JP2013129210A - 自動ブレーキ制御装置とその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】A/T搭載の車両が停車して、エンジンの動力が所定条件下で遮断した場合において、乗客の乗降後に扉が開いた状態で車両が走出すのを防止して、乗客の安全確保する。
【解決手段】A/T搭載の車両が停車して、エンジンの動力が所定条件下で遮断した場合に、車両の停止を維持するブレーキ装置7と、中扉の開閉状態を検知する中扉マイクロS/W39と、A/Tのギヤ段操作状態を検知するギヤ段操作検知S/Wと、A/Tのギヤ段位置を検知するギヤ段位置検知S/Wと、ブレーキ装置の作動状態を制御するブレーキ装置作動制御手段35と、を備え、中扉マイクロS/Wによって中扉が閉を検知し、ギヤ段操作検知S/WがN以外の位置を検出され、且つ、ギヤ段位置検知S/WがN以外の位置を検知した場合に、ブレーキ装置作動制御手段35はブレーキ装置7の作動を解除させることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】A/T搭載の車両が停車して、エンジンの動力が所定条件下で遮断した場合に、車両の停止を維持するブレーキ装置7と、中扉の開閉状態を検知する中扉マイクロS/W39と、A/Tのギヤ段操作状態を検知するギヤ段操作検知S/Wと、A/Tのギヤ段位置を検知するギヤ段位置検知S/Wと、ブレーキ装置の作動状態を制御するブレーキ装置作動制御手段35と、を備え、中扉マイクロS/Wによって中扉が閉を検知し、ギヤ段操作検知S/WがN以外の位置を検出され、且つ、ギヤ段位置検知S/WがN以外の位置を検知した場合に、ブレーキ装置作動制御手段35はブレーキ装置7の作動を解除させることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、停車時にエンジンの動力を自動的に遮断する動力遮断システムを備えた車両において、動力遮断時に運転者の足が不用意にサービスブレーキから離れても、車両の停車状態を維持するためのブレーキ装置を自動的に作動させて車両が動くのを防止する安全装置に関する。
自動車の速度やエンジンの回転数に応じて、変速比を自動的に切替えるオートマチックトランスミッション装置(以下「A/T」と称する)が広く知られており、多くの自動車に採用されている。A/Tの1つとして、トルクコンバータと遊星歯車の組み合わせを油圧制御によって自動的に変速を行うトルクコンバータ式A/Tがあり、トルクコンバータ式A/Tは、乗用車のみならず、頻繁に発進・停止を繰返す必要のある路線バスや宅配用トラック等にも採用されている。
ところで、近年の自動車には環境配慮の観点から、所定条件下においてエンジンの動力を自動的に遮断することによって、排気ガスの排出量低減や燃費性能の向上や、安全性の向上が図られている。この種の動力遮断システムとしては、例えば、停車時にエンジンを自動的に停止させると共に、発車時に自動的に再始動を行う自動停止始動装置(通称「アイドリングストップ装置」であり、以下適宜「ISS装置」と称する)がある。また、路線バスなどの乗降用扉を備える車両では、停車時に扉が開状態にある場合に、A/Tを自動的にニュートラル状態に切替えてエンジンの動力を遮断するA/T動力カットシステムを搭載することによって、扉が開いた状態のまま車両がクリープ現象などにより不意に動き出すことを防止して安全性を確保している。
一方、停車時にエンジンの動力を自動的に遮断するとストールトルクが発生しなくなるため、坂道等で停車する際に運転手が誤ってブレーキペダルから足を離してしまった場合、又はブレーキペダルの踏込み量が少なかった場合等に車両が動いてしまい、空走が発生してしまう課題が残る。
その場合の対応として弊社出願の特開2010−149634号公報(特許文献1)によると、車速センサを介して車両が停止していることを検出して、且つ、扉開閉センサが扉の開いていることを検出した時に、動力伝達装置による駆動力の伝達を禁止すると共に、駐車ブレーキを作動させることで、乗降時の乗客の安全を確保する技術開示が成されている。
一方、停車時にエンジンの動力を自動的に遮断するとストールトルクが発生しなくなるため、坂道等で停車する際に運転手が誤ってブレーキペダルから足を離してしまった場合、又はブレーキペダルの踏込み量が少なかった場合等に車両が動いてしまい、空走が発生してしまう課題が残る。
その場合の対応として弊社出願の特開2010−149634号公報(特許文献1)によると、車速センサを介して車両が停止していることを検出して、且つ、扉開閉センサが扉の開いていることを検出した時に、動力伝達装置による駆動力の伝達を禁止すると共に、駐車ブレーキを作動させることで、乗降時の乗客の安全を確保する技術開示が成されている。
このように、ドアが開いた状態のときに駆動力の伝達を禁止することで、少なくともドアが開いたままの走行が不可能になり、乗員が開いたドアから落下する危険もなくなる。
更に、特開2007−231662号公報(特許文献2)には車両の走行中にドアの開放要求があった場合は、ドアの開放を禁止し、車両が停車した後にもドアの開放禁止状態を維持し、リセット操作が成された事によってドアの開放を許可するようにしたドア開閉制御装置について開示されている。
この技術によると、走行中にドアの開放要求をした状態が続き、信号等で車両が停止したときに、ドアが不用意に開放されるのを防止するものである。
更に、特開2007−231662号公報(特許文献2)には車両の走行中にドアの開放要求があった場合は、ドアの開放を禁止し、車両が停車した後にもドアの開放禁止状態を維持し、リセット操作が成された事によってドアの開放を許可するようにしたドア開閉制御装置について開示されている。
この技術によると、走行中にドアの開放要求をした状態が続き、信号等で車両が停止したときに、ドアが不用意に開放されるのを防止するものである。
しかし、特許文献1に開示される技術では、車両が停車して扉が開くとブレーキ装置が作動して、乗客の乗降中の安全を図るもので、乗客の乗降が終了して、車両を発信させる場合に、扉が開いた状態で車両が動きだすのを防止する技術開示がない。
特許文献2に開示の技術では、坂道等の停留所又は、バスターミナル等でA/T搭載車両が停止し、アイドリングストップ装置が作動して、エンジン停止状態で乗客が乗降している(乗降扉が開いている)時に、運転手が誤ってブレーキペダルから足を離してしまった場合、又は、ブレーキペダルの踏込み量が少なかった場合等に車両が動いてしまうことが危惧されるものである。
特許文献2に開示の技術では、坂道等の停留所又は、バスターミナル等でA/T搭載車両が停止し、アイドリングストップ装置が作動して、エンジン停止状態で乗客が乗降している(乗降扉が開いている)時に、運転手が誤ってブレーキペダルから足を離してしまった場合、又は、ブレーキペダルの踏込み量が少なかった場合等に車両が動いてしまうことが危惧されるものである。
上記の課題を解決するため、本発明においては、A/T搭載の車両が停車して、エンジンの動力が所定条件下で遮断した場合において、乗客の乗降後に扉が開いた状態で車両が走出すのを防止して、乗客の安全確保を目的とする。
上記の課題を解決するため本発明は、エンジンの動力をオートマチックトランスミッションを介して駆動輪に伝達して走行し、前記エンジンの動力を所定条件下で遮断する動力遮断システムを搭載し、操作スイッチにより開閉可能な乗降用の扉を備える車両のブレーキ装置を自動制御する自動ブレーキ制御装置であって、
前記車両の停止を維持する車両停止手段と、
前記扉の開閉状態を検知する開閉状態検知手段と、
前記オートマチックトランスミッションのギヤ段操作状態を検知するギヤ段操作状態検知手段
前記オートマチックトランスミッションのギヤ段位置を検知するギヤ段検知手段と、
前記ブレーキ装置の作動状態を制御する制御手段と、を備え、
前記動力遮断システムによって前記エンジンの動力が遮断されている際に、
前記開閉状態検知手段によって前記扉が閉状態であると検知され、前記ギヤ段操作状態検知手段がニュートラル位置以外の位置を検出され、且つ、前記ギヤ段位置検知手段がニュートラル位置以外の位置を検知された場合に、前記制御手段は前記ブレーキ装置の作動を解除させることを特徴とする。
前記車両の停止を維持する車両停止手段と、
前記扉の開閉状態を検知する開閉状態検知手段と、
前記オートマチックトランスミッションのギヤ段操作状態を検知するギヤ段操作状態検知手段
前記オートマチックトランスミッションのギヤ段位置を検知するギヤ段検知手段と、
前記ブレーキ装置の作動状態を制御する制御手段と、を備え、
前記動力遮断システムによって前記エンジンの動力が遮断されている際に、
前記開閉状態検知手段によって前記扉が閉状態であると検知され、前記ギヤ段操作状態検知手段がニュートラル位置以外の位置を検出され、且つ、前記ギヤ段位置検知手段がニュートラル位置以外の位置を検知された場合に、前記制御手段は前記ブレーキ装置の作動を解除させることを特徴とする。
本発明によると、ブレーキ装置作動後、A/Tの変速段へのシフトと、扉閉信号の両方が揃うと共に、振動の激しいオートマチックトランスミッション側のギヤ段検知手段を、ギヤ段操作状態を検知するギヤ段操作状態検知手段と、ギヤ段位置を検知するギヤ段位置検知手段との二重チェックを行うと共に、運転者の意思も含めた条件に基づいて、制御手段がブレーキ装置の作動を解除するようにしたので、扉が開いた状態で車両が走出すことをさらに確実に防止でき、乗客の安全が確実に確保できる。
また、本発明において好ましくは、エンジンの動力をオートマチックトランスミッションを介して駆動輪に伝達して走行し、前記エンジンの動力を所定条件下で遮断する動力遮断システムを搭載し、操作スイッチにより開閉可能な乗降用の扉を備える車両のブレーキ装置を自動制御する自動ブレーキ制御装置であって、
前記車両の停止維持又は、解除の制御を行う車両停止維持・解除判定工程と、
前記扉の開閉状態を検知する開閉状態検知判定工程と、
前記オートマチックトランスミッションのギヤ段操作状態を検知するギヤ段操作状態判定工程と、
前記オートマチックトランスミッションのギヤ段位置を検知するギヤ段位置判定工程と、
を備え、
前記動力遮断システムによって前記エンジンの動力が遮断されている際に、
前記扉が閉状態を検知されたと判定され、前記ギヤ段操作がニュートラル位置以外の位置と判定され、且つ、前記ギヤ段位置がニュートラル位置以外と判定された場合に、前記制御手段は前記ブレーキ装置の作動を解除させることを特徴とする方法。
前記車両の停止維持又は、解除の制御を行う車両停止維持・解除判定工程と、
前記扉の開閉状態を検知する開閉状態検知判定工程と、
前記オートマチックトランスミッションのギヤ段操作状態を検知するギヤ段操作状態判定工程と、
前記オートマチックトランスミッションのギヤ段位置を検知するギヤ段位置判定工程と、
を備え、
前記動力遮断システムによって前記エンジンの動力が遮断されている際に、
前記扉が閉状態を検知されたと判定され、前記ギヤ段操作がニュートラル位置以外の位置と判定され、且つ、前記ギヤ段位置がニュートラル位置以外と判定された場合に、前記制御手段は前記ブレーキ装置の作動を解除させることを特徴とする方法。
かかる発明によれば、ブレーキ装置作動後、オートマチックトランスミッション装置の変速段へのシフト、又は扉閉信号を何等かのトラブルで誤検出しても、扉の閉信号と、シフト開始信号と、シフト完了信号が揃うことによりブレーキ装置の作動を解除するようにしたので、扉が開いた状態で車両が走出すことを確実に防止でき、乗客の安全が確実に確保できる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。
但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
また、説明の方向性を示す場合、運転席に着座した状態を基準にして、「上下方向」、「左右方向」及び「前後方向」を記述する。
但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
また、説明の方向性を示す場合、運転席に着座した状態を基準にして、「上下方向」、「左右方向」及び「前後方向」を記述する。
図1は本発明が実施されるトルクコンバータ式オートマチックトランスミッション(以後「A/T」と称す)搭載の路線バス(ワンマンバス)における概略ブロック図を示す。
車両であるバス1は前輪1aと後輪1cの間に中扉1bを有している。中扉1bは、運転席での操作によって乗客の乗降時に開けられ、走行時には閉じられている。本発明の実施形態ではアイドリングストップシステムであるエンジン自動停止始動装置(以後「ISS装置」と称す)が搭載されたA/T車に装備され、ISS装置及び、扉連動のブレーキ装置の各装置が車両各所に配設されている。
車両であるバス1は前輪1aと後輪1cの間に中扉1bを有している。中扉1bは、運転席での操作によって乗客の乗降時に開けられ、走行時には閉じられている。本発明の実施形態ではアイドリングストップシステムであるエンジン自動停止始動装置(以後「ISS装置」と称す)が搭載されたA/T車に装備され、ISS装置及び、扉連動のブレーキ装置の各装置が車両各所に配設されている。
車両1の前部(運転席周り)にはブレーキ装置7の作動制御部であるブレーキ装置作動制御ECU35が配設され、該ブレーキ装置作動制御ECU35には、車両走行時に、該車両1を停車させる所謂サービスブレーキを作動させるブレーキペダル24を備えた後述するデュアルブレーキバルブ70と、運転席床部に装着されISS装置が作動している時エンジンを自動停止させたくない場合に操作するフットS/W25(以後「スイッチ」を「S/W」と略称する)と、運転席周囲に装着されるISS装置メーンS/W22と、扉である中扉開閉S/W32と、ブレーキ装置作動制御ECU35にトラブルが発生した時にブレーキの作動を中止して通常走行に切替える非常走行S/W31と、中扉部分に装着され中扉開閉を検知する中扉マイクロS/W39(開閉状態検知手段)と、車両後部に配置された車速センサ41と、エンジンECU6と、A/Tの変速段等を制御するA/T制御装置(以後「A/T ECU」と称す)と、ブレーキ装置7の各装置から夫々信号が入力される。
一方、ISS制御装置3からはエンジンECU6側に車両側の情報をCAN信号(通信)で行い、エンジンを自動停止或いは再始動の信号が出力されている。
一方、ISS制御装置3からはエンジンECU6側に車両側の情報をCAN信号(通信)で行い、エンジンを自動停止或いは再始動の信号が出力されている。
図2は本発明の実施形態における全体構成図を示す。
本発明の実施形態においては、ブレーキ装置7と、該ブレーキ装置7に配置されブレーキ装置7を作動させるブレーキ作動リレー80(制御手段)に電気的に連結されているブレーキ装置作動制御ECU35と、エンジンを自動停止及び再始動を制御するISS制御装置3と、エンジン5の回転数、出力、始動及び停止等を制御するエンジンECU6と、A/Tの変速段を制御するA/T制御ECU90とが電気的に連結されている。
本発明の実施形態においては、ブレーキ装置7と、該ブレーキ装置7に配置されブレーキ装置7を作動させるブレーキ作動リレー80(制御手段)に電気的に連結されているブレーキ装置作動制御ECU35と、エンジンを自動停止及び再始動を制御するISS制御装置3と、エンジン5の回転数、出力、始動及び停止等を制御するエンジンECU6と、A/Tの変速段を制御するA/T制御ECU90とが電気的に連結されている。
そして、ブレーキ装置作動制御ECU35には、ISS制御装置3からエンジンをストップさせても問題ない状態にあること知らせるスタンバイ信号35(図3参照)、エンジンECU6からN信号(ニュートラル信号)、A/T制御ECU90からN信号(A/T変速機動力カットシステム)又は、N信号以外のギヤ段かを知らせる信号とが入力される。
さらに、A/T制御ECU90からISS制御装置3にN信号又は、N信号以外のギヤ段かを知らせる信号(ギヤ段検知手段)とが入力される。
さらに、A/T制御ECU90からISS制御装置3にN信号又は、N信号以外のギヤ段かを知らせる信号(ギヤ段検知手段)とが入力される。
図2のブレーキ装置7においては、後輪1c用のエアタンクであるリヤ用エアタンク71が接続された第1エア管路73と、前輪1a用のフロント用エアタンク72が接続された第2エア管路74とが配設されている。第1及び第2エア管路73、74の途中にはブレーキバルブであるデュアルブレーキバルブ70が介装されており、デュアルブレーキバルブ70にはブレーキペダル24が装着されている。つまり、ブレーキペダル24を運転席で操作することにより、デュアルブレーキバルブ70が開閉し、ブレーキペダル24の踏込み量によって第1及び第2エア管路73、74内のエアの流通量を調節することができる。
第2エア管路74は、さらに第2ダブルチェックバルブ77を介し、FWリレーバルブ51に接続されている。ここで、第2ダブルチェックバルブ77は、デュアルブレーキバルブ70又は後述する第2ブレーキコントロールバルブ79からFWリレーバルブ51方向へのエアの流通を可能とするものである。また、FWリレーバルブ51は前輪1aの各FLブレーキ832、FRブレーキ831のFRブレーキチャンバー82及び、FLブレーキチャンバ83に接続され、ブレーキペダル24の踏込み又は、解除によって夫々のブレーキチャンバー82,83への高圧エアの供給又は、排気を行い、給気をするとブレーキが作動し、排気するとブレーキを解除するようになっている。
同様に、第1エア管路73は、第1ダブルチェックバルブ76を介し、RWリレーバルブ52に接続されている。ここで、第1ダブルチェックバルブ76は、デュアルブレーキバルブ70又は後述する第1ブレーキコントロールバルブ78からRWリレーバルブ52方向へのエアの流通を可能とするものである。RWリレーバルブ52は後輪1cの各RRブレーキ841,RLブレーキ851のRRブレーキマキシチャンバー84及び、RLブレーキマキシチャンバー85に接続されている。このRR及び、RLマキシチャンバー84,85には走行時の停車を行うブレーキチャンバー(いわゆる、サービスブレーキ)と、駐車ブレーキ装置8のブレーキ作動部とが一体に内装されている。
さらに、リヤ用エアタンク71と第1ダブルチェックバルブ76の間には、第3エア管路86が設けられている。第3エア管路86には、リヤ用エアタンク71から第1ダブルチェックバルブ76方向へのエアの流通を可能とするチェックバルブ86aと、第3エア管路86内を閉止・開放する第1ブレーキコントロールバルブ78が設けられている。
同様に、フロント用エアタンク72と第2ダブルチェックバルブ77の間には、第4エア管路87が設けられている。第4エア管路87には、フロント用エアタンク72から第2ダブルチェックバルブ77方向へのエアの流通を可能とするチェックバルブ87aと、第4エア管路87内を閉止・開放する第2ブレーキコントロールバルブ79が設けられている。
以上構成の図2に示した実施例に係る通常運転時のブレーキ装置の動作について説明する。
運転手によりブレーキペダル24が操作(サービスブレーキ)されてデュアルブレーキバルブ70が開作動すると、フロント用エアタンク72から高圧のエアが第2エア管路74を流通し、デュアルブレーキバルブ70及び第2ダブルチェックバルブ77を介してFWリレーバルブ51介してFRブレーキチャンバー82,FLブレーキチャンバー83に供給されてバス1の前輪1aに制動力が付与される。
尚、第2ダブルチェックバルブ77は第2エア管路74のエアを第4エア管路87側への流通を遮断している。
運転手によりブレーキペダル24が操作(サービスブレーキ)されてデュアルブレーキバルブ70が開作動すると、フロント用エアタンク72から高圧のエアが第2エア管路74を流通し、デュアルブレーキバルブ70及び第2ダブルチェックバルブ77を介してFWリレーバルブ51介してFRブレーキチャンバー82,FLブレーキチャンバー83に供給されてバス1の前輪1aに制動力が付与される。
尚、第2ダブルチェックバルブ77は第2エア管路74のエアを第4エア管路87側への流通を遮断している。
同様に、リヤ用エアタンク71から高圧のエアが第1エア管路73を流通し、デュアルブレーキバルブ70及び第1ダブルチェックバルブ76及び、RWリレーバルブ52を介してRRブレーキマキシチャンバー84及びRLブレーキマキシチャンバー85に供給され、RRブレーキ841、RLブレーキ851に供給されてバス1の後輪1cに制動力が付与される。
尚、第1ダブルチェックバルブ76は第1エア管路73のエアを第3エア管路86側への流通を遮断している。
尚、第1ダブルチェックバルブ76は第1エア管路73のエアを第3エア管路86側への流通を遮断している。
次に、バス1が停留所等で停止して乗客の乗降のために中扉1bの扉が開放されたときや、バス1のアイドリングストップ中で車両のストールトルクが発生しなくなった場合に作動する第1及び第2ブレーキコントロールバルブ78、79の作動について説明する。
ブレーキ装置作動制御35は、車両1が停車して、中扉操作S/W32の開[ON]と、中扉開閉を検知する中扉マイクロS/W39開[ON]と、車速センサ36からの車両停車信号:車速≦1.7km/h[OFF]との[AND]が成立すると第1及び第2ブレーキコントロールバルブ78、79が[ON](作動)になる信号を出力する。
ブレーキ装置作動制御35は、車両1が停車して、中扉操作S/W32の開[ON]と、中扉開閉を検知する中扉マイクロS/W39開[ON]と、車速センサ36からの車両停車信号:車速≦1.7km/h[OFF]との[AND]が成立すると第1及び第2ブレーキコントロールバルブ78、79が[ON](作動)になる信号を出力する。
ブレーキ装置作動制御35からの出力信号に基づいてブレーキコントロールバルブが作動する。
第1ブレーキコントロールバルブ78が開放(ON)され、ブレーキ作動リレー80によってその1秒後に第2ブレーキコントロールバルブ79が開放(ON)される。
第1ブレーキコントロールバルブ78が開放されると、リヤ用エアタンク71からの高圧エアが第3エア管路86を流通し、第1ダブルチェックバルブ76及び、RWリレーバルブ52を介してマキシチャンバー84,85に供給され、RRブレーキ841,RLブレーキ851がバス1の後輪1cに制動力(サービスブレーキ作動)が付与される。
尚、第1ダブルチェックバルブ76は第3エア管路86側のエアを第1エア管路73側への流通を遮断している。
第1ブレーキコントロールバルブ78が開放(ON)され、ブレーキ作動リレー80によってその1秒後に第2ブレーキコントロールバルブ79が開放(ON)される。
第1ブレーキコントロールバルブ78が開放されると、リヤ用エアタンク71からの高圧エアが第3エア管路86を流通し、第1ダブルチェックバルブ76及び、RWリレーバルブ52を介してマキシチャンバー84,85に供給され、RRブレーキ841,RLブレーキ851がバス1の後輪1cに制動力(サービスブレーキ作動)が付与される。
尚、第1ダブルチェックバルブ76は第3エア管路86側のエアを第1エア管路73側への流通を遮断している。
そして、その1秒後に第2ブレーキコントロールバルブ79が開放されると、フロント用エアタンク72からの高圧エアが第4エア管路87を流通し、第2ダブルチェックバルブ77及び、FWリレーバルブ51を介してFR及び,FLブレーキチャンバー82,83に供給され、バス1の前輪1aに制動力が付与され、乗降客の安全が確保される。
尚、第2ダブルチェックバルブ77は第4エア管路87側のエアを第2エア管路74側への流通を遮断している。
尚、第2ダブルチェックバルブ77は第4エア管路87側のエアを第2エア管路74側への流通を遮断している。
一方乗客の乗降が終わり、車両1を発進させる場合について、図3及び、図4に基づいてブレーキコントロールバルブ78,79を解除する制御方法を説明する。
図3にブレーキコントロールバルブ78,79を解除する条件を示す。
ブレーキコントロールバルブ78,79の作動を解除[OFF]させる条件としては、乗客の乗降が終わり、運転者が中扉開閉S/W32を閉操作する。中扉開閉S/W32の閉操作に伴い、中扉1bが閉塞されたことを確認する中扉マイクロS/W39から[OFF]信号と、A/T ECU2がA/Tを[N](ニュートラル位置)以外の変速段にシフトする制御を行い、A/T ECU2が動力の連結が復帰し始めたことをISS制御装置3に伝えるシフト開始信号(ISS用実ギアN信号)と、A/T ECU2がA/Tのニュートラル位置以外の変速段へのシフト完了を検出したことを伝えるシフト完信号(レンジアデンダント信号)とが揃うことが必要となっている。
これは、中扉1bが閉まっていることと、A/Tの動力伝達がされていること(ニュートラル位置以外の変速段へのシフト完了)を条件にブレーキコントロールバルブ78,79を解除するようにして、ニュートラル以外の信号線の断線、中扉1bの断線等によりブレーキコントロールバルブ78,79の誤解除を防止できる。
図3にブレーキコントロールバルブ78,79を解除する条件を示す。
ブレーキコントロールバルブ78,79の作動を解除[OFF]させる条件としては、乗客の乗降が終わり、運転者が中扉開閉S/W32を閉操作する。中扉開閉S/W32の閉操作に伴い、中扉1bが閉塞されたことを確認する中扉マイクロS/W39から[OFF]信号と、A/T ECU2がA/Tを[N](ニュートラル位置)以外の変速段にシフトする制御を行い、A/T ECU2が動力の連結が復帰し始めたことをISS制御装置3に伝えるシフト開始信号(ISS用実ギアN信号)と、A/T ECU2がA/Tのニュートラル位置以外の変速段へのシフト完了を検出したことを伝えるシフト完信号(レンジアデンダント信号)とが揃うことが必要となっている。
これは、中扉1bが閉まっていることと、A/Tの動力伝達がされていること(ニュートラル位置以外の変速段へのシフト完了)を条件にブレーキコントロールバルブ78,79を解除するようにして、ニュートラル以外の信号線の断線、中扉1bの断線等によりブレーキコントロールバルブ78,79の誤解除を防止できる。
図4に基づいて、ブレーキコントロールバルブ78,79を解除する制御フローについて説明する。
車両1はステップS1(工程)において制御がスタートし、車両1は停車する。ステップS2において、乗客乗降のため、車両1が停車する。
ステップS2で車両が停車状態と判断するとYESを選択してステップS3に進む。
車両1が停車すると運転者は、中扉1bの中扉開閉S/W32を操作し、中扉1bが開放する。
ステップS3において、車両が停止して中扉1bが開くと動力遮断システムが作動して,A/Tのギヤ段をニュートラル位置に制御する。この時点で、エンジンの動力は駆動系(駆動輪側)と遮断される。
ステップS4において、中扉1bが開放されたことを検知する中扉マイクロスイッチ39からの信号がブレーキ装置作動制御ECU35に入力されると、ブレーキ装置7のブレーキコントロールバルブ78,79が作動して、ブレーキ装置7は車両1の停止状態維持を続ける。
これにより、たとえ運転者がブレーキペダル24から足を離しても、車両1が動き出すことを確実に防止でき、乗客の乗降の安全が確保できる。
車両1はステップS1(工程)において制御がスタートし、車両1は停車する。ステップS2において、乗客乗降のため、車両1が停車する。
ステップS2で車両が停車状態と判断するとYESを選択してステップS3に進む。
車両1が停車すると運転者は、中扉1bの中扉開閉S/W32を操作し、中扉1bが開放する。
ステップS3において、車両が停止して中扉1bが開くと動力遮断システムが作動して,A/Tのギヤ段をニュートラル位置に制御する。この時点で、エンジンの動力は駆動系(駆動輪側)と遮断される。
ステップS4において、中扉1bが開放されたことを検知する中扉マイクロスイッチ39からの信号がブレーキ装置作動制御ECU35に入力されると、ブレーキ装置7のブレーキコントロールバルブ78,79が作動して、ブレーキ装置7は車両1の停止状態維持を続ける。
これにより、たとえ運転者がブレーキペダル24から足を離しても、車両1が動き出すことを確実に防止でき、乗客の乗降の安全が確保できる。
ステップS5において、乗客の乗降が終了すると運転者が中扉1bを閉塞するために中扉開閉操作S/W32を操作するが、中扉開閉操作S/W32が閉操作されたかを判断する。閉操作されない場合はNoを選択して操作されるまで待機する。閉操作された場合は、Yesを選択しステップS6に進む。
この状態は、乗客の乗降が終了して、運転者が発進態勢に入っていることを示すが、中扉1bが完全に閉まっていないと、乗客の安全が保てないので、ブレーキコントロールバルブ78,79は作動状態にある。
従って、坂道等における停車の場合でも、車両1は運転者がブレーキペダル24から足を離しても、停車維持が継続される。
この状態は、乗客の乗降が終了して、運転者が発進態勢に入っていることを示すが、中扉1bが完全に閉まっていないと、乗客の安全が保てないので、ブレーキコントロールバルブ78,79は作動状態にある。
従って、坂道等における停車の場合でも、車両1は運転者がブレーキペダル24から足を離しても、停車維持が継続される。
ステップS6では中扉1bが閉まっているかを中扉マイクロS/W39にて判断する。中扉1bが開の場合は中扉マイクロS/W39は[ON]信号を発信するので、Noを選択してステップS7に戻る。中扉1bが閉じて、中扉マイクロS/Wは[OFF]信号(開閉状態検知判定工程)を発信すると、Yesを選択しステップS7に進む。
ステップS7において、A/T ECU2がA/TをN位置以外のギヤ段にシフトする制御を開始してA/T ECU2が動力の連結が復帰し始めたシフト開始信号(ISS用実ギアN信号)を発すると、Yesを選択しステップS8に進む。
ステップS8ではA/TがN位置以外の変速段へのシフト完了を示すシフト完信号(レンジアデンダント信号)を確認してN位置以外のギヤ段にシフトされたことによって、エンジン5の動力がA/Tを介して駆動輪に完全に伝達されると、Yesを選択しステップS9に進む。
ステップS9において、ブレーキコントロールバルブ78,79はブレーキ装置7の作動を解除(車両停止維持・解除判定工程)して、車両の発進が可能となる。
なお、ステップS6において中扉1bの開状態を検知したとき、ステップS7及びステップ8においてA/Tのギヤ段がN位置であることを検知するとステップS6に戻る。
この状態では、運転者が車両1を発信させようとしても、中扉1bが完全に閉じていないと乗客の安全が守れないため、依然、ブレーキコントロールバルブ78,79は作動状態にある。
この状態では、運転者が車両1を発信させようとしても、中扉1bが完全に閉じていないと乗客の安全が守れないため、依然、ブレーキコントロールバルブ78,79は作動状態にある。
このようにブレーキ装置7を制御することにより、中扉1bがしまっている[OFF]信号と、A/TがN位置以外のギヤ段にシフトされたことを検知S/Wからの[OFF]信号を(ニュートラル位置以外の変速段へのシフトされA/Tの動力伝達が完了していること)を条件にして、二重のチェックを行って、ブレーキコントロールバルブ78,79を解除するようにしている。
従って、ニュートラル以外の信号線、中扉1bの断線、アース不良等によりブレーキコントロールバルブ78,79の誤解除が発生するのを防止することが可能となり、中扉1bが開いた状態で車両が動くのを防止して、乗客の安全確保を図ることができる。
従って、ニュートラル以外の信号線、中扉1bの断線、アース不良等によりブレーキコントロールバルブ78,79の誤解除が発生するのを防止することが可能となり、中扉1bが開いた状態で車両が動くのを防止して、乗客の安全確保を図ることができる。
オートマチックトランスミッションを搭載した路線バスの乗客の乗降時、車両が動くのを防止する安全装置として適用できる。
1 路線バス(車両)
1b 中扉(扉)
2 A/T ECU
3 ISS制御装置(自動停止始動制御装置)
6 エンジンECU
7 ブレーキ装置(車両停止手段)
21 メータークラスター
22 ISS装置メーンS/W
24 ブレーキペダル
28 A/Tシフトレバー
33 ギヤ段操作検知S/W(ギヤ段操作状態検知手段)
35 ブレーキ装置作動制御手段(制御手段)
39 中扉マイクロS/W(開閉状態検知手段)
50 ギヤ段位置検知S/W(ギヤ段位置検知手段)
51 FWリレーバルブ
52 RWリレーバルブ
70 デュアルブレーキバルブ(ブレーキバルブ)
76 第1ダブルチェックバルブ
77 第2ダブルチェックバルブ
78 第1ブレーキコントロールバルブ
79 第2ブレーキコントロールバルブ
1b 中扉(扉)
2 A/T ECU
3 ISS制御装置(自動停止始動制御装置)
6 エンジンECU
7 ブレーキ装置(車両停止手段)
21 メータークラスター
22 ISS装置メーンS/W
24 ブレーキペダル
28 A/Tシフトレバー
33 ギヤ段操作検知S/W(ギヤ段操作状態検知手段)
35 ブレーキ装置作動制御手段(制御手段)
39 中扉マイクロS/W(開閉状態検知手段)
50 ギヤ段位置検知S/W(ギヤ段位置検知手段)
51 FWリレーバルブ
52 RWリレーバルブ
70 デュアルブレーキバルブ(ブレーキバルブ)
76 第1ダブルチェックバルブ
77 第2ダブルチェックバルブ
78 第1ブレーキコントロールバルブ
79 第2ブレーキコントロールバルブ
Claims (2)
- エンジンの動力をオートマチックトランスミッションを介して駆動輪に伝達して走行し、前記エンジンの動力を所定条件下で遮断する動力遮断システムを搭載し、操作スイッチにより開閉可能な乗降用の扉を備える車両のブレーキ装置を自動制御する自動ブレーキ制御装置であって、
前記車両の停止を維持する車両停止手段と、
前記扉の開閉状態を検知する開閉状態検知手段と、
前記オートマチックトランスミッションのギヤ段操作状態を検知するギヤ段操作状態検知手段
前記オートマチックトランスミッションのギヤ段位置を検知するギヤ段位置検知手段と、
前記ブレーキ装置の作動状態を制御する制御手段と、を備え、
前記動力遮断システムによって前記エンジンの動力が遮断されている際に、
前記開閉状態検知手段によって前記扉が閉状態であると検知され、前記ギヤ段操作状態検知手段がニュートラル位置以外の位置を検出され、且つ、前記ギヤ段位置検知手段がニュートラル位置以外の位置を検知された場合に、前記制御手段は前記ブレーキ装置の作動を解除させることを特徴とする自動ブレーキ制御装置。 - エンジンの動力をオートマチックトランスミッションを介して駆動輪に伝達して走行し、前記エンジンの動力を所定条件下で遮断する動力遮断システムを搭載し、操作スイッチにより開閉可能な乗降用の扉を備える車両のブレーキ装置を自動制御する自動ブレーキ制御装置であって、
前記車両の停止維持又は、解除の制御を行う車両停止維持・解除判定工程と、
前記扉の開閉状態を検知する開閉状態検知判定工程と、
前記オートマチックトランスミッションのギヤ段操作状態を検知するギヤ段操作状態判定工程と、
前記オートマチックトランスミッションのギヤ段位置を検知するギヤ段位置判定工程と、
を備え、
前記動力遮断システムによって前記エンジンの動力が遮断されている際に、
前記扉が閉状態を検知されたと判定され、前記ギヤ段操作がニュートラル位置以外の位置と判定され、且つ、前記ギヤ段位置がニュートラル位置以外と判定された場合に、前記制御手段は前記ブレーキ装置の作動を解除させることを特徴とする自動ブレーキ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011277800A JP2013129210A (ja) | 2011-12-20 | 2011-12-20 | 自動ブレーキ制御装置とその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011277800A JP2013129210A (ja) | 2011-12-20 | 2011-12-20 | 自動ブレーキ制御装置とその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013129210A true JP2013129210A (ja) | 2013-07-04 |
Family
ID=48907171
Family Applications (1)
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JP2011277800A Pending JP2013129210A (ja) | 2011-12-20 | 2011-12-20 | 自動ブレーキ制御装置とその制御方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2013129210A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019077228A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | いすゞ自動車株式会社 | 車両用ブレーキ装置 |
-
2011
- 2011-12-20 JP JP2011277800A patent/JP2013129210A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019077228A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | いすゞ自動車株式会社 | 車両用ブレーキ装置 |
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