JP2013118440A - 伝送装置及びインタフェース装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冗長化された伝送経路の切替制御を行う監視制御部に障害が発生した場合、切替制御が行えない。また、切替制御部を冗長化するだけでは、切替制御が完了するまでに時間を要し、スケーラビリティに制約が生じる。
【解決手段】通信回線を収容可能な複数のインタフェース部と、ユーザ信号を分岐して各インタフェース部に送信し、各インタフェース部が収容する通信回線とクライアント装置とを接続するクロスコネクト部とを備える伝送装置であって、2以上のインタフェース部を用いて通信回線を冗長化し、各インタフェース部は、クライアント装置に主信号を送信する通信回線を収容するインタフェース部の切替制御を行う切替制御部を有する。
【選択図】図2A

Description

本発明は、MPLS−TPなどのパケットトランスポートにおける切替制御を実現する伝送装置及びインタフェース装置に関する。
近年、各家庭内においてもインターネットを始めとするブロードバンド回線が普及し、IPトラフィックを中心として回線需要が増大しており、そこへ収容されるサービスの多様化も急速に進んでいる。
こうした中、レイヤ1伝送装置におけるクロスコネクト方式としては、従来のSDHなどに代表される「回線交換型」から、ルータなどに代表されるIP網と親和性の高い「パケット交換型」が主流となってきている。
パケット交換型の代表的なクロスコネクト方式として、MPLS(Multi Protocol Label Switch)がある(例えば、非特許文献1参照)。MPLSでは、一般的に、所定のアルゴリズムによって経路が決定され、決定された経路に介して接続されるノード同士で情報をやり取りしてラベルが決定される。各ノードは、経路情報として、入力ラベルと出力ポートとの対応付けを示すテーブルを保持し、当該テーブルに基づいて指定された出力ポートへデータを転送する。
MPLSに代表されるパケット伝送網では、SDHにおける物理的な転送経路である「パス」と言う概念は存在しない。経路の管理方法としては、ネットワークのリソース及びホップ数など、所定のポリシーに基づいて、ノードごとに転送先を決定する分散管理方法が基本な方法として用いられる。
前述したパケット伝送網では、固定のタイムスロットを確保せずにパケット単位でデータが伝送されるため、トラフィックを効率的に収容できるメリットがある。しかし、各装置が経路選択アルゴリズムに基づいて経路を自律的に決定するため、明示的な経路が分からず、さらに、故障が発生した場合には、故障箇所や波及範囲の特定が難しく、保守性や管理面で大きな課題がある。
前述した保守性及び管理面の課題を克服するため、現在ではMPLS−TP(Multi Protocol Label Switch Transport Profile)と呼ばれる技術の標準化がIETFにおいて進められている(例えば、非特許文献2参照)。
MPLS−TPは、MPLSでパケットを伝送する伝送方式を採りながら、SDHなど旧来のレガシー回線における信頼性及び保守運用面での操作性の高さを融合させた技術である。そのために、MPLS−TPでは、従来のMPLSに対して、「OAM(Operation And Maintenance)機能の拡充」と、「明示的な経路管理」と、「制御プレーンとデータプレーンの分離」との特徴的な機能(考え方)が取り入れられている。
「OAM機能」とは、高品質で安定したデータの転送を支援するためのさまざまな保守運用機能の総称であり、「故障検出機能」、「故障点特定機能」、「故障通知機能」、「性能監視機能」、及び「プロテクション機能」から構成される。前述した各機能を実現するために、サービスを転送するパケットとは別に、OAM専用のパケットの標準化が進められている(例えば、非特許文献3参照)。
「明示的な経路管理機能」とは、従来のパケット伝送網で主流であった自律分散型の経路決定方式ではなく、トラフィックが通過する経路として始点、終点及び通過点を、保守者が指定し、静的に経路を設定可能とするものである。一度指定された経路は、保守者からの設定指示以外の要因では、自動的に更新されない。これによって、サービス回線が実際にどこを伝送されているかを、保守者が明確に把握できる。
「制御プレーンとデータプレーンの分離」とは、ノード内の各部を制御する機能部と、データ転送を行う機能部とが分離されていることを意味しており、例えば、ノード内の各部を制御する機能部に故障が発生した場合であっても、データ転送を行う機能部に影響を与えないようにする考え方である。
MPLS−TPは、前述したように、MPLSと同様の伝送方式を踏襲している。したがって、MPLS−TPは、MPLSラベルを用いることによって、収容信号種別にかかわらずユーザ信号を収容するマルチプロトコル収容が可能であり、また、QoS制御を用いることによって、各ユーザ信号間の明確なサービスクラスを分離することができるという特徴を有する。
前述した技術と回線エミュレーション技術とを組み合わせることによって、急増するIPトラフィックとSDHなど旧来のSDH回線とを同一プラットフォームに収容し、レイヤ1網とレイヤ2網とを統合管理する技術として今後成長が望まれる技術分野である。
また、伝送装置の切替制御方式に関する先行技術文献は、特許文献1、特許文献2及び特許文献3などがある。
特開2004−207849号公報 特開平06−311131号公報 特開2001−160793号公報
これらのMPLS−TPの特徴的な機能及び考え方である「OAM(Operation And Maintenance)機能の拡充」、「明示的な経路管理」及び「制御プレーンとデータプレーンの分離」はいずれも、MPLS−TPが高い保守性、信頼性及び耐障害性を有することを目指した結果、備えることが要求されたものである。特に、回線の監視制御を行う制御ブレーンと、ユーザ信号を送受信するデータプレーンとの分離は、保守性及び耐障害性の観点で重要な機能である。
これまで、伝送装置は、一般的に、特許文献1や特許文献2に記載されているように、信号の終端処理などの主信号処理を実行するインタフェース部と、当該装置の監視及び制御を行う監視制御部とを備える。
伝送装置は、主信号転送経路の信頼性及び耐障害性を高めるために、主信号転送経路を第1の経路と第2の経路とで二重化した構成となっている。伝送装置は、第1の経路に障害が発生した場合、第2の経路に切り替えることによって、主信号の転送先の装置と伝送装置との間で転送される主信号の遮断状態が継続しないように障害救済処理を実行する。前述した経路の切替制御も監視制御部の役割のひとつである。
従来の伝送装置では、主信号の耐障害性を高めるために第1の経路を収容するインタフェースカードと第2の経路を収容するインタフェースカードとは別々のカードとなっている。さらに、従来の伝送装置では、各インタフェースカードを監視できる構成とする必要があるため、各インタフェースカード間の切替制御を行い、対向装置への切替情報の送信処理を実行する監視制御部が各インタフェースカードとは別のカードに実装されている。
しかし、前述した監視制御部は、当該監視制御部を実現するソフトウェアのファイル更新作業、及び、保守者が意図的に監視制御部をリセットするなどの一連の保守作業の中で、一時的に動作できない場合がある。したがって、一時的に動作できない間、伝送装置は、伝送路を切り替えることができないため、万一、主信号に影響のある故障が発生した場合に、主信号が処断されたままの状態となり、主信号は救済されないという課題があった。
また、切替制御中に監視制御部がリセットされ、切替情報が初期化された場合に、初期化直後の切替制御をリセット前の状態から矛盾なく継続させる手段が知られている(例えば、特許文献3参照)。
しかし、特許文献3に記載の手段では、監視制御部がリセットされてから再起動するまでの間の切替制御が停止されるため、監視制御部がリセットされてから再起動するまでの間の切替制御を保証する手段を提供するものではない。
一方、監視制御部自体を二重化することによって、一方の監視制御部が動作できない状態になったとしても、他方の監視制御部が切替制御を継続することによって、切替制御の信頼性を向上させる方法が考えられる。
しかし、監視制御部の配下に多くの回線を収容する構成において、同時に回線障害が発生し、多くの主信号を一斉に切り替える場合には、収容されている主信号の数だけ、回線障害が発生してから切替制御が完了するまでに時間を要してしまう。
例えば、SDHなどレガシー回線の切替時間の規定である50msを超過してしまう可能性があり、監視制御部を二重化したとしても、インタフェースカード数や回線収容数のスケーラビリティに制約が生じてしまう課題がある。また、切替時間が50msを超過しないとしても、収容回線数に比例して切替処理が完了するまでの時間は長くなる。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、通信回線を収容可能な複数のインタフェース部と、クライアント装置から送信されたユーザ信号を分岐して前記各インタフェース部に送信し、前記各インタフェース部が収容する前記通信回線と前記クライアント装置とを接続するクロスコネクト部とを備え、前記ユーザ信号を受信し、前記受信したユーザ信号にAPS送信値を反映させた送信信号を他の装置に送信する伝送装置であって、2以上の前記インタフェース部を用いて前記通信回線を冗長化し、前記各インタフェース部は、前記クライアント装置に主信号を送信する通信回線を収容するインタフェース部の切替制御を行う切替制御部を有し、前記切替制御部は、前記冗長化された複数のインタフェース部の中から、前記主信号を送信するインタフェース部を選択し、当該選択されたインタフェース部に障害が発生した場合には、前記冗長化された複数のインタフェース部の何れかに切り替えて、前記主信号の送信を継続することを特徴とする。
各インタフェースカードが、主信号を送信する通信回線の切替制御を行う切替制御部を備えることによって、切替制御部の障害による単一障害を回避することができる。また、切替制御部の障害にも瞬時に対応できる。さらに、インタフェースカード内の処理で必要な処理が実行されるため通信回線の切替を高速に行える。
本発明の実施形態のおける伝送装置の構成例を説明するブロック図である。 本発明の実施形態における0系インタフェースカード、1系インタフェースカード及びクロスコネクトカードの詳細な構成を説明するブロック図である。 本発明の実施形態における0系インタフェースカード、1系インタフェースカード及びクロスコネクトカードの詳細な構成を説明するブロック図である。 本発明の実施形態における遷移テーブルの概念を示す説明図である。 本発明の実施形態における遷移テーブルの具体例を示す説明図である。 本発明の実施形態における回線の切替制御を示す説明図である。 本発明の実施形態における回線の切替制御を示す説明図である。 本発明の実施形態における回線の切替制御を示す説明図である。 本発明の実施形態における回線の切替制御を示す説明図である。 本発明の実施形態におけるMaster/Slaveの切替処理の流れを説明するシーケンス図である。 本発明の実施形態におけるMaster/Slaveの切替処理の流れを説明するシーケンス図である。 従来の伝送装置を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
まず、従来の伝送装置の構成例について説明する。
図9は、従来の伝送装置を示す説明図である。
従来の伝送装置100は、監視制御部113、セクション終端部101、信号送信部105、切替要因受信部107、切替情報受信部108、切替情報送信部109、セクション終端部102、信号送信部106、切替要因受信部110、切替情報受信部111、切替情報送信部112、セレクタ103、及び分岐部104から構成される。
監視制御部113は、回線(伝送路)の切り替えを制御する。セクション終端部101及び信号送信部105は、それぞれ、0系伝送路1102から信号を受信し、また、0系伝送路1102へ信号を送信する。
切替要因受信部107は、セクション終端部101から切替要因1108を受信し、当該切替要因1108を監視制御部113に転送する。切替情報受信部108は、セクション終端部101から受信切替情報1110を受信し、当該受信切替情報1110を監視制御部113に転送する。切替情報送信部109は、監視制御部113から送信切替情報1111を受信し、当該送信切替情報1111を信号送信部105に転送する。
セクション終端部102及び信号送信部106は、それぞれ、1系伝送路1103から信号を受信し、また、1系伝送路1103へ信号を送信する。
切替要因受信部110は、セクション終端部102から切替要因1112を受信し、当該切替要因1112を監視制御部113に転送する。切替情報受信部111は、セクション終端部102から受信切替情報1113を受信し、当該受信切替情報1113を監視制御部113に転送する。切替情報送信部112は、監視制御部113から送信切替情報1114を受信し、当該送信切替情報1114を信号送信部106に転送する。
セレクタ103は、監視制御部113からの指示に基づいて、0系受信信号1104及び1系受信信号1105の何れか一方の信号を選択する。分岐部104は、主信号1101を0系伝送路1102へ送信する0系送信信号1106と、1系伝送路1103へ送信する1系送信信号1107とに分岐する。
すなわち、伝送路送信方向(図9の下から上方向)には、分岐部104が主信号1101を0系送信信号1106と1系送信信号1107とに分岐し、伝送路受信方向(図9の上から下方向)には、セレクタ103が0系受信信号1104と1系受信信号1105との何れか一方の受信信号を選択することによって、伝送路を冗長化した構成となっている。
監視制御部113は、0系側の切替要因受信部107及び切替情報受信部108から、切替要因1108及び受信切替情報1110を受信し、また、1系側の切替要因受信部110及び切替情報受信部111から、切替要因1112及び受信切替情報1113を受信する。
監視制御部113は、受信した各情報に基づいて、0系受信信号1104及び1系受信信号1105の何れを主信号としてするかを判定し、判定結果を含む切替指示1115をセレクタ103に送信する。さらに、監視制御部113は、当該切替指示1115の内容を0系伝送路1102及び1系伝送路1103のそれぞれの接続先装置に通知するために、送信切替情報1111を0系の信号送信部105又は送信切替情報1114を1系の信号送信部106に送信する。当該送信切替情報1111及び送信切替情報1114は、それぞれ、0系伝送路1102又は1系伝送路1103から接続先装置に送信される。
セレクタ103は、監視制御部113から受信した切替指示1115に基づいて、0系受信信号1104及び1系受信信号1105の何れかを選択する。
前述したように、伝送装置100は、切替要因等の情報に基づいて切替指示を生成し、また、接続先装置に自身の切替情報を送信して、当該切替情報を互いにやり取りすることによって回線の切替制御を実現している。
一連の処理は、監視制御部113によって行われる。したがって、図9に示すように従来の伝送装置100の構成では、監視制御部113が動作できない場合に、回線の切替制御を行えない状態が発生する。
図1は、本発明の実施形態のおける伝送装置の構成例を説明するブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のおける伝送装置200は、0系インタフェースカード251、1系インタフェースカード252及びクロスコネクトカード253を備える。
0系インタフェースカード251及び1系インタフェースカード252は、他の伝送装置等の対向装置から受信した信号をクロスコネクトカード253に送信し、クロスコネクトカード253はクライアント装置等に対して主信号を送信する。
また、クロスコネクトカード253は、クライアント装置等から受信した主信号を分岐して、0系インタフェースカード251及び1系インタフェースカード252のそれぞれに送信する。0系インタフェースカード251及び1系インタフェースカード252は、それぞれ、対向装置に受信した主信号を送信する。
図1に示す例では、伝送装置200は、二つのインタフェースカードのみを備えるが、本発明はこれに限定されず、三つ以上のインタフェースカードを備えていてもよい。また、伝送装置200は、図示しない他の構成を含んでいてもよい。
0系インタフェースカード251、1系インタフェースカード252及びクロスコネクトカード253は、互いに通信可能なように接続される。また、0系インタフェースカード251、1系インタフェースカード252及びクロスコネクトカード253は、それぞれハードウェア構成として、一以上のプロセッサ(図示省略)及び一以上のメモリ(図示省略)等を備える。
以下、0系インタフェースカード251、1系インタフェースカード252及びクロスコネクトカード253詳細について説明する。
図2A及び図2Bは、本発明の実施形態における0系インタフェースカード251、1系インタフェースカード252及びクロスコネクトカード253の詳細な構成を説明するブロック図である。
図2A及び図2Bに示すように、0系インタフェースカード251は0系伝送路2101を収容し、1系インタフェースカード252は1系伝送路2121を収容し、0系伝送路2101と1系伝送路2121とで回線が冗長化された構成となっている。
なお、伝送装置200が3つ以上のインタフェースカードを備える場合、3つ以上のインタフェースカードを用いて回線を冗長化してもよい。
0系インタフェースカード251は、信号終端部201、自系障害検出部203、自系APS受信部205、パケット送信制御部206、切替情報送信部204、信号送信部202、他系障害通知部210、他系APS通知部209、切替制御部208、遷移情報管理部207、他系監視部212、M/S判定部211、及び隣接カード間IF213から構成される。
信号終端部201は、0系伝送路受信信号2102の終端処理を実行する。
自系障害検出部203は、0系インタフェースカード251の障害状態を検出する。また、自系障害検出部203は、切替制御部208及び隣接カード間IF213に、検出された障害状態を含む自系障害情報2112を送信する。自系APS受信部205は、0系伝送路受信信号2102から受信APSバイトを抽出する。また、自系APS受信部205は、切替制御部208及び隣接カード間IF213に、抽出された受信APSバイトを含む自系APS情報2111を送信する。
パケット送信制御部206は、0系インタフェースカード251からクロスコネクトカード253へのパケット信号の送信制御及び停止制御を行う。
切替情報送信部204は、0系インタフェースカード251自身の切替状態が含まれる切替情報2105をAPSバイトに反映させる。信号送信部202は、クロスコネクトカード253から受信した主信号に、切替情報送信部204から受信したAPSバイトを多重することによって0系伝送路送信信号2103を生成する。
他系障害通知部210は、1系インタフェースカード252が受信する1系伝送路受信信号2122の障害情報(自系障害情報2132)を、1系インタフェースカード252から受信する。他系APS通知部209は、1系インタフェースカード252が受信する1系伝送路受信信号2122のAPS情報(自系APS情報2131)を、1系インタフェースカード252から受信する。
切替制御部208は、0系伝送路2101と1系伝送路2121との間の伝送路(回線)の切替制御を行う。すなわち、切替制御では、0系伝送路受信信号2102と1系伝送路受信信号2122とのいずれをクロスコネクトカード253から主信号として送信するかが決定される。本実施形態では、切替制御部208が、自系停止指示2104をパケット送信制御部206に送信し、又は、他系停止指示2126をパケット送信制御部226に送信することによって伝送路を切り替える。
遷移情報管理部207は、遷移テーブル300(図3及び図4参照)を保持し、受信した各障害情報及び受信した各APS情報に基づいて遷移テーブル300(図3及び図4参照)を参照し、切替制御に必要な情報を読み出す。さらに、遷移情報管理部207は、切替制御部208に対して読み出された情報を通知する。なお、遷移テーブル300の詳細については図3及び図4を用いて後述する。
他系監視部212は、他系である1系インタフェースカード252の切替制御部228の動作状態を確認する。具体的には、他系監視部212は、監視信号2113を他系監視部232に送信することによって、切替制御部228の動作状態を確認する。また、他系監視部212は、監視結果2110をM/S判定部211に送信する。
M/S判定部211は、他系監視部212の監視結果に基づいて、0系インタフェースカード251の切替制御部208と、1系インタフェースカード252の切替制御部228との何れがMasterであるかを決定する。また、M/S判定部211は、判定結果を含むM/S情報2109を切替制御部208に送信する。
なお、本実施形態では、Mastaerである切替制御部208又は切替制御部228が、主導的に切替制御を行う。すなわち、Masterである切替制御部208又は切替制御部228は、現用系の切替制御部であることを示す。また、Masterでない切替制御部208又は切替制御部228はSlave(待機系)となる。
隣接カード間IF213は、1系インタフェースカード252との間で各種情報を送受信するためのインタフェースである。
1系インタフェースカード252は、0系インタフェースカード251と同様に、信号終端部221、自系APS受信部225、パケット送信制御部226、切替情報送信部224、信号送信部222、他系障害通知部230、他系APS通知部229、切替制御部228、遷移情報管理部227、他系監視部232、M/S判定部231、及び隣接カード間IF233から構成される。
信号終端部221は、1系伝送路受信信号2122の終端処理を実行する。
自系障害検出部223は、1系インタフェースカード252の障害状態を検出する。また、自系障害検出部223は、切替制御部228及び隣接カード間IF233に、検出された障害状態を含む自系障害情報2132を送信する。自系APS受信部225は、1系伝送路受信信号2122から受信APSバイトを抽出する。また、自系APS受信部225は、切替制御部228及び隣接カード間IF233に、抽出された受信APSバイトを含む自系APS情報2131を送信する。
パケット送信制御部226は、1系インタフェースカード252からクロスコネクトカード253へのパケット信号の送信制御及び停止制御を行う。
切替情報送信部224は、1系インタフェースカード252自身の切替状態が含まれる切替情報2125をAPSバイトに反映させる。信号送信部222は、クロスコネクトカード253から受信した主信号に、切替情報送信部224から受信したAPSバイトを多重することによって1系伝送路送信信号2123を生成する。
他系障害通知部230は、0系インタフェースカード251が受信する0系伝送路受信信号2102の障害情報(自系障害情報2112)を、0系インタフェースカード251から受信する。他系APS通知部229は、0系インタフェースカード251が受信する0系伝送路受信信号2102のAPS情報(自系APS情報2111)を、0系インタフェースカード251から受信する。
切替制御部228は、0系伝送路2101と1系伝送路2121との間の伝送路(回線)の切替制御を行う。すなわち、切替制御では、0系伝送路受信信号2102と1系伝送路受信信号2122とのいずれをクロスコネクトカード253から主信号として送信するかが決定される。本実施形態では、切替制御部228が、自系停止指示2124をパケット送信制御部226に送信し、又は、他系停止指示2106をパケット送信制御部206に送信することによって伝送路を切り替える。
遷移情報管理部227は、遷移テーブル300(図3及び図4参照)を保持し、受信した各障害情報及び受信した各APS情報に基づいて遷移テーブル300(図3及び図4参照)を参照し、切替制御に必要な情報を読み出す。さらに、遷移情報管理部227は、切替制御部228に対して読み出された情報を通知する。なお、遷移テーブル300の詳細については図3及び図4を用いて後述する。
他系監視部232は、他系である0系インタフェースカード251の切替制御部208の動作状態を確認する。具体的には、他系監視部232は、監視信号2133を他系監視部212に送信することによって、切替制御部208の動作状態を確認する。また、他系監視部232は、監視結果2130をM/S判定部231に送信する。
M/S判定部231は、他系監視部232の監視結果に基づいて、0系インタフェースカード251の切替制御部208と、1系インタフェースカード252の切替制御部228との何れがMasterであるかを決定する。また、M/S判定部211は、判定結果を含むM/S情報2109を切替制御部208に送信する。本実施形態では、Mastaerである切替制御部208又は切替制御部228が、主導的に切替制御を行う。
隣接カード間IF233は、0系インタフェースカード251において検出される各種情報を送受信するためのインタフェースである。
本実施形態の0系インタフェースカード251及び1系インタフェースカード252は、それぞれ、回線の切替制御を行う切替制御部208及び切替制御部228を備える。ただし、切替制御部208及び切替制御部228が同時に動作すると切替制御に不整合が生じるため、切替制御を主体的に行うMasterが設定される。
本実施形態では、0系インタフェースカード251及び1系インタフェースカード252が備える各構成部を、専用のハードウェアを用いて実現するものとする。例えば、信号の送受信に用いられるプロセッサ及びメモリとは別に、専用のプロセッサ及び専用のメモリを備え、専用のプロセッサが専用メモリに格納されるプログラムを実行して各構成部を実現してもよい。また、本発明はこれに限定されず、プロセッサがメモリに格納されるプログラムを実行することによって同等の機能を実現してもよい。
0系インタフェースカード251及び1系インタフェースカード252は、互いに、隣接カード間IF213及び隣接カード間IF233を介した複数の信号線によって接続される。
1つ目の信号線は、互いの障害情報を通知するための信号線である。
具体的には、当該信号線では、自系障害検出部203によって検出された障害状態を含む自系障害情報2112が、隣接カード間IF213及び隣接カード間IF233を経由して、他系障害通知部230に送信される。さらに、当該自系障害情報2112は、他系障害通知部230から切替制御部228に送信される。同様に、当該信号線では、自系障害検出部223によって検出された障害情報を含む自系障害情報2132が、隣接カード間IF233及び隣接カード間IF213を経由して、他系障害通知部210に送信される。さらに、当該自系障害情報2132は、他系障害通知部210から切替制御部208に送信される。
2つ目の信号線は、互いのAPS情報を通知するための信号線である。
具体的には、当該信号線では、自系APS受信部205によって抽出された受信APSバイトを含む自系APS情報2111が、隣接カード間IF213及び隣接カード間IF233を経由して、他系APS通知部229に送信される。さらに、当該自系APS情報2111は、他系APS通知部229から切替制御部228に送信される。同様に、当該信号線では、自系APS受信部225によって抽出された受信APSバイトを含む自系APS情報2131が、隣接カード間IF233及び隣接カード間IF233を経由して他系APS通知部209に送信される。さらに、当該自系APS情報2131は、他系APS通知部209から切替制御部208に送信される。
3つ目の信号線は、停止指示を通知するための信号線である。
具体的には、当該信号線では、切替制御部208から送信された他系停止指示2126が、隣接カード間IF213及び隣接カード間IF233を経由してパケット送信制御部226へ送信される。同様に、当該信号線では、切替制御部228から送信された他系停止指示2106が、隣接カード間IF233及び隣接カード間IF213を経由してパケット送信制御部206に送信される。
4つ目の信号線は、切替制御部208及び切替制御部228の監視信号を送信するための信号線である。
具体的には、当該信号線では、他系監視部212から送信された監視信号2113が、隣接カード間IF213及び隣接カード間IF233を経由して他系監視部232に送信される。同様に、当該信号線では、他系監視部212から送信された監視信号2133が、隣接カード間IF233及び隣接カード間IF213を経由して他系監視部212に送信される。
5つ目の信号線は、切替情報を通知するための信号線である。
具体的には、当該信号線では、切替制御部208から送信された切替情報2105が、隣接カード間IF213及び隣接カード間IF233を経由して、切替情報送信部224に送信される。同様に、当該信号線では、切替制御部228から送信された切替情報2125が、隣接カード間IF233及び隣接カード間IF213を経由して切替情報送信部204に送信される。
隣接カード間IF213と隣接カード間IF233とは、前述した5つの信号線を介して対称的に接続される。本実施形態では、0系インタフェースカード251及び1系インタフェースカード252は、ソフトウェアが介在させることなく、ハードウェア的に接続することが望ましい。すなわち、ハードウェアを用いて前述した各情報が転送可能な構成とすることが望ましい。
ソフトウェアを介在させて前述した情報及び制御信号を転送する場合、0系インタフェースカード251と1系インタフェースカード252との何れかのインタフェースカード上で稼動するソフトウェアに障害が発生すると、必要な情報の送受信ができなくなり、切替制御が不可能となってしまうからである。
以上のような構成を前提に、本発明における具体的な切替制御を説明する。なお、以降では、0系インタフェースカード251の切替制御部208がMasterとして動作する場合と、1系インタフェースカード252の切替制御部228がMasterとして動作する場合のそれぞれについて説明する。
まず、遷移情報管理部207及び遷移情報管理部227が保持する遷移テーブル300の構成例について説明する。
図3は、本発明の実施形態における遷移テーブル300の概念を示す説明図である。図4は、本発明の実施形態における遷移テーブル300の具体例を示す説明図である。
図3に示すように、遷移テーブル300は、横方向が状態301、縦方向が状態遷移契機302であるマトリクスで構成される。さらに、行と列との交差部には、切替制御に必要な遷移情報が定義される。具体的には、「状態」、「制御」及び「APS」が遷移情報として定義される。
状態301は、切替制御の状態を示す。本実施形態では、各状態に応じて切替制御の内容が定義される。状態遷移契機302は、状態を遷移する契機を示す。
「状態」は、遷移する切替制御の状態を示す。「制御」は、切替制御の具体的な内容を示す。「APS」は、分岐部242から送信された信号に反映させるAPS送信値を示す。
例えば、図3に示す例では、「状態01」の状態において、「契機03」が生じた場合、その交差部(斜線部)に定義される遷移情報に基づいて切替制御が行われる。この場合には、切替制御部208又は切替制御部228は、「制御:B」を行い、「APS:b」をAPS送信値として送信し、「状態04」の状態に遷移して、次の状態遷移の契機を待つ。
遷移情報管理部207及び遷移情報管理部227は、状態遷移契機302に対応する契機が発生するたびに、発生した契機に対応する遷移情報(状態、制御及びAPS)を判定する。
図4に示す具体的な遷移テーブル300は、図3に示す遷移テーブル300と同様にマトリクスで構成される。なお、状態301は切替状態401と選択系402との組み合わせによって定義される。また、状態遷移契機302には、0系SF発生、0系SF回復、1系SF発生、1系SF回復、RR受信など、図2における自系APS受信部205、自系障害検出部203、自系APS受信部225及び自系障害検出部223が検出する全ての情報によって定義される。
行と列の交差部は、図3に示す遷移テーブル300と同様に、「状態」、「制御」及び「APS」を含む遷移情報が定義される。
本実施形態では、ITU-T G.841、ITU−T G.841 AnnexB、ITU−T G.8031、Telcordia GR-253 CORE等のプロトコル毎に遷移テーブル300があるものとする。
以下、図4に示す遷移テーブル300を例に切替制御の詳細について説明する。
(1)0系インタフェースカード251がMasterとして動作し、収容回線の0系伝送路2101に障害が発生した場合
図5A及び図5Bは、本発明の実施形態における回線の切替制御を示す説明図である。図5A及び図5Bでは、Masterとして動作する0系インタフェースカード251の切替制御を示すものである。
ここでは、0系インタフェースカード251がMasterとして動作し、かつ、0系伝送路2101が収容回線であるものとする。以下、両系の伝送経路が共に正常状態の状態から1系伝送路に障害が発生した場合の切替制御について説明する。なお、本実施形態では、伝送装置200の初期設定時には、状態301は「状態01」に設定されるものとする。
0系インタフェースカード251がMasterとして動作する場合、Slaveとして動作する1系インタフェースカード252の切替制御部228及び遷移情報管理部227は停止状態に設定される。
したがって、切替制御部228は、パケット送信制御部226に対して自系停止指示2124を送信することもないし、パケット送信制御部206に対して他系停止指示2106を送信することもない。
一方、Masterとして動作する0系インタフェースカード251の切替制御部208及び遷移情報管理部207は、動作可能な状態に設定される。したがって、切替制御部208及び遷移情報管理部207は、0系伝送路2101と1系伝送路2121との間の障害状態及びAPS情報を監視し、切替制御を行う。
切替制御部208は、受信した0系伝送路受信信号2102及び1系伝送路受信信号2122のそれぞれの障害状態及び受信APS情報を常時監視する。各構成部は、具体的には以下のように信号又は情報を送信する。
信号終端部201は、0系伝送路受信信号2102を受信し、受信した信号の終端処理を実行する。さらに、信号終端部201は、終端処理が実行された0系伝送路受信信号2102を自系障害検出部203及び自系APS受信部205に送信する。
自系障害検出部203は、0系伝送路受信信号2102の障害状態を監視し、監視の結果を含む自系障害情報2112を切替制御部208に送信する。自系APS受信部205は、0系伝送路受信信号2102の受信APS情報を監視し、監視の結果を含む自系APS情報2111を切替制御部208に送信する。
一方、信号終端部221は、1系伝送路受信信号2122を受信し、受信した信号の終端処理を実行する。さらに、信号終端部221は、終端処理が実行された1系伝送路受信信号2122を自系障害検出部223及び自系APS受信部225に送信する。
自系障害検出部223は、1系伝送路受信信号2122の障害状態を監視し、監視の結果を含む自系障害情報2132を隣接カード間IF233に送信する。当該自系障害情報2132は、隣接カード間IF213及び他系障害通知部210を経由して、切替制御部208に送信される。
また、自系APS受信部225は、1系伝送路受信信号2122の受信APS情報を監視し、監視結果を含む自系APS情報2131を隣接カード間IF233に送信する。当該自系APS情報2131は、隣接カード間IF213及び他系APS通知部209を経由して切替制御部208に送信される。
ここで、0系伝送路2101に信号故障(SF:Signal Fail)が発生すると、自系障害検出部203は、「0系SF」を検出し、検出された「0系SF」を通知する自系障害情報2112を切替制御部208に送信する。
一方、1系伝送路2121は正常であるため、自系障害検出部223は、隣接カード間IF233、隣接カード間IF213、及び他系障害通知部210を経由して、「1系障害なし」を通知する自系障害情報2132を切替制御部208に送信する。
さらに、自系APS受信部225は、1系伝送路受信信号2122からAPS情報を抽出する。自系APS受信部225は、隣接カード間IF233、隣接カード間IF213及び他系APS通知部209を経由して、「受信APSバイト:0系選択切替なし」を通知する自系APS情報2131を切替制御部208に送信する。
ここで、「APS情報」は、0系伝送路2101又は1系伝送路2121を介して接続される対向装置における切替状態を示すものである。各インタフェースカード及び対応装置は、互いに「APS情報」をやり取りし、当該「APS情報」の到達を確認することによって、対向装置との間で0系伝送路2101と1系伝送路2121との間の切替制御が行われる。
切替制御部208は、各構成部から受信した情報が含まれる受信情報2107を遷移情報管理部207に送信し、切替状態の遷移先の問い合わせを行う。ここで、受信情報2107には、自系障害検出部203から受信した「0系SF」、他系障害通知部210から受信した「1系障害なし」、及び他系APS通知部209から受信した「受信APSバイト:0系選択切替なし」が含まれる。
遷移情報管理部207は、受信した受信情報2107に基づいて遷移テーブル300を参照して遷移情報を判定し、「状態」、「制御」及び「APS」を含む遷移情報2108を応答として切替制御部208に送信する。
0系伝送路2101に障害(SF)が発生する前では、0系伝送路2101が選択され、かつ、両系の伝送路が正常であるため、切替制御部208は、状態を遷移させることなく状態01に留まる。
0系伝送路2101に障害が発生すると(0系SF発生)、図中のルート4001に示すような状態遷移が行われる。すなわち、遷移情報管理部207は、遷移情報を判定し、該当する遷移情報2008を切替制御部208に送信する。
具体的には、状態301が「状態01」かつ状態遷移契機302が「0系SF発生」の場合、遷移テーブル300には遷移情報として「状態:09、制御:RR応答待ち、APS:SFW」が定義されている。したがって、0系インタフェースカード251は、状態09へ遷移し、SFW(Working Signal Fail)に相当するコードを送信し、対向装置からRRの応答を待つ状態に遷移する。
次に、状態09において、0系インタフェースカード251が対向装置からRRの応答を受信すると、図中のルート4002に示すような状態遷移が行われる。すなわち、遷移情報管理部207は、遷移情報を判定し、該当する遷移情報2008を切替制御部208に送信する。
具体的には、状態301が「状態09」かつ状態遷移契機302が「RR受信」の場合、遷移テーブル300には遷移情報として「状態:10、制御:1系切替、APS:SFW」が定義されている。したがって、0系インタフェースカード251は、状態10へ遷移し、SFWに相当するコードを引き続き送信し続け、1系伝送路2121へ伝送経路(回線)を切り替え、次の状態遷移契機を待つことになる。
以上、ここでは一般的なAPS切替の例を示したが、APS切替には様々な規格が存在し、規格毎に切替プロトコル、シーケンス及びAPS値のコードが異なる。APS切替の規格としては、ITU-T G.841、ITU−T G.841 AnnexB、ITU−T G.8031、Telcordia GR-253 COREなどがある。
このように、切替制御部208は、遷移情報管理部207から、「状態」、「制御」及び「APS」を含む遷移情報2108を受信し、受信した遷移情報に基づいて切替制御を行い、さらに、APS送信値を送信する。
まず、APS値の送信方法について説明する。
切替制御部208は、遷移情報2108に含まれるAPS送信値を抽出し、抽出されたAPS送信値を含む切替情報2105を切替情報送信部204に送信する。当該切替情報2105は、さらに、信号送信部202に送信される。
信号送信部202は、クロスコネクトカード253の分岐部242によって分岐された主信号と、切替情報2105とを多重して、0系伝送路送信信号2103を生成する。
なお、0系伝送路送信信号2103を用いてAPS送信値を送信するか、又は、1系伝送路送信信号2123を用いてAPS送信値を送信するかは、各規格によって異なる。
例えば、1系伝送路送信信号2123を用いてAPS送信値を送信する場合には、切替制御部208は、APS送信値を含む切替情報2105を隣接カード間IF213及び隣接カード間IF233を経由して、切替情報送信部224に送信すればよい。これによって、信号送信部222が、クロスコネクトカード253の分岐部242によって分岐された主信号と、切替情報2105とを多重して、1系伝送路送信信号2123を生成する。
次に、伝送路の切り替え方法について説明する。
伝送路の切り替えとは、クロスコネクトカード253において、0系伝送路受信信号2102と1系伝送路受信信号2122との何れかを選択する処理を示す。ただし、本実施形態では、従来のセレクタ103が信号を選択する方式とは異なる。
すなわち、パケット送信制御部206及びパケット送信制御部226が、自系APS受信部205及び自系APS受信部225からクロスコネクトカード253へ送信されるパケット信号のうち、0系伝送路及び1系伝送路の何れか一方のパケット信号の送信を停止し、クロスコネクトカード253のマージ部241にてマージする。
例えば、0系伝送路受信信号2102が選択される場合、パケット送信制御部206は、クロスコネクトカード253のマージ部241へ送信するパケット信号を「送信」に設定し、パケット送信制御部226は、クロスコネクトカード253のマージ部241へ送信するパケット信号を「停止」に設定する。これによって、0系伝送路受信信号2102のみがマージ部241から送信される。したがって、論理的には、0系伝送路受信信号2102が選択された状態となる。
本実施形態のように伝送路の冗長構成をとる場合、通常、信号を選択するセレクタ103は、0系インタフェースカード251及び1系インタフェースカード252とは別のカードに搭載されるが、このようにMPLS−TPのようなパケット信号であれば、セレクタ103を直接制御する必要はなく、0系インタフェースカード251及び1系インタフェースカード252内で回線の切替制御ができる。
前述したように、状態09から状態10へのルート4002では、0系伝送路2101から1系伝送路2121へ伝送路が切り替えられる。この場合、切替制御部208が、パケット送信制御部206に対して自系停止指示2104を送信して、0系伝送路受信信号2102の送信を停止する。一方、切替制御部208は、パケット送信制御部226に対して他系停止指示2126を送信して、1系伝送路受信信号2122の送信を停止する。当該1系伝送路受信信号2122はマージ部241に送信され、マージ部241から1系伝送路受信信号2122が送信される。
このように、一方のパケット送信制御部を停止(無効)状態にし、他方のパケット送信制御部を送信(有効)状態にして、0系伝送路受信信号2102又は1系伝送路受信信号2122の何れか一方をクロスコネクトカード253へ送信することによって、切替を行っている。
以上をまとめると、0系インタフェースカード251がMasterとして動作する場合、切替制御に関する監視制御経路は図5A及び図5Bの太線で示す経路となる。具体的には、以下のようになる。
まず、切替制御部208が、自系APS受信部205及び自系障害検出部203を監視し、また、隣接カード間IF213及び隣接カード間IF233を介して自系APS受信部225及び自系障害検出部223を監視する。切替制御部208は、各構成部から受信した情報を含む受信情報2107を遷移情報管理部207に送信する。
遷移情報管理部207は、受信情報2107に基づいて遷移テーブル300を参照することによって、遷移情報(状態、制御及びAPS)を判定し、該当する遷移情報2108を切替制御部208に送信する。
切替制御部208は、受信した遷移情報2108に基づいて、パケット送信制御部206及びパケット送信制御部226を制御する。また、切替制御部208は、隣接カード間IF213、隣接カード間IF233及び切替情報送信部224を経由して、APS送信値を含む切替情報2105を信号送信部222に送信する。これによって、APS送信値を含む1系伝送路送信信号2123が送信される。
すなわち、Masterとして動作する0系インタフェースカード251の切替制御部208が、0系インタフェースカード251及び1系インタフェースカード252を監視し、また、切替制御を行う。
(2)1系インタフェースカード252がMasterとして動作し、収容回線の1系伝送路2121に障害が発生した場合
図6A及び図6Bは、本発明の実施形態における回線の切替制御を示す説明図である。図6A及び図6Bでは、Masterとして動作する1系インタフェースカード252の切替制御を示すものである。
1系インタフェースカード252がMasterとして動作している場合、切替制御に関する監視制御経路は図6A及ぶ図6Bの太線で示す経路となる。具体的には、以下ようになる。
まず、切替制御部228が、自系APS受信部225及び自系障害検出部223を監視し、また、隣接カード間IF233及び隣接カード間IF213を介して自系APS受信部205及び自系障害検出部203を監視する。切替制御部208は、各構成部から受信した情報を含む受信情報2127を遷移情報管理部227に送信する。
遷移情報管理部227は、受信情報2127に基づいて遷移テーブル300を参照することによって、遷移情報(状態、制御及びAPS)を判定し、該当する遷移情報2128を切替制御部228に送信する。
切替制御部228は、受信した遷移情報2128に基づいて、パケット送信制御部206及びパケット送信制御部226を制御する。また、切替制御部228は、切替情報送信部224を介して、APS送信値を含む切替情報2125を信号送信部222に送信する。これによって、APS送信値を含む1系伝送路送信信号2123が送信される。
すなわち、Masterとして動作する1系インタフェースカード252の切替制御部228が、0系インタフェースカード251及び1系インタフェースカード252を監視し、また、切替制御を行う。
本発明では、0系インタフェースカード251の切替制御部208、及び1系インタフェースカード252の切替制御部228の動作状態に基づいてMaster/Slaveが決定される。なお、Master/Slaveの切替制御は、切替制御部208(又は切替制御部228)の動作状態にのみ基づいて行われるものであって、回線(伝送路)の状態は考慮されない。
すなわち、伝送路の切替制御と、Master/Slaveの切替制御とは独立して行われる。したがって、0系インタフェースカード251がMasterとして動作し、かつ、収容回線が1系伝送路2121となる場合もあるし、逆に、1系インタフェースカード252がMasterとして動作し、収容回線が0系伝送路2101となることもある。
収容される回線(伝送路)の切替制御とMaster/Slaveの切替制御とを独立に行うのは、以下の二つの理由があるためである。
(理由1)例えば、ITU−T G.841、ITU−T G.8031及びTelcordia GR-253 CORE等の規格上、伝送装置200に0系インタフェースカード251が実装されていない場合でも、収容する回線として0系伝送路2101が選択されることがあり得る。そのため、Master/Slaveの切替制御を収容回線の切替制御と同期させてしまうと、実装されていないインタフェースカードがMasterとなってしまう可能性がある。この場合、障害状態の監視及び切替制御が不能なデッドロック状態になる。
(理由2)サービスの復旧時間はできるだけ短いことが望ましいが、回線を切り替えるたびにMaster/Slaveも切り替えると、Master/Slaveの切替処理の時間分だけ、サービスの復旧時間が遅れてしまう。
特に、(理由1)は致命的な障害であるため、Master/Slaveの切替制御は、回線の切替制御とは独立させる必要がある。
本発明では、0系インタフェースカード251の他系監視部212と、1系インタフェースカード252の他系監視部232とが、隣接カード間IF213及び隣接カード間IFを介して切替制御部208及び切替制御部228の動作状態を確認し、互いにメッセージの送受信することによって、Master/Slaveを切り替える。具体的には以下のような処理が実行される。
図7及び図8は、本発明の実施形態におけるMaster/Slaveの切替処理の流れを説明するシーケンス図である。
0系インタフェースカード251及び1系インタフェースカード252が共にSlaveとして起動すると、他系監視部212及び他系監視部232は、自身がSlaveであることを通知するSlave通知703を互いに送信する。
Slave通知703を受信した他系監視部212は、自身をMasterへ切り替え、他系監視部232に対して、Masterとなった旨を通知するMaster通知704を送信する。なお、初期のMasterの設定は、予め設定されていてもよいし、伝送装置200の管理者が指示してもよい。ここでは、予め設定されているものとする。
他系監視部232は、Master通知704を受信すると、他系監視部212に対してACK705を応答し、以降は、Masterとして動作する0系インタフェースカード251の他系監視部212に対して正常性チェック706を送信する。他系監視部232は、正常性チェック706に対する応答に基づいて、0系インタフェースカード251の切替制御部208の動作状態が正常であるか否かを判定する。
他系監視部232は、他系監視部212に正常性チェック801、802を送信して、Masterとして動作する0系インタフェースカード251の切替制御部208の動作状態を監視する。
切替制御部208のダウン等の障害が発生すると、他系監視部232は、正常性チェック802に対する他系監視部212からの応答がないため、障害発生を検出する。そのため、他系監視部232は、他系監視部212に対してSlave移行指示803を送信する。
他系監視部212は、Slave移行指示803を受信するとSlaveへ切り替え、他系監視部232へACK804を応答する。他系監視部232は、ACK804を受信すると、自身をMasterへ切り替える。
以降は、Slaveに切り替えられた他系監視部212が、他系監視部232に対して正常性チェック805を送信する。
本発明によれば、各インタフェースカードが回線の切替制御を行う切替制御部を備えるため、一方のインタフェースカードの切替制御部に異常が生じた場合でも、回線の切替制御を行え、制御プレーンとデータプレーンとの分離を実現する。
さらに、各インタフェースカード毎に監視制御部が分散して配置されるため、切替制御はカード単位の制御となる。したがって、装置全体のインタフェースカード数及び回線収容数が増大しても、SDHなどレガシー回線の切替時間の規定である50msを超過せずに、回線の切り替えを実現でき、回線収容数やインタフェースカード数のスケーラビリティに制約を与えない。
また、各インタフェースカード毎に監視制御部を分散して配置することによって、切替制御部の管理下にある回線数が少なくて済むため、当該回線に収容されるサービスの断時間も従来に比べて短くなる。
100 伝送装置
101 セクション終端部
102 セクション終端部
103 セレクタ
104 分岐部
105 信号送信部
106 信号送信部
107 切替要因受信部
108 切替情報受信部
109 切替情報送信部
110 切替要因受信部
111 切替情報受信部
112 切替情報送信部
113 監視制御部
1101 主信号
1102 0系伝送路
1103 1系伝送路
1104 0系受信信号
1105 1系受信信号
1106 0系送信信号
1107 1系送信信号
1108 切替要因
1110 受信切替情報
1111 送信切替情報
1112 切替要因
1113 受信切替情報
1115 切替指示
200 伝送装置
201 信号終端部
202 信号送信部
203 自系障害検出部
204 切替情報送信部
205 自系APS受信部
206 パケット送信制御部
207 遷移情報管理部
208 切替制御部
209 他系APS通知部
210 他系障害通知部
211 M/S判定部
212 他系監視部
213 隣接カード間IF
221 信号終端部
222 信号送信部
223 自系障害検出部
224 切替情報送信部
225 自系APS受信部
226 パケット送信制御部
227 遷移情報管理部
228 切替制御部
229 他系APS通知部
230 他系障害通知部
231 M/S判定部
232 他系監視部
233 隣接カード間IF
241 マージ部
242 分岐部
251 0系インタフェースカード
252 1系インタフェースカード
253 クロスコネクトカード
300 遷移テーブル
703 Slave通知
704 Master通知
705 ACK
706 正常性チェック
801 正常性チェック
802 正常性チェック
803 Slave移行指示
804 ACK
805 正常性チェック
2008 遷移情報
2101 0系伝送路
2102 0系伝送路受信信号
2103 0系伝送路送信信号
2104 自系停止指示
2105 切替情報
2106 他系停止指示
2107 受信情報
2108 遷移情報
2109 M/S情報
2110 監視結果
2111 自系APS情報
2112 自系障害情報
2113 監視信号
2121 1系伝送路
2122 1系伝送路受信信号
2123 1系伝送路送信信号
2124 自系停止指示
2125 切替情報
2126 他系停止指示
2127 受信情報
2128 遷移情報
2130 監視結果
2131 自系APS情報
2132 自系障害情報
2133 監視信号
4001 ルート
4002 ルート

Claims (12)

  1. 通信回線を収容可能な複数のインタフェース部と、クライアント装置から送信されたユーザ信号を分岐して前記各インタフェース部に送信し、前記各インタフェース部が収容する前記通信回線と前記クライアント装置とを接続するクロスコネクト部とを備え、前記ユーザ信号を受信し、前記受信したユーザ信号にAPS送信値を反映させた送信信号を他の装置に送信する伝送装置であって、
    2以上の前記インタフェース部を用いて前記通信回線を冗長化し、
    前記各インタフェース部は、前記クライアント装置に主信号を送信する通信回線を収容するインタフェース部の切替制御を行う切替制御部を有し、
    前記切替制御部は、
    前記冗長化された複数のインタフェース部の中から、前記主信号を送信するインタフェース部を選択し、
    当該選択されたインタフェース部に障害が発生した場合には、前記冗長化された複数のインタフェース部の何れかに切り替えて、前記主信号の送信を継続することを特徴とする伝送装置。
  2. 前記各インタフェース部は、さらに、前記インタフェース部を制御する現用系の前記切替制御部を決定するマスタ判定部を有し、
    前記マスタ判定部は、
    前記現用系の切替制御部を監視し、
    前記監視の結果に基づいて、前記現用系の切替制御部に障害が発生したか否かを判定し、
    前記現用系の切替制御部に障害が発生している場合には、前記各インタフェース部が有する切替制御部の中から、前記現用系の切替制御部を決定することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記各インタフェース部は、さらに、
    前記各インタフェース部が収容する前記通信回線におけるAPS受信値を取得するAPS取得部と、
    前記各インタフェース部が収容する通信回線における障害を示す障害情報を検出する障害検出部と、
    前記各インタフェース部が収容する通信回線を介して前記クライアント装置に送信される信号の送信を制御する送信制御部と、
    前記APS送信値を設定し、前記設定されたAPS送信値と前記ユーザ信号とを多重して前記送信信号を生成する送信部と、
    を備え、
    前記現用系の切替制御部は、
    前記APS受信値及び前記障害情報に基づいて、前記インタフェース部の制御方法及び前記APS送信値を決定し、
    前記決定されたAPS送信値を含む切替情報を前記送信部に送信し、
    前記決定されたインタフェース部の制御方法に基づいて、前記主信号を送信する前記インタフェース部の前記送信制御部に信号の送信の許可を指示し、当該インタフェース部以外の前記送信制御部に信号の送信の停止を指示することを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。
  4. 前記各インタフェース部は、前記切替制御部、前記マスタ判定部、前記APS取得部、前記障害検出部、前記送信制御部及び前記送信部を実現する専用ハードウェアを有することを特徴とする請求項3に記載の伝送装置。
  5. 前記各インタフェース部は、前記切替制御部、前記マスタ判定部、前記APS取得部、前記障害検出部、前記送信制御部及び前記送信部を実現するプログラムを格納するメモリと、前記メモリに格納される前記プログラムを実行するプロセッサとを有することを特徴とする請求項3に記載の伝送装置。
  6. 前記切替制御部は、ITU−T G.841、ITU−T G.841 Annex B、ITU−T G.8031、及びTelcordia GR−253 COREの少なくともいずれかにしたがった切替プロトコルを用いることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の伝送装置。
  7. クライアント装置から送信されたユーザ信号を受信し、前記受信したユーザ信号にAPS送信値を反映させた送信信号を他の装置に送信する伝送装置に備わり、通信回線を収容可能なインタフェース装置であって、
    前記伝送装置は、2以上の前記インタフェース装置を用いて前記通信回線を冗長化し、
    前記インタフェース装置は、前記クライアント装置に主信号を送信する通信回線を収容するインタフェース装置の切替制御を行う切替制御部を備え、
    前記切替制御部は、
    前記冗長化された複数のインタフェース装置の中から、前記主信号を送信するインタフェース装置を選択し、
    当該選択されたインタフェース装置に障害が発生した場合には、前記冗長化された複数のインタフェース装置の何れかに切り替えて、前記主信号の送信を継続することを特徴とするインタフェース装置。
  8. 前記インタフェース装置は、さらに、前記インタフェース装置を制御する現用系の前記切替制御部を決定するマスタ判定部を備え、
    前記マスタ判定部は、
    前記制御部が前記現用系の切替制御部でない場合に、他のインタフェース装置に備わる前記現用系の切替制御部を監視し、
    前記監視の結果に基づいて、前記現用系の切替制御部に障害が発生したか否かを判定し、
    前記現用系の切替制御部に障害が発生している場合には、前記他のインタフェース装置に備わる切替制御部の中から、前記現用系の切替制御部を決定することを特徴とする請求項7に記載のインタフェース装置。
  9. 前記インタフェース装置は、さらに、
    当該インタフェース装置が収容する通信回線及び前記他のインタフェース装置が収容する通信回線におけるAPS受信値を取得するAPS取得部と、
    当該インタフェース装置が収容する通信回線及び前記他のインタフェース装置が収容する通信回線における障害を示す障害情報を検出する障害検出部と、
    当該インタフェース装置が収容する通信回線を介して前記クライアント装置に送信される信号の送信を制御する送信制御部と、
    前記APS送信値を設定し、前記設定されたAPS送信値と前記ユーザ信号とを多重して前記送信信号を生成する送信部と、
    を備え、
    前記切替制御部は、
    前記現用系の制御部である場合に、前記APS受信値及び前記障害情報に基づいて、前記インタフェース装置の制御方法及び前記APS送信値を決定し、
    前記決定されたAPS送信値を含む切替情報を前記送信部に送信し、
    前記決定されたインタフェース装置の制御方法に基づいて、前記主信号を送信する前記インタフェース装置に信号の送信の許可を指示し、当該インタフェース装置以外の前記他のインタフェース装置に信号の送信の停止を指示することを特徴とする請求項8に記載のインタフェース装置。
  10. 前記インタフェース装置は、前記切替制御部、前記マスタ判定部、前記APS取得部、前記障害検出部、前記送信制御部及び前記送信部を実現する専用ハードウェアを備えることを特徴とする請求項9に記載のインタフェース装置。
  11. 前記インタフェース装置は、前記切替制御部、前記マスタ判定部、前記APS取得部、前記障害検出部、前記送信制御部及び前記送信部を実現するプログラムを格納するメモリと、前記メモリに格納される前記プログラムを実行するプロセッサとを備えることを特徴とする請求項9に記載のインタフェース装置。
  12. 前記切替制御部は、ITU−T G.841、ITU−T G.841 Annex B、ITU−T G.8031、及びTelcordia GR−253 COREの少なくともいずれかにしたがった切替プロトコルを用いることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のインタフェース装置。
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