JP2013120059A - 指針式計器及び指針画像表示装置 - Google Patents

指針式計器及び指針画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
車両運転者に車両状態の急な変化を認識させることができる指針式計器を提供することを目的とするものである。
【解決手段】
指針20は車両情報に基づき回動し、文字板10に視認可能に配設された車両情報に基づく指標部12を指示し、第1指針用光源52aは指針20を照明し、指針用光源制御手段513は、この第1指針用光源51aの輝度Lを、指針20の回動する速度(角速度ωt)または加速度(角加速度αt)に基づき変化させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両状態を指針の回動により、車両状態を指示する指針式計器において、特に指針が光源の光により光輝する指針式計器及び指針画像表示装置に関するものである。
従来の指針式計器は、例えば、特許文献1に開示されているようなものがあり、このような指針式計器は、車両情報を回動動作により指示する指針を備え、車両情報がある閾値を超えた場合に、該指針を照明する光源を制御することにより、該指針の輝度、色彩等を変化させ、車両運転者に警告するものである。
特開平9−50582号公報
しかしながら、特許文献1のような指針式計器は、車両状態がある閾値を超えたことを報知するものであり、車両状態の急な変化を車両運転者に報知することはできなかった。
そこで本発明は、前述の問題点に着目し、車両運転者に車両状態の急な変化を認識させることができる指針式計器を提供することを目的とするものである。
本発明は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
すなわち、本発明は、車両情報に基づき回動する指針と、前記指針を照明する指針用光源と、を備える指針式計器において、指針用光源の輝度を、指針の回動する速度または加速度に基づき変化させること、をその要旨とする。
本発明は、前述した課題を解決するため、第1の発明は、車両情報に基づき回動する指針と、前記指針を照明する第1指針用光源と、を備える指針式計器において、前記第1指針用光源の輝度を、前記指針の回動する速度または加速度に基づき変化させる指針用光源制御手段を備えるものであり、斯かる構成により、指針の指示値により車両情報の値を認識し、さらに指針の照明具合により、車両状態がどのような勢いで変化したかを認識することができ、急な車両運行が行われたことを車両運転者に認識させることで、例えばエコ運転などに寄与することができる。
また、第2の発明では、前記指針用光源制御手段は、前記指針の回動する速度または加速度が所定の閾値を超えた場合、前記第1指針用光源の輝度を、標準の輝度である標準輝度とは異なる輝度に変化させるものであり、このように標準的な指針の照明具合を設けることにより、急な車両運行が行われた際の指針の照明具合の変化を敏感に感じることができ、急な車両運行が行われたことを車両運転者により強く認識させることができる。
また、第3の発明では、前記指針用光源制御手段は、前記指針の回動する速度または加速度が所定の閾値内になった場合、前記第1指針用光源の輝度を、前記標準輝度に変化させるものであり、このように指針の回動する速度または加速度が所定の閾値内になった際に、急な車両運行から落ち着いた運行状態になったことを車両運転者に認識させることができる。
また、第4の発明では、前記指針の回動する速度または加速度によらず、前記指針を照明する第2指針用光源をさらに備えるものであり、斯かる構成により、第2指針用光源により、必要に応じて指針を照明することができ、さらに第1指針用光源による指針の照明具合の変化から、車両状態がどのような勢いで変化したかを認識することができる。
また、第5の発明では、前記標準輝度は、輝度がゼロであるものであり、このように標準輝度をゼロとすることで、指針の輝度の調整幅が消灯から最大輝度まで幅が広く、これにより、指針の回動する速度、加速度による指針の輝度の階調を多くとることができ、さらに、光源の出力する輝度の幅が広いため、最高輝度においては、より強く指針の回動する速度、加速度の大きさを車両運転者に印象づけることができる。
また、第6の発明では、前記指針用光源制御手段は、前記指針用光源の輝度が、所定期間一定である場合、前記指針用光源を、強調する強調輝度にて制御するものであり、このように指針の回動する速度、加速度が大きい状態が継続された際に、指針を強調表示することにより、急な車両運行が継続して行われていることを報知することができ、急な車両運行が継続して行われたことを車両運転者に強く認識させることができる。
また、第7の発明では、前記指針用光源制御手段は、前記指針用光源の輝度が、所定期間一定である場合、前記指針用光源を、前記標準輝度に制御するものであり、このように急な車両運行が継続して行われた場合の報知を必要以上行わず、車両運転者に必要な情報を適宜伝え、その後は車両運行に集中させることができる。
また、第8の発明では、前記指針用光源制御手段は、所定の条件により、前記指針の輝度を前記標準輝度に変化させる際、前記標準輝度に戻る前の輝度を一定期間持続させるものであり、斯かる構成により、車両運転者の必要な情報の見逃しを抑制することができる。
また、第9の発明では、前記指針用光源制御手段は、所定の条件により、前記指針の輝度を前記標準輝度に変化させる際、前記指針用光源を、所定期間、前記強調輝度にて制御するものであり、斯かる構成により、急な車両運行の開始と、急な車両運行の終了を認識することができ、どのような車両運転が急な車両運行とされるかを意識することができる。
また、第10の発明では、少なくとも、前記指針用光源の輝度を上昇方向にしか制御しない上昇優先輝度制御手段または、前記指針用光源の輝度を下降方向にしか制御しない下降優先輝度制御手段のいずれかをさらに備えるものであり、指針の振れに対し、指針の照明具合のちらつきを防止し、車両運転者の感じる違和感を軽減することができる。
また、第11の発明では、前記車両情報の値に基づき、前記車両情報を複数の車両情報領域に分割し、前記指針用光源制御手段は、前記車両情報領域に応じて、前記指針用光源制御手段による前記指針用光源の輝度の変化の態様を異ならせるものであり、このように、例えば速度計が0km/hから20km/hへ急激に変化した場合と、80km/hから100km/hへ急激に変化した場合とで、指針照明による報知の態様を変えることで、特に注意させたい車両情報の領域のみ強調させることができる。
また、第12の発明では、前記車両状態の異常を検知し、警告報知する警告手段をさらに備える指針式計器において、前記警告手段による警告報知が行われた場合、前記指針用光源制御手段は、前記指針の輝度を前記標準輝度に戻すものである。
また、第13の発明では、前記指針用光源制御手段は、前記警告手段による警告報知が行われているとき、前記指針用光源の輝度を前記標準輝度にするものである。
第12,13の発明により、警告報知を強調させることができる。
また、第14の発明では、前記指針用光源制御手段は、前記指針用光源の輝度を変化させるとき、前記指針用光源の輝度を徐々に変化させるものであり、斯かる構成により、指針の照明具合の急な変化に対する車両運転者が感じる違和感を軽減することができる。
また、第15の発明では、前記警告手段は、警告情報を表示する警告インジケータ部または警告表示部であり、前記警告インジケータ部または前記警告表示部は、前記指針の回動範囲外に配設されるものであり、斯かる構成により、警告情報の表示と、指針の照明具合の変化との紛らわしさを抑制することができる。
また、第16の発明では、車両情報に基づき回動し、前記車両情報を指示する指針画像を画像表示部に表示する指針画像表示装置において、前記指針画像の回動する速度または加速度に基づき、前記指針画像領域または前記指針画像周辺領域の、色相または明度または彩度を変化させる指針画像制御手段を備えるものであり、斯かる構成により、指針画像の指示値により車両情報の値を認識し、さらに指針画像の見栄えにより、車両状態がどのような勢いで変化したかを認識することができ、急な車両運行が行われたことを車両運転者に認識させることで、例えばエコ運転などに寄与することができる。
車両運転者に車両状態の急な変化を認識させることができる指針式計器及び指針画像表示装置を提供する。
本発明の一実施形態における指針式計器の回路構成図である。 上記発明の一実施形態における指針式計器の正面図である。 上記発明の一実施形態における指針式計器の断面図であり、図2のX−X’断面図である。 上記発明の一実施形態における指針式計器の正面図であり、指針の角速度による輝度変化の説明図である。(b)は各角速度の領域における輝度変化を説明する図である。 上記発明の一実施形態における指針式計器の動作フロー図である。 上記発明の一実施形態における指針式計器のタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態における指針式計器のタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態における指針式計器のタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態における指針式計器のタイミングチャートである。 本発明の第5実施形態における指針式計器のタイミングチャートである。 本発明の第6実施形態における指針式計器のタイミングチャートである。 本発明の第7実施形態における指針式計器のタイミングチャートである。 本発明の第8実施形態における指針式計器のタイミングチャートである。
以下に、本発明の指針式計器1の実施形態を図1乃至3を用いて説明する。
図1は、本実施形態のおける指針式計器1の回路構成図である。図2は、本実施形態における指針式計器1の正面図である。図3は、指針式計器の断面図であり、図2におけるX−X’断面図である。
本発明の指針式計器1は、図2に示すように、指針20を有するスピードメーターP、タコメーターQ、エコゲージRと、警告報知部W(警告インジケーター部W1、警告発音部W2、警告表示部W3)と、を備える。
スピードメーターP、タコメーターQ、エコゲージRは、図3に示すように、文字板10と、指針20と、駆動本体30と、中ケース40と、回路基板50とを備え、車両ECU2から入力される車両情報(車速情報、回転数情報、エコ走行情報など)に基づき、指針20が回動し、文字板10に表示される指標部12を指示するものである。
文字板10は、後述する駆動本体30の指針軸31が挿通する貫通孔部11と、目盛や数字等の指標を表示する透光性の指標部12と、を備える。
指標部12は、文字板10の背面側に配設される文字板用光源53により照明されることで車両運転者に視認される。
指針20は、指針基部21と、文字板10に表示された指標部12を指示する指示部22と、指針キャップ23と、により構成される。
指針基部21は、透光性の樹脂等で指示部22と一体に形成されており、駆動本体30に設けられた指針軸31に固定され、指針用光源52からの光を受光し、この光が指示部22に導光し、この指示部22を光輝させるものである。
指針キャップ23は、遮光性の合成樹脂からなり、指針基部21を覆うように具備されている。
駆動本体30は、指針軸31を有し、後述する制御部51が出力する制御信号(パルス信号)に基づき指針軸31を回動させるステッピングモータ(電気アクチュエータ)であり、制御部51からの指針制御信号(指示角度情報など)に基づき指針軸31を回動させることにより、指針軸31の先端に固定された指針20に文字板10の指標部12を指示させるものである。
中ケース40は、文字板10と後述する回路基板50との間に配置され、文字板10と回路基板50とを固定するもので、光を反射するリフレクタ機能を有する合成樹脂などから構成され、指針用光源52から発せられた光を指針20方向へ、または、文字板用光源53から発せられた光を文字板10方向へ光を反射するように反射面を有する。
回路基板50は、中ケース40の背面側に配設され、駆動本体30と、制御部51と、指針用光源52と、文字板用光源53、とを実装し、指針式計器1の電気的な制御を行うものである。
制御部51は、指針制御手段511と、角速度算出手段512と、指針用光源制御手段513と、文字板用光源制御手段514と、警告報知制御手段515と、を備えるものであり、アナログ/デジタル変換するA/D変換器,プログラム等を記憶するROM,ワークメモリとして使用される記憶手段としてのRAM,ROMのプログラムにしたがって制御動作を行なうCPU,外部との信号の入出力を行うI/Oポート,およびこれらを接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成される電子制御装置(Electlic ContRol Unit)である。
指針制御手段511は、車両ECU2から出力される車速情報に基づき、パルス信号などからなる指針制御信号(指示角度情報など)を駆動本体30に出力し、駆動本体30の指針軸31を、所望の方向に、所望の角度だけ回転させることにより、指針軸31の先端に固定された指針20に所望の指標を指示させるものである。また、原点復帰命令信号を指針20へ出力することにより、指針20を原点に復帰させるものである。
角速度算出手段512は、指針制御手段511が出力する指針制御信号(指示角度情報)の所定時間の変化量から、指針20の角速度ωt(rad/sec)または、角加速度αt(rad/sec^2)を算出するものであり、例えば、指針20の最新の指示角θt、その前の指針20の指示角θt−1とすると、10msec間の角速度ωtは式1、角加速度αtは式2により求めることができる。
Figure 2013120059
Figure 2013120059
また、各指示角θtは、車両ECU2から出力される車両情報(速度情報、回転数情報、エコ走行情報など)に対応しているので、車両情報の所定時間の変化量から車両情報の変化速度を求め、この車両情報の変化速度から指針20の輝度Lを調整してもよい。
同様に、車両情報の変化加速度から指針20の輝度Lを調整してもよい。
また、上記では指針20の角速度ωtと角加速度αtを、指針制御手段511の出力する指針制御信号(指示角度情報)から算出しているが、指針20の指示角θtを検出する角度センサを備えることにより、指針20の指示角θtを測定し、その指示角θtをもとに、指針20の角速度ωtと角加速度αtとを求めてもよい。
指針用光源制御手段513は、角速度算出手段512の算出した指針20の角速度ωt(または車両情報の変化速度)または角加速度αt(または車両情報の変化加速度)に基づき、指針用光源12の発光輝度を変化させるものである。指針用光源制御手段513は、例えば、図4に示すように、指針20の角速度ωtの値が右回転で閾値ωa以上であるとき、第1指針用光源52aの輝度Lを、標準となる標準輝度Loより高い輝度である輝度Laになるように輝度Lを上昇させる。また、指針20の角速度ωtの値が左回転で閾値ωc以下であるとき、第1指針用光源52aの輝度Lを標準輝度Loより低い輝度である輝度Lcになるように輝度Lを減少させる。
指針用光源制御手段513は、角速度ωtが閾値ωc〜ωb内である際、第1指針用光源52aの輝度Lを標準となる標準輝度Loに調節する。標準輝度Loは、光源である発光ダイオードを、最大光度の略半分の光度で発光させた際の輝度であるが、標準輝度Loをゼロ輝度(消灯)としてもよく、ゼロ輝度から最大輝度の間の所定の輝度に任意に設定された輝度である。
文字板用光源制御手段514は、文字板用光源53を制御するものであり、車両運転者の指針式計器照明スイッチの操作や外部照度に応じて、文字板用光源53を点消灯させるものである。
警告報知制御手段515は、車両ECU2から車両情報の異常を検知すると、
警告報知部W(警告インジケーター部W1、警告発音部W2、警告表示部W3)に警告を報知させるものであり、警告インジケーター部W1を点灯させるためのLED駆動回路または、警告発音部W2を駆動する音声回路または、警告表示部W3を駆動するための画像出力回路などである。
つづいて、指針式計器1の指針20及び文字板10を照明する光源について説明する。
指針用光源52は、指針20を照明するものであり、図3に示すように、駆動本体30の指針軸31の周りに配設され、回路基板50に対して垂直方向に光を発するトップビュー型の発光ダイオードからなり、第1指針用光源52aと、第2指針用光源52bと、により構成される。
第1指針用光源52aと第2指針用光源52bとについて、図6を用いて説明する。
図6は、本発明の指針式計器1における、指針20と指針式計器照明スイッチの動作により、第1指針用光源52aと第2指針用光源52bと文字板用光源53とがどのような照明を行うかを説明したタイミングチャートである。
第1指針用光源52aは、図6に示すように、指針20の角速度ωtに応じた指針用光制御手段513の出力する制御信号に基づき、発光輝度Lを変化するものである。
第2指針用光源52bは、図6に示すように、車両運転者の指針式計器照明スイッチの操作や外部照度に応じて、点消灯するものであり、第1指針用光源52aとは異なり、指針20の角速度ωtにより輝度は変化しないものである。
文字板用光源53は、文字板10を照明するものであり、図3に示すように、文字板10の背面に配設され、回路基板50に対して垂直方向に光を発するトップビュー型の発光ダイオードである。文字板用光源53は、図6に示すように、車両運転者の指針式計器照明スイッチの操作や外部照度に応じた文字板用光源制御手段514の制御信号に基づき、点消灯するものである。
警告報知部Wは、警告インジケータ部W1と、警告発音部W2と、警告表示部W3などにより構成され、車両ECU2から出力される車両状態の異常を車両運転者に対し、報知するものである。
警告インジケータ部W1は、文字板10に透光性の警告意匠を形成し、警告意匠の背面に位置する光源を点灯させることにより、車両運転者に警告報知するものである。
警告音発音部W2は、ブザーやスピーカー等からなり、音により警告報知するものである。
警告表示部W3は、例えばドットマトリクス式の液晶パネルや有機ELパネルなど画像表示可能な表示パネルからなり、シートベルト警報、給油警報、ドア警報、バッテリ警報等からなる警報表示を画像表示するものである。
以上が、本実施形態における指針式計器1の構成であるが、これより図5のフロー図を用いて、本実施形態における指針式計器1の制御について説明する。
ステップS1において、制御部51は、車両ECU2から車両情報(車速情報、回転数情報、エコ走行情報、異常情報)を取得する。
ステップS2において車両ECU2から車両異常を検知した場合、ステップS3において、警告報知手段515は、警告報知部Wを介して車両運転者に警告を報知し、指針用光源制御手段513は指針20の指針輝度Lを標準輝度Loに調整する。
ステップS2において車両ECU2から車両異常を検知されなかった場合、ステップS4において、角速度算出手段512は、指針20の角速度ωtまたは角加速度αtを算出する。
ステップS5において、指針用光源制御手段513は、ステップS4にて算出された角速度ωtまたは角加速度αtに基づき、第1指針用光源52aの発光輝度Lを決定し、ステップS6において、所望の発光輝度Lで第1指針用光源52aを発光させる。
上記の光源の発光輝度の制御を図6を用いて具体的に説明すると、図6の時間t1〜t2において、指示角θtが振れ、角速度算出手段512により指針20の角速度ωtが算出され、この角速度ωtに基づき、指針用光源制御手段513は第1指針用光源52aの輝度を調整するが、時間t1〜t2においての角速度が閾値ωb未満であるので、第1指針用光源52aは標準輝度Loで発光し続ける。
図6の時間t2〜t3において、指針20の角速度ωtが閾値ωa以上になると、指針用光源制御手段513は、第1指針用光源52aを標準輝度Loより高い輝度である発光輝度Laで発光させる。
図6の時間t3〜t4において、指針20の角速度ωtが閾値ωb未満になると、指針用光源制御手段513は、第1指針用光源52aを標準輝度Loで発光させる。
図6の時間t4〜t5において、指針20の角速度ωtが閾値ωd以下になると、指針用光源制御手段513は、第1指針用光源52aを標準輝度Loより低い輝度である発光輝度Ldで発光させる。
第2指針用光源52bと文字板用光源53は、車両運転者の指針式計器照明スイッチの操作や外部照度に応じて、点消灯するものであるので、図6の時間t1〜t6においては、指針式計器照明スイッチがOFFなので、これに基づき第2指針用光源52bと文字板用光源53もOFFとなる。また、図6の時間t6〜t7においては、指針式計器照明スイッチがONなので、これに基づき第2指針用光源52bと文字板用光源53もONとなる。
斯かる構成により、本発明の指針式計器1は、車両ECU2から車両情報(速度情報、回転数情報、エコ走行情報など)を入力し、指針20の角速度ωt、角加速度αtを算出し、これら角速度ωt、角加速度αtが所定の閾値を超えた場合、指針20を標準輝度Loとは異なる輝度で照明させることにより、指針20の指示値により車両情報の値を認識でき、さらに指針20の照明具合により、車両状態がどのような勢いで変化したかを認識することができ、急な車両運行が行われたことを車両運転者に認識させることで、例えばエコ運転などに寄与することができるものである。
また、通常動作において、第1指針用光源52aの輝度Lを標準となる標準輝度Loとし、指針20の角速度ωtと角加速度αtが所定の閾値を超えた場合、この通常動作における標準輝度Loとは異なる輝度に第1指針用光源52aを調整することにより、急な車両運行が行われた際の指針の照明具合の変化を敏感に感じることができ、急な車両運行が行われたことを車両運転者により強く認識させることができる。
また、指針20の角速度ωtと角加速度αtが所定の閾値内になった場合、第1の指針用光源52aの輝度Lを標準輝度Loに調整することにより、急な車両運行が落ち着いて緩やかな車両運行になったことを車両運転者に認識させることができる。
また、第2指針用光源52bを設けることにより、指針20の角速度ωtと角加速度αtによらず、車両運転者の必要に応じて指針20を照明することができる。
以上が本発明における指針式計器1の一実施形態の説明であったが、これより図7乃至図13を用いて、本発明における指針式計器1の変形例を説明する。
(第2実施形態)
上記の指針式計器1において、第1指針用光源52aの標準となる標準輝度Loは、発光ダイオードを最大光度の略半分の光度で発光させた際の輝度としたが、図7に示すように、標準輝度Loをゼロ輝度(消灯)としてもよい。図7の時間t4からt5において、角速度ωtが負の値となるが、第1指針用光源52aの標準輝度Loがゼロ輝度であるため、これより輝度が低くなることはない。
斯かる構成により、指針の角速度、角加速度による階調を多くとることができ、また、光源の出力する輝度の幅が広いため、最高輝度においては、より強く指針の角速度、角加速度の大きさを車両運転者に印象づけることができる。
(第3実施形態)
また、指針20の発光輝度Lを切替える際に、図8に示すように、輝度Lを目標とする輝度に徐々に近づけるように制御してもよい。図8の時間t2において、第1指針用光源52aの輝度Lを輝度Laに調節する条件である角速度ωaが検出されても、輝度Lを急に輝度Laに調節せずに、徐々に目標とする輝度Laに調節する。
斯かる構成により、指針の照明具合の急な変化に対する車両運転者が感じる違和感を軽減することができる。
(第4実施形態)
また、ある発光輝度Lが所定の期間Tだけ継続された場合、図9の時間t2に示すように、指針20の発光輝度Lを強調する強調輝度に調節してもよい。第1指針用光源52aの輝度Lが輝度Lbにあるときの強調輝度は輝度Laであり、第1指針用光源52aの輝度Lが輝度Lcにあるときの強調輝度は輝度Ldであり、強調輝度に調節するとは、より標準輝度Loとは離れた輝度で発光させることである。
このように指針20の角速度ωt、角加速度αtが大きい状態が継続された際に、指針20を強調表示することにより、急な車両運行が継続して行われていることを報知することができ、急な車両運行が継続して行われたことを車両運転者に強く認識させることができる。
(第5実施形態)
また、ある発光輝度Lが所定の期間Tだけ継続された場合、図10の時間t2に示すように、指針20の発光輝度Lを標準輝度Loに戻してもよい。
このように急な車両運行が継続して行われた場合の報知を必要以上行わず、車両運転者に必要な情報を適宜伝え、その後は車両運行に集中させることができる。
(第6実施形態)
また、図11に示すように、第1指針用光源52aの輝度Lを標準輝度Loに戻す際に、所定期間、第1指針用光源52aの輝度Lを維持させてもよい。図11の時間t2において、角速度ωtが閾値ωb未満になったので、第1指針用光源52aの輝度Lを標準輝度Loに戻す調整を行うが、この際に、所定期間だけそのままの輝度Lbで発光させる。
斯かる構成により、車両運転者の必要な情報の見逃しを抑制することができる。
(第7実施形態)
また、図12に示すように、第1指針用光源52aの輝度Lを標準輝度Loに戻す際に、所定期間、第1指針用光源52aを強調輝度で発光させてもよい。図12の時間t2において、角速度ωtが閾値ωb未満になったので、第1指針用光源52aの輝度Lを標準輝度Loに戻す調整を行うが、この際に、所定期間だけ強調輝度(輝度La)で発光させる。
斯かる構成により、急な車両運行の開始と、急な車両運行の終了を認識することができ、どのような車両運転が急な車両運行とされるかを意識することができる。
(第8実施形態)
また、第1指針用光源52aの輝度Lを上昇方向にしか制御しない上昇優先輝度制御手段または、第1指針用光源52aの輝度Lを下降方向にしか制御しない下降優先輝度制御手段のいずれかをさらに備えてもよい。例えば、図13の時間t2からt3において、角速度ωtが減少しても、第1指針用光源52aの輝度Lはそのままの輝度Lbを維持し、時間t4において、角速度ωtが閾値ωaが検出されると、輝度Laで発光させるように制御してもよい。図13の時間t5からt6の間で所定期間、角速度ωtが閾値ωb未満である場合のみ輝度Lを減少させて標準輝度Loに戻すことができる。
斯かる構成により、指針20の振れに対し、指針20の照明具合のちらつきを防止し、車両運転者の感じる違和感を軽減することができる。
(第9実施形態)
また、車両情報を複数の車両情報領域に分割し、この車両情報領域に応じて、指針用光源制御手段513による第1指針用光源52aの輝度の変化の態様を異ならせてもよい。例えば、速度計が0km/hから20km/hへ急激に変化した場合と、80km/hから100km/hへ急激に変化した場合とで、第1指針用光源52aの輝度Lが切り替わる角速度ωtの閾値(ωa、ωbなど)を変化させてもよい。斯かる構成により、特に注意させたい車両情報の領域のみ強調させることができる。
(第10実施形態)
また、液晶ディスプレイや有機EL素子などの画像表示装置などに指針画像を表示し、この指針画像が回動し、指標を表示する指針画像表示装置において、グラフィックコントローラからなる指針画像制御手段により、指針画像の回動する速度または加速度に応じて、指針画像の領域または指針画像の周辺領域の色彩・明度・彩度などを変化させてもよい。
1 指針式計器
10 文字板
11 指針軸孔部
12 指標部
20 指針
21 指針基部
22 指示部
23 指針キャップ
30 駆動本体
31 指針軸
40 中ケース
50 回路基板
51 制御部
52 指針用光源
52a 第1指針用光源
52b 第2指針用光源
53 文字板用光源

511 指針制御手段
512 角速度算出手段
513 指針用光源制御手段
514 文字板用光源制御手段
515 警告報知制御手段

P スピードメーター
Q タコメーター
R エコゲージ
W 警告報知部
W1 警告インジケータ部
W2 警告発音部
W3 警告表示部

Claims (16)

  1. 車両情報に基づき回動する指針と、
    前記指針を照明する第1指針用光源と、を備える指針式計器において、
    前記第1指針用光源の輝度を、前記指針の回動する速度または加速度に基づき変化させる指針用光源制御手段を備えること、を特徴とする指針式計器。
  2. 前記指針用光源制御手段は、前記指針の回動する速度または加速度が所定の閾値を超えた場合、前記第1指針用光源の輝度を、標準の輝度である標準輝度とは異なる輝度に変化させること、を特徴とする請求項1に記載の指針式計器。
  3. 前記指針用光源制御手段は、前記指針の回動する速度または加速度が所定の閾値内になった場合、前記第1指針用光源の輝度を、前記標準輝度に変化させること、を特徴とする請求項2に記載の指針式計器。
  4. 前記指針の回動する速度または加速度によらず、前記指針を照明する第2指針用光源をさらに備えること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の指針式計器。
  5. 前記標準輝度は、輝度がゼロであること、を特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の指針式計器。
  6. 前記指針用光源制御手段は、前記指針用光源の輝度が、所定期間一定である場合、前記指針用光源を、強調する強調輝度にて制御すること、を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の指針式計器。
  7. 前記指針用光源制御手段は、前記指針用光源の輝度が、所定期間一定である場合、前記指針用光源を、前記標準輝度に制御すること、を特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の指針式計器。
  8. 前記指針用光源制御手段は、所定の条件により、前記指針の輝度を前記標準輝度に変化させる際、前記標準輝度に戻る前の輝度を一定期間持続させること、を特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載の指針式計器。
  9. 前記指針用光源制御手段は、所定の条件により、前記指針の輝度を前記標準輝度に変化させる際、前記指針用光源を、所定期間、強調する強調輝度にて制御すること、を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の指針式計器。
  10. 少なくとも、前記指針用光源の輝度を上昇方向にしか制御しない上昇優先輝度制御手段または、前記指針用光源の輝度を下降方向にしか制御しない下降優先輝度制御手段のいずれかをさらに備えること、を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の指針式計器。
  11. 前記車両情報の値に基づき、前記車両情報を複数の車両情報領域に分割し、前記指針用光源制御手段は、前記車両情報領域に応じて、前記指針用光源制御手段による前記指針用光源の輝度の変化の態様を異ならせること、を特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の指針式計器。
  12. 前記車両状態の異常を検知し、警告報知する警告手段をさらに備える指針式計器において、前記警告手段による警告報知が行われた場合、前記指針用光源制御手段は、前記指針の輝度を前記標準輝度に戻すこと、を特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の指針式計器。
  13. 前記指針用光源制御手段は、前記警告手段による警告報知が行われているとき、前記指針用光源の輝度を前記標準輝度にすること、を特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の指針式計器。
  14. 前記指針用光源制御手段は、前記指針用光源の輝度を変化させるとき、前記指針用光源の輝度を徐々に変化させること、を特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の指針式計器。
  15. 前記警告手段は、警告情報を表示する警告インジケータ部または警告表示部であり、前記警告インジケータ部または前記警告表示部は、前記指針の回動範囲外に配設されること、を特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の指針式計器。
  16. 車両情報に基づき回動し、前記車両情報を指示する指針画像を画像表示部に表示する指針画像表示装置において、
    前記指針画像の回動する速度または加速度に基づき、前記指針画像領域または前記指針画像周辺領域の、色相または明度または彩度を変化させる指針画像制御手段を備えること、を特徴とする指針画像表示装置。
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