JP2013128668A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液透過性の表面材4と、液不透過性のバックシートと、表面材とバックシートの間に配置される吸収体とを備えた吸収性物品において、表面材には、吸収性本体の長手方向に沿って、長さ50mm以下の緩やかな曲線の組合せ集合体からなるフィットエンボス110を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
このうち表面材には膚への刺激が小さいことは勿論のこと、単体あるいは二次シートと協同して、排泄物を速やかに吸収体へ移行させ、吸収体に吸収させるための液透過性や、一度吸収体に吸収した液を肌側に戻さない濡れ戻り防止性、さらに製品によっては、吸収体中に吸収、拡散した液の色への遮蔽性も要求される。これらの要求特性に対して嵩高不織布やこれに凹凸や開口を有するものが使用されている。表面の凹凸により、吸液時に着用者の皮膚の密着を低減させて、ベタつき感を解消することや、密度差による吸液性の改善が期待できる。
また、表面材と吸収体の間には、不織布からなる二次シートを有しており、表面材と二次シートとは、流れ模様のエンボスにより接合されている。
さらに、吸収体にも流れ模様のエンボスを備えている。
特に軽失禁パッドや失禁パッド、テープ止め紙おむつ、パンツタイプなどの5mm以上の厚さの吸収体においては、表面材だけではなく、表面材と二次シート、さらには、吸収体を併せてエンボス加工を施すことにより液の吸収性が改善される。更には、立体ギャザーを形成するサイドシートにも、同様のエンボスを施しても良いが、吸収体本体の周縁部、すなわち前後フラップ及びサイドフラップについては、排泄物を誘導しないようにエンボスを施さないか、あるいはエンボス深さとエンボス密度を本体部分より浅め、あるいは密度を低くすることが好ましい。
本発明の実施形態に係る吸収性物品では、表面材4に吸収性本体の長手方向に沿って流れ模様のエンボスが備えられてなる。ここで、流れ模様とは、全体として一方向に沿う曲線により形成されるもので、蛇行方向に緩やかでかつ、不規則な揺らぎをもたせたものである。図1は、軽失禁パッドの肌当接面側の平面図である。表面材4は、液透過性で、使用者の皮膚に接するため、感触が柔らかで、皮膚に刺激を与えない不織布から形成されている。不織布は、エアースルータイプで、目付けは20g/m2から40g/m2が好ましい。図2は、表面材上に形成される流れ模様エンボス100を示す図である。流れ模様エンボス100は、長さ(L)は10〜40mm、幅は1mm〜3mmの緩やかな曲線からなるエンボスの集合体である。長さと幅がこの範囲を超えると個々のエンボス部の剛性が高くなり、変形容易性が損なわれ、皮膚刺激からも好ましくない。この組合せ集合体を構成する緩やかな隣接する曲線の相互間隔(D)は1mm以上、5mm以下とすることにより、液の拡散や皺の発生において各エンボス相互の作用を分断する作用が働く。5mm以上では柔軟性やしなやかさが得られない。流れエンボスの密度については、吸収性物品の長手方向と直交する幅方向に設けた長さ25mmの仮想線と流れ模様のエンボスとの交差数が5から12であることが好ましい。二次シート5は、液の透過と拡散を促すために表面材に比べて平均繊維間距離が小さいものを使用するとよい。
エンボス100を施した断面斜視図である。流れ模様エンボスの長手方向一端に開口を有している。図示は肌側表面からみて溝であるが、隆起でもよく、併用してもよい。また、図5は、流れ模様エンボス100を吸収体におよび施した断面図である。表面材4と二次シート5また、二次シート5と吸収体2とは流れ模様エンボス加工時に熱により接合されている。
シート同士の接合や、エンボス形状の保形性に寄与する。溝と隆起を設ける場合には、エンボスロールを表裏に設ける。
吸収速度は、各吸収性物品を水平な状態に伸ばして固定し、吸水速度測定治具(中空の円筒で内径30mm、外径80mm、重量2kg)を吸収性物品の中央に載せ、10mlの試験液を測定治具の筒内に注入し、注入開始から完全に吸収するまでの時間を計測した。試験液は、人工尿として生理食塩水(36±3℃)を用いた。
4 表面材
5 二次シート
6 バックシート
8 サイドシート
10 吸収本体部
100 流れ模様エンボス
110 フィットエンボス
300 エンボス用ロール
310 突条
410 開口
Claims (5)
- 液透過性の表面材と、液不透過性のバックシートと、前記表面材と前記バックシートの間に配置される吸収体とを備えた吸収性物品において、前記表面材には、吸収性物品の長手方向に沿う流れ模様のエンボスを備えたことを特徴とする吸収性物品。
- 前記流れ模様のエンボスが長さ10mm以上、40mm以下、幅1mm以上、4mm以下のの緩やかな溝又は/及び隆起した曲線の組合せ集合体であり、該組合せ集合体を構成する緩やかな曲線間の相互間隔が1mm以上、5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
- 液透過性の表面材と、液不透過性のバックシートと、前記表面材と前記バックシートの間に配置される吸収体とを備えた吸収性物品において、表面材と吸収体の間には、不織布からなる二次シートを有しており、前記表面材と二次シートとは、前記流れ模様のエンボスにより接合されていることを特徴とする請求項2に記載の吸収性物品。
- 液透過性の表面材と、液不透過性のバックシートと、前記表面材と前記バックシートの間に配置される吸収体とを備えた吸収性物品において、さらに吸収体にも流れ模様のエンボスを備えたことを特徴とする請求項2に記載の吸収性物品。
- 前記流れ模様のエンボスの少なくとも一端に表面シートを貫通する開口が施されていることを特徴とする請求項2に記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011280249A JP2013128668A (ja) | 2011-12-21 | 2011-12-21 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011280249A JP2013128668A (ja) | 2011-12-21 | 2011-12-21 | 吸収性物品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013128668A true JP2013128668A (ja) | 2013-07-04 |
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JP2011280249A Pending JP2013128668A (ja) | 2011-12-21 | 2011-12-21 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2013128668A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109998791A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-07-12 | 厦门延江新材料股份有限公司 | 一种卫生吸收制品 |
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-
2011
- 2011-12-21 JP JP2011280249A patent/JP2013128668A/ja active Pending
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