JP2013128368A - 電力管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力需要者に対して確実に節電を促すことができる電力管理装置を提供する。
【解決手段】ホームコントローラ10は、家電群40に含まれる複数の電気機器について、使用を許容される電力の量(供給電力)を制御する。具体的には、ホームコントローラ10は、各電気機器についての重みの設定を受付け、また、家電群40に対して使用を許容される電力(制限電力)の入力を受付ける。そして、ホームコントローラ10は、各電気機器についての供給電力を、制限電力を重みに従って分配することにより、設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力管理装置に関し、特に、電気機器が使用する電力を管理するための電力管理装置に関する。
従来から、節電等を目的として、電気機器の電力を管理するための技術が種々提案されている。
たとえば、特許文献1(特開2009−165249号公報)には、電力供給線路を介して電力を供給される複数の機器の間で優先度を設定し、当該複数の機器の使用電力の総量が余裕電力を超えた場合には、優先度の低い機器の運転が拒否される技術が開示されている。
特開2009−165249号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたような技術によれば、優先度の低い機器についての節電を図ることは可能と考えられるが、それ以外の機器については節電を促すことは難しいと考えられた。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、電力需要者に対して確実に節電を促すことができる電力管理装置を提供することである。
本発明に従った電力管理装置は、複数の電気機器の消費電力の総量を取得するための取得手段と、複数の電気機器の消費電力の総量に対する比率を規定するための情報を記憶するための記憶手段と、総量および比率に応じて算出された電力値以下に各電気機器の消費電力を制御するための制御手段とを備える。
好ましくは、複数の電気機器は、太陽光で発電する太陽光発電手段から電力を供給され、取得手段は、太陽光発電手段の発電量を取得することにより、消費電力の総量を取得する。
好ましくは、複数の電気機器は、さらに、太陽光発電手段以外の電力供給源から電力を供給され、制御手段は、取得手段によって取得される太陽光発電手段の発電量が特定の値以上の場合には、消費電力の総量を太陽光発電手段の発電量のみから算出し、取得手段によって取得される太陽光発電手段の発電量が特定の値未満の場合には、消費電力の総量を特定の値より大きい所定の値に設定する。
好ましくは、制御手段は、総量の代わりに当該総量を一定の比率で減じた電力の量および比率に応じて、各電気機器の消費電力を制御する。
好ましくは、記憶手段は、各電気機器の消費電力に対応した動作状態をさらに記憶し、制御手段は、総量および比率に基づいて各電気機器の動作状態を特定し、当該特定された動作状態に従って各電気機器を制御する。
本発明によれば、複数の電気機器のそれぞれに供給される電力が、それぞれに対して規定される比率に基づいて制御される。これにより、たとえば複数の電気機器に対して利用が許容される電力の総量が低下した場合、複数の電気機器のすべてに対して、規定される比率に応じて、電力の利用を制限できる。
したがって、電力需要者に対して確実に節電を促すことができる。
また、優先度の低い電気機器のみについての電力の利用が制限される場合に比べて、特定の電気機器のみが利用を制限されるという事態の発生を回避でき、電力需要者の要望に応じた態様で、かつ、無理の無い範囲で、節電の実効が図ることができる。
本発明の第1の実施の形態にかかる電力管理装置を含む、エネルギー消費を管理するための制御システムの構成の具体例を示す図である。 本実施の形態のホームコントローラのハードウェア構成を示す図である。 ホームコントローラにおいて実行される、家電群を構成する各電気機器の消費電力を制御するための処理(電力調整処理)のフローチャートである。 制御システムにおける、各電気機器による消費電力の重み付けを変更するために表示される画面の一例を示す図である。 各電気機器に対して付された「重み」と、各電気機器が消費することを許容される電力の値とを模式的に示す図である。 エアコンについての供給電力の値と温度との関係の一例を示す図である。 テレビについての供給電力の値と当該テレビのバックライトの輝度との関係の一例を示す図である。 照明についての供給電力の値と当該照明が点灯する明るさとの関係の一例を示す図である。 重みの変更の際の画面表示の一例を示す図である。 図9から更新された表示画面の一例を示す図である。 図10から更新された表示画面の一例を示す図である。 図11から更新された表示画面の一例を示す図である。 ホームコントローラにおけるある操作により各電気機器の重みが変更された状態を示す図である。 変更後の重みと供給電力を示す図である。 図5の状態から図13の状態へと重みを変更するための操作がなされたときの表示画面を示す図である。 図14を参照して説明したように、エアコンの重みが上限まで上げられたときの表示画面を示す図である。 重み変更前の各電気機器の制御内容の一例を示す図である。 重み変更後の各電気機器の制御内容の一例を示す図である。 本発明の電力管理装置を含む制御システムの第2の実施の形態において実行される電力調整処理のフローチャートである。 図19の機器制御更新処理のサブルーチンのフローチャートである。 図20の処理による更新後の各電気機器の供給電力の一例を示す図である。 図1の家電群を構成する各電気機器の構成の具体例を示すブロック図である。
以下、本発明の照明装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一の機能および作用を有する要素については、同じ符号を付し、重複する説明を繰返さない。
[第1の実施の形態]
<システムの構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる電力管理装置を含む、エネルギー消費を管理するための制御システム1の構成の具体例を示す図である。制御システム1は、たとえばHEMS(Home Energy Management System)によって実現される。
図1を参照して、制御システム1は、ホームコントローラ10と、太陽光発電装置20と、インテリジェントパワーコンディショナ30(以下、「パワーコンディショナ30」と称する)と、家電群40とを備える。
太陽光発電装置20は、日中に太陽の光を受けて、当該受けた光の光エネルギーを電力に変える電力機器である。
パワーコンディショナ30は、太陽光発電装置20で発電した電気を変換して、宅内で使えるように宅内の電力系統に繋ぐ機器である。図1に示された制御システム1では、太陽光発電装置20において太陽光に基づいて生成された電力は、家電群40に供給される。パワーコンディショナ30は、太陽光発電装置20が発電した電力量(発電量)を示す発電量情報を、ホームコントローラ10に送る。発電量情報は、単位時間当たりの発電量を示した情報である。なお、パワーコンディショナ30は、太陽光発電装置20だけでなく、それ以外の電力供給源(図示しない、商用電源、蓄電池、等)にも接続されており、家電群40はこのような電力供給源からも電力を供給されている。
家電群40は、少なくとも、空気調和機41、テレビ42、および、照明43を含む。
ホームコントローラ10は、家電群40に含まれる各電気機器について、少なくとも、各電気機器の消費電力量を取得することができる。また、ホームコントローラ10は、パワーコンディショナ30から発電量情報を取得する。
本実施の形態では、後述するように、ホームコントローラ10は、家電群40を構成する電気機器による消費電力の総量の入力を受付け、また、家電群40を構成する電気機器間の消費電力の重み付け係数(以下、単に「重み」ともいう)の入力を受付ける。そして、ホームコントローラ10は、上記した総量と取得した各電気機器の重み付け係数とに基づいて、家電群40を構成する各電気機器の消費電力を制御する。
なお、本実施の形態では、制御システム100に接続された家電群40には、ホームコントローラ10と通信できない電気機器や電力量を制御できない電気機器を含む場合も有り得る。このような場合、ホームコントローラ10は、通信可能な電気機器についてのみ、電力制御を行なう。
<ホームコントローラ10のハードウェア構成>
図2は、本実施の形態のホームコントローラ10のハードウェア構成を示す図である。
図2を参照して、ホームコントローラ10は、ディスプレイ101と、タッチセンサ102と、入力部104と、通信インターフェイス105と、マイク107と、スピーカ108と、メモリインターフェイス109と、CPU(Central Processing Unit)110と、メモリ111と、RAM(Random Access Memory)112とを含む。
ホームコントローラ10では、タッチセンサ102は、ディスプレイ101上に設けられている。ディスプレイ101とタッチセンサ102により、タッチパネル103が構成されている。タッチセンサ102は、外部からタッチ操作されることにより情報の入力を受付ける。
ホームコントローラ10は、タッチセンサ102の他に、電源ボタン等の入力デバイスからなる入力部104を含む。入力部104は、上記ボタン等を外部から操作されることにより、情報の入力を受付ける。なお、入力部104は、ディスプレイ101において表示されるソフトウェアキーによって構成されてもよい。
CPU110は、メモリ111等に記憶されているプログラムを実行することにより、ホームコントローラ10の動作を制御する。RAM112は、CPU110のワークエリアとして機能する。
ホームコントローラ10では、CPU110は、マイクロフォン(マイク)107を介して、音声の入力を受付けることもできる。CPU110は、また、通信インターフェイス105を介して、外部の装置と、有線または無線で、通信することができる。CPU110は、また、メモリインターフェイス109を介して、ホームコントローラ10に対して着脱可能な記憶媒体200に対する、情報の読取および/または書込をすることができる。
CPU110は、メモリ111および/または記憶媒体200に記憶されたプログラムを実行することにより、本明細書において説明される機能を実現する。
ホームコントローラ10において、CPU110による情報の読み込み/書き込みの対象となる記憶媒体としては、メモリ111および/または記憶媒体200が例示されている。本明細書では、これらの記憶媒体を総称して、適宜メモリ111等という。
なお、記憶媒体200としては、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にプログラムを格納する媒体が挙げられる。
本実施の形態では、ホームコントローラ10と家電群40を構成する各電気機器とは、通信回線で接続され、互いに通信を行なう。通信回線は有線であってもよいし、赤外線通信等の無線であってもよい。これらの間の通信は、電源ケーブルを利用した通信であるとして、ホームコントローラ10は、それぞれ、通信装置として通信モデム(以下、PLC(Power Line Communication)とも称する)119を有している。
<電気機器>
図22は、図1の家電群40を構成する各電気機器の構成の具体例を示すブロック図である。図22を参照して、電気機器は、通信モデムであるPLC411と、ユーザからの操作入力を受け付けるための機構である入力部412と、電気機器の動作を全体的に制御する制御部413と、電気機器として機能するための図示しない機構を駆動させるための機構である駆動部414と、エネルギー管理部415と、記憶部416とを含む。
電気機器がエアコンや洗濯機やテレビである場合、入力部412としてはスイッチなどが該当する。
制御部413は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などを含み、入力部412からの操作信号に従ってCPUがRAMに記憶されているプログラムを実行することによって駆動部414に制御信号を出力し、図示しない機構を駆動させる。また、電気機器では、PLC411を介して入力された情報が制御部413へと送られる。制御部413は、当該情報に基づいて、駆動部414による駆動動作を制御する場合もある。
記憶部416には、制御部413によって実行されるプログラム、および、当該プログラムの実行に必要なデータ等、種々のデータが記憶される。
電気機器における駆動対象の機構は、たとえば、電気機器がエアコンである場合には送風機構や加熱機構であり、洗濯機である場合には洗濯槽の回転機構であり、電気機器がテレビである場合には液晶表示装置等の制御を含む映像出力機構であり、電気機器が冷蔵庫である場合には庫内を冷やす冷蔵機構である。
エネルギー管理部415は、駆動部414に接続され、駆動部414による駆動動作によって上記機構で消費される電力を検出する。エネルギー管理部415は、その検出を行なうための駆動部414に接続された回路等のハードウェア構成であってもよいし、制御部413のCPUがプログラムを実行することによってCPUの実現する機能の一つ、つまりソフトウェア構成であってもよい。
エネルギー管理部415は、RAMやHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置に接続され、または記憶装置を含み、検出された電力消費を記憶する。該記憶装置には当該電気機器を特定する情報も記憶される。電気機器を特定する情報としては、たとえば「エアコン」や「洗濯機」であることを特定する情報であってもよいし、製造番号等であってもよい。これらは予め出荷時に記憶されているものであってもよいし、その後に入力されて記憶されるものであってもよい。
エネルギー管理部415は、上記記憶装置に記憶された消費電力を表わす情報に当該電気機器を特定する情報を関連付けてPLC411に渡し、外部の装置へと送信させる。送信のタイミングは、いわゆるプッシュ型と言われる、予め規定された時間間隔や電源が投入されてから予め規定された時間後などの電気機器側で規定したタイミングであってもよいし、いわゆるプル型と言われる、外部の装置からの要求を受けてそのタイミングであってもよい。
<電力調整処理>
図3は、ホームコントローラ10において実行される、家電群40を構成する各電気機器の消費電力を制御するための処理(電力調整処理)のフローチャートである。なお、電力調整処理は、たとえばホームコントローラ10の電源投入開始時に、開始される。
図3を参照して、電力調整処理では、CPU110は、まずステップS10において、ユーザ識別情報と操作情報の入力があったか否かを判断し、あったと判断するとステップS20へ処理を進める。なお、これらの情報は、入力部104(またはタッチセンサ102)を介してホームコントローラ10に直接、または、通信インターフェイス105やPLC119を介して外部の装置から、入力される。
ユーザ識別情報とは、ユーザID等の、ユーザ特有の情報である。本実施の形態では、ユーザ識別情報は、ホームコントローラ10を操作する権限を有する特別なユーザを特定する情報であっても良い。操作情報とは、なんらかの操作のための情報である。
つまり、ステップS10では、たとえば、ホームコントローラ10の操作権限を有するユーザがユーザID等のユーザ識別情報を入力し、さらに、何らかの操作を行なった場合に、ステップS20へと処理が進められる。
ステップS20では、CPU110は、制限電力が設定されているか否かを判断し、設定されていると判断すると、ステップS30へ処理を進め、そうではないと判断するとステップS10へ処理を戻す。
制限電力とは、家電群40を構成する電気機器によって消費される電力の総量に対する制限値である。ホームコントローラ10では、通信インターフェイス105等を介して外部の装置から、または、入力部104やタッチセンサ102を介してユーザから、制限電力を特定する情報が入力される。特に、外部の装置から制限電力が送信されてくる場合としては、商用電力を供給する会社から、ネットワーク経由で、消費電力の制限値が送信されてくる場合が考えられる。
ホームコントローラ10では、CPU110は、たとえば、制限電力を入力の受付けまたは受信をした場合、メモリ111に当該制限電力を格納させる。そして、ステップS20では、そのように格納された値が存在するか否かが判断される。
ステップS30では、CPU110は、ユーザによる重み付けの変更があったか否かを判断する。ここで、重み付けとは、家電群40を構成する各電気機器に対して電力の消費を許容する比率である。ホームコントローラ10では、ユーザがこのような重み付け(比率)を調整できるようにしている。図4は、制御システム1における、各電気機器による消費電力の重み付けを変更するために表示される画面の一例を示す図である。
図4を参照して、画面510は、たとえばディスプレイ101に表示される。
画面510には、制御システム1において家電群40を構成する電気機器のそれぞれ(テレビ[図4では「TV」と表記]、空気調和機[図4では「エアコン」と表記]、および、照明)についての、消費電力の重み付けの設定内容が示されている。具体的には、バー511はTVに付された重み(比率)を示し、バー512はエアコンに付された重みを示し、バー513は照明に付された重みを示す。なお、バー511,512,513は、いずれも、上方に位置するほど高い重みが付けられたことを意味する。
画面510には、さらに、これらの重み付けを変更するために操作される変更ボタン519が表示されている。
なお、ここで消費電力の重み付けの対象となっているのは、制御システム1を構成する電気機器のうち、ホームコントローラ10と通信可能な電気機器のみである場合が有り得る。
図5は、図4に示されたような、各電気機器に対して付された「重み」と、各電気機器が消費することを許容される電力の値とを模式的に示す図である。
図5に示された例では、「TV」と「エアコン」と「照明」に付された重みは、それぞれ「0.2」「0.5」「0.3」である。本実施の形態では、設定される重みの合計は、「1」となる。
また、図5では、制限電力の値が、供給電力の「合計値」として示されている。なお、図5では、「1.0(kW)」が、制限電力の値の一例である。
ホームコントローラ10では、制限電力が、各電気機器に付された重みに基づいて分配されることにより、各電気機器が消費を許容される電力の値が算出される。なお、図5では、各電気機器が消費を許容される電力の値が、「供給電力」として示されている。そして、図5に示された例では、図5の各電気機器について欄外に示されているような、制限電力に、付された重みに応じた割合をかけることにより、各電気機器の消費を許容される電力の値が算出される。たとえば、エアコンについては、次の式(1)に従って、上記電力は0.5kWと算出される。
1.0(kW)×{0.5/(0.2+0.5+0.3)}=0.5(kW)…(1)
図3に戻って、上記したように、CPU110は、ステップS30において、ユーザによる重み付けの変更があったか否かを判断するが、当該判断は、たとえば変更ボタン519(図4参照)が操作されたか否かを判断することにより実現される。そして、CPU110は、そのような変更(操作)があったと判断するとステップS40へ処理を進め、無いと判断するとステップS10へ処理を戻す。
ステップS40では、CPU110は、変更後の重み付けに基づいて、各電気機器に対して許容する電力を算出(決定)し、ステップS50へ処理を進める。
ステップS50では、CPU110は、ユーザが変更後の重み付けを決定(確定)させるための操作を行なったか否かを判断する。この判断は、たとえば、後述する決定ボタン529(図10等参照)が操作されたか否かが判断することにより実現される。そして、当該操作が行なわれたと判断すると、CPU110は、ステップS60へ処理を進める。
ステップS60では、CPU110は、各電気機器を、当該電気機器に対して許容される電力の変更後の値に従って、各電気機器に対する制御信号を送信して、ステップS30へ処理を戻す。
<供給電力に対応した制御内容>
ここで、本実施の形態における、各電気機器についての供給電力の値と制御内容の具体例を挙げる。なお、以下の説明における数値は、単なる一例であって、本発明が対象とする制御内容はこれに限定されない。
図6は、エアコンについての供給電力の値と設定温度との関係の一例を示す図である。なお、図6には、エアコンについての、送風運転についての挙動と、冷房運転についての挙動が記載されている。そして、冷房運転について、設定温度と供給電力の関係が示されている。ここで、設定温度とは、エアコン(空気調和機41)が冷房運転する際の、運転目標となる設定温度であり、外気温との差である。設定温度は、供給電力の値が大きくなるほど、低く、つまり、消費される電力が大きくなる関係にある。
図6に示された例では、たとえば、供給電力が「400W」である場合には、制御内容として、設定温度がその時点での外気温から1℃低い値に決定される。つまり、図3のステップS60では、CPU110は、空気調和機41(の制御部413)に対して、設定温度を外気温から1℃低い値となるように運転するための制御信号を送信する。これに応じて、空気調和機41では、制御部413は、空気調和機41の駆動部414の動作を、当該制御信号に従って制御する。
なお、図6に示された例では、供給電力が300W「未満」である場合に、冷房運転ではなく送風運転が実行される。この場合、図6の「送風運転」の欄の供給電力と風量の関係に従って、エアコンが制御される。また、供給電力が1500W「を超える」場合には、エアコンは定格電力(1500W)にて動作し、温度が外気温から12℃より低いように設定されても良い。
図7は、テレビ42についての供給電力の値と当該テレビ42のバックライトの輝度との関係の一例を示す図である。なお、本実施の形態では、テレビ42は、液晶テレビであり、バックライトとは、テレビ42における液晶表示装置のバックライトである。また、図7では、輝度が、最小から最大までの11段階で示されている。そして、各段階が、供給電力の値に関連付けられている。図7に示された例では、テレビ42に対する供給電力の値が大きくなるほど、バックライトの輝度が高くなる関係にある。
図7に示された例では、たとえば、供給電力が「120W」である場合には、制御内容は、バックライトの輝度が段階「2」と決定される。そして、このような場合、図3のステップS60では、CPU110は、テレビ42(の制御部413)に対して、段階「2」の輝度でテレビ42のバックライトを点灯させるための制御信号を送信する。これに応じて、テレビ42では、制御部413は、テレビ42の駆動部414の動作を、当該制御信号に従って制御する。
なお、図7に示された例では、供給電力が100W「未満」である場合に、輝度が「最小(0W)」に設定され、また、供給電力が200W「以上」である場合に、輝度が「最大」に設定されても良い。
図8は、照明43についての供給電力の値と当該照明43が点灯する明るさとの関係の一例を示す図である。なお、照明43は、たとえば、LED(Light Emitting Diode)を利用した照明装置である。また、図8では、明るさが、最小から最大までの11段階で示されている。そして、各段階が、供給電力の値に関連付けられている。図8に示された例では、照明43に対する供給電力の値が大きくなるほど、明るく点灯する関係にある。
図8に示された例では、たとえば、供給電力が「2W」である場合には、制御内容は、「最小」の段階で点灯するものと決定される。そして、このような場合、図3のステップS60では、CPU110は、照明43(の制御部413)に対して、段階「最小」の明るさで照明43を点灯させるための制御信号を送信する。これに応じて、照明43では、制御部413は、照明43の駆動部414の動作を、当該制御信号に従って制御する。
なお、図8に示された例では、供給電力が5W「未満」である場合に、明るさが「最小(0W)」に設定され、また、供給電力が60W「以上」である場合に、明るさが「最大」に設定されても良い。
<重みの変更における画面表示>
図4を参照して説明したように、ユーザは、各電気機器に対する重みを、タッチセンサ102等における表示画面に対する操作によって、変更することができる。ここで、重みの変更についての操作の具体例を説明する。図9は、重みの変更の際の画面表示の一例を説明するための図である。
図9を参照して、画面520には、図4の画面510と同様にバー511〜513と制限電力の値と現在の消費電力の値とが表示されている。また、画面520には、リミッタ521〜523が表示されている。また、画面520には、画面510の変更ボタン519の代わりに、決定ボタン529が表示されている。
リミッタ521〜523は、それぞれ、各電気機器についての変更可能な重みの値を示している。たとえば、図5に示したような重みと供給電力の関係において、合計値(制限電力)が1.0kWから1.2kWに増加したとする。この場合、各家電機器の重みが、それまでの重みと、増加前の制限電力から増加後の制限電力を割った値(この場合、1.0(kW)/1.2(kW))との積に、修正される。図5に示された重みが、制限電力が1.0(kW)から1.2(kW)に修正されたことによって修正されたものを、図9(A)に示す。また、図9(B)に、図9(A)に示されたように重みが修正されたことに基づく表示画面の一例を示す。
図9(B)に示された画面では、TVについて言えば、この増加分をすべてTVに供給しようとする場合、TVの供給電力は、図9(A)に示された供給電力の値(0.2kW)の倍の値まで増加させることができる。このことを示すために、図9(B)では、リミッタ521は、バー511よりも上方に、表示されている。なお、リミッタ521は、バー511が配置されているグラフの下端から、バー511が位置している高さの倍の高さに位置している。このように、リミッタ521の配置は、バー511に対して増加できる重み(電力の量)の値を示すように決定されても良い。
また、図5に示された状態から、上記のように合計値(制限電力)が1.0kWから1.2kWへと0.2kW増加した場合であって、当該増加分をすべてエアコンに供給しようとする場合、エアコンの供給電力は、図9(A)に示された供給電力の値(0.5kW)から0.7kWまで増加させることができる。このことを示すために、図9(B)では、リミッタ522は、バー512よりも上方に、表示されている。
また、図5に示された状態から、上記のように合計値(制限電力)が1.0kWから1.2kWへと0.2kW増加した場合であって、当該増加分をすべて照明に供給しようとする場合、照明の供給電力は、図9(A)に示された供給電力の値(0.3kW)から0.5kWまで増加させることができる。このことを示すために、図9(B)では、リミッタ523は、バー513よりも上方に、表示されている。
このように、リミッタ521〜523の配置が、バー511〜513よりもそれぞれ上方に配置されていることにより、ユーザは、各機器に供給される電力を増加させ得ることを、直感的に認識できる。
決定ボタン529が操作されることにより、その時点での各電気機器に対する重みが決定(確定)される。なお、画面520に対して、バー511〜513のいずれかを上下方向に移動させる操作がなされると、当該操作に応じて、表示画面の内容が更新される。なお、画面520に対する操作とは、タッチセンサ102に対する操作であっても良いし、入力部104に対する操作であってもよい。
図10は、図9(B)から更新された表示画面の一例を示す図である。
図10を参照して、画面530は、画面520から、バー512を矢印R12に沿って下方に移動させるための操作がなされた状態を示している。なお、図10において、枠512Aは、バー512の変更前の位置であり、図9(B)の画面520において表示されていた位置である。
このようなバー512の下方への移動に対応して、CPU110は、バー512に対応するエアコンに対する重みを、低減させるように更新する。設定される重みが低下することいより、エアコンについての供給電力も更新される。具体的には、それまでの制限電力に対して、更新後の重みをかけた値が、更新後のエアコンの供給電力とされる。たとえば、エアコンについての重みが、バー512の下方への移動に応じて、図5に示された0.5から0.1に変更された場合には、エアコンについての供給電力のみが、5分の1である0.1kWへと更新される。
これにより、図5に示された状態に基づくと、電気機器の供給電力の合計(0.2kW+0.1kW+0.3kW=0.6kW)は、制限電力1.2kW(上記したように変更後の制限電力の値)よりも、0.6kW低い値となる。
図10の画面530では、この0.6kWの余裕が、TVと照明のそれぞれについて、それぞれの電気機器にすべて割り当てられたときの余裕、つまり、リミッタ521〜リミッタ523とバー511〜513の上下方向についての距離として示されている。
本実施の形態では、バー511〜513の高さの和とバー511とリミッタ521の高さ方向の距離とを足し合わせた距離が一定の距離になるように、画面におけるバーやリミッタの高さ方向の位置が決定される。なお、バー511〜513の高さとは、バー511〜513のそれぞれに対応するスケールの下端BM1,BM2,BM3との高さ方向の距離を意味する。また、本実施の形態では、バー511とリミッタ521の距離と、バー512とリミッタ522の距離と、バー513とリミッタ523の距離は、同じものとされる。
つまり、図9(B)の画面520に示された状態よりも、TVと照明に割当可能な「余裕」が大きくなったため、図10の画面530では、リミッタ521とリミッタ523が、それぞれの画面530の表示位置(図10では軌跡531,533で示されている)よりも上方に表示されている。
さらに、図10に示されたように変更後、バー511,513を上方に移動させるための操作がなされ、また、決定ボタン529に対して操作がなされると、その時点での各電気機器に対する重みが確定される。
具体的には、図11に示されるように、たとえば、メモリ111における各電気機器に対する重みの記憶内容が更新される。図11は、図10から更新された表示画面の一例を示す図である。
図11を参照して、画面540では、バー511,523の表示位置が、それぞれ、矢印R11,R13によって示されているように、上方に移動している。また、決定ボタン529が操作されたことにより、CPU110は、更新後のバー511〜513のそれぞれに対応する高さに応じた重みを、メモリ111における図5のような各電気機器についての情報として登録する。
このような登録によって、各電気機器についてのバー511〜513のそれぞれに対応する電気機器に対する制御内容を更新する。
更新動作中、タッチセンサ102における表示内容は、図11に示されるように、リミッタ521〜523のそれぞれが、矢印RA11〜RA13に示すように移動することにより、バー511〜513の上方に接するように表示位置が変更される。なお、図11の画面540では、図10において、リミッタ521〜523のそれぞれの表示位置が軌跡531〜533で示されている。また、図11の画面540では、変更ボタン519や決定ボタン529が表示されていたところには、「更新中」を表示させる。
その後、メモリ111におけるデータの更新が完了すると、図12に示されるように、ディスプレイ101に表示される画面が更新される。図12の画面550では、リミッタ521〜523の表示がなくなり、また、バー511〜513が変更後の位置で表示され、さらに、「更新中」の表示が変更ボタン519へと切り替わる。
<重みの変更に基づく供給電力の更新>
次に、電気機器に対する、重み付けの変更と、これに伴う供給電力の変更について、具体例に沿って説明する。
図5に示された態様で、各電気機器の供給電力が設定されているとする。この状態から、外気温が+6℃上昇した場合を想定する。ユーザは、今のままでは暑いと感じている。しかしながら、電気機器の供給電力の総量は、制限電力として設定された1kWを超えさせることができない。このため、ユーザは、エアコンにさらなる電力を供給するために、テレビと照明に付されている重みを下げるための操作をする。図13は、このような操作により各電気機器の重みが変更された状態を示す。
図13では、図5と比較して、TVと照明の重みが0.1へと下げられている。このような操作が受付られると、重みの更新に応じて、図3のステップS40として説明したように、供給電力も更新される。なお、この段階では、電気機器の重みの合計は0.7となり1より低くなっている。このままの状態で決定ボタン(図9等に示された決定ボタン529)が操作されると、表示上は3つの電気機器の重みの合計は0.7であるが、計算上は設定されている制限電力に0.7を掛けたものが仮の制限電力として設定され、3つの機器の重みの合計が1.0となる様に計算される。
一方、決定ボタンが操作される前に、エアコンの重みが変更された場合、つまり、たとえばエアコンの重みが上限へと変更された場合、各電気機器の重みと供給電力は、変更される。図14は、変更後の重みと供給電力を示す図である。図14では、3つの電気機器の重みは、それらの合計が1.0であり、そして、TV,エアコン,照明の重みの比が1:8:1である。そして、重みに応じて、各電気機器の供給電力が設定されている。具体的には、制限電力1.0kWに対して、TVの供給電力がその1/10の0.1kW、エアコンの供給電力がその8/10の0.8kW、そして、照明の供給電力がその1/10の0.1kWである。
そして、図14に示された状態で決定ボタンが操作されると(ステップS50でYES)、各電気機器に対する制御内容が、図14に示された供給電力に応じて決定される。これに応じて、各電気機器に対して制御信号が送信される(ステップS60)。
図13および図14を参照して説明された重みの変更のための操作の際のディスプレイ101における表示画面について、図15および図16を参照して説明する。
図15は、図5の状態から図13の状態へと重みを変更するための操作がなされたときの表示画面を示す図である。
図15の画面560では、図13を参照して説明したように、図5に示された状態からTVと照明の重みが下げられたことに従って、図4に示された画面510に対して、TVに対応するバー511が矢印R21に従って下げられ、また、照明に対応するバー513が矢印R23に従って下げられている。軌跡511A,513Aは、それぞれ、画面510におけるバー511,513の位置を示している。
TVと照明の重みが下げられたことに従って、各電気機器についての重み(供給電力)が上げられることが許容されるようになった。これに応じて、図15の画面560では、各電気機器に対応するリミッタ521〜523の位置が、それまでバー511〜513が存在していた位置から上昇している。軌跡531〜533は、それまでのバー511〜513の位置を示している。
図16は、図14を参照して説明したように、エアコンの重みが上限まで上げられたときの表示画面を示す図である。図16の画面570では、エアコンに対応するバー512が矢印R32に沿って画面560での位置より上方に位置している。この位置は、エアコンについてのリミッタ522と同じ位置である。また、画面570では、エアコンの重みの上昇に応じて、TVと照明のリミッタ521,523が、画面560での位置から、矢印RA31,33に従って、それぞれバー511,513の位置まで下降している。
次に、図17および図18を参照して、図13および図14を参照して説明された重みの変更による、各電気機器の制御内容の変更の具体例を説明する。
図17は、重み変更前の各電気機器の制御内容の一例を示す図である。なお、図17および図18では、制御内容が「運転モード」として示されている。
図17では、テレビ(TV)の供給電力は0.2kWである。このため、輝度の制御内容は、図7に従って、「最大」である。したがって、図17に示されるように、制御内容が「バックライト最大」とされている。
また、エアコンの供給電力は0.5kWである。このため、エアコンの制御内容は、図6に従って、外気温に対して「−2℃」である。したがって、図17に示されるように、制御内容が「外気温−2℃」とされている。
また、LED照明の供給電力は0.3kWである。このため、照明の制御内容は、図8に従って、明るさ「最大」である。本実施の形態では、LED照明は、5個のLED素子を含む。そして、図17に示されるように、照明の制御内容は、最大、つまり、「LED5個すべてが点灯される状態とされている。
図18は、重み変更後の各電気機器の制御内容の一例を示す図である。
図18では、テレビ(TV)の供給電力は0.1kWである。このため、輝度の制御内容は、図7に従って、「1」である。したがって、図18に示されるように、制御内容が「バックライト1」とされている。
また、エアコンの供給電力は0.8kWである。このため、エアコンの制御内容は、図6に従って、外気温に対して「−5℃」である。したがって、図18に示されるように、制御内容が「外気温−5℃」とされている。
また、LED照明の供給電力は0.1kWである。このため、照明の制御内容は、図8に従って、明るさは「最小」である。本実施の形態では、LED照明は、5個のLED素子を含む。そして、図18に示されるように、照明の制御内容は、5個のLEDが照度4で点灯される状態とされている。
以上、図17と図18を参照して説明したように、テレビと照明の重みを下げられ、その分、エアコンの重みを上げられたことにより、供給電力の合計を変更することなく、エアコンの運転強度を上げることができ、当初のユーザが要求したことによるエアコン強度の上昇が実現されている。
[第2の実施の形態]
図19は、本発明の電力管理装置を含む制御システムの第2の実施の形態において実行される電力調整処理のフローチャートである。
本実施の形態では、電気機器に対する重みの変更がなくとも、制限電力の変更があった場合、当該制限電力の変更に応じて、各電気機器の供給電力が変更される。
図19を参照して、本実施の形態の電力調整処理では、CPU110は、まずステップS1で、制限電力が変更されたか否かを判断する。ここでは、たとえば、上記したように制限電力が外部から入力される場合に、新たな制限電力の入力があったか否かが判断される。そして、制限電力の変更があった場合には、ステップS2へ処理が進められ、なかった場合には、ステップS10へ処理が進められる。
ステップS2では、機器制御更新処理が実行される。図20は、図19の機器制御更新処理のサブルーチンのフローチャートである。
図20を参照して、機器制御更新処理のステップS201では、CPU110は、変更後の制御電力の値を取得して、ステップS202へ処理を進める。
ステップS202では、CPU110は、ステップS201で取得した制御電力に基づいて、各電気機器の供給電力を算出して、ステップS203へ処理を進める。具体的には、その時点での各電気機器の重みに従って新しい制限電力を分配するように、各電気機器の供給電力を算出する。
ステップS203では、CPU110は、ステップS202で算出した各電気機器の供給電力と図6〜図8を参照して説明したような関係に従って、各電気機器の制御内容を更新し、それに従った制御信号を各電気機器に送信して、図19へ処理を戻す。
ステップS10以降は、図3を参照して説明した処理と同様の処理が実行される。
図21には、変更後の各電気機器の供給電力の一例が示されている。図21に示された供給電力は、図14に示されたものから、制限電力が0.8kWに変更されたものに相当する。図21では、TVと照明については、供給電力は、制限電力の0.8kWを(0.1/1)倍された0.08kWである。エアコンについては、供給電力は、制限電力の0.8kWを(0.8/1)倍された0.64kWである。
[その他の変形例等]
以上説明した各実施の形態では、家電群40に含まれる電気機器が、空気調和機41、テレビ42、および、照明43の3種類とされたが、このような組合せに限定されない。さらに洗濯機や冷蔵庫などの他の機器を含んだりしても良いし、数が3より少なくても良い。
以上説明した各実施の形態の電力管理装置(ホームコントローラ10)は、電気機器の間で優先順位を設定して特定の電気機器のみ電力の利用を制限するものではなく、電気機器の間で重みを設定し、重みに応じて、複数の電気機器についての供給電力を制限する。このため、ユーザにおいて特定の電気機器のみの利用を制限することによる偏った節電態様ではなく、複数の電気機器に渡る節電を促すことができ、ユーザに対して確実に節電を促すことができる。また、このような制御によれば、ユーザにおける快適性をなるべく損なわない態様で省エネを実現できる。また、重みは、順次設定できる。このため、所望の電力制御を実現するために優先度を予め設定しておかなければならないという事態を回避できる。また、各実施の形態では、各電気機器の制御は供給電力の制限範囲以内で、その制御内容が制限されないように、つまり、ユーザによる各電気機器に対する直接の操作内容に応じた動作が許容されても良い。換言すれば、各電気機器において、制限の範囲内の場合の制御は、考慮する必要がない。これにより、各電気機器の使用電力が許容電力を超えるたびに電気機器の動作が制限されるような、煩雑な制御処理を回避できる。
また、各実施の形態では、ホームコントローラ10に対して入力されたまたは外部から入力された制限電力と、各電気機器に対して設定される重みとに基づいて、各電気機器に対する供給電力の値が設定された。
なお、制限電力は、太陽光発電装置20による発電量とされてもよい。CPU110は、インテリジェントパワーコンディショナ30から、太陽光発電装置20による発電量を取得できる。
また、制限電力は、太陽光発電装置20による発電量の8割の値等、ユーザの設定によって当該発電量を一定の比率で減じた値とされても良い。さらに、ある時点での発電量の8割の値とされ、発電量が当該値を下回らない限り変更されないように、制限電力が設定されても良い。これにより、太陽光発電装置20による発電量が時々刻々と変化する場合であっても、太陽光発電装置20における発電電力の範囲以内で電気機器を使用する際に、電気機器の安定した制御が可能となる。なお、「8割」は比率の一例であり、これに限定されない。
また、ホームコントローラ10は、制限電力を特定の値とし、太陽光発電装置20による発電量が特定の値以上であれば太陽光発電装置20から供給される電力のみで家電群40へ供給される電力を賄い、特定の値を下回った場合には、特定の値に対して不足する電力を外部の電力会社から購入するようにして、家電群40の動作を制御しても良い。
また、制限電力と重みに基づいて各電気機器について算出される供給電力が、当該電気機器の定格電力を超える場合には、図5等を用いて説明した画面表示は、設定された重みにしたがってなされるが、当該電気機器に対して実際に供給される電力は、当該電気機器の定格電力を上限とし、当該定格電力を越えないように制御される。
また、ホームコントローラ10は、制限電力と重みに基づいて、各家電機器に対して直接なされた操作内容の許可/不許可を決定することができる。具体的には、ユーザが、各家電機器の運転モードを変更するために当該家電機器を直接操作した場合、当該操作の内容が、各家電機器からホームコントローラ10へ送信される。これに応じて、ホームコントローラ10では、CPU110は、当該家電機器から受信した変更後の運転モードに対応する当該家電機器への供給電力を取得する。たとえば、CPU110は、変更後の運転モードに対応する運転内容を取得し、そして、図6〜図8を参照して説明したような運転内容(風量、輝度、明るさ、等)と供給電力との関係に基づいて、変更後の運転モードに対応する供給電力を取得する。運転モードと運転内容の関係は、別途、関連付けられているものとする。なお、運転モードと供給電力が直接関連付けられていても良い。また、各家電機器に対して運転内容を指定する操作がなされても良い。
そして、CPU110は、このように取得された供給電力が、制限電力と当該家電機器に付された重みとの積によって得られる電力を超えるか否かを判断する。そして、CPU110は、超えると判断した場合には、当該家電機器に対して、ユーザによってなされた操作内容を許可しない旨の信号を送信する。これに応じて、当該家電機器では、その旨が表示され、運転内容は変更されない。なお、当該表示は、家電機器における表示の代わりに、または、家電機器における表示に加えて、ホームコントローラ10のディスプレイ101においてなされても良い。
一方、CPU110は、超えないと判断した場合には、当該家電機器に対して、上記したユーザによってなされた操作内容を許可する旨の信号を送信する。これに応じて、当該家電機器では、運転内容が、上記操作内容に従って変更される。
また、図17や図18を参照して説明したような運転モードによって特定される制御内容は、メモリ111等に格納されたテーブル等において規定されているとすることができる。そして、制御モード(運転モード)が選択される際には、制限電力にその電気器の重みを掛けることによって算出された電力値より低い値であって、かつ、最も当該算出された電力値に近い電力値に対応するモードが選択される。
また、LED照明が複数の照明装置によって構成される場合は、当該LED照明に対して供給される電力は、照度が最小の(消灯されている)照明装置以外の全ての照明装置に等しく電力を分配する。つまり、LED照明において、点灯する照明装置は、同じ制御モードに従って制御される。また、ユーザによって、点灯している照明装置の一部が消灯された場合、残った照明装置に、LED照明に割り当てられた供給電力が等しく分配される。
また、図4等の画面表示では、リミッタの上下方向の表示位置は、対応する各電気機器に対して付された重みに応じて決定される。なお、画面表示では、上下方向において、リミッタが表示され得る上限位置が重み「1」に対応し、下限位置が重み「0」に対応するように、リミッタの上下方向の位置と重みとが関連付けれられる場合が有り得る。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態およびその変形例に記載の発明は、単独で、または、可能な限り組合わされて、実施されることが意図される。
10 ホームコントローラ、20 太陽光発電装置、30 インテリジェントパワーコンディショナ、40 家電群、41 空気調和機、42 テレビ、43 照明、101 ディスプレイ、102 タッチセンサ、103 タッチパネル。

Claims (5)

  1. 複数の電気機器の消費電力の総量を取得するための取得手段と、
    複数の前記電気機器の消費電力の前記総量に対する比率を規定するための情報を記憶するための記憶手段と、
    前記総量および前記比率に応じて算出された電力値以下に各前記電気機器の消費電力を制御するための制御手段とを備える、電力管理装置。
  2. 前記複数の電気機器は、太陽光で発電する太陽光発電手段から電力を供給され、
    前記取得手段は、前記太陽光発電手段の発電量を取得することにより、消費電力の前記総量を取得する、請求項1に記載の電力管理装置。
  3. 前記複数の電気機器は、さらに、前記太陽光発電手段以外の電力供給源から電力を供給され、
    前記制御手段は、
    前記取得手段によって取得される前記太陽光発電手段の発電量が特定の値以上の場合には、消費電力の前記総量を前記太陽光発電手段の発電量のみから算出し、
    前記取得手段によって取得される前記太陽光発電手段の発電量が前記特定の値未満の場合には、消費電力の前記総量を前記特定の値より大きい所定の値に設定する、請求項2に記載の電力管理装置。
  4. 前記制御手段は、前記総量の代わりに当該総量を一定の比率で減じた電力の量および前記比率に応じて、各前記電気機器の消費電力を制御する、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電力管理装置。
  5. 記憶手段は、各前記電気機器の消費電力に対応した動作状態をさらに記憶し、
    前記制御手段は、前記総量および前記比率に基づいて各前記電気機器の動作状態を特定し、当該特定された動作状態に従って各前記電気機器を制御する、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電力管理装置。
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