JP2013118866A - 栽培瓶による椎茸の栽培方法と出荷方法 - Google Patents
栽培瓶による椎茸の栽培方法と出荷方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】菌床による椎茸栽培では、これまで栽培容器に栽培袋を用いるのが通常で、椎茸の発生時に除袋し、除袋後は菌床の保湿管理で散水や浸水を繰返さなければならず、生育中の椎茸に直接水や水滴が着き、椎茸の品質を低下させていた。
また、育成中は剪定や間引きをし、収穫時は作業員が選別しながら収穫しなければならず、収穫後も品質で選別、包装するため、大変な労力を費やしていた。
【解決手段】椎茸を栽培する栽培容器として栽培瓶を用いることで、培養基の充填、殺菌、種菌の接種、培養、発生、育成の工程が栽培袋を用いるよりも効率的に行うことができる。
また、一瓶で成育した椎茸を一株として収穫、包装することで、収穫時、包装時の選別の労力を大幅に軽減することができる。
従って、生産原価の大幅な圧縮が可能になる。
【選択図】図2
また、育成中は剪定や間引きをし、収穫時は作業員が選別しながら収穫しなければならず、収穫後も品質で選別、包装するため、大変な労力を費やしていた。
【解決手段】椎茸を栽培する栽培容器として栽培瓶を用いることで、培養基の充填、殺菌、種菌の接種、培養、発生、育成の工程が栽培袋を用いるよりも効率的に行うことができる。
また、一瓶で成育した椎茸を一株として収穫、包装することで、収穫時、包装時の選別の労力を大幅に軽減することができる。
従って、生産原価の大幅な圧縮が可能になる。
【選択図】図2
Description
本発明は、栽培瓶を用いた椎茸の栽培方法と出荷方法に関する。
椎茸の人工栽培においては培養基によって菌床を形成し、菌床から椎茸を発生させる菌床栽培方法がある。この菌床栽培方法では栽培容器として袋を用いて栽培基を袋詰めし、種菌を接種した後に培養等の工程を経て椎茸を発生させ収穫する。椎茸の発生時に、上面等菌床の特定部位からのみ発生させるための工程を増やす場合もある。
前述の栽培方法では菌床が熟成し、除袋した後の菌床の保湿管理、椎茸の収穫、選別、包装に多くの労力を費やし、椎茸の生産原価が高くなっている。
特許公開2005−204603 特許公開2005−204604
前述の栽培方法では菌床が熟成し、除袋した後の菌床の保湿管理、椎茸の収穫、選別、包装に多くの労力を費やし、椎茸の生産原価が高くなっている。
これまでの栽培容器に袋を用いた椎茸の菌床栽培では、菌床が熟成し椎茸を発生させる際に栽培袋の一部あるいは全部を除袋し、除袋後は菌床が乾燥しないように散水や浸水で保湿管理している。
また、収穫時には作業員が成育度合いを確認しながら1本づつ収穫し、さらに大きさ、肉厚、幕切れの状態を確認しながら作業員が選別を行い、出荷に至る工程を経ている場合がほとんどであり、多くの手間を要している。
そこで本発明は、椎茸を栽培する際の菌床管理を簡便にし、収穫や選別の作業工程の効率を上げるための栽培方法と出荷方法を提供し、椎茸の生産原価を低く抑えた品質の良い椎茸を生産することを目的とする。
前述の課題を解決するために、請求項1に記載のように栽培容器として栽培瓶を用い、栽培瓶に培養基を充填し、殺菌、種菌接種後の培養、熟成時期には通気性があり、かつ瓶内に雑菌が侵入しない蓋で密閉し、菌床を収納する部屋の温度、湿度、二酸化炭素濃度を管理することを特徴とする。
椎茸の発生時期には前記の蓋を外して発生室の温度、湿度、二酸化炭素濃度を管理して発生させる。このとき開放されているのは瓶の口だけなので、培養基の保湿管理が容易で、かつ椎茸は瓶の口からしか発生しないことを特徴とする。
前項で発生した椎茸は、剪定等をせずに大きさが不揃いのまま一株として生育させ、収穫の際も株のまま収穫し、選別せずに株をほぐすことなくそのまま包装し出荷することで、大幅に作業工程を省力化することができることを特徴とする。
本発明の栽培方法により、栽培容器に栽培瓶を用いることで、瓶の口以外は密閉された状態となり、熟成した菌床の保湿管理において菌床に直接散水したり菌床を浸水したりする手間を省略し、栽培室の温度、湿度、二酸化炭素濃度を管理するだけで椎茸を発生、成育させることができる。
また、育成中に椎茸に直接散水する必要がないので、品質の良い椎茸を栽培することができる。
本発明の出荷方法により、成育した椎茸の収穫、包装、出荷の作業工程が大幅に簡素化され、生産原価を安く抑えることができる。
図1は本発明の栽培方法で栽培容器として用いる栽培瓶の1例で、きのこの菌床栽培で一般に使用される栽培瓶が利用できる。栽培瓶の大きさ、形状は特に限定されない。
前項[0012]の栽培瓶に培養基を充填する。このとき、一般に瓶栽培で使用される自動瓶詰め機等を使用すると能率的に培養基を充填することができる。
前項[0013]の培養基を充填した菌床瓶を殺菌釜で殺菌し、自動種菌接種機を使用して接種した後に雑菌が混入するのを防ぐため、フィルター付キャップで封止し培養室で培養する。培養完了後はキャップを外して椎茸を発生させる。
図2は発生、生育した椎茸の1例で、本発明の栽培方法ににより間引きや剪定を行わずに成育させる。
図3は本発明の出荷方法によ収穫の仕方を説明する図で、生育した椎茸の株は石付きごとそのまま収穫し、図4で示すように石付きごと収穫した一株の椎茸をそのまま包装し、出荷することで、これまで多くの手間をかけていた選果の作業を省略し、生産原価を抑えた椎茸の生産を可能にする。
1 栽培瓶
2 培養基
3 椎茸
4 一株の椎茸
5 包装容器
2 培養基
3 椎茸
4 一株の椎茸
5 包装容器
Claims (2)
- 栽培容器に培養基を充填し、殺菌、種菌接種、培養、熟成、発生、収穫する菌床栽培による椎茸の栽培方法において、培養基を充填する容器として栽培瓶を使用し、前記殺菌、種菌接種、培養、熟成、発生、収穫までの全行程を一貫して栽培瓶を使用することを特徴とする椎茸の栽培方法。
- 椎茸の栽培において、請求項1の栽培方法により生育させた椎茸を収穫する際に、株ごと収穫し、その株をほぐしたり、傘の大きさで選別したりせずに、株のまま出荷することを特徴とする出荷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011286750A JP2013118866A (ja) | 2011-12-08 | 2011-12-08 | 栽培瓶による椎茸の栽培方法と出荷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011286750A JP2013118866A (ja) | 2011-12-08 | 2011-12-08 | 栽培瓶による椎茸の栽培方法と出荷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013118866A true JP2013118866A (ja) | 2013-06-17 |
Family
ID=48771841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011286750A Pending JP2013118866A (ja) | 2011-12-08 | 2011-12-08 | 栽培瓶による椎茸の栽培方法と出荷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013118866A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103718833A (zh) * | 2014-01-24 | 2014-04-16 | 青岛华盛绿能农业科技有限公司 | 利用智能化三控光伏大棚种植食用菌的方法 |
CN104488546A (zh) * | 2014-12-05 | 2015-04-08 | 罗源县益源食用菌专业合作社 | 一种秀珍菇的种植方法 |
-
2011
- 2011-12-08 JP JP2011286750A patent/JP2013118866A/ja active Pending
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