JP2013123445A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リントの除去と、除去したリントのリント収容領域への移送を確実に行う。
【解決手段】リントを捕捉する乾燥フィルタ装置21は、乾燥用空気を導入する導入部21aと、導入部からの乾燥用空気の流れ方向に対して略直交するよう配設した略半円筒形状のフィルタ部21bと、本体2内に設けられた駆動モータ24により回動する駆動ギア26と連結する従属ギア22bと、従属ギアと連結しフィルタ部の内面に当接して回動する螺旋形状のリント捕集体22aとを備え、リント捕集体と従属ギアとの間に隙間22cを設けてリント捕集体をフィルタ部の半径方向に摺動可能に構成し、付勢機構29aによりリント捕集体をフィルタ部側へ付勢するようにしたものである。
【選択図】図8

Description

本発明は、衣類等の繊維製品の乾燥を行う衣類乾燥機に関するものである。
従来、この種の衣類乾燥機は、衣類等の繊維製品から発生したリントが乾燥用空気に混入し、循環風路内に設けた送風手段等に付着堆積して機能を低下させる原因となるため、循環風路に乾燥用空気からリントを捕捉するリントフィルタが設けられている。乾燥運転の進行にともない、衣類等から分離したリントがフィルタに捕捉されて堆積し、循環風路を通過する乾燥用空気の通風抵抗が増加して風量が低下することから、フィルタで捕捉されたリントを取り除くことが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
図16は、特許文献1に記載された従来の衣類乾燥機のリントフィルタの構成図を示したものである。図16において、リントを捕捉するフィルタ部101と、このフィルタ部101で捕捉されたリントを回収するリント回収部102と、フィルタ部101で捕捉されたリントを螺旋状線材を回動させて掻き取り、リント回収部102へ排出する排出手段103を備えている。
フィルタ部101は、風路104を循環する乾燥用空気の送風方向にほぼ直交した略半円筒状のフィルタ105を有し、排出手段103は、この略半円筒状のフィルタ105を通過する乾燥用空気からリントを捕捉する面に当接させた螺旋状線材を、モータ106により回動させて掻き取り、リント回収部102へ排出する。
風路104を循環する乾燥用空気の一部は、フィルタ部101からリント回収部102を形成するリント回収箱107、リント回収箱107の底部に形成した開口部108に設けたバイパスフィルタ109、リント回収箱107を着脱自在に収容する枠体110の底部に設けた開口111、および連通路112を通過し、フィルタ部101の下流側の風路104に流れる。
このように、フィルタ105の内面に捕捉したリントを螺旋状線材によりリント回収部102へ押し出してリント回収箱107に貯留するようにしている。また、風路104を循環する乾燥用空気の一部は、フィルタ105を通らず、リント回収部102のバイパスフィルタ109を通過してフィルタ部101の下流側の風路104へ流れるようにしている。このリント回収部102を通る乾燥用空気の流れにより、リント回収箱107に溜まっているリントを圧縮してカサを小さくし、リント回収箱107でのリントの回収量を増やして廃棄の回数を減らせるようにしている。
また、図17に示すように、乾燥循環風に含まれるリントを捕捉する円筒状に形成したフィルタ201の中に、螺旋形状のリント排出体202を設け、モータ203でリント排出体202を回転駆動することが考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−6045号公報 特開2006−102346号公報
しかしながら、特許文献1に記載された前記従来の構成では、螺旋状線材によりリント回収部102へ押し出してリント回収箱107に溜めたリントを乾燥用空気の流れによって圧縮すると、バイパスフィルタ109が圧縮されたリントによって塞がれるため、風路104を循環する乾燥用空気の一部が、フィルタ部101からリント回収部102へ流れなくなり、風路104を循環する乾燥用空気の全てがフィルタ105を通過するようになる。
その結果、フィルタ105で捕捉したリントを螺旋状線材を回動させて掻き取っても、フィルタ105を通過する乾燥用空気の圧力によって再びフィルタ105に押し付けられる。すなわち、フィルタ部101でのリントの捕捉が進行する乾燥運転中は、排出手段103を動作させても捕捉したリントをフィルタ105から取り除くことができず、乾燥運転の進行とともに風路104を通過する乾燥用空気の通風抵抗が増加し、風量低下を防止することができないという問題があった。
また、乾燥用空気がフィルタ105を通過していない状態、すなわち、乾燥運転前または乾燥運転後に、フィルタ105で捕捉したリントを螺旋状線材を回動させて掻き取り、リント回収部102へ押し出してフィルタ部101を掃除した状態で乾燥運転を開始した場合でも、乾燥運転の進行とともにフィルタ105で捕捉されるリントの増加によって乾燥用空気の通風抵抗が増加し、風量の減少によって乾燥に要する時間が長くなるという課題を解決することができないものである。
また、特許文献2に記載された前記従来の構成では、リント排出体202を螺旋形状にすることで、掻き取ったリントの移送性能を向上させることができるが、製造上のばらつき等によって、リント排出体202の外周端面をフィルタ201の内面に密接させることが難しく、フィルタ201の内面とリント排出体202との間に隙間が生じると、捕捉したリントをフィルタ201から確実に除去することができないという問題があった。
そこで、このような製造上のばらつきによる隙間をなくすために、ばね等で押圧することが考えられるが、モータの回転をギアを介して伝達する構成においては、ばね等による押圧によりギアによる回動伝達部の回転軸が変位すると、円滑に回動させることができないという問題があり、隙間をなくすことと、円滑に回動させることを同時に解決する必要があるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、フィルタ部からのリントの除去と、除去したリントのリント収容領域への移送が確実におこなえる衣類乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥機は、ドラムから排出された乾燥用空気を送風手段を介して前記ドラムへ循環させる循環風路と、前記循環風路に配設し乾燥用空気に含まれるリントを捕捉する着脱自在な乾燥フィルタ装置とを備え、前記乾燥フィルタ装置は、乾燥用空気を導入する導入部と、前記導入部からの乾燥用空気の流れ方向に対して略直交するよう配設した略半円筒形状のフィルタ部と、本体内に設けられた駆動モータにより回動する駆動ギアと連結する従属ギアと、前記従属ギアと連結し前記フィルタ部の内面に当接して回動する螺旋形状のリント捕集体とを備え、付勢機構により前記リント捕集体を前記フィルタ部側へ付勢するようにしたものである。
これによって、リント捕集体をフィルタ部の内面に当接した状態で回動させることができ、捕捉されてフィルタ部の内面に付着したリントを確実に掻き取ることができ、螺旋形状部でリント収容領域へ移送することができる。
本発明の衣類乾燥機は、フィルタ部からのリントの除去と、除去したリントのリント収容領域への移送を確実におこなうことができ、フィルタ部の目詰まりによる乾燥用空気の風量低下を防止して、乾燥性能を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の要部断面図 同衣類乾燥機の外観斜視図 同衣類乾燥機の乾燥フィルタ装置の背面側斜視図 同衣類乾燥機の乾燥フィルタ装置の正面側斜視図 同衣類乾燥機の乾燥フィルタ装置の背面図 同衣類乾燥機の乾燥フィルタ装置の正面図 同衣類乾燥機の図6のA−A断面図 同衣類乾燥機の図6のB−B断面図 同衣類乾燥機の図6のC−C断面図 同衣類乾燥機の図6のD−D断面図 同衣類乾燥機の図8のE1部の拡大図 同衣類乾燥機の図8のE2部の拡大図 同衣類乾燥機の図12のF−F断面図 本発明の実施の形態2における衣類乾燥機の乾燥フィルタ装置の正面図 同衣類乾燥機の図14のG−G断面図 従来の衣類乾燥機のリントフィルタの構成図 従来の衣類乾燥機の他の例のリントフィルタの構成図
第1の発明は、本体内に回転自在に設けられたドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記ドラム内に乾燥用空気を供給する送風手段と、前記ドラムから排出された乾燥用空気を前記送風手段を介して前記ドラムへ循環させる循環風路と、前記循環風路に配設し乾燥用空気に含まれるリントを捕捉する着脱自在な乾燥フィルタ装置とを備え、前記乾燥フィルタ装置は、乾燥用空気を導入する導入部と、前記導入部からの乾燥用空気の流れ方向に対して略直交するよう配設した略半円筒形状のフィルタ部と、前記本体内に設けられた駆動モータにより回動する駆動ギアと連結する従属ギアと、前記従属ギアと連結し前記フィルタ部の内面に当接して回動する螺旋形状のリント捕集体とを備え、付勢機構により前記リント捕集体を前記フィルタ部側へ付勢するようにしたことにより、リント捕集体をフィルタ部の内面に当接した状態で回動させることができ、捕捉されてフィルタ部の内面に付着したリントを確実に掻き取ることができるとともに、螺旋形状部でリント収容領域へ移送することができる。また、付勢によりリント捕集体がフィルタ部側へ変位した場合でも、駆動ギアと連結している従属ギアの回転軸が変位することがなく、リント捕集体をフィルタ部の内面に当接した状態で円滑に回動させることができる。また、フィルタ部とリント捕集体との間にリントを噛み込んだ場合においても、隙間の分だけリント捕集体がフィルタ部と反対側に変位可能であり、駆動モータのロックを回避して安全性を高めることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の乾燥フィルタ装置は、従属ギアと連結したリント捕集体の第1の端部側から、リント収容領域側の第2の端部の方向へ掻き取ったリントを移送し、前記第1の端部に第1の付勢機構を設け、前記第2の端部に第2の付勢機構を設けて前記リント捕集体をフィルタ部側へ付勢するとともに、前記第2の付勢機構の付勢力を前記第1の付勢機構の付勢力より小さくしたことにより、第1の端部側で掻き取られたリントが、リント収容領域側である第2の端部側への移送にともない、結合して徐々に大きくなっていくため、弱い付勢力で移送することが可能であり、その分リント捕集体を回動させる必要トルクが小さくてすむため、駆動モータの小型化や長寿命化を図ることができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の乾燥フィルタ装置は、リント捕集体の第1の端部に連結した従属ギアを支持する第1の軸受と、前記リント捕集体の第2の端部を支持する第2の軸受を有し、前記リント捕集体の前記第2の端部と前記第2の軸受との間に設けた第2の隙間を、前記リント捕集体の前記第1の端部と前記従属ギアとの間に設けた第1の隙間より広くしたものである。第2の端部近傍では、フィルタ部に付着したリントに第1の端部側から移送されてくるリントが加わるため、一時的にリントの量が増加し、フィルタ部とリント捕集体との間にリントを噛み込む恐れがあるが、第2の付勢機構の付勢力を小さくし、かつ、第2の隙間を第1の隙間より広くしたことにより、リント捕集体がフィルタ部と反対側へ変位し易くでき、駆動モータのロックを回避して安全性を高めることができる。
第4の発明は、特に、第1の発明の乾燥フィルタ装置は、従属ギアと連結したリント捕集体の第1の端部側から、リント収容領域側の第2の端部の方向へ掻き取ったリントを移送し、付勢機構を前記リント捕集体の前記第1の端部側のみに設けたことにより、リント捕集体の第2の端部側の構成が簡素化でき、軸受け部とリント捕集体との間にリントが噛み込み難くすることができるとともに、付勢された第1の端部側で掻き取られたリントが第2の端部側への移送にともない、結合して徐々に大きくなっていくため、付勢力を作用させることなく移送することが可能であり、その分リント捕集体を回動させる必要トルクが小さくてすむため、駆動モータの小型化や長寿命化を図ることができる。
第5の発明は、特に、第4の発明の乾燥フィルタ装置は、従属ギアを支持する第1の軸受のみでリント捕集体を支持するようにしたことにより、リント捕集体の第2の端部およびその近傍領域を、凹凸や障害物等がなく簡略に構成することができ、掻き取ったリントをリント収容領域へスムーズに移送することができる。また、移送されたリントは綿状であるため、蓄積するとリント収容領域からリント捕集体側に溢れ出てくるが、軸受け部がないため、リント捕集体がロックすることなくリント収容領域へリントを圧縮しつつ収容することができ、多量のリントを収容することができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の乾燥フィルタ装置は、リント捕集体を剛体で構成したことにより、掻き取ったリントがリント捕集体に付着し難く、リント捕集体から容易に離脱させることができ、リントを確実にリント収容領域へ収容することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における衣類乾燥機の要部断面図、図2は、同外観斜視図、図3は、同乾燥フィルタ装置の乾燥用空気の流出側である背面側斜視図、図4は、同乾燥フィルタ装置の乾燥用空気の流入側である正面側斜視図、図5は、同乾燥フィルタ装置の背面図、図6は、同乾燥フィルタ装置の正面図、図7は、図6のA−A断面図、図8は、図6のB−B断面図、図9は、図6のC−C断面図、図10は、図6のD−D断面図、図11は、図8のE1部の拡大図、図12は、図8のE2部の拡大図、図13は、図12のF−F断面図である。
図1〜図13において、外槽1は、衣類乾燥機の本体2の内部で複数のサスペンション機構3により弾性的に支持されている。ドラム4は、正面側に洗濯物5を出し入れする投入口6を有し、有底筒状に構成されて外槽1内に配設されている。ドラム4は、ドラム回転軸4aで回転可能に設けられて洗濯物5を収容するものであり、ドラム4の周側壁7には複数の排出孔8を設けている。また、ドラム4の周側壁7の内面には、洗濯物5をドラム4の回転方向へ持ち上げるための攪拌バッフル9を内方へ突設している。外槽1とドラム4とドラム回転軸4aは、水平に対して角度θ(例えば20°)で前上がりに傾けて配置されている。
外槽1の背面外部にドラム4を回転駆動するモータ10を設け、ドラム回転軸4aを介してドラム4を正逆回転させるようになっている。モータ10はブラシレス直流モータで構成され、インバータ制御によって回転速度が自在に変化させることができるようになっている。本体2の前面には投入口6を開閉する扉11が設けられている。投入口6と対向する外槽1の開口部12は、伸縮自在な可撓性のパッキン13によって本体2と気密を確保して連結されている。
乾燥用空気をドラム4に供給する送風機(送風手段)14を本体2内の背面側上部に設け、加熱手段15を送風機14の下流側に設けている。送風機14および加熱手段15は循環風路16に設けられている。循環風路16の下流側の出口は、外槽1の背面に設けられた送風口17と連通接続し、上流側の入口は、外槽1の周側壁7の上方前部に設けられた排気口18と連通接続している。
ドラム4の排出孔8から外槽1内に排出された乾燥用空気は、排気口18から循環風路16に入り、送風機14で送風された乾燥用空気は、加熱手段15を通過して加熱された後、送風口17からドラム4内に導入され循環する構成になっている。図1の矢印イは乾燥用空気の流れを示している。
循環風路16には、乾燥用空気を除湿するため冷却水を供給する冷却水供給部19と、冷却水供給部19から供給される冷却水によって冷却される熱交換器20と、乾燥用空気に含まれるリントを捕捉する乾燥フィルタ装置21が設けられている。ドラム4内で洗濯物5と接触し多湿になった乾燥用空気は、熱交換器20で冷却されて除湿される。冷却水および除湿された水は、本体2外に排出される。
乾燥フィルタ装置21は、送風機14と熱交換器20の風上側に設けられており、洗濯物5から発生した乾燥用空気に含まれるリントを捕捉することで、熱交換器20および送風機14にリントが付着し堆積することによる不具合を防止する。送風機14は、送風機14を駆動するファンモータ14aと、ファンモータ14aの電流値を測定するモータ電流計測装置14bを具備している。
乾燥フィルタ装置21は、乾燥用空気を導入する導入部21aと、導入部21aから導入された乾燥用空気からリントを捕捉する第1のフィルタ部21bおよび第2のフィルタ部21cと、第1のフィルタ部21bを通過できなかった一部の乾燥用空気を第2のフィルタ部21cへと導く開口部21dと、リント除去装置22を有している。
開口部21dは、第1のフィルタ部21bと第2のフィルタ部21cとの間に設けられている。第1のフィルタ部21bと第2のフィルタ部21cは、各々略半円筒形に形成した第1メッシュ部21eおよび第2メッシュ部21fを備え、この第1メッシュ部21eおよび第2メッシュ部21fを乾燥用空気が通過する際に、乾燥用空気に含まれるリントが乾燥フィルタ装置21に捕捉される。第1メッシュ部21eおよび第2メッシュ部21fは、同軸形状となっている。
リント除去装置22は、第1メッシュ部21eに沿って内接する螺旋形状部22hを形成したリント捕集体22aと、駆動ギア26と噛み合っている従属ギア22bとを連結して構成している。従属ギア22bは、組立てのために分割された結合部22gがビス22fによって従属ギア22bに結合されており、従属ギア22bと結合部22gの2部品を一体化して従属ギア22bを構成している。結合された従属ギア22bと結合部22gは同軸で回動する。
リント捕集体22aと従属ギア22bとの連結部、すなわち、従属ギア22bと一体でその一部を構成する結合部22gと、リント捕集体22aの第1の端部28aとの嵌合部の断面形状は、図10に示すようにY字形状に形成している。結合部22gとリント捕集体22aとの間には、第1の隙間22cをY字形状に沿って全周に設けている。
リント捕集体22aは合成樹脂で成型され、第1メッシュ部21eと内接する外周端部の表面粗さが大きくなるように表面を荒らして形成している。リント除去装置22の両端には、第1の軸受21gおよび第2の軸受21hが構成されている。
リント捕集体22aのリント除去装置回転軸22eの第1の端部28aおよび第2の端部28bのそれぞれの近傍には、リント捕集体22aを第1のフィルタ部21b側へ付勢する、第1の付勢機構29aおよび第2の付勢機構29bを設けている。第1の付勢機構29aおよび第2の付勢機構29bは、例えば、ステンレス鋼を材料とした同一の板バネで構成されている。
第1の付勢機構29aは、板バネの一部をリント捕集体22aの第1の端部28aの外周面に当接し、第1の軸受21gで支持している。第2の付勢機構29bは、板バネの一部をリント捕集体22aの第2の端部28bの外周面に当接し、第2の軸受21hで支持している。
第2の軸受21hとリント捕集体22aとの間には、第1の端部28a側に設けられている第1の隙間22cと同じ寸法の第2の隙間22dが設けられている。
リント収容領域23は、乾燥フィルタ装置21の内部における第2のフィルタ部21c側に位置する領域であり、リント捕集体22aの第2の端部28bに隣接して設けられ、リント捕集体22aによって掻き取ったリントが移送され、収容される領域である。
乾燥フィルタ装置21は、本体2の上面に矢印ロ方向へ着脱可能に設けている。本体2内には、リント除去装置22を駆動するための駆動モータ24と、駆動ギア回転軸25の先端に取り付けられた駆動ギア26を設けている。
乾燥フィルタ装置21が本体2の上面から装着された際は、リント除去装置回転軸22eは駆動ギア回転軸25と平行であり、図7のように駆動モータ24側から見て、リント除去装置回転軸22eの左下方向に駆動ギア回転軸25が位置し、右方向に第1メッシュ部21eとなる位置にそれぞれの回転軸22e、25が配設される。
リント除去装置22を構成する従属ギア22bは、乾燥フィルタ装置21が衣類乾燥機の本体2に装着された際に駆動ギア26と連結し、駆動モータ24の回転駆動を従属ギア22bを介してリント除去装置22に伝達する。
図7のように駆動モータ24側から見た場合、リント除去装置回転軸22eは駆動ギア回転軸25の右側となり、そのとき駆動ギア26の回転方向は時計回りであり、リント除去装置22の従属ギア22bの回転方向は反時計回りである(図7の矢印参照)。リント捕集体22aの螺旋形状部22hは右ねじ方向となっている。
制御手段30は、モータ10、送風機(送風手段)14、加熱手段15等を制御し、乾燥運転を制御するとともに、モータ電流計測装置14bで計測された電流値等が入力される。制御手段30は、モータ電流計測装置14bで計測された電流値から、乾燥用空気の風量を検知する風量検知手段(図示せず)を内包している。リント除去装置22の駆動時は、制御手段30によって定格運転時より多い送風量で乾燥用空気を送風するようにしている。
以上のように構成された衣類乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。乾燥行程では、ドラム4が濡れた洗濯物5を内部に収容して回転している。乾燥用空気は送風機14によって送風され、加熱手段15を通過した後、送風口17を通ってドラム4内に導入される。
ドラム4内に導入された乾燥用空気は、濡れた洗濯物5と接触して洗濯物5から水分を奪った後、洗濯物5から発生したリントを含んでドラム4の排出孔8から排出され、外槽1に設けられた排気口18から循環風路16に導入される。
循環風路16に導入された乾燥用空気は、熱交換器20に到達する前に乾燥フィルタ装置21でリント27が除去され、熱交換器20で冷却水によって冷却除湿される。冷却除湿された乾燥用空気は、低温の乾いた乾燥用空気となり、加熱手段15を通過して高温の乾いた空気となって、送風口17からドラム4内に導入される。
乾燥フィルタ装置21は、略半円筒形に形成した第1メッシュ部21eを備え、リント除去装置22を構成するリント捕集体22aは、第1メッシュ部21eの内面に沿って当接する螺旋形状部22hを備えたものであり、接触部近傍がリント27を掻き取る際、メッシュ上のリント27にメッシュのラジアル方向とスラスト方向の力を与えるため、リント27は掻き取られながらリント除去装置回転軸22eに沿う方向Zに移動していくため、掻き取ったリント27が微細なものであっても、螺旋形状部22hでリント収容領域23まで移送することができる。
リント捕集体22aと従属ギア22bとの連結部には、第1の隙間22cを全周に設けてあり、第2の軸受21hとの間にも第2の隙間22dを全周に設けているため、第1の付勢機構29aおよび第2の付勢機構29bによって、リント捕集体22aが第1メッシュ部21e側へ付勢されることとなり、乾燥フィルタ装置21の構成部品寸法にばらつきが生じた場合、或いは、リント除去装置回転軸22eや駆動ギア回転軸25にがたつきが生じた場合でも、リント捕集体22aと第1メッシュ部21eとの間に隙間が生じることがなく、第1メッシュ部21eにリント捕集体22aが当接して確実にリント27を掻き取ることができる。
また、第1メッシュ部21eに薄く付着するような少量のリント27であっても、リント捕集体22aが第1メッシュ部21e側へ付勢されているため、リント27の上にリント捕集体22aが乗り上げた状態が生じ難く、第1メッシュ部21eからリント27を確実に剥離させることができる。
また、第1メッシュ部21eとリント捕集体22aとの間にリント27を噛み込んだ場合においても、第1の隙間22c、第2の隙間22dの分だけリント捕集体22aが第1メッシュ部21eと反対側に変位し、逃げる余地を有しているため、駆動モータ24のロックが回避でき、安全性を高めることができる。
なお、第1の隙間22cと第2の隙間22dは、乾燥フィルタ装置21を構成する部品の寸法ばらつきの合算より大きく設定することで、より確実に部品寸法のばらつきを吸収することができる。また、設定された最大容量の衣類量を1回乾燥させた際に、第1メッシュ部21eで捕捉されるリント厚さより大きく設定することで、よりロック耐性が向上する。
また、捕集されたリント27の上にリント捕集体22aが乗り上げる場合においても、第1メッシュ部21eと内接する外周端部の表面粗さが大きくなるように表面を荒らしてあり、リント捕集体22aが乗り上げるようなリント層は薄く少量であるため、荒らしてあるリント捕集体22a外周端部の摩擦力によって、リント27表面を捲りあげるように掻き取ることができる。
また、リント27を掻き取るリント捕集体22aが剛体である樹脂材料で形成しているため、ブラシやエラストマー等と比べてリント27がこびりつきにくく、リント捕集体22aからのリント27離れもよい。また、磨耗の心配も弾性体と比べて少ない。
乾燥用空気を導入する導入部21aと、導入部21aに対向して乾燥用空気からリント27を捕捉する第1のフィルタ部21bと、第1のフィルタ部21bの側方に設けた第2のフィルタ部21cとを備え、リント除去装置22で掻き取ったリント27を第2のフィルタ部21cへ向けて移動させるようにしたことによって、導入部21aを介して乾燥用空気が最初に導入される第1のフィルタ部21bは、乾燥フィルタ装置21の主な通風部となると同時に常にリント27がなく、乾燥用空気の通風に優れたものとすることができる。
また、制御手段30は、本体2内に配設された駆動モータ24を駆動し、予め設定されたタイミング、時間等に基づいて、リント除去装置22を動作させるようにしたものであり、リント捕集体22aによるリントの掻き取りを自動で行うので、使用者のメンテナンスの手間が省けて利便性が高まる。
第2のフィルタ部21cは、リント収容領域23ではあるが、リント27が堆積していないときは通風部とすることができる。また、リント収容領域23にリント27が多量に堆積してくると、乾燥フィルタ装置21を取り外してリント27を取り除く必要があるが、乾燥フィルタ装置21の主な通風部である第1のフィルタ部21bと、リント27が堆積していく第2のフィルタ部21cを一体化して着脱できることによって、第2のフィルタ部21cのリント27を取り除くと同時に、第1のフィルタ部21bの目詰まりや異物混入のチェックも行うことができるため、利便性が増す。
第1のフィルタ部21bの側方には、隣接して開口部21dを設けている。フィルタ部では通常圧力損失が発生するために、第1のフィルタ部21bに導入された全ての乾燥用空気が第1のフィルタ部21bを通過して乾燥フィルタ装置21から出て行くわけではなく、一部の乾燥用空気は開口部21dを介して第2のフィルタ部21cへと導かれる。
その際、第1のフィルタ部21bを通過できなかった乾燥用空気は、図8に示すように第1のフィルタ部21bに一旦衝突した後、第1のフィルタ部21bに沿う流れYを形成する。
そのため、第1のフィルタ部21bの側方に隣接して、乾燥用空気を第2のフィルタ部21cへと導くための開口部21dを設けておけば、第1のフィルタ部21bを通過できなかった乾燥用空気が、第1のフィルタ部21bに沿いつつ、開口部21dを通って第2のフィルタ部21cへと導かれる状態を作り出すことができる。
これによって、リント27が除去される第1のフィルタ部21bに沿って、除去されたリント27を第2のフィルタ部21cへと導く乾燥用空気の流れを作為的に発生させることができる。その結果、螺旋形状のリント捕集体22aのリント移動効果に加えて、乾燥用空気の働きによって、より多くのリント27が第1のフィルタ部21bで掻き取られたあと、速やかに第2のフィルタ部21cへと移動させることができ、第1のフィルタ部21bでのリント27の再捕捉をさらに防ぐことができる。
本実施の形態においては、開口部21dをリント捕集体22aの第2の端部28bの軸周りに広く開口しているが、それに限るものではなく、リント除去装置回転軸22eより第1のフィルタ部21b側が開口していれば、フィルタ近傍で移送されるリント27の移送力を向上する効果を発揮する。
駆動モータ24および駆動ギア回転軸25は、リント除去装置回転軸22eが駆動ギア回転軸25の右側となる視点から見た場合、リント除去装置回転軸22eの左下方向に位置し、その回転方向は時計回りであるため、リント除去装置回転軸22eが駆動モータ24から受ける力には右方向のベクトル成分が含まれる。
この時、リント除去装置22の右手側に第1のフィルタ部21bが配設される構成となっており、駆動ギア26から従属ギア22bへと伝達される力には常にリント除去装置22から第1のフィルタ部21b方向へのベクトル成分が含まれているため、第1の付勢機構29aおよび第2の付勢機構29bに加えて、駆動モータ24からの伝達力によってもリント捕集体22aは第1メッシュ部21eへと付勢され、よりリント除去性能が向上する。
なお、本実施の形態において、付勢機構としてステンレス鋼を材料とした板バネを用いたが、それに限るものではなく、他の金属や樹脂を素材とした様々なバネやエラストマー等の弾性体、中空のパッキン等でもよい。
第1の付勢機構29aおよび第2の付勢機構29bとして、同一のステンレス鋼を材料とした板バネを用いているため、リント捕集体22aは略均等に第1メッシュ部21eに付勢されることとなり、第1メッシュ部21eに層状に付着したリント27の除去がムラなく行える。なお、本実施の形態において、第1の付勢機構29aおよび第2の付勢機構29bとして、同一の板バネを用い、それぞれの付勢力を同一のものとしたがそれに限るものではない。
第1の付勢機構29aの付勢力より第2の付勢機構29bの付勢力を小さく設定した場合、リント捕集体22aのフィルタへの付勢力としては不均等なものとなるが、より強く付勢された第1の端部28a側で掻き取られたリント27が、第2の端部28b側へと移送される際に、雪だるま式にリント同士が結合して大きくなっていくため、第2の付勢機構29bの付勢力が第1の付勢機構29aの付勢力と比べて小さくても、リント除去性能を確保することができるので、その分リント捕集体22aを回動させる必要トルクが小さくてすみ、駆動モータ24の小型化や長寿命化が図れる。
また、第2の端部28bの近傍では、第1メッシュ部21eに付着したリント27に、第1の端部28a側から移送されてくるリント27が加わるため、一時的にリント量が増大することがあり、第1の端部28a側よりフィルタ部とリント捕集体22aとの間にリント27を噛み込む恐れがあるが、付勢力を小さくした第2の付勢機構29b側である第2の軸受21hの第2の隙間22dを第1の隙間22cより大きくすることで、さらにリント捕集体22aの第2の端部28b側がフィルタ部とは反対側に逃げやすくなって駆動モータ24のロックが回避でき、より安全性の高いものとなる。
本実施の形態においては、乾燥フィルタ装置21内の空間に付勢機構29としての板バネを晒した状態で構成しているが、板バネ近傍へのリント27の堆積を防止するために、周辺にリブ等を設けたり、別途カバー等の部品を取り付けたりすることで、乾燥用空気がなるべく進入しない構成にするのが望ましい。
また、制御手段30によって、リント除去装置22の駆動時は、定格運転時より多い送風量で乾燥用空気を送風するようにしているため、リント捕集体22aの付勢力も向上し、より確実に内接して掻き取り性能が確保され、少量のリント27であっても、第1メッシュ部21eから剥離させることができる。
なお、風量検知手段によって検知した風量の低下度合いが大きいときは、多くのリント27が付着していると推定することができ、リント捕集体22aの付勢力が比較的小さくてもリントを掻き取ることが可能であるため、そのような環境下でリント除去装置22を駆動する場合は、定格運転時と同等または少ない送風量で駆動させることで、より省エネルギーとなる。
以上のように、本実施の形態における乾燥フィルタ装置21は、乾燥用空気を導入する導入部21aと、導入部21aからの乾燥用空気の流れ方向に対して略直交するよう配設した略半円筒形状のフィルタ部21bと、本体2内に設けられた駆動モータ24により回動する駆動ギア26と連結する従属ギア22bと、従属ギア22bと連結しフィルタ部21bの内面に当接して回動する螺旋形状のリント捕集体22aとを備え、リント捕集体22aと従属ギア22bとの間に隙間22cを設けてリント捕集体22aをフィルタ部21bの半径方向に摺動可能に構成し、付勢機構29aによりリント捕集体22aをフィルタ部21b側へ付勢するようにしたものであり、リント捕集体22aをフィルタ部21bの内面に当接した状態で回動させることができ、捕捉されてフィルタ部21bの内面に付着したリントを確実に掻き取ることができるとともに、螺旋形状部22hでリント収容領域23へ移送することができる。また、付勢によりリント捕集体22aがフィルタ部21b側へ変位した場合でも、駆動ギア26と連結している従属ギア22bの回転軸が変位することがなく、リント捕集体22aをフィルタ部21bの内面に当接した状態で円滑に回動させることができる。また、フィルタ部21bとリント捕集体22aとの間にリントを噛み込んだ場合においても、隙間22cの分だけリント捕集体22aがフィルタ部21bと反対側に変位可能であり、駆動モータ24のロックを回避して安全性を高めることができる。
(実施の形態2)
図14は、本発明の第2の実施の形態における衣類乾燥機の乾燥フィルタ装置の正面図、図15は、図14のG−G断面図である。本実施の形態の特徴は、リント捕集体22aを第1の軸受21gのみで保持するようにしたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図14および図15において、リント27は、リント捕集体22aの第1の端部28a側から第2の端部28b側へと移送される。リント捕集体22aの第1の端部28a側には、リント捕集体22aを第1のフィルタ部21bへ付勢する第1の付勢機構29aとして、ステンレス鋼を材料とした板バネが配設される。第2の端部28b側には軸受け部はなく、リント捕集体22aは、第1の端部28a側の第1の軸受21gのみで保持している。
以上のように構成された乾燥フィルタ装置について、以下その動作、作用を説明する。リント捕集体22aと従属ギア22bとの連結部には隙間22cを全周に設けてあるため、第1の付勢機構29aによってリント捕集体22aは第1メッシュ部21e側へ付勢されることとなり、例え乾燥フィルタ装置21の構成部品寸法にばらつきが生じたり、リント除去装置回転軸22eや駆動ギア回転軸25にがたつき等が生じた場合においても、リント捕集体22aと第1メッシュ部21eが第1の端部28a近傍では確実に内接するため、リント捕集性能は確保される。
また、第1メッシュ部21eに薄く付着するような少量のリント27であってもリント捕集体22aが付勢されているために、リント27の上にリント捕集体22aが乗り上げ難く、第1メッシュ部21eから剥離させることができる。
このとき、リント捕集体22aの片端のみを付勢することとなり、リント捕集体22aのフィルタへの付勢力としては不均等なものとなるが、付勢された第1の端部28a側で掻き取られたリントが第2の端部28b側へと移送される際に、雪だるま式にリント同士が結合して大きくなっていくので、第2の端部28b側で併せて付勢せずともリント除去性能は確保でき、その分リント捕集体22aを回動させる必要トルクが小さくてすむため、駆動モータ24の小型化や長寿命化が図れる。
また、第2の端部28b近傍であるリント収容領域23と、リント捕集体22aとの間にリント捕集体22aの軸受け部も付勢機構も設けないため、第2の端部28bおよびその近傍領域を凹凸や他の障害物等なく形成でき、リントの移送がスムーズになされ、リント捕集体22a末端で軸受け部との間でのリント噛み込みも生じない。
また、輸送されたリント27は綿状であるため、蓄積するとリント収容領域23からリント捕集体22a側に溢れ出てくるが、軸受け部がないために、リント捕集体22aはロックすることなくリント収容領域23へとリント27を圧縮しつつ収容することができ、より大量のリント27を収容することができる。
なお、本実施の形態において、第2の端部28b側には、軸受け部も付勢機構も設けていないが、それに限るものではなく、軸受け部を設けてもよい。軸受け部を両端に設けることで、乾燥フィルタ装置21を取り外してリント収容領域23に溜まったリント27を取り除く場合においても、リント捕集体22aが大きくぐらつかず使い勝手の良い乾燥フィルタ装置21となる。また、付勢機構を設けないことで、軸受け部の大きさは最小限のものとなるので、比較的リント27を巻き込んでロックしづらいものとなる。
以上のように、本発明にかかる衣類乾燥機は、フィルタ部からのリントの除去と、除去したリントのリント収容領域への移送を確実におこなうことができ、フィルタ部の目詰まりによる乾燥用空気の風量低下を防止して、乾燥性能を向上させることができるので、衣類乾燥機として有用である。
2 本体
4 ドラム
10 モータ
14 送風機(送風手段)
16 循環風路
21 乾燥フィルタ装置
21a 導入部
21b 第1のフィルタ部(フィルタ部)
21c 第2のフィルタ部(フィルタ部)
22a リント捕集体
22b 従属ギア
22c 第1の隙間(隙間)
22d 第2の隙間(隙間)
24 駆動モータ
26 駆動ギア
29a 第1の付勢機構(付勢機構)
29b 第2の付勢機構(付勢機構)

Claims (6)

  1. 本体内に回転自在に設けられたドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記ドラム内に乾燥用空気を供給する送風手段と、前記ドラムから排出された乾燥用空気を前記送風手段を介して前記ドラムへ循環させる循環風路と、前記循環風路に配設し乾燥用空気に含まれるリントを捕捉する着脱自在な乾燥フィルタ装置とを備え、前記乾燥フィルタ装置は、乾燥用空気を導入する導入部と、前記導入部からの乾燥用空気の流れ方向に対して略直交するよう配設した略半円筒形状のフィルタ部と、前記本体内に設けられた駆動モータにより回動する駆動ギアと連結する従属ギアと、前記従属ギアと連結し前記フィルタ部の内面に当接して回動する螺旋形状のリント捕集体とを備え、付勢機構により前記リント捕集体を前記フィルタ部側へ付勢するようにした衣類乾燥機。
  2. 乾燥フィルタ装置は、従属ギアと連結したリント捕集体の第1の端部側から、リント収容領域側の第2の端部の方向へ掻き取ったリントを移送し、前記第1の端部に第1の付勢機構を設け、前記第2の端部に第2の付勢機構を設けて前記リント捕集体をフィルタ部側へ付勢するとともに、前記第2の付勢機構の付勢力を前記第1の付勢機構の付勢力より小さくした請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 乾燥フィルタ装置は、リント捕集体の第1の端部に連結した従属ギアを支持する第1の軸受と、前記リント捕集体の第2の端部を支持する第2の軸受を有し、前記リント捕集体の前記第2の端部と前記第2の軸受との間に設けた第2の隙間を、前記リント捕集体の前記第1の端部と前記従属ギアとの間に設けた第1の隙間より広くした請求項2記載の衣類乾燥機。
  4. 乾燥フィルタ装置は、従属ギアと連結したリント捕集体の第1の端部側から、リント収容領域側の第2の端部の方向へ掻き取ったリントを移送し、付勢機構を前記リント捕集体の前記第1の端部側のみに設けた請求項1記載の衣類乾燥機。
  5. 乾燥フィルタ装置は、従属ギアを支持する第1の軸受のみでリント捕集体を支持するようにした請求項4記載の衣類乾燥機。
  6. 乾燥フィルタ装置は、リント捕集体を剛体で構成した請求項1〜5のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
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