JP2013120192A - 潤滑剤塗布装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基布60にブラシ毛を植毛してなるパイル帯62を芯棒であるシャフト56の周面に巻回してなるブラシローラー42を回転させ、ブラシ毛の毛先で固形潤滑剤から潤滑剤を削り取って感光体ドラムの外周面に塗布する潤滑剤塗布装置において、前記ブラシ毛を、繊維の束を撚ってなり、ループ面がシャフト56の軸心Xと平行となるように植毛された第1ループ毛64と、繊維の束を撚らない状態で、ループ面がシャフト56の軸心Xと直交する平面と平行となるように植毛された第2ループ毛66とを含み、第1ループ毛64を周方向に列状に配列してなる第1ループ毛列68と、第2ループ毛66を周方向に列状に配列してなる第2ループ毛列70が、軸心Xに沿った方向において、交互に配列されてなるものとした。
【選択図】図3
Description
この場合に、感光体表面とトナーとの摩擦係数を下げ、トナーを除去しやすくするため、感光体表面と固形潤滑剤の両方に接触状態で回転するブラシローラーによって、固形潤滑剤を削り取り、削り取った潤滑剤を感光体表面に塗布することが行われている。
このため、特許文献1には、複数本の繊維を束ねてなるブラシ毛をループ状に湾曲させた状態で基材に多数、ループの方向を揃えて植毛してなるループブラシローラーが開示されている。このループブラシローラーによれば、ブラシ毛が固形潤滑剤に接触する際、その先端部分が線状に弾性変形し、この線状に変形した部分で固形潤滑剤を削り取るため、上記直毛のブラシローラーよりも固形潤滑剤を多く削り取ることができる。
一方において、上述したようなブラシローラーは、回転によって感光体表面を摺擦するため、潤滑剤の塗布のみならず、放電生成物などの付着物を除去する役割も果たしている。
本発明は、上記した課題に鑑み、特許文献2に記載の上記したブラシローラーを用いた場合よりも、筋状のノイズや像流れが発生しにくい潤滑剤塗布装置を提供すること、およびそのような潤滑剤塗布装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
この場合に、前記芯棒の軸心と平行な方向から見たときに、第1のループ毛と第2のループ毛が重ならないように第1と第2のループ毛列の位相がずれて植毛されていることを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、架橋構造を有する硬化性樹脂からなる保護層を最外層に有する感光体ドラムを備えた画像形成装置であって、当該感光体ドラム外周面へ潤滑剤を塗布するための装置として上記した潤滑剤塗布装置が設けられていることを特徴とする。
<画像形成装置の全体構成>
図1は、実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成を模式的に表した図である。
画像形成装置10は、電子写真方式で画像を形成する画像形成装置であって、円筒状をした像担持体である感光体ドラム12を中心としてその周囲に、スコロトロン式の帯電装置14、露光装置16、現像装置18、転写装置20、およびクリーニング装置22がこの順に配されてなる構成を有している。
図2に感光体ドラム12の断面の一部を示す。
感光体ドラム12は、円筒状をしたアルミニウムなどの導電性材料からなる支持体24の外周に中間層26、電荷発生層28、電荷輸送層30、および保護層32がこの順に積層されて構成されている。すなわち、保護層32が感光体ドラム12の最外層を構成している。
保護層の作製には、(i)反応性の電荷輸送材を含む層で架橋させる、(ii)可塑性のバインダー樹脂に電荷輸送材や無機フィラーを分散させる、といった方法がある。
いずれの方法でも、保護層を高硬度化することができるが、(i)では硬化性樹脂を用いた3次元架橋、(ii)では分散した無機フィラーにより達成される。なお、耐摩耗性に関しては、(i)の方が高くなる。
上記の構成からなる画像形成装置10において、不図示の駆動手段にて一定の上記システムスピードで時計回りに(矢印Aの向きに)回転される感光体ドラム12の表面が帯電装置14によって一様に帯電され、その帯電域は、露光装置16からの光変調されたレーザー光LBによる露光を受ける。露光によって感光体ドラム12表面に形成された静電潜像は、現像装置18によってトナー像として顕像化される。
記録シートSへ転写されたトナー像は、定着装置36の定着ローラー対34によって加熱されつつ記録シートSへ加圧されて、記録シートSに定着される。トナー像が定着した記録シートSは、不図示のトレイへ排出される。
<クリーニング装置>
(全体構成)
クリーニング装置22は筐体38を有する。筐体38内に各種構成部材が収納されている。
クリーニングブレード40は、細長い長方形をしている。クリーニングブレード40は、筐体38に取り付けられたホルダー46に固定され、その一辺(長辺)が感光体ドラム12表面に押し当てられた状態で設けられていて、残留トナーや前記付着物などを掻き取る。クリーニングブレード40は、弾性ゴムブレードからなる。ゴム材料としては、例えば、熱硬化性ポリウレタンゴムが用いられる。
パイルブラシローラー42は、全長が感光体ドラム12と略同じ長さであり、感光体ドラム12と平行に設けられている。パイルブラシローラー42は、不図示の駆動手段によって、矢印Bの向きに回転されながら、感光体ドラム12の表面を摺擦する。パイルブラシローラー42の詳細については後述する。
均しブレード44は、細長い長方形をしている。均しブレード44は、筐体38に取り付けられたホルダー54に固定され、その一辺(長辺)が感光体ドラム12表面に押し当てられた状態で設けられている。均しブレード44は、パイルブラシローラー42によって感光体ドラム12表面に塗布された潤滑剤が一様な膜厚になるように、当該潤滑剤を平坦にする。
(パイルブラシローラー)
パイルブラシローラー42(以下、単に「ブラシローラ42」と言う。)の詳細について、図3、図4を参照しながら説明する。
基布60には、2種類のパイル毛が植毛されている。符号64で指し示すのは、上記導電性繊維を複数本束ねて撚られたものを略U字形のループ状に植毛したもの(以下、「第1ループ毛64」と言う。)である。符号66で指し示すのは、上記導電性繊維を複数本束ねて撚られることなく略C字形のループ状に植毛したもの(以下、「第2ループ毛66」と言う。)である(なお、第2ループ毛66は、側面視(図4(c)では、略円環状をしたループに見える)。
なお、第1および第2ループ毛64,66の基布60表面からの高さHは、約3[mm]である。また、第1および第2ループ毛64,66を構成する導電性繊維の束(パイル)の太さは、後述する理由から2〜6[デニール](繊維本数は、48〜100[本])の範囲で設定するのが好ましい。
図3(b)は、図3(a)において符号Cで指し示す四角で囲まれた領域のパイル帯62部分をシャフト56に巻き付けていない状態に平面展開した図である。なお、図3(b)に示したX-Y直交座標軸の内、Xはブラシローラー42の図3(a)に示す軸心Xの方向(厳密には、軸心Xと平行な方向)を示し、YはXと直交する方向をそれぞれ示している。
ここで、「ループ面」とは、ループ毛におけるループ部分を包含する平面を言う。さらに、厳密に定義すると、ループ毛のループ部分におけるループ毛の横断面中心を結ぶ曲線を含む平面を言う。ここで、第1ループ毛64における前記曲線は略U字状をしており、第2ループ毛66における前記曲線は略C字状をしている。
<従来技術との比較>
上記構成からなるブラシローラー42によれば、感光体ドラム表面への潤滑剤の塗布ムラに起因してトナー画像で生じる筋状のノイズや、感光体ドラム表面に付着した放電生成物が十分に除去されないために生じる像流れが、特許文献2に記載の発明に係るブラシローラーを用いた場合よりも発生しにくいことが、本願発明者らが実施した後述する実験により確認されている。
図5は、特許文献2に記載の発明に係るブラシローラーを具体化した例(以下、「比較例」とする。)である。図5(a)、図5(b)は、それぞれ、図3(a)、図3(b)と同様に描いた図である。なお、図5(b)は、図5(a)において符号Eで指し示す四角で囲まれた領域のパイル帯162部分をシャフト156に巻き付けていない状態に平面展開した図である。
(1)比較例
比較例に係るブラシローラー142(図5)では、第2ループ毛166が撚り線であるため、所謂腰が強く、ループ面と平行な方向から外力を受けてもループ形状自体が変形しにくい。このため、ループ面と平行な向きに固形潤滑剤に突入して潤滑剤を削り取る際、固形潤滑剤に深く進入し、ブラシ毛の太さに相当する狭い幅の溝状に潤滑剤を削り取る。削り取られた潤滑剤は、第2ループ毛166の配置間隔と同じD2で並び、この状態で感光体ドラム周面に塗布される。このため、感光体ドラム周面において潤滑剤の塗布ムラが生じる。
実施の形態に係るブラシローラー42(図3)では、第1ループ毛64が撚り線であるが、固形潤滑剤には、ループ面と垂直な方向に突入する。この場合、ループ形状自体はあまり変形しないものの、その全体が前記垂直な方向に撓むこととなる。その結果、固形潤滑剤は、幅広く削り取られることとなるので、塗布ムラが生じにくい。
〔放電生成物の除去能力〕
(1)比較例
比較例に係るブラシローラー142(図5)では、第1ループ毛164が無撚り線であることに加え、感光体ドラム外周面をループ面と垂直な方向に摺擦することとなる。このため、単繊維に大きな張力がかかることとなるため断線しやすい。断線すると、感光体ドラム表面に付着した放電生成物を掻き取る能力が低下してしまう。特に、感光体ドラムの最外層が高硬度化され、また、システムスピード(感光体ドラムの周速)が速くなっている環境の下では、このことが顕著になる。
実施の形態に係るブラシローラー42(図3)では、第2ループ毛66が無撚り線であるが、感光体ドラム外周面をループ面と平行な方向に摺擦することとなる。このため、単繊維に大きな張力がかかることもないので断線しにくく、長時間(累積稼動時間)に渡って使用しても、放電生成物を掻き取る能力があまり低下しない。
<実験>
実施の形態に係るブラシローラー42と比較例に係るブラシローラー142との比較実験について説明する。実験における評価項目は、感光体ドラム表面への潤滑剤の一様塗布性(潤滑剤塗布ムラの程度)と、感光体ドラム表面に付着した放電生成物の除去能力である。
また、ブラシローラーは、仕様を変更したものを復数種準備し、また条件も種々に変更して実験を行った。
上記仕様と条件、および実験結果をまとめた一覧表を図6に示す。
No.1〜16は、実施の形態の実施例に係るブラシローラーであり、第1ループ毛が撚り線であり、第2ループ毛が無撚り線である。No.17,18は、比較例に係るブラシローラーであり、第1ループ毛が無撚り線であり、第2ループ毛が撚り線である。No.19,20は参考例に係るブラシローラーであり、第1ループ毛と第2ループ毛の両方が、撚り線であるもの(参考例1)と、無撚り線であるもの(参考例2)である。
〔回転方向〕
回転方向とは、ブラシローラーの感光体ドラムに対する相対的な回転の向きを言う。
図1の矢印A,Bで示すようにブラシローラーを感光体ドラムと同じ向きに回転させる場合、すなわち、ブラシローラーによる潤滑剤の感光体ドラム外周面への塗布位置におけるブラシローラー外周の移動方向が、感光体ドラム外周の移動方向と逆向きになる場合を「カウンター」としている。
〔速度比θ〕
速度比θは、感光体ドラム表面の移動速度である当該感光体ドラムの周速の絶対値をブラシローラーの周速の絶対値で除した値である。
押込量とは、ブラシローラーの軸芯を感光体ドラムの軸芯に対して平行に維持したまま、ブラシローラーを感光体ドラムに近づけた際に、そのままの形状を保持した自由な状態のブラシ毛が感光体ドラム表面に軽く接触する位置から、さらに、ブラシローラーを感光体ドラムに近づける距離を言う。
パイル太さは、既述したように、ループ毛を構成する繊維の束(パイル)の太さであり、単位は、「デニール」である。
〔植毛密度〕
植毛密度は、基布における単位面積(inch2)当たりの導電性繊維の本数である。例えば、225[kF/inch2]であれば、1平方インチ当たり225,000本の繊維が植毛されていることを示す。
(1)実験手順
(i)耐久試験を目的の一つとしているため、先ず、気温25[℃]、湿度65[%]の標準環境の下で、100,000枚の普通紙にカバレッジ0[%]〜20[%]の画像を形成した。
(2)評価項目:潤滑剤塗布ムラ
潤滑剤の塗布ムラがあると、それが、普通紙に形成されたトナー像に筋状のノイズとして現れる。よって、潤滑剤塗布ムラの有無は、上記第1サンプルを目視で検査し、筋状ノイズが認められない場合は、塗布ムラは生じていないと判定し、図6の「潤滑剤塗布ムラ」判定欄に「○」を記入した。一方、筋状ノイズが認められた場合は、塗布ムラが生じていると判定し、前記「潤滑剤塗布ムラ」判定欄に「×」を記入した。
放電生成物の除去が不十分であると、それが、普通紙に形成されたトナー像がぼやけたりこすれたように流れたりする、いわゆる像流れとなって現れる。放電生成物などの吸湿性の物質が感光体ドラム表面に付着し、高温高湿下で吸湿するとその部分で電気抵抗が極端に低下するため、潜像電荷が感光体ドラム表面に沿った方向に流れてしまうからである。
また、検査した全部の領域で、ドット像の崩れ(変形)が認められる場合には、前記「放電生成物等の除去性」判定欄に「×」を記入した。
なお、第2サンプルにおいて検査した領域は、普通紙に形成されたトナー像の内、上記1日間の放置中に、帯電装置14(図1)と対向する感光体ドラム12外周部分に形成されたトナー像部分であって、普通紙に転写されたトナー像部分である。帯電装置14の直下において放電生成物が付着しやすく、これが像流れとなって現れるからである。
図6に示すように、実施例1〜16においては、潤滑剤塗布ムラも無く、放電生成物等の除去性も良好であった。一方、比較例1,2においては、潤滑剤の塗布ムラが生じており、放電生成物等の除去性も満足のいくものではなかった。この結果は、上記<従来技術の比較>で説明したことが要因となっていると考えられる。
(1)実施例1〜4
図6に示すように、速度比θのみを変更した例である。少なくともこの速度比θの範囲では、潤滑剤塗布ムラも無く、放電生成物等の除去性も良好であった。
なお、回転方向を「ウイズ」とした場合にも、ブラシローラーが感光体ドラム周面の単位面積および単位時間当たりに摺擦する回数が少なくなるため、回転方向が「カウンター」で上記速度比θが1未満の場合と同様の結果になる虞があると考えられる。よって、「回転方向」は「カウンター」が好ましいと考えられる。
(2)実施例5〜8
図6に示すように、植毛密度のみを変更した例である。少なくともこの植毛密度の範囲では、潤滑剤塗布ムラも無く、放電生成物等の除去性も良好であった。
一方、植毛密度が500[kF/inch2]を超えると、ブラシ毛を構成する繊維が細くなり過ぎるため、切断されやすくなり、これが原因で放電生成物等の除去が不十分になる虞があると考えられる。また、これ以上に植毛密度を高くするのは、植毛技術上も困難である。
図6に示すように、押込量のみを変更した例である。少なくともこの押込量の範囲では、潤滑剤塗布ムラも無く、放電生成物等の除去性も良好であった。
しかし、押込量が0.3[mm]未満であると、ブラシローラーが感光体ドラム周面に十分に当接しないことに起因して、放電生成物等の掻き取り性が低下し、放電生成物等の除去が不十分になる虞があると考えられる。
(4)実施例13〜16
図6に示すように、パイル太さのみを変更した例である。少なくともこのパイル太さの範囲では、潤滑剤塗布ムラも無く、放電生成物等の除去性も良好であった。
一方、パイル太さが6[デニール]を超えると、ループ毛の腰が強くなりすぎるため、上述した比較例の場合と同様の理由で、潤滑剤の塗布ムラを生じる虞があると考えられる。
潤滑剤塗布ムラと放電生成物等の除去性についての考察は、既述した通りなので、ここでの説明は省略する。
(6)参考例1,2
参考例1は、第1および第2ループ毛の両方を撚り線とした例であり、潤滑剤の塗布ムラが生じている。これは、第2ループ毛を撚り線にした結果であり、比較例の場合と同様の理由から潤滑剤の塗布ムラが生じるものと考えられる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下のような形態とすることも可能である。
12 感光体ドラム
32 保護層
41 潤滑剤塗布装置
42 ブラシローラー
48 固形潤滑剤
56 シャフト
60 基布
62 パイル帯
64 第1ループ毛
66 第2ループ毛
68 第1ループ毛列
70 第2ループ毛列
Claims (5)
- 基布にブラシ毛を植毛してなるパイル地を芯棒の周面に巻回してなるブラシローラーを回転させ、ブラシ毛の毛先で固形潤滑剤から潤滑剤を削り取って感光体ドラムの外周面に塗布する潤滑剤塗布装置であって、
前記ブラシ毛は、
繊維の束を撚ってなり、ループ面が芯棒の軸心と平行となるように植毛された第1のループ毛と、
繊維の束を撚らない状態で、ループ面が芯棒の軸心と直交する平面と平行となるように植毛された第2のループ毛とを含み、
第1のループ毛を周方向に列状に配列してなる第1のループ毛列と、第2のループ毛を周方向に列状に配列してなる第2のループ毛列が、ブラシローラーの軸心に沿った方向において、交互に配列されてなることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 前記第1のループ毛列における第1のループ毛の植毛ピッチと、前記第2のループ毛列における第2のループ毛の植毛ピッチとが同一であることを特徴とする請求項1に記載の潤滑剤塗布装置。
- 前記芯棒の軸心と平行な方向から見たときに、第1のループ毛と第2のループ毛が重ならないように第1と第2のループ毛列の位相がずれて植毛されていることを特徴とする請求項2に記載の潤滑剤塗布装置。
- 前記ブラシローラーによる前記潤滑剤の前記外周面への塗布位置における当該ブラシローラー外周の移動方向が、前記感光体ドラム外周の移動方向と逆向きに設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置。
- 架橋構造を有する硬化性樹脂からなる保護層を最外層に有する感光体ドラムを備えた画像形成装置であって、
当該感光体ドラム外周面へ潤滑剤を塗布するための装置として請求項1〜4のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
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