JP2013120078A - 測定器 - Google Patents

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英樹 竹内
Ryuta Saito
竜太 斎藤
Masahiro Nakazawa
政博 中沢
Tetsuya Yoshiike
哲也 吉池
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Abstract

【課題】表示部における測定値の表示の他に、測定者に測定結果又は測定器の状態を報知する機能を備えた測定器において、該測定結果又は測定器の状態を容易に認識することが可能な測定器を提供する。
【解決手段】測定対象の測定目的の測定を行う測定部13と、測定目的の測定値を含む情報を表示するための表示部161と、を有する測定器1は、表示部161を照明する照明部162と、測定結果又は当該測定器の状態に応じて照明部162による表示部161の照明状態を切り替える制御部11と、を有する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示部に測定値を表示する測定器に関するものであり、より詳細には、表示部における測定値の表示の他に、測定者に測定結果又は測定器の状態を報知する機能を備えた測定器に関するものである。特に、本発明は、表示部が設けられた測定器本体からリード線を介して引き出されたプローブであるテストリードを用いて測定目的の測定を行う測定器に好ましく適用し得るものである。
従来、例えば、測定対象(被測定電気機器、被測定回路)に対する印加電圧と漏れ電流との比として捉えられる絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗計がある。絶縁抵抗計は、測定対象に印加される定格測定電圧と、該電圧の印加時に測定対象に流れる電流(漏れ電流)との比から、測定対象の絶縁抵抗を測定目的として測定する。
上述のような絶縁抵抗計として、測定対象に印加する定格測定電圧ごとに基準値が記憶部に記憶されており、指定した定格測定電圧を測定対象に印加して測定された絶縁抵抗の測定値(絶縁抵抗値)と基準値とを比較し、その比較による判定結果を測定器本体に設けられた表示部に表示するようになっているものがある(絶縁抵抗判定)。例えば、図5に示すように、絶縁抵抗値が基準値未満の場合には「FAIL(或いはLo)」と(図5(a))、又絶縁抵抗値が基準値以上の場合には「PASS(或いはHi)」と(図5(b))、液晶ディスプレイなどとされる測定器本体200の表示部201に表示する。又、上記表示に代えて又は加えて、判定結果に応じてブザーを鳴らすものもある(特許文献1参照)。
これによれば、単に表示部に絶縁抵抗値自体が表示され、測定者がその絶縁抵抗値が基準値以上であるか基準値未満であるかを求めなければならないものと比較して、測定者が即座に絶縁抵抗値と基準値との比較による判定結果を認識できるため、明確且つ迅速な判定が可能である。
特開2000−214194号公報
しかしながら、上記従来の技術には、次のような改善すべき課題があった。
即ち、例えば、図5に示すような絶縁抵抗計において表示部のみに判定結果が表示される場合には、テストリードの接触端を測定箇所に当てて、測定スイッチを押すことで測定を開始し、その後測定器本体の表示部に表示された判定結果を視認する必要がある。従って、例えばテストリードの接触端を測定箇所に当てながら、測定器本体の表示部に目を移す必要がある場合には、測定器本体の表示部を見ている間にテストリードの接触端を測定箇所から誤って離間してしまったり、望まない箇所(例えば、絶縁部分)に当ててしまったりしないように、迅速に判定結果を視認することが求められる。しかし、判定結果の表示が小さかったり、表示部にその他の多くの情報が同時に表示されていたりすると、判定結果を見間違えて、判定を誤る可能性がある。
又、上述のようにブザーにより判定結果を知らせるものがあるが、例えば生産ラインや屋外など雑音(騒音)の大きい測定環境では、ブザーの音が聞き取り難いため、判定を誤る可能性がある。そして、ブザーの音が聞こえなかった場合には、判定結果を表示部において視認する必要があるが、この場合には、上述のように判定結果を見間違えると判定を誤る可能性がある。
このような問題は、上述のような絶縁抵抗計を用いた絶縁抵抗判定など、測定器本体から離間した測定箇所にテストリードの接触端を当てる操作を行いつつ、予め設定された所定の条件が成立(一定の事象の発生又は不発生)した場合に測定器が出力する報知結果を認識する必要のある場面において顕著となり易い。しかし、これに限定されるものではなく、同様の問題は、表示部に測定値を表示する測定器において、表示部における測定値の表示の他に、測定者に測定結果又は測定器の状態を報知する機能を備えた測定器において一般に生じ得る。
従って、本発明の目的は、表示部における測定値の表示の他に、測定者に測定結果又は測定器の状態を報知する機能を備えた測定器において、測定者が該測定結果又は測定器の状態を容易に認識することが可能な測定器を提供することである。
上記目的は本発明に係る測定器にて達成される。要約すれば、本発明は、測定対象の測定目的の測定を行う測定部と、前記測定目的の測定値を含む情報を表示するための表示部と、を有する測定器において、前記表示部を照明する照明部と、測定結果又は当該測定器の状態に応じて前記照明部による前記表示部の照明状態を切り替える制御部と、を有することを特徴とする測定器である。
本発明によれば、表示部における測定値の表示の他に、測定者に測定結果又は測定器の状態を報知する機能を備えた測定器において、測定者が該測定結果又は測定器の状態を容易に認識することが可能となる。
本発明の一実施例に係る絶縁抵抗計の概略機能ブロック図である。 本発明の一実施例に係る絶縁抵抗計の正面図である。 本発明の一実施例におけるバックライトによる液晶パネルの照明状態を説明するための模式図である。 本発明における表示部と照明部の構成態様の例を説明するための模式図である。 従来の絶縁抵抗判定の結果表示の一例を説明するための模式図である。
以下、本発明の一実施例に係る測定器を図面に則して更に詳しく説明する。本実施例では、本発明に係る測定器は絶縁抵抗計として具現化される。
図1は、本発明の一実施例に係る絶縁抵抗計の概略機能ブロック図である。又、図2は、本実施例に係る絶縁抵抗計の正面図である。
絶縁抵抗計1の本体(測定器本体)10には、絶縁抵抗計1の各構成要素を統括的に制御するCPUとされる制御部11が設けられている。制御部11には、それぞれ測定器本体10に設けられた、記憶部12、測定部13、表示装置16、操作部17などが接続されている。制御部11は、EEPROM(電気的に消去・書き込み可能なROM)とされる記憶部12に格納されたプログラム、データに従って、絶縁抵抗計1の各構成要素を制御する。
測定対象(被測定電気機器、被測定回路)についての所定の測定目的(パラメータ)を測定する測定部13は、測定対象の測定箇所に対して所定の定格測定電圧を印加する測定電圧発生部と、定格測定電圧印加時に測定対象に流れる電流を検出する電流検出部と、定格測定電圧の印加時に測定電圧発生部が印加する電圧と電流検出部にて検出された電流とをそれぞれ所定のサンプリング間隔(例えば、2回/秒)でディジタルデータに変換するA/D変換部と、を備えている。制御部11は、測定部13のA/D変換部からの電圧データ及び電流データに基づいて測定対象の絶縁抵抗値を算出し、後述する絶縁抵抗判定の処理などを行う。
測定器本体10には、一対の測定端子15(151、152)が設けられている。一方の測定端子はアース側測定端子151であり、一対のテストリード14(141、142)のうち一方のテストリードであるアース側テストリード141が着脱可能に接続される。又、他方の測定端子はライン側測定端子152であり、他方のテストリードであるライン側テストリード142が着脱可能に接続される。アース側測定端子151は、アース側テストリード141を介して測定対象の接地側に接続される。ライン側測定端子152はライン側テストリード142を介して測定対象の所定部位に接続される。上記一対のテストリード14は、上記一対の測定端子15を介して測定部13に接続される。
尚、測定器本体10からリード線を介して引き出されたプローブであるテストリード14としては、種々のタイプのものを用いることができる。例えば、アース側テストリード141としては、図1に模式的に示すような周知の棒状のピン型テストリードの他、周知のはさみ状のワニ口型テストリードを用いてもよい。又、例えばライン側テストリード142として、後述する測定器本体10の操作部17の測定スイッチと同様の機能を果たす測定スイッチが設けられたものを用いてもよい。又、テストリード14は、測定器本体10に着脱可能とされていなくてもよい。
情報を表示するための表示装置16は、測定器本体10の一側面に設けられている。本実施例では、表示装置16は、ディジタルディスプレイである液晶ディスプレイで構成される。表示装置16は、表示部としての液晶パネル161と、表示部を照明する照明部としてのバックライト162と、を有する。バックライト162は、測定器本体10の外側面側に設けられた液晶パネル161を、測定器本体10の内部側から照明するように設けられている。
本実施例では、液晶パネル161は、予め設定された複数の表示要素を選択的に点灯又は消灯させるモノクロ液晶パネルであり、制御部11の制御の下、測定値、設定状態などの所定の情報を表示することができる。本発明は、液晶パネルの方式を何ら限定するものではなく、任意の文字やグラフィック情報を表示できるものであってもよく、又カラー表示が可能なものであってもよい。
尚、表示部は、液晶パネルの他に、指針式メータであってもよい。
本実施例では、バックライト162は、後述する操作部17のバックライト点灯ボタンが押されることによって点灯する他、詳しくは後述するように、制御部11の制御の下、測定結果に応じて点灯することができる。本発明は、バックライト自体の構成を何ら限定するものではない。当業者には周知のように、バックライトとしては、面発光して液晶パネル161をその裏面から照明するように構成されたものを用いることができる。一般に、光源と、光源からの光を面状の光に換えるための導光板、光拡散要素(拡散板、光拡散フィルタ)及び/又は光反射要素(反射フィルム)と、を有する。光源としては、冷陰極管、発光ダイオード(LED)、エレクトロルミネッセンス(EL)などが用いられる。
詳しくは後述するように、バックライト162によって液晶パネル161を複数色の光で照明する場合、構成が簡易であるなどの点でLEDが好ましい。光源として、複数色の発光が可能なLEDを用いたり、それぞれ異なる色の光を発光するLEDを複数設けたりすることができる。本実施例では、バックライト162の光源として、少なくとも緑色と赤(オレンジ)色の光を発光するカラーLEDを用いる。又、本実施例では、バックライト162は、液晶パネル161の操作者が視認し得る表示面の略全体を照明できるように構成されている。又、本実施例では、後述する操作部17のバックライト点灯ボタンが押された際には、バックライト162は緑色の光で液晶パネル161を照明する。
ここで、表示部、照明部の構成態様は、本実施例のものに限定されるものではない。図4に、表示部、照明部のいくつかの構成例を模式的に示す。図4(a)は、本実施例の構成例であり、表示部は液晶パネル(透過型液晶パネル)161であり、照明部はバックライト162である。これに対し、照明部は、バックライトの他に、表示部の外側の面側に配置されるフロントライトであってもよい。フロントライトとしては、上記バックライトと同様に面発光するものを用いることができる。即ち、図4(b)に示すように、表示部を液晶パネル(反射型液晶パネルなど)とし、照明部をフロントライトとすることができる。又、照明部は、照明付きタッチパネルでもよい。照明付きタッチパネルは、液晶パネルの内側の面側に配置してバックライト(図4(a)と同様の構成)として機能させたり、液晶パネルの外側の面側に配置してフロントライト(図4(b)と同様の構成)として機能させたりすることができる。照明付きタッチパネルは、一般に、抵抗膜式タッチパネルや静電容量式タッチパネルなどのタッチパネルの構成部品又は付属部品の一部を導光板として、面光源として機能し得るように構成されている。又、図4(c)に示すように、照明部は、表示部の外側(又は内側)の面をその一端部(一側部)から照明する点光源や線光源であってもよく、これにより好ましくは該表示部の操作者が視認し得る表示面の略全体を照明する。
操作部17には、測定スイッチ171、ファンクションスイッチ172、コンパレータボタン173及び表示装置16のバックライト点灯ボタン174が含まれている。ファンクションスイッチ172はロータリースイッチからなり、その切り換えステージとして、抵抗測定・導通チェック用レンジ〔Ω〕、〔OFF〕レンジ、交流電圧測定用の〔ACV〕レンジおよび定格測定電圧設定レンジを備えている。本実施例では、定格測定電圧設定レンジは、125V、250V、500V、1000Vが選択可能であり、この切り換えに応じて、測定部13の測定電圧発生部から125V、250V、500V、1000Vのいずれかの電圧が測定対象に印加される。
記憶部12には、基準値テーブルが用意されており、これには定格測定電圧ごとに例えば複数の基準値が書き込まれている。そして、コンパレータボタン173を押すたびに基準値テーブルから基準値が一つずつ読み出されて、測定対象の絶縁抵抗判定に用いられる。
又、本実施例では、絶縁抵抗計1は、測定器本体10の対向する2つの側面(図2中の左右側面)上に、首掛けベルト(図示せず)を測定器本体10に連結するための一対のベルト通し19(191、192)が設けられている。
絶縁抵抗計1を用いて測定対象の絶縁抵抗判定を行う際、測定者は、測定器本体10の一側面に設けられた表示装置16の表示内容を読み取ることができるように、測定器本体10の表側(表示装置16が設けられている側面)10aを上側に向けて測定器本体10を保持する。首かけベルト20を用いる場合には、適宜の長さに調節された首かけベルト20を首にかけることで、測定者が測定器本体10を握ることなく、測定器本体10を保持することができる。従って、測定者は、両手でテストリード14を操作することができ、例えば上記測定スイッチ付きのライン側テストリード142を用いることで、測定者は測定器本体10上の操作部17によらずに、測定の開始/停止などの操作を行うことができる。又、首かけベルト20を用いる代わりに又はそれに加えて、測定者は、例えば左手で測定器本体10の図2中左側を握ることで、測定器本体10を測定者の前側に保持することができる。この場合は、例えば上記ワニ口型のアース側テストリード141を用いることで、例えば測定器本体10を握っていない右手でライン側テストリード142を操作すると共に、左手で測定器本体10の測定スイッチ171を操作することで、測定の開始/停止などの操作を行うことができる。勿論、この場合にも上記測定スイッチ付きのライン側テストリード142を用いてもよい。
そして、本実施例では、制御部11は、テストリード14を用いて行った測定結果に応じてバックライト162による液晶パネル161の照明状態を切り替えることができる。本実施例では、制御部11は、測定結果を示す予め設定された少なくとも2つの区分のそれぞれに対応して、バックライト162が液晶パネル161を照明する光の色を切り替える。特に、本実施例では、制御部11は、測定結果として、測定値が予め設定された所定の条件を満たすか否かに応じて、バックライト162による液晶パネル161の照明状態を切り替えるようになっている。この場合、所定の条件を満たすとする測定結果と、満たさないとする測定結果とが、それぞれ上記測定結果を示す予め設定された2つの区分である。より詳細には、本実施例では、制御部11は、測定結果(判定結果)として、絶縁抵抗の測定値(絶縁抵抗値)が予め設定された所定の閾値(基準値)未満であるか、該閾値(基準値)以上であるかに応じて、バックライト162による液晶パネル161の照明状態を切り替える。
本実施例では、バックライト162は、少なくとも緑と赤(又はオレンジ)の2色の光で液晶パネル161を照明できるようになっている。そして、制御部11は、測定された絶縁抵抗値が基準値以上である場合には、予め設定された合格範囲内であることを表すように、バックライト162に緑の光で液晶パネル161を照明させる。一方、制御部12は、測定された絶縁抵抗値が基準値未満である場合には、予め設定された合格範囲外であることを表すように、バックライト162に赤(又はオレンジ)の光で液晶パネル161を照明させる。
測定者は、バックライト162によって照明された液晶パネル161の発光色を見ることで、絶縁抵抗の判定結果を知ることができる。これにより、雑音(騒音)の大きい環境でも、視覚的に絶縁抵抗の判定結果を知ることができる。又、バックライト162の点灯により液晶パネル161の全体が照明されるので、表示装置16内の一つの表示を視認する場合と比較して、発光面積が広いために視認し易く、判定結果を見間違えることは発生し難い。
尚、バックライト162は、測定値が安定してから一定期間だけ点灯させたり、スイッチ操作により測定値がホールドされたときに一定期間又は当該ホールドが解除されるまでの期間だけ点灯させたりすることができる。又、視認性や注意喚起能力を向上するなどのために、バックライト162をその点灯期間中の全部又は一部において点滅させてもよい。
ここで、一般に、絶縁抵抗計による絶縁抵抗判定の操作は、屋内、とりわけ薄暗い測定環境で行われることが多い。そのため、バックライト162による液晶パネル161の照明状態、即ち、表示装置16の発光状態を視認することは非常に容易である。従って、測定者は、測定器本体10から離間した測定箇所にテストリード14の接触端を当てる操作を行いつつ、測定箇所から長時間にわたり大きく視線を移動させる必要なく、表示装置16の発光状態を視認できる。当業者は、通常の設計的事項として、想定される測定環境、発光色などに応じて、バックライト162の明るさ、発光時間などを予め設定することが可能である。
尚、本実施例のように、絶縁抵抗などとされる測定目的の測定値が合格範囲内である場合には安全であることを暗示する緑、合格範囲外である場合には危険を暗示する赤(又はオレンジ)にバックライト162を点灯させることで、測定者は測定結果が合格又は不合格であることと共に、安全又は危険な状態であることを、表示装置16の発光色から直感的に理解することが容易となる。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、測定者に測定結果を知らせることができれば、任意の照明状態の切り替え態様とすることができる。
例えば、制御部11は、測定結果を示す予め設定された少なくとも2つの区分のそれぞれに対応して、バックライト162の点灯の有無、点滅の有無、又は点滅間隔を切り替えることができる。点灯の有無を切り替える場合、例えば、測定値が合格範囲外である場合にのみ点灯することができる。又、点滅の有無を切り替える場合、測定値が合格範囲内の場合は一定期間常時点灯させ、合格範囲外の場合にはその期間内に点滅させることができる。又、点滅間隔を切り替える場合、測定値が合格範囲内の場合は点滅間隔を長くし、合格範囲外の場合に点滅間隔を短くすることができる。これらの場合、バックライト162が液晶パネル161を照明する光は白色光でも有色光であってもよい。
次に、本実施例の絶縁抵抗計1を用いて絶縁抵抗判定を行う場合の測定手順の一例について説明する。先ず、ファンクションスイッチ172にて所望とする定格測定電圧を選択する。コンパレータ機能(コンパレータモード)を使用するには、ファンクションスイッチ172にて定格測定電圧を選択した上で、コンパレータボタン173を押して基準値テーブルから基準値を逐次読み出し、所望の基準値を表示装置16に表示させることで(図示せず)、その基準値を選択する。その後、測定対象の接地側と所定部位とをそれぞれアース側テストリード141とライン側テストリード142を介してアース側測定端子151とライン側測定端子152に接続する。次に、測定スイッチ171又はライン側テストリード142に設けられた測定スイッチをオンにする。これにより、測定対象の絶縁抵抗値が表示装置16に表示される。それと共に、制御部11において測定された絶縁抵抗値と選択された基準値との大小関係の判定が行なわれ、測定値<基準値の場合には、バックライト162が赤色の光で液晶パネル161を照明して表示装置16が赤色に発光し(図3(b))、測定値≧基準値の場合には、バックライト162が緑の光で液晶パネル161を照明して表示装置16が緑色に発光する(図3(a))。
ここで、バックライト162による液晶パネル161の照明状態を切り換えることに加えて、表示装置16上に「FAIL(或いはLo)」(図3(b))、「PASS(或いはHi)」(図3(a))と表示させてもよい。更に、ブザーによる報知を併用してもよい。
尚、本実施例では、測定結果に応じてバックライト162による液晶パネルの照明状態を切り替える場合として、測定値が所定の条件を満たすか否か、より詳細には測定値が予め設定された所定の閾値未満であるか該閾値以上であるかに応じて切り替える場合について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、制御部11が、測定器1の状態に応じてバックライト162による液晶パネル161の照明状態を切り替えるようになっていてもよい。例えば、制御部11は、測定器1の状態として、測定中であるか否か、測定値が確定したか否か、エラー又は警告事象が発生したか否か、又は当該測定器1が異常であるか否かに応じて、バックライト162による液晶パネル161の照明状態を切り替えることができる。エラー又は警告事象としては、これに限定されるものではないが、活線警告などが挙げられる。又、測定器1の異常としては、これに限定されるものではないが、測定器1の自己診断により判明した故障の存在や、電池容量の減少などが挙げられる。測定器1の状態を報知する場合も、上述の測定結果の報知の場合と同様、バックライト162が液晶パネル162を照明する光の色を切り替えたり、バックライト162の点灯の有無、点滅の有無又は点滅間隔を切り替えたりして、バックライト162による液晶パネル161の照明状態を切り替えることができる。
一例として、測定中であるか否かで切り替える場合、例えば、測定中にはバックライト162が液晶パネル161を赤色の光で照明し、測定が終了(測定値をホールド)した場合に緑色の光で照明するようにする。これにより、測定者は測定中はテストリード14の操作に集中し、測定が終了した場合にのみ測定器本体10の表示装置16に視線を移せばよい。同様に、測定値が確定したか否かで切り替える場合、例えば、確定するまではバックライト162が液晶パネル161を赤色の光で照明し、確定(測定値をホールド)した場合に緑色の光で照明するようにする。又、エラー又は警告事象が発生したか否か、又は測定器が異常であるか否かで切り替える場合には、例えば、エラー又は警告事象が発生した場合、又は測定器が異常である場合にのみ、バックライト162が液晶パネル161を特定の色(例えば赤又はオレンジ)の光で照明したり、特別に短い間隔で点滅する光で照明したりするようにする。
尚、バックライト162による液晶パネル161の照明状態は、以上で例示したものに限定されるものではない。例えば、複数の照明状態を区別し得るように前述の照明状態を任意に組み合わせることができる。又、その他の互いに区別し得る複数の照明状態を任意に組み合わせて用いることができる。
以上、本実施例によれば、測定結果又は測定器の状態を、バックライト162による液晶パネル161の照明状態、即ち、表示装置16の発光状態により表示する。そのため、測定者は、例えばブザーによる報知を妨げるような騒音の激しい環境でも、比較的大面積の表示装置16の発光状態の変化により、測定者は容易に且つ瞬時に測定結果又は測定器の状態を知ることができる。これにより、テストリードを測定箇所から外れないようにするなどの測定作業を容易にすることができる。従って、本実施例によれば、液晶パネルにおける測定値の表示の他に、測定者に測定結果又は測定器の状態を報知する機能を備えた測定器において、測定者が該測定結果又は測定器の状態を容易に認識することが可能となる。特に、本実施例によれば、測定者が測定器本体から離間した測定箇所にテストリードの接触端を当てる操作を行っていても、測定結果又は測定器の状態を容易に認識することが可能となる。
尚、上述の実施例では、測定器は絶縁抵抗計であり、測定目的は絶縁抵抗であるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、測定器はDMM(Digital Multi Meter:デジタルマルチメータ)などであってもよく、測定目的は電流、電圧などであってもよい。
1 測定器
10 測定器本体
11 制御部
14 テストリード
16 表示装置
161 液晶パネル(表示部)
162 バックライト(照明部)

Claims (10)

  1. 測定対象の測定目的の測定を行う測定部と、前記測定目的の測定値を含む情報を表示するための表示部と、を有する測定器において、
    前記表示部を照明する照明部と、
    測定結果又は当該測定器の状態に応じて前記照明部による前記表示部の照明状態を切り替える制御部と、
    を有することを特徴とする測定器。
  2. 前記測定器の本体に接続され、該測定器の本体から離間した測定箇所に接触させられるテストリードを有することを特徴とする請求項1に記載の測定器。
  3. 前記測定結果は、測定値が予め設定された所定の条件を満たすか否かであることを特徴とする請求項1又は2に記載の測定器。
  4. 前記測定結果は、測定値が予め設定された所定の閾値未満であるか該閾値以上であるかであることを特徴とする請求項3に記載の測定器。
  5. 前記測定器の状態は、測定中であるか否か、測定値が確定したか否か、エラー又は警告事象が発生したか否か、又は当該測定器が異常であるか否かであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の測定器。
  6. 前記制御部は、前記測定結果又は当該測定器の状態を示す予め設定された少なくとも2つの区分のそれぞれに対応して、前記照明部が前記表示部を照明する光の色を切り替えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の測定器。
  7. 前記制御部は、前記測定結果又は当該測定器の状態を示す予め設定された少なくとも2つの区分のそれぞれに対応して、前記照明部の点灯の有無、点滅の有無、又は点滅間隔を切り替えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の測定器。
  8. 前記照明部は、前記表示部の表示面の略全体を照明することを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の測定器。
  9. 前記表示部は、液晶パネル又は指針式メータであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項に記載の測定器。
  10. 前記照明部は、バックライト、フロントライト、又は、バックライト若しくはフロントライトとして機能する照明付きタッチパネルであることを特徴とする請求項1〜9のいずれかの項に記載の測定器。
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