JP2013129372A - 鉄道車両の幌着脱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業員又は乗務員が手作業で行う幌の連結作業及び解結作業を、迅速かつ確実に行うことを可能とする。
【解決手段】一方の車両の幌受枠16に対して、他方の車両に乗車した作業員により、他方の車両の幌枠28を一方の車両の幌受枠16へと当接させる。この際、他方の車両の幌枠28に形成された挿通穴28aに、一方の車両の幌受枠16から突出するフック18を挿通すると共に、幌受枠16から突出する押込みノブ26を、幌枠28により押込む。そして、エア回路22の制御弁24を切換え、エアシリンダ20へと、フック18を駆動するためのエアを供給する。エアの供給を受けてエアシリンダ20が駆動され、他方の車両の幌枠28に形成された挿通穴28aに挿通された、一方の車両の幌受枠16から突出するフック18を、幌枠28の保持位置へと作動させ、幌枠28を幌受枠16に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両の幌着脱装置に関するものである。
鉄道車両の運用方法として、従来から、二両以上の車両を連結して一編成を構成する場合に、前後の車両の妻面開口部を幌でつなぐことにより、各車両間を乗客が自由に往来することを可能としている。
又、乗客の利便性の向上や線路容量の有効活用を図る等の理由から、列車が始発駅から終着駅まで運転する間に、異なる始発駅の列車あるいは異なる終着駅の列車と相互に分割併合しながら運転する、いわゆる多層建て列車の運行が行われている。この多層建て列車の運行に充当される鉄道車両には、列車の分割併合作業を運転台の操作のみで円滑に行うことが可能な、自動連結器が装備されていることが多い。又、一部の車両では、併合運転に係る編成の、連結、解結作業の際に、幌の連結、解結作業も自動的に行うことが可能な、自動連結幌を装備した鉄道車両も運用されている(特願2010−278250)。
なお、従来から、車両の整備や編成の組み換えの際に、幌の着脱を容易に行うことが出来るように、幌の着脱を容易とする取付け構造も発案されている(特許文献1、2参照)。
特開2007−326472号公報 特開2006−056435号公報
図7(a)には、多層建て列車を構成する鉄道車両10(10A、10B)の併合状態が示されている。ここで示される二編成の鉄道車両10A、10Bは、先頭車両(最後尾車両)の妻面に設けられた自動連結器12(12A、12B)によって、機械的かつ制御的に連結されることで、二編成間の力の伝達と制御信号の伝達とを行うことが可能となっている。又、お互いの先頭車両の妻面に開口する通路が、幌14で連結されることで、走行中であっても、二編成間を自由に行き来することが可能となっている。
なお、図示の例では、一方の編成の鉄道車両10Bの幌14Bの幌枠(図1の符号28参照)が、他方の編成の鉄道車両10Aの妻面に延びて、鉄道車両10Aに設けられた幌受枠(図1の符号16参照)に結合する態様となっている。又、双方の鉄道車両10A、10Bには、自動連結器12の電気開放器が搭載されている。又、自動連結器12の操作盤は、運転台に設けられている。
又、二編成の鉄道車両10(10A、10B)の分割時には、停車状態で、図7(b)に示されるように鉄道車両10Bの幌14Bを、もう一方の鉄道車両10Aの妻面から切離し、図7(c)に示されるように、一方の鉄道車両14Bの妻面にこれを格納してロックした後、自動連結器12A、12Bを解放する。そして、前位編成が先に出発することで、二編成の鉄道車両10A、10Bは、図7(c)に示されるように離間し、別々の終着駅へと向かうこととなる。図7において、模式的に示された自動連結器12には、いわゆる密着連結器が用いられることが多く、通常は、この密着連結器に電気的制御信号の授受に係る電気連結器及び電気解放器も併設されている。
ところで、上記幌14の連結及び解結作業については、鉄道車両が投入される路線の要請等に応じ、作業員又は乗務員が手作業で行う手動式の装置構成が望ましいケースもある。しかしながら、従来の手作業で行う連結作業は、自動連結器12A、12Bの連結後、作業者が幌先端部に設けられた幌枠を把持して幌を延ばし、連結相手の車両の幌受枠に対して幌枠を当接させる。そして、幌受枠に設けられた複数の固定ハンドルを操作して、幌受枠二幌枠を固定する作業が必要である。又、幌14の解結作業はこれと逆の作業を行う必要がある。従って、幌14の連結、解結作業や、作業完了確認を迅速に行うためには、ある程度の熟練を要するものであった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作業員又は乗務員が手作業で行う幌の連結作業及び解結作業を、迅速かつ確実に行うことが可能な幌着脱装置を、簡単な構成で提供することにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。又、各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。よって、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)鉄道車両の幌着脱装置であって、連結及び解結に係る車両のうち、一方の車両の妻面に設けられた幌受枠から突出する可動式のフックと、該フックを駆動するエアシリンダと、該エアシリンダに対するエアの供給を行うエア回路とを含み、該エア回路には、前記エアシリンダに対するエアの供給を制御する制御弁を備え、制御弁の切換え操作を行うための押込みノブが、前記幌受枠から出没自在に突出し、前記連結及び解結に係る他方の車両の妻面に固定された幌の幌枠に、前記フックの係合部が形成されていることを特徴とする鉄道車両の幌着脱装置(請求項1)。
本項に記載の鉄道車両の幌着脱装置は、幌を連結させるための操作として、連結及び解結に係る車両が少なくとも機械的に連結された状態で、連結及び解結に係る車両のうち、一方の車両の妻面に設けられた幌受枠に対して、他方の車両に乗車した作業員により、他方の車両の幌枠を一方の車両の幌受枠へと当接させるものである。この際、他方の車両の幌枠に形成された係合部に、一方の車両の幌受枠から突出するフックを係合させると共に、幌受枠から突出する押込みノブを、幌枠により押込む。そして、エア回路の制御弁を切換え操作して、フックを駆動するエアシリンダへと、エアを供給する。エアの供給を受けてエアシリンダが駆動されることで、他方の車両の幌枠に形成された係合部に係合した、一方の車両の幌受枠から突出するフックを、幌枠の保持位置へと作動させ、幌枠を幌受枠に固定するものである。
(2)上記(1)項において、前記エア回路には、エアの供給源と前記エアシリンダとの間に配置され、前記エアシリンダに対するエアの供給を制御するパイロット弁と、前記押込みノブに連動して、前記パイロット弁に対する切換え用エアの供給を制御する機械操作弁とを含み、該機械操作弁は、前記押込みノブが押込まれることで、前記パイロット弁に対し切換え用エアを供給する位置に切換わり、前記パイロット弁は、前記機械操作弁からの切換え用エアの供給を受けて、前記エアシリンダを作動させる位置に切換わり、前記エアシリンダは、前記エア供給源からのエアを受けて、前記フックが前記幌枠の解放位置から保持位置へと動作するように構成されている鉄道車両の幌着脱装置(請求項2)。
本項に記載の鉄道車両の幌着脱装置は、押込みノブによって機械操作弁を切換えて、パイロット弁に対し切換え用エアを供給することで、エアの供給源とエアシリンダとの間に配置されたパイロット弁を、エアシリンダを作動させる位置へと切換えるものである。そして、エアシリンダは、エア供給源からのエアを受けて作動することで、一方の車両の幌受枠から突出するフックを、幌枠の保持位置へと作動させ、幌枠を幌受枠に固定するものである。しかも、フックの解放位置から保持位置への作動は、連結及び解結に係る車両のうち、一方の車両の妻面に設けられた幌受枠に対し、他方の車両に乗車した作業員により、他方の車両の幌枠を当接させ、押込みノブを押込む操作に連動するものである。
(3)上記(2)項において、前記パイロット弁と前記機械操作弁とをつなぐ配管に、三方排気弁が設けられている鉄道車両の幌着脱装置(請求項3)。
本項に記載の鉄道車両の幌着脱装置は、パイロット弁と機械操作弁とをつなぐ配管に設けられた三方排気弁を、排気位置へと切換えることで、機械操作弁からパイロット弁に対し供給された、切換え用エアを排気する。これにより、パイロット弁は、初期位置へと切換わり、エアシリンダは、一方の車両の幌受枠から突出するフックを、幌枠の保持位置から解放位置へと戻し、一方の車両の幌受枠から他方の車両の幌枠を解結する。かかる幌の解結操作の完了の後、三方排気弁を排気位置からパイロット弁と機械操作弁との連通位置へと切換えることで、次の連結操作の際には、機械操作弁からパイロット弁に対し、フックが幌枠の保持位置となるように、エアシリンダを作動させる位置へと切換えるための、切換え用エアを供給することが可能となる。なお、本説明において「三方排気弁」は、3ポートを備え、そのうちの1ポートが排気ポートとして用いられる三方弁を意味するものである。
(4)上記(3)項において、前記三方排気弁は、手動切換弁を含む鉄道車両の幌着脱装置(請求項4)。
本項に記載の鉄道車両の幌着脱装置は、三方排気弁を手動で切換えることで、機械操作弁からパイロット弁に対し供給される切換え用エアの、供給又は排気を選択的に行うものである。
(5)上記(3)項において、前記三方排気弁は、自動連結器の電気解放器の開放動作に連動して、排気位置へと切り替わる電磁弁を含む鉄道車両の幌着脱装置(請求項5)。
本項に記載の鉄道車両の幌着脱装置は、三方排気弁としての電磁弁を、自動連結器の電気解放器を操作することによって切換えることで、機械操作弁からパイロット弁に対し供給されるエアの、供給又は排気を選択的に行うものである。この電磁弁は、自動連結器の電気解放器の開放動作に連動して排気位置へと切換わるものであることから、電気解放器の開放動作中以外は、電磁弁が排気位置へと切換わることはない。よって、仮に、自動連結器の不具合により電源喪失の事態となっても、機械操作弁からパイロット弁に対し供給された切換え用エアは維持され、幌枠と幌受枠との連結状態は維持されるものである。しかも、連結及び解結に係る車両のうち、一方の車両の妻面に設けられた幌受枠から突出するフックを開放するための、三方排気弁の操作を、三方排気弁を備える車両からの電気解放器の操作に連動して行うのみならず、他方の車両からの電気解放器の操作に連動して行うことも可能とするものである。
(6)上記(1)から(5)項において、前記エアシリンダは、エアの供給を受けて開放されるシリンダブレーキを備え、前記エア回路には、エアの供給源と前記エアシリンダとの間に配置され、前記エアシリンダのシリンダブレーキに対するエアの供給を制御するブレーキ操作弁が設けられている鉄道車両の幌着脱装置(請求項6)。
本項に記載の鉄道車両の幌着脱装置は、エアシリンダが、シリンダブレーキを備えており、エア回路の、エアの供給源とエアシリンダとの間に配置されたブレーキ操作弁を切換えることにより、エアシリンダのシリンダブレーキに対するエアの供給を制御するものである。そして、機械操作弁からパイロット弁に対し切換え用エアが供給され、フックが幌枠の保持位置となるようにエアシリンダを作動させる位置へと、パイロット弁が切換えられた状態で、エアシリンダのシリンダブレーキに対するエアを抜く位置に、ブレーキ操作弁を操作することで、シリンダブレーキは作動状態となり、フックによる幌枠の保持状態は維持され、幌枠と幌受枠との連結も維持される。一方、幌の解結操作の際には、エアシリンダのシリンダブレーキに対するエアを供給する位置に、ブレーキ操作弁を操作することで、シリンダブレーキは非作動状態となり、フックを、幌枠の保持位置から解放位置へと戻すように、エアシリンダを作動させることを可能とするものである。よって、仮に、不具合によりエア回路がエア喪失の事態となっても、シリンダブレーキは作動状態を維持し、幌枠と幌受枠との連結状態が維持されるものである。
(7)上記(6)項において、前記ブレーキ操作弁は、自動連結器の電気解放器に連動する電磁弁である鉄道車両の幌着脱装置(請求項7)。
本項に記載の鉄道車両の幌着脱装置は、ブレーキ操作弁としての電磁弁を、自動連結器の電気解放器を操作することによって切換え、エア供給源からシリンダブレーキに対し供給される、シリンダブレーキを非作動とするためのエアの供給又は排気を、選択的に行うものである。この電磁弁は、自動連結器の電気解放器の開放動作に連動して、排気位置へと切換わるものであることから、電気解放器の開放動作中以外は、電磁弁がシリンダブレーキに対するエア供給位置へと切換わることはない。よって、仮に、自動連結器の不具合により電源喪失の事態となっても、エア供給源からシリンダブレーキに対しエアが供給されることはなく、シリンダブレーキの作動状態は維持されるものである。
本発明はこのように構成したので、作業員又は乗務員が手作業で行う幌の連結作業及び解結作業を、迅速かつ確実に行うことが可能な幌着脱装置を、簡単な構成で提供することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る鉄道車両の幌着脱装置の構成を示す概略図であり、(a)は幌受枠を示す平面図、(b)は、幌の連結作業における幌受枠及び幌枠の連結前の状態を(a)のA−A線の位置における断面図で示したものであり、(c)は、(b)に続き、幌受枠のフックに幌受を掛けた状態を示す断面図と共に、フックを駆動するエアシリンダにエアを供給するエア回路を概略図示したものである。 (a)は、図1(c)に続き、幌受枠から突出する押込みノブを幌枠で押込んだ状態を示す断面図及びエア回路であり、(b)は(a)に続き、幌受枠から突出するフックが、幌枠の保持位置へと作動した状態を示す断面図及びエア回路である。 (a)は、図2(b)に続く幌の解結作業において、フックを駆動するエアシリンダにエアを供給するエア回路の、三方排気弁を排気位置へと切換えた状態を示す断面図及びエア回路図であり、(b)は、(a)に続き、フックが幌枠の保持位置から解放位置へと戻った状態を示す断面図及びエア回路図である。 (a)は、図3(b)に続く幌の解結作業において、幌枠により押込まれていた押込みノブが、幌受枠から突出する状態へと復帰した様子を示す断面図及びエア回路図であり、(b)は、(a)に続き、幌受枠のフックから幌受が取り外された状態を示す断面図である。 フックを駆動するエアシリンダにエアを供給するエア回路の三方排気弁として、自動連結器の電気解放器の開放動作に連動して、排気位置へと切り替わる電磁弁を用いた応用例を示す、幌着脱装置の概略構成図及びエア回路図である。 フックを駆動するエアシリンダにシリンダブレーキを備える例を示す、幌着脱装置の段面図及びエア回路図である。 (a)は二編成の鉄道車両の併合状態を、(b)は二編成の鉄道車両の分割中の状態を、(c)は二編成の鉄道車両の分割完了状態を示すものである。
以下、本発明を実施するための形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については、同一符号で示し、詳しい説明を省略する。
本発明の実施の形態に係る鉄道車両の幌着脱装置は、連結及び解結に係る車両10A、10B(図7参照)のうち、図1(c)に示されるように、一方の車両の妻面10A(図7参照)に設けられた幌受枠16から突出する可動式のフック18と、フック18を駆動するエアシリンダ20と、エアシリンダ20に対するエアの供給を行うエア回路22とを含むものである。
又、エア回路22には、エアシリンダ20に対するエアの供給を制御する制御弁24を備え、制御弁24の切換え操作を行うための押込みノブ26が、幌受枠16に設けられた穴16b(図1(b))から出没自在に突出している。そして、連結及び解結に係る他方の車両10B(図7参照)の妻面に固定された幌14の、先端に設けられた幌枠28には、フック18の係合部としての挿通穴28aが形成されている。なお、幌枠28の車内側には、連結作業の作業者が手動で、連結相手の車両の幌受枠16に対して幌枠28の着脱作業を行う際に、幌枠28を保持するためのハンドル28bが設けられている。
図示の例では、フック18は、幌受枠16の穴16a(図1(b))から突出し、その先端部が上方へと折れ曲がったL字状をなしている。又、フック18の中間部がビボッド18aにより、幌受枠16の車内側の適切な構造部分に対し、上下方向へと回動自在に軸支されている。そして、エアシリンダ20も、幌受枠16の車内側の適切な構造部分に固定されており、シリンダロッド20aが、フック18の基端部に軸着されている。なお、フック18及びエアシリンダ20は、好ましくは幌受枠16の左右2辺の上下二箇所、合計四箇所に設けられるものである。又、図示の例では、上側のエアシリンダ20Aが伸張すると、これに駆動されるフック18は解放位置となり、短縮すると保持位置となる。一方、下側のエアシリンダ20Bが短縮すると、これに駆動されるフック18は解放位置となり、伸張すると保持位置となる。
なお、図示の例では、幌枠28の挿通穴28aにL字状のフック18を係合させ、上下方向に回転させることで、幌受枠16と幌枠28とを固定させるものであるが、これに限定されるものではない。例えば、フック28の係合部は、フック28が係合した状態で、かつ、フック28が解放位置と保持位置との間を動作することが可能な形態であれば良いことから、係合穴28aに代えて、フック28の上記動作を許容するように、幌枠28から突出するブラケットを、係合部として用いることとしても良い。又、例えば、フックをT字状に形成し、その先端部を幌枠28に形成したI字状の穴に挿通して、T字状のフックを軸回りに回転させることで、フックと穴との係合、開放を行い、幌受枠16と幌枠28とを固定することとしても良い。
エア回路22には、エアシリンダ20に対するエアの供給を制御する制御弁24として、パイロット弁32と、機械操作弁34とを含んでいる。パイロット弁32は、エアの供給源30とエアシリンダ20との間に配置され、エアシリンダ20に対するエアの供給を制御するものである。又、機械操作弁34は、押込みノブ26に連動して、パイロット弁32に対する切換え用エアの供給を制御するものである。そして、パイロット弁32は、ばねによりエアシリンダ20を初期状態に保持する位置に、常時付勢されている。又、機械操作弁34は、ばねによりエア供給源30からのエアの供給を遮断する位置に、常時付勢されている。加えて、パイロット弁32と機械操作弁34とをつなぐ配管に、制御弁24としての三方排気弁36が設けられている。三方排気弁36のコックは、通常はパイロット弁32と機械操作弁34とを連通する位置に切換えられている。なお、エア供給源30としては、鉄道車両に一般的に搭載される、エアポンプ及びエア配管等を用いることが可能である。
機械操作弁34は、図2(a)に示されるように、押込みノブ26が押込まれることで、パイロット弁32に対し切換え用エアを供給する位置に切換わるものである。又、パイロット弁32は、機械操作弁34からの切換え用エアの供給を受けて切換わり、エアシリンダ20が作動して、フック18が幌枠28の解放位置(図1(b)(c)、図2(a))から保持位置(図2(b))へと動作するように、エア回路22の配管が構成されている。なお、三方排気弁36は手動切換弁である。又、押込みノブ26は、好ましくは幌受枠16の左右二辺に各々設けられるが、連結時に幌枠28は幌受枠16の全体に当接するものであることから、幌受枠16の何れか一箇所に設けられるものであっても良い。
ここで、図1〜図4を参照しながら、本発明の実施の形態に係る幌着脱装置による、幌14の連結及び解結手順を説明する。
先ず、連結及び解結に係る車両10A、10Bの、自動連結器12A、12B(図7参照)の連結後で、かつ、図1(b)に示されるように幌14の連結作業前の状態から、連結作業の作業者が幌14の先端部に設けられた幌枠28のハンドル28bを把持し、手動で幌枠28を連結相手の車両の幌受枠16に対し、幌14を延ばしていく。
そして、図1(c)に示されるように、幌枠28の挿通穴28aに、幌受枠16から突出する、解放位置にあるフック18を挿通し、幌枠28をフック18に仮掛けする。
更に、図2(a)に示されるように、幌枠28を幌受枠16へと当接させる。この際、幌受枠16から突出する押込みノブ26を、幌枠28により押込む。そして、機械操作弁34を、エア供給源30に連通する位置へと切換えて、パイロット弁32に対し切換え用エア(air)を供給する。これにより、エアシリンダ20を作動させる位置へと、パイロット弁32を切換える。
そして、エア供給源30から供給されるエアにより、エアシリンダ20が作動し、幌受枠16から突出するフック18を、図2(b)に示されるように、幌枠28の保持位置へと作動させ、幌枠28を幌受枠16に固定する。以上により、幌14の連結作業が完了する。
続いて、幌14の解結作業の際には、三方開放弁36のコックを手動操作して、パイロット弁32と機械操作弁34とを遮断する。そして、図3(a)に示されるように、パイロット弁32に対し供給されていた切換え用エア(air)を、三方開放弁36の排気ポートから排気する。これにより、パイロット弁32は初期位置(図1(c))へと切換わする。その結果、エアシリンダ20は待機状態へと復帰して、幌受枠16から突出するフック18を、図3(a)に示される幌枠28の保持位置から、図3(b)に示される解放位置へと戻す。
そして、連結作業の作業者が幌14の先端部に設けられた幌枠28のハンドル28bを把持し、手動で、図4(a)に示されるように、幌受枠16から幌枠28を離間させる。これにより、機械操作弁34は、ばねの力を受けて待機位置へと復帰し、パイロット弁32に対し切換え用エアを供給可能な位置に切換わる。又、機械操作弁34に連動して、押込みノブ26も幌受枠16から突出する状態へと復帰する。そして、図4(b)に示されるように、連結作業の作業者が手動で、幌枠28の挿通穴28aからフック18を外し、幌受枠16から幌枠28を解結する。
なお。次の連結操作の際には、機械操作弁34からパイロット弁32に対し、切換え用エア(air)を供給することが可能となるように、上述した幌14の解結操作の完了の後、三方排気弁36を排気位置から、機械操作弁34とパイロット弁32とを連通させる連通位置へと切換えておくこととする。
さて、図5には、本発明の実施の形態に係る幌着脱装置の応用例が示されている。なお、図1〜4の例と同一部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
本応用例は、パイロット弁32と機械操作弁34とをつなぐ配管に、手動切換弁である三方排気弁36と共に(若しくはこれに代えて)、エアシリンダ20に対するエアの供給を制御する制御弁24としての、電磁弁38を設けたものである。この電磁弁38も三方排気弁であり、ばねにより、パイロット弁32と機械操作弁34とを連通する位置に、常時付勢されている。そして、自動連結器12(図7参照)の電気解放器40の開放動作に連動して、排気位置へと切換わるものである。
具体的な動作手順は次のとおりである。まず、電気開放器40は、鉄道車両10(図7)の解結時には、運転台等に設けられた解結操作盤44の、操作ノブ44aを、「開放」位置へと操作する。この操作により、操作ノブ44aに連動する電気開放器40のカムスイッチ42の開放側がMakeとなり、更に、自動連結器12(図7)の解放テコが開放され、自動連結器12が切離される。一方、鉄道車両10の連結時には、自動連結器12が機械的に連結された後、解結操作盤44の操作ノブ44aを、「連結」位置へと切換えることで、カムスイッチ42の連結側がMakeとなる。
本応用例において、幌14の連結操作は、図1、図2で説明した手順と全く同じとなる。一方、幌14の解結操作の際には、解結操作盤44の、操作ノブ44aを、開放位置へと操作することで、電気開放器40のカムスイッチ42の開放側がMakeとなることに連動して、電磁弁38に通電がなされる。その結果、電磁弁38は、排気位置(図5に示される位置とは逆の位置)へと切換わる。
すなわち、本応用例は、図3(a)の例において、パイロット弁32と機械操作弁34とを遮断し、かつパイロット弁32に対し供給されていた切換え用エア(air)を、排気ポートから排気する操作を、三方開放弁36のコックを手動操作して行っていたものを、電磁弁38により電気的に行うように、置き換えたものである。
又、本応用例においては、電気開放器40の開放時、すなわち、解結操作盤44の操作ノブ44aを、「開放」位置へと操作したときにのみ、電磁弁38は、パイロット弁32に対し切換え用エアを供給する位置に切換わる。そして、切換え用エアの供給を受けて、パイロット弁32がエアシリンダ20を作動させる位置へと切換わるように、エア回路22が構成されている。よって、自動連結器12を解結操作するために、解結操作盤44の操作ノブ44aを、「開放」位置へと操作したときにのみ、エアシリンダ20はフック18を解放位置へと作動させるものである。
なお、図5の例では、手動操作式の三方排気弁36は、必須のものではない。しかしながら、図示の如く、電磁弁38と共に三方排気弁36を直列配置することで、電磁弁38及びその制御系等に何らかの不具合が生じた場合であっても、三方排気弁36を手動操作することで、幌14の解結作業を可能とするものである。
更に図6には、本発明の実施の形態に係る幌着脱装置の、別の応用例が示されている。本応用例においても、図1〜5の例と同一部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
本応用例は、エアシリンダ20に、エアの供給を受けて開放されるシリンダブレーキ46を設け、エア回路22には、エアシリンダ20のシリンダブレーキ46に対するエアの供給を制御するブレーキ操作弁48が、エアの供給源30とエアシリンダ20のシリンダブレーキ46との間に配置されたものである。そして、このブレーキ操作弁48も、エアシリンダ20に対するエアの供給を制御する制御弁24に含まれるものである。
本応用例では、機械操作弁34からパイロット弁32に対しエアが供給され、フック18が幌枠28の保持位置となるように、エアシリンダ20を作動させる位置へと、パイロット弁32が切換えられた状態で、エアシリンダ20のシリンダブレーキ46に対するエアを抜く位置に、ブレーキ操作弁48を操作する。これにより、シリンダブレーキ46は作動状態となり、フック18による幌枠28の保持状態は維持される。一方、幌14の解結操作の際には、エアシリンダ20のシリンダブレーキ46に対するエアを供給する位置に、ブレーキ操作弁48を操作することで、シリンダブレーキ46へとエアが供給され、シリンダブレーキ46は非作動状態となる。よって、フック18を、幌枠28の保持位置から解放位置へと戻すように、エアシリンダ20を作動させることが可能となる。その他の、幌14の連結、解結操作は、図1〜図4で説明した手順と全く同じとなる。
なお、図6の例では、ブレーキ操作弁48は、三方排気弁36と同様の手動切換弁により構成されているが、図5の電磁弁38と同様の電磁弁に置換することとしてもよい。この場合は、自動連結器12を解結操作するために、解結操作盤44の操作ノブ44aを、開放位置へと操作することと連動して、シリンダブレーキ46を非作動状態とすることが可能である。
又、図6の例においても、図5の例と同様にパイロット弁32と機械操作弁34とをつなぐ配管に、手動切換弁である三方排気弁36と共に(若しくはこれに代えて)、エアシリンダ20に対するエアの供給を制御する制御弁24としての、電磁弁38を設けたものである。
更に、図示は省略するが、本発明の実施の形態に係る幌着脱装置は、エアシリンダ20に対するエアの供給を制御する、各制御弁24にセンサを取り付け、センサの検知結果を運転台等に設けられたモニタ装置に表示することしても良い。これにより、各制御弁24の切換え位置が、そのときの運転状態や、幌の連結、解結状態に適合した位置にあるか否かを、運転士や乗務員に示唆することが可能となる。又、必要に応じ、センサの検知信号を受けて、列車の走行を中断するように、車両の走行制御部が自動制御することとしても良い。
さて、上記構成をなす、本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能となる。
まず、本発明の実施の形態に係る鉄道車両の幌着脱装置は、幌14を連結させるための操作として、連結及び解結に係る車両10A、10B(図7)が少なくとも機械的に連結された状態で、連結及び解結に係る車両のうち、一方の車両10Aの妻面に設けられた幌受枠16に対して、他方の車両10Bに乗車した作業員により、他方の車両10Bの幌枠28を一方の車両10Aの幌受枠16へと当接させるものである(図1(b)、(c)〜図2(a))。この際、他方の車両10Bの幌枠28に形成された挿通穴28aに、一方の車両10Aの幌受枠16から突出するフック18を挿通すると共に、幌受枠16から突出する押込みノブ26を、幌枠28により押込む(図2(a))。その結果、エア回路22の制御弁24を切換え操作することとなり、エアシリンダ20へと、フック18を駆動するためのエアを供給するものである。すると、エアの供給を受けてエアシリンダ20が駆動され、他方の車両10Bの幌枠28に形成された挿通穴28aに挿通された、一方の車両10Aの幌受枠16から突出するフック18を、幌枠28の保持位置へと作動させ、幌枠28を幌受枠16に固定することが可能となる(図2(b))。
又、本発明の実施の形態に係る鉄道車両の幌着脱装置は、押込みノブ26によって機械操作弁34を切換えて、パイロット弁32に対し切換え用エア(air)を供給することで(図2(a))、エアの供給源30とエアシリンダ20との間に配置されたパイロット弁32を、エアシリンダ20を作動させる位置へと、切換えるものである。そして、エアシリンダ20は、エア供給源30からのエアを受けて作動することで、一方の車両の幌受枠16から突出するフック18を、幌枠28の保持位置へと作動させ(図2(b))、幌枠28を幌受枠16に固定するものである。
しかも、フック18の解放位置から保持位置への作動は、連結及び解結に係る車両のうち、一方の車両10Aの妻面に設けられた幌受枠16に対し、他方の車両10Bに乗車した作業員により、他方の車両10Bの幌枠28を当接させ、押込みノブ26を押込む操作(図2(a))に連動するものである。よって、幌14の連結、解結操作に電源又は専用の制御装置を用いる必要がなく、ローコストに装置を構成することが可能であり、故障の発生頻度も低く抑えられる。又、鉄道車両に一般的に搭載される、エアポンプ及びエア配管等をエア供給源30として用いることから、既存の鉄道車両にも、簡単な改造で設置することが可能となる。
更に、本発明の実施の形態に係る鉄道車両の幌着脱装置は、パイロット弁32と機械操作弁34とをつなぐ配管に設けられた三方排気弁36を、排気位置へと切換えることで(図3(a))、機械操作弁34からパイロット弁32に対し供給された、切換え用エア(air)を排気するものである。これにより、パイロット弁32は、初期位置へと切換わり(図3(b))、エアシリンダ20は、一方の車両10Aの幌受枠16から突出するフック18を、幌枠28の保持位置から解放位置へと戻し、一方の車両10Aの幌受枠16から他方の車両10Bの幌枠28を解結することができる。しかも、かかる幌14の解結操作の完了の後、三方排気弁36を、排気位置からパイロット弁32と機械操作弁34との連通位置へと切換えることで、次の連結操作の際には、機械操作弁34からパイロット弁32に対し、フック18が幌枠28の保持位置となるように、エアシリンダ20を作動させる位置へと切換えるための、切換え用エアを供給することが可能となる。
なお、三方排気弁36を手動切換弁で構成する場合には、手動で三方排気弁36を切換えることで、機械操作弁34からパイロット弁32に対し供給される切換え用エアの、供給又は排気を選択的に行うことが可能となる。よって、電源又は専用の制御装置を用いる必要がなく、ローコストに装置を構成することが可能であり、故障の発生頻度も低く抑えられる。
一方、図5に示されるように、三方排気弁としての電磁弁38を、自動連結器の電気解放器40を操作することによって切換えることとしても、機械操作弁34からパイロット弁32に対し供給される換え用エアの、供給又は排気を選択的に行うことが可能となる。この電磁弁38は、自動連結器12の電気解放器40の開放動作に連動して排気位置へと切換わるものであることから、電気解放器40の開放動作中以外は、電磁弁38が排気位置へと切換わることはない。よって、仮に、自動連結器12の不具合により電源喪失の事態となっても、機械操作弁34からパイロット弁32に対し供給された切換え用エアは維持され、幌枠28と幌受枠16との連結状態は維持されるものである。
しかも、連結及び解結に係る車両のうち、一方の車両10Aの妻面に設けられた幌受枠16から突出するフック18を開放するための、三方排気弁である電磁弁38の操作を、電磁弁38を備える車両10Aからの電気解放器40の操作に連動して行うのみならず、他方の車両10Bからの電気解放器40の操作に連動して、行うことも可能となり、幌14の解結操作の利便性が向上するものとなる。
又、図6の例のごとく、エアシリンダ28にシリンダブレーキ46を設け、エア回路22の、エアの供給源30とエアシリンダ20との間に配置されたブレーキ操作弁48を切換えることにより、エアシリンダ20のシリンダブレーキ46に対するエアの供給を制御することも可能である。この場合には、機械操作弁34からパイロット弁32に対し切換え用エアが供給され、フック18が幌枠28の保持位置となるようにエアシリンダ20を作動させる位置へとパイロット弁32が切換えられた状態で、エアシリンダ20のシリンダブレーキ46に対するエアを抜く位置に、ブレーキ操作弁48を操作することで、シリンダブレーキ46は作動状態となる。よって、フック18による幌枠28の保持状態は維持され、幌枠28と幌受枠16との連結も維持されることとなる。一方、幌14の解結操作の際には、エアシリンダ20のシリンダブレーキ46に対するエアを供給する位置に、ブレーキ操作弁48を操作することで、シリンダブレーキ46は非作動状態となる。よって、フック18を、幌枠28の保持位置から解放位置へと戻すように、エアシリンダ20を作動させることが可能となる。よって、仮に、不具合によりエア回路22がエア喪失の事態となっても、シリンダブレーキ48は作動状態を維持し、幌枠28と幌受枠16との連結状態が確実に維持されることとなる。
更に、ブレーキ操作弁48にも電磁弁(図5の符号34)を用いることとすれば、当該電磁弁を自動連結器の電気解放器40を操作することによって切換え、エア供給源30からシリンダブレーキ46に対し供給される、シリンダブレーキ46を非作動とするためのエアの供給又は排気を、選択的に行うことが可能となる。この場合、電磁弁は自動連結器12の電気解放器40の開放動作に連動して、排気位置へと切換わるものであることから、電気解放器40の開放動作中以外は、電磁弁がシリンダブレーキ46に対するエアの供給位置へと切換わることはない。よって、仮に、自動連結器12の不具合により電源喪失の事態となっても、エア供給源30からシリンダブレーキ46に対しエアが供給されることはなく、シリンダブレーキ46の作動状態は、確実に維持されるものとなる。
10、10A、10B:鉄道車両、 12、12A、12B:自動連結器、 14、14B:幌、16:幌受枠、18:フック、 20、20A、20B:エアシリンダ、22:エア回路、24:制御弁、26:押込みノブ、28:幌枠、28a:挿通穴、30:エアの供給源、32:パイロット弁、34:機械操作弁、36:三方排気弁、38:電磁弁、40:電気開放器、46:シリンダブレーキ、48:ブレーキ制御弁

Claims (7)

  1. 鉄道車両の幌着脱装置であって、連結及び解結に係る車両のうち、一方の車両の妻面に設けられた幌受枠から突出する可動式のフックと、該フックを駆動するエアシリンダと、該エアシリンダに対するエアの供給を行うエア回路とを含み、
    該エア回路には、前記エアシリンダに対するエアの供給を制御する制御弁を備え、該制御弁の切換え操作を行うための押込みノブが、前記幌受枠から出没自在に突出し、
    前記連結及び解結に係る他方の車両の妻面に固定された幌の幌枠に、前記フックの係合部が形成されていることを特徴とする鉄道車両の幌着脱装置。
  2. 前記エア回路には、エアの供給源と前記エアシリンダとの間に配置され、前記エアシリンダに対するエアの供給を制御するパイロット弁と、
    前記押込みノブに連動して、前記パイロット弁に対する切換え用エアの供給を制御する機械操作弁とを含み、
    該機械操作弁は、前記押込みノブが押込まれることで、前記パイロット弁に対し切換え用エアを供給する位置に切換わり、前記パイロット弁は、前記機械操作弁からの切換え用エアの供給を受けて、前記エアシリンダを作動させる位置に切換わり、前記エアシリンダは、前記エア供給源からのエアを受けて、前記フックが前記幌枠の解放位置から保持位置へと動作するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の幌着脱装置。
  3. 前記パイロット弁と前記機械操作弁とをつなぐ配管に、三方排気弁が設けられていることを特徴とする請求項2記載の鉄道車両の幌着脱装置。
  4. 前記三方排気弁は、手動切換弁を含むことを特徴とする請求項3記載の鉄道車両の幌着脱装置。
  5. 前記三方排気弁は、自動連結器の電気解放器の開放動作に連動して、排気位置へと切換わる電磁弁を含むことを特徴とする請求項3記載の鉄道車両の幌着脱装置。
  6. 前記エアシリンダは、エアの供給を受けて開放されるシリンダブレーキを備え、前記エア回路には、エアの供給源と前記エアシリンダとの間に配置され、前記エアシリンダのシリンダブレーキに対するエアの供給を制御するブレーキ操作弁が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の鉄道車両の幌着脱装置。
  7. 前記ブレーキ操作弁は、自動連結器の電気解放器に連動する電磁弁であることを特徴とする請求項6記載の鉄道車両の幌着脱装置。
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