JP2013129952A - トンネル掘削機 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャンバー内において排出装置の排出口に挟まった塊状の掘削物を破砕する簡単な構造のカッター手段をカッターヘッドの背面側に設けたトンネル掘削機を提供する。
【解決手段】カッターヘッド2と、カッターヘッド2の背面側のチャンバー4と、このチャンバー4を仕切る隔壁5と、チャンバー4内の掘削物を排出する排出装置7とを備えたトンネル掘削機1において、カッターヘッド2の背面側に、チャンバー4内において排出装置7の排出口8aに挟まった塊状の掘削物を破砕するカッター手段20を設けた。カッター手段20はローラ支持部材と、このローラ支持部材に遊転自在に支持されたローラカッターとで構成され、カッターヘッド2が回転するときローラカッターが排出口8aの前面近傍を通過するよう配設される。さらにカッター手段20は攪拌機能と、隔壁5に付着した付着物を剥離する機能も有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トンネル掘削機に関し、特にカッターヘッドの背面側に、チャンバーから掘削物を排出する排出装置の排出口に挟まった塊状の掘削物を破砕するカッター手段を設けたトンネル掘削機に関する。
トンネル掘削機は、通常、カッターヘッドと、カッターヘッドの背面側のチャンバーと、チャンバーを仕切る隔壁と、掘削機本体と、胴部材(前部胴、後部胴)と、カッターヘッドを回転駆動する回転駆動機構と、掘削物をチャンバー内から排出する排出装置と、複数のシールドジャッキと、複数の中折れジャッキと、トンネル内面をセグメンドなどの覆工部材で覆工するエレクタ等を備えている。
前記排出装置としては、通常、チャンバー内の掘削物をスクリューコンベアで排出する泥土式排出装置、或いはチャンバー内に送水管から送水し掘削物を泥水にして排泥管により排出する泥水式排出装置が採用されている。
特許文献1には、泥土式排出装置を備えた上記のようなトンネル掘削機が記載されている。このトンネル掘削機においては、カッターヘッドを隔壁に対して進退可能に構成し、チャンバー内の底部に滞留する塊状の礫を破砕する左右1対の削岩機を設け、排出装置の排出口付近に塊状の礫が滞留した場合には、カッターヘッドを後退させてカッターヘッドと隔壁とで塊状の礫を挟持固定した状態で、1対の削岩機を駆動して破砕するように構成している。
特許文献2には、泥土式排出装置を備えた上記のようなトンネル掘削機が記載されている。このトンネル掘削機においては、チャンバー内に硬質塊状の掘削物を所定の粒径に破砕する破砕装置が設けられている。
この破砕装置は、前胴の前端の内周部にリング状の固定刃であって後方程小径化するテーパ面に多数の固定ビットを突設した固定刃と、カッターヘッドと一体的に回転する3つの回転刃であって後方程大径化するテーパ面に多数の回転ビットを突設した3つの回転刃とを備え、固定刃と回転刃とで硬質塊状の掘削物を破砕するように構成している。
特開2007−327246号公報 特開2004−68383号公報
トンネル掘削機によりトンネルを掘削中に、排出装置で排出できないような大きな玉石や岩の破片等の塊状の掘削物がチャンバー内に導入されると、それらがチャンバー内の底部に滞留し、排出装着の排出口に挟まったりして排出装置の機能が低下又は停止したり、カッターヘッドの背面に装備された攪拌装置と衝突して攪拌装置が破損したり、カッターヘッドが回転不能になって掘削不能になったりする場合がある。
特許文献1のトンネル掘削機では、上記の課題と、それを解決する1つの解決手段を開示しているものの、カッターヘッドを進退可能に構成しなければならないので、トンネル掘削機の構造が複雑化し、製作費が高価になる。また、削岩機を隔壁の背面側に設置するため隔壁の背面側の機内のスペースが狭くなる。
特許文献2のトンネル掘削機では、上記の課題と、それを解決する1つの解決手段を開示しているものの、前胴の前端の内周部にリング状の固定刃を設け、3つの大きな回転刃を設けるため、トンネル掘削機の構造が複雑化し、製作費が高価になる。
本発明の目的は、チャンバー内において排出装置の排出口に挟まった塊状の掘削物を破砕する簡単な構造のカッター手段をカッターヘッドの背面側に設けたトンネル掘削機を提供することである。
請求項1のトンネル掘削機は、カッターヘッドを前端部に備えたトンネル掘削機において、前記カッターヘッドの切羽と反対側の背面側にカッターヘッドに固定されたカッター手段を設けたことを特徴としている。
請求項2のトンネル掘削機は、請求項1に記載のトンネル掘削機において、さらに、カッターヘッドの切羽と反対側の背面側のチャンバーと、このチャンバーを仕切る隔壁と、チャンバー内の掘削物を排出する排出装置とを備え、前記カッター手段は、前記チャンバー内において前記排出装置の排出口に挟まった塊状の掘削物を破砕するように構成されたことを特徴としている。
請求項3のトンネル掘削機は、請求項2の発明において、前記カッターヘッドの軸心から前記カッター手段のカッター部材までの半径が、前記カッターヘッドの軸心に対する前記排出口の内周側半径よりも大きく且つ前記排出口の外周側半径よりも小さく設定されたことを特徴としている。
請求項4のトンネル掘削機は、請求項2の発明において、前記カッター手段のカッター部材は、その隔壁側の後端が前記隔壁のチャンバー側の前面近傍に位置するように配設され、前記カッター手段は、チャンバー内の掘削物を攪拌する攪拌機能を有することを特徴としている。
請求項5のトンネル掘削機は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、前記カッター手段のカッター部材を交換可能に前記カッターヘッドに取り付けたことを特徴としている。
請求項6のトンネル掘削機は、請求項1〜5の何れか1項の発明において、前記カッター部材がローラーカッターであることを特徴としている。
請求項7のトンネル掘削機は、請求項1〜6の何れか1項の発明において、前記カッターヘッドの背面に、前記カッター手段とは異なる1又は複数の攪拌装置を設けたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、カッターヘッドの切羽と反対側の背面側にカッターヘッドに固定されたカッター手段を設けたため、カッターヘッドの背面側のチャンバー内の塊状の掘削物を破砕することができる。カッター手段は、カッターヘッドに固定して設けられたため、構造が簡単で安価に製作できる。
請求項2の発明によれば、前記カッター手段が、前記チャンバー内において排出装置の排出口に挟まった塊状の掘削物を破砕するように構成されているため、排出口に挟まった塊状の掘削物を確実に破砕して排出装置により排出可能になる。しかも、カッター手段は、一般的なトンネル掘削機や、既存のトンネル掘削機にも採用可能である。
請求項3の発明によれば、カッターヘッドの軸心からカッター手段のカッター部材までの半径が、カッターヘッドの軸心に対する排出口の内周側半径よりも大きく且つ排出口の外周側半径よりも小さく設定されているため、排出口に挟まった塊状の掘削物を確実に破砕することができる。
請求項4の発明によれば、カッター部材の隔壁側後端が隔壁のチャンバー側の前面近傍に位置しているため、隔壁と協働して塊状の掘削物を破砕できるだけでなく、隔壁の前面に付着した付着物を剥離する機能も発揮する。カッター手段は、チャンバー内の掘削物を攪拌する攪拌機能を有するため、チャンバー内の掘削物を攪拌する機攪拌性能が向上する。
請求項5の発明によれば、カッター手段のカッター部材を交換可能にカッターヘッドに取り付けたため、カッター部材が破損した場合や摩耗した場合に、新たなカッター部材と交換することができる。
請求項6の発明によれば、前記カッター部材がローラーカッターであるため、大きな玉石や、岩石の塊等を確実に破砕することができる。
請求項7の発明によれば、前記カッターヘッドの背面に、前記カッター手段とは異なる1又は複数の攪拌装置を設けたため、チャンバー内の掘削物を確実に攪拌することができる。
本発明の実施例1のトンネル掘削機の前端側部分の要部縦断面図である。 カッターヘッドの正面図である。 カッターヘッドの背面の概略図である。 カッター手段の背面図である。 カッター手段の側面図である。 カッター手段のローラーカッターの交換を説明する説明図である。 実施例2のトンネル掘削機の前端側部分の要部縦断面図である。 図7のトンネル掘削機のカッターヘッドの背面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。但し、実施例は一例を示すものに過ぎず、この実施例に限定されるのではない。
本実施例は、カッターヘッドにローラーカッターを有し、泥水式排出装置を装備したトンネル掘削機に本発明を適用した場合の一例である。
図1〜図3には、トンネル掘削機1の前端側部分のみを図示してある。
このトンネル掘削機1は、基本的に、カッターヘッド2、前胴部材3(前端部のみ図示)、カッターヘッド2の切羽側と反対側の背面側のチャンバー4、チャンバー4の切羽側と反対側の後端を仕切る隔壁5、後胴部材(図示略)、掘削機本体6(前端部のみ図示)、カッターヘッド2を回転駆動する為の回転駆動機構(図示略)、複数のシールドジャッキ(図示略)、複数の中折れジャッキ(図示略)、掘削物を排出する泥水式の排出装置7(排水管8と送水管9の一部のみ図示)、セグメント等の覆工部材を覆工するエレクタ装置(図示略)などを有する一般的な構造のものである。
カッターヘッド2は、回転駆動機構で回転駆動されるリング状フレーム10に複数の連結部材11を介して夫々連結支持されて半径方向へ延びる複数のカッタースポーク12、これらカッタースポーク12の外周端に連結された外周リング13、複数のカッタースポーク12に夫々装備された複数のローラーカッター14、カッタースポーク12同士間の外周近傍部に装備された複数のローラーカッター15などを有する。
更に、カッターヘッド2の背面(後面)には、2つのロッド状の攪拌装置16、3つの角筒状の攪拌装置17、チャンバー4内の外周側の掘削物を隔壁5側へ移送させる機能を有する4つの攪拌装置18、本願特有のカッター手段20であって、前記攪拌装置16〜18と異なるカッター手段20などが設けられている。本実施例では、1組のカッター手段20を装備した場合を例として説明するが、複数組のカッター手段20を装備してもよい。
前記カッター手段20は、チャンバー4内において排出装置7の排出口8aに挟まった塊状の掘削物を破砕することを主なる目的とするものであるが、偏平な塊状の掘削物については隔壁5と協働して破砕することもできる。
図1、図3〜図6に示すように、カッター手段20は、カッタースポーク12の背面に固定されて後方へ突出するローラ支持部材21と、このローラ支持部材21の後端部分に取り外し可能に取り付けられたローラーカッター22(カッター部材)とを備えている。
図3に示すように、ローラーカッター22のローラ軸はカッターヘッド2の軸心Xに対する放射方向(半径方向)に向けられている。尚、図5に図示の矢印Aはカッターヘッド2の回転方向(つまり、カッター手段20の周回方向)を示し、矢印Bは後方を示す。
ローラ支持部材21は、矩形の角筒状に形成されてその前端部がカッタースポーク12に溶接にて固着され、ローラ支持部材21の後端部が開放されている。ローラ支持部材21は、1対の側板23と、1対の側板23の一端部に固着された連結板26と、1対の側板23の他端部の前部に固着された前後長の短い小連結板27とで構成されている。ローラ支持部材21の後端側部分の表面(但し、こば面を含む)には、メッシュ状の溶接肉盛りからなるハードフェーシングが施されている。
ローラーカッター22のローラーカッター本体は、硬質の耐摩耗性の鋼材で構成され、その外周部の軸方向中央部には鋭角的に尖らせた環状刃22aが形成されている。ローラーカッター本体は、ローラ軸部材に遊転自在に支持され、ローラーカッター22の前部がローラ支持部材21内に挿入され、ローラ軸部材の両端の断面正方形状の角軸部28がローラ支持部材21の1対の側板23に回転不能に支持されており、ローラーカッター22の後端側部分がローラ支持部材21よりも後方へ突出している。
カッター手段20のローラーカッター22は、その後端が隔壁5の前面近傍に、例えば、隔壁5との間に約2,3cmの隙間を空けるように配設されている。カッター手段20は、カッターヘッド2の背面からチャンバー4内へ突出しているため、カッターヘッド2が回転駆動されるとき、チャンバー4内の掘削物を攪拌する攪拌機能を有する。
カッター手段20は、主として、排出装置7の排出口8aに挟まった塊状の掘削物を破砕するものであるため、図3に示すように、カッターヘッド2の軸心Xからローラーカッター22までの半径Rが、前記軸心Xに対する排出口8aの内周側半径R1よりも大きく且つ排出口8aの外周側半径R2よりも小さく設定される。それ故、カッターヘッド2が回転するとき、ローラーカッター22が排出口8aの中心近傍部の前方を通過し、排出口8aに挟まった塊状の掘削物を破砕するように構成されている。
カッター手段20のローラーカッター22は、ローラ支持部材21に交換可能に取り付けられている。図5、図6に示すように、ローラー支持部材21の各側板23は、側板本体24とキャップ板25とを有し、キャップ板25は1対のボルト29,30でもって側板本体24に固定されている。
側板本体24の後端部の中央部には前記角軸部28の前半部を受容する軸受容部24aが形成され、この軸受容部24aに対してカッターヘッド2の回転方向に隣接する部位にはキャップ板25の係合脚部25aを係合させる係合凹部24bが形成され、この係合凹部24bに対してカッターヘッド2の回転方向に隣接する部位の後端面24cは、図6に示すように軸受容部24aの前端と同一平面になっている。
キャップ板25の後端部の中央部には角軸部28の後半部を受容する軸受容部25bが形成され、この軸受容部25bに対してカッターヘッド2の回転方向に隣接する部位には、前記の係合脚部25aが形成されている。
図6に示すように、ローラーカッター22を交換する場合には、両側の側板23において、キャップ板25を固定している1対のボルト29,30を緩めて、側板本体24のボルト穴の後端から離脱した状態にし、キャップ板25を後方移動させて係合脚部25aを係合凹部24bから離脱させ、次にキャップ板25を矢印Aの方向へ移動させることで、キャップ板25を取り外し、その後ローラーカッター22を矢印Aの方向へ移動させることで、ローラーカッター22を取り外す。その後、別の新規のローラーカッターを上記とは逆の手順にて組付けるものとする。尚、1対の側板23間に小連結板27を設けたため、ローラーカッター22を矢印Aの方向へ取り外すときにローラーカッター22の前部を通過させる通過経路が形成されている。
次に、以上説明したトンネル掘削機1とカッター手段20の作用、効果について説明する。カッターヘッド2を回転させながらカッターヘッド2により切羽を掘削して行く際、排出装置7の送水管9から送水しつつ、排水管8から土砂や泥水を排出しながら掘削していく。この掘削中に、排出口8aから排出不能な塊状の掘削物(大きめの玉石や岩石の破片)が、カッタースポーク12の間の隙間からチャンバー4内に導入されると、それらが順次チャンバー4の底部に滞留し始め、排出口8aに部分的に挟まって停止状態になったり、複数の塊状の掘削物が滞留して停止状態になったりしたとき、カッターヘッド2と共に回転するローラーカッター22がその掘削物に衝突し、その衝突の反力が排出口8aの近傍部の隔壁5で受け止められるため、その掘削物が確実に破砕され、塊状の掘削物が小さな破片状に破砕される。そのため、排出装置7による掘削物の排出が円滑に行われる。
そして、カッターヘッド2と共にローラーカッター22が回転するとき、隔壁5の前面のうちローラーカッター22の回転軌跡に対応する部位に付着している土砂などの掘削物が、ローラーカッター22により剥離除去される。カッター手段20は、カッターヘッド2のカッタースポーク12の背面からチャンバー4内へ突出しているため、カッター手段20が回転すると、チャンバー4内の掘削物は攪拌される。
ローラーカッター22に作用する荷重はローラ支持部材21とカッタースポーク12により確実に支持されると共に、キャップ板25に作用する荷重は、係合脚部25aと係合凹部24bを介して確実に支持される。しかも、ローラーカッター22の交換の際、図6に図示のように、キャップ板25を取り外し、ローラーカッター22を矢印Aの方向へ移動させることで、ローラーカッター22を取り外すことができるため、隔壁5と干渉することなく、簡単に円滑に取り外すことができる。
カッター手段20は、カッターヘッド2の背面に付設する小型のものであるため、構造が簡単で安価に製作可能であるうえ、一般的なトンネル掘削機や既存のトンネル掘削機に適用することもできる。カッター手段20の設置のために隔壁5の後方のスペースを必要としないので、スペース的にも有利である。
このト実施例2のトンネル掘削機では、前記カッター手段20の他に、第2のカッター手段 を設けたものであり、前記トンネル掘削機1と同じ構成には同じ参照符号を付して説明を省略する。図7、図8に示すように、第2のカッター手段40は、前記カッター手段20が設けられたカッタースポーク12と異なるカッタースポーク12に設けられている。この第2のカッター手段40は、軸心をカッターヘッド2の軸心と平行方向に向けて、チャンバー4内の前胴部材3の内周面の近くに配設されたローラーカッター42と、このローラーカッター42を支持するローラ支持部材21Aとで構成されている。
前記ローラーカッター42と前胴部材3の内周面との間には約60〜100mm程度の隙間が形成されており、カッターヘッド2の回転と協働して、チャンバー4内の底部に滞留する塊状の掘削物(大きめの玉石や岩石の破片)を破砕するように構成されている。
ローラ支持部材21Aは、カッタースポーク12から後方へ延びる張出し板21Bと、この張出し板21Bに固定された1対の側板23A及び1対の連結板26A,27A(但し、27Aは図示略)とで構成されている。
前記1対の側板23A及び1対の連結板26A,27Aは、実施例1の1対の側板23及び1対の連結板26,27と同様のものであり、ローラーカッター42を取り外して交換可能に構成してある。この第2のカッター手段40を設けるため、チャンバー4内の底部に滞留する塊状の掘削物を前胴部材3と協働して確実に破砕することができる。
但し、この実施例2では、1組の第2のカッター手段40を設けた場合を例にして説明したが、2組の第2のカッター手段40を同一の又は異なるカッタースポーク12に設け、それら2つのローラーカッター42と前胴部材3の内周面との間の隙間を異なる大きさに設定してもよい。
前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
1)ローラーカッター22の交換を一層容易にするため、ローラーカッター22の回転軌跡に対応するように、隔壁5の中段部分に適当なサイズの凹部であって後方へ凹入した凹部を形成しておき、ローラーカッター22を凹部に対向する位置に位置させた状態でローラーカッター22の交換を行うように構成してもよい。
2)1組のカッター手段20に複数のローラーカッター22を装備してもよい。
3)カッターヘッド2に複数のローラーカッター14ではなく、複数のカッタービットを装備してもよく、また、カッター手段20は、ローラーカッター22に代えてカッタービットにより塊状の掘削物を破砕するように構成してもよい。
4)前記トンネル掘削機1は泥水式排出装置7を装備しているが、泥土式排出装置を装備したトンネル掘削機にも本発明を同様に適用することができる。
5)その他、当業者ならば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施例に種々の変更を付加した形態で本発明を実施することができる。
本発明は、カッターヘッドを備えた種々のトンネル掘削機に適用し、排出装置による掘削物の排出を円滑にすることができる。
1 トンネル掘削機
2 カッターヘッド
4 チャンバー
7 排出装置
8a 排出口
16,17,18 攪拌装置
20,40 カッター手段
22,42 ローラーカッター(カッター部材)

Claims (7)

  1. カッターヘッドを前端部に備えたトンネル掘削機において、
    前記カッターヘッドの切羽と反対側の背面側にカッターヘッドに固定されたカッター手段を設けたことを特徴とするトンネル掘削機。
  2. さらに、カッターヘッドの切羽と反対側の背面側のチャンバーと、このチャンバーを仕切る隔壁と、チャンバー内の掘削物を排出する排出装置とを備え、
    前記カッタ手段は、前記チャンバー内において前記排出装置の排出口に挟まった塊状の掘削物を破砕するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のトンネル掘削機。
  3. 前記カッターヘッドの軸心から前記カッター手段のカッター部材までの半径が、前記カッターヘッドの軸心に対する前記排出口の内周側半径よりも大きく且つ前記排出口の外周側半径よりも小さく設定されたことを特徴とする請求項2に記載のトンネル掘削機。
  4. 前記カッター手段のカッター部材は、その隔壁側の後端が前記隔壁のチャンバー側の前面近傍に位置するように配設され、前記カッター手段は、チャンバー内の掘削物を攪拌する攪拌機能を有することを特徴とする請求項2に記載のトンネル掘削機。
  5. 前記カッター手段のカッター部材を交換可能に前記カッターヘッドに取り付けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のトンネル掘削機。
  6. 前記カッター部材がローラーカッターであることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のトンネル掘削機。
  7. 前記カッターヘッドの背面に、前記カッター手段とは異なる1又は複数の攪拌装置を設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のトンネル掘削機。
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