JP2013123194A - ファイル処理装置、及びファイル受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】完全な状態のMXFファイルの取得が可能となる。
【解決手段】実施形態のファイル処理装置は、受信手段と、判定手段と、送信手段と、を備える。受信手段は、ファイルを配信する配信装置から、MXF(Material eXchange Format)で定義されているMXFファイルを受信する。判定手段は、受信したMXFファイルに、MXFで定義されているフッタまで含まれているか否かを判定する。送信手段は、判定手段によりフッタが含まれていないと判定された場合、配信装置に対して、MXFファイルの再送要求を送信する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、ファイル処理装置、及びファイル受信方法に関する。
地上デジタル放送の進展、通信・放送の融合が進展する中、益々放送分野におけるデジタル化が進んでいる。
従来、物理的なパッケージメディアに記録されていた番組素材は、テープの標準規格が厳密に決められていたために、物理的に相互互換性が明確に保証されていた。しかしながら、番組素材がファイルとして装置に取り込まれると、フォーマットは論理的な意味付けとして捉えられ、物理フォーマットとは独立になる。こうした背景から、多種多様のフォーマットが他のフォーマットと互換性を持たずに混在している。
このような互換性の混在による煩雑さを解消するために、放送業界の統一ファイル交換フォーマットを目指してSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)によってMXF(Material eXchange Format)規格が制定された。MXFは、コード化された様々な映像データや音声データをメタデータとともに梱包するための「容器」あるいは「包装紙」のようなものである。このMXF規格を用いることで、ネットワークを介した番組素材データのファイル交換を容易に行うことが可能となった。
そして、MXF規格でファイル交換等を行っている場合であっても問題が生じることがある。例えば、MXFファイルの送受信を行う際に、送信元で当該MXFファイルに格納されている動画像データの書き込み中の場合に、MXFファイルが完全な状態で転送されないという問題が生じることもある。そこで、MXFファイル転送時に生じる問題を解消するために、様々な技術が提案されている。
特開2011−90733号公報
しかしながら、従来技術では、ファイル交換等で不完全になったMXFファイルを修復する技術が提案されているが、MXFファイルに格納されていたデータが完全であるか否かは考慮されていない。
実施形態のファイル処理装置は、受信手段と、判定手段と、送信手段と、を備える。受信手段は、ファイルを配信する配信装置から、MXF(Material eXchange Format)で定義されているMXFファイルを受信する。判定手段は、受信したMXFファイルに、MXFで定義されているフッタまで含まれているか否かを判定する。送信手段は、判定手段によりフッタが含まれていないと判定された場合、配信装置に対して、MXFファイルの再送要求を送信する。
図1は、実施形態にかかる映像処理システムのネットワーク構成を示した図である。 図2は、実施形態にかかる映像収録再生装置の全体構成を示したブロック図である。 図3は、MXFファイルのデータ構造を示した図である。 図4は、MXFファイルのヘッダ部の“Header Partition Pack”の一部の構造を示した図である。 図5は、実施の形態にかかる映像収録再生装置における、MXFファイルの処理の手順を示すフローチャートである。
図1は、本実施形態にかかる映像処理システムのネットワーク構成を示した図である。図1に示すように、映像処理システムは、ビデオカメラ161と、再生デッキ162と、ノンリニア編集機163と、ファイルサーバ150と、映像収録再生装置100と、映像確認用モニタ120と、放送設備160と、を備えている。
ビデオカメラ161は、撮像した映像信号をエンコードした後に出力し、ファイルサーバ150に書き込まれる。同様に、再生デッキ162は、映像信号をエンコードした後に出力し、ファイルサーバ150に書き込まれる。そして、当該映像信号をエンコードして、ファイルサーバ150に書き込まれるまでに要する時間は、当該映像信号の再生時間とほぼ同等となる。また、ノンリニア編集機163がノンリニアで編集したMXF(Material eXchange Format)ファイルを、ファイルサーバ150に書き出す場合も、映像信号の再生時間とほぼ同等の時間を要する可能性がある。
ファイルサーバ150は、入力処理された映像信号をMXFファイルとした後、MXFファイル記憶部に格納して、MXFファイルを管理する。そして、ファイルサーバ150は、他の機器からの送信要求に応じて、当該MXFファイルを提供する。
ファイルサーバ150と、映像収録再生装置100と、の間は、LANで接続されている。
本実施形態では、ファイルサーバ150が、他の機器(例えば映像収録再生装置100)にMXFファイルを転送する方式として、FTP(File Transfer Protocol)を用いる。例えば、ファイルサーバ150がFTPサーバとなり、映像収録再生装置100がFTPクライアントとなる。
本実施形態にかかるファイルサーバ150が管理するMXFファイルには、放送局で使用する番組、CMなどの素材となる映像データが格納されている。
そして、映像収録再生装置100が、ファイルサーバ150に、MXFファイルの転送を要求する場合、MXFファイル名を指定した上でRETRコマンドをファイルサーバ150に送信し、MXFファイルの転送を要求する。これにより、ファイルサーバ150は、映像収録再生装置100にMXFファイルを転送する。
このように、FTPは一般的に利用されているプロトコルのため、ファイルサーバ150と他の機器との接続が容易となる。なお、本実施形態はFTPに制限するものではないため、他のプロトコルを用いても良い。
映像収録再生装置100は、ファイルサーバ150から転送されてきたMXFファイルを記憶装置に蓄積する。そして、映像収録再生装置100は、蓄積しているMXFファイルを再生し、映像確認用モニタ120や放送設備160に対して映像信号として出力する。
映像確認用モニタ120は、映像収録再生装置100で再生されている映像信号を確認するためのモニタとする。放送設備160は、放送局内から放送アンテナに対して映像信号を提供するための設備とする。
本実施形態にかかる映像処理システムにおいては、映像収録再生装置100からの送信要求に応じて、ファイルサーバ150が、FTPを用いて映像収録再生装置100にMXFファイルを転送する。この転送対象となったMXFファイル又は当該MXFファイルの元となる映像信号が、例えば他のファイルサーバから転送中、ビデオカメラ161又は再生デッキ162からエンコード収録中、又はノンリニア編集機163からノンリニアエディタなどでファイル書き出し中の場合が存在する。このような場合、ファイルサーバ150は、転送要求を受信したタイミングまでに作成された部分までのMXFファイルを転送した後、当該転送が停止してしまっていた。または、ファイルサーバ150のFTP転送中に書き出し中の映像データの終端に追いつき、そこでMXFファイルの転送が停止してしまっていた。そして、これらの転送の停止により、映像収録再生装置100に格納されたMXFファイルが不完全なファイルとなるという問題が生じていた。
そこで、本実施形態にかかる映像収録再生装置100は、転送されてきたMXFファイルが不完全であるか否かの確認を行うこととした。そして、映像収録再生装置100が転送されてきたMXFファイルを不完全であると判定した場合、再び、ファイルサーバ150に対して転送要求を行い、MXFファイルの転送を要求することとした。これにより、映像収録再生装置100は、完全な状態のMXFファイルを取得することができる。
図2は、本実施形態にかかる映像収録再生装置100の全体構成を示したブロック図である。図2に示すように映像収録再生装置100は、受信部201と、解析部202と、制御部203と、番組データ記憶部204と、ユーザインターフェイス部205と、デコーダ206と、送信部207と、を備える。
送信部207は、LANを介して接続された他の機器に対してデータを送信する。例えば、送信部207は、ファイルサーバ150に対して、FTPを用いて、送信要求(例えばRETRコマンド)を送信する。
受信部201は、LANを介して接続された他の機器からデータを受信する。例えば、受信部201は、ファイルサーバ150から、MXFファイルを受信する。本実施形態にかかるMXFファイルに格納されたデータは、映像データ(動画像データ)と音声データとの組み合わせとするが、MXFファイルに格納されるデータを制限するものではなく、例えば音声データ又は映像データのいずれか一方であっても良い。さらに、MXFファイルに格納されている映像データは、放送局から放送される番組データ等とする。
解析部202は、受信部201が受信したMXFファイルを解析する。解析部202は、MXFファイルのヘッダ部やフッタ部等に含まれている様々な情報を読み出して、制御部203に出力する。また、解析部202は、解析が終了したMXFファイルを、MXFファイル形式を保持した状態で番組データ記憶部204に記憶させる。
図3は、MXFファイル300のデータ構造を示した図である。図3に示されるように、MXFファイル300は、ヘッダ部303と、ボディ部301と、フッタ部302と、で構成されている。ヘッダ部303は、HPP(Header Partition Pack)と“Header Metadata”とを含んでいる。ボディ部301は、BPP(Body Partition Pack)と“Index Table”と“Edit Unit”とを含んでいる。フッタ部302は、FPP(Footer Partition Pack)と“Index Table”と“Random Index Pack”とを含んでいる。
MXFファイルには、“Edit Unit”が複数個(例えばEdit Unit0〜Edit Unit m)含まれている。MXFのラッピング形式がフレームラッピングの場合、1個の“Edit Unit”毎に、1フレーム分のデータが格納されている。例えば、NTSC形式の映像データをMPEG2に圧縮してMXFにラッピングする場合、“Edit Unit”1個あたり(1フレームあたり)29.97msの時間長となる。そして、MXFファイルは、映像データの再生時間長に応じて、格納される“Edit Unit”の個数が切り替わる。例えば、映像データの時間が299.7秒の時間データの場合、MXFファイルには10000個の“Edit Unit”が格納されることになる。
そして、完全な状態のMXFファイルにはフッタ部302が最後に付与されている。例えば、ファイルサーバ150から映像収録再生装置100にMXFファイルの転送中に、当該転送が途切れた場合、映像収録再生装置100が受信したMXFファイルには、フッタ部302が含まれていないことになる。そこで、本実施形態にかかる映像収録再生装置100では、受信したMXFファイルにフッタ部302が付与されているか否かを判定することで、完全な状態のMXFファイルを受信できたか否かの認証を行うこととした。
そして、“Edit Unit”310は、1フレームあたりの、“System(option)”と映像データと音声1〜pと“ANC Data”とを含んでいる。
図4は、MXFファイルのヘッダ部400の“Header Partition Pack”の一部の構造を示した図である。図4に示すように、MXFファイルのヘッダ部400の“Header Partition Pack”には、予め定められた規格に従って様々な情報を含んでいる。例えば、ヘッダ部400の“Header Partition Pack”には、“Sequence(Timecode)”401が格納されている。
“Sequence(Timecode)”401は、“Sequence”と、“Length”と、“Instance UID”と、“Generation UID”と、“Data Definition”と、“Duration”411と、“Structural Components”と、を含んでいる。そして、“Duration”411には、上述した“Edit Unit”の個数が格納されている。“Edit Unit”に格納されている映像データの時間長は予め定められている。このため、“Duration”411に格納されている数値を参照することで、当該MXFファイルに格納されている映像データの総時間長を確認することができる。つまり、本実施形態では、“Duration”411が、映像データの再生時間を示した再生時間情報として機能する。例えば、“Duration”411に“10000”が設定されていた場合、“29.97ms×10000”から導き出される299.7秒が、MXFファイルに格納されている映像データの時間長となる。
番組データ記憶部204は、番組で用いるMXFファイルを記憶する。
ユーザインターフェイス部205は、ユーザから操作の入力を受け付けるインターフェイスとする。例えば、ユーザインターフェイス部205は、番組データ記憶部204に記憶されているMXFファイルのうち、放送設備160に提供するMXFファイルの再生命令を受け付ける。当該ユーザインターフェイス部204が当該命令を受け付けることで、制御部203が、番組データ記憶部204に記憶されているMXFファイルを参照し、当該MXFファイルに格納されている映像データ等を、デコーダ206に送信する。
デコーダ206は、番組データ記憶部204に記憶されているMXFファイル内の映像データ等をデコード(復号化)する。デコーダ206は、映像データを再生する場合に使用される。
ところで、本実施形態では、解析部202が、受信したMXFファイルのヘッダ部400から抽出した情報を、制御部203に出力している。このため、制御部203は、解析部202から入力された情報に基づいて、受信したMXFファイルの状態を認識することができる。
制御部203は、映像収録再生装置100の各部と接続して全体を制御するものである。また、制御部203は、図示しない記憶手段に記憶されている制御プログラムを読み出して、実行することで、受信制御部211と、送信制御部212と、判定部213と、決定部214と、を実現する。
受信制御部211は、受信部201を制御して、ファイルサーバ150から、MXF(Material eXchange Format)形式のMXFファイルを受信制御する。
ところで、ファイルサーバ150に書き出し中のMXFファイルを、FTPによって映像収録再生装置100に転送しようとした際に、転送要求を出したタイミングまでに作成された部分までのMXFファイルを転送した後、転送が止まる、あるいは、転送中に書き出し中のファイルの終端に追いつき、転送が止まることとなり、映像収録再生装置100に格納されたMXFファイルが不完全なファイルとなる。
そこで、判定部213は、受信したMXFファイルに対して、MXFとして定義されたフッタ部まで含まれているか否かを判定する。上述したように完全なMXFファイルの終端部(フッタ部)には、FPP(Footer Partition Pack)が付与されている。そこで、本実施形態にかかる判定部213は、MXFファイルのFPPの有無で、MXFファイルの完全性を判定する。当該判定でFPPが存在しない、またはFPPが存在しても不完全と判定された場合、判定部213は、MXFファイルが途中までしか転送されていないと判定する。
さらに、判定部213は、受信したMXFファイルにFPPが含まれていない又はFPPが不完全と判定した場合、換言すればMXFファイルが不完全だと判定した場合、MXFファイルのヘッダ部の“Duration”に記載されている個数分の“Edit Unit”が、既に受信したMXFファイルに格納されているか否かを判定する。そして、判定部213は、“Duration”に記載されている個数分の“Edit Unit”が、既に受信したMXFファイルに格納されていなかった場合に、MXFファイルに映像データが完全に格納されていないものとして、再送要求を行うと判定する。
なお、本実施の形態において、判定部213が、FPPが付与されていない場合に、さらに、“Duration”に記載されている個数分の“Edit Unit”が、既に受信したMXFファイルに格納されているか否かの判定を行うこととしたのは、FPPが付与されていなくとも、映像データが完全に格納されていれば、当該映像データの再生に支障がない場合も存在するからである。
判定部213により再送要求を行うと判定された場合、映像収録再生装置100が、すぐにMXFファイルの再送要求を行っても、当該MXFファイルがまだ書き込み中の場合も考えられる。この場合、再送要求を行ったとしても再び不完全なMXFファイルを受信することになる。このため、映像収録再生装置100は、ファイルサーバ150に対してMXFファイルの書き込みが終了するまで待機し、書き込み終了に再送要求を行う方が好ましい。そこで、本実施形態にかかる映像収録再生装置100では、再送要求を行うまでの待機時間を、決定部214が決定する。
決定部214は、MXFファイルのヘッダ部に含まれている“Duration”に基づいて、送信制御部212が再送要求を送信するまでの待機時間を決定する。本実施形態にかかる待機時間は、MXFファイルの転送が停止した時間を基準とした経過時間で示される。
本実施形態にかかる決定部214は、判定部213により再送要求を行うと判定された場合、再送の対象となるMXFファイルのヘッダ部の“Header Partition Pack”に格納されている“Duration”から、完全なMXFファイルに格納されている映像データの再生時間長を求める。そして、決定部214は、求められた再生時間長と、既に受信したMXFファイルに格納されている映像データの再生可能な時間長と、の差分時間を、再送要求を送信するまでの待機時間として決定する。
ところで、解析部202による、受信したMXFファイルの解析結果からMXFファイルに何フレーム目までの映像データが格納されているかを認識できる。このため、MXFファイルに格納されている映像データの再生可能な時間長は、受信したフレーム数と1フレームあたりの時間長から、特定できる。
また、決定部214は、受信したMXFファイルに格納されているフレーム数と、“Duration”に格納されているフレーム数と、の差分から、完成まで残り何フレーム必要か算出し、算出したフレーム数に、一フレームあたりの時間長を乗算して、待機時間を求めても良い。
このように決定部214が上述した手法で待機時間を決定したのは、ファイルサーバ150が、ビデオカメラ161若しくは再生デッキ162から映像信号の再生収録が行われている場合、又はノンリニア編集機163からノンリニア編集されたMXFファイルを書き込んでいる場合、映像信号を再生している場合とほぼ同等の時間を要するからである。このように、映像収録再生装置100が、決定された待機時間を待機することで、ファイルサーバ150へのMXFファイルの書き込みが終了していると推測される。これにより、映像収録再生装置100が、待機した後にファイルサーバ150に送信要求を送信することで、完全な状態のMXFファイルを取得可能となる。
送信制御部212は、判定部213により再送要求を行うと判定された場合、決定部214で決定された待機時間を待機した後、ファイルサーバ150に対して、MXFファイルの再送要求を送信する。このように本実施形態では、受信したMXFファイルにFPPが格納されておらず、ヘッダ部の“Duration”に示された再生時間分の映像データが格納されていない場合に、当該MXFファイルの再送要求を行うこととした。
映像収録再生装置100にかかるMXFファイルの再転送手法としては、転送済みのMXFファイルを削除した後、FTPのRETRコマンドを用いて、再びMXFファイルを先頭から転送する手法と、MXFファイルの未転送の位置をRESTコマンドにより指定し、MXFファイルの未転送部分のみ転送する手法と、がある。
本実施形態では、ファイルサーバ150及び映像収録再生装置100の両方がRESTコマンドに対応している場合にRESTコマンドを用いる。そして、ファイルサーバ150及び映像収録再生装置100のいずれか1つ以上がRESTコマンドに対応していない場合、RETRコマンドを用いることとした。どちらの手法を用いた場合でも、映像収録再生装置100は、すでに受信しているMXFファイルの“Duration”から、ファイルサーバ150側の書き込みが終了するまでの時間を推測し、当該時間を待機してから再転送要求を行うため、不完全な状態でMXFファイルが転送されることを抑止できる。これにより、無駄な再転送を抑止できる。
次に、本実施の形態にかかる映像収録再生装置100における、MXFファイルの処理について説明する。図5は、本実施の形態にかかる映像収録再生装置100における上述した処理の手順を示すフローチャートである。
まず、送信制御部212が、送信部207を制御して、ファイルサーバ150にMXFファイルの転送要求を送信する(ステップS501)。これにより、ファイルサーバ150と、映像収録再生装置100と、の間で、MXFファイルの転送が開始される。
次に、受信制御部211が、ファイルサーバ150から、MXFファイルの転送完了の応答を受信する(ステップS502)。これにより、MXFファイルの転送が終了する。
そして、判定部213が、受信したMXFファイルにFPPが含まれているか否かを判定する(ステップS503)。MXFファイルにFPPが含まれていると判定した場合(ステップS503:Yes)、MXFファイルを完全な状態で受信したものとして処理を終了する。
そして、判定部213が、MXFファイルにFPPが含まれていないと判定した場合(ステップS503:No)、判定部213は、既に転送されたMXFファイルに格納されている最後のフレームまでの再生時間が、ヘッダ部の“Duration”で示される再生時間長と一致するか否かを判定する(ステップS504)。一致すると判定した場合(ステップS504:Yes)、MXFファイルに全ての映像データが格納されているものとして処理を終了する。
一方、判定部213が、最後のフレームまでの再生時間が、ヘッダ部の“Duration”で示される再生時間長と一致しないと判定した場合(ステップS504:No)、ヘッダ部の“Duration”と、転送済みのMXFファイルに格納されている映像データの再生時間長と、に基づいて、転送要求を送信するまでの待機時間を特定する(ステップS505)。
そして、送信制御部212は、特定された待機時間を待機する(ステップS506)。その後、送信制御部212は、送信部207を制御して、ファイルサーバ150にMXFファイルの転送要求を送信する(ステップS507)。当該転送要求をトリガーとして、映像収録再生装置100と、ファイルサーバ150と、の間でMXFファイルの転送が開始される。その後、再びステップS502から処理を行う。
本実施形態にかかる映像収録再生装置100では、受信したMXFファイルにFPPが含まれていない場合、さらに、MXFファイルに格納されている映像データの再生時間長について判定を行う例について説明した。しかしながら、上述した実施形態は、当該判定を行うことに制限するものではなく、フッタが含まれているか否かを判定し、フッタが含まれていない場合に再送要求を行うようにしても良い。
以上説明したとおり、本実施形態にかかる映像収録再生装置100は、ファイルサーバ150に対して書き出し中のMXFファイルを転送したため、不完全なMXFファイルを取得した場合でも、上述した構成により、自動的に再度転送要求を行うこととした。これにより映像収録再生装置100は、完全な状態のMXFファイルを取得することが可能となった。そして、映像収録再生装置100では、完全な状態のMXFファイルを取得するためのユーザの操作負担を軽減することが可能となった。
さらに、映像収録再生装置100は、既に受信したMXFファイルに基づいて決定された待機時間を経過した後に、再度MXFファイルの転送を行うことで、再び不完全なMXFファイルが転送されることを抑止できる。換言すれば、映像収録再生装置100は、転送に失敗せずに、完成したMXFファイルを取り込むことが可能となる。
なお、本実施形態の映像収録再生装置100で実行される制御プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施形態の映像収録再生装置100で実行される制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の映像収録再生装置100で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の映像収録再生装置100で実行される制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態の映像収録再生装置100で実行される制御プログラムは、上述した各部(受信制御部、送信制御部、判定部、決定部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、受信制御部、送信制御部、判定部、決定部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…映像収録再生装置、120…映像確認用モニタ、150…ファイルサーバ、160…放送設備、161…ビデオカメラ、162…再生デッキ、163…ノンリニア編集機、201…受信部、202…解析部、203…制御部、204…番組データ記憶部、205…ユーザインターフェイス部、206…デコーダ、207…送信部、211…受信制御部、212…送信制御部、213…判定部、214…決定部

Claims (10)

  1. ファイルを配信する配信装置から、MXF(Material eXchange Format)で定義されているMXFファイルを受信する受信手段と、
    受信した前記MXFファイルに、MXFで定義されているフッタまで含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によりフッタが含まれていないと判定された場合、前記配信装置に対して、前記MXFファイルの再送要求を送信する送信手段と、
    を備えるファイル処理装置。
  2. 前記MXFファイルのヘッダに含まれている、当該MXFファイルに含まれているデータの再生時間を特定可能な再生時間情報に基づいて、前記送信手段が前記再送要求を送信するまでの待機時間を決定する決定手段を、
    さらに備える請求項1に記載のファイル処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記ヘッダに含まれている前記再生時間情報から求められる再生時間長と、既に受信した前記MXFファイルに格納されている前記データを再生した場合の時間長と、の差分時間を、前記再送要求を送信するまでの待機時間として決定する、
    請求項2に記載のファイル処理装置。
  4. 前記再生時間情報は、前記MXFで定義されているDurationである、
    請求項2又は3に記載のファイル処理装置。
  5. 前記判定手段は、既に受信したMXFファイルに前記フッタが含まれていないと判定した場合、さらに、前記MXFファイルのヘッダに含まれている再生時間情報で示される再生時間分の前記データが、既に受信した前記MXFファイルに格納されているか否か判定し、
    前記送信手段は、前記判定手段により前記再生時間情報で示される再生時間分の前記データが格納されていないと判定された場合に、前記配信装置に対して、前記MXFファイルの再送要求を送信する、
    請求項1乃至4のいずれか1つに記載のファイル処理装置。
  6. ファイル処理装置で実行されるファイル受信方法であって、
    受信手段が、ファイルを配信する配信装置から、MXF(Material eXchange Format)で定義されているMXFファイルを受信する受信ステップと、
    判定手段が、受信した前記MXFファイルに、MXFで定義されているフッタまで含まれているか否かを判定する判定ステップと、
    送信手段が、前記判定ステップによりフッタが含まれていないと判定された場合、前記配信装置に対して、前記MXFファイルの再送要求を送信する送信ステップと、
    を含むファイル受信方法。
  7. 決定手段が、前記MXFファイルのヘッダに含まれている、当該MXFファイルに含まれているデータの再生時間を特定可能な再生時間情報に基づいて、前記送信ステップが前記再送要求を送信するまでの待機時間を決定する決定ステップを、
    さらに含む請求項6に記載のファイル受信方法。
  8. 前記決定ステップは、前記ヘッダに含まれている前記再生時間情報から求められる再生時間長と、既に受信した前記MXFファイルに格納されている前記データを再生した場合の時間長と、の差分時間を、前記再送要求を送信するまでの待機時間として決定する、
    請求項7に記載のファイル受信方法。
  9. 前記再生時間情報は、前記MXFで定義されているDurationである、
    請求項7又は8に記載のファイル受信方法。
  10. 前記判定ステップは、既に受信したMXFファイルに前記フッタが含まれていないと判定した場合、さらに、前記MXFファイルのヘッダに含まれている再生時間情報で示される再生時間分の前記データが、既に受信した前記MXFファイルに格納されているか否か判定し、
    前記送信ステップは、前記判定ステップにより前記再生時間情報で示される再生時間分の前記データが格納されていないと判定された場合に、前記配信装置に対して、前記MXFファイルの再送要求を送信する、
    請求項6乃至9のいずれか1つに記載のファイル受信方法。
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