JP2013128390A - モールドモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャフトに対してロータマグネットを固定する際に、十分な固定強度が得られ、且つ、軸受部に対するシャフトの軸方向の適切な位置決めを行う。
【解決手段】 モータ1は、回転子3とモールドケーシング6と、軸受ホルダ11a,11bと、軸受10a,10bと、ブラケット7とを備える。回転子3は、シャフト8とロータマグネット9を有する。シャフト8には、円筒状のシャフト固定部34が固定されている。軸受ホルダ11a,11bは、円筒部48と底部500を有する。シャフト固定部34の軸方向長さは、外周側筒部35よりも長い。このため、回転子3がシャフト8に対して強固に固定される。また、回転子3のシャフト固定部34と底部500との距離を、ロータマグネット9とモールドケーシング6との軸方向距離より大きくする。このため、軸受部に対してシャフト8の軸方向の適切な位置決めを行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モールドモータに関する技術分野に属する。
固定子と回路基板が樹脂によってモールドされたモータフレームを有するモールドモータが特許文献1に記載されている。固定子の径方向内側には、回転軸が取り付けられた回転子が配置されている。回転軸は、一対の軸受によって、回転可能に支持されている。
モータフレームには、軸受ハウジングが形成されている。軸受ハウジングには、軸受ブラケットが取り付けられ、軸受が収容されている。モータフレームの開口側は、金属製のブラケットが取り付けられている。ブラケットにも、軸受が収容されている。
また、特許文献2に記載のモータにおいては、軸受と軸受ハウジングとの間に予圧バネが配置されて、軸受に予圧をかけている。これにより、モータの振動や騒音の低減が図られる。
特開2010−110029号公報 特開2004−129418号公報
特許文献1に記載されている回転子は、シャフトとの締結長が短く、十分な固定強度が得られていない
特許文献2に記載されている回転子は、コアを介してマグネットが固定されている。つまり、シャフトに対してコアが十分な締結長を持って固定されている。しかしながら、コアの重量により回転体の質量が大きくなり、回転効率が悪い。
本発明の目的は、シャフトに対してマグネットを固定する際に、十分な固定強度が得られ、且つ、軸受部に対するシャフトの軸方向の適切な位置決めを行うことである。
本発明のモータは、中心軸に沿って上下に伸びるシャフトと、前記シャフトに円筒状のシャフト固定部が固定され、前記シャフト固定部に対して直接又は間接的に固定されるロータマグネットと、を有する回転部と、前記ロータマグネットの径方向外方に配置される環状のコアバックと、前記コアバックから径方向内方に向けて突出し、内端面がロータマグネットと、径方向において対向する複数のティースと、を有する電機子コアと、前記ティースに対して導線が巻回されて構成されるコイルと、を有する電機子と、前記電機子の軸方向下方に位置する円環状の底部と、前記底部の中心部において軸方向下方に向かって突出し、中心軸にボス貫通孔を有するボス部と、を有する、前記電機子を内部に収容し、軸方向上方側に向けて開口するモールドケーシングと、円筒部と、中央にシャフトが挿入されるホルダ貫通孔を有する底部と、を有し、前記ボス部に支持される有底略円筒状の軸受ホルダと、前記軸受ホルダに収容され、前記シャフトを支持する軸受と、前記モールドケーシングの開口側を覆い、シャフトを支持する軸受が支持されるブラケットと、前記ボス貫通孔を規定する前記モールドケーシングの内周面は、軸方向下側に前記軸受ホルダが支持される大径部を有しており、軸方向上側に前記軸受ホルダの外径よりも小さい小径部を有し、前記軸受ホルダは、前記底部側が上側になる状態で前記小径部に支持され、前記軸受ホルダは、前記円筒部の上端が、前記小径部と軸方向に接触しており、前記小径部は、前記シャフト固定部の軸方向下端よりも内径が大きく、前記回転子の前記シャフト固定部と前記底部との距離が、前記ロータマグネットと前記モールドケーシングとの軸方向距離よりも大きいモータ。
本発明によれば、モータの回転子とシャフトが強固に固定され、かつ軸受部に対するシャフトの軸方向の位置決めを適切に行うことができる。
実施形態に係るモータの断面図である。 モータ内方側から見たブラケットの斜視図である。 モータ外方側から見たブラケットの斜視図である。 ブラケットをモータ内方側から見た平面図である。 ブラケットを外したモータをその軸心方向から見た平面図である。 ブラケットの製造方法を説明するための説明図である。 固定子が一体固定(収容)されたモールドケーシングをその開口側且つ径方向外側から見た斜視図である。 固定子が一体固定(収容)されたモールドケーシングをその開口側から見た平面図である。 軸受ホルダの断面図である。 実施形態4におけるブラケットの取り付け構造の断面図である。 実施形態5におけるブラケットの取り付け構造の断面図である。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態に係るモールドモータ1(以下、モータ1という)を示す。このモータ1は、ブラシレスDCモータであって、例えば、エアコン室内機のクロスフローファンを駆動するために使用される。
モータ1は、電機子2とモータハウジング5を備える。電機子2は円筒形である。モータハウジング5は内部に回転子3を収容する収容空間4が構成されている。モータハウジング5は、上方側に向けて開口する有底略円筒状のモールドケーシング6と、モールドケーシング6の開口側を覆う略円盤状のブラケット7とを備える。また、電機子2は、樹脂によって、モールドケーシング6中に埋め込まれる。その際、電機子2の内周面は露出する。回転子3は、環状の電機子2と同軸で、かつ回転子3の径方向内側に配置される。シャフト8は回転子3に取り付けられる。シャフト8は一対の玉軸受10a,10bを介してモータハウジング5に回転可能に支持される。一方の玉軸受10aは、モールドケーシング6の底壁部13に軸受ホルダ11aを介して取り付けられる。他方の玉軸受10bはブラケット7に軸受ホルダ11bを介して取り付けられる。シャフト8の先端部は、クロスフローファンの支持シャフトに直列に連結される。クロスフローファンの支持シャフトは、その一端部がファン軸受により軸支される。クロスフローファンに関しては、図示を省略する。
なお、図1において、軸線Pは、シャフト8の中心に沿って伸びる線である。以下の説明では、軸線Pに沿う方向を「軸方向」と定義し、軸線Pに直交する方向を「径方向」と定義し、軸線Pの軸周りの方向を「周方向」と定義する。また、図1に示すモータ1の軸方向において、回転子3に対して玉軸受10b側を「上」と定義し、回転子3に対して玉軸受10a側を「下」と定義する。
電機子2は、電機子コア14とインシュレータ17とコイル20とを有する。電機子コア14は、環状のコアバック15と周方向に並ぶ複数のティース16とを有する。コアバック15は、ロータマグネット9の径方向外方に配置される。コアバック15の内端面は、後述するロータマグネット9と径方向において対向する。ティース16は、コアバックから径方向内方に向けて突出する。インシュレータ17は、電機子コア14における内周面及び外周面を除く部分を覆う。各ティース16には、インシュレータ17を介して導線が巻回され、コイル20が構成される。内側インシュレータ壁19は、ティース16の先端の両端面から軸方向に向けて突出する。尚、インシュレータ17は、電機子コア14におけるコイル20が巻回される部分を覆うものであればどのような形状でもよい。
モールドケーシング6は、全体が樹脂材料で構成される。モールドケーシング6は、円筒部21と、円盤状の底壁部13と、環状のモータ被覆部22とを有する。円筒部21は、電機子2の外周を囲んでいる。底壁部13は、電機子2の軸方向下方に位置し、内側インシュレータ壁19の下端付近から径方向内方に向けて伸びる。電機子2は、円筒部21の内周面と底壁部13とモータ被覆部22に覆われ、モールド成型される。本実施形態では、モールド成型用のモールド樹脂として不飽和ポリエステルが使用される。
モールドケーシング6の製造方法について述べる。インシュレータ17で絶縁した電機子2に巻線を施した後、電機子2を金型内に挿入する。モールドケーシング6は、金型内に樹脂を注入して成型される。その際、樹脂は高い圧力にて注入される。このため、電機子2は、金型に設けられたピンでインシュレータ17の端面を押さえることにより位置決めされ、注入される圧力により電機子2が金型内での姿勢が傾くことが抑制される。成型後、モールドケーシング6は金型から取り外され、金型のピン跡23がモールドケーシング6に残る。
モールドケーシング6は、底壁部13の中心部において、軸方向下方に向かって突出するボス部24を有する。ボス部24は、中心軸と略同軸に軸受ホルダ11aが配設されるボス貫通孔25を有する。ボス貫通孔25を規定するモールドケーシング6の内周面は、軸方向下側に軸受ホルダ11aが支持される大径部250を有しており、軸方向上側に軸受ホルダ11aの外径よりも小さい小径部251を有する。軸受ホルダ11aは、有底略円筒状であり、円筒部48と底部500を有する。底部500の中央には、シャフト8が挿入されるホルダ貫通孔501を有する。軸受ホルダ11aは、モールドケーシング6の底壁部13と一体成型(インサート成型)され、ボス部24で支持されることで、軸受ホルダ11aの軸方向(シャフト8の軸心方向)の移動が規制される。また、軸受ホルダ11aは、底部500側が上側になるように圧入固定されてもよい。軸受ホルダ11aは、円筒部48の上端が、小径部251と軸方向に接触することで軸方向上側への移動が規制される。
ブラケット7は、全体が樹脂材料で構成される。このブラケット7を構成する樹脂材料は、モールドケーシング6と同じ材質の樹脂材であるのが好ましい。
また、ブラケット7は、中心部において、軸方向上方に向かって突出するボス部26を有する。ボス部26は、中心軸と略同軸に軸受ホルダ11bが配設されるブラケット貫通孔27を有する。ブラケット貫通孔27を規定するブラケット7の内周面は、軸方向上側に軸受ホルダ11bが圧入固定される大径部270を有しており、軸方向下側に軸受ホルダ11bの外径よりも小さい小径部271を有する。軸受ホルダ11bは、有底略円筒状であり、円筒部48と底部500を有する。底部500の中央には、シャフト8が挿入されるホルダ貫通孔501を有する。軸受ホルダ11bは、ブラケット7が射出成型される際に、ブラケット7と一体成型(インサート成型)され、ボス部26で支持されてもよい。この場合、軸受ホルダ11bの軸方向(シャフト8の軸心方向)の移動がより強固に規制される。また、軸受ホルダ11bは、ボス部の26の内周面に圧入され、ブラケット貫通孔27に収容されてもよい。軸受ホルダ11bは、底部500側が下側になるように圧入固定される。軸受ホルダ11bは、円筒部48の下端が、小径部271と軸方向に接触することでブラケット7との位置決めがなされる。また、軸受ホルダ1bは、底部500側が上側になるように圧入されてもよい。
また、ブラケット7は、図1及び図2に示すように、ボス部26の径方向外方に位置する円筒状圧入部28と、ボス部26と薄肉の連結板部29とを有する。円筒状圧入部28は、モールドケーシング6の開口側の端部の内周面に圧入される。連結板部29は、ボス部26と円筒状圧入部28とを連結する。
円筒状圧入部28の径方向外方端部、径方向外側に突出するフランジ板部30が形成される。フランジ板部30は、円筒状圧入部28の軸方向上側に位置する。フランジ板部30の下面は、ブラケット7がモールドケーシング6に圧入された状態で、モールドケーシング6の開口側の軸方向端面に当接する。これにより、ブラケット7をモールドケーシング6に圧入する際に、ブラケット7の圧入される軸方向の位置を容易に決定することができる。
また、フランジ板部30の下面は、周方向に互いに所定間隔を空けて並ぶ3つの位置決めブロック80を有する。この3つの位置決めブロック80は、モールドケーシング6の開口側の端面に形成された3つの位置決め凹部81に対してそれぞれ圧入される。こうして、位置決めブロック80が位置決め凹部81に連結することで、ブラケット7の周方向の位置決めがなされる。また、モールドケーシング6に対するブラケット7の回り止めが構成される。位置決めブロック80および凹部81は、周方向において不等配されることで、ブラケット7をモールドケーシングに圧入する際のバカよけになる。この際、位置決めブロック80および凹部81のそれぞれの周方向の幅を異ならせることによってバカよけとしてもよい。
各位置決めブロック80は、図3及び図4に示すように、円筒状圧入部28の外周面から径方向外側に向かってフランジ板部30の外周縁まで延びる。各位置決めブロック80の高さは、円筒状圧入部28の高さに略等しい。位置決めブロック80及び円筒状圧入部28のモータ内方側の端面は連続的に繋がって略同一面上に位置する。
各位置決めブロック80は、ブラケット7の軸心方向から見て周方向に長い略円弧状をなしている。各位置決めブロック80の周方向の両側面は、ブラケット7の径方向内側から外側に向かうにつれて周方向の外側に向けて傾斜している。この傾斜角α(図4参照)は、例えば2°〜5°の範囲内である。同様に、モールドケーシング6の位置決め凹部81も周方向の両側面81aが、モールドケーシング6の径方向内側から外側に向かうにつれて周方向の外側に傾斜している。この傾斜角βは上記傾斜角αよりもやや小さい。このように、位置決めブロック80の周方向の両側面を傾斜させることにより、位置決めブロック80を位置決め凹部81に対して楔効果により強固に固定することができる。
連結板部29の上面には、ボス部26側から円筒状圧入部28側まで延びる複数のリブ47が形成される。複数のリブ47は、ボス部26を中心として放射状に形成される。このように、リブ47を設けることで、ブラケットカバー7の剛性を高めて、シャフト8の回転時における芯ずれを極力抑制することができる。
次にブラケット7の製造方法について説明する。ブラケット7は、図5に示すように、上型105と下型106との間に形成されるキャビティ107に熱硬化性の樹脂材料を射出して硬化させることにより成型される。本実施形態では、上型105及び下型106は、両者の合わせ面108が丁度、小径部271に位置するように構成されている。これにより、成型品に生じるパーティングラインが大径部270の内周面に形成されるのを防止し、軸受ホルダ11bのブラケットカバー7への組み付け精度(延いては、玉軸受10bの組み付け精度)を向上させることができる。よって、シャフト8の芯ずれを防止することができる。
また、上述の熱硬化性樹脂による製法では、熱硬化性樹脂がキャビティ内で硬化する際、ボス部26に径方向の倒れ変形が生じて、その内方に形成されるブラケット貫通孔27の円筒度が、低下するという問題がある。これに対して、本実施形態では、ブラケット7の連結板部29の内周側縁部が、ボス部26の突出側に盛り上がって、ボス部26の基端部を支えるリブ部83(図2参照)を構成している。このように、リブ部83を設けることによって、ボス部26の硬化時の倒れを防止することができるとともに、ボス部26のラジアル方向の剛性を可及的に高めることができる。ここで、リブ部83の背面には、リブ部83の肉厚が大きくなり過ぎないように凹部84が形成される。これにより、リブ部83にひけ等の成型不良が生じるのを防止することができる。
ブラケット7のボス部26及びモールドケーシング6のボス部24の外周面にはそれぞれ、ゴムからなる防振部材31が嵌合されている。防振部材31は、リング状の防振本体部32とフランジ部33とで構成されている。防振本体部32は、内周面がボス部26あるいはボス部24の外周面に密着する。フランジ部33は、防振本体部32の軸方向の一端部から径方向外側に突出する。
回転子3は、シャフト8とロータマグネット9とを有する。シャフト8は、モールドケーシング6の円筒方向に沿って伸びる。ロータマグネット9は、シャフト3に直接又は間接的に固定される。回転子3は、略円筒状の内周側筒部34と略円筒状の外周側筒部35と、円盤状の連結部36とを有する。換言すると、内周側筒部34は、円筒状のシャフト固定部である。内周側筒部34は、シャフト8に固着される。外周側筒部35は、電機子コア14からの磁力と直接的に作用する。連結部36は、内周側筒部34と外周側筒部35とを連結する。回転子3は、磁性材料にプラスチックが配合されたマグネット樹脂からなるものである。回転子3は、射出成型により形成されている。つまり、回転子3は、一体的に形成されているため、高い剛性を保つことができる。尚、回転子3は、例えば、複数に分割された焼結マグネットを、円筒状のヨークの外周面に接着剤等により貼り合わせて形成されるものであってもよい。つまり、ロータマグネットがシャフトに対して間接的に固定されていてもよい。内周側筒部34及び外周側筒部35は共に、連結部36において肉厚が最も大きくなり、そこから軸方向の両端側に向かうにしたがって肉厚が徐々に減少するように形成される。換言すると、内周側筒部34の軸方向長さは、連結部36の軸方向長さより長い。本実施形態においては、内周側筒部34の軸方向長さは、外周側筒部35よりも長い。つまり、内周側筒部34がシャフト8に対して締結長が長く取られている。このため、回転子3がシャフト8に対して強固に固定される。
シャフト8における回転子3との固着面には、螺旋状の溝部37が形成される。回転子3を射出成型する際に、マグネット樹脂がこの溝部37に固着される。これにより、回転子3をシャフト8に対して強固に固着させることができ、回転子3がシャフト8回りに滑って空回りするのを防止することができる。
ブラケット7と回転子3との間には、制御用基板38が配されている。制御用基板38は、図6に示すように、モータ被覆部22からブラケット側に突出する2つの突起85の爪部85aにより固定されている。制御用基板38の下面は、モータ被覆部22の上面と接触している。制御用基板38の上面は、爪部85aの下面と接触している。つまり、制御用基板38は、モータ被覆部22と爪部85aに挟み込まれることで固定されている。各突起85の基端部はインシュレータ17に一体成型されている。爪部85aは突起85の先端部に形成される。
制御用基板38には、PWM制御を行ってモータ1を回転させるためのモータ駆動回路が設けられる。モータ駆動回路は、モータ1の各コイル20に駆動電流を供給するインバータ回路とインバータ回路を制御する制御回路とを有している。制御用基板38は、モータ駆動回路が形成される側の面である基板面39をブラケット7のモータ内方側の面に対面させて配置される。制御用基板38の基板面39は、制御回路を内蔵し、略直方体のボックス状の制御用IC40が設けられる。制御用IC40は、ブラケット7をモールドケーシング6に取り付けた状態においてブラケット7のモータ内方側の面に接していても良い。
制御用基板38は、ロータマグネット9の磁束を検知する磁気センサ381を有する。磁気センサ381は、ロータマグネット9の軸方向上側に配置される。制御用基板38は、磁気センサ381の検出信号に基づいて、コイル20へ供給する駆動電流を制御する
制御用基板38には、回転子3の内周側筒部34との干渉を避けるための円孔41が形成される。内周側筒部34は、円孔41内を通過して制御用基板38よりもブラケット7側に突出している。
制御用基板38には、電機子2と電気的に接続される端子として機能する3つのピン孔91と、位置決め用に使用される4つの位置決め孔92とを有する。図6及び図7に示すように、4つの位置決め孔92にはそれぞれ、モータ被覆部22のブラケット側の面から突出する4つの位置決めピン93が差し込まれる。これにより、制御用基板38のシャフト8に垂直な平面内における周方向の位置決めがなされる。
制御用基板38の3つのピン孔91には、モータ被覆部22のブラケット側の面から突出する3つの配線ピン94がそれぞれ差し込まれる。3つの配線ピン94は、コイル20に電気的に接続される。3つの配線ピン94を制御用基板38の配線パターン上に半田付けすることでモータ駆動回路とコイル20とが電気的に接続される。
制御用基板38にはさらに、制御用基板38上の各回路に電力を供給するためのリード線42が接続される。リード線42は、モールドケーシング6とブラケット7との間からモータ1外に引き出されて、外部電源にコネクタを介して接続される(図6参照)。モールドケーシング6とブラケット7との間には、リード線42を径方向から挟み込んで固定する一対のブッシング43a,43bが設けられる。一対のブッシング43a,43bの軸方向に対向する面にはそれぞれ、断面半円形の配線溝44が径方向に伸びている。この配線溝44にリード線42を嵌め込んだ状態でリード線42をモータ外に引き出すことによって、リード線42は、しっかりと固定して所定の向きに配線可能になっている。各ブッシング43a,43bにおける配線溝44が形成される側とは反対側の面には挿入溝45が形成される。ブッシング43aは、挿入溝45をモールドケーシング6の外周部に形成された凸部46aに係合させて固定される。ブッシング43bは、挿入溝45をブラケット7の外周部に形成された凸部46bに係合させて固定される。こうして、各ブッシング43a,43bのモータ径方向の位置決めがなされる。
シャフト8は、玉軸受10a,10bによって支持されている。この前後の玉軸受10a,10bは、同一のものである。玉軸受10a,10bは、軸受ホルダ11a,11bに収容されている。
軸受ホルダ11a,11bは、金属製である。軸受ホルダ11a,11bは、円筒部48と底部500を有する。底部500は、円環部49と、突出部50とを有する。円環部49は、円筒部48の軸方向において、ロータマグネット側の端部から径方向内方に向かって伸びる。また、円環部49は、円環部49の径方向内側且つ円筒部48から離れた位置から径方向内方に突出する突出部50を有する。本実施形態における玉軸受10a,10bは、それぞれシャフト8と共に回転する内輪と円筒部48に支持される外輪とを有する。突出部50は、内輪と接触しない。軸受ホルダ11aの円筒部48は、モールドケーシング6のボス部24と玉軸受10aの外輪との間に介在する。軸受ホルダ11bの円筒部48は、ブラケット7のボス部26と玉軸受10bの外輪との間に介在する。
軸受ホルダ11aは、円筒部48の上端と小径部251とが接触する状態にて位置決めされている。小径部251は、突出部50よりも内径が小さい。ここで、突出部50は、玉軸受10aの内輪との接触を防止する程度、玉軸受10aの内輪から離れていれば良く、高い寸法精度は要求されない。ここで仮に、突出部50に金型の入れ子を接触させようとした場合、突出部50の寸法精度次第では、結果的に入れ子と突出部50との間に隙間が生じ、溶融樹脂が金型内に注入された際に、当該隙間に樹脂が入り込みバリとなる可能性がある。これに対して、本実施形態は、インサート成型する際に、金型の入れ子を円環部49の上面に突き当てることで、樹脂が径方向内側に流れ、軸受ホルダ11aのホルダ貫通孔501を通って、樹脂が流入するのを抑制している。よって、突出部50に対して高い寸法精度を要求する必要がないため、歩留まりが改善される。
玉軸受10a,10bに対してそれぞれの軸方向上下から、止め輪51a,51bが取り付けられている。玉軸受10a,10bは、円環部49と外輪が接触し、止め輪51a,51bと内輪とが接触している。さらに、板バネ12が軸受ホルダ11aの円環部49と玉軸受10aの外輪との間に配置されることで、定圧予圧が構成される。尚、板バネ12は、軸受ホルダ11bと玉軸受10bの間に配置されても良い。
本実施形態では、玉軸受10aが軸受ホルダ11aの円環部49と接触することで、回転子3が軸方向下方に向かって移動することを抑制する。これにより、回転子3の軸方向下方への移動が規制され、底壁部13と接触することを防ぐ。また、板バネ12によって、玉軸受11bの外輪に対して、軸方向下方の力が発生し、一方、止め輪51bが、玉軸受11bの内輪に接触しているため、内輪に対して軸方向上方の力が発生する。これにより、回転子3が、磁気センサ381に接近する方向のみに移動可能であるため、磁気センサ381の検出精度が向上する。
本実施形態では、板バネ12が軸受ホルダ11aの円環部49と玉軸受10aの間に配置されることで,定圧予圧が構成される。この構成により、ロータマグネット9と固定子コア14の磁気センターを一致させた状態を保持し、モータ駆動中に発生する異音や騒音を低減することができる。
軸受ホルダ11a,11bは、モールドケーシング6およびブラケット7の小径部251,271に対してモータ1から離れる方側に固定されており、玉軸受10a,10bを介して止め輪51a,51bが両側からシャフト8の移動を防止している。これにより、モールドケーシング6およびブラケット7から玉軸受10a,10bが離脱されることが防止される。
また、モールドケーシング6は凹部81aを有しているため、円筒形状ではない。そのため、ブラケット7がモールドケーシング6に圧入された際、モールドケーシング6側の各部変位は均一にならず、組み立て時点で軸がすれている懸念がある。しかし、本実施形態では、軸受ホルダ11a,11bがモータ外側に向けて取り付けられ、かつ、止め輪51a,51bが玉軸受10a,10bを固定する。この際、止め輪51a,51は玉軸受10a,10bだけではなく、ブラケット7も固定する。よって、ブラケット7とモールドケーシング6の取り付けは、やや緩めの嵌合でよいため、作業性が向上する。
モータ1を組み立てる際には、先ず、電機子2をモールド成型し、軸受ホルダ11aを一体成型したモールドケーシング6を用意する。また、軸受ホルダ11bが一体成型されたブラケット7を用意する。次いで、回転子3が取り付けられたシャフト8が、軸受ホルダ11aに取り付けられた玉軸受10aの内周面に挿入される。シャフト8を玉軸受10aの内周面に挿入した後、止め輪10aが取り付けられる。次に、制御用基板38がモールドケーシング6の軸方向の出力軸側から取り付けられる。そして、ブッシング43aがモールドケーシング6に取り付けられて、配線溝44にリード線40が嵌め込まれる。リード線40の配線が完了した後は、ブッシング43bがブッシング43aの軸方向上側に取り付けられる。次に、ブラケット7がモールドケーシング6に対して、シャフト8の出力軸側から取り付けられる。ブラケット7が取り付けられた後、玉軸受10bが取り付けられる。これにより、ブラケット7がモールドケーシング6に取り付けられると同時に、玉軸受10bの内周面にシャフト8が挿入される。玉軸受10bが取り付けられた後、止め輪51bが取り付けられ、玉軸受10bを固定することで、モータ1の組み立てが完了する。
モールドケーシング6に対して回転子3を取り付ける際に、電機子2と回転子3とが磁力で引き合い、回転子3が勢いよくモールドケーシング6内に挿入され、回転子3がモールドケーシング6に接触する。この際に、回転子3の内周側筒部34と軸受ホルダ11aの底部500との距離が、回転子3の外周側筒部35とモールドケーシング6との軸方向距離よりも大きくなっている。また、小径部251は、内周側筒部34の軸方向下端部の外径より大きい。これにより、内周側筒部34が軸受ホルダ11aに接触することがなく、軸受ホルダ11aの玉軸受10aの支持面が変形するようなことがない。また、変形例として軸受ホルダ11aの底部500の上面を小径部251が覆った場合においても、小径部251に内周側筒部34が小径部251に接触した場合においても、軸受ホルダ11aに応力が伝達し、玉軸受10aの支持面が変形する恐れがある。このため、上記で示した構成においても同様の問題が発生しうる。つまり、小径部251が内周側筒部34と軸方向に重なる場合においては、内周側筒部34と小径部251との距離は、回転子3の外周側筒部35とモールドケーシング6との軸方向距離よりも大きくなっている。
ところで、このようにブラケット7を樹脂材料で構成した場合には、ブラケット7を金属材料で構成した場合に比べて寸法精度等の加工精度が劣るため、ブラケット7の円筒状圧入部25の外径精度が低下して、モールドケーシング6に対するブラケット7の組み付け誤差(例えば同芯度のずれ)が増加してしまう。また、ブラケット7に玉軸受10bを取り付けるためのブラケット貫通孔27の孔径精度も低下するため、ブラケット7に対する玉軸受10bの組み付け誤差も増加する。したがって、樹脂製のブラケット7を採用した場合、これらの組み付け誤差が累積して、モータ作動中におけるシャフト8の芯ずれが許容レベルを超えて、シャフト8の回転精度が著しく低下するという問題がある。これに対して、上記実施形態では、軸受ホルダ11bとブラケット7を一体成型したことで、シャフト8の回転精度の低下を防止することができる。
さらに、上記実施形態では、モールドケーシング6とブラケット7とを同じ樹脂材料で構成したことで、両者の線膨張係数が等しくなる。したがって、モータ作動時の発熱(玉軸受10a,10bの摩擦熱等)や外気温によって、モールドケーシング6及びブラケット7の径方向寸法が変化したとしても、両者の嵌め合い精度を一定の関係に維持することができる。よって、両者の嵌合い精度が低下することによるシャフト8の回転精度の低下及び嵌め合い強度の低下を防止することができる。
(実施形態2)
上記実施形態では、軸受ホルダ11aをモールドケーシング6に一体成型しているが、モールドケーシング6のボス貫通孔24を規定するモールドケーシング6の内周面の寸法精度が高ければ、軸受ホルダ11aをモールドケーシング6に圧入固定してもよい。また、上記実施形態では、軸受ホルダ11bをブラケット7に一体成型しているが、ブラケット7のボス貫通孔26を規定するブラケット7の内周面の寸法精度が高ければ、軸受ホルダ11bをブラケット7に圧入固定してもよい。
(実施形態3)
上記実施形態において、ブラケット7はモータへの組み付け箇所にも誤差があるので、軸受精度が、ケーシング側よりも必要である。そのため、軸受ホルダ11bとブラケット7は、一体成型する方が好ましい。
(実施形態4)
上記実施形態では、モールドケーシング6に対してブラケット7を圧入しているが、例えば、図9に示すように、モールドケーシング6の外周面に全周亘って断面三角状の突部111を形成して、ブラケット7の外周部に該突部111に係合する係合片112を設ける構成にすることもできる。これにより、モールドケーシング6に対してブラケット7をより一層強固に固定することができる。尚、図9の例では、係合突部111は、モールドケーシング6に対して一体成型されており、係合片112は、ブラケット7に対してインサート成型(又は接着)により固定される。
(実施形態5)
上記実施形態の他にも、例えば図10に示すように、モールドケーシング6にブラケット7を圧入した状態で、固定用部材113をモールドケーシング6及びブラケット7に対して径方向外側から装着する構成とすることができる。図10の例では、固定用部材113は、帯状プレート114と帯状プレート114の長手方向の両端部に接続され、モールドケーシング6の底壁部13と一対の固定片115とで構成されている。帯状プレートは、モールドケーシング6の外周面に沿ってモータ軸心方向に延びる。一対の固定片115は、ブラケット7ら挟み込む。固定用部材113は、例えば樹脂材料により一体成型される。
(他の実施形態)
本発明の構成は、上記各実施形態に限定されるものではなく、それ以外の種々の構成を包含するものである。すなわち、上記各実施形態では、モールド樹脂として不飽和ポリエステルを使用しているが、これに限ったものでなく、他の樹脂材料を使用するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、モールドケーシング6の軸方向の一側が開口していて、開口をブラケット7で覆う例を示した。これに限ったものではなく、モールドケーシング6の筒軸方向の両側が開口していて、両側の開口をそれぞれブラケット7で覆うようにしてもよい。
上記各実施形態では、前後の玉軸受10a,10bに板バネ12を用いた例を示したが、玉軸受10a,10bに予圧をかけられるものであれば、バネの種類は問わない。
本発明ではモータ外方に向けて軸受ホルダ11a,11bが取り付けられる。そのため、玉軸受10a,10bにゴミや塵が入りやすい環境では、蓋などを設ける構成にすることもできる。
本発明は、モールドケーシング内に固定子をモールド成型により一体固定したモールドモータに有用である。
1 モータ
2 固定子
3 回転子
6 モールドケーシング
7 ブラケット
8 シャフト
10a 玉軸受
10b 玉軸受
11a 軸受ホルダ
11b 軸受ホルダ
12 板バネ
13 底壁部
14 固定子コア
16 ティース
17 インシュレータ
20 コイル
38 制御用基板
48 円筒部
49 円環部
51a 止め輪
51b 止め輪
250、270 大径部
251、271 小径部
381 磁気センサ
500 底部
501 ホルダ貫通孔

Claims (12)

  1. 中心軸に沿って上下に伸びるシャフトと、
    前記シャフトに円筒状のシャフト固定部が固定され、前記シャフト固定部に対して直接又は間接的に固定されるロータマグネットと、
    を有する回転部と、
    前記ロータマグネットの径方向外方に配置される環状のコアバックと、
    前記コアバックから径方向内方に向けて突出し、内端面がロータマグネットと、径方向において対向する複数のティースと、
    を有する電機子コアと、
    前記ティースに対して導線が巻回されて構成されるコイルと、
    を有する電機子と、
    前記電機子の軸方向下方に位置する円環状の底壁部と、
    前記底壁部の中心部において軸方向下方に向かって突出し、中心軸にボス貫通孔を有するボス部と、
    を有する、前記電機子を内部に収容し、軸方向上方側に向けて開口するモールドケーシングと、
    円筒部と、
    中央にシャフトが挿入されるホルダ貫通孔を有する底部と、
    を有し、前記ボス部に支持される有底略円筒状の軸受ホルダと、
    前記軸受ホルダに収容され、前記シャフトを支持する軸受と、
    前記モールドケーシングの開口側を覆い、シャフトを支持する軸受が支持されるブラケットと、
    前記ボス貫通孔を規定する前記モールドケーシングの内周面は、軸方向下側に前記軸受ホルダが支持される大径部を有しており、
    軸方向上側に前記軸受ホルダの外径よりも小さい小径部を有し、
    前記軸受ホルダは、前記底部側が上側になる状態で前記小径部に支持され、
    前記軸受ホルダは、前記円筒部の上端が、前記小径部と軸方向に接触しており、
    前記小径部は、前記シャフト固定部の軸方向下端よりも内径が大きく、
    前記回転子の前記シャフト固定部と前記底部との距離が、前記ロータマグネットと前記モールドケーシングとの軸方向距離よりも大きいモータ。
  2. 中心軸に沿って上下に伸びるシャフトと、
    前記シャフトに円筒状のシャフト固定部が固定され、前記シャフト固定部に対して直接又は間接的に固定されるロータマグネットと、
    を有する回転部と、
    前記ロータマグネットの径方向外方に配置される環状のコアバックと、
    前記コアバックから径方向内方に向けて突出し、内端面がロータマグネットと、径方向において対向する複数のティースと、
    を有する電機子コアと、
    前記ティースに対してインシュレータを介して導線が巻回されて構成されるコイルと、
    を有する電機子と、
    前記電機子の軸方向下方に位置する円環状の底部と、
    前記底部の中心部において軸方向下方に向かって突出し、中心軸にボス貫通孔を有するボス部と、
    を有する、前記電機子を内部に収容し、軸方向上方側に向けて開口するモールドケーシングと、
    円筒部と、
    中央にシャフトが挿入されるホルダ貫通孔を有する底部と、
    を有し、前記ボス部に支持される有底略円筒状の軸受ホルダと、
    前記軸受ホルダに収容され、前記シャフトを支持する軸受と、
    前記モールドケーシングの開口側を覆い、シャフトを支持する軸受が支持されるブラケットと、
    前記ボス貫通孔を規定する前記モールドケーシングの内周面は、軸方向下側に前記軸受ホルダが支持される大径部を有しており、
    軸方向上側に前記軸受ホルダの外径よりも小さい小径部を有し、
    前記軸受ホルダは、前記底部側が上側になる状態で前記小径部に支持され、前記軸受ホルダは、前記円筒部の上端が、前記小径部と軸方向に接触しており、
    前記小径部が前記シャフト固定部と軸方向において重なっており、
    前記回転子の前記シャフト固定部と前記小径部との距離が、前記ロータマグネットと
    前記モールドケーシングとの軸方向距離よりも大きい、モータ。
  3. 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
    前記回転子は、前記シャフト固定部と、前記ロータマグネットを連結する連結部を備え、
    前記シャフト固定部の軸方向の長さは前記連結部の軸方向長さより長い、モータ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のモータにおいて、
    前記底部は、円環部と、突出部と、を有し、
    前記円環部は、前記円筒部の軸方向において、前記ロータマグネット側の端部から径方向内方に向かって伸び、
    前記突出部は、前記円環部の径方向内側且つ前記円筒部から離れた位置から径方向内方に突出しており、前記小径部は、前記突出部よりも内径が小さい、モータ。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のモータにおいて、
    前記モールドケーシングの径方向内側に配置され、中心軸を中心とした環状であり、
    前記ロータマグネットと軸方向において対向配置される制御用基板と、
    前記軸受ホルダの前記円環部と前記玉軸受との間に配置される板バネと、
    前記軸受に対して、軸方向上下から取り付けられた止め輪と、を有し、
    前記制御用基板は、前記ロータマグネットの軸方向上側に磁気センサを備え、
    前記ロータマグネットと前記磁気センサとの軸方向の距離を接近させ、
    前記磁気センサの検出精度を向上させる
    モータ
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のモータにおいて、
    前記軸受ホルダは、前記モールドケーシングおよび前記ブラケットと一体成型されるモータ。
  7. 請求項1から5のいずれかに記載のモータにおいて、
    前記軸受ホルダは、前記モールドケーシングおよび前記ブラケットと圧入固定されるモータ。
  8. 請求項1から5のいずれかに記載のモータにおいて、
    前記軸受ホルダの一方は、前記ブラケットと一体成型され、
    前記軸受ホルダの他方は、前記モールドケーシングに圧入固定されるモータ。
  9. 請求項5に記載のモータにおいて、
    前記インシュレータは、突起を有し、
    前記突起は、先端部に爪部を備え、
    前記制御用基板は、前記爪部に固定されるモータ。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載のモータであって、
    前記モールドケーシングは、樹脂材料でモールド成型されているモータ。
  11. 請求項1から9のいずれかに記載のモータにおいて、
    前記ブラケットは、樹脂材料でモールド成型されているモータ。
  12. 請求項1から9のいずれかに記載のモータにおいて、
    前記ブラケットは、前記モールドケーシングと同じ樹脂材料からなるモータ。
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