JP2013124159A - 噛合チェーン式進退作動装置 - Google Patents

噛合チェーン式進退作動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置サイズの増大を回避した状態で装置全体のストローク長を長くするとともに被駆動体等の接続部材の進退動速度を向上させ、しかもチェーン剛直化部分の曲がりや座屈の発生を回避する噛合チェーン式進退作動装置を提供すること。
【解決手段】第1噛合チェーンユニット111と第2噛合チェーンユニット112とピン軸方向D3に沿ってチェーン剛直化部分111G、112Gの間に延びるチェーン駆動軸113Aを有しているとともにチェーン駆動軸113Aを介して駆動力を供給するチェーン駆動用ユニット113と複数のチェーン収納部114Aを形成したチェーン収納ユニット114とを有している噛合チェーンモジュール110Aを備えている噛合チェーン式進退作動装置100。
【選択図】図9

Description

本発明は、各種製造分野の製造設備、運輸分野の移送設備、医療福祉分野の介護設備、芸術分野の舞台設備などに用いて被駆動体を設置面に対して駆動させる噛合チェーン式進退作動装置に関するものである。
従来、一対の噛合チェーンを昇降用スプロケットで駆動してチェーンの噛み合い及び噛み外れ動作に伴うチェーン進退動によって昇降テーブルを昇降させるもの(例えば、特許文献1参照。)がある。
また、アクチュエータ本体の約2倍のストロークで天板を駆動する電動アクチュエータがある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2009−107738号公報(特許請求の範囲、図1) 特開2000−302385号公報(特許請求の範囲、図1)
しかしながら、上述の昇降装置では、相互に噛み外れた噛合チェーンを収納するチェーン収納部の長さに応じてチェーン剛直化部分の繰り出し長さすなわち噛合チェーンのストローク長に制約を受けてしまうため、噛合チェーンを収納するチェーン収納部全体を直線状に形成した状態でその長さを長くして収納可能な噛合チェーンの長さを長くすると昇降装置内におけるチェーン収納部の占有スペースに応じて無駄なスペースを増大させてしまい、装置サイズの大型化を回避することを困難にさせてしまうという問題点があった。
また、仮にチェーン収納部を巻回形状に形成して昇降装置内におけるチェーン収納部の占有スペースに応じて生じる無駄なスペースの増大を回避したとしてもチェーン収納部の形状に応じて低減できるスペースには限界があるため、昇降装置の装置サイズを増大させないで昇降テーブルを昇降させる昇降長すなわち昇降テーブル等の被駆動体を進退動させる範囲を大きくすることや被駆動体の進退動速度を高めることを困難にさせてしまうという問題点があった。
また、上述の昇降装置で昇降テーブルを高速で昇降させるためには、駆動モータの出力を昇降用スプロケットに中継する減速機構の減速比を小さくする必要があるため、昇降テーブル及びその上に載置される被昇降物を昇降可能な荷重すなわち噛合チェーンを進退動させるトルクに応じて一対の噛合チェーンで支持できる荷重が小さくなり、昇降テーブル及びその上に載置される被昇降物の荷重を支持した状態で一対の噛合チェーンを高速で進退動させる駆動力を出力するように駆動モータのサイズを増大させてしまい、駆動モータのサイズ増大に伴って生じる昇降装置全体のサイズ増大を回避することを困難にさせてしまうという問題点があった。
また、一対の噛合チェーンを一組とする噛合チェーンユニットのみを用いて昇降テーブルを昇降させることを前提にして噛合チェーンユニットのストローク長すなわち一対の噛合チェーンを相互に噛み合わせたチェーン剛直化部分を長くするとチェーン剛直化部分の座屈強度を低下させてしまうため、チェーン剛直化部分の曲がりや座屈を生じさせ易くなってしまうという問題点があった。
なお、上述した各問題点は、一対の噛合チェーンのチェーン剛直化方向すなわち一対の噛合チェーンを相互に噛み合わせて剛直化させる方向が鉛直方向に沿っている場合に限定されず、一対の噛合チェーンを相互に噛み合わせて剛直化させる方向が水平方向や斜め方向であっても生じうる。
そこで、本発明が解決しようとする技術的課題、すなわち、本発明の目的は、駆動モータのサイズ増大及び装置内における無駄なスペースの発生を回避して装置サイズの増大を回避した状態で装置全体のストローク長を長くするとともに昇降テーブル等の被駆動体すなわち噛合チェーンに接続された接続部材の進退動速度を向上させ、しかもチェーン剛直化部分の曲がりや座屈の発生を回避する噛合チェーン式進退作動装置を提供することである。
請求項1に係る本発明の噛合チェーン式進退作動装置は、相互に噛み合って対向配置した状態で第1チェーン剛直化方向に向かって一体に剛直化するとともに剛直化する手前で相互に噛み外れて分岐自在となることで進退自在に駆動される一対の第1噛合チェーンからなる第1噛合チェーンユニットと相互に噛み合って対向配置した状態で第1チェーン剛直化方向に対して逆向きである第2チェーン剛直化方向に向かって一体に剛直化するとともに剛直化する手前で相互に噛み外れて分岐自在となることで進退自在に駆動される一対の第2噛合チェーンからなる第2噛合チェーンユニットと前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのピン軸方向に沿って前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットの一方の側から前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分の間に延びるチェーン駆動軸を有しているとともに前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれに前記チェーン駆動軸を介して駆動力を供給するチェーン駆動用ユニットと前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれの噛み外れ部分に対応した複数のチェーン収納部を形成したチェーン収納ユニットとを有している噛合チェーンモジュールと、前記第1噛合チェーンユニットの先端部に固定接続された第1接続部材と、前記第2噛合チェーンユニットの先端部に固定接続された第2接続部材とを備えていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項2に係る本発明の噛合チェーン式進退作動装置は、請求項1に記載の構成に加えて、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットが、前記ピン軸方向に沿って相互にずらして設けられていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項3に係る本発明の噛合チェーン式進退作動装置は、請求項2に記載の構成に加えて、前記チェーン駆動用ユニットが、前記チェーン駆動軸に接続されているとともに前記第1噛合チェーンユニットのチェーン剛直化部分に係合する第1駆動用スプロケットと、前記チェーン駆動軸に接続されているとともに前記第2噛合チェーンユニットのチェーン剛直化部分に係合する第2駆動用スプロケットとを有していることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項4に係る本発明の噛合チェーン式進退作動装置は、請求項2に記載の構成に加えて、前記チェーン駆動用ユニットが、前記チェーン駆動軸に接続された状態で前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分に係合する駆動用スプロケットを有していることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項5に係る本発明の噛合チェーン式進退作動装置は、請求項4に記載の構成に加えて、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのうち少なくとも前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分が、同一平面内で進退駆動され、前記チェーン駆動用ユニットが、前記同一平面内で進退駆動される2つのチェーン剛直化部分に係合する駆動用スプロケットを有していることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項6に係る本発明の噛合チェーン式進退作動装置は、請求項5に記載の構成に加えて、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのうち前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン噛み外れ部分を前記第1チェーン剛直化方向及び第2チェーン剛直化方向から見た際に、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン噛み外れ部分が、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分の間の領域で相互に交差していることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項1に係る本発明の噛合チェーン式進退作動装置によれば、相互に噛み合って対向配置した状態で第1チェーン剛直化方向に向かって一体に剛直化するとともに剛直化する手前で相互に噛み外れて分岐自在となることで進退自在に駆動される一対の第1噛合チェーンからなる第1噛合チェーンユニットと相互に噛み合って対向配置した状態で第1チェーン剛直化方向に対して逆向きである第2チェーン剛直化方向に向かって一体に剛直化するとともに剛直化する手前で相互に噛み外れて分岐自在となることで進退自在に駆動される一対の第2噛合チェーンからなる第2噛合チェーンユニットと前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのピン軸方向に沿って前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットの一方の側から前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分の間に延びるチェーン駆動軸を有しているとともに前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれに前記チェーン駆動軸を介して駆動力を供給するチェーン駆動用ユニットと前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれの噛み外れ部分に対応した複数のチェーン収納部を形成したチェーン収納ユニットとを有している噛合チェーンモジュールと、前記第1噛合チェーンユニットの先端部に固定接続された第1接続部材と、前記第2噛合チェーンユニットの先端部に固定接続された第2接続部材とを備えていることにより、第1噛合チェーン及び第2噛合チェーンのそれぞれを収納するチェーン収納部の長さを長くすることで生じる無駄なスペースを発生させない状態で第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットの一方のみを進退動させる場合に比べて装置全体のストローク長を2倍にするため、駆動モータのサイズ増大及び装置内における無駄なスペースの発生を回避して装置サイズの増大を回避した状態で装置全体のストローク長を長くするとともに昇降テーブル等として被駆動体にされうる第1接続部材の進退動速度を向上させ、しかもチェーン剛直化部分の曲がりや座屈の発生を回避することができる。
そして、本請求項2に係る噛合チェーン式進退作動装置によれば、請求項1に記載の噛合チェーン式進退作動装置が奏する効果に加えて、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットが、前記ピン軸方向に沿って相互にずらして設けられていることにより、第1噛合チェーン及び第2噛合チェーンのそれぞれのチェーン軌道に平行な平面に沿って第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分を相互に近付けた状態で第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットを配置するため、同一平面内で第1噛合チェーン及び第2噛合チェーンを進退動させる場合に比べて第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分を相互に近付けた状態で第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットを配置して装置サイズの増大をより一層回避することができる。
そして、本請求項3に係る噛合チェーン式進退作動装置によれば、請求項2に記載の噛合チェーン式進退作動装置が奏する効果に加えて、前記チェーン駆動用ユニットが、前記チェーン駆動軸に接続されているとともに前記第1噛合チェーンユニットのチェーン剛直化部分に係合する第1駆動用スプロケットと、前記チェーン駆動軸に接続されているとともに前記第2噛合チェーンユニットのチェーン剛直化部分に係合する第2駆動用スプロケットとを有していることにより、一本のチェーン駆動軸を介して第1駆動用スプロケット及び第2駆動用スプロケットを回転駆動して第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットを駆動するため、第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれを別々のチェーン駆動軸を介して駆動する場合に比べてチェーン駆動用ユニットを構成する部品点数の増大を回避した状態でチェーン駆動用ユニットの設置スペース増大を回避して装置サイズの増大をより一層回避することができる。
そして、本請求項4に係る噛合チェーン式進退作動装置によれば、請求項2に記載の噛合チェーン式進退作動装置が奏する効果に加えて、前記チェーン駆動用ユニットが、前記チェーン駆動軸に接続された状態で前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分に係合する駆動用スプロケットを有していることにより、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれを別々の駆動用スプロケットで駆動することを回避するため、チェーン駆動用ユニットを構成する部品点数の増大を回避した状態で装置サイズの増大をより一層回避することができる。
そして、本請求項5に係る噛合チェーン式進退作動装置によれば、請求項4に記載の噛合チェーン式進退作動装置が奏する効果に加えて、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのうち少なくとも前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分が、同一平面内で進退駆動され、前記チェーン駆動用ユニットが、前記同一平面内で進退駆動される2つのチェーン剛直化部分に係合する駆動用スプロケットを有していることにより、第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのピン軸方向に沿って第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれを相互にずらして配置する場合に比べて第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれの設置に伴って生じる装置内の無駄なスペースを低減するため、上述のピン軸方向に沿って装置サイズの増大をより一層回避することができる。
そして、本請求項6に係る噛合チェーン式進退作動装置によれば、請求項5に記載の噛合チェーン式進退作動装置が奏する効果に加えて、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのうち前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン噛み外れ部分を前記第1チェーン剛直化方向及び第2チェーン剛直化方向から見た際に、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン噛み外れ部分が、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分の間の領域で相互に交差していることにより、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれをピン軸方向に沿って完全にずらして同一平面内に配置しない場合に比べて第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットの設置に伴って装置内に生じる無駄なスペースを低減するため、上述のピン軸方向に沿って装置サイズの増大をより一層回避することができる。
本発明の一実施例である噛合チェーン式進退作動装置に用いる噛合チェーンユニットの分解組み立て状態と噛み外れ状態を示す斜視図。 本発明の一実施例である噛合チェーン式進退作動装置の正面側斜視図。 本発明の一実施例である噛合チェーン式進退作動装置の背面側斜視図。 図2及び図3に示す噛合チェーン式進退作動装置の正面図。 噛合チェーンモジュールの一部を破断して示した斜視図。 図5に示した噛合チェーンモジュールの平面図。 図5に示した噛合チェーンモジュールの側面図。 図5に示した噛合チェーンモジュールの伸張状態を示した斜視図。 本発明の一実施例である噛合チェーン式進退作動装置の動作説明図。 噛合チェーンモジュールの一変形例を示した斜視図。 図10に示した噛合チェーンモジュールの平面図。 図10に示した噛合チェーンモジュールの側面図。 図10に示した噛合チェーンモジュールの伸張状態を示した斜視図。 噛合チェーンモジュールの他の変形例を示した斜視図。 図14に示した噛合チェーンモジュールの平面図。 図14に示した噛合チェーンモジュールの側面図。 図14に示した噛合チェーンモジュールの伸張状態を示した斜視図。 噛合チェーンモジュールの他の変形例を示した斜視図。 図18に示した噛合チェーンモジュールの平面図。 図18に示した噛合チェーンモジュールの側面図。 図18に示した噛合チェーンモジュールの伸張状態を示した斜視図。 本発明の他の実施例である噛合チェーン式進退作動装置の正面側斜視図。
本発明の噛合チェーン式進退作動装置は、相互に噛み合って対向配置した状態で第1チェーン剛直化方向に向かって一体に剛直化するとともに剛直化する手前で相互に噛み外れて分岐自在となることで進退自在に駆動される一対の第1噛合チェーンからなる第1噛合チェーンユニットと相互に噛み合って対向配置した状態で第1チェーン剛直化方向に対して逆向きである第2チェーン剛直化方向に向かって一体に剛直化するとともに剛直化する手前で相互に噛み外れて分岐自在となることで進退自在に駆動される一対の第2噛合チェーンからなる第2噛合チェーンユニットと第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのピン軸方向に沿って第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットの一方の側から第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分の間に延びるチェーン駆動軸を有しているとともに第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれにチェーン駆動軸を介して駆動力を供給するチェーン駆動用ユニットと第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれの噛み外れ部分に対応した複数のチェーン収納部を形成したチェーン収納ユニットとを有している噛合チェーンモジュールと、第1噛合チェーンユニットの先端部に固定接続された第1接続部材と、第2噛合チェーンユニットの先端部に固定接続された第2接続部材とを備えていることにより、駆動モータのサイズ増大及び装置内における無駄なスペースの発生を回避して装置サイズの増大を回避した状態で装置全体のストローク長を長くするとともに昇降テーブル等として被駆動体とされうる第1接続部材の進退動速度を向上させ、しかもチェーン剛直化部分の曲がりや座屈の発生を回避するものであれば、その具体的な実施の態様は、如何なるものであっても何ら構わない。
なお、本発明の噛合チェーン式進退作動装置における「ピン軸方向」は、各噛合チェーンを構成する複数の内歯プレートや複数の外歯プレートをチェーン長手方向に沿って連結する複数の連結ピンの軸方向を意味する。
また、本発明の噛合チェーン式進退作動装置における「チェーン駆動用ユニット」は、例えば、噛合チェーンに係合して駆動力を供給する駆動用スプロケット、この駆動用スプロケットの回転軸すなわちチェーン駆動軸、及びチェーン駆動軸に回転力を供給するモータや直交ギア等の動力伝達機構から構成される。
また、本発明の噛合チェーン式進退作動装置における「チェーン収納ユニット」は、噛合チェーンをガイドするとともに収納する溝状のチェーン収納部を形成したチェーンガイドプレートのみから構成されていてもよいし、このチェーンガイドプレートを収納する収納ボックスを含んで構成されていてもよい。
なお、以下に挙げる各実施例は、本発明に係る噛合チェーン式進退作動装置に用いる2つの噛合チェーンユニットを鉛直方向に進退動させるものであるが、本発明に係る噛合チェーン式進退作動装置は、2つの噛合チェーンユニットを水平方向や水平方向に交差する斜め方向に進退動するように壁面に設置された状態で使用されても構わない。
また、本発明の噛合チェーン式進退作動装置では、噛合チェーンモジュール本体を固定した状態でその両側にそれぞれ第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットを進退駆動することで、噛合チェーンモジュール本体の中心部からその両側に高速で第1接続部材及び第2接続部材を開くように使用することも可能である。
以下、図1乃至図22を参照しながら、本発明の実施例に係る噛合チェーン式進退作動装置を説明する。
図1は、本発明の一実施例である噛合チェーン式進退作動装置に用いる噛合チェーンユニットの分解組み立て状態と噛み外れ状態を示す斜視図であり、図2は、本発明の一実施例である噛合チェーン式進退作動装置の正面側斜視図であり、図3は、本発明の一実施例である噛合チェーン式進退作動装置の背面側斜視図であり、図4は、図2及び図3に示す噛合チェーン式進退作動装置の正面図であり、図5は、噛合チェーンモジュールの一部を破断して示した斜視図であり、図6は、図5に示した噛合チェーンモジュールの平面図であり、図7は、図5に示した噛合チェーンモジュールの側面図であり、図8は、図5に示した噛合チェーンモジュールの伸張状態を示した斜視図であり、図9は、本発明の一実施例である噛合チェーン式進退作動装置の動作説明図であり、図10は、噛合チェーンモジュールの一変形例を示した斜視図であり、図11は、図10に示した噛合チェーンモジュールの平面図であり、図12は、図10に示した噛合チェーンモジュールの側面図であり、図13は、図10に示した噛合チェーンモジュールの伸張状態を示した斜視図であり、図14は、噛合チェーンモジュールの他の変形例を示した斜視図であり、図15は、図14に示した噛合チェーンモジュールの平面図であり、図16は、図14に示した噛合チェーンモジュールの側面図であり、図17は、図14に示した噛合チェーンモジュールの伸張状態を示した斜視図であり、図18は、噛合チェーンモジュールの他の変形例を示した斜視図であり、図19は、図18に示した噛合チェーンモジュールの平面図であり、図20は、図18に示した噛合チェーンモジュールの側面図であり、図21は、図18に示した噛合チェーンモジュールの伸張状態を示した斜視図であり、図22は、本発明の他の実施例である噛合チェーン式進退作動装置の正面側斜視図である。
まず、図1を参照しながら、本発明の実施例に係る噛合チェーン式進退作動装置100に用いられる第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112の構成を詳細に説明する。
なお、第1及び第2噛合チェーンユニット111、112は、相互に同一の構成を有しているため、第1噛合チェーンユニット111の構成を詳細に説明し、第2噛合チェーンユニット112の詳細な説明を省略する。
図1に示すように、第1噛合チェーンユニット111は、後述するピン軸方向D3すなわちチェーン幅方向に沿って離間配置される一対のフック状内歯プレート111RA、111RA及びこの一対のフック状内歯プレート111RA、111RAの外側にそれぞれ隣接配置されるフック状外歯プレート111RB、111RBを前後一対の連結ピン111RC、111RCでチェーン長手方向に多数連結して構成されている。
また、ピン軸方向D3に沿って相互に対向する一対のフック状内歯プレート111RA、111RAは、連結ピン111RCを挿嵌したブシュ111RDを介して互いにピン軸方向D3に連結固定されている。
一対の第1噛合チェーン111R、111Lは、相互に対向配置した状態で後述の駆動用スプロケット113S−1によって駆動されて相互に噛み合って一体化するとともに噛み外れて分岐する。
なお、第1噛合チェーン111R、111Lは、ブシュにローラが遊嵌されているローラチェーンタイプでも、ピンとプレートのみから構成されているタイプでも、いずれであってもよい。
次に、図1乃至図7を参照しながら、本発明の一実施例である噛合チェーン式進退作動装置100を詳細に説明する。
なお、本実施例では、チェーンガイドプレート114Pの上下端のそれそれから図9中の上下方向すなわち第1チェーン剛直化方向D1及び第2チェーン剛直化方向D2に第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれを長さL1だけ突出させた状態から駆動長L2だけ第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112をそれぞれ伸張させた状態を例に挙げて噛合チェーン式進退作動装置100の動作状態を説明する。
図1乃至図9に示すように、本実施例に係る噛合チェーン式進退作動装置100は、相互に噛み合って対向配置した状態で第1チェーン剛直化方向D1に向かって一体に剛直化するとともに剛直化する手前で相互に噛み外れて分岐自在となることで進退自在に駆動される一対の第1噛合チェーン111R、111Lからなる第1噛合チェーンユニット111と相互に噛み合って対向配置した状態で第1チェーン剛直化方向D1に対して逆向きである第2チェーン剛直化方向D2に向かって一体に剛直化するとともに剛直化する手前で相互に噛み外れて分岐自在となることで進退自在に駆動される一対の第2噛合チェーン112R、112Lからなる第2噛合チェーンユニット112と第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれのピン軸方向D3に沿って第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112の一方の側から第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれのチェーン剛直化部分111G、112Gの間に延びるチェーン駆動軸113Aを有しているとともに第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれにチェーン駆動軸113Aを介して駆動力を供給するチェーン駆動用ユニット113と第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれの噛み外れ部分111H、112Hに対応した複数のチェーン収納部114Aを形成したチェーン収納ユニット114とを有している噛合チェーンモジュール110Aと、第1噛合チェーンユニット111の先端部に固定接続された第1接続部材120と、第2噛合チェーンユニット112の先端部に固定接続された第2接続部材130とを備えていることにより、第1噛合チェーン111R、111L及び第2噛合チェーン112R、112Lのそれぞれを収納するチェーン収納部114Aの全体を直線状に長くすることで生じる無駄なスペースを発生させない状態で第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112の一方のみを進退動させる場合に比べて装置全体のストローク長ΔLを2倍すなわち駆動長L2の2倍にするため、駆動モータ113Mのサイズ増大及び装置内における無駄なスペースの発生を回避して装置サイズの増大を回避した状態で装置全体のストローク長を長くするとともに昇降テーブル等の第1接続部材120の進退動速度を向上させ、しかもチェーン剛直化部分111G、112Gの曲がりや座屈の発生を回避するようになっている。
なお、本実施例に係る噛合チェーン式進退作動装置100では、チェーン駆動ユニット113が、チェーン駆動軸113Aと、チェーン駆動軸113Aを駆動軸として回転する2枚の駆動用スプロケット113S−1、113S−2と、駆動用モータ113Mと、駆動用モータ113Mの出力軸に接続されてチェーン駆動軸113Aを駆動する直交ギア113GCとから構成されている。
また、本実施例に係る噛合チェーン式進退作動装置100では、第1チェーン剛直化方向D1及び第2チェーン剛直化方向D2が、第2接続部材130を設置した設置面Gすなわち水平方向DHに沿った平面に直交する鉛直方向DVに対して平行であり、噛合チェーンモジュール110と第1接続部材120及び第2接続部材130のそれぞれに上端部及び下端部を固定接続したパンタグラフ等の一対のリンク機構140、140が設けられている。
これにより、リンク機構140、140が第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112の進退動に応じたチェーン収納ユニット114の上下移動を阻害しないとともに噛合チェーンモジュール110Aの横方向すなわち噛合チェーンモジュール110Aからリンク機構140、140に向かう方向に沿って第1接続部材120を支持するため、噛合チェーン式進退作動装置100は、チェーン剛直化部分111G、112Gを形成した噛合チェーンモジュール110Aの横方向への倒れを回避するようになっている。
また、本実施例に係る噛合チェーン式進退作動装置100は、第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112が、ピン軸方向D3に沿って相互にずらして設けられていることにより、第1噛合チェーン111R、111L及び第2噛合チェーン112R、112Lのそれぞれのチェーン軌道に平行な平面に沿って第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれのチェーン剛直化部分111G、112Gを相互に近付けた状態で第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112を配置するため、同一平面内で第1噛合チェーン111R、111L及び第2噛合チェーン112R、112Lを進退動させる場合に比べて第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれチェーン剛直化部分111G、112Gを相互に近付けた状態で第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112を配置して装置サイズの増大をより一層回避するようになっている。
また、本実施例に係る噛合チェーン式進退作動装置100は、チェーン駆動用ユニット113が、チェーン駆動軸113Aに接続されているとともに第1噛合チェーンユニット111のチェーン剛直化部分111Gに係合する第1駆動用スプロケット113S−1と、チェーン駆動軸113Aに接続されているとともに第2噛合チェーンユニット112のチェーン剛直化部分112Gに係合する第2駆動用スプロケット113S−2とを有していることにより、一本のチェーン駆動軸113Aを介して第1駆動用スプロケット113S−1及び第2駆動用スプロケット113S−2を回転駆動して第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112を駆動するため、第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれを別々のチェーン駆動軸を介して駆動する場合に比べてチェーン駆動用ユニット113を構成する部品点数の増大を回避してチェーン駆動用ユニット113の設置スペース増大を回避した状態で装置サイズの増大をより一層回避するようになっている。
このようにして得られた本実施例の噛合チェーン式進退作動装置100は、相互に噛み合って対向配置した状態で第1チェーン剛直化方向D1に向かって一体に剛直化するとともに剛直化する手前で相互に噛み外れて分岐自在となることで進退自在に駆動される一対の第1噛合チェーン111R、111Lからなる第1噛合チェーンユニット111と相互に噛み合って対向配置した状態で第1チェーン剛直化方向D1に対して逆向きである第2チェーン剛直化方向D2に向かって一体に剛直化するとともに剛直化する手前で相互に噛み外れて分岐自在となることで進退自在に駆動される一対の第2噛合チェーン112R、112Lからなる第2噛合チェーンユニット112と第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれのピン軸方向D3に沿って第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112の一方の側から第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれのチェーン剛直化部分111G、112Gの間に延びるチェーン駆動軸113Aを有しているとともに第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれにチェーン駆動軸113Aを介して駆動力を供給するチェーン駆動用ユニット113と第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれの噛み外れ部分111H、112Hに対応した複数のチェーン収納部114Aを形成したチェーン収納ユニット114とを有している噛合チェーンモジュール110Aと、第1噛合チェーンユニット111の先端部に固定接続された第1接続部材120と、第2噛合チェーンユニット112の先端部に固定接続された第2接続部材130とを備えていることにより、駆動モータ113Mのサイズ増大及び装置内における無駄なスペースの発生を回避して装置サイズの増大を回避した状態で装置全体のストローク長を長くするとともに昇降テーブル等の第1接続部材120の進退動速度を向上させ、しかもチェーン剛直化部分111G、112Gの曲がりや座屈の発生を回避することができるなど、その効果は甚大である。
次に、図10乃至図13を参照しながら、上述した噛合チェーンモジュール110Aの変形例に係る噛合チェーンモジュール110Bを詳細に説明する。
なお、以下では、各変形例に係る噛合チェーンモジュール及び噛合チェーン式進退作動装置と上述の噛合チェーンモジュール110A及び噛合チェーン式進退作動装置100とに共通する部分に共通の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図10乃至図13に示すように、本変形例に係る噛合チェーンモジュール110Bは、第1噛合チェーンユニット111の第1チェーン剛直化方向D1と第2噛合チェーンユニット112の第2チェーン剛直化方向D2とのそれぞれに沿って縦長な形状を有するチェーン収納ユニット114を備えていることにより、上述の噛合チェーンモジュール110Aに比べて図11中の左右方向に沿ってチェーン収納ユニット114のサイズを小さくするため、上述の噛合チェーンモジュール110Aと同様の効果を得られるだけでなく、特に図11中の左右方向に沿って装置内における占有スペースを低減するようになっている。
次に、図14乃至図17を参照しながら、上述した噛合チェーンモジュール110Aの他の変形例に係る噛合チェーンモジュール110Cを詳細に説明する。
図14乃至図17に示すように、本変形例に係る噛合チェーンモジュール110Cは、チェーン駆動用ユニット113が、チェーン駆動軸113Aに接続された状態で第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれのチェーン剛直化部分111G、112Gに係合する駆動用スプロケット113S−3を有していることにより、第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれを別々の駆動用スプロケットで駆動することを回避するため、チェーン駆動用ユニット113を構成する部品点数の増大を回避した状態で装置サイズの増大をより一層回避するようになっている。
また、本変形例に係る噛合チェーンモジュール110Cは、第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のうち少なくとも第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれのチェーン剛直化部分111G、112Gが、同一平面S内で進退駆動され、チェーン駆動用ユニット113が、同一平面S内で進退駆動される2つのチェーン剛直化部分111G、112Gに係合する駆動用スプロケット113S−3を有していることにより、第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれのピン軸方向D3に沿って第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれを相互にずらして配置する場合に比べて第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれの設置に伴って生じる装置内の無駄なスペースを低減するため、上述のピン軸方向D3に沿って装置サイズの増大をより一層回避するようになっている。
次に、図18乃至図21を参照しながら、上述の噛合チェーンモジュール110Cの別の変形例を説明する。
図18乃至図21に示すように、噛合チェーンモジュール110Cは、第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のうち第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれのチェーン噛み外れ部分111H、112Hを第1チェーン剛直化方向D1及び第2チェーン剛直化方向D2から見た際に、第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれのチェーン噛み外れ部分111H、112Hが、第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれのチェーン剛直化部分111G、112Gの間の領域で相互に交差していることにより、第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112のそれぞれをピン軸方向D3に沿って完全にずらして同一平面内に配置しない場合に比べて第1噛合チェーンユニット111及び第2噛合チェーンユニット112の設置に伴って装置内に生じる無駄なスペースを低減するため、上述のピン軸方向D3に沿って装置サイズの増大をより一層回避するようになっている。
次に、図22を参照しながら、上述した噛合チェーン式進退作動装置100の変形例に係る噛合チェーン式進退作動装置200を説明する。
図22に示すように、本変形例に係る噛合チェーン式進退作動装置200は、リンク機構140の関節部141と噛合チェーンモジュール110Aとを相互に接続する中間保持部150を備え、中間保持部150が、水平方向DHに延びて関節部141をガイドする関節部移動用ガイド151を有している。
これにより、噛合チェーン式進退作動装置200は、チェーン収納ユニット114の上下方向移動に並行するリンク機構140の伸縮動作に応じてチェーン収納ユニット114の上下移動を阻害しないとともに噛合チェーンモジュール110Aの横方向すなわち噛合チェーンモジュール110Aからリンク機構140、140に向かう方向に沿って第1接続部材120を支持するため、チェーン剛直化部分111G、112Gを形成した噛合チェーンモジュール110Aの横方向への倒れを回避するようになっている。
100、200 ・・・ 噛合チェーン式進退作動装置
110A、110B、110C、110D ・・・ 噛合チェーンモジュール
111 ・・・ 第1噛合チェーンユニット
111G ・・・ 第1噛合チェーンユニットのチェーン剛直化部分
111R、111L 第1噛合チェーン
111RA ・・・ フック状内歯プレート
111RB ・・・ フック状外歯プレート
111RC ・・・ 連結ピン
111RD ・・・ ブシュ
112 ・・・ 第2噛合チェーンユニット
112G ・・・ 第2噛合チェーンユニットのチェーン剛直化部分
112R、112L 第2噛合チェーン
113 ・・・ チェーン駆動ユニット
113A ・・・ チェーン駆動軸
113GC ・・・ 直交ギヤ
113M ・・・ 駆動用モータ
114 ・・・ チェーン収納ユニット
114A ・・・ チェーン収納部
120 ・・・ 第1接続部材
130 ・・・ 第2接続部材
140 ・・・ リンク機構
141 ・・・ 関節部
150 ・・・ 中間保持部
151 ・・・ 関節部移動用ガイド
D1 ・・・ 第1チェーン剛直化方向
D2 ・・・ 第2チェーン剛直化方向
D3 ・・・ ピン軸方向
DV ・・・ 鉛直方向
DH ・・・ 水平方向
ΔL ・・・ 第1接続部材の駆動長
L1 ・・・ 第1及び第2噛合チェーンユニットの突出長さ
L2 ・・・ 第1及び第2噛合チェーンユニットの駆動長
G ・・・ 設置面
S ・・・ 第1及び第2噛合チェーンユニットの駆動平面

Claims (6)

  1. 相互に噛み合って対向配置した状態で第1チェーン剛直化方向に向かって一体に剛直化するとともに剛直化する手前で相互に噛み外れて分岐自在となることで進退自在に駆動される一対の第1噛合チェーンからなる第1噛合チェーンユニットと相互に噛み合って対向配置した状態で第1チェーン剛直化方向に対して逆向きである第2チェーン剛直化方向に向かって一体に剛直化するとともに剛直化する手前で相互に噛み外れて分岐自在となることで進退自在に駆動される一対の第2噛合チェーンからなる第2噛合チェーンユニットと前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのピン軸方向に沿って前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットの一方の側から前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分の間に延びるチェーン駆動軸を有しているとともに前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれに前記チェーン駆動軸を介して駆動力を供給するチェーン駆動用ユニットと前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれの噛み外れ部分に対応した複数のチェーン収納部を形成したチェーン収納ユニットとを有している噛合チェーンモジュールと、
    前記第1噛合チェーンユニットの先端部に固定接続された第1接続部材と、
    前記第2噛合チェーンユニットの先端部に固定接続された第2接続部材と
    を備えていることを特徴とする噛合チェーン式進退作動装置。
  2. 前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットが、前記ピン軸方向に沿って相互にずらして設けられていることを特徴とする請求項1に記載の噛合チェーン式進退作動装置。
  3. 前記チェーン駆動用ユニットが、前記チェーン駆動軸に接続されているとともに前記第1噛合チェーンユニットのチェーン剛直化部分に係合する第1駆動用スプロケットと、前記チェーン駆動軸に接続されているとともに前記第2噛合チェーンユニットのチェーン剛直化部分に係合する第2駆動用スプロケットとを有していることを特徴とする請求項2に記載の噛合チェーン式進退作動装置。
  4. 前記チェーン駆動用ユニットが、前記チェーン駆動軸に接続された状態で前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分に係合する駆動用スプロケットを有していることを特徴とする請求項2に記載の噛合チェーン式進退作動装置。
  5. 前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのうち少なくとも前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分が、同一平面内で進退駆動され、
    前記チェーン駆動用ユニットが、前記同一平面内で進退駆動される2つのチェーン剛直化部分に係合する駆動用スプロケットを有していることを特徴とする請求項4に記載の噛合チェーン式進退作動装置。
  6. 前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのうち前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン噛み外れ部分を前記第1チェーン剛直化方向及び第2チェーン剛直化方向から見た際に、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン噛み外れ部分が、前記第1噛合チェーンユニット及び第2噛合チェーンユニットのそれぞれのチェーン剛直化部分の間の領域で相互に交差していることを特徴とする請求項5に記載の噛合チェーン式進退作動装置。
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