JP2013129439A - パレット - Google Patents

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淳夫 眞銅
Shinichi Umeda
真一 梅田
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Abstract

【課題】別部材を取付けることなく、フォークリフトで運搬するときにフォークリフトの爪の衝撃を受け難いパレットを提供する。
【解決手段】パレットにおいて、横桁17にはデッキ材載置壁29aと下方に開口した束取付け溝31が形成してあり、デッキ材載置壁29aにデッキ材21を載置して取付けてあると共にデッキ材載置壁29aの下面を束取付け溝31の溝底にしてあり、束7、11は横桁17の長手方向に間隔をあけて配置してあり且つ束取付け溝31に挿入して横桁17に取付けてあり、横桁17の束7、11間では束取付け溝の31対向する溝壁31a、31bを各々束取付け溝31側に折り曲げて溝底に重ねてあり、溝壁31a、31bの折り曲げ部をフォークリフトの爪挿入部37とする。
【選択図】図13

Description

本発明は、物品を載置したままフォークリフト等で移動可能なパレットに関する。
非特許文献1には、間隔をあけて配置した桁の上部にデッキ材を架け渡して、桁にデッキ材を取付けたパレットが開示されている(先行技術1)。
また、この非特許文献1には、束間に桁を取付けて桁にデッキ材を取付けたパレットが開示されている(先行技術2)。
「三協マテリアル アルミパレット」カタログ 三協マテリアル株式会社 SG.09.08
しかし、パレットをフォークリフトで運搬するときには、先行技術1では、デッキ材の下にフォークリフトの爪を挿入してパレットを持ち上げるので、デッキ材が直接フォークリフトの爪を受けることになり、先行技術2では、桁の下にフォークリフトを挿入してパレットを持ち上げるので、桁が直接フォークリフトの爪を受けることになり、デッキ材や桁が直接フォークリフトの爪の衝撃を受けて損傷や破損し易いという問題があった。
これに対して、フォークリフトの爪が挿入される部分のデッキ材や桁にゴム材等を取付けることが公知であるが、パレットにゴム材等の別部材を取付ける為に部品点数が増えると共に製造に手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、デッキ材や桁に別部材を取付けることなく、フォークリフトで運搬するときにフォークリフトの爪の衝撃を受け難いパレットの提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、デッキ材と、桁と、束とを備え、桁にはデッキ材載置部と下方に開口した束取付け溝が形成してあり、デッキ材載置部にデッキ材を載置して取付けてあると共にデッキ材載置部の下面を束取付け溝の溝底にしてあり、束は桁の長手方向に間隔をあけて配置してあり且つ束取付け溝に挿入して桁に取付けてあり、桁の束間では束取付け溝の対向する溝壁を各々溝側に折り曲げて溝底に重ねてあり、溝壁の折り曲げ部をフォークリフトの爪挿入部としてあることを特徴とするパレットである。
請求項1に記載の発明によれば、パレットの運搬時にはフォークリフトの爪を桁の下に挿入するので桁が爪の衝撃を受けることになるが、フォークリフトの爪が挿入される桁の下面は溝壁を折り曲げて溝底に重ねた二重構造にしてあるので、爪の衝撃による桁の損傷や破損を防止できる。
桁の溝壁を折り曲げて加工するだけで済み、従来技術のような別部材の取付けが不要である。
本発明の実施の形態にかかるパレットの図であり、(a)は平面図、(b)正面図であり、(c)は側面図である。 本実施の形態にかかるパレット図であり、(a)は図1(a)に示すA−A断面図であり、(b)は図1(a)に示すB−B断面図である。 本発明の実施の形態にかかるパレットのコーナー部及び横桁中間部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかるパレットの製造工程における縦桁とデッキ材との組み付けを示す斜視図である。 デッキ材の図であり、(a)は図4に示すデッキ材の斜視図であり、(b)は(a)に示すA部のE−E断面図であり、(c)は(a)に示すB部の断面図であり、(d)は(a)に示すC部の断面図である。 本発明の実施の形態にかかるパレットの製造工程における縦桁とデッキ材との接合工程を示す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかるパレットの製造工程におけるデッキ組立体の斜視図である。 本発明の実施の形態にかかるパレットに用いられる各束の配置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかるパレットに用いられるデッキ組立体とコーナー束との接合工程を示す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかるパレットに用いられるデッキ組立体と縦桁束との接合工程を示す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかるパレットに用いられるデッキ組立体と横桁及び中桁と横桁束との接合工程を示す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかるパレットに用いられるデッキ組立体と中桁及び中桁束との接合工程を示す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかるパレットの製造工程を示す図であり、(a)はデッキ組立体と、コーナー束、横桁及び横桁束との組み付けを示す斜視図であり、(b)は(a)に示すF−F断面図である。
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本実施の形態に係るパレット1は、デッキ材の上に物品を載置してそのままフォークリフト等で移動するものであり、このパレット1は、図1及び図2に示すように、表面側デッキ体3と、裏面側デッキ体5と、これらのデッキ体3、5間に配置されたコーナー束(束)7と、縦桁束9と、横桁束(束)11と、中桁束13とを備えている。表面側デッキ体3及び裏面側デッキ体5は、同じ構成であるから以下の説明では、表面側デッキ体3のみについて説明する。
表面側デッキ体3は、デッキ材21と、縦桁15と、横桁(桁)17と、中桁19とで構成されている。デッキ材21は長尺であり、複数個が間隔をあけて左右方向に平行に並べてあり、各デッキ材21は長手方向の両端部21aを縦桁15に取付けてある。最も右側にあるデッキ材21の長手方向に沿う側部21bを右側の横桁17に取付けてあり、最も左側にあるデッキ材21の長手方向に沿う側部21bを左側の横桁17に取付けてある。
図4に示すように、デッキ材21には載置面部23と取付面部25とが形成されており、載置面部23がパレット1に荷物が載置される載置面になっており、載置面部23は取付面部25よりも上方に突設して形成されている。
図5(a)に示すように、デッキ材21の載置面部23は、左側部Bと右側部Cと左右の中間に位置する中間部Aとを備えており、載置面部23の各部B、C、Aには、図5(b)〜(d)に示すように、断面が直角三角形状の凸条27が長手方向に沿って形成されている。凸条27の直角三角形は、直角を形成する2辺a、bと、斜辺cとの長さの比が3:4:5であり、上端が30度の鋭角になっている。
左側部Bの凸条27は、図5(c)で示すように、斜辺cを右側に向けており、右側部Cの凸条27は、図5(d)で示すように、斜辺cを左側に向けており、互いに斜辺cを反対向きにしている。中間部Aでは、その左側の部分には斜辺cが左側を向けており、右側部分では斜辺cを右側に向けている。即ち、断面が直角三角形の凸条27は、載置面部23全体として左側から右側へ斜辺cを交互に反対向きにしてある。尚、図4、図5及び図6以外の図面では、デッキ材21の載置面にある凸条27は省略している。
図1に示すように、縦桁15と横桁17は四周に設けてあり、縦桁15と横桁17とでコーナー部4を形成している。図4に示すように、縦桁15には、内周側を向けて開口したデッキ材取付け溝29と下向きに開口した束取付け溝31とが形成されている。デッキ材取付け溝29はデッキ材載置壁(デッキ材載置部)29aの上面と、デッキ材押さえ壁29bと、デッキ材21の長手方向端部に対向する対向壁29cとで形成されており、束取付け溝31は、デッキ材載置壁29aの下面と、内周側壁(溝壁)31aと、外周側壁(溝壁)31bとで形成してあり、デッキ材載置壁29aが共通の溝壁になっている。
図4及び図6に一点鎖線で抜き出して示すように、デッキ材取付け溝29において、デッキ材押え壁29bの溝側面には、縦桁15の長手方向に沿う凸条33が平行に複数形成されている。この凸条33はデッキ材21の凸条27と直交する方向に長く形成されている。
デッキ材取付け溝29の対向壁29cには、隣合うデッキ材21、21間に対応した位置に位置決め突起35がデッキ材取付け溝29の開口側に向けて突出して形成してある。位置決め突起35は、対向壁29cを外周側から内周側に向けてプレスすることで形成してある。
図9に示すように、横桁17は、縦桁15と略同じ形状であり、デッキ材取付け溝29と束取付け溝31とが形成されているが、デッキ材押え壁29aには、凸条33及び位置決め突起35が形成さいない。また、図13(a)に示すように、横桁17には、コーナー束7と横桁束11との間に対応する位置に、フォークリフトの爪挿入部37が形成されている。爪挿入部37は、図13(b)に示すように、束取付け溝31の内周側壁31aと外周側壁31bとをデッキ材載置壁(溝底)29a側に向けて折り曲げており、フォークリフトの爪挿入部37の上面を、デッキ材載置壁29aと折り曲げた内周側壁31aと外周側壁31bとで二重構造にしている。
また、横桁17の長手方向の両端部17a、17aでは、デッキ材載置壁29a、デッキ材押え壁29b及び内周側壁31aを切除してあり、対向壁29cと外周側壁31bとで形成した面で縦桁15の端15aに当接している。
中桁19は、図1及び図2に示すように、デッキ材21の長手方向中間に配置して上面にデッキ材21が載置されている。図11に示すように、中桁19には下方に向けて開口した束取付け溝38が形成されている。
図8及び図9に示すように、コーナー束7は、平面視略L字形状を成すL型束材8であり、L型束材8は、L字の角に補強壁39を設けて一側壁8aと他側壁8bとを連結している。L字の一側壁8aと他側壁8bとには、各々先端側にタッピングホール41が形成されている。
図9に示すように、L型束材8の一側壁8aは縦桁9の束取付け溝31に入り込んで位置し、他側壁8bは横桁11の束取付け溝31に入り込んでいる。
このL型束材8の一側壁8aのタッピングホール41には、縦桁15とデッキ材21がねじ43により固定してあり、他側壁8bのタッピングホール41には、横桁17とデッキ材21がねじ45により固定してある。
図1及び図2に示すように、縦桁束9は、縦桁15の長手方向の中間部に設けてあり、図10に示すように、平面視略コ字形状を成したコ型束材10であり、中間壁10aと、中間壁10aの両側に設けた対向壁10bを有し、各対向壁10bには各々タッピングホール41が形成されている。コ型束材10の上端部は縦桁15の束取付け溝31に入り込んでおり、タッピングホール41には縦桁15のデッキ材載置壁29aとデッキ材21の取付面部25がねじ47により固定してある。
図1に示すように、横桁束11は、横桁17の長手方向中間部に設けてあると共に中桁19の長手方向端部に設けたものであり、図11に示すように、コーナー束7に用いたL型束材8と同種の束材を2つ組み合わせて構成されている。横桁束11は2つのL型束材8の一側壁8aを互いに背中合わせにしている。L型束材8の一側壁8aは、中桁19の端部において、中桁19の束取付け溝38に入り込んでおり、一側壁8aの端部に形成されたタッピングホール41に中桁19とデッキ材21とがねじ49により固定されている。L型束材8、8の他側壁8b、8bは横桁17の束取付け溝31に入り込んで他側壁8b、8bのタッピングホール41に横桁17とデッキ材21とがねじ51により固定されている。
図1及び図2に示すように、中桁束13は、中桁19の長手方向中間に配置してあり、図12に示すように、縦桁束9で用いたコ型束材10を2つ用いて、コ字の中間壁10aを背中合わせにして設けてある。この中桁束13の上端部は中桁19の束取付け溝38に入り込んでおり、合計4つのタッピングホール41に中桁19とデッキ材21とがねじ53により固定されている。
尚、図3に示すように、パレット1の各コーナー部4では、縦桁15の端と横桁17の端との当接部55を溶接して止めており、横桁束11では背中合わせにしたL型束材8、8の当接部57と、横桁束11と横桁17との当接部59とを溶接して止めている。
縦桁15、横桁17、中桁19、デッキ材21、L型束材8、コ型束材10は、各々アルミ形材でできている。
次に、本実施の形態に係るパレット1の製造方法について、説明する。
まず、図7に示すデッキ材組立体71を組み立てる。図4に示すように、各デッキ材21の長手方向の端部21aを、縦桁15のデッキ材取付け溝29に挿入する。デッキ材21の挿入は、位置決め突起35で位置決めしておこなう。
各デッキ材21を縦桁15に挿入した後、図6に示すように、下金型61と上金型63との間に、デッキ材21を装着した縦桁15を配置する。下金型61及び上金型63は、各々縦桁15の長手方向全体に渡って設けてある。下金型61には所定位置に穴あけ用のダイ65が形成してあり、上金型63にはダイ65に対応した位置にパンチ67が形成してあり、下金型61を縦桁15の束取付け溝31に配置して下金型61と上金型63とを互いに合わせる方向にプレスすることで、各デッキ材21と縦桁15とに同時にかしめ穴(かしめ接合部)69を形成する。また、上金型63には、縦桁15のデッキ材押え部29bに対応する位置に、押圧部64が形成してあり、下金型61と上金型63とのプレス時に同時に押圧部64がデッキ21とデッキ材押え部29bとをプレスする。これにより、図4に示すように、デッキ材押え部29bの凸条33とデッキ材21の凸条27とが互いに交差するようにして潰れ、摩擦接合する。
このようにして、デッキ材21の長手方向の両端部において、縦桁15とデッキ材21とを下金型61と上金型63とで、かしめ接合及び摩擦接合して、図7に示すデッキ材組立体71を形成する。
次に、図8に示すように、コーナー束7と、縦桁束9と、横桁束11と、中桁束13とを所定位置に配置する。横桁束11は、コーナー束7に用いられているL型束材8と同種のも2つを用い、互いに一側壁8a、8aを背中合わせに配置してあり、中桁束13は縦桁束9で用いられているコ型束材10と同種のもの2つを用いて、コ字の中間壁10aを互いに背中合わせにして配置する。
その後、図11に示すように、対向する横桁束11、11間に中桁19を配置して、各横桁束11と中桁束13を中桁19の束取付け溝38に入り込ませた後に、中桁19、コーナー束7、縦桁束9、横桁束11及び中桁束13の上にデッキ組立体71(図7参照)を配置する。
次に、図11に示すように、デッキ組立体71の最も左右側にあるデッキ材21の各側部21bを横桁17のデッキ材取付け溝29に入り込ませて、横桁17を取付けると共に、以下のようにして各束7、9、11、13とねじ止めする。
コーナー束7におけるねじ止めは、図9に示すように、L型束材8の一側壁8aを縦桁15の束取付け溝31に入り込ませて、縦桁15とデッキ材21を一側壁8aのタッピングホール41にねじ43で固定し、L型束材8の他側壁8bを横桁17の束取付け溝31に入り込ませて、横桁17とデッキ材21とを他側壁8bのタッピングホール41にねじ45で固定する。
縦桁束9におけるねじ止めは、図10に示すように、縦桁15の束取付け溝31にコ型束材10の上端部を入り込ませて、平面視コ字の対向壁10b、10bに設けた各タッピングホール41、41に各々デッキ材21と縦桁15をねじ47、47で固定する。
横桁束11におけるねじ止めは、図11に示すように、L型束材8を背中合わせにした一側壁8a、8aを中桁19の長手方向端部の束取付け溝38に入り込ませて、横桁束11の一側壁8a、8aにあるタッピングホール41、41に中桁19とデッキ材21とをねじ49で固定し、他側壁8b、8bの上端部を横桁17の束取付け溝31に入り込ませて、横桁17とデッキ材21とをねじ51、51で固定する。
尚、横桁17の内周側壁31aには、横桁束11の背中合わせにしてある一側壁8a、8aに対応する位置にスリットが形成してあり、一側壁8a、8aが入り込むようになっている。
中桁束13におけるねじ止めは、図12に示すように、背中合わせにしたコ型束材10、10の上端部を中桁19の束取付け溝38に入り込ませて、デッキ材21と中桁19とをねじ53で固定する。
上述したように各束7、9、11、13に表面側デッキ体3を組立てた後、上下を逆さにして、各束7、9、11、13の上端に表面側デッキ体3と同様にして裏面側デッキ体5を組み立てる。
そして、図3に示すように、縦桁15の端と横桁17の端との当接部55を溶接し、横桁束11の2つのL型束材8、8の背合わせ箇所57と横桁17との当接部59を溶接する。
次に、本実施の形態に係るパレット1の作用効果について説明する。
パレット1の運搬時には、フォークリフトの爪を横桁17の爪挿入部37に挿入するので横桁17が爪の衝撃を受けることになるが、フォークリフトの爪が挿入される横桁17の下面は内周側壁31aと外周側壁31bとをデッキ材載置壁29a側に折り曲げて重ねた二重構造にしてあるので、爪の衝撃による横桁17の損傷や破損を防止できる。
また、横桁17の内周側壁31a、外周側壁31bを折り曲げて加工するだけなので、ゴム材等を取付ける場合に比較して別部材の取付けが不要であるから、部品点数の増加がなく且つパレット1の製造が容易にできる。
本実施の形態にかかるパレット1によれば、四周に配置した縦桁15と横桁17において、各コーナー束7、縦桁束9、横桁束11はデッキ材21と共にねじ43、45、47、49で固定しており、これらを溶接により接合していないので、溶接にかかる時間が省略でき且つこれらの各構成部材の位置決めをしながら固定できるから、製造効率が高いと共にこれらを溶接する場合に要求される肉厚が必要ないので軽量にすることができる。
例えば、パレットの製造時間は従来の溶接による製造と比較して1/10であり、リベットによる製造に比較して1/3であった。
また、ねじ43、45、47、49、51,53を外すことによりパレット1を構成しているデッキ材21、縦桁15、横桁17及び束材7、9、11を各々交換することができる。したがって、これらの構成部材が劣化したり、損傷した場合には任意に交換できるので、パレット1の耐用年数を長くできる。
中桁19がデッキ材21の長手方向中間部を受けているので、デッキ材21の強度を高めることができる。
コーナー束7にはL型束材8を用いており、縦桁15と横桁17とデッキ材21との3つの部材を一箇所で纏めて固定しているので、作業効率が良い。
横桁束11には、横桁17と中桁19とデッキ材21との3つの構成部材を纏めて固定しているので、作業効率が良い。
横桁束11には、L型束材8と同種の束材を2つ組み合わせて用いることができるので、部品種類を少なくすることができる。
縦桁束9にコ字型束材10を用いているので、安定であると共に筒型のものに比較して使用材料を少なくできる。
縦桁束9にコ字型束材10を用いており、中桁束13は、縦桁束9で用いたコ字型束材10と同種のものを2つ合わせて用いているので、縦桁束9と横桁束13に同種のものを用いることができるので、部品種類を少なくできる。
縦桁15のデッキ材押え部29bとデッキ材21の端部とを圧接することで、図4に示すように、デッキ材21の凸条27と縦桁15の凸条33とが互いに交差して潰れて摩擦接合すると共に縦桁15のデッキ載置部29aとデッキ材21の取付面部25をかしめ接合して、デッキ材21と縦桁17とを接合してあるので、縦桁15とデッキ材21との仮固定が容易にでき、このようにして仮固定したデッキ材組立体71(図7参照)とすることで、パレット1の製造が容易にできる。また、コーナー束7及び縦桁束9に、縦桁15とデッキ材21とを同時にねじ止めするときに、ねじ止め作業がし易い。
図5に示すように、デッキ材21の表面に形成した凸条27は断面が直角三角形状であり、直角三角形の斜辺cをデッキ材21の長手方向と直交する方向に向けてあるから、凸条27の上端が鋭角になるので、凸条27の上端がパレット1に載置した物品の下面に掛かり易く、物品の滑り防止性を高めることができる。
凸条27は、左側(一方側)と右側(他方側)で直角三角形の斜辺cの向きを反対にしてあるので、斜辺cの向きにより滑り防止性が異なる場合でも、デッキ表面全体で一様に高い滑り防止性を得ることができる。
凸条27は断面が直角三角形状であり、デッキ材21から垂直に突出する辺bを有するので、例えば二等辺三角形のようにデッキ材21から突出する辺b、cが共に傾斜辺の場合に比較して、デッキ材表面に載置した物品の掛かりを高め、更に物品の滑り防止を高めることができる。
パレット1のコーナー部4では、縦桁15の端と横桁17の端とを溶接しているので、コーナー部4の小口の切り口に作業者等が引っ掛けて、傷を負うのを防止できる。また、同じ作業姿勢で、表面側デッキ体3と裏面側デッキ体5の縦桁15と横桁17を合計4箇所を溶接固定できるから、作業性が良い。
図3に示すように、横桁束11において、L型束材8と同種の束材を2つ背中合わせにした箇所を溶接して固定しているので、L型束材8が分離するのを防止できる。
L型束材8と横桁17との当接部を溶接しているので、横桁束11と横桁17との接合強度を高めることができる。また、横桁束11と横桁17とを固定できるので、接合強度を高めることができると共に2つのL型束材8、8と上下の横桁17、17との合計4部材を同じ作業姿勢で溶接固定できるから、作業性が良い。
更に、縦桁15及び横桁17と、デッキ材7とは溶接しないので、各桁15、17、19とデッキ材21とに被膜処理したアルミニウム形材を用いることができ、被膜処理したアルミニウム形材を用いた場合にはパレット1が傷つき難く且つ酸化を防止できる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、パレット1は、裏面側デッキ体5を設けないで、各束7、9、11、13の上側にのみ表面側デッキ体3のみを設けるものであってもよい。
コーナー部の当接部55の溶接、横桁束11における背中合わせのL型束材8、8の当接部57の溶接及び横桁束11と横桁17との当接部59の溶接はしなくても良い。
1 パレット
7 コーナー束
11 横桁束
17 横桁
21 デッキ材
29a デッキ材載置壁(デッキ材載置部)
31 束取付け溝
31a 内周側壁(溝壁)
31b 外周側壁(溝壁)
37 フォークリフトの爪挿入部

Claims (1)

  1. デッキ材と、桁と、束とを備え、桁にはデッキ材載置部と下方に開口した束取付け溝が形成してあり、デッキ材載置部にデッキ材を載置して取付けてあると共にデッキ材載置部の下面を束取付け溝の溝底にしてあり、束は桁の長手方向に間隔をあけて配置してあり且つ束取付け溝に挿入して桁に取付けてあり、桁の束間では束取付け溝の対向する溝壁を各々溝側に折り曲げて溝底に重ねてあり、溝壁の折り曲げ部をフォークリフトの爪挿入部としてあることを特徴とするパレット。
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