JP2013118159A - 電気部品のクリック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部品点数で、明瞭なクリック感を得ることができ、かつ耐久性に優れた電気部品のクリック機構を提供する。
【解決手段】クリック機構は、電気部品の回転操作軸と一体に回転する回転板40に配置された板材もしくは線材よりなるバネ50と、回転板40を収容するハウジング22の内周面に、その周方向に配列形成された凹凸25とよりなる。バネ50はU字形とされて、そのU字の両脚部に互いに外向きに凸部50aが一体形成されており、凸部50aは回転板40の外周部から突出して凹凸25に弾接される。
【選択図】図4

Description

この発明は回転操作される電気部品やスライド操作される電気部品において、操作時にクリック感(節度感)を発生させるためのクリック機構に関する。
図9はこの種のクリック機構の従来例として特許文献1に記載されている構成を示したものである。図9中、1はスイッチの回転操作軸を支える軸受を示し、2は回転板を示す。
軸受1は取り付け用ネジが外周に形成された取り付け部1aと、取り付け部1aの一端に一体に形成されたハウジング部1bとを備えている。取り付け部1aには回転操作軸が挿通される軸穴が形成され、ハウジング部1bには軸穴が開口する凹部が形成され、この凹部の内周面に周方向に凹凸1cが形成されている。
回転板2はハウジング部1bに収容されており、その上面には凹部2aが形成されてい
る。凹部2aにはU字形をなすバネ3が収容配置され、さらにバネ3のU字の両脚部とそれぞれ対向して回転板2に形成された切り欠き2bに短い円柱状とされたクリック駒4がそれぞれ収容配置されている。2つのクリック駒4はバネ3の両脚部によって互いに反対方向に付勢され、ハウジング部1bに形成されている凹凸1cにそれぞれ弾接されている。
回転板2の軸穴2cには回転操作軸が挿通され、これにより回転板2は回転操作軸と一体に回転する。この時、クリック駒4はハウジング部1bの凹凸1cに沿って移動し、これによりクリック感が発生するものとなっている。
一方、図10は特許文献2に記載されているクリック機構を示したものである。図10中、5はハウジングを示し、6はロータを示す。また、7はバネ(弾性部材)を示す。
バネ7は中央に屈曲部7aを有し、屈曲部7aから両側に延びる弾性腕部7bを有し、対称なW字状をなすように形成されている。弾性腕部7bの先端には凸部7cがそれぞれ形成されている。
ロータ6の基部6aにはコ字状の溝6bが形成されており、この溝6bに屈曲部7aが圧入されてバネ7がロータ6に取り付けられている。バネ7の凸部7cはハウジング5の内部に形成されている凹凸面5aに弾接し、これによりロータ6の回転に伴うクリック感が得られるものとなっている。
特許第4755718号公報 実公平3−7858号公報
ところで、図9に示した構成ではクリック機構を構成するために、バネ3と2つのクリック駒4を用いるものとなっており、その点で部品点数が多いものとなっていた。
これに対し、図10に示した構成ではクリック機構を構成するために、凸部7cを形成したバネ7を用いるものとなっており、図9に示した構成に対し、部品点数が少ない構成となっている。
しかしながら、図10におけるバネ7はバネ7を固定するための屈曲部7aを中央に有し、W字形状をなすものとされており、このようなW字形状の場合、バネの腕の長さ(弾性腕部7bの長さ)が短くなるため、例えば耐久性等の点で不利になるといった問題があり、高いトルク(ステップトルク)を得にくいものとなっていた。
一方、携帯型電子機器に用いられる回転操作型のスイッチでは小型化が求められながらも操作つまみは大型化しており、このため好感触で明瞭な切り替えを実現し、かつ誤回転を防止すべく、クリック機構における高いステップトルク及び耐久性が求められている。
この発明の目的はこのような状況に鑑み、部品点数の削減を図ると共に、良好かつ明瞭なクリック感を得ることができ、かつ耐久性に優れた電気部品のクリック機構を提供することにある。
請求項1の発明によれば、回転操作軸を有する電気部品のクリック機構は、回転操作軸と一体に回転する回転板に配置された板材もしくは線材よりなるバネと、回転板を収容するハウジングの内周面に、その周方向に配列形成された凹凸とよりなり、バネはU字形とされて、そのU字の両脚部に互いに外向きに凸部が一体形成されており、凸部は回転板の外周部から突出して前記凹凸に弾接される。
請求項2の発明によれば、回転操作軸を有する電気部品のクリック機構は、回転操作軸と一体に回転する回転板に配置された板材もしくは線材よりなるバネと、回転板を収容するハウジングの内周面に、その周方向に配列形成された凹凸とよりなり、バネは一箇所が切り欠かれた円環状とされて、その切り欠きを挟む各半部に互いに外向きに凸部が一体形成されており、凸部は回転板の外周部から突出して前記凹凸に弾接される。
請求項3の発明によれば、スライド操作つまみを有する電気部品のクリック機構は、スライド操作つまみと一体にスライドする可動体に配置された板材もしくは線材よりなるバネと、可動体をスライド自在に収容する凹部を有するハウジングの凹部の内壁面に可動体がスライドする方向に配列形成された凹凸とよりなり、バネはU字形とされて、そのU字の両脚部に互いに外向きに凸部が一体形成されており、凸部は可動体の周縁部から突出して前記凹凸に弾接される。
請求項4の発明によれば、スライド操作つまみを有する電気部品のクリック機構は、スライド操作つまみと一体にスライドする可動体に配置された板材もしくは線材よりなるバネと、可動体をスライド自在に収容する凹部を有するハウジングの凹部の内壁面に可動体がスライドする方向に配列形成された凹凸とよりなり、バネは一箇所が切り欠かれた円環状とされて、その切り欠きを挟む各半部に互いに外向きに凸部が一体形成されており、凸部は可動体の周縁部から突出して前記凹凸に弾接される。
請求項5の発明では請求項1乃至4のいずれかの発明において、凸部はU字状をなし、バネが折り曲げられて形成される。
請求項6の発明では請求項1乃至4のいずれかの発明において、凸部は樹脂製とされ、バネに一体成形して形成される。
請求項7の発明では請求項6の発明において、前記凹凸と弾接する凸部の先端面が半円筒面とされる。
この発明によれば、バネはU字形もしくは一箇所が切り欠かれた円環状とされて、そのU字の両脚部や切り欠きを挟む円環の各半部にハウジングの凹凸と弾接する凸部が一体形成されたものとなっており、よって部品点数の削減を図ることができる。
また、両凸部間を全てバネの腕として使うことができるため、高いステップトルクを得やすく、良好かつ明瞭なクリック感を実現することができ、かつ耐久性に優れたクリック機構を得ることができる。
この発明によるクリック機構の一実施例を備えたスイッチの分解斜視図。 Aは図1における回転子の平面図、BはそのD−D線断面図、Cはその底面図。 Aは図1における上側接触子ホルダとその下側に位置する回転子を示す平面図、Bは図1における下側接触子ホルダとその上側に位置する回転子を示す底面図。 Aは図1におけるクリック機構を示す平面図、Bはその斜視図。 A,Bはバネの他の形状例を示す斜視図。 A〜Dはバネの他の形状例を示す斜視図、EはA〜Dのバネに対応する回転板の形状を示す斜視図。 スライド操作つまみを有する電気部品に対するこの発明によるクリック機構の実施例を説明するための図。 図7に対し、スライド操作つまみの突出方向を変えた実施例を示す図。 従来のクリック機構の一構成例を説明するための図。 従来のクリック機構の他の構成例を説明するための図。
この発明の実施形態を図面を参照して実施例により説明する。
図1はこの発明によるクリック機構を備えた電気部品の一例として、回転操作型のスイッチの構成を示したものである。スイッチは回転操作軸10と軸受20とリング30と回転板40とバネ50と中間板70と接触子を保持した下側接触子ホルダ80と回転子90と接触子を保持した上側接触子ホルダ100とカバー110とリベット120とによって構成されている。
回転操作軸10は操作部11と、操作部11の先端から同軸に延長され、操作部11より径の小さい保持部12と、保持部12の先端から同軸に延長され、保持部12より径の小さい駆動部13とを備えている。保持部12の先端側には環状溝12aが外周面に形成されている。駆動部13には中心軸線と平行に切り落とされて形成された2つの互いに平行な平面13aが形成されている。回転操作軸10は樹脂または金属製とされる。
軸受20は取り付け用ネジが外周に形成された取り付け部21と、取り付け部21の一端に一体に形成された矩形のハウジング部22とを有している。取り付け部21には中心に回転操作軸10の保持部12が回転自在に挿通される軸穴23が形成されている。ハウジング部22の上面側には軸穴23と同軸に円形の凹部24が形成されており、その底面に軸穴23が開口している。凹部24の内周面にはその周方向に山谷形状をなす凹凸25が所定のピッチで配列されて形成されている。ハウジング部22の上面には一組の対角角部に位置決め穴22aがそれぞれ形成され、もう一組の対角角部に固定穴22bがそれぞれ形成されている。軸受20は樹脂または金属製とされる。
回転板40は円形をなし、樹脂または金属で形成される。回転板40の上面には略U字形をなす凹部41が形成されている。凹部41におけるU字の両脚部をなす部分には凹部41と連通して回転板40の外周面に至る切り欠き42がそれぞれ形成され、さらに両脚部の切り欠き42より先端側に切り欠き42より浅い切り欠き43がそれぞれ形成されている。凹部41の底面と切り欠き42の底面は同一平面をなすものとされている。
回転板40の下面には軸受20の軸穴23に挿入される軸部44が形成され、軸部44には図1では見えないが、回転操作軸10の駆動部13が挿通される軸穴45(図4参照)が形成されている。回転板40の上面側には軸部44の軸穴45と連通し、軸穴45より径の大きい軸穴46が形成されている。軸穴46にはその内周の一箇所から中心に向って突出し、かつ軸方向に延びる係合キー47が形成され、係合キー47と対向する軸穴46の内周には回転操作軸10の駆動部13に形成されている平面13aの一方と合致する形状の突出部48が突出形成されている。なお、軸穴46の径は後述する回転子90の回転軸91が挿入係合できる大きさとされている。
バネ50はU字形をなし、そのU字の両脚部には互いに外向きに突出して凸部50aが一体形成されている。バネ50は、この例では幅狭の金属板バネ材が曲げられて形成されれており、凸部50aはバネ50が折り曲げられてU字状をなすように形成されている。
中間板70は軸受20のハウジング部22と同じ矩形とされ、中央に軸穴71が形成されている。軸穴71の径は後述する回転子90の回転軸91が回転自在に挿通できる大きさとされている。中間板70にはその一辺に隣接して2つの位置決め穴72aが形成され、一組の対角角部にそれぞれ固定穴72bが形成され、もう一組の対角角部の下面には位置決め突起73がそれぞれ形成されている。中間板70は例えば樹脂製とされる。
図2は回転子90の詳細を示したものであり、図2Aは平面図、図2Bは図2AにおけるD−D線断面図、図2Cは底面図を示す。
回転子90は回転軸91と、回転軸91の長さ方向中間に位置し、回転軸91と同軸のディスク部92と、ディスク部92に保持された摺動接触片93とがインサート成形により一体化されて形成されている。なお、図2A及び図2Cにおいては摺動接触片93に点々を付している。
回転軸91には回転操作軸10の駆動部13と係合する軸穴94が形成されている。さらに、回転軸91の下端には回転板40の係合キー47及び突出部48とそれぞれ係合する切り欠き95,96が形成されている。切り欠き95,96は軸方向に所定の長さとされ、これにより回転軸91は切り欠き95,96の軸方向長さだけ回転板40の軸穴46に挿入される。
摺動接触片93は上側接触片93aと下側接触片93bからなり、これらは1枚の金属板を打ち抜き、図2Bに示したように折り曲げることによって形成されており、上側接触片93aと下側接触片93bは重ね合わされている。
上側接触片93aは図2Aに示したように同心の互いに隣接する2つの環状領域にそれぞれ円弧状の接触領域(露出領域)を有している。外側の環状領域には所定の角度範囲を占める1つの接触領域93a1が形成され、内側の環状領域にはそれぞれ所定の角度範囲を占める2つの接触領域93a2,93a3が形成されている。
一方、下側接触片93bは図2Cに示したように上側接触片93aの2つの環状領域と同じ(同じ径の)2つの環状領域と、さらに内周側に隣接してもう1つの環状領域を有している。外側の環状領域にはそれぞれ所定の角度範囲を占める4つの接触領域93b1,93b2,93b3,93b4が形成され、中間の環状領域にはそれぞれ所定の角度範囲を占める2つの接触領域93b5,93b6が形成されている。また、内側の環状領域には環状(360°)の接触領域93b7が形成されている。
図3Aは上側接触子ホルダ100の上面と、組み立てられた状態で下側に位置する回転子90の上面を示したものである。
ハウジング部22と同じ矩形の上側接触子ホルダ100の下面には円形の回転子収容凹部101が形成され、その回転子収容凹部101の天井にはほぼ矩形の窓102が形成されている。上側接触子ホルダ100の一側辺に隣接する回転子収容凹部101の側壁部には、その下面から下側接触子ホルダ80の側に突出する係合凸部103と、その係合凸部103と隣接して同じ幅で側壁部が切り取られた係合凹部104が形成されている。上側接触子ホルダ100の一組の対角角部には位置決め穴105aがそれぞれ形成され、もう一組の対角角部には固定穴105bがそれぞれ形成されている。さらに、端子107b,108b,109bが導出されている一側辺に隣接して2つの位置決め突起106が形成されている。
上側接触子ホルダ100は3つの接触子107a,108a,109aとそれらから一体に延長され、上側接触子ホルダ100の一側面から外に突出された端子107b,108b,109bと共にインサート成形により形成されている。3つの接触子107a,108a,109aは窓102の縁から内側に延び、それらの先端はそれぞれ回転子90の摺動接触片93に規定した3つの環状領域の上に位置している。この例では各接触子107a,108a,109aはそれぞれ2つの分岐腕を有し、各環状領域において2点接触させることにより接触の安定性(信頼性)と寿命を高めている。
図3Bは下側接触子ホルダ80の下面と、組み立てられた状態で上側に位置する回転子90の下面を示したものである。
下側接触子ホルダ80の構造は上側接触子ホルダ100の構造と同一であり、同一の部品として形成した接触子ホルダを上下の向きを変えて上側用、下側用として使用することができる。
下側接触子ホルダ80の上面には円形の回転子収容凹部81が形成され、その回転子収容凹部81の床にはほぼ矩形の窓82が形成されている。下側接触子ホルダ80の一側辺に隣接する回転子収容凹部81の側壁部には、その下面から上側接触子ホルダ100の側に突出する係合凸部83と、その係合凸部83と隣接して同じ幅で側壁部が切り取られた係合凹部84が形成されている。下側接触子ホルダ80の一組の対角角部には位置決め穴85aがそれぞれ形成され、もう一組の対角角部には固定穴85bがそれぞれ形成されている。さらに、端子87b,88b,89bが導出されている一側辺に隣接して2つの位置決め突起86が形成されている。
下側接触子ホルダ80は3つの接触子87a,88a,89aとそれらから一体に延長され、下側接触子ホルダ80の一側面から外に突出された端子87b,88b,89bと共にインサート成形により形成されている。3つの接触子87a,88a,89aは窓82の縁から内側に延び、それらの先端はそれぞれ回転子90の摺動接触片93に規定した3つの環状領域の上に位置している。各接触子87a,88a,89aはそれぞれ2つの分岐腕を有し、各環状領域において2点接触している。
カバー110は中間板70と同一形状とされ、中間板70と同様、軸穴111、2つの位置決め穴112a、2つの固定穴112b及び2つの位置決め突起113を備えている。カバー110は例えば樹脂製とされる。
各部の組み立ては以下のように行われる。
回転操作軸10は軸受20に挿通され、その保持部12の先端側に形成されている環状溝12aにリング30を装着することにより抜け止めされる。
回転板40はその軸部44の軸穴45及びそれと連通する軸穴46に回転操作軸10の駆動部13が挿通されて軸受20のハウジング部22の凹部24に収容される。そして、この状態でバネ50が回転板40の凹部41に収容配置される(後で説明する図4参照)。この際、バネ50の両端部を例えばピンセットで挟み込み、U字を狭めることによって容易に凹部41に入れ込むことができる。回転板40の切り欠き43はピンセットの逃げとなる。バネ50の2箇所の凸部50aは回転板40の2つの切り欠き42にそれぞれ位置される。
中間板70はその軸穴71に駆動部13を挿通させ、回転板40を収容したハウジング部の凹部24を上から塞いでハウジング部22の上面に取り付けられる。この時、中間板70の位置決め突起73はハウジング部22の位置決め穴22aに嵌合される。
中間板70の位置決め穴72aに下側接触子ホルダ80の位置決め突起86が嵌合され、中間板70の上に下側接触子ホルダ80が位置決め固定される。その上から下側接触子ホルダ80の回転子収容凹部81内に回転子90のディスク部92のほぼ下半分を配置するように、回転子90の軸穴94に回転操作軸10の駆動部13を挿通させつつ、回転軸91の下端部を中間板70の軸穴71を通して回転板40の軸穴45に挿入係合させる。
その回転子90のディスク部92のほぼ上半分を上側接触子ホルダ100の回転子収容凹部101に収容するように、回転子90の上から上側接触子ホルダ100を被せ、下側接触子ホルダ80に重ねて固定する。この時、上側接触子ホルダ100の係合凸部103と係合凹部104が下側接触子ホルダ80の係合凸部83と係合凹部84にそれぞれ嵌合し、互いに位置決めされる。
さらに、カバー110の軸穴111に回転子90の回転軸91の上端部を挿入させて上側接触子ホルダ100の上にカバー110を重ねて位置決め突起113を位置決め穴105aに嵌合し、位置決め穴112aに位置決め突起106を嵌合する。これにより下側接触子ホルダ80の接触子87a,88a,89aは回転子90のディスク部92の下面と弾接され、上側接触子ホルダ100の接触子107a,108a,109aは回転子90のディスク部92の上面と弾接される。
このようにして各部を合体した状態で、カバー110の固定穴112b、上側接触子ホルダ100の固定穴105b、下側接触子ホルダ80の固定穴85b、中間板70の固定穴72b、軸受20の固定穴22bに2本のリベット120を挿通してリベット120の先端をかしめることにより、各部が互いに固定一体化され、スイッチが完成する。
上記のような構成とされたスイッチでは回転操作軸10の回転により回転板40及び回転子90が一体に回転し、回転子90の上側及び下側接触片93a,93bと、上側及び下側接触子ホルダ100,80の各接触子107a,108a,109a及び87a,88a,89aとの間で回転角度に応じた接離が行われ、所要のスイッチ開閉信号が得られる。
一方、回転板40の外周部の切り欠き42に位置し、外周部から突出しているバネ50の凸部50aは、U字形をなすバネ50のU字の両脚部によって互いに反対方向に付勢され、軸受20のフランジ部22の凹部24の内周面に形成された凹凸25に、その周面部分が押し付けられ、弾接されている。図4はこの様子を示したものであり、回転操作軸10の図示は省略している。
以下、図4を参照して、このスイッチにおけるクリック機構を説明する。
回転操作軸10の回転に伴い、回転板40が回転すると、バネ50も回転板40と共に回転する。この時、軸受20のハウジング部22の凹部24の内周面に形成されている凹凸25に沿って凸部50aが移動し、回転板40から出入りする方向に動作するため、クリック感が発生する。
上述したように、この例ではU字形をなすバネ50のU字の両脚部に、ハウジング部22に形成されている凹凸25と弾接する凸部50aを一体形成したものとなっており、よって図9に示したバネ3と別体のクリック駒4を用いる従来のクリック機構に比し、部品点数の削減を図ることができる。
また、バネ50はU字形とされているため、両凸部50a間の領域全てをバネの腕として使用することができ、つまり凸部50aに弾接力を与える弾性変形領域として両凸部50a間の領域全てを使用することができる。これにより、図10に示した従来のW字形状をなすバネ7と比べて、バネの腕の長さを長くすることができ、言い換えればバネの長さを有効に利用することができる。よって、高いステップトルクを容易に得ることができ、耐久性に優れたクリック機構を実現することができる。
加えて、バネ50の凸部50aはこの例ではハウジング部22の凹凸25と線接触(線当たり)するため、安定したクリック感を得ることができ、またハウジング部22の磨耗を低減することができる。
上述した例ではバネ50に板材を用いているが、これに限らず、線材を用いることもできる。図5Aに示したバネ51はバネ50と同様の形状を線材を曲げて形成したものである。図5A中、51aは凸部を示す。バネ50に替えて、このような線材よりなるバネ51を用いる場合、用いる個数は1個に限らず、複数個用いることもできる。バネ51を複数個(例えば2〜3個)重ねて用いるようにすれば、その分、バネ圧を高めることができ、高いステップトルクを得ることができる。
一方、図5Bはハウジング部22の凹凸25と弾接する凸部を樹脂製としたものであり、この例では凸部52aはU字形をなす板バネ52bに一体成形されて形成されている。凹凸25と弾接する凸部52aの先端面は半円筒面とされている。バネ50や51に替え、このような構成のバネ52を用いることもできる。なお、凸部50a,51a及び52aはいずれもU字形状をなすものとされているが、これに限らず、例えば半円形状等、他の形状とすることもできる。
図6A〜Dはバネの他の形状例を示したものであり、図6A〜DではバネはU字形ではなく、一箇所が切り欠かれた円環状をなすものとされている。
図6Aに示したバネ53は板材よりなり、切り欠きを挟む円環の各半部に互いに外向きに突出して凸部53aが一体形成されている。なお、バネ53は強いトルクを発生させるべく、両凸部53a間の領域が幅広とされている。
図6Bに示したバネ54は図6Aに示したバネ53に対し、幅広部分をなしとしたものである。図6B中、54aは凸部を示す。
図6Cに示したバネ55はバネ54と同様の形状を線材を曲げて形成したものである。図6C中、55aは凸部を示す。
図6Dに示したバネ56は前述の図5Bに示したバネ52と同様、凸部56aを樹脂製としたものであり、凸部56aは一箇所が切り欠かれた円環状をなす板バネ56bに一体成形されて形成されている。凸部56aの先端面は半円筒面とされている。
図6Eは図6A〜Dに示したバネ53〜56が収容配置される回転板40’の形状を示したものであり、この例では回転板40’はバネを収容する円環状の凹部41’とバネの凸部が位置される2つの切り欠き42を備えており、さらに凹部41’と連通して回転板40’の外周面に至るもう一つの切り欠き49が設けられている。
この切り欠き49にはバネ53〜56の切り欠かれた部分において、外側に向かって突出延長されている延長部53b,54b,55b,56cが位置される。バネ53(54,55,56)を回転板40’に組み込む際には例えばピンセットで一対の延長部53b(54b,55b,56c)を挟み込み、円環を狭めることによって容易に凹部41’に入れ込むことができ、切り欠き49はこの際のピンセットに対する逃げとなる。これらバネ53〜56を用いる場合は円環の切り欠きを挟む各半部によって凸部53a〜56aは互いに反対方向に付勢される。なお、バネ53を用いる場合は幅広部分に対応する溝が凹部41’の底面に形成される。
以上、回転操作軸を有する電気部品のクリック機構について説明したが、この発明によるクリック機構はスライド操作つまみを有する直動タイプの電気部品にも適用することができる。図7はその構成を示したものであり、図7中、310はスライド操作つまみを示し、320はハウジングを示す。
両脚部に凸部341が形成されたU字形のバネ340は可動体350に配置される。可動体350はスライド操作つまみ310に一体形成され、スライド操作つまみ310と一体にスライドする。可動体350はこの例では円板状とされ、その一面に凹部351が形成され、その凹部351から外周面に至る切り欠き352が径方向互いに反対側に形成されている。
バネ340は可動体350の凹部351に収容配置され、2つの凸部341は周縁部の切り欠き352にそれぞれ位置される。凸部341は可動体350の周縁部から突出されている。
ハウジング320には可動体350をスライド自在に収容する矩形形状の凹部321が形成され、さらにハウジング320の凹部321が形成されている面と隣接する面に凹部321の底面側と連通する細長形状の開口322が形成されている。可動体350は凹部321に配置され、スライド操作つまみ310は開口322から外部に突出され、開口322の長手方向にスライド可能とされている。
スライド操作つまみ310と共にスライドする可動体350のスライド方向に沿う凹部321の内壁面には、山谷形状をなす凹凸323がスライド方向に配列されてそれぞれ形成されており、2つの凸部341はバネ340によって互いに反対方向に付勢されてこれら凹凸323にそれぞれ弾接されている。
この例ではこのような構造により、スライド操作つまみ310のスライド操作に伴い、クリック感が得られるものとなっている。なお、図7では図示を省略しているが、スライド操作つまみ310の操作に伴い、動作されるスイッチや可変抵抗器等はハウジング320の凹部321が形成されている面側に配置され、その可動部分は可動体350と一体にスライドするように構成される。
図8は図7に示した構成に対し、スライド操作つまみ310が外部に突出する向きを変えた例を示したものであり、このような構成を採用することもできる。なお、図7と対応する部分には同一符号を付してある。

Claims (7)

  1. 回転操作軸を有する電気部品のクリック機構であって、
    前記回転操作軸と一体に回転する回転板に配置された板材もしくは線材よりなるバネと、
    前記回転板を収容するハウジングの内周面に、その周方向に配列形成された凹凸とよりなり、
    前記バネはU字形とされて、そのU字の両脚部に互いに外向きに凸部が一体形成されており、
    前記凸部は前記回転板の外周部から突出して前記凹凸に弾接されていることを特徴とする電気部品のクリック機構。
  2. 回転操作軸を有する電気部品のクリック機構であって、
    前記回転操作軸と一体に回転する回転板に配置された板材もしくは線材よりなるバネと、
    前記回転板を収容するハウジングの内周面に、その周方向に配列形成された凹凸とよりなり、
    前記バネは一箇所が切り欠かれた円環状とされて、その切り欠きを挟む各半部に互いに外向きに凸部が一体形成されており、
    前記凸部は前記回転板の外周部から突出して前記凹凸に弾接されていることを特徴とする電気部品のクリック機構。
  3. スライド操作つまみを有する電気部品のクリック機構であって、
    前記スライド操作つまみと一体にスライドする可動体に配置された板材もしくは線材よりなるバネと、
    前記可動体をスライド自在に収容する凹部を有するハウジングの前記凹部の内壁面に、前記可動体がスライドする方向に配列形成された凹凸とよりなり、
    前記バネはU字形とされて、そのU字の両脚部に互いに外向きに凸部が一体形成されており、
    前記凸部は前記可動体の周縁部から突出して前記凹凸に弾接されていることを特徴とする電気部品のクリック機構。
  4. スライド操作つまみを有する電気部品のクリック機構であって、
    前記スライド操作つまみと一体にスライドする可動体に配置された板材もしくは線材よりなるバネと、
    前記可動体をスライド自在に収容する凹部を有するハウジングの前記凹部の内壁面に、前記可動体がスライドする方向に配列形成された凹凸とよりなり、
    前記バネは一箇所が切り欠かれた円環状とされて、その切り欠きを挟む各半部に互いに外向きに凸部が一体形成されており、
    前記凸部は前記可動体の周縁部から突出して前記凹凸に弾接されていることを特徴とする電気部品のクリック機構。
  5. 請求項1乃至4記載のいずれかの電気部品のクリック機構において、
    前記凸部はU字状をなし、前記バネが折り曲げられて形成されていることを特徴とする電気部品のクリック機構。
  6. 請求項1乃至4記載のいずれかの電気部品のクリック機構において、
    前記凸部は樹脂製とされ、前記バネに一体成形されて形成されていることを特徴とする電気部品のクリック機構。
  7. 請求項6記載の電気部品のクリック機構において、
    前記凹凸と弾接する前記凸部の先端面が半円筒面とされていることを特徴とする電気部品のクリック機構。
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