JP2000242303A - 監視制御システム - Google Patents

監視制御システム

Info

Publication number
JP2000242303A
JP2000242303A JP11046813A JP4681399A JP2000242303A JP 2000242303 A JP2000242303 A JP 2000242303A JP 11046813 A JP11046813 A JP 11046813A JP 4681399 A JP4681399 A JP 4681399A JP 2000242303 A JP2000242303 A JP 2000242303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
effect value
building
influence
control
electric devices
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11046813A
Other languages
English (en)
Inventor
Migaku Goya
琢 合屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11046813A priority Critical patent/JP2000242303A/ja
Publication of JP2000242303A publication Critical patent/JP2000242303A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気機器の数が膨大であるときにも、オペレ
ータに負担をかけることなく、各電気機器の制御内容を
変更したときの影響度や効果値を考慮して各電気機器の
負荷割合を最適な状態に調整する。 【解決手段】 ビル内の各部に設けられるセンサ群2か
ら新たな各検知信号が出力される毎に、これらの検知信
号を取り込んで、ビル内部の空調状態を判定して、機器
情報表18、影響度対応表24、効果値対応表29など
内容を更新するとともに、この更新内容に基づき、影響
度や効果値を加味した最適な設定値、例えばビル内に設
置されている各電気機器で使用される消費電力を低く抑
えながら、ビル内部を最も効率良く空調するのに必要な
設定値を自動的に生成して、制御対象機器群6の各電気
機器を制御し、ビル内の空調状態を指定された状態にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル内に設けられ
る空調監視制御システムなどの監視制御システムに係わ
り、特に各検知点に設けられた各センサの検知結果に基
づき、制御対象となっている各電気機器の負荷割合を自
動的に制御して、最適な負荷割合を実現する監視制御シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ビル内に設けられる空調監視制御システ
ムの1つとして、従来、図8に示すシステムが知られて
いる。
【0003】この図に示す空調監視制御システム101
は、ビル内の各部に設けられる複数のセンサ102と、
各センサ102から出力される検知信号に基づき、各部
の空調状態を表示するとともに、オペレータの操作内容
に応じて制御信号を生成する負荷制御装置103と、ビ
ル内の各部に配置され、負荷制御装置103から出力さ
れる各制御信号に応じて空調を実行する複数の電気機器
104とを備えている。
【0004】この空調監視制御システム101では、オ
ペレータによって、ビル内の空調状態を最適に保つのに
必要な設定指示、例えば各電気機器104で使用される
消費電力を低く抑えながら、ビル内部を最も効率良く空
調するのに必要な設定指示が負荷制御装置103に対し
て入力されると、ビル内の各部に設けられる複数のセン
サ102から出力される検知信号を取り込んで、各部の
空調状態をオペレータに知らせながらビル内部の空調状
態を判定する。そして、この判定結果と、前記設定指示
の内容とに基づき、自動運転で各電気機器104を制御
し、ビル内の空調状態を指定された状態にする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の空調監視制御システム101においては、ビル全
体で使用される各電気機器104の負荷割合など、人間
の判断で設定しなければならない部分が存在する。この
ため、ビル全体で使用している電気機器104の数が少
ないときには、簡単な設定で、各電気機器104の負荷
割合などを調整して各電気機器104で使用される消費
電力を低く抑えながら、ビル内部を最も効率良く空調す
ることができる。
【0006】しかし、ビル全体で使用している電気機器
104の数が膨大であるとき、各電気機器104の負荷
割合設定などに手間がかかり過ぎて、オペレータの負担
が膨大になものになってしまうばかりでなく、設定ミス
などに起因して、各電気機器104で使用される電力量
が増えたり、ビル内部の空調状態を最適な状態に維持で
きなくなってしまうことがあった。
【0007】本発明は上記の事情に鑑み、電気機器の数
が膨大であるときにも、オペレータに負担をかけること
なく、各電気機器の制御内容を変更したときの影響度や
消費電力増減量を考慮して各電気機器の負荷割合を自動
的に設定し、各電気機器の負荷を最適な状態に調整する
ことができる監視制御システムを提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、複数の電気機器を備えた
場所を監視対象とし、当該場所の環境状態を測定すると
ともに、この測定結果である環境情報に基づき、前記各
電気機器の制御内容を変更したときの影響度を演算する
影響度演算部と、この影響度演算部によって得られた影
響度に基づき、前記各電気機器を制御し、前記場所の環
境を指定された状態にする制御部とを備えたことを特徴
としている。
【0009】請求項2では、監視対象となる場所に備え
られた複数の電気機器の各制御内容を変更したときの効
果値を求める効果値演算部と、この効果値演算部によっ
て得られた効果値に基づき、前記各電気機器を制御し、
前記場所の環境を指定された状態にする制御部とを備え
たことを特徴としている。
【0010】請求項3では、請求項1または2のいずれ
かに記載の監視制御システムにおいて、前記影響度演算
部または前記効果値演算部は、各電気機器の情報、また
は周辺環境情報の少なくともいずれかが変化する毎に、
前記影響度または効果値を動的に演算することを特徴と
している。
【0011】上記請求項1において、影響度演算部で
は、監視対象となる場所の環境状態を測定して得られた
環境情報に基づき、前記各電気機器を制御内容を変更し
たときの影響度を演算する。この影響度演算部で得られ
た影響度に基づき、制御部では、前記各電気機器を制御
し、前記場所の環境を指定された状態にする。これによ
り、電気機器の数が膨大であるときにも、オペレータに
負担をかけることなく、各電気機器の制御内容を変更し
たときの影響度を考慮して、各電気機器の負荷割合を自
動的に設定し、各電気機器の負荷を最適な状態に調整す
ることができる。
【0012】請求項2において、効果値演算部では、前
記各電気機器の制御内容を変更したときの効果値を求め
る。この効果値演算部によって得られた効果値に基づ
き、制御部では、前記各電気機器を制御し、前記場所の
環境を指定された状態にする。これにより、電気機器の
数が膨大であるときにも、オペレータに負担をかけるこ
となく、各電気機器の制御内容を変更したときの消費電
力増減量を考慮して、各電気機器の負荷割合を自動的に
設定し、各電気機器の負荷を最適な状態に調整する。
【0013】請求項3において、前記影響度演算部また
は前記効果値演算部では、各電気機器の情報、または周
辺環境情報の少なくともいずれか変化する毎に、影響度
または効果値を動的に演算する。これににより、電気機
器の数が膨大であるときにも、オペレータに負担をかけ
ることなく、各電気機器の情報、制御対象となる環境な
どが変化する毎に、影響度、消費電力増減量を考慮し
て、各電気機器の負荷割合を自動的に設定し、各電気機
器の負荷を最適な状態に調整する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明による監視制御シス
テムを適用した空調監視制御システムの一実施の形態を
示すブロック図である。ここで、本実施の形態では環境
状態としてはビル内部の空調状態をいい、環境情報とし
てはビル内部の温度情報、湿度情報等をいう。
【0015】この図に示す空調監視制御システム1は、
ビル内の各部に設けられる複数のセンサによって構成さ
れるセンサ群2と、このセンサ群2と中央監視室側など
とを接続する複数の通信線3と、これらの通信線3を介
して、センサ群2から出力される各検知信号を取り込む
とともに、各検知信号に基づいて各部の空調状態を判定
し、ビル全体の消費電力を低く抑えながら、ビル内部の
空調状態を最適な状態に保つのに必要な複数の制御信号
を生成する負荷制御装置4と、この負荷制御装置4から
出力される各制御信号をビル内の各部に導く複数の通信
線5と、ビル内の各部に配置される複数の電気機器など
を有し、各通信線5を介して負荷制御装置4から出力さ
れる各制御信号を取り込んで空調などを行う制御対象機
器群6とを備えている。
【0016】そして、この空調監視制御システムでは、
ビル内の各部に設けられるセンサ群2から新たな各検知
信号が出力される毎に、これらの検知信号を取り込ん
で、各部の空調状態をオペレータに知らせながら、ビル
内部の空調状態を判定して、機器情報表18(図5参
照)、影響度対応表24(図6参照)、効果値対応表2
9(図7参照)などの内容を更新する。また、この更新
内容に基づき、最適な設定値、例えばビル内に設置され
ている各電気機器で使用される消費電力を低く抑えなが
ら、ビル内部を最も効率良く空調するのに必要な設定値
を自動的に生成して制御対象機器群6の各電気機器を制
御し、ビル内の空調状態を指定された状態にする。
【0017】センサ群2は、ビル内の各部屋、各廊下な
どの天上、壁などに設けられ、前記各部屋、各廊下など
の温度を測定する複数の温度センサ、ビル内の各部屋、
各廊下などの天上、壁などに設けられ、前記各部屋、各
廊下などの湿度を測定する複数の湿度センサ、ビル内の
各部屋、各廊下などの天上に設けられ、前記各部屋、各
廊下などに人が居るかどうかを検知する複数の人感セン
サなどによって構成されており、通信線3を介して負荷
制御装置4から選択信号が供給されたとき、この選択信
号で指定された各温度センサ、各湿度センサ、各人感セ
ンサなどで得られた温度検知信号、湿度検知信号、人感
知検知信号などの各検知信号を各通信線3上に送出し、
負荷制御装置4に供給する。
【0018】負荷制御装置4は、各通信線3を介してセ
ンサ群2の各センサを順次選択しながら、選択したセン
サから出力される検知信号を取り込む処理や、各通信線
5を介して制御対象機器群6の各電気機器を選択して制
御信号を供給する処理などを行う通信部7と、制御対象
機器群6を構成する各電気機器の詳細な内容を示す機器
情報表18が格納される機器情報格納部8と、前記各電
気機器を使用したときの影響度(人間やその他の環境に
与える影響を定量化した値)に関する情報を示す影響度
対応表24が格納される影響度対応表格納部9と、前記
各電気機器を使用したときの効果値(消費電力の増減量
などを定量化した値)を示す効果値対応表29が格納さ
れる効果値対応表格納部10と、各種の情報処理を行う
マイクロコンピュータなどによって構成され、通信部7
を介して収集されたセンサ群2の検知結果に基づき、機
器情報格納部8に格納されている機器情報表18の内
容、影響度対応表格納部9に格納されている影響度対応
表24の内容、効果値対応表格納部10に格納されてい
る効果値対応表29の内容を更新しながら、これら機器
情報表18の内容、影響度対応表24の内容、効果値対
応表29の内容に基づき、各電気機器の負荷割合を求め
る処理、各電気機器に対する制御信号を生成する処理な
どを行う処理部11と、この処理部11の作業エリアな
どとして使用されるメモリ部12とを備えている。
【0019】そして、この負荷制御装置4では、ビル内
の各部に設けられるセンサ群2の各センサを順次選択し
ながら、選択したセンサから出力される検知信号を取り
込んで、各部の空調状態をオペレータに知らせながら、
ビル内部の空調状態を判定して、機器情報表18、影響
度対応表24、効果値対応表29など内容を更新すると
ともに、この更新内容に基づき、最適な設定値、例えば
ビル内に設置されている各電気機器で使用される消費電
力を低く抑えながら、ビル内部を最も効率良く空調する
のに必要な設定値を自動的に生成して、制御対象機器群
6の各電気機器を制御し、ビル内の空調状態を指定され
た状態に維持する。
【0020】また、制御対象機器群6は、ビル内の各部
屋、空調室などに配置される複数の空調装置などの電気
機器によって構成されており、各通信線5を介して、負
荷制御装置4から出力される制御信号を取り込むととも
に、これらの制御信号に基づき、指定された電気機器を
動作させて、ビル内の空調を行う。
【0021】次に、図2、図3、図4に示す各フローチ
ャートを参照しながら、この実施の形態の動作について
説明する。
【0022】まず、ビル内の空調を行う前に、制御対象
機器群6を構成する各電気機器毎に、図5に示すような
機器情報表18が作成される。この機器情報表18は、
各電気機器に与えられる機器識別子の記述エリアとなる
機器識別子エリア13と、各電気機器に与えられた制御
識別子の記述エリアとなる制御識別子エリア14と、各
電気機器を動作させるとき、効果値の記述エリアとなる
効果値エリア15と、各電気機器を動作させるとき、影
響度の記述エリアとなる影響度エリア16と、各電気機
器の情報を示す機器情報などの記述エリアとなる機器情
報エリア17とが対にされたテーブルであり、機器情報
格納部8に登録される。
【0023】この際、各電気機器が空調装置であれば、
機器識別子として、1階の空調設備に、“0001”と
いう値が割り当てられ、また2階の空調設備に、“00
02”という値が割り当てられる。また、制御識別子と
して、各電気機器が稼動していときに、“001”とい
う値が割り当てられ、また各電気機器が停止中であると
き、“002”という値が割り当てられ、また各電気機
器に対し、26度の運転温度が指定されているとき、
“126”という値が割り当てられ、また27度の運転
温度が指定されているとき、“127”という値が割り
当てられる。
【0024】また、この動作と並行し、センサ群2を構
成する各センサの種類、特性、対応する電気機器などに
応じて、各電気機器毎に、図6に示すような影響度対応
表24が作成される。この影響度対応表24は、各電気
機器に与えられる機器識別子の記述エリアとなる機器識
別子エリア19と、各電気機器に与えられた制御識別子
の記述エリアとなる制御識別子エリア20と、各電気機
器に対応するセンサを示すセンサ識別子の記述エリアと
なるセンサ識別子エリア21と、各センサからの各検知
信号で示される値(センサ値)の格納エリアとなるセン
サ値エリア22と、各電気機器を動作させる際、影響度
の記述エリアとなる影響度エリア23とが対にされたテ
ーブルであり、影響度対応表格納部9に登録される。
【0025】この際、各センサが空調関係のセンサであ
れば、センサ識別子として、1階にある温度センサに、
“1001”という値が割り当てられて、また2階にあ
る温度センサに、“2001”という値が割り当てられ
る。影響度対応表24の内容について具体的に説明する
と、図6において、最初の行では、「1階空調設備(0
001)の運転設定温度は26℃(126)である場
合、センサ(9001)の値が26℃のときにその影響
度は“0”である。」ことを意味する。次の行では、
「1階空調設備(0001)の運転設定温度は28℃
(128)である場合、センサ(9001)の値が26
℃のときにその影響度は“20”である。」ことを意味
する。また、次の行では、2階の空調設備を稼働(00
1)させると、センサ(9030)が40℃であった場
合の影響度は“−10”である。」ことを意味する。な
お、この影響度は、値が高ければ高い程、人間には悪影
響を与えるものとして定義される。従って、影響度が
“マイナス”の場合は、人間に良い影響を与えることを
意味する。また、影響度は、この実施の形態では、人間
の感覚を考慮して数段階〜数十段階の数値で決定される
ものである。
【0026】さらに、上述した各動作と並行し、図7に
示すような効果値対応表29が作成される。この効果値
対応表29は、各電気機器に与えられる機器識別子の記
述エリアとなる機器識別子エリア25と、各電気機器に
与えられた制御識別子の記述エリアとなる制御識別子エ
リア26と、各電気機器の状態などの記述エリアとなる
機器状態エリア27と、各電気機器を動作させる際、効
果値の記述エリアとなる効果値エリア28とが対にされ
たテーブルであり、効果値対応表格納部10に登録され
る。
【0027】この際、各電気機器が空調装置であれば、
機器識別子として、1階の空調設備に、“0001”と
いう値が割り当てられ、また2階の空調設備に、“00
02”という値が割り当てられる。また、制御識別子と
して、各電気機器が稼動していときに、“001”とい
う値が割り当てられ、また各電気機器が停止中であると
き、“002”という値が割り当てられ、また各電気機
器に対し、26度の運転温度が指定されているとき、
“126”という値が割り当てられ、また27度の運転
温度が指定されているとき、“127”という値が割り
当てられる。効果値対応表29の内容について具体的に
説明すると、図7において、最初の行では、「1階空調
設備(0001)の運転設定温度は26℃(126)で
ある場合、機器の状態が27℃(5027)のときにそ
の効果値は“−40”である。」ことを意味する。次の
行では、「1階空調設備(0001)の運転設定温度は
28℃(128)である場合、機器の状態が27℃のと
きにその効果値は“40”である。」ことを意味する。
また、次の行では、2階の空調設備を稼働(001)さ
せると、機器の状態が30℃であった場合の効果値は
“35”である。」ことを意味する。なお、この効果値
は、値が高ければ高い程、省エネ効果が高いことをもの
として定義される。また、効果値も、この実施の形態で
は、数段階〜数十段階の数値で決定されるものである。
【0028】そして、これら機器情報表18、影響度対
応表24、効果値対応表29の作成、登録処理が終了し
た後、負荷制御装置4に動作開始指示が入力されると、
図2のフローチャートに示すように、負荷制御装置4の
処理部11によって、機器情報格納部8に格納されてい
る機器情報表18の内容が読み出されて、この機器情報
表18に書き込まれている各電気機器毎の機器識別子、
制御識別子、機器情報がメモリ部12に格納されるとと
もに(ステップST1)、影響度対応表格納部9から影
響度対応表24の内容が読み出されて、これがメモリ部
12に格納される(ステップST2)。
【0029】次いで、処理部11によって、メモリ部1
2に格納されている影響度対応表24のセンサ識別子エ
リア21に登録されているセンサ識別子の内容に基づ
き、通信部7が制御されて、センサ群2を構成する各セ
ンサが順次選択されるとともに、選択されたセンサから
出力される検知信号が取り込まれて、メモリ部12に格
納されている影響度対応表24のセンサ値エリア22に
登録される(ステップST3)。
【0030】この際、通信部7によって選択されたセン
サが温度センサであれば、この温度センサから出力され
る検知信号で示される室温値がセンサ値エリア22に登
録され、また通信部7によって選択されたセンサが人感
センサであれば、室内に人間がいるかどうか、および室
内に人間が居る場合には、その人数などがセンサ値エリ
ア22に登録される。
【0031】この後、処理部11によって、メモリ部1
2に格納されている影響度対応表24がアクセスされ
て、各電気機器毎の機器識別子エリア19に登録されて
いる機器識別子、制御識別子エリア20に登録されてい
る制御識別子、センサ識別子エリア21に登録されてい
るセンサ識別子、センサ値エリア22に登録されている
センサ値に基づき、各電気機器を稼動させたとき、ある
いは稼動を停止させたとき、人間やその他の環境に与え
る影響を定量化した値(影響度)が求められ(ステップ
ST4)、これが影響度対応表24の影響度エリア23
と、機器情報格納部8に格納されている機器情報表18
の影響度エリア16とに登録される(ステップST
5)。
【0032】この際、稼動させる電気機器、あるいは稼
動を停止させる電気機器が1階にある空調装置であり、
1階に設けられている温度センサから出力される検知信
号が“26度”を示している状態で、1階に設けられて
いる空調装置の設定温度を“26度”以外の温度、例え
ば“28度”に変更するときには、影響度として、“2
0”が求められ、これが影響度対応表24の影響度エリ
ア23と、機器情報表18の影響度エリア16とに登録
される。
【0033】また、この影響度計算処理と並行し、図3
のフローチャートに示すように、負荷制御装置4の処理
部11によって、機器情報格納部8に格納されている機
器情報表18の内容が読み出され、この機器情報表18
に書き込まれている各電気機器毎の機器識別子、制御識
別子、機器情報がメモリ部12に格納されるとともに
(ステップST11)、効果値対応表格納部10から効
果値対応表29の内容が読み出されて、これがメモリ部
12に格納される(ステップST12)。
【0034】次いで、処理部11によって、メモリ部1
2に格納されている効果値対応表29の各機器識別子エ
リア25に登録されている機器識別子の内容に基づき、
通信部7が制御されて、制御対象機器群6を構成する各
電気機器が順次選択されるとともに、選択した電気機器
から出力される状態検知信号が取り込まれて、メモリ部
12に格納されている効果値対応表29の機器状態エリ
ア27に各電気機器の稼動状態が登録される(ステップ
ST13)。
【0035】この際、電気機器が空調装置であれば、機
器状態として、空調装置が停止中であるとき、“00
1”が書き込まれ、また“27度”の設定温度で運転さ
れているとき、“5027”が書き込まれる。
【0036】この後、処理部11によって、メモリ部1
2に格納されている効果値対応表29の機器識別子エリ
ア25に登録されている機器識別子エリア、制御識別子
エリア26に登録されている制御識別子、機器状態エリ
ア27に登録されている機器状態に基づき、各電気機器
を稼動させたとき、あるいは稼動を停止させたときの消
費電力増加量、消費電力低減量(効果値)が計算され
(ステップST14)、これが効果値対応表29の効果
値エリア28と、機器情報格納部8に格納されている機
器情報表18の効果値エリア15とに登録される(ステ
ップST15)。
【0037】この際、稼動させる電気機器、あるいは稼
動を停止させる電気機器が1階にある空調装置であり、
この空調装置が設定温度“27度”で運転されている状
態で、設定温度を“27度”以外の温度、例えば“28
度”に変更するときには、効果値として、“40”が求
められ、これが効果値対応表29の効果値エリア28
と、機器情報表18の効果値エリア15とに登録され
る。
【0038】また、これら影響度計算処理、効果値計算
処理と並行し、図4のフローチャートに示すように、負
荷制御装置4の処理部11によって、機器情報格納部8
に格納されている機器情報表18から各電気機器毎の機
器識別子、制御識別子、効果値、影響度、機器情報が読
み出されて、これらがメモリ部12に格納されるととも
に(ステップST21)、各電気機器の稼動させたり、
停止させたりしたとき、あるいは設定温度などを変更し
たときの効果値、影響度が総合的に判断されて、最も最
適な設定値となるように、各電気機器に対する運転指
令、停止指令、設定温度指令などが生成され、各電気機
器が制御される(ステップST22、ST23)。
【0039】このように、この実施の形態では、ビル内
の各部に設けられるセンサ群2から新たな各検知信号が
出力される毎に、これらの検知信号を取り込んでビル内
部の空調状態を判定して、機器情報表18、影響度対応
表24、効果値対応表29などの内容を更新するととも
に、この更新内容に基づき、影響度や効果値を加味した
最適な設定値、例えばビル内に設置されている各電気機
器で使用される消費電力を低く抑えながら、ビル内部を
最も効率良く空調するのに必要な設定値を自動的に生成
して、制御対象機器群6の各電気機器を制御し、ビル内
の空調状態を指定された状態にするようにした。このた
め、電気機器の数が膨大であるときにも、オペレータに
負担をかけることなく、各電気機器の制御内容を変更し
たときの影響度や効果値を考慮して、各電気機器の負荷
割合を自動的に設定し、各電気機器の負荷を最適な状態
に調整することができる(請求項1、2の効果)。
【0040】また、この実施の形態では、処理部11に
よって通信部7を制御し、センサ群2を構成する各セン
サを順次選択して、ビル各部の温度、湿度、室内に居る
人の数などを常時検知して、機器情報表18、影響度対
応表24、効果値対応表29など内容を更新するととも
に、この更新内容に基づき、影響度や効果値を加味した
最適な設定値、例えばビル内に設置されている各電気機
器で使用される消費電力を低く抑えながら、ビル内部を
最も効率良く空調するのに必要な設定値を自動的に生成
して、ビル内の空調状態を指定された状態にするように
した。このため、電気機器の数が膨大であるときにも、
オペレータに負担をかけることなく、各電気機器の情
報、制御対象となる環境などが変化する毎に、影響度、
消費電力増減量を考慮して、各電気機器の負荷割合を自
動的に設定し、各電気機器の負荷を最適な状態に調整す
ることができる(請求項3の効果)。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1の監視制御システムでは、電気機器の数が膨大で
あるときにも、オペレータに負担をかけることなく、各
電気機器の制御内容を変更したときの影響度を考慮し
て、各電気機器の負荷割合を自動的に設定し、各電気機
器の負荷を最適な状態に調整することができる。
【0042】請求項2の監視制御システムでは、電気機
器の数が膨大であるときにも、オペレータに負担をかけ
ることなく、各電気機器の制御内容を変更したときの消
費電力増減量を考慮して、各電気機器の負荷割合を自動
的に設定し、各電気機器の負荷を最適な状態に調整する
ことができる。
【0043】請求項3の監視制御システムでは、電気機
器の数が膨大であるときにも、オペレータに負担をかけ
ることなく、各電気機器の情報、制御対象となる環境な
どが変化する毎に、影響度、消費電力増減量を考慮し
て、各電気機器の負荷割合を自動的に設定し、各電気機
器の負荷を最適な状態に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による監視制御システムを適用した空調
監視制御システムの一実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示す監視制御システムの影響度演算処理
手順例を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す監視制御システムの効果値演算処理
手順例を示すフローチャートである。
【図4】図1に示す監視制御システムの機器選択処理手
順例を示すフローチャートである。
【図5】図1に示す機器情報格納部に格納される機器情
報表の一例を示す説明図である。
【図6】図1に示す影響度対応表格納部に格納される影
響度対応表の一例を示す説明図である。
【図7】図1に示す効果値対応表格納部に格納される効
果値対応表の一例を示す説明図である。
【図8】従来から知られている空調監視制御システムの
一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:空調監視制御システム 2:センサ群 3、5:通信線 4:負荷制御装置 6:制御対象機器群 7:通信部 8:機器情報格納部 9:影響度対応表格納部 10:効果値対応表格納部 11:処理部(影響度演算部、制御部、効果値演算部) 12:メモリ部 13、19、25:機器識別子エリア 14、20、26:制御識別子エリア 15、28:効果値エリア 16、23:影響度エリア 17:機器情報エリア 18:機器情報表 21:センサ識別子エリア 22:センサ値エリア 24:影響度対応表 27:機器状態エリア 29:効果値対応表

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電気機器を備えた場所を監視対象
    とし、当該場所の環境状態を測定するとともに、この測
    定結果である環境情報に基づき、前記各電気機器の制御
    内容を変更したときの影響度を演算する影響度演算部
    と、 この影響度演算部によって得られた影響度に基づき、前
    記各電気機器を制御し、前記場所の環境を指定された状
    態にする制御部と、 を備えたことを特徴とする監視制御システム。
  2. 【請求項2】 監視対象となる場所に備えられた複数の
    電気機器の各制御内容を変更したときの効果値を求める
    効果値演算部と、 この効果値演算部によって得られた効果値に基づき、前
    記各電気機器を制御し、前記場所の環境を指定された状
    態にする制御部と、 を備えたことを特徴とする監視制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載の監
    視制御システムにおいて、 前記影響度演算部または前記効果値演算部は、各電気機
    器の情報、または周辺環境情報の少なくともいずれかが
    変化する毎に、前記影響度または効果値を動的に演算す
    る、 ことを特徴とする監視制御システム。
JP11046813A 1999-02-24 1999-02-24 監視制御システム Pending JP2000242303A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11046813A JP2000242303A (ja) 1999-02-24 1999-02-24 監視制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11046813A JP2000242303A (ja) 1999-02-24 1999-02-24 監視制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000242303A true JP2000242303A (ja) 2000-09-08

Family

ID=12757785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11046813A Pending JP2000242303A (ja) 1999-02-24 1999-02-24 監視制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000242303A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013094319A1 (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 シャープ株式会社 電力管理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013094319A1 (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 シャープ株式会社 電力管理装置
JP2013128368A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Sharp Corp 電力管理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5435147A (en) Air conditioning control system
WO2018092258A1 (ja) 空気調和機および空気調和システム
US7024258B2 (en) System and method for model-based control of a building fluid distribution system
EP3193510B1 (en) Control device, system and control method therefor
JP6523921B2 (ja) 建築物の空調方法
JP2006250454A (ja) 空気調和装置及びその制御方法、温度設定装置及びその制御方法
JP6972340B2 (ja) 空気調和システム
JP4827780B2 (ja) 空調制御システム
JP7062475B2 (ja) 空調制御装置、空調システム、空調制御方法及びプログラム
JP2005301582A (ja) プロセス管理装置
JP2000242303A (ja) 監視制御システム
JP5537456B2 (ja) 空調制御システム、最適空調制御装置、および最適空調制御方法
JP2009222349A (ja) Vav制御システム
KR101415768B1 (ko) 전력 절감을 위한 피크 제어 방법
JP3185086B2 (ja) 空調監視装置
JP5910322B2 (ja) 空調制御装置及びプログラム
JP3044014B2 (ja) モータダンパの制御システムならびにそれに用いる制御基板およびモータダンパ
JP2006343031A (ja) 空気調和装置及びその制御方法
KR102443273B1 (ko) 데이터 분석 방법을 이용한 에너지 최적화 및 설비 운영 효율화가 가능한 빌딩자동제어장치 및 이의 제어방법
JP2005257166A (ja) 空調機制御システムおよび空調機制御方法
EP4006440A1 (en) Facility device management system
WO2020261553A1 (ja) リモートコントローラおよび空気調和システム
JPS636782B2 (ja)
JPH05248683A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
US20150153059A1 (en) Air-conditioning system