JP2013119961A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱キャビネットの左右側壁が変形することを防止する。
【解決手段】実施形態の冷蔵庫は、キャビネット外面を構成する外板と庫内内面を構成する内板との間に断熱パネルを介在させて構成され、前面が開口する箱形の断熱キャビネットと、前記断熱キャビネットの左側壁の前面開口縁部における前記外板と前記断熱キャビネットの右側壁の前面開口縁部における前記外板とに夫々設けられた左右一対の補強当て部材と、前記一対の補強当て部材間を連結する前仕切部材と、前記前仕切部材を裏側から覆う仕切裏カバーとを備えたことを特徴とする。
【選択図】図14

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
冷蔵庫の本体である断熱キャビネットは、外側面を構成する外板と庫内内面を構成する内板との間に断熱パネルを介在させて、全体としてほぼ箱状に構成されている。
特開平4−260780号公報 特開平6−147744号公報
真空断熱パネルなどの断熱性能の高い断熱パネルを用いた断熱キャビネットでは、断熱性能が良く、断熱キャビネットの厚みの薄肉化が可能である。ここで、当該断熱キャビネットは前面を開口した矩形箱状に構成されるが、上記断熱キャビネットの薄肉化を図った場合に、断熱キャビネットの左右側壁において後部は、後壁に一体もしくは連結されているから強度的に十分であるが、前面開口部は強度が若干劣り、断熱キャビネットの前面開口部が拡開変形するおそれがある。この断熱キャビネットの前面開口部の拡開変形を防止するために、左右側壁の前部を連結する前仕切部材を設ける構成としている。この場合、この前仕切部材の裏面側が庫内に露出すると見栄えが良くない。又、この前仕切部材の後側には、庫内を上下に仕切る板部を設けることが多いが、この板部が前仕切板部材の裏側部分で傷付くおそれもある。
そこで、前仕切部材の裏側が庫内に露出することがない冷蔵庫を提供する。
実施形態の冷蔵庫は、キャビネット外面を構成する外板と庫内内面を構成する内板との間に断熱パネルを介在させて構成され、前面が開口する箱形の断熱キャビネットと、前記断熱キャビネットの左側壁の前面開口縁部における前記外板と前記断熱キャビネットの右側壁の前面開口縁部における前記外板とに夫々設けられた左右一対の補強当て部材と、前記一対の補強当て部材間を連結する前仕切部材と、前記前仕切部材を裏側から覆う仕切裏カバーとを備えたことを特徴とする。
第1実施形態による冷蔵庫の斜視図 断熱キャビネットを上方から見た斜視図 断熱キャビネットを下方から見た斜視図 断熱キャビネットの分解斜視図 左側壁用断熱パネルの分解斜視図 断熱キャビネットの横断平面図 左側壁用断熱パネル及び天井壁用断熱パネルのコーナー部の縦断正面図 縦補強部材及び上部補強部材を図示したヒンジ部材取付前における断熱キャビネットの斜視図 上部補強部材を分離した状態での前仕切部材取付前における断熱キャビネットの斜視図 左側壁用断熱パネルの前部分の横断平面図 図10とは異なる部分での左側壁用断熱パネルの前部分の横断平面図 ヒンジ部材部分の正面図 図12の切断線X13−X13による横断平面図 図2の切断線X14−X14による横断平面図 図14の切断線X15−X15による縦断側面図 図2の切断線X16−X16による縦断側面図 棚受部材部分の斜視図 左側壁用断熱パネルにおける冷蔵室底板用取付部材部分の縦断側面図 橋架状補強部材を分離した状態での冷蔵室底板用取付部材部分の斜視図 左側壁用断熱パネルにおける第1のレール用取付部材部分の縦断側面図 第1のレール用取付部材にレールを取り付けた状態での縦断側面図 仕切壁用取付部材部分の斜視図 左側壁用断熱パネルにおける仕切壁用取付部材部分の縦断側面図 第2実施形態を示す図18相当図 図19相当図 第3実施形態を示す図14相当図 第4実施形態を示す左側壁用断熱パネル、底壁用断熱パネル及び右側壁用断熱パネルの縦断正面図
第1実施形態について図1ないし図23を参照して説明する。図1には第1実施形態の冷蔵庫1の外観が示され、図2及び図3には冷蔵庫1の断熱キャビネット2の外観が示されている。断熱キャビネット2の内部には、上から順に冷蔵室3、野菜室4が設けられ、この野菜室4の下方に製氷室5と小冷凍室6が左右に並べて設けられ、最下部に主冷凍室7が設けられている。
これら冷蔵室3、野菜室4、製氷室5、小冷凍室6、及び主冷凍室7は、それぞれ貯蔵室を形成している。このうち、冷蔵室3及び野菜室4は、庫内温度が例えば1℃〜5℃程度の冷蔵温度に制御される。このように冷蔵室3及び野菜室4は、いずれも冷蔵温度帯例えば0℃〜10℃の貯蔵室であることから、この冷蔵室3及び野菜室4間では有る程度の断熱性を確保できれば良く、例えば合成樹脂製の冷蔵室底板8(板部材に相当)によって仕切られている。製氷室5、小冷凍室6、及び主冷凍室7は、庫内温度が例えば冷凍温度帯例えば−18℃以下の冷凍温度に制御されるもので、冷凍温度帯の貯蔵室である。冷蔵温度帯の野菜室4と、冷凍温度帯の製氷室5及び小冷凍室6との間は、相互間の熱リークを極力防止するために断熱性を有する断熱仕切壁9によって上下に仕切られている。上記冷蔵室底板8は冷蔵室の底板を構成しており、貯蔵品が載置される。
図2及び図3に示すように断熱キャビネット2の前部において、前記冷蔵室底板8の前方に位置させて横方向に延びる前仕切部材10が設けられ、前記断熱仕切壁9の前方に位置させて横方向に延びる前仕切部材11が設けられている。また、断熱キャビネット2の前部において、製氷室5と小冷凍室6との間に位置させて上下方向に延びる前仕切部材12が設けられ、製氷室5及び小冷凍室6と主冷凍室7との間に位置させて横方向に延びる前仕切部材13が設けられている。
冷蔵室3は、前面が左右の回転扉15、16によって開閉される。左の回転扉15は、図2及び図3に示すように、上下一対のヒンジ部材17a、17bによって回転可能に支持されている。すなわち、一方のヒンジ部材17bは後述する左側壁用断熱パネル26の前縁の略上下中間部に設けられ、他方のヒンジ部材17aは、断熱キャビネット2の開口の左側前縁のうち上壁である後述する天井壁用断熱パネル28の前縁左部に設けられている。前記ヒンジ部材17aは下向きに突出するヒンジ軸17ajを備え、ヒンジ部材17bは上向きに突出するヒンジ軸17bjを備えており、これらヒンジ軸17aj、17bjにより回転扉15が枢支されている。
又、右の回転扉16は、同じく図2及び図3に示すように、上下一対のヒンジ部材18a、18bによって回転可能に支持されている。すなわち、一方のヒンジ部材18bは後述する右側壁用断熱パネル27の前縁の上下略中間部に設けられ、他方のヒンジ部材18bは、断熱キャビネット2の開口の右側前縁のうち上壁である天井壁用断熱パネル28の前縁右部に設けられている。前記ヒンジ部材18aは下向きに突出するヒンジ軸18ajを備え、ヒンジ部材18bは上向きに突出するヒンジ軸18bjを備えており、これらヒンジ軸18aj、18bjにより回転扉16が枢支されている。
これら回転扉15、16は夫々ヒンジ部材17a、17b、18a、18bを中心に前後方向に回動される観音開き式である。
野菜室4は、前面が引き出し式の扉19によって開閉される。その扉19の裏側には、図示しない野菜収納容器が設けられている。製氷室5は、前面が引き出し式の扉20によって開閉される。製氷室5には図示しない製氷装置が設けられ、扉20の裏側には、図示しない氷収納容器が設けられている。小冷凍室6は、前面が引き出し式の扉21によって開閉される。その扉21の裏側には、図示しない収納容器が設けられている。主冷凍室7も、前面が引き出し式の扉22によって開閉される。その扉22の裏側には、図示しない収納容器が設けられている。
上記引き出し式の扉19、20、21、22で開閉される貯蔵室である野菜室4、製氷室5、小冷凍室6、主冷凍室7のうち、容積の大きい主冷凍室7を、他の貯蔵室この場合野菜室4、製氷室5及び小冷凍室6よりも下方に設けている。
前記断熱キャビネット2は、図4に示すように、いずれも断熱壁に相当する、後壁を形成する後壁用断熱パネル25と、左側壁を形成する左側壁用断熱パネル26と、右側壁を形成する右側壁用断熱パネル27と、上壁を形成する天井壁用断熱パネル28と、底壁を形成する底壁用断熱パネル29とを組み合わせることによって、前面が開口した箱状に構成されている。
これら断熱パネル25〜29はいずれも真空断熱パネルを有して構成されている。前記後壁用断熱パネル25、左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の基本的な概略構成は同様であるので、左側壁用断熱パネル26を代表して説明する。図5に示すように、左側壁用断熱パネル26は、外箱用の金属板製の外板30Bと、内箱用の合成樹脂製の例えばシート部材からなる内板31Bと、これら外板30Bと内板31Bとの間に挟まれた状態で配置される(介在する)断熱材としてパネル状の真空断熱パネル32とから構成されている。
前記左側壁用断熱パネル26の内板31Bには、図5に示すように、棚受部材40、冷蔵室底板用取付部材41、第1のレール用取付部材42、仕切壁用取付部材43、第2のレール用取付部材44、支持具65が取り付けられており、これらを一体に備えた状態で、前記真空断熱パネル32に接着されるものである。
真空断熱パネル32は、図7、図16、図18に示すように、一面を内板31Bの裏面に図示しない接着剤により接着固定すると共に、前記一面とは反対側の他面を外板30Bの内面に図示しない接着剤により接着固定することにより、内板31Bと外板30Bとの間に挟み込まれた状態となっている。
真空断熱パネル32は、図16、図18に示すように、ガラスウールなどのコア材35と、ガスバリア性を有する包装材38とから構成されている。真空断熱パネル32は、コア材35を包装材38内に収容し、この状態で包装材38内を真空引きすることによってパネル状(板状)に製造される。
なお、左側壁用断熱パネル26の内板31Bと対向する右側壁用断熱パネル27の内板31C(内板31B及び内板31Cが対向する一対の内板に相当)にも、図示はしないが、左側壁用断熱パネル26の前記棚受部材40と、冷蔵室底板用取付部材41と、第1のレール用取付部材42と、仕切壁用取付部材43と、第2のレール用取付部材44と対向するように、棚受部材40と、冷蔵室底板用取付部材41と、第1のレール用取付部材42と、仕切壁用取付部材43と、第2のレール用取付部材44、支持具65が設けられている。これら各部材40〜44、65の取り付け構成については後述する。又、図6に示すように、後壁用断熱パネル25も、左側壁用断熱パネル26と同様に、外板30Aと内板31Aとの間に真空断熱パネル32を介在させた構成である。
又、天井壁用断熱パネル28は、図7に示すように、金属板からなる外板30Dと、合成樹脂の一体成形品である内板31Dと、発泡ウレタンに比べて断熱性能が高い(熱伝導率が低い)断熱パネルである前述の真空断熱パネル32と、断熱材である発泡ウレタン33とを有して構成されている。この場合、内板31Dの裏面に真空断熱パネル32を接着により接合し、この真空断熱パネル32と外板30Dとの間に発泡ウレタン33を充填している。この天井壁用断熱パネル28は、図1に示すように、後方上部にL状に凹む機械室28kを有しており、この機械室28kには冷凍サイクルのコンプレッサ36が収容配置されている。
なお、底壁用断熱パネル29も前記天井壁用断熱パネル28とは形状は異なるが、当該天井壁用断熱パネル28同様、外板30Eと内板31Eとの間に上述の真空断熱パネルと発泡ウレタンとを設けた構成である。前記外板30A〜30Eは断熱キャビネット2の外面(キャビネット外面)を構成し、前記内板31A〜31Bは断熱キャビネット2の庫内内面を構成する。
図6に示すように、後壁用断熱パネル25と左側壁用断熱パネル26とは、左後部のコーナー部において連結部に相当する固定具23Aや図示しないねじ等を用いて連結固定されている。また、後壁用断熱パネル25と右側壁用断熱パネル27とは、右後部のコーナー部において前記固定具23Aと同様の固定具23Bやねじ等を用いて連結固定されている。このコーナー部には、適宜発泡スチロールやソフトテープ(スポンジテープ)などの断熱材34a〜34cが挿入配置されている。又、天井壁用断熱パネル28及び底壁用断熱パネル29も適宜これら各断熱パネル25〜27と連結固定されている。さらに、左側壁用断熱パネル26の前部と右側壁用断熱パネル27の前部とは、前記前仕切部材10、11、12、13によって連結されている。
図8及び図9に示すように、断熱キャビネット2の前面開口縁部のうち、左右前縁部(左側壁用断熱パネル26の前縁部及び右側壁用断熱パネル27の前縁部)は、縦補強部材51、51により補強されており、さらに上部前縁から左右前縁にかけては、上部補強部材52により補強されている。なお、この図8及び図9には、各部材40〜44、65は、図面の煩雑さを避けるため、図示を省略している。
前記左右の縦補強部材51は左右対称形であるので、左側の縦補強部材51について説明する。この縦補強部材51は左側壁用断熱パネル26の上下方向長さと略同等の長さに設定されており、その断面形状は、図11に示すように、外側板部51a、中間板部51b、内側板部51cを有して横断面がコ字状をなす。ただし、この縦補強部材51の一部(前仕切部材10、11、13との接合部)においては、図13及び図14に示すように、前記内側板部51cが切除されたL状をなす。
この縦補強部材51は、図10に示すように、左側壁用断熱パネル26の前縁部に上方から(あるいは下方から)挿入配置されている。この左側壁用断熱パネル26の前縁部においては、外板30Bの前部には、コ字状部30bが形成されている。すなわち、このコ字状部30bは、外板30Bの主板部30aよりも若干外側に膨出して真空断熱パネル32と離間し且つ内板31Bよりも前方へ突出する外側膨出部30b1と、この外側膨出部30b1の前端より内向きに屈曲する中間部30b2と、この中間部30b2の内側端より後方へ屈曲するL状の内側延出部30b3とを有して、略コ字状をなす。
このコ字状部30bの内面に前記縦補強部材51が嵌合する形態で挿入配置されて、接着やねじ止めにより外板30Bと連結されている。又、前記縦補強部材51は前記内板31Bに対して離間しており、もって当該内板31Bに対して非連結状態である。
なお、この図10において、真空断熱パネル32と外側膨出部30b1との間には冷凍サイクルの放熱パイプ53が配設され、また、内板31Bと外板30Bのコ字状部30bとの間にはこの間をシールする合成樹脂製のシール部材54が配設されており、このシール部材54には、断熱キャビネット2前面の結露を防止する防露パイプ55(これは放熱パイプからなる)を固定するパイプホルダ部54aが形成されている。なお、前記放熱パイプ53は図6に示すように左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の後部にも配設されている。又、この外板30Bの前部30a内には、例えばソフトテープからなる断熱材37、37が挿入配置されている。
前記上部補強部材52は、図8、図9に示すように、中間板部52aとその両端部から直角をなして垂下状態に連結された左板部52bと右板部52cとから構成されており、左右板部52b、52cが前記左側壁用断熱パネル26、右側壁用断熱パネル27の前部に上方から差し込まれて縦補強部材51内面に配置固定され(図11参照)、中間板部52aが天井壁用断熱パネル28の前縁部に配置固定されている。
この場合、比較的重量が重い前記コンプレッサ36が断熱キャビネット2の後部に存在するのに対して、これら縦補強部材51及び上部補強部材52は断熱キャビネット2の前部に存在し、もって、これら縦補強部材51及び上部補強部材52が断熱キャビネット2における前後の重量の均等化に寄与している。
前記断熱キャビネット2の左側壁用断熱パネル26と前記前仕切部材10の左端部との接合部分には、図12及び図13に示すように、前記ヒンジ部材17bが取り付けられており、又、右側壁用断熱パネル27と前仕切部材10の右端部との接合部分には前記ヒンジ部材18b(図2参照)が取り付けられている。各ヒンジ部材17b、18bの取り付け構成は、左右対称であるので、ヒンジ部材17b部分について説明する。
縦補強部材51は、当該前仕切部材10の左端部との接合部においては、既述したように図10に示した前記内側板部51cが切除されたL状をなす。さらに同じく図10に示した外板30Bの内側延出部30b3も切除されている。
前記左側の縦補強部材51裏面と前記前仕切部材10の左端部裏面とにかけて、補強当て部材56が配置固定されており、さらに、前記ヒンジ部材17bが、左側壁用断熱パネル26前面及び前仕切部材10左端部前面にかけて配置固定されている。すなわち、前記ヒンジ部材17bには、例えば3つのねじ挿通孔部17b1、17b2、17b3が形成され、又、外板30Bの中間部30b2にねじ挿通孔部30nが形成され、さらに、縦補強部材51の中間板部51bにもねじ挿通孔部51b1が形成されている。
さらに前記補強当て部材56には、3つのねじ螺合孔部(これは雌ねじ部、タッピング用孔部を含む)56a〜56cが形成されていると共に、皿状の凹み部56dが形成され、この凹み部56dの底部にねじ挿通孔部56eが形成されている。さらに前記前仕切部材10にはねじ挿通孔部10a、10bが形成されている。
そして、前記補強当て部材56を縦補強部材51及び前仕切部材10の裏側に配置すると共に、ヒンジ部材17bを外板30Bの中間部30b2の前面及び前仕切部材10の前面に配置し、ヒンジ部材17bのねじ挿通孔部17b1、外板30Bのねじ挿通孔部30n及び縦補強部材51のねじ挿通孔部51b1を通したねじ57aを補強当て部材56のねじ螺合孔部56aにねじ締めし、ヒンジ部材17bのねじ挿通孔部17b2、前仕切部材10のねじ挿通孔部10aを通したねじ57bを補強当て部材56のねじ螺合孔部56bにねじ締めし、そして、ヒンジ部材17bのねじ挿通孔部17b3、前仕切部材10のねじ挿通孔部10bを通したねじ57cを補強当て部材56のねじ螺合孔部56cにねじ締めする。このように、前記左側壁用断熱パネル26に設けられるところのヒンジ部材17bは、その一部が前記縦補強部材51に締結されている。この場合、このヒンジ部材17bは、その一部が前記補強当て部材56を介して前記縦補強部材51に締結されている。このヒンジ部材17bは前仕切部材10と左側壁用断熱パネル26との接合部分に配置固定されている。
なお、前記ヒンジ部材18bも、同様にして前記仕切部材10の右端部と右側壁用断熱パネル27との接合部分に配置固定されている。
又、上述したように、前仕切部材10は、その両端部が左右一対の補強当て部材56(右の補強当て部材56は図示せず)に連結されていて、結果的に外板30B、30Cに連結されており、この前仕切部材10によって左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の前部が拡開変形することを防止できる。
なお、上側のヒンジ部材17a及び18aは、断熱キャビネット2における天井壁用断熱パネル28の上部補強部材52の左右のコーナー部にねじ固定されている。
前仕切部材10の裏側には、合成樹脂製の仕切裏カバー58が設けられている。すなわち、この仕切裏カバー58は、前仕切部材10の取り付け前において、予め前記補強当て部材56のねじ挿通孔部56eに通したねじ(皿ねじ)59により当該補強当て部材56を介して前仕切部材10に固定されている。そして、この仕切裏カバー58は、この前仕切部材10の裏側を覆っている。この仕切裏カバー58の後方部に前記冷蔵室底板8が配置されている。この仕切裏カバー58は、左側壁用断熱パネル26の内板31Bと右側壁用断熱パネル27の内板31Cとのいずれとも非連結状態とし、且つ、内板31B、内板31Cのうち少なくともいずれかの内板との間に隙間ができる寸法に形成されている。
次に、前仕切部材11と左側壁用断熱パネル26との接合部分、前仕切部材11と右側壁用断熱パネル27との接合部分とについて説明するが、両部分は左右対称形であるので、前仕切部材11と左側壁用断熱パネル26との接合部分について、図14及び図15を参照して説明する。すなわち、縦補強部材51は、当該前仕切部材11との接合部においては、既述したように図10に示した前記内側板部51cが切除されたL状をなす。さらに外板30Bの図10に示した内側延出部30b3も切除されている。そして、縦補強部材51と補強当て部材61とにより前仕切部材11が取り付けられている。
すなわち、外板30Bの中間部30b2には、ねじ挿通孔部30mが形成され、さらに、縦補強部材51の中間板部51bにもねじ挿通孔部51b2が形成されている。
さらに前記補強当て部材61は前記補強当て板56と同じ構成であり、3つのねじ螺合孔部61a〜61cが形成されていると共に、皿状の凹み部61dが形成され、この凹み部61dの底部にねじ挿通孔部61eが形成されている。さらに前記前仕切部材11にはねじ挿通孔部11a、11bが形成されている。
そして、前記補強当て部材61を縦補強部材51及び前仕切部材11の裏側に配置し、外板30Bのねじ挿通孔部30m及び縦補強部材51のねじ挿通孔部51b2を通したねじ62aを補強当て部材61のねじ螺合孔部61aにねじ締めし、前仕切部材11のねじ挿通孔部11aを通したねじ62bを補強当て部材61のねじ螺合孔部61bにねじ締めし、そして、前仕切部材11のねじ挿通孔部11bを通したねじ62cを補強当て部材61のねじ螺合孔部61cにねじ締めする。
又、上述したように、前仕切部材11は、その両端部が左右一対の補強当て部材61(右の補強当て部材61は図示せず)に連結されていて、結果的に外板30B、30Cに連結されており、この前仕切部材10によって左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の前部が拡開変形することを防止できる。
又、前仕切部材11の裏側には、合成樹脂製の仕切裏カバー63が設けられている。すなわち、この仕切裏カバー63は、前仕切部材11の取り付け前において、予め前記補強当て部材61のねじ挿通孔部61eに通したねじ(皿ねじ)64により当該補強当て部材61を介して前仕切部材11に固定されている。そして、この仕切裏カバー63は、この前仕切部材11の裏側を覆っている。この仕切裏カバー63の後方部に前記断熱仕切壁9が配置されている。
さらに、前記仕切裏カバー63は、左側壁用断熱パネル26に設けられた支持具65により支持されている。この支持具65は、突出部65aと、この突出部65aから上下方向に延出する延出部65b、65cとを有する。そして、この支持具65は、左側壁用断熱パネル26の組み立て前に、その突出部65aが内板31Bの孔部31kに裏側から挿入されて表側に突出され、延出部65b、65cが内板31B裏面に接着されている。左側壁用断熱パネル26の組み立て完成状態では、この延出部65b、65cは真空断熱パネル32にも接着され、内板31Bと真空断熱パネル32とで挟持されている。
前記突出部65aには、ねじ挿通孔部65dが形成されており、このねじ挿通孔部65dは、左右方向に若干長い長孔状に形成されている。
一方、前記仕切裏カバー63の下部には、固定具65により支持される被支持部63aが凹んで形成されている。そして、この被支持部63aにはねじ螺合孔部63bが形成されている。又、この仕切裏カバー63は、左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27との間には予め隙間Gが存するように、その左右長さ寸法が設定されている。つまり、左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27は、製造時において、断熱キャビネット2は外側幅寸法Hs(図6参照)を順守するように組み立てられるものであり、そうすると、左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の厚み寸法にばらつきが発生すると、内側幅寸法Huにばらつきが発生する。このばらつきを予め見越しても隙間Gが出る長さに設定されている。ただし、この隙間Gは僅かであり、仮に左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27が、冷却時において内外側部の熱収縮率の差によって湾曲しようとした場合でも、大きな湾曲を阻止できる程度に設定している。この隙間Gには、ソフトテープなどの断熱材を詰めても良い。
そして、前記仕切裏カバー63は、その下部が前記支持具65により支持されて、ねじ挿通孔部65dに通したねじ66をねじ螺合孔部63bにねじ止めすることにより、当該支持具65により支持固定されている。
一方、左側壁用断熱パネル26に設けられた前記棚受部材40と、冷蔵室底板用取付部材41と、第1のレール用取付部材42と、仕切壁用取付部材43と、第2のレール用取付部材44について説明する。
前記棚受部材40は、図16、図17に示すように、例えば金属板により形成されたもので、複数例えば上方で左右対をなす突出部40aと、下方で左右対をなす突出部40bと、これら突出部40aと、突出部40bとを繋ぐと共に上下方向へ延出する延出部40cとを有して構成されている。前記突出部40a、40bは、鉤状をなす。
そして内板31Bには、孔部31a、31bが上下に離れて形成されており、左側壁用断熱パネル26の組み立て前において、内板31Bの裏面(冷蔵庫の庫内の面を表面としたときの裏面)から、前記突出部40a、40bを孔部31a、31bに挿入して内板31B表側へ突出させ、延出部40cを内板31B裏面の孔部31a、31b周辺部に接着している。そして、この延出部40c及び内板31Bの一体物(図5参照)の裏面と真空断熱パネル32とを接着している。この左側壁用断熱パネル26の組み立て完成状態では、この延出部40cは内板31Bと真空断熱パネル32とで挟持されている(図16参照)。
この場合、図示しない棚は上記棚受部材40の鉤状の突出部40a、40bに載せられるものである。
前記冷蔵室底板用取付部材41は、補強部材取付部を兼用するものであり、図2、図3に示すように、冷蔵室3と野菜室4との間を上下に仕切る冷蔵室底板8(板部材に相当)の下側となる部位に位置させて設けられている。
この冷蔵室底板用取付部材41は、図18、図19に示すように、例えば金属板から全体として前後方向に延びる長尺状に形成されており、突出部としての略水平向き状態の突出部41aと、この突出部41aから垂下状に延出された延出部41bとを有し、さらにこの延出部41bの下端部に略水平に張り出す係合部41cとを有して構成されている。前記突出部41aと延出部41bとはL状に連続しており、この冷蔵室底板用取付部材41は全体として断面コ字状をなす。
突出部41aには、長尺方向に沿う(前後方向に延びる)複数のスリット状の連結用孔部である配置孔部41dが形成されていると共に、左右方向に長い長孔からなる連結用孔部であるねじ挿通孔部41eが形成されている。
又、内板31Bには、前記突出部41aを内板31B裏側から挿入するためのスリット状の孔部31dと、前記係合部41cを同じく内板31B裏側から挿入するためのスリット状の孔部31eが形成されている。
前記冷蔵室底板用取付部材41は、その突出部41a及び係合部41cが、左側壁用断熱パネル26の組み立て前における内板31Bの前記孔部31d、31eに裏側から挿入されて表側に突出され、延出部41bが内板31B裏面に接着されている。左側壁用断熱パネル26の組み立て完成状態では、この延出部41bは内板31Bと真空断熱パネル32とで挟持されている。上記係合部41cと前記孔部31eとの係合により取付強度が向上する。
前記冷蔵室底板用取付部材41は、左右の内板31B、31Cに対向して一対設けられており、この冷蔵室底板用取付部材41、41に橋架状補強部材71の一端部及び他端部が連結されている。すなわち、この橋架状補強部材71は、例えば、金属板から細長い棒状に形成されており、橋架状補強部材71の一端部及び他端部が、これら冷蔵室底板用取付部材41、41の中央部分のねじ挿通孔部41eに下方から通したねじ72により、ねじ止めされて連結されている。この場合、ねじ挿通孔部41eが左右方向に長孔であるから、橋架状補強部材71が左右の冷蔵室底板用取付部材41に対して連結位置調整可能であり、左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の厚みにばらつきがあっても、橋架状補強部材71を左右の冷蔵室底板用取付部材41に良好に取り付けることが可能となる。
前記冷蔵室底板用取付部材41の配置孔部41dに、前記冷蔵室底板8の係合突起(図示せず)が上方から係合されて配置固定されている。
この場合、比較的重量が重い前記コンプレッサ36が断熱キャビネット2の後部に存在するのに対して、この橋架状補強部材71は断熱キャビネット2の前部に存在し、もって、この橋架状補強部材71が断熱キャビネット2における前後の重量の均等化に寄与している。
前記第1のレール用取付部材42は、野菜室4に対応する部位に位置させて前部と後部に設けられている。この第1のレール用取付部材42について図20、図21を参照して説明する。この第1のレール用取付部材42は、例えば金属板からなり、ほぼ円筒形(椀に近い円筒形)の突出部42aと、この突出部42aの一端から周囲に延びる延出部42bとを有する構成である。さらに、延出部42bの上部中央1箇所に上向きにL状をなす係合部42cが形成され、又下部左右2箇所に、庫内に突出する形態の係合部42dが形成されている。なお、突出部42aにはねじ螺合孔部42eを有する。
そして内板31Bには、前記突出部42aを挿入し突出させるための孔部31fが形成されていると共に、この孔部31fの上方1箇所に係合孔部31gが形成され、下方2箇所に係合孔部31hが形成されている。
前記第1のレール用取付部材42を内板31Bに取り付けるについては、左側壁用断熱パネル26の組み立て前において、内板31Bの裏面から、前記突出部42aを前記孔部31fに挿入して内板31B表側へ突出させ、上方の係合孔部31gに上方の係合部42cを挿入係合させ、下方の係合孔部31hに下方の係合部42dを挿入係合させ、そして、延出部42bを内板31Bの裏面に接着している。左側壁用断熱パネル26の組み立て完成状態では、この延出部42bは、真空断熱パネル32にも接着されており、もって、内板31Bと真空断熱パネル32とで挟持されている。
前記二つの第1のレール用取付部材42の突出部42aのねじ螺合孔部42eには、図21に示すように、前後に延びるレール45がねじ止めされている。このレール45は、野菜室4の扉19の裏側に取り付けられる支持枠(図示せず)の前後方向の移動を案内する。
前記仕切壁用取付部材43は、補強部材取付部を兼用するものであり、前記断熱仕切壁9が設けられる部位の近傍であるこの場合下側に位置させて、前後方向に延びる形態に設けられている。この仕切壁用取付部材43について、図22、図23を参照して説明する。この仕切壁用取付部材43は、前記冷蔵室底板用取付部材41と同じ構成としている。すなわち、この仕切壁用取付部材43は、例えば金属板から全体として前後方向に延びる長尺状に形成されており、突出部としての突出部43aと、この突出部43aから垂下状に延出された延出部43bとを有し、さらに延出部43bの下端部に係合部43cを有して構成されている。上記突出部43aと延出部43bとはL状に連続している。
突出部43aには、長尺方向に沿う(前後方向に延びる)複数のスリット状の連結用孔部である配置孔部43dが形成されている。
又、内板31Bには、前記突出部43aを内板31B裏側から挿入するためのスリット状の孔部31iと、前記係合部43bを同じく内板31B裏側から挿入するためのスリット状の孔部31jが形成されている。
前記仕切壁用取付部材43は、その突出部43a及び係合部43cが、左側壁用断熱パネル26の組み立て前における内板31Bの前記孔部31i、31jに裏側から挿入されて表側に突出され、延出部43bが内板31B裏面に接着されている。左側壁用断熱パネル26の組み立て完成状態では、この延出部43bは、真空断熱パネル32にも接着され、内板31Bと真空断熱パネル32とで挟持されている。上記係合部43cと前記孔部31jとの係合により取付強度が向上する。
そして、図23に示すように前記断熱仕切壁9(これは橋架状補強部材を兼用する)は、外筐部9aの内部に発泡ウレタンなどの断熱材9bを配設して構成されており、外筐部9aの両端部下部に突起部9c(片方のみ図示)が形成されている。この突起部9cが、左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27に夫々取り付けられた仕切壁用取付部材43の配置孔部43dに差し込まれて係合されている。これにより断熱仕切壁9が断熱キャビネット2にその内部を上下に仕切るように配設されている。
この場合、前記断熱仕切壁9の左右長さは、前述したように、前記左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の厚み寸法のばらつきを考慮して、隙間Gが出る長さに設定されている。又、同様の理由で、この断熱仕切壁9の突起部9cの左右幅寸法に対して前記配置孔部43dを左右方向長さをやや大きめに設定している。これにより、断熱仕切壁9も仕切壁用取付部材43に対して連結位置調整可能である。
前記第2のレール用取付部材44は、主冷凍室7に対応する部位に位置させて前部と後部とに設けられている。この第2のレール用取付部材44は、前記第1のレール用取付部材42と、同様の構成であって、同様にして内板31Bに取り付けられている。
なお、前記隙間Gには適宜ソフトテープなどの断熱材を詰めると良い。
上述した実施形態においては、図13に示したように、キャビネット外面を構成する外板30A〜30Eと庫内内面を構成する内板31A〜31Eとの間に真空断熱パネル32を介在させて構成され、前面が開口する箱形の断熱キャビネット2を備え、この断熱キャビネット2の左側壁である左側壁用断熱パネル26の前面開口縁部における外板30Bの裏面と右側壁である右側壁用断熱パネル27の前面開口縁部における外板30Cの裏面とに左右で一対の補強当て部材56(右側の補強当て部材56は図示せず)を設け、この一対の補強当て部材56間に前仕切部材10を連結したから、断熱キャビネット2の前面開口部が拡開変形することを防止できる。
この場合、外板30B、30Cと前仕切部材10とを補強当て部材56を介して連結しているから、外板30B、30Cと前仕切部材10とを直接連結する場合に比して、外板30B、30Cが補強当て部材56により補強され、これら外板30B、30Cが変形することを防止できる。
さらに、本実施形態によれば、前記前仕切部材10の裏面に取り付けられて当該前仕切部材10を裏側から覆う仕切裏カバー58を設けたから、前仕切部材10の裏側が庫内に露出することを防止できる。そして、前仕切部材10の後方に設けられて庫内を上下に仕切る冷蔵室底板8が前仕切板部材の裏側部分で傷付けられるおそれもない。
さらに、本実施形態によれば、仕切裏カバー58を前仕切部材10に取り付けたから、左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の厚さに製造時のばらつきがあっても、仕切裏カバー58を前仕切部材10裏側に確実に配置できる。
すなわち、左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27は、製造時において、断熱キャビネット2は外側幅寸法Hs(図6参照)を順守するように組み立てられるものであり、そうすると、左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の厚み寸法にばらつきが発生すると、内側幅寸法Huにばらつきが発生する。ここで、仕切裏カバー58を、上記ばらつきを考慮しない長さ(設計当初の内側幅寸法Hu)に設定して内板31B、31Cに直接取り付ける構成とすると、上述のばらつきが発生した場合に、仕切裏カバー58が相対的に長すぎたり短すぎたりし、内板31B、31Cに取り付かない不具合が発生し、仕切裏カバー58を前仕切部材10裏側に配置できなくなる。
しかるに、本実施形態のように、仕切裏カバー58を前仕切部材10に取り付ける構成を採用した場合、当該仕切裏カバー58の長さを前記ばらつきを考慮して若干短めに設定しておくことで、当該仕切裏カバー58が内板31B、31Cから離れた状態で前仕切部材10に取り付けておくことができ、もって、仕切裏カバー58を前仕切部材10裏側に配置できる。
又、本実施形態によれば、図13に示したように、仕切裏カバー58を左側壁用断熱パネル26の内板31Bと右側壁用断熱パネル27の内板31Cとのいずれとも非連結状態とし、且つ当該仕切裏カバー58を、内板31B、内板31Cのうち少なくともいずれかの内板との間に隙間ができる寸法に形成したから、左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の厚みにばらつきがあったとしても、当該仕切裏カバー58を、内板31B、31Cに当接させることなく前仕切部材10に確実に取り付けることができる。
この場合、切裏カバー58と、内板31B、31Cとの間に隙間Gk(図13参照)が発生するが、当該隙間Gは弾力性のある部材例えばソフトテープなどで閉塞すると良い。このようにすると仕切裏カバー58と、内板31B、31Cとの間の隙間Gkをなくすことができる。
なお、図14に示した仕切裏カバー63も、上述の仕切裏カバー58と同様に前仕切部材11に取り付けているので、上述と同様の効果を奏する。
又、本実施形態では、図14に示した仕切裏カバー63を、前記内板31B、31Cにも取り付けるようにしている。この場合、前述したように、前記内板31B、31Cには、長孔からなるねじ螺合孔部63bを有する固定具65(固定部)を取り付け、仕切裏カバー63を、前記左側壁用断熱パネル26の内板31Bと右側壁用断熱パネル27の内板31Cとの間のうち少なくともいずれかの内板との間に隙間ができる寸法(左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の厚み寸法のばらつきを予め見越しても隙間Gが出る長さ寸法)に形成している。そして、前記仕切裏カバー63はさらにこの固定具65のねじ挿通孔部65dに通したねじ66によりねじ止めされている。
このような構成の本実施形態によれば、仕切裏カバー63を内板31B、31Cに取り付けた構成にあって、左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の厚みにばらつきがあっても、この仕切裏カバー63を確実に前仕切部材11に取り付けることができる。つまり、仕切裏カバー63が前記左側壁用断熱パネル26の内板31Bと右側壁用断熱パネル27の内板31Cとの間のうち少なくともいずれかの内板との間に隙間ができる寸法であって、固定具65の長孔のねじ挿通孔部65dによって左右位置調整可能であるから、左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の厚みにばらつきがあっても、この仕切裏カバー63を確実に前仕切部材11に取り付けることができる。
図24及び図25は第2実施形態を示しており、この実施形態においては、橋架状補強部材71に代えて、左側壁用断熱パネル26の内板31Bと右側壁用断熱パネル27の内板31Cと間に、両内板間隔を規制する連結部材91を架設した点が第1実施形態と異なる。この連結部材91の左右方向の長さは、当初設計された内側幅寸法Huに設定されている。この連結部材91は、前記前仕切部材10の後方に設けられている。
この第2実施形態によれば、左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の厚みにばらつきがあっても、内板31B、31C間寸法を、当初設計された内側幅寸法Huに、強制的に修正できる(ばらつきを抑え込むことができる)。従って、冷蔵室底板8を当初設計された内側幅寸法Huに形成しておけば、当該冷蔵室底板8を隙間なく内板31B、31C間に配置することができる。
なお、この連結部材は、棚受部材40、40などの近傍に架設しても良く、この場合には、前述のばらつきがあっても、図示しない棚板を隙間なく内板31B、31C間に配置することが可能となる。
図26は第3実施形態を示しており、仕切裏カバー63にねじ螺合孔部63r、63sを形成し、補強当て部材61に、補強当て部材61のねじ螺合孔部61b、61c(図14参照)に代えてねじ挿通孔部61r、61sを形成し、前仕切部材11のねじ挿通孔部11a及び補強当て部材61のねじ挿通孔部61rを通したねじ62bを前記仕切裏カバー63のねじ螺合孔部63rにねじ止めし、前仕切部材11のねじ挿通孔部11b及び補強当て部材61のねじ挿通孔部61sを通したねじ62cを前記仕切裏カバー63のねじ螺合孔部63sにねじ止めする構成としている。この実施形態によれば、図14に示した仕切裏カバー63取り付け用のねじ64を省略できる。
図27は第4実施形態を示している。この第2実施形態では、次の点が第1実施形態と異なる。すなわち、前記第1実施形態では、左側壁用断熱パネル26と右側壁用断熱パネル27と底壁用断熱パネル29とにおける外板(外板30B、30C、30E)が分割された形態であるが、この第2実施形態では、上述の外板が一枚の外板85で構成されている。
なお、第1実施形態では、断熱キャビネット2を、後、左右、上下の各壁部(後壁用断熱パネル25、左側壁用断熱パネル26、右側壁用断熱パネル27、天井壁用断熱パネル28、底壁用断熱パネル29)に分割したが、その分割形態は、後部と上壁とを一つの壁部とし、これに左側壁、右側壁を接合する形態としても良いし、その他、適宜分割形態は変更しても良い。この場合、真空断熱パネルも各壁部で一つ(平板状)としても良いし、複数の壁部にわたる形態(L字状とかコ字状)でも良い。
さらに断熱キャビネットの各壁部は、外板と内板との間に、真空断熱パネルと、発泡ウレタン等を適宜配置して構成しても良い。
特に左側壁用断熱パネル26及び右側壁用断熱パネル27の壁の厚さとしては、35mm以下とすると断熱性能をキープしながら薄型化について特に有効であり、本実施形態では、真空断熱パネル32が20mm、内板及び外板の合計厚さが1.5mmであって、全体厚さが21.5mmであり、さらに薄型化にとって有効な25mm以下の厚さとなっている。
さらに又、真空断熱パネルは用いずに、箱状の内板と、箱状の外板との間に発泡ウレタンを充填固化して断熱キャビネットを構成しても良い。
以上説明した実施形態の冷蔵庫は、キャビネット外面を構成する外板と庫内内面を構成する内板との間に断熱パネルを介在させて構成され、前面が開口する箱形の断熱キャビネットと、前記断熱キャビネットの左側壁の前面開口縁部における前記外板と前記断熱キャビネットの右側壁の前面開口縁部における前記外板とに夫々設けられた左右一対の補強当て部材と、前記一対の補強当て部材間を連結する前仕切部材と、前記前仕切部材を裏側から覆う仕切裏カバーとを備えたことを特徴とし、これによれば、前仕切部材の裏側が庫内に露出することがない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は実施形態による冷蔵庫、2は断熱キャビネット、8は冷蔵室底板、9は断熱仕切壁、9cは突起部、10、11は前仕切部材、17a、17b、18a、18bはヒンジ部材、25は後壁用断熱パネル、26は左側壁用断熱パネル(左側壁)、27は右側壁用断熱パネル(右側壁)、28は天井壁用断熱パネル(上壁)、29は底壁用断熱パネル(下壁)、30A〜30Eは外板、30bはコ字状部、31A〜31Eは内板、32は真空断熱パネル、33はコンプレッサ、35はコア材、38は包装材、40は棚受部材、41は冷蔵室底板用取付部材、41aは突出部、41bは延出部、41dは配置孔部、43は仕切壁用取付部材、43dは配置孔部、51は縦補強部材、52は上部補強部材、56は補強当て部材、58は仕切裏カバー、61は補強当て部材、63は仕切裏カバー、71は橋架状補強部材、81は冷蔵室底板用取付部材、83は冷蔵室底板用取付部材、84は橋架状補強部材、91は連結部材を示す。

Claims (5)

  1. キャビネット外面を構成する外板と庫内内面を構成する内板との間に断熱パネルを介在させて構成され、前面が開口する箱形の断熱キャビネットと、
    前記断熱キャビネットの左側壁の前面開口縁部における前記外板と前記断熱キャビネットの右側壁の前面開口縁部における前記外板とに夫々設けられた左右一対の補強当て部材と、
    前記一対の補強当て部材間を連結する前仕切部材と、
    前記前仕切部材を裏側から覆う仕切裏カバーと
    を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記左側壁の内板及び右側壁の内板には、夫々左右方向に長いねじ挿通孔部を有する固定部が設けられ、
    前記仕切裏カバーは、前記左側壁の内板と右側壁の内板との間のうち少なくともいずれかの内板との間に隙間ができる寸法に形成され、
    前記仕切裏カバーはさらにこの固定具のねじ挿通孔部に通したねじによりねじ止めされていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記仕切裏カバーは、前記左側壁の内板と右側壁の内板とのいずれとも非連結状態であり、且つ、前記左側壁の内板と右側壁の内板との間のうち少なくともいずれかの内板との間に隙間ができる寸法に形成されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記隙間には弾力性のある部材で閉塞されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記左側壁の内板と右側壁の内板と間に、両内板間隔を規制する連結部材を架設したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の冷蔵庫。
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