JP2011137514A - 噛合チェーン式進退作動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動部位の設置スペースと装置サイズを小型化し、噛合チェーンの脈動を抑制して振動騒音を低減する噛合チェーン式進退作動装置を提供すること。
【解決手段】内歯プレート131のフック部分131a同士、中間歯プレート134のフック部分134a同士、外歯プレート135のフック部分135a同士をそれぞれ噛み合わせると同時に内歯プレート131の座屈規制部分131b同士、中間歯プレート134の座屈規制部分134b同士、外歯プレート135の座屈規制部分135b同士をそれぞれ接触させた状態で駆動用スプロケット140によりチェーン幅方向からスプロケット歯141を順次当接して進退駆動される噛合チェーン式進退作動装置100。
【選択図】図1
【解決手段】内歯プレート131のフック部分131a同士、中間歯プレート134のフック部分134a同士、外歯プレート135のフック部分135a同士をそれぞれ噛み合わせると同時に内歯プレート131の座屈規制部分131b同士、中間歯プレート134の座屈規制部分134b同士、外歯プレート135の座屈規制部分135b同士をそれぞれ接触させた状態で駆動用スプロケット140によりチェーン幅方向からスプロケット歯141を順次当接して進退駆動される噛合チェーン式進退作動装置100。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種製造分野の製造設備、運輸分野の移送設備、医療福祉分野の介護設備、芸術分野の舞台設備などに用いて被駆動物を進退動させる噛合チェーン式進退作動装置に関するものである。
従来、噛合チェーン式進退作動装置としては、相互に噛み合って一体的に駆動される一対の噛合チェーン、所謂、チャックチェーンを用いて重量物などの被駆動物を移動させる噛合チェーン式昇降装置がある。
このような従来の噛合チェーン式昇降装置に用いる噛合チェーンは、噛合チェーンの駆動時に左右一対とされる外歯プレート間のローラに接触する駆動用スプロケットによって駆動されている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の噛合チェーン式昇降装置に用いる噛合チェーンは、噛合チェーンの駆動時に左右一対とされる外歯プレート間のローラに接触する駆動用スプロケットによって駆動されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の噛合チェーン式昇降装置500では、図10に示すように、駆動用スプロケット540の駆動軸542を噛合チェーン530の駆動方向に交差させて駆動用スプロケット540を配置していることにより、噛合チェーン530の駆動方向と交差する駆動軸542の軸方向に電動モータ560や減速機構などを延在させた設置状態となり、噛合チェーン530の駆動方向と駆動軸542の軸方向との2方向で設置スペースを充分に確保しなければならないという設置スペース上の厄介な問題があった。
また、前述した噛合チェーン式昇降装置500では、噛合チェーン530の屈曲半径と同径の駆動用スプロケット540を採用していることにより、駆動部位のスペース設計が駆動用スプロケット540の径で制限されたり、噛合チェーン530と駆動用スプロケット540との間に生じるコーダルアクション(多角形運動)に起因した噛合チェーン530の脈動により昇降動作に振動騒音が発生するという問題があった。
また、前述した噛合チェーン式昇降装置500では、噛合チェーン530の屈曲半径と同径の駆動用スプロケット540を採用していることにより、駆動部位のスペース設計が駆動用スプロケット540の径で制限されたり、噛合チェーン530と駆動用スプロケット540との間に生じるコーダルアクション(多角形運動)に起因した噛合チェーン530の脈動により昇降動作に振動騒音が発生するという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする技術的課題、すなわち、本発明の目的は、駆動部位の設置スペースと装置サイズを小型化するとともに、噛合チェーンの脈動を回避して振動騒音を低減する噛合チェーン式進退作動装置を提供することである。
まず、本請求項1に係る発明の噛合チェーン式進退作動装置は、左右一対で離間配置される内歯プレートに前後一対のブシュを圧入嵌合してなる内リンクユニットがチェーン幅方向の最も外側に配置される外歯プレートの前後一対のピン孔に圧入嵌合する前後一対の連結ピンによりチェーン長手方向に多数連結された噛合チェーンと、噛合チェーンを対向配置させて相互に対向する内歯プレート同士および外歯プレート同士をチェーン長手方向に半ピッチずらした状態で内歯プレートのフック部分同士および外歯プレートのフック部分同士をそれぞれ噛み合わせると同時に内歯プレートの座屈規制部分同士および外歯プレートの座屈規制部分同士をそれぞれ接触させた状態で一対の噛合チェーンにチェーン幅方向からスプロケット歯を順次当接して進退駆動させる駆動用スプロケットとを備えていることにより、前述した課題を解決したものである。
なお、本発明で言う「座屈規制部分」とは、内歯プレートおよび外歯プレートのフック部分の反対側部分、すなわち、内歯プレートおよび外歯プレートのフック部分に対してチェーン長手方向の他端に形成されてチェーン噛合姿勢を保持する部分のことをいう。
なお、本発明で言う「座屈規制部分」とは、内歯プレートおよび外歯プレートのフック部分の反対側部分、すなわち、内歯プレートおよび外歯プレートのフック部分に対してチェーン長手方向の他端に形成されてチェーン噛合姿勢を保持する部分のことをいう。
そして、本請求項2に係る発明は、請求項1に係る噛合チェーン式進退作動装置において、前記外歯プレートのフック部分および座屈規制部分のうち少なくとも一方が、駆動用スプロケットのスプロケット歯に係合して連動する駆動用係合凹部を備えていることにより、前述した課題をさらに解決したものである。
そして、本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る噛合チェーン式進退作動装置において、前記駆動用スプロケットの駆動軸が、前記噛合チェーンの進退駆動面と平行に配置されていることにより、前述した課題をさらに解決したものである。
そして、本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る噛合チェーン式進退作動装置において、前記駆動用スプロケットの駆動軸が、前記一対の噛合チェーンを相互に対向配置させて噛み合せるガイドプレートと平行に配置されていることにより、前述した課題をさらに解決したものである。
本発明の請求項1に係る噛合チェーン式進退作動装置は、左右一対で離間配置される内歯プレートに前後一対のブシュを圧入嵌合してなる内リンクユニットがチェーン幅方向の最も外側に配置される外歯プレートの前後一対のピン孔に圧入嵌合する前後一対の連結ピンによりチェーン長手方向に多数連結された噛合チェーンと、噛合チェーンを対向配置させて相互に対向する内歯プレート同士および外歯プレート同士をチェーン長手方向に半ピッチずらした状態で内歯プレートのフック部分同士および外歯プレートのフック部分同士をそれぞれ噛み合わせると同時に内歯プレートの座屈規制部分同士および外歯プレートの座屈規制部分同士をそれぞれ接触させた状態で一対の噛合チェーンにチェーン幅方向からスプロケット歯を順次当接して進退駆動させる駆動用スプロケットとを備えていることにより、噛合チェーン稼動時にフック部分同士および座屈規制部分同士をそれぞれ一体化させて一対の噛合チェーンのチェーン噛合姿勢を確実に保持することができる。
そして、本請求項2に係る噛合チェーン式進退作動装置は、請求項1に係る噛合チェーン式進退作動装置が奏する効果に加えて、外歯プレートのフック部分および座屈規制部分のうち少なくとも一方が、駆動用スプロケットのスプロケット歯に係合して連動する駆動用係合凹部を備えていることにより、従来のような噛合チェーンの屈曲半径と同半径の駆動用スプロケットを用いた噛合チェーン式昇降装置に比較すると、駆動用スプロケットの径による設計レイアウトの制限を受けないため、駆動部位の設置スペースと装置サイズを小型化することができるとともに、従来のようなコーダルアクションに起因する噛合チェーンの脈動を回避するため、進退作動時における噛合チェーンの振動騒音を大幅に低減することができる。
そして、本請求項3に係る噛合チェーン式進退作動装置は、請求項1または請求項2に係る噛合チェーン式進退作動装置が奏する効果に加えて、駆動用スプロケットの駆動軸が噛合チェーンの進退駆動面と平行に配置されていることにより、電動モータや減速機構などの駆動軸の軸方向が噛合チェーンの進退駆動面と同一方向となるため、噛合チェーンの進退駆動面と交差する方向における電動モータや減速機構などの設置スペースを縮小することができる。
さらに、本請求項4に係る噛合チェーン式進退作動装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る噛合チェーン式進退差動装置が奏する効果に加えて、駆動用スプロケットの駆動軸が一対の噛合チェーンを相互に対向配置させて噛み合せるガイドプレートと平行に配置されていることにより、駆動用スプロケットの駆動軸を配置するための専有の設置スペースを噛合チェーンの進退駆動面と交差する方向に確保する必要が無くなるため、ガイドプレートの設置スペースを有効利用することができる。
本発明の噛合チェーン式進退作動装置は、左右一対で離間配置される内歯プレートに前後一対のブシュを圧入嵌合してなる内リンクユニットがチェーン幅方向の最も外側に配置される外歯プレートの前後一対のピン孔に圧入嵌合する前後一対の連結ピンによりチェーン長手方向に多数連結された噛合チェーンと、噛合チェーンを対向配置させて相互に対向する内歯プレート同士および外歯プレート同士をチェーン長手方向に半ピッチずらした状態で内歯プレートのフック部分同士および外歯プレートのフック部分同士をそれぞれ噛み合わせると同時に内歯プレートの座屈規制部分同士および外歯プレートの座屈規制部分同士をそれぞれ接触させた状態で一対の噛合チェーンにチェーン幅方向からスプロケット歯を順次当接して進退駆動させる駆動用スプロケットとを備えて構成され、駆動部位の設置スペースと装置サイズを小型化するとともに、噛合チェーンの脈動を回避して振動騒音を低減するものであれば、その具体的な実施の態様は、如何なるものであっても何ら構わない。
本発明の噛合チェーン式進退作動装置においては、チェーン幅方向に並列配置する内リンクユニットの列数は、単列、または、2列や3列などの複列のいずれであってもよく、内リンクユニットがチェーン幅方向に複数配置されている場合には、一対の噛合チェーンの一方を構成する外歯プレートと内歯プレートが、これに対向する他方の噛合チェーンを構成する外歯プレートと内歯プレートに対してチェーン方向の複列に亙ってそれぞれフック状、所謂、チャック状に多重かつ強固に噛み合うので、噛合チェーンのチェーン幅方向に生じがちな座屈を確実に抑制して優れたチェーン耐久性を実現し、チェーン幅方向における駆動用スプロケットとの噛合バランスを向上させることができる。
さらに、本発明の噛合チェーン式進退作動装置は、設置面が据え置き設置形態となる床面であっても、吊り下げ設置形態となる天井面であっても進退動作に何ら支障はなく、さらには、片持ち支持形態となる垂直壁面であっても前述した進退動作に何ら支障はない。
以下、本発明の一実施例である噛合チェーン式進退作動装置100を図1乃至図8に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100の斜視図であり、図2は、第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100を側面側からみた部分断面図であり、図3は、第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100の一部斜視図であり、図4は、第1実施例である噛合チェーン130の一部拡大図であり、図5は、第1実施例である噛合チェーン130の一部断面図であり、図6は、第1実施例である噛合チェーン130の拡大平面図であり、図7は、第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100の一部拡大図であり、図8は、第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100の一部断面図であり、図9は、第2実施例である噛合チェーン230の拡大平面図である。
ここで、図1は、本発明の第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100の斜視図であり、図2は、第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100を側面側からみた部分断面図であり、図3は、第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100の一部斜視図であり、図4は、第1実施例である噛合チェーン130の一部拡大図であり、図5は、第1実施例である噛合チェーン130の一部断面図であり、図6は、第1実施例である噛合チェーン130の拡大平面図であり、図7は、第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100の一部拡大図であり、図8は、第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100の一部断面図であり、図9は、第2実施例である噛合チェーン230の拡大平面図である。
まず、図1に示す本発明の第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100は、作業床面に据え置き状態で設置されて、重量物などの被駆動物(図示しない)を搭載する昇降テーブル110を設置面に対して平行に昇降させるものである。
すなわち、本実施例の噛合チェーン式進退作動装置100は、図1乃至図3に示すように、前述した昇降テーブル110を平行に昇降させるための設置面に据え付けたベースプレート120と、昇降テーブル110をチェーン上端部で支持して昇降させるための一対の噛合チェーン130、130と、これら一対の噛合チェーン130、130の一方にチェーン幅方向からスプロケット歯141を順次当接して進退駆動させる駆動用スプロケット140と、前述した噛合チェーン130を噛み合わせて一体化させるとともに噛み外して収容する巻き取り型のチェーンガイド150と、駆動用スプロケット140を駆動する駆動モータ160とを基本的な装置構成として備えている。
また、一対の噛合チェーン130のそれぞれは、図4および図5に示すように、左右一対で離間配置される内歯プレート131に前後一対のブシュ132を圧入嵌合してなる内リンクユニット133がチェーン幅方向に2枚の中間歯プレート134を介して並列配置されているとともに、前述した内リンクユニット133がチェーン幅方向の最も外側に配置される外歯プレート135の前後一対のピン孔に圧入嵌合する前後一対の連結ピン136によりチェーン長手方向に多数連結されたものである。
本実施例に用いた噛合チェーン130では、内リンクユニット133をチェーン幅方向に並列配置したことにより、一対の噛合チェーン130の一方を構成する内歯プレート131と中間歯プレート134と外歯プレート135とが、これに対向する他方の噛合チェーン130を構成する内歯プレート131と中間歯プレート134と外歯プレート135とに対してチェーン方向の複列に亙ってそれぞれフック状、所謂、チャック状に多重かつ強固に噛み合うため、噛合チェーン130のチェーン幅方向に生じがちな座屈を確実に抑制するようになっている。
そして、前述した一対の噛合チェーン130、130は、相互の噛み合い時に、図1乃至図8に示すように、水平方向から垂直方向へ偏向しながら相互に対向する内歯プレート131、131同士、中間歯プレート134、134同士、外歯プレート135、135同士をチェーン長手方向に半ピッチずらした状態で内歯プレート131のフック部分131a、131a同士、中間歯プレート134のフック部分134a、134a同士、外歯プレート135のフック部分135a、135a同士をそれぞれ噛み合わせると同時に内歯プレート131の座屈規制部分131b、131b同士、中間歯プレート134の座屈規制部分134b、134b同士、外歯プレート135の座屈規制部分135b、135b同士をそれぞれ接触させた状態で進退駆動させるように構成されている。
また、一対の噛合チェーン130、130は、相互の噛み外れ時に、相互に噛み合った内歯プレート131同士および外歯プレート135同士を駆動用スプロケット140により垂直方向から水平方向へ偏向させて内歯プレート131の座屈規制部分131b、131b同士、中間歯プレート134の座屈規制部分134b、134b同士、外歯プレート135の座屈規制部分135b、135b同士の接触を開放させると同時に、内歯プレート131のフック部分131a、131a同士、中間歯プレート134のフック部分134a、134a同士、外歯プレート135のフック部分135a、135a同士をそれぞれ噛み外して分岐させるように構成されている。
これにより、本実施例の噛合チェーン式進退作動装置100は、チェーン稼動時における内歯プレート131および外歯プレート135のガタつきを抑制して駆動騒音の発生を防止するようになっている。
これにより、本実施例の噛合チェーン式進退作動装置100は、チェーン稼動時における内歯プレート131および外歯プレート135のガタつきを抑制して駆動騒音の発生を防止するようになっている。
ここで、前述した本実施例の噛合チェーン式進退作動装置100が最も特徴とする外歯プレート131の具体的な形態について、図6乃至図8により詳しく説明する。
すなわち、前述した外歯プレート135には、図6乃至図8に示すように、外歯プレート135のフック部分135aおよび座屈規制部分135bの双方に、駆動用スプロケット140のスプロケット歯141に係合して連動する駆動用係合凹部135cがそれぞれ設けられている。
要するに、前述した駆動用係合凹部135cは、例えば、相互に対向する外歯プレート135、135同士のフック部分135a、135aおよび座屈規制部分135b、135bの一部をスプロケット歯141の歯先を向かい入れて係合するように、相互に円弧状に切り欠いて形成されている。
これにより、従来のような噛合チェーン530の屈曲半径と同半径の駆動用スプロケット540を用いた噛合チェーン式昇降装置500に比較すると、駆動用スプロケット140の径による設計レイアウトの制限を受けず、また、従来のようなコーダルアクションに起因する噛合チェーン130の脈動を回避している。
なお、本第1実施例では、駆動用係合凹部135cを外歯プレート135に形成したが、さらに、内歯プレート131に併せて形成しても良い。
すなわち、前述した外歯プレート135には、図6乃至図8に示すように、外歯プレート135のフック部分135aおよび座屈規制部分135bの双方に、駆動用スプロケット140のスプロケット歯141に係合して連動する駆動用係合凹部135cがそれぞれ設けられている。
要するに、前述した駆動用係合凹部135cは、例えば、相互に対向する外歯プレート135、135同士のフック部分135a、135aおよび座屈規制部分135b、135bの一部をスプロケット歯141の歯先を向かい入れて係合するように、相互に円弧状に切り欠いて形成されている。
これにより、従来のような噛合チェーン530の屈曲半径と同半径の駆動用スプロケット540を用いた噛合チェーン式昇降装置500に比較すると、駆動用スプロケット140の径による設計レイアウトの制限を受けず、また、従来のようなコーダルアクションに起因する噛合チェーン130の脈動を回避している。
なお、本第1実施例では、駆動用係合凹部135cを外歯プレート135に形成したが、さらに、内歯プレート131に併せて形成しても良い。
また、図1および図2に示すように、噛合チェーン式進退作動装置100は、駆動用スプロケット140の駆動軸142が噛合チェーン130の進退駆動面と平行に配置されている。
これにより、電動モータ160や減速機構などの駆動軸の軸方向が噛合チェーン130の進退駆動面と同一方向となるため、噛合チェーン130の進退駆動面と交差する方向における電動モータ160や減速機構などの設置スペースを縮小している。
これにより、電動モータ160や減速機構などの駆動軸の軸方向が噛合チェーン130の進退駆動面と同一方向となるため、噛合チェーン130の進退駆動面と交差する方向における電動モータ160や減速機構などの設置スペースを縮小している。
さらに、本実施例の噛合チェーン式進退作動装置100では、駆動用スプロケット140の駆動軸142が一対の噛合チェーン130、130を相互に対向配置させて噛み合せるガイドプレート150と平行に配置されている。
これにより、駆動用スプロケット140の駆動軸142を配置するための専有の設置スペースを噛合チェーンの進退駆動面と交差する方向に確保する必要が無くなるため、ガイドプレート150の設置スペースを有効利用している。
これにより、駆動用スプロケット140の駆動軸142を配置するための専有の設置スペースを噛合チェーンの進退駆動面と交差する方向に確保する必要が無くなるため、ガイドプレート150の設置スペースを有効利用している。
このようにして得られた本実施例の噛合チェーン式進退作動装置100は、左右一対で離間配置される内歯プレート131に前後一対のブシュ132を圧入嵌合してなる内リンクユニット133がチェーン幅方向の最も外側に配置される外歯プレート135の前後一対のピン孔に圧入嵌合する前後一対の連結ピン136によりチェーン長手方向に多数連結された噛合チェーン130と、噛合チェーン130を対向配置させて相互に対向する内歯プレート131、131同士、中間歯プレート134、134同士、外歯プレート135、135同士をチェーン長手方向に半ピッチずらした状態で内歯プレート131のフック部分131a、131a同士、中間歯プレート134のフック部分134a、134a同士、外歯プレート135のフック部分135a、135a同士をそれぞれ噛み合わせると同時に、内歯プレート131の座屈規制部分131b、131b同士、中間歯プレート134の座屈規制部分134b、134b同士、外歯プレート135の座屈規制部分135b、135b同士をそれぞれ接触させた状態で一方の噛合チェーン130にチェーン幅方向からスプロケット歯141を順次当接して進退駆動させる駆動用スプロケット140とを備えているため、チェーン稼動時にフック部分131a、134a、135a同士および座屈規制部分131b、134b、135b同士をそれぞれ一体化させて一対の噛合チェーン130、130のチェーン噛合姿勢を確実に保持する内歯プレート131、中間歯プレート134、外歯プレート135のガタつきを抑制して駆動騒音の発生を防止することができる。
そして、外歯プレート135のフック部分135aおよび座屈規制部分135bの双方に、駆動用スプロケット140のスプロケット歯141に係合して連動する駆動用係合凹部135cを備えていることによって、駆動用スプロケット140の径による設計レイアウトの制限を受けず、駆動部位の設置スペースと装置サイズを小型化することができるとともに、噛合チェーン130の脈動を回避して進退作動時における噛合チェーン130の振動騒音を大幅に低減することができるなど、その効果は甚大である。
つぎに、図9は、本発明の第2実施例の噛合チェーン式進退作動装置200に用いた外歯プレート235の具体的な形態を示す。
ここで、本第2実施例の噛合チェーン式進退作動装置200は、前述した第1実施例の噛合チェーン式進退作動装置100と比較すると、外歯プレート235の具体的な形態のみが異なっており、その余の装置構成については、第1実施例の噛合チェーン式進退作動装置100と全く同じであるため、これらの具体的な説明は、符号100番代の数字を200番代に読み替えることによって、これらの説明を省略する。
ここで、本第2実施例の噛合チェーン式進退作動装置200は、前述した第1実施例の噛合チェーン式進退作動装置100と比較すると、外歯プレート235の具体的な形態のみが異なっており、その余の装置構成については、第1実施例の噛合チェーン式進退作動装置100と全く同じであるため、これらの具体的な説明は、符号100番代の数字を200番代に読み替えることによって、これらの説明を省略する。
すなわち、前述した外歯プレート231には、図9に示すように、外歯プレート235のフック部分235aと座屈規制部分235bと中間部位に、駆動用スプロケット240のスプロケット歯241に係合して連動する駆動用係合凹部235cがそれぞれ設けられている。
また、本第2実施例では、駆動用係合凹部235cを外歯プレート235に形成したが、さらに、内歯プレート231に併せて形成しても良い。
また、本第2実施例では、駆動用係合凹部235cを外歯プレート235に形成したが、さらに、内歯プレート231に併せて形成しても良い。
これにより、本第2実施例の噛合チェーン式進退作動装置200は、従来のような噛合チェーン530の屈曲半径と同半径の駆動用スプロケット540を用いた噛合チェーン式昇降装置500に比較すると、駆動用スプロケット240の径による設計レイアウトの制限を受けず、また、従来のようなコーダルアクションに起因する噛合チェーン230の脈動を回避するため、駆動用スプロケット240の径による設計レイアウトの制限を受けず、駆動部位の設置スペースと装置サイズを小型化することができるとともに、噛合チェーン230の脈動を回避して進退作動時における噛合チェーン230の振動騒音を大幅に低減することができるなど、その効果は甚大である。
100 ・・・噛合チェーン式進退作動装置
110 ・・・昇降テーブル
120 ・・・ベースプレート
130、230 ・・・噛合チェーン
131、231 ・・・内歯プレート
131a、231a・・・フック部分
131b、231b・・・座屈規制部分
132、232 ・・・ブシュ
133、233 ・・・内リンクユニット
134、234 ・・・中間歯プレート
134a、234a・・・フック部分
134b、234b・・・座屈規制部分
135、235 ・・・外歯プレート
135a、235a・・・フック部分
135b、235b・・・座屈規制部分
135c、235c・・・駆動用噛合凹部
136、236 ・・・連結ピン
140 ・・・駆動用スプロケット
141 ・・・スプロケット歯
150 ・・・チェーンガイド
160 ・・・駆動モータ
500 ・・・噛合チェーン式昇降装置
530 ・・・噛合チェーン
540 ・・・駆動用スプロケット
542 ・・・駆動軸
560 ・・・駆動モータ
110 ・・・昇降テーブル
120 ・・・ベースプレート
130、230 ・・・噛合チェーン
131、231 ・・・内歯プレート
131a、231a・・・フック部分
131b、231b・・・座屈規制部分
132、232 ・・・ブシュ
133、233 ・・・内リンクユニット
134、234 ・・・中間歯プレート
134a、234a・・・フック部分
134b、234b・・・座屈規制部分
135、235 ・・・外歯プレート
135a、235a・・・フック部分
135b、235b・・・座屈規制部分
135c、235c・・・駆動用噛合凹部
136、236 ・・・連結ピン
140 ・・・駆動用スプロケット
141 ・・・スプロケット歯
150 ・・・チェーンガイド
160 ・・・駆動モータ
500 ・・・噛合チェーン式昇降装置
530 ・・・噛合チェーン
540 ・・・駆動用スプロケット
542 ・・・駆動軸
560 ・・・駆動モータ
Claims (4)
- 左右一対で離間配置される内歯プレートに前後一対のブシュを圧入嵌合してなる内リンクユニットがチェーン幅方向の最も外側に配置される外歯プレートの前後一対のピン孔に圧入嵌合する前後一対の連結ピンによりチェーン長手方向に多数連結された噛合チェーンと、該噛合チェーンを対向配置させて相互に対向する内歯プレート同士および外歯プレート同士をチェーン長手方向に半ピッチずらした状態で内歯プレートのフック部分同士および外歯プレートのフック部分同士をそれぞれ噛み合わせると同時に内歯プレートの座屈規制部分同士および外歯プレートの座屈規制部分同士をそれぞれ接触させた状態で前記一対の噛合チェーンにチェーン幅方向からスプロケット歯を順次当接して進退駆動させる駆動用スプロケットとを備えていることを特徴とする噛合チェーン式進退作動装置。
- 前記外歯プレートのフック部分および座屈規制部分のうち少なくとも一方が、前記駆動用スプロケットのスプロケット歯に係合して連動する駆動用係合凹部を備えていることを特徴とする請求項1記載の噛合チェーン式進退作動装置。
- 前記駆動用スプロケットの駆動軸が、前記噛合チェーンの進退駆動面と平行に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の噛合チェーン式進退作動装置。
- 前記駆動用スプロケットの駆動軸が、前記一対の噛合チェーンを相互に対向配置させて噛み合せるガイドプレートと平行に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の噛合チェーン式進退作動装置。
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JP2009297856A JP2011137514A (ja) | 2009-12-28 | 2009-12-28 | 噛合チェーン式進退作動装置 |
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Cited By (2)
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-
2009
- 2009-12-28 JP JP2009297856A patent/JP2011137514A/ja not_active Withdrawn
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CN108603568B (zh) * | 2016-01-20 | 2021-05-11 | 伊维氏传动系统集团公司 | 具有背部刚性链条的致动器 |
US11248684B2 (en) | 2016-01-20 | 2022-02-15 | Iwis Antriebssysteme Gmbh & Co. Kg | Actuator with an anti-backbend chain |
DE102017116435A1 (de) | 2017-07-20 | 2019-01-24 | Iwis Antriebssysteme Gmbh & Co. Kg | Linearantrieb mit rückensteifer Kette |
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WO2019016333A1 (de) | 2017-07-20 | 2019-01-24 | Iwis Antriebssysteme Gmbh & Co. Kg | Linearantrieb mit rückensteifer kette |
WO2019016337A1 (de) | 2017-07-20 | 2019-01-24 | Iwis Antriebssysteme Gmbh & Co. Kg | Linearantrieb mit rückensteifer kette |
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