JP5899718B2 - 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、接続先と放送番組の記録及び/又は再生を同期させ、記録及び/又は再生する放送番組を接続先から指定可能にすることを課題とし、接続先と放送番組の記録及び/又は再生を同期させ、同期要求の送受によって、同一の放送番組の記録、再生に時間的な制約を受けることなく任意の時間に行える等、接続先と放送番組の同時再生を通話とともに行え、斯かる構成により、接続先と放送番組の記録及び/又は再生を同期させることができ、記録及び/又は再生をする放送番組を接続先から指定可能にすることができ、通信機能、放送受信機能及び放送番組の記録及び/又は再生の機能を備える機器の利便性を高めることが開示されている。
請求項1の発明は、複数の動画再生装置に対して、第1の動画を送信する第1の送信手段と、前記複数の動画再生装置に対して、前記第1の送信手段が送信する第1の動画よりも高画質の第2の動画を送信する第2の送信手段と、動画再生装置間で同期をとりながら動画の再生を行っている場合の、該動画に対する操作者の操作を受信する操作受信手段と、前記操作受信手段によって受信された操作を記憶する操作記憶手段と、前記動画再生装置からの要求にしたがって、前記操作記憶手段に記憶されている操作を送信する第3の送信手段を備える動画送信装置と、前記動画送信装置の第1の送信手段によって送信された第1の動画を受信する第1の受信手段と、前記動画送信装置の第2の送信手段によって送信された第2の動画を受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段によって受信された第2の動画を記憶する動画記憶手段と、前記第1の受信手段によって受信されている第1の動画又は前記動画記憶手段によって記憶されている第2の動画のいずれかを再生する再生手段を備え、前記動画送信装置と通信回線を介して接続されている動画再生装置を具備し、前記動画再生装置の前記再生手段は、前記第1の動画を再生している間に、前記第2の受信手段による第2の動画の受信が終了したことを検知した場合は、該第1の動画の再生を中止し、前記動画記憶手段によって記憶されている第2の動画を再生することを特徴とする情報処理システムである。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
例えば、ここでいう高画質や低画質には、次のようなものが含まれる。
(1)フレームレートを調整する場合は、予め定められた基準と比べてフレームレートが高いものを高画質といい、予め定められた基準に対してフレームレートを落としたものを低画質という。
(2)また、解像度を調整する場合は、予め定められた基準と比べて解像度が高いものを高画質といい、予め定められた基準に対して解像度を落としたものを低画質という。
(3)また、非可逆圧縮方法を用いてデータ圧縮率を調整する場合は、予め定められた基準と比べて圧縮率が低いものを高画質といい、予め定められた基準に対して圧縮率を高めたものを低画質という。
なお、一般的に、ストリーミング用動画とは、受信を行いながら、その動画を再生することにより、ユーザの待ち時間を短縮しようとするものである。
例えば、同期視聴セッション記録モジュール120は、同期視聴コマンドを発生タイミングとともに記録し、それをクライアント装置150からの要求があるとクライアント装置150に送信する。
例えば、同期視聴セッション管理モジュール122は、どのユーザとどのユーザが何という動画を同期視聴しているかをセッション情報として管理する。加えて、セッション内で発行された同期視聴コマンドを受信し、その発行者以外のユーザが使用しているクライアント装置150の同期視聴コマンド送受信モジュール172に転送する。この機能により同期視聴を実現する。
なお、「ストリーミング受信モジュール162によって受信されているストリーミング用動画を再生する」とは、ストリーミング用動画を受信しながら再生することであり、一般的にストリーミング用動画の受信、再生である。
例えば、動画再生モジュール160は、セッション開始時にストリーミング用動画を再生し、動画ファイル受信モジュール164から受信完了の通知を受けたら、シームレスに(現在の再生フレームにシークして)動画の再生を行う。また、ユーザからの同期視聴コマンド操作を受付、同期視聴コマンド送受信モジュール172に通知する。
なお、動画再生モジュール160は、クライアント装置150の表示装置(液晶ディスプレイ、タッチパネル等)に動画ウィンドウを表示し、その動画ウィンドウ内に動画を再生する。
例えば、動画ファイル受信モジュール164は、サーバ装置100の動画ファイル転送モジュール114から動画ファイルを受信し、受信が完了したら、動画再生モジュール160に受信の完了を通知する。
例えば、同期視聴セッション再生モジュール170は、サーバ装置100の同期視聴セッション記録モジュール120から受信した記録に基づきセッションを再現する。
例えば、同期視聴コマンド送受信モジュール172は、動画再生モジュール160が受け付けた同期視聴コマンドをサーバ装置100の同期視聴セッション管理モジュール122に送信する。また、サーバ装置100の同期視聴セッション管理モジュール122から受け付けた同期視聴コマンドを動画再生モジュール160に通知する。
サーバ装置100、クライアント装置150A、クライアント装置150B、クライアント装置150Cは、それぞれ通信回線200を介して接続されている。もちろんのことながら、クライアント装置150は、図2の例のように3つだけでなく、それ以上の数であってもよいし、2つであってもよい。
例えば、遠隔でコミュニケーションする際に、相手に正確に情報を伝えるために動画を使用することが一般的になってきた。遠く離れた場所にいるユーザどうしがある動画コンテンツを同期して視聴しながらコミュニケーション(ユーザどうしは電話やインターネットを介した電話、TV会議システムなどを使って会話する)をするというシステムがある。
動画をあるサーバからストリーミング配信するとネットワーク帯域や通信遅延の関係で画質やフレームレートを落として配信せざるをえない。そこで、事前に動画を送り、再生や一時停止などの操作(コマンド、イベント等)のみをやりとりする手法が前述の特許文献等で提案されている。
クライアント装置150間で同期をとりながら動画の再生を行っていることから、各動画再生装置の操作者たちは、同時に同じ動画を視聴していることになる。したがって、例えば、同じ動画を視聴しながら、電話等のリアルタイムでコミュニケーションをとることを行っている。
クライアント装置150の各々は、同じ性能を有していてもよいが、異なる性能を有していてもよい。また、サーバ装置100とクライアント装置150間の通信回線も同じ性能であってもよいが、異なる性能であってもよい。
ストリーミング用動画は、複数回再生したり(つまり、複数回の送受信が行われることを意味する)、再生途中で操作者の操作によって再生中止、停止、スロー再生等が行われることがある。したがって、ストリーミング用動画を視聴している間に、高画質の動画を受信し終えることもある。
まず、本実施の形態による処理の前提として、動画ファイルリポジトリ110に動画ファイルが保存されており、それらには本実施の形態において一意に識別できる識別子(以下、動画ID(IDentification)ともいう)が割り振られている。ユーザは、ユーザインターフェイス(CGIプログラムなど)を通じて、動画ファイルリポジトリ110内の視聴すべき動画の動画IDを検索・取得する。
例えば、動画ファイルリポジトリ110内に動画情報テーブル400を記憶している。図6は、動画情報テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。動画情報テーブル400は、動画ID欄410、動画名欄420、キーワード欄430、動画ファイル格納場所欄440を有している。動画ID欄410は、動画IDを記憶している。動画名欄420は、その動画の名称を記憶している。キーワード欄430は、その動画に付されたキーワードを記憶している。動画ファイル格納場所欄440は、その動画が動画ファイルリポジトリ110内で格納されている格納場所(具値的には、ファイル名、URL等)を記憶している。動画情報テーブル400をユーザの検索指示(例えば、キーワード等の指定)に応じて検索し、該当する動画IDを取得する。
ステップS304では、同期視聴コマンド送受信モジュール172が、サーバ装置100の同期視聴セッション管理モジュール122に対して、ユーザID、セッションID、動画IDを送信する。より具体的には、同期視聴コマンド送受信モジュール172は、サーバ装置100の同期視聴セッション管理モジュール122に接続し、ユーザID(ユーザを本実施の形態において一意に識別できる識別子であり、発行・管理方法等については特に問わない)、セッションID、動画IDを送信する。
ステップS306では、同期視聴セッション管理モジュール122が、クライアント装置150の同期視聴コマンド送受信モジュール172から送信されてきたユーザID、セッションID、動画IDを受信する。
より具体的には、同期視聴セッション管理モジュール122は、セッション管理テーブル500を保持している。これによって、セッションに参加しているユーザとセッションで視聴されている動画(のID)を対応付けて保持する。具体例として、図7は、セッション管理テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。セッション管理テーブル500は、セッションID欄510、参加ユーザIDのリスト欄520、動画ID欄530、セッション開始時刻欄540を有している。セッションID欄510は、現在視聴されている動画のセッションIDを記憶している。参加ユーザIDのリスト欄520は、そのセッションに参加している複数人分のユーザIDを記憶している。動画ID欄530は、そのセッションで同期視聴されている動画の動画IDを記憶している。セッション開始時刻欄540は、そのセッションの開始時刻(年、月、日、時、分、秒を含んでいてもよく、さらに秒以下の時刻を含んでいてもよい)を記憶している。また、このセッション管理テーブル500は、同期視聴セッション記録モジュール120に利用される。
ステップS312では、同期視聴セッション管理モジュール122が、セッション管理テーブル500を生成し、セッション開始時刻をセッション管理テーブル500のセッション開始時刻欄540に記録する。その後、ステップS314へ進む。つまり、新しいセッションを作る場合であり、セッション管理テーブル500のインスタンスを新たに作り、セッション管理テーブル500のセッション開始時刻欄540にそのときの時刻であるセッション開始時刻を記録する。
ステップS362では、動画再生モジュール160が、セッションに参加できない旨をユーザに提示する。その後、終了する(ステップS399)。
ステップS318では、ストリーミングモジュール112が、クライアント装置150のストリーミング受信モジュール162から送信されてきた動画IDを受信して、その動画IDに対応する動画ファイルを動画ファイルリポジトリ110から取り出して、ストリーミング用のフォーマット等の必要な変換等を行う。フォーマットの変換としては、例えば、データ量を削減するために低い画質にする処理がある。すでに、ストリーミング用の動画が、動画ファイルリポジトリ110内に記憶されている場合は、そのストリーミング用の動画を用いてもよい。
ステップS320では、ストリーミングモジュール112が、クライアント装置150のストリーミング受信モジュール162に対して、ストリーミング用の動画を送信する。いわゆるストリーミングを開始する。
ステップS324では、動画ファイル転送モジュール114が、クライアント装置150の動画ファイル受信モジュール164から送信されてきた動画IDを受信して、その動画IDに対応する動画ファイル(つまり、ストリーミング用動画のオリジナル版)を動画ファイルリポジトリ110から取り出す。
ステップS326では、動画ファイル転送モジュール114が、クライアント装置150の動画ファイル受信モジュール164に対して、動画ファイルを送信する。
なお、ステップS316〜S320の処理とステップS322からS326の処理は、いずれを先に行ってもよいし、並列して行ってもよい。
ステップS330では、動画再生モジュール160が、ストリーミング用の画像を再生する。つまり、動画用ウィドウ内にストリーミング用の画像を再生する。
ステップS332では、動画再生モジュール160が、同期視聴用の操作があるか否かを判断し、ある場合はステップS334へ進み、それ以外の場合はステップS346へ進む。
動画再生モジュール160は、同期視聴のための操作を行うユーザインターフェイスを提供する。例えば、(1)一時停止を行うための「一時停止ボタン」、(2)再生の再開を行うための「再生ボタン」、(3)シークを行うための「シークバー」、(4)再生している動画の表示ウィンドウ上で、位置を指示等するためマウスポインタを動かすこと等を含む「マウスポインティングコマンド」等がある。視聴されている動画に対するこれらの同期視聴用の操作を同期視聴用コマンドという。これらの同期視聴用コマンドは、同じセッションに参加している他のユーザが視聴しているクライアント装置150の動画再生モジュール160でも同期視聴用コマンドが実行されるべきものである。
ステップS336では、同期視聴コマンド送受信モジュール172が、サーバ装置100の同期視聴セッション管理モジュール122に対して、同期視聴用コマンドを送信する。
ステップS338では、同期視聴セッション管理モジュール122が、クライアント装置150の同期視聴コマンド送受信モジュール172から送信されてきた同期視聴用コマンドを受信する。
ステップS342では、同期視聴セッション管理モジュール122が、同期視聴用コマンドを同期視聴セッション記録モジュール120に渡す。この際に、同期視聴用コマンドを受け取ったタイミングを示すデータ(例えば、セッション開始時刻から受け取った時刻までの秒数)を付加し、同期視聴セッション記録モジュール120に通知する。
ステップS344では、同期視聴セッション記録モジュール120が、同期視聴用コマンドを記録する。例えば、セッション開始時刻から受け取った時刻までの秒数を付加して、同期視聴セッション管理テーブル600に記録する。図8は、同期視聴セッション管理テーブル600のデータ構造例を示す説明図である。同期視聴セッション管理テーブル600は、セッションID欄610、発行タイミング欄620、発行コマンド欄630、パラメータ欄640を有している。セッションID欄610は、セッションIDを記憶している。発行タイミング欄620は、そのセッションにおける同期視聴用コマンドの発行時期(同期視聴用コマンドを受け取ったタイミング)を記憶している。発行コマンド欄630は、そのセッションにおいて、その発行タイミングで発行された同期視聴用コマンドを記憶している。パラメータ欄640は、その同期視聴用コマンドにおけるパラメータ(パラメータが不要のものもある)を記憶している。さらに、その同期視聴用コマンドを発行したユーザIDを記憶するようにしてもよい。
ステップS348では、同期視聴コマンド送受信モジュール172が、動画再生モジュール160に同期視聴用コマンドを渡す。
ステップS350では、動画再生モジュール160が、同期視聴用コマンドに応じて、動画の再生状況、マウスポインタの位置等を更新する。つまり、同期視聴用コマンドを実行する。これによって、同じセッションに参加している他のユーザが実行した同期視聴用コマンドがこのクライアント装置150の動画再生モジュール160によっても実行されることになる。
なお、動画再生中に同期視聴用コマンドの操作があった場合は、ステップS332〜S346の処理を行い、同期視聴用コマンドを受信した場合は、ステップS348〜S352の処理を行う。
これらの処理は、複数回繰り返されてもよいし、行われない場合があってもよい。
動画ファイル受信モジュール164は、サーバ装置100の動画ファイル転送モジュール114から送信されてきた動画の受信が完了したら、動画再生モジュール160に受信先のファイルパス名とともに通知する。動画IDと取得した動画ファイルのパス名の対応付けを動画ファイル管理テーブル800に記憶(ファイルなどに保存)する。このデータは後述するセッションの再生時に利用される。図10は、動画ファイル管理テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。動画ファイル管理テーブル800は、動画ID欄810、動画ファイル格納場所欄820を有している。動画ID欄810は、受信が完了した動画の動画IDを記憶している。動画ファイル格納場所欄820は、その動画の格納場所(動画ファイルのパス名)を記憶している。
そして、動画再生モジュール160は、動画ファイル受信モジュール164からの動画受信完了の通知を受け取ったら、通知されるファイルパスに存在する動画ファイルをオープンし、それまで再生していたストリーミング用動画の現在フレームまでシークし、再生を続行する。
ステップS356では、同期視聴コマンド送受信モジュール172が、サーバ装置100の同期視聴セッション管理モジュール122に対して、セッションからの脱退を通知する。
ステップS358では、同期視聴セッション管理モジュール122が、クライアント装置150の同期視聴コマンド送受信モジュール172から脱退の通知(ユーザIDを含む)を受信し、同期視聴セッション記録モジュール120に脱退の通知を渡す。
ステップS360では、同期視聴セッション記録モジュール120が、セッション管理テーブル500から脱退した操作者のユーザIDを削除する。
ステップS702では、ストリーミング受信モジュール162が、ストリーミング用動画の受信を続ける。
ステップS704では、動画ファイル受信モジュール164が、動画ファイル(ストリーミング用動画のオリジナル版)の受信が完了したか否かを判断し、完了した場合はステップS706へ進み、それ以外の場合はステップS702からの処理を行う。また、完了した場合は、図10に例示の動画ファイル管理テーブル800のデータ構造を生成し、記憶する。
ステップS708では、動画再生モジュール160が、受信先のファイルパス(動画ファイル管理テーブル800の動画ファイル格納場所欄820)にある動画ファイルをオープンし、ストリーミング接続を閉じて、動画ウィンドウのオープンした動画ファイルに差し替える。
ステップS710では、動画再生モジュール160が、動画(オリジナル版)の再生のフレーム位置を一時記憶したフレーム位置に合わせる。つまり、フレーム位置までシークして進める。
ステップS714では、動画再生モジュール160が、一時記憶した再生状態を判断し、一時停止中の場合はステップS716へ進み、再生中の場合はステップS718へ進む。
ステップS716では、動画再生モジュール160が、動画(オリジナル版)を一時停止させる。
ステップS718では、動画再生モジュール160が、動画(オリジナル版)を再生させる。
この後は、ストリーミング用動画の再生ではなく、動画(オリジナル版)の再生によって、図3から図5に例示のフローチャート内のステップS354以下の処理(ステップS332以下の処理を含む)を行うこととなる。
概要を示すと、ユーザは動画再生処理の起動時に「セッション再生モード」の起動を選択できる。セッション再生モードを起動するとき、ユーザは再生したいセッションのセッションIDを指定する。同期視聴コマンド送受信モジュール172は、サーバ装置100の同期視聴セッション管理モジュール122に接続し、該当するセッションのデータ(セッション管理テーブル500)を取得する。また、同期視聴セッション記録モジュール120に接続し、該当するセッションのコマンド履歴を同期視聴セッション管理テーブル600から取得する。
そして、セッションデータとセッションのコマンド履歴を取得すると同期視聴セッション再生モジュール170がセッションコマンドの履歴に基づき、動画再生モジュール160にそのセッションにおける処理を再現させる。
ステップS904では、同期視聴コマンド送受信モジュール172が、操作者から指定されたセッションIDをサーバ装置100の同期視聴セッション管理モジュール122に送信する。
ステップS906では、同期視聴セッション記録モジュール120が、指定されたセッションが存在し、かつ終了しているか否かを判断し、指定されたセッションが存在し、かつ終了している場合はステップS910へ進み、それ以外の場合はステップS908へ進む。
ステップS910では、同期視聴セッション再生モジュール170が、サーバ装置100の同期視聴セッション管理モジュール122からセッション情報を、同期視聴セッション記憶モジュール120からセッションコマンド履歴を取得する。
ステップS912では、同期視聴セッション再生モジュール170が、セッションコマンド履歴を発生順にソートする。
ステップS916では、同期視聴セッション再生モジュール170が、ダウンロード済みであるか否かを判断し、ダウンロード済みである場合はステップS920へ進み、それ以外の場合はステップS918へ進む。
ステップS918では、ストリーミング受信モジュール162が、ストリーミングモジュール112に接続し、動画IDに対応する動画のストリーミングを開始し、タイマーを起動する。
ステップS922では、同期視聴セッション再生モジュール170が、セッションコマンド履歴が残っているか否かを判断し、残っている場合はステップS924へ進み、それ以外の場合はステップS928へ進む。
ステップS924では、同期視聴セッション再生モジュール170が、セッションコマンド履歴から最も発生順の古いコマンドを取り出し、発生タイミングまで待機する。
ステップS926では、同期視聴セッション再生モジュール170が、動画再生モジュール160に動画視聴コマンドを通知し、該当する処理を行わせ、ステップS922からの処理を行う。
ステップS928では、動画再生モジュール160が、再生を停止する。
なお、図12に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図12に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図12に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、各モジュールの処理内容として背景技術で説明した技術を採用してもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…動画ファイルリポジトリ
112…ストリーミングモジュール
114…動画ファイル転送モジュール
120…同期視聴セッション記録モジュール
122…同期視聴セッション管理モジュール
150…クライアント装置
150A…クライアント装置
150B…クライアント装置
150C…クライアント装置
160…動画再生モジュール
162…ストリーミング受信モジュール
164…動画ファイル受信モジュール
166…動画ファイル蓄積モジュール
170…同期視聴セッション再生モジュール
172…同期視聴コマンド送受信モジュール
200…通信回線
Claims (9)
- 複数の動画再生装置に対して、第1の動画を送信する第1の送信手段と、
前記複数の動画再生装置に対して、前記第1の送信手段が送信する第1の動画よりも高画質の第2の動画を送信する第2の送信手段と、
動画再生装置間で同期をとりながら動画の再生を行っている場合の、該動画に対する操作者の操作を受信する操作受信手段と、
前記操作受信手段によって受信された操作を記憶する操作記憶手段と、
前記動画再生装置からの要求にしたがって、前記操作記憶手段に記憶されている操作を送信する第3の送信手段
を備える動画送信装置と、
前記動画送信装置の第1の送信手段によって送信された第1の動画を受信する第1の受信手段と、
前記動画送信装置の第2の送信手段によって送信された第2の動画を受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信された第2の動画を記憶する動画記憶手段と、
前記第1の受信手段によって受信されている第1の動画又は前記動画記憶手段によって記憶されている第2の動画のいずれかを再生する再生手段
を備え、前記動画送信装置と通信回線を介して接続されている動画再生装置
を具備し、
前記動画再生装置の前記再生手段は、前記第1の動画を再生している間に、前記第2の受信手段による第2の動画の受信が終了したことを検知した場合は、該第1の動画の再生を中止し、前記動画記憶手段によって記憶されている第2の動画を再生する
ことを特徴とする情報処理システム。 - 複数の動画再生装置に対して、第1の動画を送信する第1の送信手段と、
前記複数の動画再生装置に対して、前記第1の送信手段が送信する第1の動画よりも高画質の第2の動画を送信する第2の送信手段
を備える動画送信装置と、
前記動画送信装置の第1の送信手段によって送信された第1の動画を受信する第1の受信手段と、
前記動画送信装置の第2の送信手段によって送信された第2の動画を受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信された第2の動画を記憶する動画記憶手段と、
前記第1の受信手段によって受信されている第1の動画又は前記動画記憶手段によって記憶されている第2の動画のいずれかを再生する再生手段と、
動画に対する操作を行った場合は、該操作を動画送信装置に送信する操作送信手段と、
前記動画送信装置に記憶された操作を要求する要求手段と、
前記要求手段による要求にしたがって、前記動画送信装置によって送信された操作を受信する操作受信手段
を備え、前記動画送信装置と通信回線を介して接続されている動画再生装置
を具備し、
前記動画再生装置の前記再生手段は、前記第1の動画を再生している間に、前記第2の受信手段による第2の動画の受信が終了したことを検知した場合は、該第1の動画の再生を中止し、前記動画記憶手段によって記憶されている第2の動画を再生し、
前記動画再生装置は、前記操作受信手段によって受信された操作に基づいて、動画及び操作の再現を行う
ことを特徴とする情報処理システム。 - 前記動画再生装置は、動画を再現する場合にあって、前記動画記憶手段によって該動画が記憶されているか否かを判断し、該動画が記憶されていると判断した場合は、該動画を再生する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。 - 複数の動画再生装置に対して、第1の動画を送信する第1の送信手段と、
前記複数の動画再生装置に対して、前記第1の送信手段が送信する第1の動画よりも高画質の第2の動画を送信する第2の送信手段と、
動画再生装置間で同期をとりながら動画の再生を行っている場合の、該動画に対する操作者の操作を受信する操作受信手段と、
前記操作受信手段によって受信された操作を記憶する操作記憶手段と、
前記動画再生装置からの要求にしたがって、前記操作記憶手段に記憶されている操作を送信する第3の送信手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 動画送信装置によって送信された第1の動画を受信する第1の受信手段と、
前記動画送信装置によって送信されており、前記第1の動画よりも高画質である第2の動画を受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信された第2の動画を記憶する動画記憶手段と、
前記第1の受信手段によって受信されている第1の動画又は前記動画記憶手段によって記憶されている第2の動画のいずれかを再生する再生手段と、
動画に対する操作を行った場合は、該操作を動画送信装置に送信する操作送信手段と、
前記動画送信装置に記憶された操作を要求する要求手段と、
前記要求手段による要求にしたがって、前記動画送信装置によって送信された操作を受信する操作受信手段
を具備し、
前記再生手段は、前記第1の動画を再生している間に、前記第2の受信手段による第2の動画の受信が終了したことを検知した場合は、該第1の動画の再生を中止し、前記動画記憶手段によって記憶されている第2の動画を再生し、
本情報処理装置は、前記操作受信手段によって受信された操作に基づいて、動画及び操作の再現を行う
ことを特徴とする情報処理装置。 - 本情報処理装置は、動画を再現する場合にあって、前記動画記憶手段によって該動画が記憶されているか否かを判断し、該動画が記憶されていると判断した場合は、該動画を再生する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記再生手段は、前記動画記憶手段によって記憶されている第2の動画を再生する場合は、前記第1の動画の再生を中止した場面から該第2の動画を再生する
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
複数の動画再生装置に対して、第1の動画を送信する第1の送信手段と、
前記複数の動画再生装置に対して、前記第1の送信手段が送信する第1の動画よりも高画質の第2の動画を送信する第2の送信手段と、
動画再生装置間で同期をとりながら動画の再生を行っている場合の、該動画に対する操作者の操作を受信する操作受信手段と、
前記操作受信手段によって受信された操作を記憶する操作記憶手段と、
前記動画再生装置からの要求にしたがって、前記操作記憶手段に記憶されている操作を送信する第3の送信手段
として機能させるための情報処理プログラム。 - コンピュータを、
動画送信装置によって送信された第1の動画を受信する第1の受信手段と、
前記動画送信装置によって送信されており、前記第1の動画よりも高画質である第2の動画を受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信された第2の動画を記憶する動画記憶手段と、
前記第1の受信手段によって受信されている第1の動画又は前記動画記憶手段によって記憶されている第2の動画のいずれかを再生する再生手段と、
動画に対する操作を行った場合は、該操作を動画送信装置に送信する操作送信手段と、
前記動画送信装置に記憶された操作を要求する要求手段と、
前記要求手段による要求にしたがって、前記動画送信装置によって送信された操作を受信する操作受信手段
として機能させ、
前記再生手段は、前記第1の動画を再生している間に、前記第2の受信手段による第2の動画の受信が終了したことを検知した場合は、該第1の動画の再生を中止し、前記動画記憶手段によって記憶されている第2の動画を再生し、
本情報処理プログラムは、前記操作受信手段によって受信された操作に基づいて、動画及び操作の再現を行う
ことを特徴とする情報処理プログラム。
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