JP2013121449A - 医療用画像処理システム - Google Patents

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【課題】Total Variation法等に代表される逐次近似法を用いてCT画像の高画質化、又はCT撮影時の低線量化の一方或いは双方を可能にする医療用画像処理システムにおいて、3次元表示画像の画質を効率的に改善する。
【解決手段】逐次近似法を用いてCT再構成処理後のCT画像のノイズを低減することにより、CT画像の高画質化又はCT撮影時の低線量化の一方或いは双方を可能にするシステムにおいて、再構成後のCT画像の逐次近似法の単数又は複数のパラメータ設定による断層画像処理の結果を断層画像の集合体である該CT検査のVolume Data全体にリアルタイムに、必要に応じて連続的に適用し、それと同時にリアルタイムに、必要に応じて連続的にVolume Rendering等で構築した3次元画像に反映させ、対話的にパラメータ設定を変更して、所望の3次元表示画像の画質と最適なパラメータ設定を効率的に得る手段を備えた。
【選択図】図5

Description

CT画像の画像処理により、CT断層画像とその3次元表示画像の高画質化、またはCT撮影時の低線量化のいずれか、或いはその両方の効果を得ることを可能にする医療用画像処理システムに関する。
1967年に発明され、1971年に実用化されたX線を用いたコンピュータ断層撮影装置はCT装置として知られ、重なりの無い鮮明な断層画像を得られることから、医療分野、産業分野において広く普及している。その後、ヘリカル撮影や、多列検出器搭載、1秒以下の高速撮影、3次元表示処理、4次元表示処理などが次々と実現されたことから、医療分野においては、それまでの透視画像による単純X線撮影に代わって、CT撮影が多くの疾病の診断に必要な画像診断の第一選択となっている。
また、当初は2次元断層画像での診断が主体であったが、立体的な形態情報を直感的に見て取ることができるVolume Renderingに代表される3次元表示画像が用いられる様になった。最近のCT装置の進化により、CT撮影で得られる断層画像の枚数が爆発的に増加したことで、断層画像ではなく、その集合体であるVolume Data全体にVolume Renderingなどで構築した3次元表示画像を診断に用いることがますます一般的となって来ている。
しかしながら、近年のCT装置の進化はX線被曝線量の増大を招き、特にヘリカル撮影と多列検出器の列数の増加とボリューム撮影と呼ばれる1回転での撮影枚数の増加は、撮影枚数の増加にほぼ比例したX線被曝線量の増加を招来した。この傾向は、3次元表示画像を一般的に用いる様になってからますます加速している。また、造影剤を用いた複数回撮影や、動的な機能画像を得るための継続的回転撮影の出現も、大きなX線被曝線量の増加の原因となっている。世界で5万台を超えるCT装置が稼働する様になり、このX線被曝線量の問題が大きく取り上げられている。一部の学術論文では、発生する癌の一部がCT装置によるX線被曝によるものであることが示唆されている。
最近になって、撮影される患者の体型や、撮影部位を考慮して、撮影時のX線管電流、または管電圧を最適化して撮影時のX線被曝線量を抑える機能が追加される様になった。これには、予め撮影したスカウト画像や専用の準備撮影によって、事前に撮影時のX線管電流、または管電圧を決定する静的な方法と、撮影時の取得データを瞬時に解析してフィードバックを掛け、撮影の最中にX線管電流、または管電圧を動的に変化させる方法とがある。
また、CT画像の再構成処理の手法を、一般的なフィルタを用いた逆投映法から、逐次近似方式を用いた画像再構成法に変更することにより、低い管電流でも通常の管電流により撮影したCT装置と同等の断層画像を得られるシステムも実現され、一部のCT装置にオプション設定されている。例えば、特許文献1には、逐次近似法を利用して面像の再構成を行うCTスキャナが記載されている。しかしながら、逐次近似方式を用いた画像再構成法では、一般的なフィルタを用いた逆投映法と比較して膨大な演算処理が必要とされ、演算処理時間が長くなり、CT装置の価格も大きく上昇する。
こうした最新のCT装置におけるX線被曝線量を抑える機能の追加は望ましいものであるが、現在世界中で稼働している大多数のCT装置では、後付けでこうした機能を付加することは出来ず、その恩恵を得ることが出来ているCT装置はごく限られた台数に留まっている。また、CT装置メーカー各社の独自の機能であるため、画像診断に臨床の現場で関わる医師や技師が、そうした機能や特徴を十分に理解することができず、所望の画質のCT撮影による断層画像を得られない場合がある。
CT装置本体によるX線被曝線量を抑える試みとは別に、一般的なフィルタを用いた逆投映法による画像再構成法によって生成されたCT断層画像に対して、事後的に逐次近似法による画像処理を行ってノイズ成分を減じて画質を向上させ、結果としてCT撮影時のX線管電流や管電圧を減じることを可能とし、X線被曝線量を低減させる手法が考案されている。どの様なCT装置であってもCT撮影時のX線管電流や管電圧を調整する機能は備わっているため、この方法であれば既に販売され、現在世界中で稼働している全てのCT装置に対して適用することができる。
実際に、事後的に逐次近似法による画像処理を行ってノイズ成分を減じて画質を向上させ、結果としてCT撮影時のX線管電流や管電圧を減じることを可能とし、X線被曝線量を低減させる後付けのシステムが2010年に製品化され実用化されている。しかし、逐次近似法によるパラメータ変更が静的にしか行えないという大きな問題が存在する。予め選択した幾つかのパラメータ設定のセットにより、CT撮影装置から転送されたデータの全てを処理しなくてはならないために、十分に最適化されたパラメータ設定による画像処理結果を得られることは稀である。
また、既存のシステムは2次元の断層画像のみに着目しており、現在一般的になって来ている3次元表示画像レベルでの処理パラメータの最適化は全く考慮されていない。これは、2次元の断層画像の処理においても処理時間が掛かることに加えて、その断層画像の集合体である大きなVolume Data全体を別の処理システムに転送し、3次元表示処理することに、更に長い処理時間が必要であることが原因であったと考えられる。 本来、画像の中において、ノイズ成分となる画素を排除しながら、近接する画素間の連続性を改善して形態情報を保持、増幅させることが大きな特徴である逐次近似処理は、2次元断層画像でもその意味を有するが、3次元画像においては画素の連続性を3次元的に改善する効果を期待できるため、形態情報の保持、増幅効果は2次元断層画像よりも格段に大きなものが期待できる。逆に言えば、3次元画像における逐次近似法の効果を確認しながら逐次近似法のパラメータ設定を最適化させる方が、2次元断層画像でパラメータ設定を最適化させるよりもより最適な設定が得られることとなる。
特開平5−168620号公報
図1は、本発明に関連する病院内画像処理システムの画像の概要を説明するブロック図である。通常、病院内では複数のCT装置の撮影画像データは、PACSサーバーと呼ばれる、画像データ保存装置とデーターベース機能からなるCT画像サーバー201に転送され、保存される。CT画像サーバーは、画像閲覧装置からの検索問い合わせと転送依頼に応じて、必要なデータを選択し、この画像データ全体を画像閲覧装置に転送する。図1では、複数のCT撮影装置101、102、103で撮影された画像データはCT撮影装置とCT画像サーバー201を繋ぐネットワーク回線111−113を経由してCT画像サーバーに付随する画像データ保存装置211に保存されている。病院内ネットワーク401に接続されている複数の画像閲覧装置301−305で画像を閲覧する場合、病院内ネットワークに接続する有線または無線の局所ネットワーク接続411−415を介して画像閲覧装置からCT画像サーバーに対して検索問い合わせと画像データ転送依頼を掛け、必要な画像データを選択し、この画像データ全体を画像閲覧装置に付随する保存装置311−315に転送して保存し、保存装置から都度読み出して画像閲覧装置上で画像を閲覧する。
図2は、逐次近似法によるパラメータ変更が静的にしか行えない画像処理装置を組み込んだ本発明に関連する病院内画像処理システムの画像の概要を説明するブロック図である。図1の病院内画像処理システムの複数のCT撮影装置とCT画像サーバーの間にCT画像処理装置501を設置し、CT撮影装置で生成される全てのまたは指定した一部の再構成画像データに対して、事後的に逐次近似法による画像処理を行ってノイズ成分を減じて画質を向上させてからCT画像処理装置からCT画像サーバーへのデータ転送経路551を経由してCT画像サーバーに画像を転送している。画像閲覧装置で画像を閲覧する際には、ノイズ成分が減じられて画質が向上した画像が閲覧されるので、その画質向上分を見越したCT撮影時のX線管電流や管電圧を減じることを可能とし、X線被曝線量を低減させることができる。しかしながら、これは予め体の部位毎、あるいは臓器毎に設定された固定のパラメータによって事後的に逐次近似法による画像処理を一括して行うシステムであり、画像閲覧者がパラメータを都度調整して所望の画像処理を得ることが出来ないために、X線被曝線量を低減することは出来るが、画像診断に臨床の現場で関わる医師や技師が、所望の画質を持ったCT撮影による断層画像を得ることができない。また、医師や技師は元の画像を確認する手段も与えられず、逐次近似法による画像処理が過不足なく行われたものかどうかを確認することが出来ない。
逐次近似法による画像処理は、多くの画像処理パラメータが存在し、これらを事前に固定した値に設定しておくことは、様々な被撮影者の体型や各臓器の多様性に十分に対応することを不可能にしている。結果として、逐次近似法による画像処理をパラメータ設定で強く掛け過ぎると、画像のノイズ成分とともに詳細な形態情報も同時に失われてしまうため、X線被曝線量を低減できても、十分な診断が行えない断層画像しか得られないこととなる。また、逐次近似法による画像処理をパラメータ設定で弱く掛けてしまった場合には、X線被曝線量を低減するプロトコールによる撮影でノイズ成分が増えてしまっている断層画像に対して十分なノイズ除去が行えず、この場合も十分な診断が行えない断層画像しか得られないこととなる。
これらの問題を解決するためには、医師や技師である画像閲覧者が、CT撮影装置が生成した元の画像を確認することが出来るようにし、また同時に画像処理結果も確認した上で、それが適切であるかどうかを個別に判断できる環境が提供されなくてはならない。この判断を効率的に行うためには、画像処理結果がパラメータ設定の変更をリアルタイムに、必要に応じて連続的にCT断層画像に反映させることが必要で、対話的にパラメータ設定を変更して所望のCT断層画像の画像処理結果を得ることが求められる。
これに対して、再構成後のCT断層画像の逐次近似法のパラメータ設定をリアルタイムに、対話的に、必要に応じて差分画像や計測処理情報を参照しながら動的に変更して、所望のCT断層画像の画質を効率的に最適な形で得る手段を設け、CT断層画像の画像処理によりCT断層画像の高画質化またはCT撮影時の低線量化を効率的に可能にする後付けの医療用画像処理システムが考えられる。
図3は、逐次近似法によるパラメータ変更を動的に、また対話的に行うことができる画像処理装置601を組み込んだ、本発明に関連する病院内画像処理ネットワークシステムの画像の概要を説明するブロック図である。また図4は、図3の画像処理装置601の内部の基本構成を説明するブロック図である。図2の、逐次近似法によるパラメータ変更が静的にしか行えない画像処理装置を組み込んだ病院内画像処理ネットワークシステムでは、複数のCT撮影装置とCT画像サーバーの間に設置しているが、図3の病院内画像処理ネットワークシステムでは複数のCT撮影装置で生成された再構成画像は全てCT画像サーバーに一旦保存される。通常の画像閲覧装置と同じように、CT画像処理装置601はCT画像サーバー201に都度、画像データの検索問い合わせと転送を依頼して、必要な画像データ全体を、データ転送経路251を経て取得する。CT画像処理装置501と異なり、CT画像処理装置601には画像閲覧装置611が付随しており、再構成後のCT断層画像の逐次近似法のパラメータ設定をリアルタイムに、対話的に、必要に応じて差分画像や計測処理情報を参照しながら変更して、所望のCT断層画像の画質を効率的に最適な形で得ることが出来る。この結果を踏まえて、CT画像処理装置601からは、各CT撮影装置に対してパラメータ設定情報の転送経路431−433を経由して最適なパラメータ設定が通知される。
近年、一回の撮影で取得されるCT断層画像が膨大な枚数となっていることもあり、臨床の現場ではCT断層画像に加えてCT画像を3次元ボリュームレンダリングで3次元立体化して対話的に条件を変更してリアルタイムに観察を行うなど、各種の3次元画像処理が日常的に行われる様になっている。この場合にも、CT画像の高画質化またはCT撮影時の低線量化のための逐次近似法による画像処理のパラメータ設定による3次元ボリュームレンダリング画像の画質への影響は小さくなく、3次元表示画像では、画素の連続性を3次元的に改善できることから、更に大きな画質改善が期待できる。結果として、逐次近似法による画像処理のパラメータ設定を、CT断層画像のみならず3次元表示画像を観察しながら調整することは、更なるパラメータ設定の最適化を可能とする。
しかしながら、逐次近似法による断層画像処理に加えて、Volume Renderingに代表される3次元表示処理についても膨大なデータ量を処理する必要があり、これが別々の画像処理システムとして存在すると、逐次近似法のパラメータ設定を変更する度に膨大なCT画像データの転送を行わなくてはならず、現実的なシステム構成ではない。
共に膨大なデータ量を処理する必要があり、その都度CT画像データを転送しなくてはならない問題を抱え、共にリアルタイムに、動的で、対話的な処理を行う必要がある二つの異なる医療用画像処理システムは、その二つの異なるシステム間でも密接な連携を取る必要があり、これを独立した異なるシステムとして運用することは現実的ではない。
以上述べたように、最近の医療用CT装置の進歩に伴って、一回のCT撮影検査で被検者が受けるX線被曝線量は大きなものとなっている。各CT装置メーカーはCT撮影装置の性能を上げつつ、X線被曝線量を低減する試みを行っているが、これが必ずしも十分に機能しているとは言えず、またその恩恵を得られるのは一部の新たに販売されているCT装置に限定されており、過去に販売されて世界で稼働している5万台規模のCT装置でのX線被曝線量の低減は果たされていない。最近、逐次近似法による画像処理によって、CT再構成処理後のCT断層画像のノイズを低減することにより、CT撮影時の低線量化を可能にするシステムが実用化されたが、パラメータの設定が多様で複雑であるために固定のパラメータによって事後的に逐次近似法による画像処理を一括して行うため、画像閲覧者がパラメータを都度調整して所望の画像処理を得ることが出来ない。結果としてX線被曝線量を低減することは出来るが、画像診断に臨床の現場で関わる医師や技師が、所望の画質を持ったCT撮影による断層画像を得ることができない。或いは、画像診断に十分な画質を常に確保できるためのパラメータ設定を行った場合には、結果として十分なX線被曝線量の低減が得られない。この問題を解決するために、再構成後のCT断層画像の逐次近似法のパラメータ設定を一括で行うのではなく、検査毎に、また被検者の体型や撮影部位と臓器毎に、そして閲覧する断層画像の毎に、処理の各パラメータ設定を最適化し、効率的に反映出来る医用画像処理システムが考えられるが、逐次近似法の大きな特徴である、画素間の連続性の改善が2次元断層画像でしか活用されない。近年の3次元表示画像の一般化により、断層画像の集合体である当該CT検査のVolume Data全体に3次元画像処理を行う重要性は高まる一方であり、CT断層画像の逐次近似処理と、Volume Data全体に3次元画像処理を緊密に連携させ、画像閲覧者が一元的に、リアルタイムに、連続的に、対話的に逐次近似処理のパラメータ設定変更の結果を3次元表示画像上に反映させて確認しながら、3次元表示画像の画質を効率的に改善することができる医用画像処理システムが提供されることが要求されている。
本発明は、Total Variation法などに代表される逐次近似法を用いてCT画像の高画質化、またはCT撮影時の低線量化のどちらか或いはその双方の可能にするシステムにおいて、再構成後のCT画像の逐次近似法の単数または複数のパラメータ設定による断層画像処理の結果を断層画像の集合体である当該CT検査のVolume Data全体にリアルタイムに、必要に応じて連続的に適用し、それと同時にリアルタイムに、必要に応じて連続的にVolume Renderingなどで構築した3次元画像に反映させ、対話的にパラメータ設定を変更して、所望の3次元表示画像の画質と最適なパラメータ設定を効率的に得る手段を設けたことを特徴とする、3次元表示画像の画質を効率的に改善する医療用画像処理システムを実現するものである。ただし、本発明は、CT撮影装置で撮影された画像データ以外にも適用することができる。例えば、本発明は、MRI装置、PET装置、SPECT装置、超音波診断装置、CTアンギオ装置、MRアンギオ装置、血管撮影装置等の医療用撮影装置で撮影された画像データにも適用することができる。
本発明は上記の課題を解決するために考案したもので、逐次近似法を用いてCT再構成処理後のCT断層画像のノイズを低減することにより、CT断層画像の高画質化またはCT撮影時の低線量化のどちらか或いは双方を可能にするシステムにおいて、再構成後のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に逐次近似法のパラメータ設定による画像処理の結果をリアルタイムに、また連続的にCT画像データに反映させ、引き続いて同じシステム内でこのVolume Data全体にVolume Renderingなどの3次元画像処理を、逐次近似処理のパラメータ設定変更の度にリアルタイムに行える様にすることより、自動的または対話的に逐次近似処理のパラメータ設定を変更して所望のCT画像の3次元表示画像の画質を効率的に得る手段を具備し、また各種の3次元画像比較や3次元画像表示パラメータ設定変更などが行える専用画像表示機能を具備することによって、最も有用であると考えられる逐次近似法のパラメータ設定の結果を、3次元表示画像でリアルタイムに、必要に応じて連続的に確認しながら、効率的に最適な逐次近似法のパラメータ設定の最終判断を実現させることが出来る医用画像処理システムを構築することが可能になった。
CT撮影装置が生成する再構成画像データは、CT画像サーバーに転送され、付随する画像データ保存装置に蓄積される。本発明によるCT画像処理装置は、CT画像サーバーの近傍、CT画像サーバーから病院内ネットワークで接続された場所、或いはCT撮影装置の近傍に設置され、CT画像サーバーに付随する画像データ保存装置から必要な画像データを受け取ってCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対する逐次近似法による画像処理と、引き続いて同じシステム内でこのVolume Data全体にVolume Renderingなどの3次元画像処理を、逐次近似処理のパラメータ設定変更の度にリアルタイムに行える仕組みを具備する。また、CT画像処理装置に独自の画像データ保存装置を持たせて、CT撮影装置から直接、またはCT画像サーバーから常に画像データの転送を受けて、逐次近似法による画像処理を行う際に、CT画像サーバーから画像の転送を受けずに、独自の画像データ保存装置から直接画像データを読み出す仕組みを具備することもできる。
CT画像処理装置には逐次近似処理のパラメータ設定機能ユニットと3次元表示画像処理パラメータ設定機能ユニットを具備し、画像閲覧装置の処理用パラメータ設定コントロールで指定されたパラメータセットを逐次近似処理用エンジンに送出する他に、逐次近似処理後のVolume Data全体にVolume Renderingなどの3次元画像処理を行うために必要な3次元表示画像処理用パラメータ設定を3次元表示画像処理用エンジンに送出する機能を有する。CT画像処理装置には処理装置コントロールユニットを具備し、画像閲覧装置からのデータ選択の指示と処理用パラメータ設定コントロールからの指示を、データ選択機能ユニットと、逐次近似処理のパラメータ設定機能ユニットと3次元表示画像処理パラメータ設定機能ユニットに振り分けて指示する機能と、最終の3次元表示画像処理用エンジンの処理結果を処理結果画像表示機能ユニットから画像閲覧装置に送出させる機能を司る。
CT画像処理装置内には、リアルタイムに逐次近似処理を行うための逐次近似処理用エンジンと、その後段には逐次近似処理後のVolume Data全体を十分高速に転送することが出来る形で接続された、Volume Data全体にVolume Renderingなどの3次元画像処理を行うために必要な3次元表示画像処理用の画像処理エンジンを保持する。CT画像処理装置内では逐次近似処理用エンジンと後段の3次元表示画像処理用エンジンは密に接続されているだけでなく、処理装置コントロールユニットの機能により連携して、逐次近似処理のパラメータ設定変更の度に逐次近似処理後のVolume Data全体にVolume Renderingなどの3次元画像処理を行い、最終結果画像を遅滞なく対話的に表示する機能を具備する。
CT画像処理装置には画像閲覧装置を具備し、処理を行う画像データをデータ選択用リスト表示画面から指定する機能と、逐次近似法による画像処理の複数のパラメータと、それに引き続いてVolume Data全体にVolume Renderingなどの3次元画像処理を行うために必要な3次元表示画像処理パラメータとを設定コントロール画面から指定する機能と、それらの情報に基づきCT画像処理装置でリアルタイムに処理を行う機能と、処理後3次元表示画像を画像閲覧装置の画面にリアルタイムに表示し、画像閲覧者が自動的または対話的にパラメータ設定を変更して、逐次近似法による画像処理の結果を3次元表示画像で、リアルタイムに、必要に応じて連続的に確認できる仕組みを具備する。
CT画像処理装置には、必要に応じて、CT撮影時の低線量化を実現するために、3次元表示による処理結果画像を元に、最も望ましいと判断されたCT撮影装置の撮影条件設定を、各CT撮影装置に通知する機能を具備する。
本発明は、逐次近似法による画像処理を十分高速に行うエンジンと、引き続きその結果の断層画像の集合体であるVolume Dataに対してVolume Renderingに代表される3次元画像処理を十分高速に行うエンジンの両方を連携して動作させる機構を保持したCT画像処理装置において、CT画像処理装置の画像処理データと逐次近似処理用エンジンと3次元表示画像処理用エンジンとをリアルタイムに、対話的に、必要に応じて連続的にコントロールして、処理結果の3次元表示画像で処理の効果を確認しつつ、最適な逐次近似処理の複数のパラメータ設定を効率的に行って、最適な3次元表示画像と、そのために必要な逐次近似処理のパラメータセットを短時間に、容易に得ることを可能にした。
これらにより、複数のCT撮影装置から転送されたデータを保存しているCT画像処理装置を用いて、任意のCT撮影装置の画像を処理させて、その結果として最適な形でCT再構成処理後のCT画像のノイズを低減することにより、3次元表示画像の高画質化、または個々のCT撮影装置におけるCT撮影時の低線量化のための設定を導くことを可能とした。
また必要に応じて、CT画像処理装置上の対話的な作業によって導き出されたCT撮影装置における個別のCT撮影時の低線量化のための設定情報を、病院内の離れた場所にある各CT撮影装置に対して通知することを可能とした。
病院内画像処理システムの概要を説明するブロック図 逐次近似法によるパラメータ変更が静的にしか行えない画像処理装置を組み込んだ病院内画像処理システムの概要を説明するブロック図 動的なパラメータ設定と画像確認を可能としたCT画像処理装置を組み込んだ病院内画像処理システムの概要を説明するブロック図 動的なパラメータ設定と画像確認を可能としたCT画像処理装置の構成を説明するブロック図 画像処理システムを実現するCT画像処理装置の基本的な構成を説明するブロック図 CT画像処理装置を組み込んだ病院内画像処理システムの別の構成を説明するブロック図 CT画像処理装置を組み込んだ病院内画像処理システムの更に別の構成を説明するブロック図 画像処理システムを実現するCT画像処理装置の3次元表示画像閲覧装置の基本的な画面構成例 画像処理システムを実現するCT画像処理装置の3次元表示画像閲覧装置の別の画面構成例 画像処理システムを実現するCT画像処理装置の3次元表示画像閲覧装置の基本的な画面構成例 画像処理システムを実現するCT画像処理装置の3次元表示画像閲覧装置の基本的な画面構成例 画像処理システムを実現するCT画像処理装置の3次元表示画像閲覧装置の基本的な画面構成例 画像処理システムを実現するCT画像処理装置の3次元表示画像閲覧装置の基本的な画面構成例 画像処理システムを実現するCT画像処理装置の3次元表示画像閲覧装置の別の画面構成例 画像処理システムを実現するCT画像処理装置の3次元表示画像閲覧装置の更に別の画面構成例 画像処理システムを実現するCT画像処理装置の3次元表示画像閲覧装置の更に別の画面構成例
以下、本発明を実施するための構成を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下に説明する寸法、材料、形状、構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置又はシステムの構成、若しくは様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本発明の範囲は、以下に説明される構成で具体的に記載された形態に限定されるものではない。
以下、医用画像処理システムについて説明する。図5は画像処理システムを実現するCT画像処理装置の基本的な構成を説明するブロック図ある。701は医用画像処理システムの中核をなすCT画像処理装置である。702はその内部に設けられた専用の画像データ一時保存装置である。741はその内部に設けられた画像データの逐次近似処理用に設けられた高速処理エンジンであり、断層画像の集合体であるVolume Dataに対しても十分高速に処理を行うことが出来る。731は702の画像データ一時保存装置から、741の逐次近似処理用エンジンに対して処理を行う画像データを転送する経路である。761は741の逐次近似処理エンジンで処理されたVolume Dataをデータ転送経路である751を介して瞬時に受け取り、引き続いてVolume Renderingなどに代表される3次元画像処理をリアルタイムに処理することができる3次元表示画像処理用エンジンである。791はその内部に設けられた処理装置コントロールユニットであり、792のデータ選択機能ユニットと793のパラメータ設定機能ユニット、794の3次元表示画像処理パラメータ設定機能ユニットそして799の処理結果画像の表示機能ユニットを含有し、これらを連携させて動作させ、遅滞なく連続的に処理結果を返す機能を司る。
711はCT画像処理装置の構成要素であり、医師や技師が作業を行う画像閲覧装置である。723はデータ選択用リスト表示画面であり、722は逐次近似処理と3次元画像処理の双方の画像処理用パラメータ設定コントロール機能である。721は処理結果である3次元表示画像をリアルタイムに表示して、その処理結果を確認するための画面である。
401は病院内ネットワークであり、251はCT画像サーバーとその近傍に置かれたCT画像処理装置を接続する専用画像データ転送経路である。
病院内に単数または複数設置され運用されているCT撮影装置のうちの1台であるCT撮影装置101で撮影されたCT断層画像データは、CT撮影装置からCT画像サーバーへのデータ転送経路111を経由してCT画像サーバー201に転送され、付随する画像データ保存装置211に保存される。これと同時に、または予約設定された事後に、或いはCT画像処理装置の求めに応じて、CT断層画像データはCT画像サーバー201からCT画像処理装置701の内部に設置された専用の画像データ一時保存装置702に、専用画像データ転送経路251を経由して転送されて保存される。
画像閲覧装置711のデータ選択用のリスト表示画面723から画像処理を行いたいCT画像データを選択すると、その指示は指示転送経路である790を介して791の処理装置コントロールユニットに伝達され、データ選択機能ユニット792によって、画像データ一時保存装置702に対して、データ選択用信号経路795を介してデータを選択して逐次近似処理用エンジン741に選択されたデータを転送する様に指示する。
画像閲覧装置711の逐次近似処理のため処理用パラメータ設定コントロール722を操作して単数または複数のパラメータを設定し、そのパラメータセットを処理装置コントロールユニット791の逐次近似処理パラメータ設定機能ユニット793と3次元表示画像処理パラメータ設定機能ユニット794によって、同じくCT画像処理装置701内に設けられた逐次近似処理用エンジン741と3次元表示画像処理用エンジン761に対してパラメータ設置信号経路796を経由して送信する。作業者は、パラメータ設定機能ユニット793によって自動で選択され画像閲覧装置711の処理用パラメータ設定コントロール722に通知されたパラメータセットを必要に応じて参考にして、パラメータ設定コントロール722を操作して単数または複数のパラメータを設定する。或いは作業者は、パラメータ設定機能ユニット793によって自動で選択されてパラメータ設定信号経路796を経由して送信されたパラメータセットによる逐次近似処理用エンジン741での処理結果と、引き続いて3次元表示画像処理エンジン761での処理結果3次元表示画像を参考にして、パラメータ設定コントロール722を操作して単数または複数のパラメータを設定する。
画像閲覧装置711の逐次近似処理のためパラメータ設定コントロール722で設定され、CT画像処理装置内の処理装置コントロール791から逐次処理用エンジン741に送られたパラメータセットを用いて、逐次近似処理用エンジン741は逐次近似処理を行い、その結果であるVolume Dataは、転送経路751を経由して3次元表示画像処理用エンジン761に送られて、即座にVolume Renderingなどに代表される3次元画像処理が行われ、結果画像は転出経路771を経由して処理装置コントロールユニット791の処理結果画像表示機能ユニット799に送出される。処理コントロールユニット791の処理結果画像表示機能ユニット799は、処理結果画像を即座に処理後3次元表示画像表示用画面721に表示する。
画像閲覧装置711を操作する医師や技師などの作業者は、処理後3次元表示画像表示用画面721に表示された処理結果3次元画像を確認し、逐次近似処理や3次元表示画像処理の処理結果が所望のもので無い場合には、処理用パラメータ設定コントロール722を操作してパラメータセットを変更し、これを再び処理装置コントロール791へ送出し、逐次処理用エンジン741と3次元表示画像処理用エンジン761で処理されたその処理結果画像を瞬時に処理結果画像表示機能799から受け取り、再びこれを処理後3次元表示画像表示用画面721に表示して確認を行い、逐次近似処理の処理が所望のものとなるまで、この作業を短時間のうちに対話的に、必要に応じて連続的に繰り返し、所望のパラメータ設定とその処理結果3次元画像を得る。
最初から逐次近似処理の処理結果と、それに対する3次元表示画像処理結果が所望のものであると考えられる場合も、それが本当に最適な結果であるかどうかを確認するためには、処理用パラメータ設定コントロール722を操作してパラメータセットを僅かに変更し、これを再び処理装置コントロール791へ送出し、逐次処理用エンジン741と3次元表示画像処理用エンジン761で処理されたその処理結果3次元画像を瞬時に処理結果画像表示機能799から受け取り、再びこれを処理後3次元表示画像表示用画面721に表示して確認を行い、画質が更に良くなるかどうかを、短時間のうちに対話的に、必要に応じて連続的に繰り返し行って、確認をすることが出来る。或いは作業者は、パラメータ設定機能ユニット793によって自動で選択されてパラメータ設置信号経路761を経由して送信されたパラメータセットによる逐次近似処理用エンジン741での処理結果に3次元表示画像処理用エンジン761で処理した3次元画像と比較して、パラメータ設定コントロール722を操作して単数または複数のパラメータの設定と処理結果3次元画像を最適化する。
図12は、CT画像処理装置701の構成要素である画像閲覧装置711の代表的な画面構成である。データ選択用リスト表示画面723で画像処理を行う患者と検査データを選択し、CT撮影装置で撮影された、逐次近似処理前の3次元表示画像801を、画像閲覧装置内の処理後画像表示用画面に表示している。同じ画面の逐次近似法による画像処理の為の処理用パラメータ設定コントロール722を操作することにより、その画像処理結果がリアルタイムに反映された逐次近似処理と3次元表示処理を行った後の3次元表示画像811が、逐次近似処理前の3次元表示画像801の隣の画面表示領域に表示される。また、逐次近似処理前のVolume Dataとその画像に対して逐次近似処理を行った後のVolume DataのCT値差分Volume Dataに対して3次元表示処理を行った3次元表示画像821を、同時に隣接する画面表示領域に表示させることで、より直感的に画像処理の強さと効果を確認することが出来る。画像処理の結果や、差分画像を確認して、画像処理に過不足があれば、再び逐次近似法による画像処理の為の処理用パラメータ設定コントロール722を操作して、逐次近似処理を行った後の3次元表示画像811を更新する。この繰り返し処理は十分に高速であるので、対話的に行うことが可能である。或いは、画像処理が十分に速い速度を有する場合には、この繰り返し処理を、断続的にではなく、連続的に行うことが可能であり、処理用パラメータ設定コントロール722内のスライダー、またはマウスコントロールによって、処理用パラメータを連続的に変更させ、その結果をリアルタイムに逐次近似処理と3次元表示処理を行った後の3次元表示画像811に連続的に反映させて、より対話的な作業を行うことができる。
逐次近似処理の強さと効果を3次元表示画像で確認しながら、最終的に最適なパラメータセットが確定され、最適な処理結果画像が得られた後には、必要に応じて、その結果をCT画像処理装置701からCT撮影装置101に、パラメータ設定情報の転送経路431を経由して送ることができる。この結果を参考にして、CT撮影装置101の操作を行う作業者は、CT撮影を行う際のX線管電流やX線管電圧の設定値を変更して、被検者の被曝線量を最小限に留めることや、許容される被曝線量の中での最高のCT画像を得ることが可能となる。或いは、CT画像処理装置701において、CT撮影を行う際のX線管電流やX線管電圧の設定値の推奨値をCT画像処理装置701からCT撮影装置101に、パラメータ設定情報の転送経路431を経由して送ることができる。単に3次元表示画像やCT断層画像の高画質化を行うだけで、CT撮影を行う際のX線管電流やX線管電圧の設定値を変更する必要がない場合には、CT画像処理装置701からCT装置へのパラメータ設定情報の転送経路431と転送プロセスは不要である。
図6は他の実施例を示す。図5と同一の番号は図5と同一の機能を持つ。これまでの説明では図5のCT画像処理装置701は、CT画像サーバー201の近傍に設置されていたが、図6の実施例は、CT画像処理装置701は一般の病院内ネットワーク401に画像データ転送経路421を介して接続されている例である。一般の病院内ネットワークが十分高速である場合、或いは当該病院施設でそれ程検査件数が多くない場合、検査毎のスライス枚数が多くない場合などはこの実施例でも十分な運用が可能である。
図7は他の実施例を示す。図5と同一の番号は図5と同一の機能を持つ。これまでの説明では図5のCT画像処理装置701は、CT画像サーバー201の近傍に設置されていたが、図7の実施例は、CT撮影装置101の近傍に接続されている例、或いはCT撮影装置101内に設置されている例である。CT撮影装置メーカーが採用する場合などには、こうした運用形態が考えられる。CT撮影装置の近傍に接続されている例、或いはCT撮影装置内に設置されている例であっても、その他のCT撮影装置で撮影された画像データを転送して貰い、その画像データに対して画像処理を行うことが可能である。
図8は他の実施例の画面構成を示す。図12と同一の番号は図12と同一の機能を持つ。これまでの説明で、図12では逐次近似処理前の3次元表示画像と逐次近似処理後の3次元表示画像、それらのCT値差分Volume Dataの3次元表示画像を全て表示していたが、図8の画面構成では最初は逐次近似処理前の3次元表示画像801を表示しておき、逐次近似法による画像処理の為の処理用パラメータ設定コントロール722を操作することにより、その画像処理結果がリアルタイムに反映された逐次近似処理を行った後の3次元表示画像811が逐次近似処理前の3次元表示画像801に代わって表示される。逐次近似処理を行った後の3次元表示画像811と逐次近似処理前の3次元表示画像801は、必要に応じて切り替えて表示することが可能である。
図9は他の実施例の画面構成を示す。図12と同一の番号は図12と同一の機能を持つ。これまでの説明で図12では逐次近似処理前の3次元表示画像と逐次近似処理後の3次元表示画像、それらのCT値差分Volume Dataの3次元表示画像を全て表示していたが、図9の画面構成では逐次近似処理を行った後の3次元表示画像811と逐次近似処理前の3次元表示画像801を並列して表示している。
図10は他の実施例の画面構成を示す。図12と同一の番号は図12と同一の機能を持つ。これまでの説明で、図12では逐次近似処理前の3次元表示画像と逐次近似処理後の3次元表示画像、それらのCT値差分Volume Dataの3次元表示画像を全て表示していたが、図10の画面構成では逐次近似処理前のVolume Dataと逐次近似処理後のVolume DataのCT値差分Volume Dataの3次元表示画像821と、それを参照して作業者が設定したパラメータセットで逐次近似処理と3次元画像処理を行った後の3次元表示画像811を並列して表示している。
図11は他の実施例の画面構成を示す。図12と同一の番号は図12と同一の機能を持つ。これまでの説明で、図12では逐次近似処理前の3次元表示画像と逐次近似処理後の3次元表示画像、それらのCT値差分Volume Dataの3次元表示画像を全て表示していたが、図11の画面構成ではCT値の平均値と標準偏差、周波数分析などの計測処理結果などを用いて自動で計算された逐次近似法のパラメータセットの値を反映した逐次近似処理と3次元画像処理を行った後の3次元表示画像831と、それを参照して作業者が設定したパラメータセットで逐次近似処理と3次元画像処理を行った後の3次元表示画像811を並列して表示している。
図13は他の実施例の画面構成を示す。図12と同一の番号は図12と同一の機能を持つ。これまでの説明で、図12では単一のCT撮影結果の画像データに関して、逐次近似処理前の3次元表示画像と逐次近似処理後の3次元表示画像、それらのCT値差分Volume Dataの3次元表示画像を表示していたが、図13の画面構成では別な条件でCT撮影を行った2つのデータを処理して、逐次近似処理前の3次元表示画像と逐次近似処理後の3次元表示画像について、それぞれ2つの合計4画像を表示している。すなわち、CT撮影装置において他の条件で撮影された、逐次近似処理前のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元表示画像802と、CT撮影装置において他の条件で撮影された、逐次近似処理を行った後のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元表示画像812とを、さらに表示している。
図14は他の実施例の画面構成を示す。図12と同一の番号は図12と同一の機能を持つ。これまでの説明で、図12では単一のCT撮影結果の画像データに関して、逐次近似処理前の3次元表示画像と逐次近似処理後の3次元表示画像、それらのCT値差分Volume Dataの3次元表示画像を表示していたが、図14の画面構成では別な条件でCT撮影を行った3つ以上の複数のデータを処理して、逐次近似処理前の3次元表示画像と逐次近似処理後の3次元表示画像について、それぞれ3つ以上の複数の画像を表示している。すなわち、CT撮影装置において他の条件で撮影された、逐次近似処理前のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元表示画像802、803と、CT撮影装置において他の条件で撮影された、逐次近似処理を行った後のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元表示画像812、813とを、さらに表示している。
図15は他の実施例の画面構成を示す。図12と同一の番号は図12と同一の機能を持つ。これまでの説明で、図12では単一のCT撮影結果の画像データに関して、逐次近似処理前の3次元表示画像と逐次近似処理後の3次元表示画像、それらのCT値差分Volume Dataの3次元表示画像を表示していたが、図15の画面構成では別な条件でCT撮影を行った2つのデータを処理して、逐次近似処理前の3次元表示画像と逐次近似処理後の3次元表示画像、それらのCT値差分Volume Dataの3次元表示画像について、それぞれ2つの合計6画像を表示している。すなわち、CT撮影装置において他の条件で撮影された、逐次近似処理前のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元表示画像802と、CT撮影装置において他の条件で撮影された、逐次近似処理を行った後のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元表示画像812と、CT撮影装置において他の条件で撮影された、逐次近似処理前のCT断層画像の集合体であるVolume Dataと、その画像に対して逐次近似処理を行った後のCT断層画像の集合体であるVolume DataのCT値の差分Volume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元表示画像822とを、さらに表示している。
図16は他の実施例の画面構成を示す。図12と同一の番号は図12と同一の機能を持つ。これまでの説明で、図12では単一のCT撮影結果の画像データに関して、逐次近似処理前の3次元表示画像と逐次近似処理後の3次元表示画像、それらのCT値差分Volume Dataの3次元表示画像を表示していたが、図16の画面構成では逐次近似処理前の3次元表示画像と、CT値の平均値と標準偏差、周波数分析などの計測処理結果などを用いて自動で計算された逐次近似法のパラメータセットの値を反映した逐次近似処理と3次元画像処理を行った後の3次元表示画像と、それを参照して作業者が設定したパラメータセットで逐次近似処理と3次元画像処理を行った後の3次元表示画像について、それぞれ2つの合計6画像を表示している。すなわち、CT撮影装置で撮影されたCT体軸断層画像に対して、自動で計算されたパラメータセットの値を反映した逐次近似処理を行った後のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元表示画像831と、CT撮影装置において他の条件で撮影された、逐次近似処理前のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元表示画像802と、CT撮影装置において他の条件で撮影された、逐次近似処理を行った後のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元表示画像812と、CT撮影装置において他の条件で撮影されたCT体軸断層画像に対して、自動で計算されたパラメータセットの値を反映した逐次近似処理を行った後のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元表示画像832とを、さらに表示している。
以上説明した医療用画像処理システムは、換言すると以下のシステムである。すなわち、Total Variation法などに代表される逐次近似法を用いてCT再構成処理後のCT断層画像のノイズを低減することにより、CT断層画像の高画質化またはCT撮影時の低線量化のどちらか或いは双方を可能にするシステムにおいて、再構成後のCT断層画像の逐次近似法の単数または複数のパラメータ設定による断層画像処理の結果を断層画像の集合体である当該CT検査のVolume Data全体にリアルタイムに、必要に応じて連続的に適用し、それと同時にリアルタイムに、必要に応じて連続的にVolume Renderingなどで構築した3次元画像表示に反映させ、また必要に応じて逐次近似法による処理前の元の断層画像からVolume Renderingなどで構築した3次元表示画像と比較しながら、対話的にパラメータ設定を変更して所望のCT断層画像のパラメータ設定と、それによる最適なVolume Renderingなどで構築した3次元表示画像を効率的に得る手段を具備した医療用画像処理システムである。
また、Total Variation法などに代表される逐次近似法を用いてCT再構成処理後のCT断層画像のノイズを低減することにより、CT断層画像の高画質化またはCT撮影時の低線量化のどちらか或いは双方を可能にするシステムにおいて、再構成後のCT断層画像の逐次近似法の単数または複数のパラメータ設定による断層画像処理の結果を断層画像の集合体である当該CT検査のVolume Data全体にリアルタイムに、必要に応じて連続的に適用し、それと同時にリアルタイムに、必要に応じて連続的にVolume Renderingなどで構築した3次元画像表示に反映させ、また必要に応じて逐次近似法による処理前の元の断層画像からVolume Renderingなどで構築した3次元表示画像と比較しながら、対話的にパラメータ設定を変更して所望のCT断層画像のパラメータ設定と、それによる最適なVolume Renderingなどで構築した3次元表示画像を効率的に得る手段を具備した医療用画像処理システムで、処理前の元の断層画像の集合体である当該CT検査のVolume Data全体と、逐次近似法の単数または複数のパラメータ設定による断層画像処理の結果の集合体である処理後Volume Data全体との差分Volume Data全体からVolume Renderingなどで構築した差分3次元画像表示画像を画面上に同時に表示させて参考にしながら、逐次近似法の単数または複数のパラメータ設定の調整をより効率的に、最適な形で行う手段を具備した医療用画像処理システムである。
また、Total Variation法などに代表される逐次近似法を用いてCT再構成処理後のCT断層画像のノイズを低減することにより、CT断層画像の高画質化またはCT撮影時の低線量化のどちらか或いは双方を可能にするシステムにおいて、再構成後のCT断層画像の逐次近似法の単数または複数のパラメータ設定による断層画像処理の結果を断層画像の集合体である当該CT検査のVolume Data全体にリアルタイムに、必要に応じて連続的に適用し、それと同時にリアルタイムに、必要に応じて連続的にVolume Renderingなどで構築した3次元画像表示に反映させ、また必要に応じて逐次近似法による処理前の元の断層画像からVolume Renderingなどで構築した3次元表示画像と比較しながら、対話的にパラメータ設定を変更して所望のCT断層画像のパラメータ設定と、それによる最適なVolume Renderingなどで構築した3次元表示画像を効率的に得る手段を具備した医療用画像処理システムで、都度、自動で計算された最も有用であると考えられるパラメータ設定の結果をCT断層画像の集合体である当該CT検査のVolume Data全体に適用し、同時にVolume Renderingなどで構築した3次元画像表示に反映させて、これを画像閲覧者が対話的にパラメータ設定を変更して閲覧している主たる3次元画像表示領域に隣接して表示させ、二つの3次元表示画像間、或いは処理前の元の3次元表示画像を含めた三つの3次元表示画像間で比較しながら効率的に最適なパラメータ設定の最終判断を行える手段を具備した医療用画像処理システムである。
さらに、上記システムは、撮影条件または時間の異なる複数のCT撮影検査の結果画像に対して、同時にCT断層画像の逐次近似法の単数または複数のパラメータ設定による断層画像処理を行い、そのそれぞれの結果を断層画像の集合体である当該CT検査のVolume Data全体にリアルタイムに、必要に応じて連続的に適用し、それと同時にリアルタイムに、必要に応じて連続的にVolume Renderingなどで構築した3次元画像表示に反映させ、そのそれぞれの3次元画像表示結果を同じ画像閲覧装置の表示用画面に並べて表示して、比較を行いながら対話的にパラメータ設定を変更して所望のCT断層画像のパラメータ設定と、それによる最適なVolume Renderingなどで構築した3次元表示画像を効率的に得る手段を具備した医療用画像処理システムである。
以上、本発明について説明したが、本発明は上記実施形態又は実施例に限定されるものではない。本発明に反しない範囲で変更された発明、及び本発明と均等な発明も本発明に含まれる。例えば、上記各実施形態及び実施例において、画像閲覧装置が複数のディスプレイを備えると共に、複数の画像又はプロファイル曲線等を異なるディスプレイに同時に表示させることもできる。また、上述の各実施形態及び実施例は、本発明に反しない範囲で適宜組み合わせることができる。
101−103 CT撮影装置
111−113 CT撮影装置からCT画像サーバー、またはCT画像処理装置へのデータ転送経路
201 CT画像サーバー
211 CT画像サーバーに付随する画像データ保存装置
251 CT画像サーバーから本発明によるCT画像処理装置への専用画像データ転送経路
301−305 画像閲覧装置
311−315 画像閲覧装置のデータ保存装置
401 病院内ネットワーク
411−415 病院内ネットワークから画像閲覧装置の画像データ転送経路
421 病院内ネットワークからCT画像処理装置への画像データ転送経路
431−433 CT画像処理装置からCT装置へのパラメータ設定情報等の転送経路
501 CT撮影装置とCT画像サーバー間に設置するタイプのCT画像処理装置
601 動的なパラメータ設定と画像確認を可能としたCT画像処理装置
602 CT画像処理装置に付随する画像データ一時保存装置
611 CT画像処理装置に付随する画像閲覧装置
621 CT画像処理装置に付随する画像閲覧装置内の処理後画像表示用画面
622 CT画像処理装置に付随する画像閲覧装置内の処理用パラメータ設定コントロール
623 CT画像処理装置に付随する画像閲覧装置内のデータ選択用リスト表示画面
631 画像データ一時保存装置から逐次近似処理用エンジンへのデータ転送経路
641 逐次近似処理用エンジン
651 逐次近似処理用エンジンからの処理結果である画像データの転出経路
690 指示転送経路
691 CT画像処理装置内のコントロールユニット
692 CT画像処理装置内のデータ選択機能ユニット
693 CT画像処理装置内の逐次近似処理パラメータ設定機能ユニット
695 CT画像処理装置内のデータ選択機能ユニットから画像データ一時保存装置へのデータ選択用信号経路
696 逐次近似処理用エンジンへの、パラメータ設定信号経路
699 逐次近似処理用エンジンによる最終処理結果画像の表示機能ユニット
701 動的なパラメータ設定で3次元表示画像での画像確認を可能としたCT画像処理装置
702 CT画像処理装置に付随する画像データ一時保存装置
711 CT画像処理装置に付随する3次元画像閲覧装置
721 CT画像処理装置に付随する3次元画像閲覧装置内の処理後3次元表示画像表示用画面
722 CT画像処理装置に付随する3次元画像閲覧装置内の処理用パラメータ設定コントロール
723 CT画像処理装置に付随する3次元画像閲覧装置内のデータ選択用リスト表示画面
731 CT画像処理装置内の画像データ一時保存装置から逐次近似処理用エンジンへのデータ転送経路
741 CT画像処理装置内の逐次近似処理用エンジン
751 逐次近似処理用エンジンからの処理結果である断層画像データの集合体であるVolume Dataの3次元表示画像処理用エンジンへの転出経路
761 逐次近似処理後の断層画像データの集合体であるVolume Dataに対する、3次元表示画像処理用エンジン
771 3次元表示画像処理用エンジンからの3次元表示画像データの転送経路
790 指示転送経路
791 CT画像処理装置内のコントロールユニット
792 CT画像処理装置内のデータ選択機能ユニット
793 CT画像処理装置内の逐次近似処理パラメータ設定機能ユニット
794 CT画像処理装置内の3次元表示画像処理パラメータ設定機能ユニット
795 CT画像処理装置内のデータ選択機能ユニットから画像データ一時保存装置へのデータ選択用信号経路
796 逐次近似処理用エンジンへの、パラメータ設定信号経路
797 3次元表示画像処理用エンジンへの、3次元表示画像処理パラメータ設定信号経路
799 逐次近似処理後の断層画像データの集合体であるVolume Dataに対する、3次元表示画像処理用エンジンによる3次元表示画像の表示機能ユニット
801 CT撮影装置で撮影された、逐次近似処理前のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元画像
802−803 CT撮影装置で、他の条件で撮影された逐次近似処理前のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元画像
811 CT撮影装置で撮影された、逐次近似処理を行った後のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元画像
812−813 CT撮影装置で、他の条件で撮影された逐次近似処理を行った後のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元画像
821 CT撮影装置で撮影された、逐次近似処理前のCT断層画像の集合体であるVolume Dataと、その画像に対して逐次近似処理を行った後のCT断層画像の集合体であるVolume DataのCT値の差分Volume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元画像
822 CT撮影装置で、他の条件で撮影された逐次近似処理前のCT断層画像の集合体であるVolume Dataと、その画像に対して逐次近似処理を行った後のCT断層画像の集合体であるVolume DataのCT値の差分Volume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元画像
831 CT撮影装置で撮影された、CT体軸断層画像に対して、自動で計算されたパラメータセットの値を反映した逐次近似処理を行った後のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元画像
832 CT撮影装置で、他の条件で撮影されたCT体軸断層画像に対して、自動で計算されたパラメータセットの値を反映した逐次近似処理を行った後のCT断層画像の集合体であるVolume Data全体に対してVolume Renderingなどで処理して構築した3次元画像

Claims (9)

  1. 再構成処理後の画像データに逐次近似法を用いて画像処理を行う医療用画像処理装置であって、画像閲覧装置と第1及び第2の画像処理用エンジンを有し、前記画像閲覧装置で選択された画像データを前記第1の画像処理用エンジンに受け渡す機能と、該第1の画像処理用エンジンで処理された画像を連続的に前記画像閲覧装置に送出する機能とを実現し、前記第1の画像処理用エンジンは、前記画像閲覧装置で設定又は変更されたパラメータ設定を反映した逐次近似法による画像処理を行い、前記第2の画像処理用エンジンは、前記第1の画像処理用エンジンで処理した画像を受け取り3次元画像処理を行う、医療用画像処理装置。
  2. 前記医療用画像処理装置は、第1及び第2の画像処理パラメータ設定機能ユニットと、処理結果画像表示機能ユニットをさらに備え、
    前記画像閲覧装置は、前記画像データを選択するリストを画面に表示する機能と、逐次近似法による画像処理のパラメータを設定又は変更して前記第1の画像処理パラメータ設定機能ユニットに送信する機能と、前記処理結果画像表示機能ユニットから前記3次元画像処理後の3次元表示画像を取得して画面に表示する機能と、前記3次元表示画像の表示条件を設定又は変更して前記第2の画像処理パラメータ設定機能ユニットに送信する機能と、前記表示条件を反映した3次元画像処理後の3次元表示画像を前記処理結果画像表示機能ユニットから取得して画面に表示する機能とを実現する、請求項1に記載の医療用画像処理装置。
  3. 撮影装置で撮影された画像データを、該撮影装置から直接受け取る請求項1又は2に記載の医療用画像処理装置。
  4. 撮影装置で撮影された画像データを保存する画像サーバーから、画像データを直接受け取る、又は画像データを専用あるいは共用の回線を介して受け取る、請求項1又は2に記載の医療用画像処理装置。
  5. 前記画像閲覧装置は、前記逐次近似法による画像処理前の複数の画像からなる第1の集合体に3次元画像処理を行って構築した3次元表示画像、前記逐次近似法による画像処理後の複数の画像からなる第2の集合体に3次元画像処理を行って構築した3次元表示画像、及び前記第1の集合体と前記第2の集合体の差分に3次元画像処理を行って構築した差分3次元表示画像のうち少なくとも1つの画像を表示する、請求項1乃至4のいずれかに記載の医療用画像処理装置。
  6. 前記画像閲覧装置は、前記第1の集合体に3次元画像処理を行って構築した3次元表示画像と前記第2の集合体に3次元画像処理を行って構築した3次元表示画像を同時に表示する、請求項5に記載の医療用画像処理装置。
  7. 前記画像閲覧装置は、自動で計算されたパラメータ設定を反映した逐次近似法による画像処理後の複数の画像からなる第3の集合体に3次元画像処理を行って構築した3次元表示画像をさらに表示する、請求項5又は6に記載の医療用画像処理装置。
  8. 前記画像閲覧装置は、前記第1の集合体とは撮影条件又は撮影時間が異なり且つ前記逐次近似法による画像処理前の複数の画像からなる第4の集合体に3次元画像処理を行って構築した3次元表示画像をさらに表示する、請求項5乃至7のいずれかに記載の医療用画像処理装置。
  9. 前記画像閲覧装置は、前記第2の集合体とは撮影条件又は撮影時間が異なり且つ前記逐次近似法による画像処理後の複数の画像からなる第5の集合体に3次元画像処理を行って構築した3次元表示画像をさらに表示する、請求項5乃至8のいずれかに記載の医療用画像処理装置。
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