JP2013125625A - 非水電解液及びリチウムイオン二次電池 - Google Patents

非水電解液及びリチウムイオン二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】非水電解液に含有されるリチウムフルオロアルキルボレート誘導体の吸湿性を低下させ、リチウムイオン二次電池のサイクル特性を良好なものとする。
【解決手段】下記式(1)で表される金属塩錯体を含む非水電解液。
Figure 2013125625

(式(1)中、MはLi、Na及びKから選択される金属元素であり、Solはジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメトキシエタン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ビニレンカーボネート、フルオロエチレンカーボネート、アセトニトリルおよびメトキシプロピオニトリルから選択される溶媒分子であり、xは1〜3の整数を示す)。このような金属塩錯体の構造を形成することにより、リチウムフルオロアルキルボレート誘導体の吸湿性が低下し、電極上に生成する被膜が安定化する。
【選択図】図5

Description

本発明は、非水電解液、及びこれを用いたリチウムイオン二次電池に関する。
リチウムイオン二次電池は、近年、電気機器や通信機器等の電源として使用されており、さらに、電気自動車(EV、HEV等)の電源としても使用されている。そして、リチウムイオン二次電池は、その更なる特性向上、例えばエネルギー密度の向上(高容量化)、出力密度の向上(高出力化)やサイクル特性の向上(サイクル寿命の向上)、高い安全性が望まれている。リチウムイオン二次電池は、正極、負極、適宜リチウム極、及びセパレータを積層して非水電解液に浸透させることで構成されている。この非水電解液に用いられる電解質塩としては、一般的にLi−PF、Li−BF等が挙げられる。
特許文献1には、電解質塩としてリチウムフルオロアルキルホスフェート誘導体(LiPF(C等)や、リチウムフルオロアルキルボレート誘導体(LiBF(CF)等)を用いることにより、サイクル特性や高温特性を向上させた非水電解液二次電池が開示されている。
特開2010−287431号公報
特許文献1に開示されているような、ホウ素系支持電解質(BF )を一部フッ化アルキル置換したリチウム塩(リチウムフルオロアルキルボレート誘導体)LiCFBFを含有する非水電解液は、電極上に安定なLiF皮膜を形成させることで、サイクル試験後の容量維持率を向上させることができると考えられる。しかしながら、上記のようなリチウムフルオロアルキルボレート誘導体は構造が不安定であり吸湿性が大きく水分が吸収されやすい。そして、この吸収された水分は構造水として取り込まれるため取り除くことが容易でない。これにより、この構造水が電解液中の絶対的な水分量を増加させることとなるので、サイクル特性に悪影響を及ぼすこととなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、非水電解液に含有されるリチウムフルオロアルキルボレート誘導体の吸湿性を低下させサイクル特性を向上させることである。これにより、長期信頼性が良好なリチウム二次電池を提供する事が出来る。
上記の目的を達成するため、本発明にかかる非水電解液は、下記式(1)で表される金属塩錯体を含む。

Figure 2013125625
(式(1)中、MはLi、Na及びKから選択される金属元素であり、Solはジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメトキシエタン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ビニレンカーボネート、フルオロエチレンカーボネート、アセトニトリルおよびメトキシプロピオニトリルから選択される溶媒分子であり、xは1〜3の整数を示す)
本発明者らは、上記金属塩錯体の構造を形成することにより、リチウムフルオロアルキルボレート誘導体の吸湿性が低下され、電極上に生成する被膜が安定化することを見出した。なお、上記xの値、すなわち、金属塩錯体における炭素数は、1であることが好ましいが、分子量に大きな差の無い2又は3の場合であっても上記吸湿性の低下効果は同様に得られると考えられる。また、金属元素MはLiであることが好ましい。
特に、上記金属塩錯体がLi−CFBF錯体の場合、CFBFアニオン、溶媒分子、及びLiカチオンから成る新たな結晶構造が形成されるので、吸湿性が大きく低下すると考えられる。従って、電解液中の絶対的な水分量が低減し、サイクル特性が大きく改善されたものと推測される。
好ましい金属塩錯体の電解液における含有量は、0.05質量%より大きく40質量%未満、特に好ましくは、0.5質量%〜30質量%であり、支持電解質として使用することもできる。電解液に含まれる電解質塩としては、Li−PF、Li−BF、Li−TFSIのうち少なくとも1種が含まれることが好ましい。
更に、Sol(溶媒分子)としては、上述した何れの溶媒分子を1種類又は複数種類適用しても、吸湿性抑制効果を得ることができると考えられるが、特に、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネートの内の少なくとも一種を含むことが好ましい。
また、本発明は、リチウムイオンを脱挿入可能な正極活物質を有する正極及び負極、並びに上記の非水電解液を備えるリチウムイオン二次電池を提供する。
本発明によれば、金属塩錯体の構造を形成することにより、リチウムフルオロアルキルボレート誘導体の吸湿性が低下し、電極上に生成する被膜が安定化される。これにより、サイクル特性が向上され、長期信頼性が良好なリチウム二次電池を提供する事が出来る。
本実施の形態にかかるリチウムイオン二次電池の構成を説明する図である。 他のリチウムイオン二次電池の構成を説明する図である。 実施例における試料と参照試薬のXRD測定結果を示す図である。 (A)は、試料のFT―IR測定結果を示す図であり、(B)は、参照試料であるCFBF・KのFT−IR測定結果を示す図であり、(C)は、参照試料であるDMC(液体)のFT−IR測定結果を示す図である。 本実施例及び比較例におけるサイクル数と放電容量維持率の関係を示すグラフである。 本実施例及び比較例におけるサイクル数と内部抵抗増加率の関係を示すグラフである。 本実施例及び比較例におけるCレートと放電容量維持率の関係を示すグラフである。
以下に本発明の蓄電デバイスの実施形態の一例として、リチウムイオン二次電池の例を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るリチウムイオン二次電池の実施形態の一例を示す概略断面図である。図示のように、リチウムイオン二次電池20は、正極21と、負極22とがセパレータ23を介して対向配置されて構成されている。
正極21は、本発明の正極活物質を含む正極合材層21aと、正極集電体21bとから構成されている。正極合材層21aは、正極集電体21bのセパレータ23側の面に形成されている。負極22は、負極合材層22aと、負極集電体22bとから構成されている。負極合材層22aは、負極集電体22bのセパレータ23側の面に形成されている。これら正極21、負極22、セパレータ23は、図示しない外装容器に封入されており、外装容器内には非水電解液が充填されている。外装材としては例えば電池缶やラミネートフィルム等が挙げられる。また、正極集電体21bと負極集電体22bとには、必要に応じて、それぞれ外部端子接続用の図示しないリードが接続されている。
次に、図2は、本発明に係るリチウムイオン二次電池の実施形態の別の一例を示す概略断面図である。図示のように、リチウムイオン二次電池30は、正極31と負極32とが、セパレータ33を介して交互に複数積層された電極ユニット34を備えている。正極31は、正極合材層31aが、正極集電体31bの両面に設けられて構成されている。負極32は、負極合材層32aが負極集電体32bの両面に設けられて構成されている(ただし、最上部および最下部の負極32については、負極合材層32aは片面のみ)。
また、正極集電体31bは図示しないが突出部分を有しており、複数の正極集電体31bの各突出部分はそれぞれ重ね合わされ、その重ね合わされた部分にリード36が溶接されている。負極集電体32bも同様に突出部分を有しており、複数の負極集電体32bの各突出部分が重ね合わされた部分にリード37が溶接されている。リチウムイオン二次電池30は、図示しないラミネートフィルム等の外装容器内に電極ユニット34と非水電解液が封入されて構成されている。リード36,37は外部機器との接続のため、外装容器の外部に露出される。
なお、リチウムイオン二次電池30は、外装容器内に、正極、負極、又は正負極双方にリチウムイオンをプレドープする為のリチウム極を備えていてもよい。その場合には、リチウムイオンが移動し易くするため、正極集電体31bや負極集電体32bに電極ユニット34の積層方向に貫通する貫通孔が設けられる。
また、リチウムイオン二次電池30は、最上部および最下部に負極を配置させたが、これに限定されず、最上部および最下部に正極を配置させる構成でもよい。負極合材層22a、32aは、負極活物質、バインダー、及び導電助剤をNMP等の溶媒を用いてスラリーにし、塗布・乾燥させて形成される。
負極活物質は、リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な物質であって、金属材料、その他リチウムイオンを吸蔵可能な炭素材料や金属材料や合金材料や酸化物、又はこれらの混合物が用いられる。負極活物質の粒径は0.1〜30μmであることが好ましい。金属材料としては例えばシリコンやスズが挙げられる。合金材料としては例えばシリコン合金やスズ合金が挙げられる。酸化物としては例えば酸化シリコン、酸化スズ、酸化チタンが挙げられる。炭素材料としては例えば黒鉛、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、ポリアセン系有機半導体等が挙げられる。これらの材料を混合して用いても良い。
正極合材層21a、31aは、正極活物質、バインダー、及び導電助剤をNMP等の溶媒を用いてスラリーにし、塗布・乾燥させて形成される。正極活物質としては、リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能なリチウム含有化合物であって、酸化物、リン酸塩、窒化物、有機物、硫化物(有機硫黄、無機硫黄を含む)、金属錯体、導電性高分子、金属等を用いることができる。特にリチウム放出量の大きい正極活物質が好ましく、例えば、LiCoO、LiNiO、LiMn、LiFePO等の遷移金属酸化物やリン酸塩、アルコキシド材料、フェノキシド材料、ポリピロール材料、アントラセン材料、ポリアニリン材料、チオエーテル材料、チオフェン材料、チオール材料、スルフラン材料、プルスルフラン材料、チオラート材料、ジチアゾール材料、ジスルフィド材料、ポリチオフェン材料等の有機化合物や硫化物や導電性高分子、またはリチウムを予め付与した無機硫黄などを使用することができる。正極活物質の粒径は0.1〜30μmであることが好ましい。
本実施の形態に用いられる電解液は、高電圧でも電気分解を起こさないという点、及びリチウムイオンが安定に存在できるという点から非水電解液が選択される。
本発明の非水電解液は、一般的なリチウム塩の電解質の他に、下記式(1)で表される金属塩錯体を電解質として含み、これらが溶媒に溶解されている。
Figure 2013125625
(式(1)中、MはLi、Na及びKから選択される金属元素であり、Solはジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメトキシエタン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ビニレンカーボネート、フルオロエチレンカーボネート、アセトニトリルおよびメトキシプロピオニトリルから選択される溶媒分子であり、xは1〜3の整数を示す)
上記金属塩錯体は、例えば、以下の方法で得られる。原料であるKBFCFを上記溶媒分子に対応する溶媒に溶解し、次いで、溶解したLiBFを攪拌しながら室温にて1時間以上かけて漏斗を介して滴下させ、さらに攪拌の後、得られた懸濁液を所定時間放置する。そして、固形分であるKBFをポリテトラフルオロエチレン(PTFE)フィルターを使って取り除き、採取した溶液に対し所定時間加温して溶媒を蒸発させることで、上記金属塩錯体の固形物を得ることができる。
一般的なリチウム塩の電解質は特に制限されるものではないが、例えば、LiClO、LiAsF、LiBF、LiPF、LiB(C、CHSOLi、CFSOLi、(CSONLi、(CFSONLi等やこれらの混合物を用いることができる。本実施の形態では、Li−PF、Li−BF及びLi−TFSIが特に好ましく使用される。
また、溶媒としては、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(MEC)等の鎖状カーボネート、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、ビニレンカーボネート(VC)、ビニルエチレンカーボネート(VEC)、フルオロエチレンカーボネート(FEC)等の環状カーボネート、アセトニトリル(AN)、1,2-ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、1,3-シオキソラン(DOXL)、ジメチルスホキシド(DMSO)、スルホラン(SL)、プロピオニトリル(PN)、メトキシプロピオニトリル等の比較的分子量の小さい溶媒、又はこれらの混合物を使用することができる。本実施の形態の溶媒は鎖状カーボネートと環状カーボネートの混合物であることが好ましい。2種類以上の鎖状カーボネートや2種類以上の環状カーボネートを用いた混合物としてもよい。
なお、金属塩錯体における炭素数は、1であることが好ましいが、分子量に大きな差の無い2又は3の場合であっても良い。
以上のように、本実施の形態によれば、錯体形成によりリチウムフルオロアルキルボレート誘導体(例えばLiCFBF)等の電解質塩の吸湿性が抑制されて電極上に生成する被膜が安定化し、サイクル試験後の容量維持率が向上した長期信頼性の良好なリチウムイオン二次電池を提供することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。ただし、本発明は本実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
(1)正極の作製
正極活物質としてリチウムニッケルコバルトアルミニウム複合酸化物(LiNi0.77Co0.20Al0.03)を94質量%、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)を3質量%、導電助剤としてケッチェンブラック3質量%を均質に混合し、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)に分散させて、正極合材塗液を調製した。次いで、得られた正極合材塗液を、厚み15μmのアルミニウム箔からなる正極集電体の両面にドクターブレード法により均一に塗布し、乾燥して、片面当たり15mg/cmの正極活物質層を形成した。これを幅24mm、長さ38mmの形状に切断して、正極を作成し、更に正極リードを取り付けた。
(2)負極の作製
負極活物質として黒鉛を97質量%、結着剤としてPVDFを3質量%を均質に混合し、NMPに分散させて、負極合剤塗液を調製した。次いで、得られた負極合剤塗液を、厚み15μmの銅箔からなる負極集電体の両面にドクターブレード法により均一に塗布し、乾燥して、片面当たり7mg/cmの負極活物質層を形成した。これを幅26mm、長さ40mmの形状に切断して、負極を作成し、更に負極リードを取り付けた。
(3)電解液の作製
(3−1)金属塩錯体の合成
フラスコ内で、189.4molのKBFCFを150MLのジメチルカーボネート(DMC)に溶解した。次いで、150MLのジメチルカーボネートに溶解した189.4MolのLiBFを、上記フラスコ内へ攪拌しながら室温にて1時間以上かけて漏斗を介して滴下した。さらに6時間攪拌した後、得られた懸濁液をひと晩放置した。固形分であるKBFをポリテトラフルオロエチレン(PTFE)フィルターを使って取り除いた。採取した溶液に対し、真空下で12時間、約40℃で、溶媒を蒸発させ、白色の固形物を得た。
(3−2)金属塩錯体の同定
上記で得られた白色の固形物に対し、以下のようにして構造解析を行った。
(3−2−1)NMR(核磁気共鳴分析)
ブルカー・バイオスピン社製AVANCE500型を用い、測定核種は、水素(H)、炭素(13C)、フッ素(19F)、ホウ素(11B)として測定を行った。具体的には、溶液調製をアルゴン雰囲気のグローブボックス内で行い、測定もアルゴン雰囲気下で行った。試料を脱水処理したCDCNに溶解させ、その後、NMR管に入れ、NMR測定に供した。また、定量分析のために試料のCDCN溶液に2−フルオロニトロベンゼン(CDCN溶液)を適量加え、NMR測定に供した。
(3−2−2)質量分析
Agilent teChnologies社製6140型を用い、大気圧化学イオン化法(APCI)により測定を行った。具体的には、アルゴン雰囲気のグローブボックス内で試料を少量採取し、大気中で試料をCHCNに溶解させ、APCI−MS測定を行った。
(3−2−3)ICP−AES(誘導結合プラズマ原子発光分光分析)
エスアイアイ・ナノテクノロジー社製SPS5100型を用いて測定を行った。具体的には、分解容器にNMR測定溶液、硝酸を入れ密閉し、マイクロ波を照射して加熱分解後、超純水で定容して検液とした。ICP−AESにより、検液中の元素の定性分析と定量分析を行った。
(3−2−4)XRD(X線回折法)
リガク社製RINT−TTRIIIを用いて測定を行った。具体的には、試料をアルゴン雰囲気のグローブボックス内でラミネートチューブに入れて密閉し、大気フリーの状態でXRD測定を行った。また、参照試薬であるCFBF・Kも同様に測定した。DMCに関しては室温では液体であるため、ドライアイスで固体としXRD測定を行った。
(3−2−5)FT−IR(赤外分光分析法)
Agilent teChnologies社製FTS7000e型を用い、1回反射ATR法(Ar雰囲気:ゴールデンゲート使用)により測定を行った。具体的には、試料をアルゴン雰囲気のグローブボックス内で測定容器に入れ、大気フリーの状態でFT−IR測定を行った。また、参照試薬であるCFBF・Kも同様に測定した。DMCはドライアイスで固体にしても測定時に液体となったため、液体状態で測定した。
(3−2−6)定性分析結果(NMR、質量分析)
試料を構成している成分の定性分析をNMRにより行った。その結果を表1に示す。
Figure 2013125625
NMR測定結果から、試料中の主成分はCFBF とDMCであることが確認された。また、質量分析の結果137(CF3BF3由来)が検出された。
(3−2−7)化合物の組成比測定(NMR、ICP−AES)
試料の主成分であるCFBF とDMCはNMRによる内部標準法で、Liの組成比はICP−AESにより求めた。その結果を表2に示す。なお、上記内部標準法における内部標準物質は2−フルオロニトロベンゼンである。
Figure 2013125625
なお、主成分のDMC、CFBF 、Liの定量結果を合計しても91%程度であった。他の未検出の成分があるのではなく、試料調製を含めた分析誤差と考えられる。
(3−2−8)化合物の結晶構造測定(XRD、FT−IR)
NMRや質量分析は、溶液にして測定するため、個々の構成成分の分析には有効であるが、試料(固体状態)でそれらがどのように相互作用しているかは分析できない。そこで、結晶構造の解析には、固体のまま測定できる分析手法が有効である。未知試料の詳細な結晶構造解析は、試料の単結晶がないと困難である。そこで、本試料に対して可能な結晶構造測定は、参照試薬のCFBF・K やDMCと試料では結晶構造が異なることを確認することにより、CFBF、DMCとLiがそれぞれ単独ではなく互いに相互作用することで結晶を形成していることを確認することである。その確認手法としてXRD、FT−IRを行なった。なお、CFBF・Liは固体では得られ難いため、CFBF・Liの代わりにXRDやFT−IRで近似のパターンが得られると考えられるCFBF・Kを用いた。
試料とCFBF・KとDMC(固体)のXRD測定結果を図3に示した。その結果、試料はCFBF・KやDMC(固体)とは全く異なるXRDパターンを示した。なお、試料とCFBF・Kの2θ=24°付近におけるピークは、試料とCFBF・Kをラミネートシールに入れて測定したために生じた、ラミネート由来のピークである。これにより、試料中ではCFBF やDMC は単独で存在しているのではなく互いに相互作用し、CFBF、DMC、Li から成る新たな結晶構造を形成していると考えられた。
試料とCFBF・K とDMC(液体)のFT−IR測定結果を、それぞれ図4(A)〜図4(C)に示した。図示のように、試料はCFBF・KとDMC(液体)と異なる吸収パターンを示した。このことより、試料中ではCFBF やDMC は単独で存在しているときとは異なる相互作用を有していることとなる。
(3−2−9)構造解析の結果
以上の測定により、主構成成分はCFBF とDMCとLiであることが確認され、その存在比は1:1:1であった。また、結晶構造としてはこれらの化合物が単独ではなく互いに相互作用して結晶化していることが推察された。以上より、所望の金属塩錯体LiCFBF・DMCが得られたことがわかった。
(3−3)金属塩錯体と溶媒の混合
溶媒としてエチレンカーボネート(EC)を30.0質量%、ジメチルカーボネート(DMC)を30.0質量%及びエチルメチルカーボネート(EMC)を26.8質量%、並びに、電解質塩として6フッ化リン酸リチウム(Li−PF)を12.7質量%及び上記のように合成した金属塩錯体(LiCFBF・DMC)を0.5質量%の割合で混合し、電解液を調製した。
(4)二次電池の作製
得られた正極と負極とを、それぞれの活物質層が対向するように、厚み12μmの微多孔性ポリエチレンフィルムからなるセパレータを介して積層させた。この正極、負極からなる積層体を、アルミニウムラミネートの外装材を用いて、各リードを外部に露出させつつ電解液注入口を残して熱融着を行った。電解液注入口より、得られた電解液を1g注入し、真空熱融着を行い、アルミニウムラミネートの外装材を完全に封止し、実施例1の二次電池を得た。
(5)サイクル試験
得られた二次電池を用いて、室温(20℃)下、0.7Cの定電流及び定電圧で、終止電圧4.2Vまで3時間充電し、次に0.5Cの定電流下、終止電圧2.5Vまで放電し、この充放電を繰り返した。500サイクル後の電池特性を測定したところ、初期放電容量を100%としたときの500サイクル後放電容量維持率は93.6%であった。また、500サイクル後の内部抵抗の上昇率は188%であった。
(6)出力特性の評価
得られた二次電池を用いて、25℃、0.1C放電にて、活物質あたりの初期放電容量(mAh/g活物質)を測定するとともに、放電速度(Cレート)を0.2C、0.5C、1.0C、3.0C、4.0C、及び5.0Cに加速した場合の放電容量(mAh/g活物質)を測定した。そして、0.2C、0.5C、1.0C、3.0C、4.0C、及び5.0C放電における値を0.1C放電の値に対して百分率で表わした値を容量維持率とし、この値により出力特性を評価した。その結果、0.2C時の容量維持率は99.8%、0.5C時の容量維持率は98%、1.0C時の容量維持率は97%、3.0C時の容量維持率は92%、4.0C時の容量維持率は86%、及び5.0C時の容量維持率は、75.1%であった。
(実施例2)
実施例1の電解液の作製において、溶媒としてのジメチルカーボネート(DMC)を29.5質量%に、電解質塩としての金属塩錯体(LiCFBF・DMC)を1.0質量%にそれぞれ変更した以外は実施例1と同一条件にて二次電池を作製した。
実施例1と同一条件にてサイクル試験を実施したところ、500サイクル後放電容量維持率は93.8%であった。また、500サイクル後の内部抵抗の上昇率は176%であった。実施例1と同一条件にて出力特性の評価を行ったところ、0.2C時の容量維持率は99.8%、0.5C時の容量維持率は99%、1.0C時の容量維持率は98%、3.0C時の容量維持率は92%、4.0C時の容量維持率は86%、及び5.0C時の容量維持率は、74%であった。
(実施例3)
実施例1の電解液の作製において、溶媒としてのジメチルカーボネート(DMC)を29.1質量%に、エチルメチルカーボネート(EMC)を26.1質量%に、電解質塩としての6フッ化リン酸リチウム(Li−PF)を11.8質量%に、金属塩錯体(LiCFBF・DMC)を3.0質量%にそれぞれ変更した以外は実施例1と同一条件にて二次電池を作製した。
実施例1と同一条件にてサイクル試験を実施したところ、500サイクル後の放電容量維持率は91.2%であった。
(実施例4)
実施例1の電解液の作製において、溶媒としてのジメチルカーボネート(DMC)を27.0質量%に、エチルメチルカーボネート(EMC)を23.0質量%に、電解質塩としての6フッ化リン酸リチウム(Li−PF)を5.0質量%に、金属塩錯体(LiCFBF・DMC)を15.0質量%にそれぞれ変更した以外は実施例1と同一条件にて二次電池を作製した。
実施例1と同一条件にてサイクル試験を実施したところ、500サイクル後の放電容量維持率は87%であった。
(実施例5)
実施例1の電解液の作製において、溶媒としてのジメチルカーボネート(DMC)を21.0質量%に、エチルメチルカーボネート(EMC)を18.5質量%に、電解質塩としての6フッ化リン酸リチウム(Li−PF)を0.5質量%に、金属塩錯体(LiCFBF・DMC)を30.0質量%にそれぞれ変更した以外は実施例1と同一条件にて二次電池を作製した。
実施例1と同一条件にてサイクル試験を実施したところ、500サイクル後の放電容量維持率は87.2%であった。
(実施例6)
実施例1の電解液の作製において、溶媒としてのジメチルカーボネート(DMC)を30.5質量%に、電解質塩としての金属塩錯体(LiCFBF・DMC)を0.01質量%にそれぞれ変更した以外は実施例1と同一条件にて二次電池を作製した。
実施例1と同一条件にてサイクル試験を実施したところ、500サイクル後の放電容量維持率は84%であった。
(比較例1)
実施例1の電解液の作製において、溶媒としてのジメチルカーボネート(DMC)を30.5質量%に変更すると共に、電解質塩としての金属塩錯体(LiCFBF・DMC)は使用しないこととした以外は実施例1と同一条件にて二次電池を作製した。
実施例1と同一条件にてサイクル試験を実施したところ、500サイクル後の放電容量維持率は75.5%であった。また、500サイクル後の内部抵抗の上昇率は293%であった。また、実施例1と同一条件にて出力特性の評価を行ったところ、5.0C時の容量維持率は、74.9%であった。
(比較例2)
実施例1の電解液の作製において、溶媒としてのジメチルカーボネート(DMC)を30.5質量%に、電解質塩としての金属塩錯体(LiCFBF・DMC)を0.005質量%にそれぞれ変更した以外は実施例1と同一条件にて二次電池を作製した。
実施例1と同一条件にてサイクル試験を実施したところ、500サイクル後の放電容量維持率は76.2%であった。
(比較例3)
実施例1の電解液の作製において、溶媒としてのジメチルカーボネート(DMC)を30.5質量%に変更すると共に、電解質塩としての金属塩錯体(LiCFBF・DMC)に代えて錯体ではない金属塩であるLi−CFBFを1.00質量%に変更した以外は実施例1と同一条件にて二次電池を作製した。
実施例1と同一条件にてサイクル試験を実施したところ、500サイクル後の放電容量維持率は85.2%であった。また、実施例1と同一条件にて出力特性の評価を行ったところ、5.0C時の容量維持率は、71%であった。
以上の実施例1〜6の結果を表3にまとめ、比較例1〜3の結果を表4にまとめた。なお、表の簡略化のため、500サイクル後の放電容量維持率、500サイクル後の内部抵抗上昇率、及び5.0C時の放電容量維持率の値のみを示しており、他のサイクル数における放電容量維持率及び内部抵抗上昇率、及び他のCレートにおける放電容量維持率は記載していない。
Figure 2013125625
Figure 2013125625


また、表5には、上記各実施例1〜6及び各比較例1〜3の電解液における溶媒、電解質塩、金属錯体、及び錯体でない金属塩の含有比率を示した。
Figure 2013125625
そして、図5は、実施例1〜6及び比較例1〜3における電池のサイクル回数毎の放電容量維持率(%)の対比を示すグラフである。また、図6は、実施例1、2及び比較例1における電池の電荷移動抵抗(バルク抵抗)の増加率を示すグラフである。電荷移動抵抗測定については、実施例1、2及び比較例1における電池を印加電圧4.2V、SOC100%、すなわち満充電状態とした。周波数の測定範囲0.1Hz〜100kHzにて、インピーダンス測定装置を用いて交流インピーダンス測定を行った。更に、図7には、図6における500サイクル後の放電容量維持率の、Cレート毎の変化を示した。なお、図5において、実際に放電容量維持率を測定した値はサイクル数500の場合であるが、サイクル数と容量維持率の関係はほぼ一次の減少関数になると考えられるので、該2つのサイクル数の値に基づきグラフ化を行っている。
更に、図6においてもサイクル数200未満の領域において、サイクル数と内部抵抗は略比例関係にあると考えられるので、サイクル数0の値が内部抵抗比100%であることを加味し、及びサイクル数500の値に基づいてグラフ化を行っている。
先ず、図5を参照するとサイクル数毎の放電容量維持率については、任意のサイクル数において各実施例1〜6の値が比較例1、2の値を大きく上回っていることがわかる。また、図6を参照すると理解されるように、実施例1及び2における内部抵抗上昇率は、比較例1及び3のそれと比較して低減されている。金属塩錯体が40質量%以上となると、内部抵抗が上昇する恐れがあるので好ましくない。従って、LiCFBF・DMC錯体の含有量は、他の溶媒等の構成物質とのバランスを考慮して電解液全体に対して0.5質量%〜30質量%程度であることが好ましいと考えられる。
更に、図7を参照すれば理解されるように、実施例1及び2については、各Cレート毎の放電容量維持率についても、比較例1と比較して良好であることがわかる。
このようにサイクル特性が向上した理由としては、電解液に吸湿性の小さいLiCFBF・DMC錯体が添加されることにより、LiCFBFの吸湿性が抑制されて電極上に生成する被膜が安定化する。従って、サイクル試験後の容量維持率を向上させることができる。
この点、図6に示した内部抵抗増加率のグラフを参照することでも明らかであると考えられる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々
の変更が可能である。例えば、正極の材料、負極の材料、セパレータの材料、及び電解液
の種類等は、上記列挙したものに限られず請求項に記載された発明の範囲で適宜変更することが可能である。また、本実施の形態では、金属塩錯体として、Li−CFBF・DMCを用いているが、これに限られず、上記化1で特定される式で表される任意の錯体を用いることができる。特に化1の式で特定される錯体は、Li−CFBF・DMCと同様の化学的性質を備えているものであり、該式で特定される錯体を用いれば、本実施の形態において説明した電池と同様の良好な特性が得られるものと考えられる。
20、30 リチウムイオン二次電池
21、31 正極
21a、31a 正極合材層
21b、31b 正極集電体
22、32 負極
22a、32a 負極合材層
22b、32b 負極集電体
23、33 セパレータ
34 電極ユニット
36、37 リード

Claims (8)

  1. 下記式(1)で表される金属塩錯体を含む非水電解液。
    Figure 2013125625
    (式(1)中、MはLi、Na及びKから選択される金属元素であり、Solはジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメトキシエタン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ビニレンカーボネート、フルオロエチレンカーボネート、アセトニトリルおよびメトキシプロピオニトリルから選択される溶媒分子であり、xは1〜3の整数を示す)
  2. 前記金属元素MがLiである
    ことを特徴とする請求項1に記載の非水電解液。
  3. 前記金属塩錯体が、Li−CFBF錯体、またはLi-C2F5BF3錯体であることを特徴とする請求項2に記載の非水電解液。
  4. 前記金属塩錯体が、電解液の総重量のうち0.05質量%より大きく40質量%未満含まれることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の非水電解液。
  5. 前記金属塩錯体が、電解液の総重量のうち0.5質量%〜30質量%含まれることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の非水電解液。
  6. 電解質塩として、Li−PF、Li−BF、Li−TFSIのうち少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の非水電解液。
  7. 溶媒分子として、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネートのうち少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の非水電解液。
  8. リチウムイオンを脱挿入可能な正極活物質を有する正極及び負極、並びに請求項1〜7の何れか1項に記載の非水電解液を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池。
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