JP2013130765A - レンズの着色方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易にレンズ面に着色膜を形成することができるレンズの製造方法を提供する。
【解決手段】レンズ60に向けて着色膜80の材料を含む機能液を液滴として吐出して、前記レンズの面に前記機能液を塗布し、塗布された前記機能液を固化して、前記レンズ上に前記着色膜を形成する着色膜形成工程を含み、前記着色膜形成工程では、前記レンズに向けて前記着色膜の材料を含む紫外線硬化型インク80aを前記液滴として吐出して、前記レンズの面に前記紫外線硬化型インクを塗布するとともに、塗布された前記紫外線硬化型インクに紫外線を照射する。
【選択図】図2
【解決手段】レンズ60に向けて着色膜80の材料を含む機能液を液滴として吐出して、前記レンズの面に前記機能液を塗布し、塗布された前記機能液を固化して、前記レンズ上に前記着色膜を形成する着色膜形成工程を含み、前記着色膜形成工程では、前記レンズに向けて前記着色膜の材料を含む紫外線硬化型インク80aを前記液滴として吐出して、前記レンズの面に前記紫外線硬化型インクを塗布するとともに、塗布された前記紫外線硬化型インクに紫外線を照射する。
【選択図】図2
Description
本発明は、レンズの着色方法に関する。
従来、フィルム上に染料保持層を形成し、形成された染料保持層に昇華性染料を塗布した後、昇華性染料が塗布された染料保持層をフィルムから剥離し、昇華性染料が塗布された面をレンズ面に密着させ、加熱することにより昇華性染料をレンズ面に昇華転写するレンズの着色方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記の方法では、フィルム上に染料保持層を形成するとともに、昇華性染料をレンズ面に転写する際に加熱する必要があるため、レンズの着色方法が複雑化してしまう、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかるレンズの着色方法は、レンズに向けて着色膜の材料を含む機能液を液滴として吐出して、前記レンズの面に前記機能液を塗布し、塗布された前記機能液を固化して、前記レンズ上に前記着色膜を形成する着色膜形成工程を含むことを特徴とする。
この構成によれば、レンズ面に直接機能液を塗布し、塗布された機能液を固化することにより、容易にレンズ面に着色膜を形成することができる。
[適用例2]上記適用例にかかるレンズの着色方法の前記着色膜形成工程では、前記レンズに向けて前記着色膜の材料を含む紫外線硬化型インクを前記液滴として吐出して、前記レンズの面に前記紫外線硬化型インクを塗布するとともに、塗布された前記紫外線硬化型インクに紫外線を照射することを特徴とする。
この構成によれば、レンズ面に塗布された紫外線硬化型インクは、紫外線の照射によって粘度が高まり、流動性が低下する。従って、例えば、レンズ面の曲面に紫外線硬化型インクが塗布された場合であっても、レンズ面の所望の位置に所望の着色膜を形成することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせて示している。
(液滴吐出装置の構成)
まず、液滴吐出装置の構成について説明する。液滴吐出装置は、例えば、レンズ等のワーク上に着色膜を形成する装置である。図1は、液滴吐出装置の構成を示す概略図である。図1に示すように、液滴吐出装置1は、着色膜の材料を含む機能液を液滴として吐出する吐出ヘッド22を含むヘッドユニット20と、ヘッドユニット20をX軸方向に移動させる移動部(図示せず)と、ワークを載置するステージ30等と、これらの部材を制御する制御部(図示せず)等を備えている。
まず、液滴吐出装置の構成について説明する。液滴吐出装置は、例えば、レンズ等のワーク上に着色膜を形成する装置である。図1は、液滴吐出装置の構成を示す概略図である。図1に示すように、液滴吐出装置1は、着色膜の材料を含む機能液を液滴として吐出する吐出ヘッド22を含むヘッドユニット20と、ヘッドユニット20をX軸方向に移動させる移動部(図示せず)と、ワークを載置するステージ30等と、これらの部材を制御する制御部(図示せず)等を備えている。
また、本実施形態では、着色膜の材料となる機能液としての紫外線硬化型インクを用いており、ヘッドユニット20は、紫外線硬化型インクを液滴として吐出する吐出ヘッド22と、吐出された紫外線硬化型インクに紫外線を照射する紫外線照射部23を備えている。紫外線硬化型インクは、一般的には重合性化合物、重合開始剤および着色剤等から構成され、紫外線を照射されることにより重合性化合物が重合硬化し、着色剤を含む重合性化合物による着色膜(重合膜)を形成するものである。
吐出ヘッド22は、例えば、圧力発生手段としての圧電素子を備えたインクジェットヘッドである。なお、圧力発生手段として、振動板と電極との間に静電気を発生させて、静電気力によって振動板を変形させてノズルから液滴を吐出させるいわゆる静電式アクチュエーターなどを使用してもよい。さらには、発熱体を用いてノズル内に泡を発生させ、その泡によって機能液を液滴として吐出させる構成を有する吐出ヘッドであってもよい。
紫外線照射部23は、X軸方向における吐出ヘッド22の両端部に備えられている。紫外線照射部23は、紫外線光源を備え、当該紫外線光源から紫外線が照射される。なお、紫外線光源は、例えば、LED、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等適宜適用することができる。
ヘッドユニット20は、移動部(図示せず)によってX軸方向に移動(走査)可能に構成され、ヘッドユニット20を移動させながら、ワークに向けて吐出ヘッド22から紫外線硬化型インクを吐出するととともに、紫外線照射部23から紫外線を照射させて紫外線硬化型インクを固化することにより、ワーク上に着色膜を形成することができる。
(レンズの着色方法)
次に、レンズの着色方法について説明する。レンズの着色方法は、レンズに向けて着色膜の材料を含む機能液を液滴として吐出して、レンズの面に機能液を塗布し、塗布された機能液を固化して、レンズ上に着色膜を形成する着色膜形成工程を含むものである。また、本実施形態の着色膜形成工程では、レンズに向けて着色膜の材料を含む紫外線硬化型インクを液滴として吐出して、レンズの面に紫外線硬化型インクを塗布するとともに、塗布された紫外線硬化型インクに紫外線を照射するものである。なお、本実施形態では、上記の液滴吐出装置1を用いてレンズ60を着色する方法について説明する。以下、具体的に説明する。
次に、レンズの着色方法について説明する。レンズの着色方法は、レンズに向けて着色膜の材料を含む機能液を液滴として吐出して、レンズの面に機能液を塗布し、塗布された機能液を固化して、レンズ上に着色膜を形成する着色膜形成工程を含むものである。また、本実施形態の着色膜形成工程では、レンズに向けて着色膜の材料を含む紫外線硬化型インクを液滴として吐出して、レンズの面に紫外線硬化型インクを塗布するとともに、塗布された紫外線硬化型インクに紫外線を照射するものである。なお、本実施形態では、上記の液滴吐出装置1を用いてレンズ60を着色する方法について説明する。以下、具体的に説明する。
着色膜形成工程では、まず、図2(a)に示すように、ステージ30上にレンズ60を載置する。レンズ60は、特に限定されるものではなく、例えば、プラスチック眼鏡レンズ、コンタクトレンズ、調光用レンズ、サングラス、カメラレンズ、望遠鏡レンズ、拡大鏡レンズ、プロジェクターレンズ、ピックアップレンズ、マイクロレンズ等の各種レンズを適用することができる。
そして、ヘッドユニット20をX軸方向に移動させながら、吐出ヘッド22からレンズ60に向けて着色膜の材料を含む紫外線硬化型インクを液滴として吐出し、レンズ60上に紫外線硬化型インク80aを塗布する。これと同時期に、塗布された紫外線硬化型インク80aに対して紫外線照射部23から紫外線を照射し、塗布された紫外線硬化型インク80aを固化させ、着色膜80を形成する。
以上、上記の工程を経ることにより、図2(b)に示すように、着色膜80を備えたレンズ90が形成される。
以上、上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
レンズ60上に直に紫外線硬化型インク80aを塗布し、塗布した紫外線硬化型インク80aに対して紫外線を照射して固化させた。これにより、紫外線硬化型インク80aの流動性が低下し、レンズ60上における紫外線硬化型インク80aのずれが低減され、容易にレンズ60の所定の位置に着色膜80を形成することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、レンズ60上に着色膜80を一層形成したが、これに限定されない。例えば、レンズ60上に着色膜80を複数層形成してもよい。この場合、レンズ60上に塗布された紫外線硬化型インク80aを固化して着色膜80を形成した後に、当該着色膜80上に別の紫外線硬化型インク80aを塗布し、その後、固化する。これを複数回繰り返して、所望の着色膜を積層形成すればよい。なお、各着色膜80の色材は同じでもよいし、異なるものであってもよい。このようにすれば、容易に形状や色材等のバリエーションを持たせたレンズ90を形成することができる。
(変形例2)上記実施形態では、レンズ60上の全面に着色膜80を形成したが、これに限定されない。例えば、レンズ60の一部分に着色膜80を形成してもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例3)上記実施形態では、凹面を有するレンズ60に対して着色膜80の形成方法について説明したが、レンズ60の形状等は特に限定されない。凹面の他、凸面、球面、回転対称非球面やトーリック面等のレンズ面を有するレンズ60に適用することができる。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例4)上記実施形態では、機能液としての紫外線硬化型インクを例に挙げて説明したが、これに限定されない。機能液として、例えば、熱硬化型インク等を適用してもよい。このようにしても、容易にレンズ60上に着色膜80を形成することができる。
1…液滴吐出装置、20…ヘッドユニット、22…吐出ヘッド、23…紫外線照射部、30…ステージ、60…レンズ、80…着色膜、80a…紫外線硬化型インク、90…着色膜を備えたレンズ。
Claims (2)
- レンズに向けて着色膜の材料を含む機能液を液滴として吐出して、前記レンズの面に前記機能液を塗布し、塗布された前記機能液を固化して、前記レンズ上に前記着色膜を形成する着色膜形成工程を含むことを特徴とするレンズの着色方法。
- 請求項1に記載のレンズの着色方法において、
前記着色膜形成工程では、
前記レンズに向けて前記着色膜の材料を含む紫外線硬化型インクを前記液滴として吐出して、前記レンズの面に前記紫外線硬化型インクを塗布するとともに、塗布された前記紫外線硬化型インクに紫外線を照射することを特徴とするレンズの着色方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011280995A JP2013130765A (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | レンズの着色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011280995A JP2013130765A (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | レンズの着色方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013130765A true JP2013130765A (ja) | 2013-07-04 |
Family
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2013130765A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN117302841A (zh) * | 2023-10-17 | 2023-12-29 | 江苏学泰印务有限公司 | 用于uv固化的自动输送装置 |
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2011
- 2011-12-22 JP JP2011280995A patent/JP2013130765A/ja active Pending
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CN117302841B (zh) * | 2023-10-17 | 2024-05-07 | 江苏学泰印务有限公司 | 用于uv固化的自动输送装置 |
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