JP2013116491A - 条鋼圧延機用ガイド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被圧延材の「捩れ」や「不正噛み込み」の問題を生じさせることなく、被圧延材をその径によらず圧延ロールに安定して誘導することができる条鋼圧延機用ガイド装置を提供する。
【解決手段】ガイドボックス1と、一対の支持アーム2と、支持アーム2の先端に取り付けられた一対のガイドローラー3と、一対のガイドローラー3のロール間隔(L)を調整する間隔調整機構4とからなり、一対の回転軸5と、回転軸5と一体に、かつ、偏心して設けられた、支持アーム2を貫通する一対の偏心軸6と、回転軸5を回転させる一対の回転手段7とからなり、支持アーム2の後端(P)は、ガイドボックス1に剛に当接され、かつ、ばね10に押圧され、一対の回転手段7により一対の回転軸5を互いに逆方向に回転させ、一対の支持アーム2は、偏心軸6を介して支持アーム2の後端(P)を中心として互いに内側に回動し、一対のガイドローラー3の間隔(L)が調整される。
【選択図】図1

Description

この発明は、条鋼圧延機用ガイド装置、特に、優れた調芯性およびガイド性を有する条鋼圧延機用ガイド装置に関するものである。
形鋼や線材等の条鋼は、被圧延材を複数基の圧延スタンドを備えた条鋼圧延機に通して、所定の断面形状にサイジング圧延することにより製造される。すなわち、条鋼圧延機は、複数基の圧延スタンドを備え、被圧延材は、各圧延スタンドの圧延ロールの孔型を通過することにより順次、圧延され、最終的に所定の断面形状の条鋼にサイジング圧延される。
この際、被圧延材は、ガイド装置を介して圧延ロールの孔型にガイドされる。ガイド装置に要求される機能としては、被圧延材を圧延ロールの孔型に芯ずれなくガイドする機能、すなわち、被圧延材を被圧延材の中心軸線と孔型の中心とが一致するように被圧延材をガイドする機能(以下、ガイド性という)と、ガイド装置の幅調整が被圧延材の寸法に合わせて中心基準で行える機能、すなわち、ガイド装置のガイド幅の中心に対して等間隔で幅調整が行える機能(以下、調芯性という)とがある。
なお、ガイド性が良いと、被圧延材(W)の圧延ロールへの不正噛み込みが生じず、正常な圧延が行え、調芯性が良いと、被圧延材の寸法に合わせた幅調整が容易に行えると共に、優れたガイド性が得られる。
従来、ガイド装置として、フリクションガイド装置が知られている。以下、このガイド装置を従来ガイド装置Aといい、図面を参照しながら説明する。
図7は、従来ガイド装置Aを示す概略斜視図である。
図7に示すように、従来ガイド装置Aは、間隔をあけて配置された2枚のガイド板22からなり、被圧延材(W)の入側に、各ガイド板22の一方側を外方に広げることにより先端が鋭角に形成されたガイド部22aが形成され、被圧延材(W)の出側に、各ガイド板22の他方側を平行に配することにより拘束部22bが形成されている。
上記従来ガイド装置Aによれば、拘束部22bの先端が鋭角に形成されているので、圧延ロールに拘束部22bを接近させることができる。従って、ガイド性は、確保されるが、拘束部22bは、通過する被圧延材(W)との摩擦により摩耗する。このために、拘束部22bを硬質材で構成している。拘束部22bが摩耗すると、被圧延材(W)の拘束力が弱まってガイド性が低下する。ガイド性を向上させるために、拘束部22bの間隔(L)を上限まで狭めると、被圧延材(W)との接触力が大きくなって、被圧延材(W)に疵が付く。
そこで、従来ガイド装置Aの有する問題を改善したガイド装置が知られている。以下、このガイド装置を従来ガイド装置Bといい、図面を参照しながら説明する。
図8は、従来ガイド装置Bを示す概略平面図、図9は、従来ガイド装置Bを示す概略正面図である。
図8および図9に示すように、従来ガイド装置Bは、一対のガイドローラー23と、一対のロール支持アーム24と、一対のガイドローラー23の間隔(L)を調整する間隔調整機構25とからなっている。
各ロール支持アーム24は、支点(O)を中心として回動可能であり、ロール支持アーム24の先端、すなわち、支点(O)に対して、被圧延材(W)の進行方向下流端にガイドローラー23が取り付けられ、ロール支持アーム4の後端、すなわち、支点(O)に対して、被圧延材(W)の進行方向上流端に間隔調整機構25が取り付けられている。間隔調整機構25は、押しボルト26と引きボルト27とからなっている。
従来ガイド装置Bによれば、各間隔調整機構25の押しボルト26を回して、ロール支持アーム24の後端の間隔を狭めることによって、一対のガイドローラー23の間隔(L)を広げることができる。一方、各間隔調整機構25の引きボルト27を回して、ロール支持アーム24の後端の間隔を広げることによって、一対のガイドローラー23の間隔(L)を狭めることができる。
上記従来ガイド装置Bによれば、被圧延材(W)は、一対のガイドローラー23と回転接触するので、被圧延材(W)に疵が付くおそれはないが、押しボルト26と引きボルト27とは、互いに独立していて、それぞれ個別に操作するので、調芯性が悪い。なお、この問題は、ガイドローラー23が取り付けられていない場合においても生じる。
そこで、従来ガイド装置Bの有する問題を改善したガイド装置が、特許文献1(特開2002−192217号公報)に開示されている。以下、このガイド装置を従来ガイド装置Cといい、図面を参照しながら説明する。
図10は、従来ガイド装置Cを示す概略平面図、図11は、従来ガイド装置Cを示す概略正面図である。
図10、図11(a)に示すように、従来ガイド装置Cは、一対のガイドローラー28と、一対のロール支持アーム29と、一対のガイドローラー28の間隔(L)を調整する間隔調整機構30とからなっている。
各ロール支持アーム29は、支点(O)を中心として回動可能であり、ロール支持アーム92の先端、すなわち、支点(O)に対して、被圧延材(W)の進行方向下流端にガイドローラー28が取り付けられ、ロール支持アーム29の後端、すなわち、支点(O)に対して、被圧延材(W)の進行方向上流端の上部間に間隔調整機構30が取り付けられている。間隔調整機構30は、一対のロール支持アーム29間に亘って取り付けられたねじ軸31と、ねじ軸31を回転させるラチェット32とからなっている。ねじ軸31の両端は、ロール支持アーム29に、互いに逆ねじの関係で螺合している。
従来ガイド装置Cによれば、ラチェット32を介してねじ軸31を回転させることによって、一対のガイドローラー28の間隔(L)を狭め、あるいは、広げることができる。
上記従来ガイド装置Cによれば、ラチェット32を介してねじ軸31を回転させることにより、一対のロール支持アーム29を同時に同角度だけ回動させることができるので、ガイドローラー28の調芯性は良いが、間隔調整機構30が一対のロール支持アーム29の後端の上部間に取り付けられているので、使用につれてロール支持アーム29の上下の支点(O)部分の摩耗量に差が生じて、ロール支持アーム29が変形し、この結果、図11(b)に示すように、一対のガイドローラー28が平行でなくなり、ガイド性および調芯性が共に不良となる。
なお、間隔調整機構30を一対のロール支持アーム29の後端の高さ方向中央部間に取り付ければ、同一平面間での力の伝達が行われるので、上記問題は生じないが、このようにすると、一対のロール支持アーム29間に間隔調整機構30が存在することになるので、被圧延材(W)の通過に支障を来す。従って、間隔調整機構30を一対のロール支持アーム26の後端の高さ方向中央部間に取り付けることはできない。なお、上記問題は、ガイドローラー28が取り付けられたいない場合においても生じる。
そこで、従来ガイド装置Cの有する問題を改善したガイド装置が、特許文献2(特開2008−178904号公報)に開示されている。以下、このガイド装置を従来ガイド装置Dといい、図面を参照しながら説明する。
図12は、従来ガイド装置Dを示す概略平面図、図13は、従来ガイド装置Dを示す概略正面である。
図12および図13に示すように、従来ガイド装置Dは、一対のガイドローラー33と、一対のロール支持アーム34と、一対のガイドローラー33の間隔(L)を調整する間隔調整機構35とからなっている。
各ロール支持アーム34の先端、すなわち、被圧延材(W)の進行方向下流端にガイドローラー33が取り付けられ、ガイドローラー33近傍の一対のロール支持アーム34間に間隔調整機構35が取り付けられている。間隔調整機構35は、ラチェット36により回転する回転軸37と、回転軸37の両側に取り付けられた一対のウオーム38と、各ウオーム38と噛合うウオームギヤ39とから構成されている。一対のウオーム38は、互いに逆ねじの関係にあり、ガイドローラー33の回転軸の軸芯(X3)とウオームギヤ39の回転軸の軸芯(X4)とは、偏心量(D2)だけ偏心している。
従来ガイド装置Dによれば、ラチェット36を介して回転軸37を回転させると、各ウオームギヤ39は、ウオーム38を介して互いに逆方向に回転し、かくして、一対のガイドローラー33の間隔(L)を狭め、あるいは、広げることができる。
上述のように構成されている従来ガイド装置Dによれば、ラチェット36を介してねじ軸37を回転させることにより、一対のウオームギヤ39を同時に同角度だけ回転させることができるので、ガイドローラー33の調芯性は良く、しかも、偏心軸によりロール間隔が調整されるので、ロール支持アーム34の変形による問題は生じないが、以下の問題がある。
被圧延材(W)のガイド性は、ガイドローラー33を圧延ロールに接近させるほど向上するが、接近させすぎると、図14に示すように、間隔調整機構35が圧延ロール40と干渉する。このために、図15に示すように、間隔調整機構35が圧延ロール40と干渉しない位置まで従来ガイド装置Dを離さざるを得ない。すなわち、図14に示すように、従来ガイド装置Dと間隔調整機構35との間の距離(T2)を、図15に示すように、距離(T3)まで伸ばす必要がある。
このようなことから、従来ガイド装置Dは、被圧延材(W)の径が太く、ガイドローラー33が圧延ロール20から少々離れても被圧延材(W)のガイド性に悪影響を及ぼさない場合等に使用されている。
特開2002−192217号公報 特開2008−178904号公報
従って、この発明の目的は、調芯性およびガイド性が共に優れた条鋼圧延機用ガイド装置を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、下記を特徴とする。
請求項1に記載の発明は、ガイドボックスと、前記ガイドボックス内に対向して設けられた一対の支持アームと、前記一対の支持アームの先端の間隔を調整する間隔調整機構とからなり、前記間隔調整機構は、前記ガイドボックスに取り付けられた一対の回転軸と、前記回転軸と一体に、かつ、偏心して設けられた、前記支持アームを貫通する一対の偏心軸と、前記回転軸を回転させる一対の回転手段とからなり、前記支持アームの後端は、前記一対の支持アームの先端の間隔が広がらないよう前記ガイドボックスに当接され、かつ、押圧手段により前記ガイドボックスに押圧され、前記一対の回転手段により前記一対の回転軸を同時に互いに逆方向に回転させることにより、前記支持アームは、前記偏心軸を介して前記支持アームの後端を中心として互いに内側に回動し、かくして、前記一対の支持アームの先端の間隔が調整されることに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記回転手段は、前記回転軸に取り付けられたウオームギヤと、前記ウオームギヤに螺合するウオームとからなり、一対の前記ウオームは、同軸上に取り付けられ、かつ、互いに逆ねじの関係にあることに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記押圧手段は、ばねからなることに特徴を有するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1つに記載の発明において、前記支持アームの先端にガイドローラーが取り付けられていることに特徴を有するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1つに記載の発明において、前記偏心軸より前記支持アームの後端側の前記ガイドボックスと前記支持アームとの間に、前記支持アームを外側に押圧する弾性体が挿入されていることに特徴を有するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記弾性体は、ばねからなることに特徴を有するものである。
この発明によれば、対向して配された一対の支持アームを、各支持アームを貫通する偏心軸を支点として互いに同時に回動可能とすることにより、支持アームの変形を防止することができると共に、支持アームの先端を圧延ロールに接近して配置することができるので、調芯性およびガイド性が共に優れた条鋼圧延機用ガイド装置を提供することができる。
この発明の条鋼圧延機用ガイド装置の原理を示す概略平面図である。 この発明の条鋼圧延機用ガイド装置の原理を示す概略正面図である。 この発明の条鋼圧延機用ガイド装置を示す概略正面図である。 図3のA−A線断面図である。 図3のB−B線断面図である。 板ばねを挿入した場合の図3のA−A線断面図である。 従来ガイド装置Aを示す断面図である。 従来ガイド装置Bを示す概略正面図である。 従来ガイド装置Bを示す概略正面図である。 従来ガイド装置Cを示す概略平面図である。 従来ガイド装置Cを示す概略正面図である。 ロール支持アームの変形によりガイドローラーが平行でなくなった状態を示す概略平面図である。 従来ガイド装置Dを示す概略平面図である。 従来ガイド装置Dを示す概略正面である。 従来ガイド装置Dを圧延ロールに接近させた状態を示す概略正面図である。 従来ガイド装置Dを圧延ロールから離した状態を示す概略正面図である。
この発明の条鋼圧延機用ガイド装置の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の条鋼圧延機用ガイド装置の原理を示す概略平面図、図2は、この発明の条鋼圧延機用ガイド装置の原理を示す概略正面図、図3は、この発明の条鋼圧延機用ガイド装置を示す概略正面図、図4は、図3のA−A線断面図、図5は、図3のB−B線断面図である。
図1から図5において、1は、ガイドボックス、2は、ガイドボックス1内に対向して設けられた一対の支持アーム、3は、支持アーム2の先端に垂直に取り付けられた一対のガイドローラーである。なお、この発明において、ガイドローラー3は、必須の構成ではない。この場合には、支持アーム2の先端は、被圧延材(W)と直接、接触するので、摩耗を軽減するために硬質材で構成すると良い。
4は、一対のガイドローラー3の間隔(L)を調整する間隔調整機構である。間隔調整機構4は、ガイドボックス1の、支持アーム2と対応する位置に取り付けられた一対の回転軸5と、回転軸5と一体に、かつ、偏心して設けられた、支持アーム2を貫通する一対の偏心軸6と、回転軸5を回転させる一対の回転手段7とからなっている。偏心軸6は、支持アーム2のほぼ中央部を垂直に挿通され、下端は、ガイドボックス1に軸支されている(図3参照)。図1から3において、回転軸5の軸芯を(X1)で示し、偏心軸6の軸芯を(X2)で示し、偏心軸6の偏心量を(D1)で示す。
回転手段7は、ガイドボックス1上において回転軸5と同軸に取り付けられたウオームギヤ8と、ウオームギヤ8に螺合するウオーム9とからなっている。一対のウオーム9は、同軸上に取り付けられ(図1参照)、かつ、互いに逆ねじの関係にある。従って、一対のウオーム9を回転させれば、一対のウオームギヤ8は、回転軸5と一体に互いに逆方向に回転する。回転軸5が回転すると、偏心軸6もこれと一体に回転するが、偏心軸6は、回転軸5に対して(D1)だけ偏心しているので、一対の支持アーム2は、その後端(P)、すなわち、ガイドローラー3が取り付けられている先端と反対側の端部(図1参照)を中心として偏心量(D1)に応じて互いに内側に回動する。かくして、一対のガイドローラー3のロール間隔(L)は、回転軸5の回転量に応じて調整することができる。なお、回転手段7は、ウオーム9とウオームギヤ8以外に、ラックとピニオンから構成しても良い。
支持アーム2の後端(P)は、ばね10によりガイドボックス1に押圧されている。押圧する理由は、支持アーム2は、偏心軸6により回動自在に軸支されているので、支持アーム2がフリーに回動するのを防止するためである。
支持アーム2の後端(P)は、支持アーム2の回動時に偏心量(D1)に応じて前後方向(水平方向)に移動するが、後端(P)は、ばね10によりガイドボックス1に押圧されているので、ガイドボックス1に押圧された状態で前後方向に移動する。
支持アーム2の後端(P)は、ガイドボックス1に剛に当接されているので、一対のガイドローラー3の間隔(L)は、被圧延材(W)の誘導時に被圧延材(W)の径以上に広がらない。
上述したように、この発明によれば、一対の支持アーム2は、間隔調整機構4により同時に同角度だけ回動するので、調芯性が良い。なお、ガイドローラー3が取り付けられていない支持アーム2の場合には、支持アーム2の先端が摩耗したときの幅調整が容易に行える。
また、偏心軸6は、支持アーム2を貫通していると共に、支持アーム2の後端は、ガイドボックス1に当接しているので、同一平面で力の伝達が行われる。従って、支持アーム2の変形による問題は生じない。
また、ガイドローラー3(ガイドローラー3がない場合には、支持アーム2の先端)は、間隔調整機構4から離れているので、ガイドローラー3を被圧延材(W)の径によらず圧延ロールに接近させて配置することができる。従って、優れたガイド性を得ることができる。
また、一対のガイドローラー3の間隔(L)(ガイドローラー3がない場合には、支持アーム2の先端の間隔)は、回転軸5の回転量に応じて自在に調整可能であるが、ガイドローラー3(ガイドローラー3がない場合には、支持アーム2の先端)と偏心軸6との間の距離(T1)を離すことができるので、その分、アーム比により小さい偏心量(D1)で所望の間隔(L)を得ることができる。この結果、支持アーム2を回動させる偏心軸6の径を太くすることができるので、偏心軸6の剛性が高くなり、この点でも支持アーム2の変形による問題は生じない。なお、偏心量(D1)を大きくするには、偏心軸6の径を細くせざるを得ず、この分、偏心軸6の剛性が出ない。
さらに、図6に示すように、偏心軸6より支持アーム2の後端側のガイドボックス1と支持アーム2との間に弾性体として、例えば、板ばね等のばね11を挿入して、支持アーム2を外側に押圧する押圧力を付与すれば、被圧延材(W)の誘導性を向上させることができる。すなわち、ばね11を挿入することによって、被圧延材(W)の径寸法が(A)mmの場合、ロール間隔(L)は、本来(A)mmとするが、これを予め(A−α)mmとしておけば、板ばね11が吸収可能な(α)mm分だけ、被圧延材(W)の拘束力が増え、この結果、被圧延材(W)の誘導性を向上させることができる。
以上、説明したように、この発明によれば、対向して配された一対の支持アームを、各支持アームを貫通する偏心軸を支点として互いに同時に回動可能とすることにより、支持アームの変形を防止することができると共に、支持アームの先端を圧延ロールに接近して配置することができるので、調芯性およびガイド性が共に優れた条鋼圧延機用ガイド装置を提供することができる。
1:ガイドボックス
2:支持アーム
3:ガイドローラー
4:間隔調整機構
5:回転軸
6:偏心軸
7:回転手段
8:ウオームギヤ
9:ウオーム
10:ばね
11:ばね
21a:案内部
22b:平行部
22:ライナー
23:ガイドローラー
24:ロール支持アーム
25:間隔調整機構
26:押しボルト
27:引きボルト
28:ガイドローラー
29:ロール支持アーム
30:間隔調整機構
31:ねじ軸
32:ラチェット
33:ガイドローラー
34:ロール支持アーム
35:間隔調整機構
36:ラチェット
37:回転軸
38:ウオーム
39:ウオームギヤ
40:圧延ロール

Claims (6)

  1. ガイドボックスと、前記ガイドボックス内に対向して設けられた一対の支持アームと、前記一対の支持アームの先端の間隔を調整する間隔調整機構とからなり、前記間隔調整機構は、前記ガイドボックスに取り付けられた一対の回転軸と、前記回転軸と一体に、かつ、偏心して設けられた、前記支持アームを貫通する一対の偏心軸と、前記回転軸を回転させる一対の回転手段とからなり、前記支持アームの後端は、前記一対の支持アームの先端の間隔が広がらないよう前記ガイドボックスに当接され、かつ、押圧手段により前記ガイドボックスに押圧され、前記一対の回転手段により前記一対の回転軸を同時に互いに逆方向に回転させることにより、前記一対の支持アームは、前記偏心軸を介して前記支持アームの後端を中心として互いに内側に回動し、かくして、前記一対の支持アームの先端の間隔が調整されることを特徴とする条鋼圧延機用ガイド装置。
  2. 前記回転手段は、前記回転軸に取り付けられたウオームギヤと、前記ウオームギヤに螺合するウオームとからなり、一対の前記ウオームは、同軸上に取り付けられ、かつ、互いに逆ねじの関係にあることを特徴とする、請求項1に記載の条鋼圧延機用ガイド装置。
  3. 前記押圧手段は、ばねからなることを特徴とする、請求項1または2に記載の条鋼圧延機用ガイド装置。
  4. 前記支持アームの先端にガイドローラーが取り付けられていることを特徴とする、請求項1から3の何れか1つに記載の条鋼圧延機用ガイド装置。
  5. 前記偏心軸より前記支持アームの後端側の前記ガイドボックスと前記支持アームとの間に、前記支持アームを外側に押圧する弾性体が挿入されていることを特徴とする、請求項1から4の何れか1つに記載の条鋼圧延機用ガイド装置。
  6. 前記弾性体は、ばねからなることを特徴とする、請求項5に記載の条鋼圧延機用ガイド装置。
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