ用意され、補強フレーム5及び/又は枠構成フレーム2に配置されて、垂直面のねじ挿通穴にボルト(図示省略)を通して、補強フレーム5及び/又は枠構成フレーム2のナット50に締結することにより固定される。
図2に示すように、蓋コーナーブロック71は、アルミダイカストにより一体に成形され、外側一方の面711が任意のコーナー形状を呈し、内側他方の面712の両端部にそれぞれ箱形の高さ方向及び幅方向に延びる複数の凸部が突設されてなる。この蓋コーナーブロック71の場合、図8に示すように、外側一方の面711が斜めの略フラット面をなし、内側他方の面712の上下端部にそれぞれ箱形の高さ方向及び幅方向に延びる複数の凸部が形成される。この場合、内側他方の面712の上端部、下端部にそれぞれ、対称的に、横方向に向けて一連の凹凸部を有する突状部713が形成されて複数の凸部714及び凹部715が交互に設けられる。なお、凹部715にねじ挿通穴が貫通形成される。また、この蓋コーナーブロック71の場合、後部に外側一方711の面よりも内側に適宜の段差を付けて後方に突出し、コーナーブロック1の前部に設けられたガイド面125に係合可能な3面の外面を有するガイド凸形形状部716が形成される。これは、ラック本体Aの正面及び背面と正面及び背面の各蓋B1、B2との間に設けられ、正面及び背面の各蓋B1、B2をラック本体Aの正面及び背面に位置決めし保持するための位置決めガイドG1の他方をなすガイド凸起になっている。このようにして、1つのラックR1につき8個の蓋コーナーブロック71により、箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の各コーナーcが構成される。
図2に示すように、蓋枠構成フレーム72は、枠構成フレーム2に連接可能な大きさ及び形状に形成される。この蓋枠構成フレーム72は、アルミ押出材からなり、外側一方の面がフラットで内側他方の面に蓋コーナーブロック71の高さ方向又は幅方向の凸部714が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成される外側フレーム、及び外側フレームの内側他方の面に当該面の縁部と平行で当該面に対して直角方向に延び、先端に溝を有する内側フレームからなる蓋枠構成フレーム基材から、箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の各枠fの各辺の長さにカットされ、各蓋コーナーブロック71間に連結される。この蓋枠構成フレーム基材の場合(図9、図10参照)、外側フレーム(72a)は、外側一方の面(721)がフラットな面で、内側他方の面(722)に、蓋コーナーブロック71の高さ方向又は幅方向の複数の凸部714及び凹部715が嵌合可能に、フレームの幅方向に一連の凹凸部を有する突状部(723)がフレームの長さ方向に連続して形成されて、複数の凹部(724)及び凸部(725)が交互にフレームの長さ方向に連続して形成される。なお、凸部(725)にねじ穴が設けられる。また、この外側フレーム(72a)には、組み立て時に内側となる一方の側縁部に枠構成フレーム2の突状部225が挿入可能に溝(726)がフレームの長さ方向に連続して形成される。また、内側フレーム(72b)は外側フレーム(72a)の組み立て時に外側となる他方の側縁部よりも所定寸法だけ一方の側縁部に後退された位置、この場合、外側フレーム(72a)の幅方向中央よりも前側に形成される。この内側フレーム(72b)の先端に溝(727)がフレームの長さ方向に連続して形成される。かかる枠構成フレーム基材から、箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の各枠fの各辺の適宜の長さにカットされて、図9に示す上下の各フレーム72L、図10に示す左右の各フレーム72Sが形成される。このようにして、1つのラックR1につき2組の上下の各フレーム72L、2組の左右の各フレーム72Sにより、箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の各枠fが構成される。
図1に示すように、蓋パネル73は、アルミ板からなり、蓋コーナーブロック71と蓋枠構成フレーム72とにより構成される箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の各枠f内の面pに蓋枠構成フレーム72の内側フレーム72bの各溝727に挿入して組み入れ可能に平面状に形成される。このパネル73の場合、箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の各枠f内の面に合わせて適宜の大きさの矩形状のパネルとして形成され、そのパネル面に補強用のリブ731が付けられる。なお、このリブ731にはクッション性の高い保護カバーなどが併せて取り付けられることが好ましい。このようにして、1つのラックR1につき正面及び背面の各蓋B1、B2の各面をなす2枚の蓋パネル73により、箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の各面pが構成される。
図1に示すように、正面及び背面の各蓋B1、B2に複数の蓋ロック部材8が設けられる。蓋ロック部材8はそれぞれ、図11に示すように、外側の円筒部81と、外側の円筒部81内に回転可能に嵌挿される内側の円筒部82、及び内側の円筒部82の基端部に当該円筒部82の軸方向に対して直角方向に回動可能に取り付けられ、外側の円筒部81内で内側の円筒部82を回転操作するためのハンドル83と、内側の円筒部82内に回転可能にかつ進退可能に挿通され、外側及び内側の各円筒部81、82の先端から突出する駆動軸84、及び駆動軸84の先端側に当該軸方向に対して直角方向に向けて突設され、所定の被係合部に係止可能な係止部85と、外側の円筒部81及び内側の円筒部82と駆動軸84との間に形成され、この蓋ロック部材8の初期状態において、内側の円筒部82の一方向の回転運動により、駆動軸84を内側の円筒部82の回転方向に所定の角度だけ回転案内し、駆動軸84が当該回転方向に所定の角度だけ回転した地点で駆動軸84を内側の円筒部82の軸上を後退方向に移動案内し、この状態から、内側の円筒部82の他方向の回転運動により、駆動軸84を内側の円筒部82の軸上を前進方向に移動案内し、駆動軸84が内側の円筒部82内を所定の距離だけ前進移動した地点で駆動軸84を内側の円筒部82の回転方向に所定の角度だけ回転案内するガイド機構86とを備える。
この蓋ロック部材8の場合、外側の円筒部81はステンレス鋼鋳鋼品で、図12に示すように、基端部の大径部811と、中間の中径部812と、先端部の小径部813とからなる。大径部811は中空の円筒状に形成され、一端に開口814を有し、他端に中径部812に連通する中径部812の内周面と同径の底部開口815を有する。この大径部811の外周部の高さ方向の寸法(言い換えれば、この大径部811の軸方向の長さ)は比較的小さく、この場合、ハンドル83の軸832の断面積(この場合、軸832の軸方向に対して垂直の断面積をいう。以下、同様。)の高さ方向の寸法よりも少し大きくなっている。この外周部の所定の位置2箇所に各箇所間に略90°の間隔でハンドル83の軸832が嵌合可能にハンドル83の軸832の断面積より少し大きい溝816が大径部811の開口端から底部に向けて略コ字形に切られている(図11参照)。中径部812は大径部811に同芯的に連続する中空の円筒状に形成され、全長が比較的長い所定の長さに形成され、小径部813側の端部に小径部813の内周面と同径の開口817が形成される。また、この中径部812の外周面はねじが切られて、この外周面にこの蓋ロック部材8の取付固定用のナット(六角ナットなど)80が取り付けられる(図11参照)。小径部813は中径部812に同芯的に連続する中空の円筒状に形成され、全長が比較的短い所定の長さに形成され、その突出端に小径部813の内周面と同径の開口818が形成される。また、この小径部818の外周部には開口818縁部の相互に対称の所定の位置2箇所にそれぞれ略90°の範囲に亘って後述の回転方向ガイドピン844が嵌合可能な比較的浅い溝形にして回転方向ガイド819aが切られ、その一端からさらに軸方向に向けて連続的に所定の長さに延び、回転方向ガイドピン844が嵌合可能に比較的小さい幅の溝形にして進退方向ガイド溝819bが切られる。結果として、これらのガイド溝819a、819bは小径部813の外周部に略L字形に形成される。
内側の円筒部82はステンレス鋼鋳鋼品で、図13に示すように、基端側の大径部821と先端側の小径部822とからなる。この円筒部82は全体が充実軸からなり、大径部821は外側の円筒部81の大径部811内にその内周面に沿って嵌合可能に、またこの大径部811内で回転可能に円筒状に形成され、その軸芯上にハンドル83の軸832が嵌合可能にハンドル83の軸832の断面積よりも僅かに大きい中空部823が形成される。また、この中空部823はその一部がこの円筒部82の外周方向に延び、外周部の一部に溝形に開口される(以下、この開口を中空部の外周部開口824という。)。したがって、この中空部822は大径部821の天面から見て略コ字形又は略U字形の溝形形状に切り欠かれている。小径部822は大径部821に同芯的に連続し、比較的長い所定の長さの円筒状に形成される。この小径部822の軸芯上の大径部821側一方の端部側に大径部821の底部から所定の径の小さい穴825が所定の長さに形成され、他方の端部側に所定の径の大きな穴826が所定の長さに形成されて他方の端面が開口される。この大きな穴826の外周部にはこの穴826の底部側から開口に向けて対称的に後述の進退方向ガイドピン843が嵌合可能に、一対の略螺旋形の部分形状をなすスリットが切られて進退方向ガイド827が形成される。
ハンドル83はステンレス鋼鋳鋼品で、図9及び図10に示すように、全体が略T型に形成され、グリップ831と、グリップ831の中央に突出される軸832とからなる。この場合、図11に示すように、軸832は断面四角形に形成され、その先端面とグリップ831とともにT字形をなす一方の側面で先端側にそれぞれ、所定径の小さな鋼球90が嵌合可能な略半球状の溝828が形成される。このハンドル83は内側の円筒部82の大径部821にディテントスプリング91、鋼球90を介して取付ピン829により軸支される。この場合、大径部821の中空部底部の小さな穴825上にディテントスプリング91を介して鋼球90が配置される。ここで鋼球90はディテントスプリング91により穴825から飛び出す方向に付勢される。ハンドル83の軸832は、一方の側面の半球状の溝828を大径部821の中空部823の外周部開口824に向けて、大径部821の中空部823に挿入され、この半球状の溝828を有する側面に対して両側の面に大径部821側から取付ピン829が通されてこの取付ピン829を介して回動可能に取り付けられる。このようにしてハンドル83は、軸832が内側の円筒部82の大径部821(内側の円筒部82の基端部)に大径部821と同軸上に延び、内側の円筒部82と一体に回転する作動連結位置と、軸832が大径部821の軸方向に対して溝形の中空部823を通して直角の位置に倒伏し、内側の円筒部82と一体に回転可能しない作動連結解除位置との間を回動可能に取り付けられ、軸832が作動連結位置にある場合は、この状態が軸832先端面の半球状の溝828と大径部821底部の鋼球90との弾性係合により保持され、軸832が作動連結解除位置にある場合は、この状態が軸832側面の半球状の溝828と大径部821底部の鋼球90との弾性係合により保持される。
駆動軸84はステンレス鋼鋳鋼品で、図11に示すように、全体として円筒状に形成される。この駆動軸84は充実軸からなり、内側の円筒部82の小径部822の大きな穴826内にその内周面に沿って嵌合可能に、またこの大きな穴826内で回転可能に所定の長さを有する円筒状に形成され、その先端側に先端面を開口して雌ねじ840が設けられる。また、この駆動軸84の基端部側と先端部側所定の位置にそれぞれ軸芯に対して直角にピン挿通部841、842が形成され、基端部側のピン挿通部841にこのピン挿通部841よりも長いステンレス軸からなる進退方向ガイドピン843が挿通され、先端部側のピン挿通部842にこのピン挿通部842よりも長いステンレス軸からなる回転方向ガイドピン844が挿通される。
係止部85はステンレス鋼板からなり、図11に示すように、細長い板状に形成され、一端側に軸挿通部850が穿たれる。この係止部85は一端が駆動軸84の先端面に配置され、係止部85の軸挿通部850上に複数の座金92を介して、ねじ93が軸挿通部850に挿通され、駆動軸84の先端面の雌ねじ840に締結されて固定される。
蓋ロック部材8はこれら駆動軸84、内側の円筒部82、外側の円筒部81、係止部85が順次組み立てられて形成される。すなわち、駆動軸84は後端部側から内側の円筒部82の大きな穴826に先端の開口から挿入され、この穴826の底部まで挿通されて、駆動軸84の先端部側をピン挿通部842が内側の円筒部82の先端から外部に露出するように突出されるとともに、駆動軸84の基端部側のピン挿通部841が内側の円筒部82の進退方向ガイド827の一端側に対向され、この状態でピン挿通部841、進退方向ガイド827間に進退方向ガイドピン843が通されて、駆動軸84が内側の円筒部82内に(内側の円筒部82の回転運動により)進退方向ガイドピン843と進退方向ガイド827とを案内にして所定の距離だけ進退可能に組み立てられる。このようにして組み立てられた内側の円筒部82と駆動軸84は、内側の円筒部82の小径部822の基端部側にパッキン95が取り付けられて、駆動軸84の先端から外側の円筒部81の大径部811に挿入され、中径部812を通し、小径部813から突出されて、内側の円筒部82の大径部821及び小径部822がそれぞれ外側の円筒部81の大径部811及び中径部812に回転可能に嵌め込まれる。この状態で外側の円筒部81の小径部813の進退方向ガイド819b又は回転方向ガイド819a(図12参照)を通じて駆動軸84の先端側のピン挿通部842に回転方向ガイドピン844が挿通されて、駆動軸84が外側の円筒部81内に回転方向ガイドピン844と進退方向ガイド819bとを案内にして所定の距離だけ進退可能に、かつこの回転方向ガイドピン844と回転方向ガイド819aとを案内にして所定の回転角度だけ回転可能に組み立てられる。そして、外側の円筒部81の小径部813上にコイルスプリング96が巻き付けられ、係止部85が駆動軸84の先端にコイルスプリング96を介して既述のとおりに取り付けられて、駆動軸94の軸方向に対して直角方向に向けて突出される。
このようにして内側の円筒部82の外周部に形成された進退方向ガイド827に駆動軸94の基端部側のピン挿通部841に通された進退方向ガイドピン843が係合され、外側の円筒部81の小径部813に形成された回転方向ガイド819a及び進退方向ガイド819bに駆動軸84の先端部側のピン挿通部842に通された回転方向ガイドピン844が係合され、これら進退方向ガイド827及び進退方向ガイドピン843、回転方向ガイド819a、進退方向ガイド819b及び回転方向ガイドピン844の案内により、内側の円筒部82の一方向の回転運動により、駆動軸84を内側の円筒部82の回転方向に所定の角度だけ回転案内し、駆動軸84が当該回転方向に所定の角度だけ回転した地点で駆動軸84を内側の円筒部82の軸上を後退方向に移動案内し、内側の円筒部82の他方向の回転運動により、駆動軸84を内側の円筒部82の軸上を前進方向に移動案内し、駆動軸84が内側の円筒部82内を所定の距離だけ前進移動した地点で駆動軸84を内側の円筒部82の回転方向に所定の角度だけ回転案内する形式のガイド機構86が構成される。
図14に延長枠を示している。図14に示すように、延長枠Lは、アルミダイカストにより一体に成形され、外側一方の面が任意のコーナー形状を呈し、内側他方の面の両端部にそれぞれ箱形の高さ方向及び幅方向に延びる複数の凸部が突設され、箱形の正面及び/又は背面の各コーナーCの延長をなす延長コーナーブロック61と、アルミ押出材からなり、外側一方の面がフラットで内側他方の面に延長コーナーブロック61の高さ方向又は幅方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されてなる延長枠構成フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠Fの各辺と対応する長さにカットされ、各延長コーナーブロック61間に連結される延長枠構成フレーム62とを備えて構成される。
この場合、延長コーナーブロック61は、図15に示すように、外側一方の面611が斜めの略フラット面をなし、内側他方の面612はコーナーブロック1の前部に設けられたガイド面125と同様のガイド面613が形成され、その上下端部にそれぞれ箱形の高さ方向及び幅方向に延びる複数の凸部614、615が形成される。この場合、内側他方の面612の上端部、下端部にそれぞれ、対称的に、複数の同じ平板状の凸部614、615が並列に形成される。なお、各凸部614、615(の側面)にねじ穴が設けられる。また、この延長コーナーブロック61の場合、後部に内側方向に適宜の段差を付けて後方に突出し、コーナーブロック1のガイド面125に係合可能なガイド凸形形状部616が形成される。これは、ラック本体Aの正面及び背面と正面側及び背面側の各延長枠Lとの間に設けられ、正面側及び背面側の各延長枠Lをラック本体Aの正面及び背面に位置決めし保持するための位置決めガイドG2の他方をなすガイド凸起になっている。また、この場合、ガイド凸形形状部616の突出端に内方に向けて直角に突状部617が形成され、この突状部617に一方の面から他方の面に向けてねじ挿通部618が貫通形成される。これは、延長枠Lとラック本体Aとを結合するねじを通すためのもので、このねじ挿通部618はラック本体Aのコーナーブロック1のめねじ(ナット)124に対向されるようになっている。このようにして、1つのラックR1につき8個の延長コーナーブロック61により、箱形の正面側及び背面側の各延長枠Lの各コーナーが構成される。
延長枠構成フレーム62は、図16及び図17に示すように、枠構成フレーム2及び蓋枠構成フレーム72に連接可能な大きさ及び形状の前側、後側の複数の分割フレーム601、602からなる。これらの分割フレーム601、602は(図16、図17参照)、他のフレームと同様に、アルミ押出材からなり、外側一方の面(621)がフラットで内側他方の面(622)に延長コーナーブロック61の高さ方向又は幅さ方向の凸部614、615が嵌合可能な凹部(624、625)が形成され、さらに前後の分割フレーム601、602間で相互に連接可能な凸状部(623)が形成されてなる延長枠構成フレーム基材から、箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の各枠fの各辺の長さにカットされて、各延長コーナーブロック61間に連結される。なお、凹部(624、625)(の側面)にねじ穴が設けられる。このようにして、1つのラックR1につき、図16に示す2組の上下の複数の分割フレーム601、602、図17に示す2組の左右の複数の分割フレーム601、602により、箱形の正面側及び背面側の各延長枠Lの各枠が構成される。
このようにしてラック本体A、延長枠L及び蓋B1、B2の構成部品が形成され、それぞれ、次のようにして組み立てられる。
図1及び図2に示すように、ラック本体Aの場合、箱形の各コーナーをなす8個のコーナーブロック1と、箱形の正面及び背面の各枠を構成する8本の枠構成フレーム2と、箱形の正面側及び背面側の各枠間を繋ぐ4本の奥行フレーム3とを、各コーナーブロック1の高さ方向、幅方向及び奥行方向の各凸部121、122、126及び123と枠構成フレーム2の各凹部形状部221、222、226及び223、及び奥行フレーム3の各凹部形状部(略台形の内部空間をなす断面形状)との係合とこの係合部分のねじ固定によりそれぞれ組み立てるとともに、各枠構成フレーム2と各奥行フレーム3とにより構成される上下左右の各面にパネル4(上下のパネル、左右のパネル)を各枠構成フレーム2と各奥行フレーム3の各側縁の各溝224、321に組み入れて、ラック本体Aを組み立てる。
すなわち、まず、正面側、背面側の枠F1、F2毎に、各コーナーブロック1の高さ方向の各凸部121を枠構成フレーム2をなす左右の各フレーム202の各凹部形状部221に差し込み、各コーナーブロック1間に左右の各フレーム202を連結し、同様に、各コーナーブロック1の幅方向の各凸部122を枠構成フレーム2をなす上下の各フレーム201の各凹部形状部222に差し込み、各コーナーブロック1間に上下の各フレーム201を連結し、各連結部をねじを用いて固定する。この場合、各枠構成フレーム2の凹部形状部221、222の連結部付近の周面にねじ穴が設けられているので、このねじ穴にねじを締結して、当該凹状形状部221、222内に差し込まれた各コーナーブロック1の凸部121、122を締め込み固定する。これにより、正面側及び背面側の各枠Fが組み立てられる。
続いて、これら正面側、背面側の各コーナーブロック1の奥行方向の各凸部123を奥行フレーム3の各凹部形状部に差し込んで連結し、各連結部をねじを介して固定して、正面側の枠Fの各コーナーブロック1と背面側の枠Fの各コーナーブロック1との間を奥行フレーム3で繋いでいき、これと同時に、各枠構成フレーム2の上下のフレーム201と上下の各奥行フレーム3とにより構成される上下の各面に上下のパネル4を、各枠構成フレーム2の左右のフレーム202と上下の各奥行フレーム3とにより構成される左右の各面に左右のパネル4を、それぞれ、各枠構成フレーム2及び各奥行フレーム3の各側縁の各溝224、321に挿入して組み入れる。これにより、ラック本体Aが組み立てられる。
箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の場合、正面及び背面の各蓋B1、B2の各コーナーをなす蓋コーナーブロック71と、正面及び背面の各蓋B1、B2の各枠を構成する蓋枠構成フレーム72とを、蓋コーナーブロック71の幅方向及び高さ方向の凸部714と蓋枠構成フレーム72の凹部724との係合とこの係合部分のねじ固定により組み立てるとともに、各蓋枠構成フレーム72により構成される正面及び背面の各面に蓋パネル73を組み入れて、正面及び背面の各蓋B1、B2を組み立てる。
すなわち、正面、背面の各蓋B1、B2毎に、各蓋コーナーブロック71の幅方向の各凸部714を蓋枠構成フレーム72をなす上下の各フレーム72Lの各凹部724に差し込み、各蓋コーナーブロック71間に上下の各フレーム72Lを連結し、同様に、各蓋コーナーブロック71の高さ方向の各凸部714を蓋枠構成フレーム72の左右の各フレーム72Sの各凹部724に差し込み、各蓋コーナーブロック71間に左右の各フレーム72Sを連結し、各連結部をねじを用いて固定する。この場合(図8参照)、各蓋コーナーブロック71の幅方向及び高さ方向の各凸部714の蓋枠構成フレーム72の各凹部724への差し込みとともに各蓋コーナーブロック71の各凹部715に蓋枠構成フレーム72の各凸部725が嵌り込み、蓋コーナーブロック71の凹部715にねじ挿通部が設けられ、蓋枠構成フレーム72の凸部725にねじ穴が設けられているので、このねじ挿通部にねじを通し、ねじ穴に締結して、各蓋コーナーブロック71と各蓋枠構成フレーム72を連結固定する。これにより、正面及び背面の各蓋B1、B2が組み立てられる。
そして、ラック本体Aの正面及び背面に、正面及び背面の各蓋B1、B2を合わせ、各蓋B1、B2の蓋枠構成フレーム72に蓋ロック部材8を装着し枠構成フレーム2に係合させてロックし、ラック本体Aと各蓋B1、B2とを結合する。
この場合、蓋コーナーブロック71にガイド凸起716を有し、コーナーブロック1にガイド係合部125を有し、ラック本体Aの正面及び背面と正面及び背面の各蓋B1、B2との間に、ラック本体Aの正面及び背面に正面及び背面の各蓋B1、B2を位置決めし保持するための位置決めガイドG1が設けられているので、この位置決めガイドG1の案内及び支持により、正面及び背面の各蓋B1、B2をそれぞれラック本体Aの正面及び背面に簡単かつ確実に位置合わせし、連接した状態に保持することができる。また、この場合(図9、図10参照)、4個の蓋ロック部材8が蓋枠構成フレーム72の4隅近傍に形成されたロック部材挿通部に挿通固定される。これらの蓋ロック部材8はそれぞれ、外側の円筒部81の中径部812がロック部材挿通部に通されて、この中径部812に六角ナット80がワッシャー97を介して螺合され、外側の円筒部81の大径部811と六角ナット80とによりロック部材挿通部の周囲を挟持して取り付けられる。
そして、ハンドル83の初期位置(この場合、駆動軸84が外側の円筒部81から最大限に突出し、係止部85がラック本体A側の被係合部に対して離脱されており、また、ハンドル83はハンドルの軸832が内側の円筒部82の溝形の中空部823及び外側の円筒部81の一方の溝816を通して外側の円筒部81の軸方向に対して直角に倒伏されて折り畳まれた状態)から、ハンドル83を引き起こし、ハンドルの軸832を作動連結位置にして、このハンドル83を所定の一方向に一定の角度(この場合、略90°)まで回転操作すると、外側の円筒部81内で内側の円筒部82がハンドル83と一体に回転され、この蓋ロック部材8のガイド機構86の作用により、内側の円筒部82内で駆動軸84が同方向に回転するとともに係止部85が同方向に回動して枠構成フレーム2に設けられた所定の被係合部に係合し、ハンドル83をさらに同方向に一定の角度(この場合、略30°)まで回転すると、外側の円筒部81内で内側の円筒部82がハンドル83と一体に回転され、この蓋ロック部材8のガイド機構86の作用により、内側の円筒部82内で駆動軸84が後退運動するとともに係止部85が同方向に移動して枠構成フレーム2と蓋枠構成フレーム72とを相互に引き寄せる方向に加圧され、各構成フレーム2、72が圧接された状態で、ラック本体Aと蓋B1、B2がロックされる。このようにしてラック本体Aと蓋B1、B2をロック状態にすると、内側の円筒部82の溝形の中空部823の外周部開口824と外側の円筒部81の大径部811の一方の溝816が一致して連通し、ハンドルの軸832が直角に回動可能となり、ハンドル83をこの中空部823及び溝816に向けて倒し、ハンドルの軸832をこの中空部823及び溝816を通して大径部811の軸方向に対して直角に倒伏して、作動連結解除位置にすると、この中空部823及び溝816と軸832との係合によりハンドル83の回転方向の動きが規制されてハンドル83がロックされ、これにより蓋ロック部材8の緩みが防止されて、ラック本体Aと蓋B1、B2との確実なロック状態が得られる。また、この場合、ハンドル83を倒すことで、このハンドル83が蓋B1、B2の外周縁部をなす蓋枠構成フレーム72の外側縁部の高さ内に収められる。
また、この中空部823及び溝816を通して倒伏されたハンドル83を反対に90°回動して作動連結位置に引き起こすと、この中空部823及び溝816と軸832との係合が外れてハンドル83のロックが解除される。そして、ハンドル83を他方向、つまり反対方向に一定の角度(この場合、略30°)までに回転すると、外側の円筒部81内で内側の円筒部82がハンドル83と一体に回転され、この蓋ロック部材8のガイド機構86の作用により、内側の円筒部82内で駆動軸84が前進運動するとともに係止部85が同方向に移動して枠構成フレーム2と蓋枠構成フレーム72とを相互に引き寄せる方向の加圧力が解除されて、各構成フレーム2、72間の接触が緩められ、ハンドル83をさらに同方向に一定の角度(この場合、略90°)まで回転すると、外側の円筒部81内で内側の円筒部82がハンドル83と一体に回転され、この蓋ロック部材8のガイド機構86の作用により、内側の円筒部82内で駆動軸84が同方向に回転するとともに係止部85が同方向に回動して枠構成フレーム2に設けられた所定の被係合部に対する係合が解除され、ラック本体Aと蓋B1、B2とのロック状態が解除される。
また、ラック本体Aの正面側及び/又は背面側の各枠Fと正面の蓋B1の枠f及び/又は背面の蓋B2の枠fとの間に延長枠Lを介在し、ラック本体Aの長さを調整する場合は、延長枠Lが併せて組み立てられ、ラック本体Aと各蓋B1、B2又はその一方との間に組み入れられる。
この場合、図14に示すように、正面及び/又は背面の各延長枠Lの各コーナーをなす延長コーナーブロック61と、正面及び/又は背面の各延長枠Lの各枠を構成する延長枠構成フレーム62とを、延長コーナーブロック61の幅方向及び高さ方向の凸部615、614と延長枠構成フレーム62の凹部625、624との係合とこの係合部分のねじ固定により組み立てる。
すなわち、正面、背面の延長枠L毎に、各延長コーナーブロック61の幅方向の各凸部615を延長枠構成フレーム62をなす上下の各分割フレーム601、602の凹部625に差し込み、各延長コーナーブロック61間に上下の各分割フレーム601、602を連結し、同様に、各延長コーナーブロック61の高さ方向の各凸部614を延長枠構成フレーム62をなす左右の各分割フレームフレーム601、602の凹部624に差し込み、各延長コーナーブロック61間に左右の各分割フレーム601、602を連結し、各連結部をねじを用いて固定する。これにより、正面、背面の各延長枠Lが組み立てられる。
そして、ラック本体Aの正面及び/又は背面に、ラック本体Aと延長枠Lとの間の位置決めガイドG2により、正面及び/又は背面の各延長枠Lを合わせ、各延長枠Lの延長枠構成フレーム62の四隅のねじ挿通部618にねじを通し、枠構成フレーム2に締結して、ラック本体Aと延長枠Lとを結合する。
このようにして今度はこの延長枠Lに蓋B1、B2を結合する。この場合、正面及び/又は背面の延長枠Lに、正面及び/又は背面の各蓋B1、B2を合わせ、各蓋B1、B2の蓋枠構成フレーム72に蓋ロック部材8を装着し延長枠構成フレーム72の所定の被係合部に係合させてロックし、延長枠Lと蓋B1、B2とを結合する。この蓋ロック部材8による延長枠構成フレーム72に対するロック及びロック解除は既述の蓋ロック部材8による枠構成フレーム2に対するロック及びロック解除と同様である。
この機器収納ラックR1はまた、取手、脚及びキャスターなど各種の付属品を備え、ラック本体Aに、これらの付属品を取り付けるための各種の付属品の取付構造を備える。この取付構造は、図18に示すように、ラック本体Aの奥行フレーム3を利用し、これに付属部品の固定板33、取付部材34及びねじ35を用いて構成される。
奥行フレーム3の外側の面31は、取手、脚及びキャスターを含む各種の付属品のための取付溝になっている。
固定板33は、この取付溝31の開口側の溝幅より小さい幅で、かつ開口側の溝幅より大きく底部側の溝幅と略同じか少し小さい長さを有し、この取付溝31の内側の開口両縁部に係脱可能な平板状に形成され、表側の平面から裏側の平面に向けてねじ穴330が貫通形成される。この場合、固定板33は、奥行フレーム3の取付溝31の内側の開口両縁部に係止可能に略長方形の平板に形成され、かつ平板の4つのコーナーのうち、一方の対角線上で対向する各コーナーが面取りされて略円弧状に形成されることが好ましい。
取付部材34は、各種の付属品側に一体的に、取付溝31の両側のフランジ311間に跨って設置可能な各種の形状に形成され、固定板33のねじ穴330に対応して表側から裏側に向けてねじ穴340が貫通形成される。
ねじ35はこれらの取付部材34のねじ穴340から固定板33のねじ穴330に貫通して螺合される。
このようにして固定板33の幅方向を取付溝31の幅方向に合わせ、固定板33を取付溝31の開口を通して、奥行フレーム3の取付溝31の底面側へ挿入した後、固定板33を回転させ、固定板33の長さ方向を取付溝31の幅方向に向けて取付溝31の内側の開口両縁部に係合可能に配置し、この状態で、取付部材34を取付溝31の外側の開口両縁部間に跨って設置し、これら取付部材34及び固定板33の各ねじ穴340、330間にねじ35を通して締め込むことにより、固定板33と取付部材34をそれぞれ、取付溝31の開口両縁部に内側及び外側から圧接させて、取付部材34を取付溝31上に固定するようになっている。
取手及び脚の具体な取り付け方を図19、図20に例示している。
図19に示すように、取手36は、取付箇所一箇所に付き、取手リンク361と、固定板33と、取付部材34と、ねじ35とを備える。この場合、取手リング361は、略C字形をなす。固定板33は2つ使用され、それぞれ、既述のとおりの基本形状を有し、この固定板33の場合、長手方向両側にそれぞれねじ穴330を有する。取付部材34は2つ使用され、それぞれ、取手リング361の両端に上から被着可能で、かつ取付溝31の両側のフランジ311間に跨って設置可能な断面略三角形状に形成され、裏面側の2面結合部が取手リング361の各端部に嵌合可能な断面略半球形状に形成され、2面の各面に各固定板33のねじ穴330に対応して表側から裏側に向けてねじ穴340が貫通形成される。ねじ35は合計4本使用される。なお、この取手36は全体として奥行フレーム3の水平面の面積内に収められる大きさに形成される。
このようにして2つの固定板33の幅方向を取付溝31の幅方向に合わせ、各固定板33を取付溝31の開口を通して、取付溝31の底面側へ挿入した後、固定板33をそれぞれ回転させ、各固定板33の長さ方向を取付溝31の幅方向に向けて取付溝31の内側の開口両縁部に係合可能に配置し、この状態で、2つの取付部材34をそれぞれ取付溝31の外側の開口両縁部間に跨って設置し、これら各取付部材34及び各固定板33の各ねじ穴340、330間にねじ35を通して締め込むことにより、固定板33と取付部材34をそれぞれ、取付溝31の開口両縁部に内側及び外側から圧接させて、各取付部材34を取付溝31上に固定する。この取付部材34と固定板33とのねじ締結において、固定板33が、取付溝31の内側の開口両縁部に係止可能に略長方形の平板に形成され、かつ平板の4つのコーナーのうち、一方の対角線上で対向する各コーナーが略円弧状に形成されていることで、固定板33は取付溝31内で一方向にのみ回転可能で、他方向に回転されないため、ねじ35を取付部材34を通して固定板33に締め込む際に、この固定板33はねじ35とともに回転されることがない。なお、この取手36はラック本体Aの上部側の各コーナー中央付近に一箇所ずつ取り付けられてもよく、上部側の各コーナーの前後両端側にそれぞれ一箇所ずつ取り付けられてもよい。
また、図20に示すように、脚37は、取付部材34と一体の脚部材371と、固定板33と、ねじ35とを備える。この場合、固定板33は取手36と同様に、2つ使用され、それぞれ、既述のとおりの基本形状を有し、この固定板33の場合も、長手方向両側にそれぞれねじ穴330を有する。取付部材34は取付溝31の両側のフランジ311間に跨って設置可能な略矩形の平板状に形成され、長手方向両側にそれぞれ各固定板33のねじ穴330に対応して2つのねじ穴340が幅方向に一列にして表側から裏側に向けて貫通形成される。脚部材371は、この取付部材34の一端にラック本体Aの底面に沿って延びる固定部372と、この固定部372と取付部材34との間からラック本体A上部のコーナーの傾斜面に沿って当接可能に延びる脚形状部373とからなる。ねじ35は合計4本使用される。なお、この脚37は全体として奥行フレーム3の水平面の面積内に収められる大きさに形成される。
このようにして2つの固定板33の幅方向を取付溝31の幅方向に合わせ、各固定板33を取付溝31の開口を通して、取付溝31の底面側へ挿入した後、各固定板33を回転させ、各固定板33の長さ方向を取付溝31の幅方向に向けて取付溝31の内側の開口両縁部に係合可能に配置し、この状態で、脚部材37の固定部372をラック本体Aの底面側に沿って合わるとともに、脚部材371に一体の取付部材34を取付溝31の外側の開口両縁部間に跨って設置し、これら取付部材34及び各固定板33の各ねじ穴340、330間にねじ35を通して締め込むことにより、固定板33と取付部材34をそれぞれ、取付溝31の開口両縁部に内側及び外側から圧接させて、取付部材34を取付溝31上に固定する。この場合の固定板33の作用は既述のとおりである。
なお、この脚37はラック本体A下部の各コーナーの両端付近に1つずつ取り付けられる。
キャスターについては説明を省略するが、このキャスターの取り付け方は、基本的に、脚と同様である。なお、キャスターもまた、全体として奥行フレームの水平面の面積内に収められる大きさに形成される。
さらに、この機器収納ラックR1には、複数のラック本体A間を接続するラック接続部品10を備える。図21(a)に示すように、このラック接続部品10は、一端に一方のラック本体Aの奥行フレーム3のフランジ311に係合可能な係止爪101を有するプレートにより形成され、当該プレートの平面上にスクリューシャフト102が立設されてなる第1のフック103と、一端に他方のラック本体Aの奥行フレーム3のフランジ311に係合可能な係止爪104を有するプレートにより形成され、当該プレートの平面上に当該プレートの両端方向に延び、第1のフック103のスクリューシャフト102を挿通可能な長穴105が形成されてなり、この長穴105にスクリューシャフト102を通して第1のフック103上に重合される第2のフック106と、第2のフック106の上からスクリューシャフト102に螺合され、第2のフック106を第1のフック103に向けて押圧可能なつまみ付きのナット107とを具備する。
このようにして、図21(b)、(c)に示すように、上下方向に積み重ねられた各ラックR1又は左右方向に並置された複数のラックR1の、一方の奥行フレーム3の片側一方のフランジ311に第1又は第2のフック103、106の一方の係止部101又は104を掛け、このフック103又は106に対して他方のフック106又は103を伸縮させて第1、第2のフック103、106全体の長さを調整しながら、他方のフック106又は103の係止部104又は101を他方の奥行フレーム3の片側一方のフランジ311に掛けて、この状態で第1のフック103のスクリューシャフト102にナット107を締め込み、第2のフック106を第1のフック103に向けて押圧することにより第1、第2のフック103、106間を固定して、各ラックR1間を接続固定するようになっている。
この機器収納用ラックR1の使い方について図1、及び図22を用いて説明する。図1に示すように、この機器収納用ラックR1は、ラック本体Aと、正面及び背面の蓋B1、B2とからなるので、ラック本体Aの正面及び背面が開放された状態から、ラック本体Aにコンピュータ、通信機器、電気機器など各種の機器を収容する。また、このラック本体Aに複数の機器を上下に分けて収納する場合は、ラック本体Aの内側側面の補強プレート5又は枠構成フレーム2に必要な組数のアングルプレート55を上下に必要な間隔でねじにより取り付け、これらのアングルプレート55を使って、各機器を多段的に収容する。そして、このラックR1の使用形態に応じて、選択的に、ラック本体Aの正面、背面に蓋B1、B2を被せ付け、蓋ロック部材8を用いて蓋B1、B2をラック本体Aにロックする。この場合において、図22に示すように、複数のラックR1を上下方向に積み重ねたり、あるいは左右方向に並置したり、又は上下左右に組み合わせて設置したりする場合は、複数のラック本体A間をラック接続部品10を用いて接続することにより、各ラックR1間が確実に固定され、各ラックR1が安定的に設置される。
また、このラックR1に各種の機器を収納して搬送する場合は、ラック本体A上部側の各コーナー中央付近又は両端付近に取手36を1つずつに取り付ければ、これらの取手36により、ラックR1の上げ下ろし、搬送を容易に行うことができる。
さらに、このラックR1を設置面に脚37を用いて設置する場合は、ラック本体A下部側の各コーナーの両端付近に脚37を1つずつ取り付ける。このようにラック本体Aに脚37を取り付けていても、各ラックR1を上下方向に積み重ねることができ、この場合、各ラックR1の脚37が各ラックR1の各コーナーに沿って当接されるので、これがずれ止めになって、各ラックR1が安定される。また、この場合において、各脚37が前後方向にずれるようなことがあっても、各ラック本体Aのコーナーブロック1により各脚37の前端方向又は後端方向の動きが規制されるので、各ラックR1間のずれは確実に防止される。さらにこの場合、各脚37をラック本体Aの各コーナーブロック1とラック本体A上部側の各コーナーに取り付けられる取手37の取付部材34との間に挟持固定することにより、各脚37のずれを確実に防止することができる。また、このラックR1を設置面に移動可能に設置する必要があれば、脚37に代えて、キャスターを1つずつ取り付ければよく、ラックR1をキャスターの転動により容易に移動することができる。
以上説明したように、この機器収納用ラックR1では、ボックス型のラックとして構成し、キャビネット型のラックに比べて、全体の大きさを小さくすることができ、コンピュータ、通信機器、電気機器など各種の機器を屋内で移動したり屋外へ移動したりしようとする場合に、各種の機器をこのラックR1に収納した状態でラックR1ごと搬送、設置することができる。特に、このラックR1の場合、全体がアルミ材のブロック、フレーム及びパネルにより形成され、しかも、枠構成フレーム2が、アルミ押出材からなり、外側一方の面がフラットで内側他方の面にコーナーブロック1の高さ方向又は幅方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されるとともに、片側一方の側縁部に沿って溝を形成されてなる枠構成フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠Fの各辺の長さにカットされて、各コーナーブロック1間に連結され、奥行フレーム3が、アルミ押出材からなり、外側の面にコーナーブロックの奥行方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されるとともに内側の面の両側に沿って溝を形成されてなる枠構成フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠F間の奥行方向の各辺の長さにカットされて、各コーナーブロック1間に連結され、蓋枠構成フレーム72が、アルミ押出材からなり、外側一方の面がフラットで内側他方の面に蓋コーナーブロック71の高さ方向又は幅方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成される外側フレーム、及び外側フレームの内側他方の面に当該面に対して直角方向に延び、先端に溝を有する内側フレームからなる蓋枠構成フレーム基材から、箱形の正面及び背面の各蓋B1、B2の各枠fの各辺の長さにカットされて、各蓋コーナーブロック71間に連結され、さらに補強フレーム5が、アルミ押出材からなり、断面ハット形からなる補強フレーム基材から、奥行フレーム3間に架け渡し可能な長さにカットされて、各奥行フレーム3間に連結され、またさらに延長枠Lの延長枠構成フレーム62が、アルミ押出材からなり、外側一方の面がフラットで内側他方の面に延長コーナーブロック61の高さ方向又は幅方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されてなる延長枠構成フレーム基材から、箱形の正面及び背面の各枠Fの各辺と対応する長さにカットされて、各延長コーナーブロック61間に連結され、これらのフレームの内面側の凹部形状部を含む断面形状により、これら各フレームの剛性が高められるので、ラックR1全体の強度を顕著に向上させることができる。この場合、特に、垂直荷重に強く、また、斜めからの圧力に対しても強い剛性を維持することができ、例えば、ラックR1の搬送の際に、複数のラックR1を車両などに積み重ねて搭載しても、下のラックR1が上のラックR1の重みで変形してラックR1内の機器が損傷する恐れかなく、また、これら各種の機器を収納したラックR1を所定の設置場所に所要のレイアウトで積み上げても、同様に、下のラックR1が上のラックR1の重みで変形してラックR1内の機器が損傷する恐れもなく、各種の機器をラックR1ごと自由なレイアウトで安定的に確実に段積み配置することができる。また、この場合、蓋B1、B2の蓋パネル73が矩形状のパネルとして形成され、そのパネル面に補強用のリブ731が付けられて補強されているので、ラックR1の蓋B1、B2側に障害物などが衝突した場合でも、ラック本体A内で蓋B1、B2の内側直近まで配置される各種の機器を外部の衝撃から保護することができる。なお、このリブ371にクッション性の高い保護カバーなどが併せて取り付けられることで、その効果は一層増大する。
このようにラックR1は各種の機器を収納して自由なレイアウトで多段的に積み重ねることができることで、キャビネット型のラックと同様に利用することができ、またこれらの機器を屋内で移動したり屋外へ移動したりするような場合に、各機器をラックR1に収納した状態でラックR1ごと容易に搬送、設置することができる。また、同一の設置場所においても、これらの機器を一つのシステムとしてより使いやすいレイアウトに組み立てし直したり機器の変更又は追加により全体又は一部の機器のレイアウトを変更したりしようとする場合に、各機器をラックR1毎を出し入れして、所望のレイアウトを容易に作ることができる。
したがって、このラックR1によれば、屋内、屋外を問わず、コンピュータ、通信機器、電気機器など各種の機器の収納、搬送及び設置を簡単かつ確実に行うことができる。
また、このラックR1の場合、箱形の各コーナーをなす8個のコーナーブロック1と、箱形の正面及び背面の各枠を構成する8本の枠構成フレーム2と、箱形の正面及び背面の各枠間を繋ぐ4本の奥行きフレーム3とを、各コーナーブロック1の高さ方向、幅方向及び奥行方向の各凸部と枠構成フレーム2の各凹部形状部及び奥行フレーム3の各凹部形状部との係合とこの係合部分のねじ固定によりそれぞれ組み立てるとともに、各枠構成フレーム2と各奥行フレーム3とにより構成される上下左右の各面にパネル4(上下のパネル、左右のパネル)を各枠構成フレーム2と各奥行フレーム3の各側縁の各溝に組み入れて、ラック本体Aを組み立て、正面及び背面の各蓋B1、B2の各コーナーをなす蓋コーナーブロック71と、正面及び背面の各蓋B1、B2の各枠を構成する蓋枠構成フレーム72とを、蓋コーナーブロック71の高さ方向及び幅方向の凸部と蓋枠構成フレーム72の凹部形状部との係合とこの係合部分のねじ固定により組み立てるとともに、各蓋枠構成フレーム72により構成される正面及び背面の各面に蓋パネル73を組み入れて、正面及び背面の蓋B1、B2を組み立てるので、パネルをねじ止めすることがないなどラック本体A及び各蓋B1、B2の組み立てを簡易かつ確実に行うことができる。
さらに、このラックR1の場合、各フレーム2、3、5、73がアルミ押出材からなる各フレーム基材から必要な寸法にカットされて形成されるので、ラックR1全体の大きさを任意に変更することができ、ユーザーのニーズに容易に対応することができる。この場合、ラックR1の内部容量に合わせてミリ単位でサイズ変更が可能である。図23にサイズを小さくしたラックR2を例示した。
またさらに、このラックR1では、次のような多くの利点がある。
(1)コーナーブロック1及び蓋コーナーブロック71はそれぞれ、外側一方の面が斜めの略フラット面をなし、奥行フレーム3は奥行方向に延びる垂直面と水平面とからなり、直角をなす2面側が外側の面、反対の2面側が内側の面で、外側の面に、垂直面、水平面の2面接合部と平行の各側部からそれぞれ他方の側部に向けてフランジが突出されて、この面が、取手、脚及びキャスターを含む各種の付属品のための取付溝31をなしており、既述のとおり、この取付溝31に付属部品の固定板33、取付部材34及びねじ35を用いて、奥行フレーム3の外側の面に、取手36、脚37及びキャスターを含む各種の付属品を後付けで取り付けるようにしたので、これらの部品を必要に応じて任意にかつ強固にしかも特別の加工を不要として簡易に取り付けることができる。また、この取付部材34と固定板33とのねじ締結では、特に、固定板33が、奥行フレーム3の取付溝31の内側の開口両縁部に係止可能に略長方形の平板に形成され、かつ平板の4つのコーナーのうち、一方の対角線上で対向する各コーナーが略円弧状に形成されていることで、固定板33は取付溝31内で一方向にのみ回転可能で、他方向に回転されないため、ねじ35を取付部材34を通して固定板33に締め込む際に、この固定板33がねじ35とともに回転されることがなく、この取付部材34と固定板33とのねじ締結を容易かつ確実に行うことができる。
また、この場合、各種の付属品は奥行フレーム3の水平面の面積内に収められる大きさに形成されるので、各種の付属品をラック本体Aの各コーナーに取り付けていても、各種の付属品が各コーナーから側方へ飛び出すことがなく、複数のラックR1を横並びさせる場合に、各種の付属品が隣接するラックR1や付属品に当たることがなく、各ラックR1を隙間なく並べることができる。また、車載の場合においては、荷台に無駄なスペースを取ることがなく、ラックR1間の衝突、破損を限りなく防止することができる。
さらに、脚37について言えば、脚37がラック本体Aの両側でハの字形をなすことで、ラックR1を設置面上に安定的に置くことができることは勿論のこと、図22に示すように、複数のラックR1を積み重ねるときに、各脚37がラック本体Aの8面カットの各コーナーにジャストフィットするので、各ラックR1に多少の傾きがあったり振動が加えられたりした場合でも、各ラックR1がずれることがない。なお、この脚37によるずれ止めは、各脚37がラック本体Aの各コーナー(奥行フレーム3の外側の面)の前後両端部のコーナーブロック1で、前後方向の動きを規制されるので、脚37それ自体がそれ以上にずれることがなく、各ラックR1の確実なずれ止め効果が得られる。この場合、ラック本体Aの各コーナー(奥行フレーム3の外側の面)の前後にそれぞれ取手36が取り付けられていると、各脚37の動きをコーナーブロック1と取手36で規制することができ、これにより脚37それ自体のずれをより確実に防止することができる。
またさらに、取手36について言えば、この場合、ラック本体Aに取手36が取り付けられていると、この取手36を拡げることで、これを蓋B1、B2のハンガーとして利用することができ、この取手36を用いて蓋B1、B2を収納することができる。
(2)正面及び背面の各蓋B1、B2とラック本体Aの正面及び背面との間に、正面及び背面の各蓋B1、B2をラック本体Aの正面及び背面に位置決めし保持するための位置決めガイドG1を設けたので、この位置決めガイドG1により、ラック本体Aと正面及び背面の各蓋B1、B2との位置決めを簡易に行うことができる。
(3)蓋枠構成フレーム72は枠構成フレーム2に連接可能な大きさ及び形状に形成され、枠構成フレーム2又は蓋枠構成フレーム72の相互に対向する一方の側縁部に突状部、他方の側縁部に当該突状部が嵌合可能な溝形状部をそれぞれ有し、枠構成フレーム2と蓋枠構成フレーム72が一体的に連結されるので、ラック本体Aと正面及び背面の各蓋B1、B2とを一体的に結合することができ、意匠的デザインの向上を図ることができる。
(4)補強フレーム5及び/又は枠構成フレーム2の平面に当該フレームの長さ方向に向けて複数のナット50が埋設固定され、補強フレーム5及び/又は枠構成フレーム2上にアングルプレート55がボルト及びナットにより固定されるようにしたので、このアングルプレート55を後付けでラック本体A内の必要な位置に、必要な数だけ、簡単に取り付けることができる。
(5)ラック本体Aの長さを調整するための延長枠Lを併せて備えたので、ラック本体Aの内部にケーブルを収納する必要があるなどその許容スペースが必要な場合に、ラック本体Aの正面側及び/又は背面側の各枠Fと正面の蓋B1の枠f及び/又は背面側の蓋B2の枠fとの間に延長枠Lを介在させることで、ラック本体Aと蓋B1、B2との間にスペースを増大させてラック本体Aの内部容量を拡大することができる。
この場合、蓋B1、B2の裏側に書類、ケーブルの収納バックなどの収納物を保持可能な伸縮性を有するベルトを着脱可能に取り付けておくことにより、収納物を蓋B1、B2の裏側に固定して収納することができる。この場合、このベルトを収納物に対してクロスさせて4点締め可能に構成することにより、ケーブルが大きな巻き取りの場合でも、ケーブルをほどけない状態に保持することができる。
また、この場合、ラック本体Aの正面及び/又は背面と延長枠Lとの間、及びこの延長枠Lと正面及び/又は背面の蓋B1、B2との間に、ラック本体Aの正面及び/又は背面、延長枠L、正面及び/又は背面の蓋B1、B2を位置決めし保持するための位置決めガイドG1、G2を設けたことにより、ラック本体Aに延長枠L、蓋B1、B2をそれぞれ容易に取り付けることができる。
(6)蓋ロック部材8が、既述の構成により、蓋枠構成フレーム72に挿着されて、ハンドル83を所定の一方向に90°回転操作することにより、係止部85をラック本体A側の所定の被係合部に対して係合し、ハンドル83をさらに所定の一方向に30°回転操作することにより、枠構成フレーム2と蓋枠構成フレーム72とを相互に引き寄せる方向に圧接した状態にロックするようにしたので、ラック本体Aと蓋B1、B2とを簡単かつ確実に、しかも強固に固定することができ、また、ハンドル83の他方向への反対の回転操作により、係止部85のラック本体A側の被係合部に対する係合を解除できるので、ラック本体Aからの蓋B1、B2の取り外しもまた簡単かつ確実に行うことができる。また、ハンドル83を90°倒し、外側、内側の各円筒部81、82の各溝を通して折り畳むことにより、ハンドル83をロックすることができ、ハンドル83に振動などを受けることがあってもハンドル83の回転を防止して、ラック本体Aと蓋B1、B2との間のロックをより確実に保持することができる。さらに、ハンドル83を倒すことで、このハンドル83を蓋B1、B2の外周縁部の高さ内に収めることができるので、ラックR1のハンドル83が他のラックやラック周囲の壁面などに衝突することがない。
(7)ラック本体A、蓋B1、B2、延長枠Lは外形全体に凹凸部が少なく、平面的に形成されるので、意匠的美観に資することができ、また、ラックR1表面をネットやシートなどで覆う場合に、ネットやシートをラックR1の表面に引っ掛かることなく、容易に被せることができる。
(8)複数のラック本体A間を接続するためのラック接続部品10を併せて備え、複数のラックR1を上下方向に積み重ねたり又は左右方向に並置したり又は上下左右方向に組み合わせて設置したりする場合に、このラック接続部品10を用いて複数のラックA本体間を接続するようにしたので、各ラックR1間を簡単かつ確実に固定し、各ラックR1を安定的に設置することができる。
R1 危機収納用ラック
A ラック本体
B1 正面の蓋
B2 背面の蓋
C コーナー
F1 正面側の枠
F2 背面側の枠
S 奥行部
P 面
H 補強部材
c コーナー
f 枠
p 面
L 延長枠
1 コーナーブロック
11 外側一方の面
12 内側他方の面
121 凸部
122 凸部
123 凸部
124 雌ねじ(ナット)
125 ガイド面(ガイド係合部)
G1 位置決めガイド
126 凸部
2 枠構成フレーム
201 上下の各フレーム
202 左右の各フレーム
21 外側一方の面
22 内側他方の面
221 凹部形状部
222 凹部形状部
223 凹部形状部
224 溝
225 突状部
226 凹部形状部
3 奥行フレーム
31 外側の面(取付溝)
311 フランジ
32 内側の面
321 溝
33 固定板
330 ねじ穴
34 取付部材
340 ねじ穴
35 ねじ
36 取手
361 取手リング
37 脚
371 脚部材
372 固定部
373 脚形状部
4 パネル
5 補強フレーム
50 ナット
51 台座
52 取付ベース
520 ねじ穴
53 凸形形状部
54 ねじ
55 アングルプレート
61 延長コーナーブロック
611 外側一方の面
612 内側他方の面
613 ガイド面
614 凸部
615 凸部
616 ガイド凸形形状部(ガイド凸起)
G2 位置決めガイド
617 突状部
618 ねじ挿通部
62 延長枠構成フレーム
601、602 分割フレーム
621 外側一方の面
622 内側他方の面
623 突状部
624 凹部
625 凹部
71 蓋コーナーブロック
711 外側一方の面
712 内側他方の面
713 突状部
714 凸部
715 凹部
716 ガイド凸形形状部(ガイド凸起)
72 蓋枠構成フレーム
72L 上下の各フレーム
72S 左右の各フレーム
72a 外側フレーム
72b 内側フレーム
721 外側一方の面
722 内側他方の面
723 突状部
724 凹部
725 凸部
726 溝
727 溝
73 蓋パネル
731 補強用のリブ
8 蓋ロック部材
80 ナット
81 外側の円筒部
811 大径部
812 中径部
813 小径部
814 開口
815 底部開口
816 溝
817 開口
818 開口
819a 回転方向ガイド
819b 進退方向ガイド
82 内側の円筒部
821 大径部
822小径部
823 中空部
824 中空部の外周部開口
825 小さい穴
826 大きい穴
827 進退方向ガイド
828 溝
829 取付ピン
83 ハンドル
831 グリップ
832 軸
84 駆動軸
840 雌ねじ
841 ピン挿通部
842 ピン挿通部
843 進退方向ガイドピン
844 回転方向ガイドピン
85 係止部
850 軸挿通部
86 ガイド機構
90 鋼球
91 ディテントスプリング
92 座金
93 ねじ
94 ピン
95 パッキン
96 コイルスプリング
97 ワッシャー
10 ラック接続部品
101 係止爪
102 スクリューシャフト
103 第1のフック
104 係止爪
105 長穴
106 第2のフック
107 つまみ付きのナット

Claims (13)

  1. 正面、背面、平面、底面及び左右両側面を有し、全体が箱形に構成され、各種の機器を収納する機器収納用ラックにおいて、
    アルミダイカストにより一体に成形され、外側一方の面が任意のコーナー形状を呈し、内側他方の面の両端部及び一側部にそれぞれ箱形の高さ方向、幅方向及び奥行方向に延びる複数の凸部が突設され、箱形の各コーナーをなすコーナーブロックと、
    アルミ押出材からなり、外側一方の面がフラットで内側他方の面に前記コーナーブロックの前記高さ方向又は幅方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されるとともに、片側一方の側縁部に沿って溝を形成されてなる枠構成フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠の各辺の長さにカットされ、前記各コーナーブロック間に連結されて、箱形の正面側及び背面側の各枠を構成する枠構成フレームと、
    アルミ押出材からなり、外側の面又は内側の面の一方に前記コーナーブロックの前記奥行方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されるとともに内側の面の両側に沿って溝を形成されてなる奥行フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠間の奥行方向の各辺の長さにカットされ、前記各コーナーブロック間に連結されて、箱形の正面側及び背面側の各枠間を繋ぐ奥行きフレームと、
    アルミ板からなり、前記コーナーブロックと前記枠構成フレームと前記奥行フレームとにより構成される箱形の上下左右の各面に前記枠構成フレーム及び前記奥行フレームの各側縁の各溝に挿入して組み入れ可能に形成され、箱形の上下左右の各面をなすパネルと、
    アルミダイカストにより一体に成形され、外側一方の面が任意のコーナー形状を呈し、内側他方の面の両端部にそれぞれ箱形の高さ方向及び幅方向に延びる複数の凸部が突設され、箱形の正面及び背面の各蓋の各コーナーをなす蓋コーナーブロックと、
    アルミ押出材からなり、外側一方の面が任意のコーナー形状を呈し、内側他方の面に前記蓋コーナーブロックの前記高さ方向又は幅方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成される外側フレーム、及び前記外側フレームの内側他方の面に当該面に対して直角方向に延び、先端に溝を有する内側フレームからなる蓋枠構成フレーム基材から、箱形の正面及び背面の各蓋の各枠の各辺の長さにカットされ、前記各蓋コーナーブロック間に連結されて、箱形の正面及び背面の各蓋の各枠を構成する蓋枠構成フレームと、
    アルミ板からなり、前記蓋コーナーブロックと前記蓋枠構成フレームとにより構成される前記正面及び背面の各蓋の枠内の面に前記各蓋枠構成フレームの内側フレームの各溝に挿入して組み入れ可能に形成され、箱形の正面及び背面の各蓋の各面をなす蓋パネルと、
    前記正面及び背面の各蓋の前記蓋枠構成フレームに装着され、前記蓋枠構成フレームと前記枠構成フレームとを固定する蓋ロック部材と、
    を備え、
    箱形の各コーナーをなす前記コーナーブロックと、箱形の正面側及び背面側の各枠を構成する前記枠構成フレームと、箱形の正面側及び背面側の各枠間を繋ぐ奥行きフレームとを、前記コーナーブロックの高さ方向、幅方向及び奥行方向の各凸部と前記枠構成フレームの各凹部形状部及び前記奥行フレームの各凹部形状部との係合とこの係合部分のねじ固定によりそれぞれ組み立てるとともに、前記枠構成フレームと前記奥行フレームとにより構成される上下左右の各面に前記パネルを前記枠構成フレームと前記奥行フレームの各側縁の各溝に組み入れて、ラック本体を組み立て、
    箱形の正面及び背面の各蓋の各コーナーをなす前記蓋コーナーブロックと、箱形の正面及び背面の各蓋の各枠を構成する前記蓋枠構成フレームとを、前記蓋コーナーブロックの高さ方向及び幅方向の各凸部と前記蓋枠構成フレームの各凹部形状部との係合とこの係合部分のねじ固定により組み立てるとともに、前記各蓋枠構成フレームにより構成される正面及び背面の各面に前記蓋パネルを組み入れて、正面及び背面の蓋を組み立て、
    前記ラック本体の正面及び背面に、前記正面及び背面の各蓋を合わせ、前記各蓋の蓋枠構成フレームに前記ロック部材を装着し、前記蓋枠構成フレームと前記枠構成フレームとを固定して、前記ラック本体と前記蓋とを結合する、
    ことを特徴とする機器収納用ラック。
  2. コーナーブロック及び蓋コーナーブロックはそれぞれ、外側一方の面が斜めの略フラット面をなす請求項1に記載の機器収納用ラック。
  3. 奥行フレームは奥行方向に延びる垂直面と水平面とからなり、当該垂直面、水平面により直角をなす2面側が外側の面、反対の2面側が内側の面で、当該外側の面に、2面接合部と平行の各側部からそれぞれ他方の側部に向けてフランジが突出されて、前記フランジとともにコーナーブロックの奥行方向の凸部が嵌合可能な断面形状を形成され、当該内側の面に、2面接合部と平行の各側部に沿って溝が形成される請求項1又は2に記載の機器収納用ラック。
  4. 外側の面はまた、取手、脚及びキャスターを含む各種の付属品のための取付溝をなし、前記取付溝の開口側の溝幅より小さい幅で、かつ開口側の溝幅より大きく底部側の溝幅と略同じか少し小さい長さを有し、前記取付溝の内側の開口両縁部に係脱可能な平板状に形成され、表側の平面から裏側の平面に向けて貫通するねじ穴を有する固定板と、前記各種の付属品側に一体的に、前記取付溝の両側の前記フランジ間に跨って設置可能な各種の形状に形成され、前記固定板のねじ穴に対応して表側から裏側に向けて貫通するねじ穴を有する取付部材と、前記取付部材のねじ穴から前記固定板のねじ穴に貫通して螺合されるねじとを付属部品として有し、前記固定板の幅方向を前記取付溝の幅方向に合わせ、前記固定板を前記取付溝の開口を通して、前記取付溝の底面側へ挿入した後、前記固定板を回転させ、前記固定板の長さ方向を前記取付溝の幅方向に向けて前記取付溝の内側の開口両縁部に係合可能に配置し、この状態で、前記取付部材を前記取付溝の外側で前記フランジ間に跨って設置し、前記取付部材及び前記固定板の前記各ねじ穴間に前記ねじを通して締め込むことにより、前記固定板と前記取付部材をそれぞれ、前記取付溝のフランジに内側及び外側から圧接させて、前記取付部材を前記取付溝上に固定する形式の各種の付属品の取付構造を具備する請求項3に記載の機器収納用ラック。
  5. 各種の付属品は奥行フレームの水平面の面積内に収められる大きさに形成される請求項4に記載の機器収納用ラック。
  6. 固定板は、取付溝の内側の開口両縁部に係止可能に略長方形の平板に形成され、かつ4つのコーナーのうち、一方の対角線上で対向する各コーナーが略円弧状に形成される請求項4又は5に記載の機器収納用ラック。
  7. 正面及び背面の各蓋とラック本体の正面及び背面との間に、前記正面及び背面の各蓋を前記ラック本体の正面及び背面に位置決めし保持するための位置決めガイドを有する請求項1乃至6のいずれかに記載の機器収納用ラック。
  8. 蓋ロック部材は、外側の円筒部と、前記外側の円筒部内に回転可能に嵌挿される内側の円筒部、及び前記内側の円筒部の基端部に当該円筒部の軸方向に対して直角方向に回動可能に取り付けられ、前記外側の円筒部内で前記内側の円筒部を回転操作するためのハンドルと、前記内側の円筒部内に回転可能にかつ進退可能に挿通され、前記外側及び内側の各円筒部の先端から突出する駆動軸、及び前記駆動軸の先端側に当該軸方向に対して直角方向に向けて突設され、ラック本体側の所定の被係合部に係止可能な係止部と、前記外側の円筒部及び前記内側の円筒部と前記駆動軸との間に形成され、前記内側の円筒部の一方向の回転運動により、前記駆動軸を前記内側の円筒部の回転方向に所定の角度だけ回転案内し、前記駆動軸が当該回転方向に所定の角度だけ回転した地点で前記駆動軸を前記内側の円筒部の軸上を後退方向に移動案内し、前記内側の円筒部の他方向の回転運動により、前記駆動軸を前記内側の円筒部の軸上を前進方向に移動案内し、前記駆動軸が前記内側の円筒部内を所定の距離だけ前進移動した地点で前記駆動軸を前記内側の円筒部の回転方向に所定の角度だけ回転案内するガイド機構とを備え、前記外側の円筒部が前記蓋枠構成フレームに挿着され、前記ハンドルの一方向の回転操作により、前記係止部を前記ラック本体側の所定の被係合部に対して係合し、前記枠構成フレームと前記蓋枠構成フレームとを相互に引き寄せる方向に圧接した状態にロックし、前記ハンドルの他方向の回転操作により、前記係止部の前記ラック本体側の所定の被係合部に対する係合を解除する請求項1乃至7のいずれかに記載の機器収納用ラック。
  9. アルミ押出材からなり、断面ハット形からなる補強フレーム基材から、奥行フレーム間に架け渡し可能な長さにカットされ、前記各奥行フレーム間にねじ固定され、枠構成フレームと並設する補強フレームを併せて備える請求項1乃至8のいずれかに記載の機器収納用ラック。
  10. 補強フレーム及び/又は枠構成フレームの内面に当該フレームの長さ方向に向けて複数のナットが埋設固定され、前記補強フレーム及び/又は前記枠構成フレーム上にアングルプレートがボルト及びナットにより着脱可能に取り付けられる請求項9に記載の機器収納用ラック。
  11. アルミダイカストにより一体に成形され、外側一方の面が任意のコーナー形状を呈し、内側他方の面の両端部にそれぞれ箱形の高さ方向及び幅方向に延びる複数の凸部が突設され、箱形の正面及び/又は背面の各コーナーの延長をなす延長コーナーブロックと、アルミ押出材からなり、外側一方の面がフラットで内側他方の面に前記延長コーナーブロックの前記高さ方向又は幅方向の凸部が嵌合可能な凹部形状部を長さ方向に連続して形成されてなる延長枠構成フレーム基材から、箱形の正面側及び背面側の各枠の各辺と対応する長さにカットされ、前記各延長コーナーブロック間に連結されて、箱形の正面側及び/又は背面側の各枠と正面の蓋の枠及び/又は背面の蓋の枠との間に介在され、ラック本体の長さを調整する延長枠を併せて備える請求項1乃至10のいずれかに記載の機器収納用ラック。
  12. ラック本体の正面及び/又は背面と延長枠との間、及び前記延長枠と正面及び/又は背面の蓋との間に、前記ラック本体の正面及び/又は背面、前記延長枠、前記正面及び/又は背面の蓋を位置決めし保持するための位置決めガイドを有する請求項11に記載の機器収納用ラック。
  13. 複数のラック本体間を接続するためのラック接続部品を備え、前記ラック接続部品は、一端に一方のラック本体の奥行フレームのフランジに係合可能な係止爪を有するプレートからなり、当該プレートの平面上にスクリューシャフトを立設される第1のフックと、一端に他方のラック本体の奥行フレームのフランジに係合可能な係止爪を有するプレートからなり、当該プレートの平面上に当該プレートの両端方向に延び、前記第1のフックのスクリューシャフトを挿通可能な長穴を有し、当該長穴に前記スクリューシャフトを通して前記第1のフック上に重合される第2のフックと、前記第2のフックの上から前記スクリューシャフトに螺合され、前記第2のフックを前記第1のフックに向けて押圧可能なつまみ付きのナットとを具備する請求項3又は4に記載の機器収納用ラック。
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