JP2013126849A - スターンフィンの構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】スターンフィンを構成する各フィンの内でボッシングのみに溶着されるフィンの溶着部の応力が低下することで亀裂発生などに対する強度上の安全性が向上されるスターンフィンの構造を提供する。
【解決手段】スターンフィンを構成する複数のフィンの内でボッシング3のみに溶着されるフィン12aにおいて該フィンを構成する外板15,16の根元部の内側または外側に根元補強板22,23を設けたことを特徴としており、これにより溶着部の応力が低下して亀裂発生など強度上の安全性向上が得られる。
【選択図】図7

Description

本発明は船舶における推進性能向上装置のスターンフィンの構造に関するものである。
図1は船舶における従来の推進性能向上装置のスターンフィンを装備した場合の船尾部側面図を示し、図2は図1におけるII―II断面矢図を示している。また図3は図2におけるIII―III断面矢視図を示し、図4は図3におけるIV―IV断面矢視図を示し、図5は図4におけるV―V断面矢視図を夫々示している。船体1の後端部にスターンフレーム2が設けられ、該スターンフレーム2の下端に連結してスターンフレーム2aが設けられ、その下端はボッシング3に連結されており、更に該ボッシング3の下端にはスターンフレーム2bが設けられ、該スターンフレーム2bの下端はシューピース5に連結されていて、該シューピース5の前端は船底BLに連結されている。また上記スターンフレーム2aとスターンフレーム2bの間に設けられた上記ボッシング3を貫通してプロペラ軸6が回転可能に設けられている。該プロペラ軸6の後端にはプロペラ4が設けられ、更に該プロペラ軸6の前端は図示省略の船内設置の主機に連結されている。また上記シューピース5の後端部とスターンフレーム2との間には舵7がもうけられている。尚、舵7の上端部には舵頭材8が回転可能にして設けられ、該舵頭材8の上部は図示省略の船内設置の舵取機に連結されている。また舵7の下端は回転可能にしてシューピース5の後端部に連結されている。
一方、従来のスターンフィンは図1および図2に示す通り、ボッシング3の略真横から上方域に亘って、該ボッシング3の表面から放射状に突出してフィン9、フィン10、フィン11、フィン12およびフィン13が夫々略等間隔で以って、該ボッシング3に固着して設けられ、更に該ボッシング3とシューピース5の間でスターンフレーム2bから後方に向けて突出してフィン14が設けられている。その際、フィン11はスターンフレーム2aから後方に突出してスターンフレム2aおよびボッシング3に溶着され、同様にしてフィン14もスターンフレーム2b、ボッシング3およびシューピース5に溶着されている。その際、フィン9、フィン10、フィン11、フィン12、フィン13およびフィン14はプロペラ4が回転して前向きに推力を出す回転方向と逆向きに水流を変えるような、ひねりが施されている。
一方、ボッシング3のみに溶着されているフィン12は図3に示すような側面形状を有して、図4に示している通り外板15、外板16、前縁板17および後縁板18により外形が構成され、その内側は補強板19、補強板20および補強板21により構成されていて、図5に示している通りフィン12の外形を構成する外板15、外板16、前縁板17、および後縁板18の根元部に開先K1および開先K2を施してボッシング3の表面に溶着され、更にフィン12の内側を構成する補強板19、補強板20および補強板21についても同様に根元部に開先を施してボッシング3の表面に溶着されている。尚B1およびB2は溶接のビードを表している。またボッシング3のみに溶着されているフィン9、フィン10およびフィン13についてもフィン12の構成と同様に構成されてボッシング3の表面に溶着されている。尚、図1および図2は後方から見てプロペラが右回りするとき前向きに推力を発生する場合について表示している。また図2に示すCLは船体中心線を表し、TLはプロペラ4の先端の回転軌跡を表し、SLはプロペラ軸6の軸芯を通り船体中心線CLと直交する線を表している。
上記従来の推進性能向上装置のスターンフィンが設置された船体1が前進して航海している場合、船尾部の水の流れはフィン9,フィン10,フィン11,フィン12、フィン13およびフィン14の作用によってプロペラ4の回転方向と逆向きに水流が変えられてプロペラ4に送り込まれる。その為に、プロペラ4の後方に発生する旋回流がスターンフィンを装備していない場合に比べて減少される。その結果、船体の推進性能が向上される。その際、上記各フィンには外力が掛かるが、特にフィン9、フィン10、フィン12およびフィン13においてはボッシング3の表面に溶着した根元部分のみで外力を受けることから応力が高めとなっている。一方フィン11およびフィン14についてはボッシング3のみならずスターンフレーム2a、スターンフレーム2bおよびシューピース5にも溶着されていることから、取り付け部分の応力は上記フィン9、フィン10、フィン12およびフィン13より小さめとなっている。
上述の通り、従来のスターンフィンは構成する各フィンの内、ボッシングのみに溶着されるフィンの溶着部の応力が高めとなって亀裂発生など強度上の問題点を有している。
発明が解決するための手段
そのため本発明は上記問題点に鑑みて提案されたものでありスターンフィンを構成する各フィンの内でボッシングのみに溶着されるフィンについて、フィンを構成する外板の根元部分の内側または外側に根元補強板を設けたことを特徴としている。
発明の効果
上述したようにスターンフィンを構成する各フィンの内でボッシングのみに溶着されるフィンの溶着部の応力が低下することで亀裂発生などに対する強度上の安全性が向上される。
以下、図面により本願の第1実施例としてのスターンフィンについて説明する。図6は従来のものの図1におけるII―II断面矢視図を示し、図7は図6におけるVII―VII断面矢視図を示し、図8は図7におけるVIII―VIII断面矢視図を示している。図中、従来のものと同一番号のものは従来のものと同一構成部材であることから説明は省略する。フィン9a、フィン10a、フィン12aおよびフィン13aはボッシング3から放射状に突出してボッシング3に溶着されている。その際、フィン12aは図7および図8に示している通り根元補強板22の上下両端には開先K3およびK5が施されて外板15の根元部においてフィン12aの内側に溶着され更にボッシング3に溶着されている。B3およびB5は溶接のビードを表している。同様にして根元補強板23の上下両端には開先K4およびK6が施されて外板16の根元部においてフィン12aの内側に溶着され更にボッシング3に溶着されている。B4およびB6は溶接のビードを表している。尚、フィン9a、フィン10aおよびフィン13aについてもフィン12aと同様に根元補強板が内側に設けられて構成されボッシング3に溶着されている。
上述の本願第1実施例のスターンフィンを装備した船体1が前進して航海しているとき、船尾部の水の流れはフィン9a,フィン10a,フィン11,フィン12a、フィン13aおよびフィン14の作用によってプロペラ4の回転方向と逆向きに水流が変えられてプロペラ4に送り込まれる。その結果スターンフィンが装備されていな場合に比べて船体の推進性能が向上される。その際、上記各フィンには外力が掛かるが、特にフィン9a、フィン10a、フィン12aおよびフィン13aの溶着部については従来のもののフィン9、フィン10、フィン12およびフィン13の場合の溶着部より応力が低下して亀裂発生などに対する強度上の安全性が向上される。
次に図面により本願の第2実施例としてのスターンフィンについて説明する。図9は従来のものの図1におけるII―II断面矢視図を示し、図10は図9におけるX―X断面矢視図を示し、図11は図10におけるXI―XI断面矢視図を示している。図中、従来のものと同一番号のものは従来のものと同一構成部材であることから説明は省略する。フィン9b、フィン10b、フィン12bおよびフィン13bはボッシング3から放射状に突出してボッシング3に溶着されている。その際フィン12bは図10および図11に示している通り、根元補強板24の上下両端には開先K7およびK9が施されて、外板15の根元部においてフィン12bの外側に溶着され更にボッシング3の表面に溶着されている。B7およびB9は溶接のビードを表している。同様にして根元補強板25の上下両端には開先K8およびK10が施されて外板16の根元部においてフィン12bの外側に溶着され更にボッシング3の表面に溶着されている。B8およびB10は溶接のビードを表している。尚、フィン9b、フィン10bおよびフィン13bについてもフィン12bと同様に根元補強板が外側に設けられて構成されボッシング3の表面に溶着されている。
上記本願第2実施例のスターンフィンを装備した船体1が前進して航海しているとき、船尾部の水の流れはフィン9b,フィン10b,フィン11,フィン12b、フィン13bおよびフィン14の作用によってプロペラ4の回転方向と逆向きに水流が変えられてプロペラ4に送り込まれる。その結果スターンフィンが装備されていな場合に比べて船体の推進性能が向上される。その際、上記各フィンには外力が掛かるが、特にフィン9b、フィン10b、フィン12bおよびフィン13bの溶着部については従来のもののフィン9、フィン10、フィン12およびフィン13の場合の溶着部より応力が低下して亀裂発生などに対する強度上の安全性が向上される。
次に図面により本願の第3実施例としてのスターンフィンについて説明する。図12は従来のものの図1におけるII―II断面矢視図を示し、図13は図12におけるXIII―XIII断面矢視図を示し、図14は図13におけるXIV―XIV断面矢視図を示している。図中、従来のものと同一番号のものは従来のものと同一構成部材であることから説明は省略する。フィン9c、フィン10c、フィン12cおよびフィン13cはボッシング3から放射状に突出してボッシング3の表面に溶着されている。その際、フィン12cは図13および図14に示している通り、第1実施例に示す根元補強板22および根元補強板23がフィン12cの内側に設けられてボッシング3の表面に溶着され、更に第2実施例に示す根元補強板24および根元補強板25がフィン12cの外側に設けられてボッシング3の表面に溶着される構成となっている。尚、フィン9c、フィン10cおよびフィン13cについてもフィン12cと同様に構成されボッシング3の表面に溶着されている。
上記本願第3実施例のスターンフィンを装備した船体1が前進して航海しているとき、船尾部の水の流れはフィン9c,フィン10c,フィン11,フィン12c、フィン13cおよびフィン14の作用によってプロペラ4の回転方向と逆向きに水流が変えられてプロペラ4に送り込まれる。その結果スターンフィンが装備されていな場合に比べて船体の推進性能が向上される。その際、上記各フィンには外力が掛かるが、特にフィン9c、フィン10c、フィン12cおよびフィン13cの溶着部については従来のもののフィン9、フィン10、フィン12およびフィン13の場合の溶着部より応力が低下し、更に本願第1実施例および第2実施例の場合の溶着部よりも応力は低下して亀裂発生に対する強度上の安全性が向上される。
従来のスターンフィンを装備した船尾部の右舷側から見た側面図である。 図1におけるII―II断面矢視図である。 図2におけるIII―III断面矢視図である。 図3におけるIV―IV断面矢視図である。 図4におけるV―V断面矢視図である。 図1におけるII―II断面矢視図である。 図6におけるVII―VII断面矢視図である。 図7におけるVIII―VIII断面矢視図である。 図1におけるII―II断面矢視図である。 図9におけるX―X断面矢視図である 図10におけるXI―XI断面矢視図である。 図1におけるII―II断面矢視図である。 図12におけるXIII―XIII断面矢視図である。 図13におけるXIV―XIV断面矢視図である。
符号説明
1 船体
2 スターンフレーム
2a スターンフレーム
2b スターンフレーム
3 ボッシング
4 プロペラ
5 シューピース
6 プロペラ軸
7 舵
8 舵頭材
9 フィン
10 フィン
11 フィン
12 フィン
13 フィン
14 フィン
BL 船底
CL 船体中心線
SL 船体中心線CLとプロペラ軸6の軸芯を通る直交線
TL プロペラ4の先端の回転軌跡
15 外板
16 外板
17 前縁板
18 後縁板
19 補強板
20 補強板
21 補強板
9a フィン
10a フィン
12a フィン
13a フィン
22 根元補強板
23 根元補強板
9b フィン
10b フィン
12b フィン
13b フィン
24 根元補強板
25 根元補強板
9c フィン
10c フィン
12c フィン
13c フィン

Claims (3)

  1. プロペラ前方においてボッシングの略真横から上方域に亘って該ボッシングから放射状に突出して複数のフィンおよび該ボッシングとシューピース間でスターンフレームから後方に突出してフィンが夫々設けられ、且つ上記複数のフィンにはプロペラが前向きに推力を発生する回転方向と逆向きに水流を変えるような、ひねりが施されて構成された船舶用推進性能向上装置のスターンフィンにおいて、上記複数のフィンの内でボッシングのみに溶着されるフィンにつきフィンを構成する外板の根元部の内側に根元補強板を設けたことを特徴とするスターンフィン。
  2. プロペラ前方においてボッシングの略真横から上方域に亘って該ボッシングから放射状に突出して複数のフィンおよび該ボッシングとシューピース間でスターンフレームから後方に突出してフィンが夫々設けられ、且つ上記複数のフィンにはプロペラが前向きに推力を発生する回転方向と逆向きに水流を変えるような、ひねりが施されて構成された船舶用推進性能向上装置のスターンフィンにおいて、上記複数のフィンの内でボッシングのみに溶着されるフィンにつきフィンを構成する外板の根元部の外側に根元補強板を設けたことを特徴とするスターンフィン。
  3. プロペラ前方においてボッシングの略真横から上方域に亘って該ボッシングから放射状に突出して複数のフィンおよび該ボッシングとシューピース間でスターンフレームから後方に突出してフィンが夫々設けられ、且つ上記複数のフィンにはプロペラが前向きに推力を発生する回転方向と逆向きに水流を変えるような、ひねりが施されて構成された船舶用推進性能向上装置のスターンフィンにおいて、上記複数のフィンの内でボッシングのみに溶着されるフィンにつきフィンを構成する外板の根元部の内側および外側に根元補強板を設けたことを特徴とするスターンフィン。
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