JP2013116185A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動演出装置を開閉体に対して進退可能に設け、進出位置と後退位置とに亙って駆動して、斬新な演出を行い、可動演出装置に外力が加えられても、可動演出装置や可動演出装置を駆動する駆動機構が損傷することを確実に防止することができる、遊技機を提供する。
【解決手段】可動演出装置である発光装置6が、開閉扉4に対して進退可能に設けられ、電動モータ71を有する発光装置駆動機構70により、開閉扉4に形成された待機部4dから進出される進出位置と待機部4dに収納される後退位置とに亙って進退駆動される。その発光装置駆動機構70が、発光装置6に所定以上の外力が付加された時に、電動モータ71から発光装置6への駆動力を遮断するクラッチ75を備えている。
【選択図】 図15

Description

本発明は遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機に関し、特に、開閉体に対して進退可能に設けられ、進出位置と後退位置とに亙って駆動される可動演出装置に関する。
従来より、遊技球を用いて遊技を行うパチンコ遊技機には、遊技盤が装着された枠体と、この枠体に開閉自在に支持されて閉位置で遊技盤の盤面をカバーする透明板を有する開閉体とが設けられている。開閉体には貯留皿と発射ハンドルが設けられ、発射ハンドルが回動操作されると、貯留皿に貯留されている遊技球が遊技盤に打ち出される。
近年主流のパチンコ遊技機においては、開閉体に枠ランプが装備され、その枠ランプは、開閉体に光透過カバーを固定的に設け、この光透過カバーの裏側に複数のLEDを配設した構造になっている。この枠ランプを含む種々の演出用機器により、遊技の進行に応じて当該遊技に伴う演出が行われる。
更に、演出用機器として、可動体の位置や姿勢を変化させることができる可動役物装置を備えたものが多い。通常、この可動役物装置は遊技盤(センタ役物等)に装備され、開閉体でカバーされて遊技者が触ることのできない位置に配設されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献2,3には、演出ボタンを進退させる電動アクチュエータを有するボタン進退機構を備えた演出ボタン装置が開示されている。
特開2011−212051号公報 特開2009−56085号公報 特許第3989287号公報
可動役物装置を備えたパチンコ遊技機では、その可動役物装置が、遊技者等に触られて損傷しないように、通常、遊技盤に装備され開閉体でカバーされる位置に配設されている。但し、特許文献2,3の演出ボタン装置は、遊技者が操作可能な演出ボタンを進退させる電動アクチュエータを有するボタン進退機構を備えたものである。また、本願出願人も、開閉体に可動演出装置を装備したパチンコ遊技機を実用化しつつある。
この可動演出装置は、開閉体に進退可能に設けられ、開閉体に形成された待機部から進出される進出位置と待機部に収納される後退位置とに亙って駆動機構により駆動されて、斬新な演出を行う。しかし、この可動演出装置に遊技者等により外力が加えられて、可動演出装置や可動演出装置を駆動する駆動機構が損傷する虞がある。例えば、駆動されている可動演出装置を無理に移動停止させた場合、或いは、駆動停止されている可動演出装置を無理に移動させた場合、前記損傷の虞が生じる。
本発明の目的は、可動演出装置に外力が加えられても、可動演出装置や可動演出装置を駆動する駆動機構が損傷することを確実に防止する、遊技機を提供することである。
第1の発明(遊技機)は、遊技媒体を用いて行う遊技の進行に応じて当該遊技に伴う演出が行われる遊技機(1) であって、枠体(3) と、前記枠体(3) に対して開閉可能に装着された開閉体(4) と、前記開閉体(4) に対して進退可能に設けられ、進出時に前記開閉体(4) 内にある待機部(4d)から進出される進出位置と、後退時に同待機部(4d)に収納される後退位置とをとり得る可動演出装置(6) と、前記可動演出装置(6) に駆動力を伝達し、同可動演出装置(6) を前記進出位置と後退位置とに亙って駆動する電動アクチュエータ(71)を有する駆動手段(70)とを備え、前記駆動手段(70)は、前記可動演出装置(6) に所定以上の外力が付加された時に、前記電動アクチュエータ(71)から可動演出装置(6) への駆動力を遮断するクラッチ(75)を備えたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記駆動手段(70)は、前記開閉体(4) に設けられたベース部材(46)に回転自在に支持された第1動力伝達部材(74)と、前記ベース部材(46)に前記第1動力伝達部材(74)の回転軸心と同心状に回転自在に支持され且つ第1動力伝達部材(74)よりも前記駆動力の従動側に配設された第2動力伝達部材(77)とを備え、前記クラッチ(75)は、前記第1,第2動力伝達部材(74,77) を結合して前記駆動力を第1動力伝達部材(74)から第2動力伝達部材(77)に伝達し、前記第2動力伝達部材(77)から第1動力伝達部材(74)に所定以上の外力が作用した時に前記結合を解除して第1,第2動力伝達部材(74,77) の相対的な回転を許容すること特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、前記第1,第2動力伝達部材(74,77) の一方が前記ベース部材(46)に前記回転軸心方向へ移動自在に支持され、前記クラッチ(75)は、前記第1,第2動力伝達部材(74,77) の一方を他方の方へ付勢する付勢部材(80)と、前記第1動力伝達部材(74)のうち第2動力伝達部材(77)と対向する端面に設けられた第1ドッグクラッチ歯(81)と、前記第2動力伝達部材(77)のうち第1動力伝達部材(74)と対向する端面に設けられ、前記第1ドッグクラッチ歯(81)と係合解除可能に係合する第2ドッグクラッチ歯(82)とを備えたことを特徴とする。
本発明(遊技機)によれば、可動演出装置を開閉体に対して進退可能に設け、進出位置と後退位置とに亙って駆動して、斬新な演出を行い、可動演出装置に外力が加えられても、可動演出装置や可動演出装置を駆動する駆動手段が損傷することを確実に防止することができる。
1対の発光装置が後退位置にある状態のパチンコ遊技機の正面図である。 1対の発光装置が進出位置にある状態のパチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 発光装置の斜視図である。 発光装置の正面図である。 発光装置の背面図である。 発光装置の平面図である。 発光装置の底面図である。 発光装置の左側面図である。 発光装置の右側面図である。 可動発光装置の斜視図である。 可動発光装置の側面図である。 可動発光装置の分解斜視図である。 可動発光装置の回転駆動機構の斜視図である。 発光装置駆動機構の斜視図である。 第1,第2動力伝達部材の斜視図である。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールの島構造体に取付けられる外枠2に開閉枠3(内枠3)が開閉可能に装着され、この開閉枠3に開閉扉4が開閉可能に装着されている。開閉扉4に窓4aが形成され、その窓4aに透明板4bが装着されている。開閉枠3に遊技球が打ち出される盤面を有する遊技盤5が装着され、この遊技盤5の盤面とその前側の透明板4bとの間に遊技球が流下可能な遊技領域5aが形成されている。尚、外枠2及び開閉枠3、又は開閉枠3が枠体に相当し、開閉扉4が開閉体に相当する。
外枠2の左端部に開閉枠3の左端部が鉛直軸心回りに回動自在に支持され、開閉枠3は外枠2に対して閉じられた閉位置で外枠2に施錠される。開閉枠3の左端部に開閉扉4の左端部が鉛直軸心回りに回動自在に支持され、開閉扉4は開閉枠3に対して閉じられた閉位置で開閉枠3に施錠され遊技盤5の盤面(遊技領域5a)をカバーする。開閉扉4の右端下部に、開閉枠3を外枠2から施錠解除し、また開閉扉4を開閉枠3から施錠解除する為にキー操作されるキーシリンダ4cが装着されている。
開閉扉4の上部に左右1対の発光装置6(可動演出装置6)が装備されている。開閉扉4の下部(窓4aの下側部分)に遊技球を貯留する貯留皿8(上皿8aと下皿8b)を有する皿ユニット7が設けられ、その皿ユニット7に、遊技者が押下操作可能な演出ボタン9aを有する演出ボタン装置9と、下皿8bに貯留された遊技球を遊技機外部へ排出する排出装置10とが装備されている。
皿ユニット7の右下側に発射ハンドル11が配設され、この発射ハンドル11が回動操作されると、上皿8aから球送り装置(図示略)により発射位置に導入された遊技球が発射装置(図示略)により発射される。上皿8aに複数の遊技球が貯留されている場合、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続的に発射される。発射された遊技球はガイドレール11aにより案内され遊技領域5aの上部に導入される。
図1〜図3に示すように、遊技盤5の遊技領域5aに、多数の障害釘12の他、第1始動口13、開閉式の第2始動口14aを有する第2始動口装置14、1対のゲート15、開閉式の第1大入賞口16aを有する第1大入賞口装置16、開閉式の第2大入賞口17aを有する第2大入賞口装置17、複数(4つ)の一般入賞口18が、夫々遊技球が入賞(通過)可能に図示の配置で設けられている。
第1始動口13、1対のゲート15、複数の一般入賞口18に、夫々、そこに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW13a、1対のゲートSW15a、複数の一般入賞口SW18a(「SW」はスイッチを意味する)が付設されている。第2始動口装置14は、第2始動口14a、第2始動口14aを開閉する開閉部材14b、第2始動口14aに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW14c、開閉部材14bを開閉駆動する第2始動口SOL14d(「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する)を有する。
第1,第2大入賞口装置16,17は、夫々、第1,第2大入賞口16a,17a、第1,第2大入賞口16a,17aを開閉する第1,第2開閉部材16b,17b、第1,第2大入賞口16a,17aに入賞した遊技球を検出する第1,第2大入賞口SW16c,17c、第1,第2開閉部材16b,17bを開閉駆動する第1,第2大入賞口SOL16d,17dを有する。遊技球が入賞口13,14a,16a,17a,18の何れかに入賞した場合、遊技球1個の入賞につき入賞口13,14a,16a,17a,18毎に設定された数の遊技球が貯留皿8に払出される。
遊技球が始動口13,14aの何れかに入賞したことを契機に大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、第1,第2大入賞口装置16,17の何れかが作動して、通常は閉塞の第1,第2大入賞口16a,17aの何れかを開放する大当り遊技を発生させる。遊技球が1対のゲート15の何れかを通過したことを契機に当り抽選が行われ、その当り抽選で当選した場合、第2始動口装置14が作動して、通常は閉塞の第2始動口14aを開放する補助遊技を発生させる。
遊技盤5にセンタ役物20が取付けられ、このセンタ役物20に画像表示器21と可動役物装置22が装備されている。画像表示器21はその画面がセンタ役物20の枠体内側から前方へ臨むように配置され、この画像表示器21に大当り抽選を演出する遊技演出等が表示される。可動役物装置22は、大当り抽選に関する報知(大当り抽選の当選期待度が高い旨等の報知等)を行うために作動して、例えば、可動役物22aを画像表示器21の画面近傍位置において遊技盤5の盤面と平行な方向へ移動させる。
遊技盤5の左下部に遊技表示盤23が装備され、この遊技表示盤23に、第1特図表示器23a、第2特図表示器23b、普図表示器23c、第1特図保留ランプ23d、第2特図保留ランプ23e、普図保留ランプ23fが設けられている。
第1特図表示器23aに第1特別図柄が変動可能に表示され、第1特図保留ランプ23dに第1特図保留数が表示され、その第1特図保留数は4未満の場合に第1始動口13に遊技球が入賞する毎に1加算される。第2特図表示器23bに第2特別図柄が変動可能に表示され、第2特図保留ランプ23eに第2特図保留数が表示され、その第2特図保留数は4未満の場合に第2始動口14aに遊技球が入賞する毎に1加算される。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1特図保留数が1以上の場合、第2特図保留数が0の場合には、第1特図保留数が1減算されて第1特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第2特図保留数が1以上の場合、第1特図保留数に関わらず、第2特図保留数が1減算されて第2特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。
普図表示器23cに普通図柄が変動可能に表示され、普図保留ランプ23fに普図保留数が表示され、その普図保留数は4未満の場合にゲート15を遊技球が通過する毎に1加算される。普通図柄が変動停止状態で、普図保留数が1以上の場合、普図保留数が1減算されて普通図柄が変動開始され、その後の停止図柄で当り抽選の結果が表示される。
図3に示すように、パチンコ遊技機1の制御装置30は、遊技制御基板31、払出制御基板32、演出制御基板33、画像制御基板34、ランプ制御基板35を備え、これら制御基板31〜35に夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを備えて構成され、更に演出制御基板33にはRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えて構成されている。
遊技制御基板31のコンピュータは、始動口SW13a,14c、ゲートSW15a、大入賞口SW16c,17c、一般入賞口SW18aからの検出信号、払出制御基板32からの制御情報を受けて、始動口SOL14d、大入賞口SOL16d,17d、図柄表示器23a〜23c、図柄保留ランプ23d〜23fを制御し、払出制御基板32、演出制御基板33に制御情報を出力する。
払出制御基板32のコンピュータは、遊技制御基板31からの制御情報、払出球検出SW36b、球有り検出SW36c、満タン検出SW36bからの検出信号を受けて、払出装置の払出モータ36aを制御し、遊技制御基板31に制御情報を出力する。演出制御基板33のコンピュータは、遊技制御基板31、画像制御基板34、ランプ制御基板35からの制御情報、演出ボタン装置9からの検出信号を受けて、演出ボタン装置9を制御し、画像制御基板34、ランプ制御基板35に制御情報を出力する。
画像制御基板34のコンピュータは、演出制御基板33からの制御情報を受けて、画像表示器21、スピーカ37を制御し、演出制御基板33に制御情報を出力する。ランプ制御基板35のコンピュータは、演出制御基板23からの制御情報、1対の発光装置6、可動役物装置22からの検出信号を受けて、1対の発光装置6、可動役物装置22、枠ランプ38a、盤ランプ38bを制御し、演出制御基板33に制御情報を出力する。
演出制御基板33、画像制御基板34、及びランプ制御基板35のコンピュータにより、演出用機器である画像表示器21、スピーカ37、演出ボタン装置9、1対の発光装置6、可動役物装置22、枠ランプ38a、及び盤ランプ38bが制御され、これら演出用機器により、遊技球による遊技の進行に応じて当該遊技に伴う演出が行われる。
1対の発光装置6に関して詳しく説明する。
図1、図2に示すように、開閉扉4の上部に1対の発光装置6を収納可能な左右1対の待機部4dが設けられ、1対の発光装置6は、夫々、開閉扉4に対して進退可能に設けられ、進出時に開閉扉4内にある待機部4dから進出される図2に示す進出位置と、後退時に待機部4dに収納される図1に示す後退位置とをとり得るように構成されている。
パチンコ遊技機1は、1対の発光装置6に駆動力を伝達し、1対の発光装置6を夫々進出位置(図2)と後退位置(図1)とに亙って駆動する電動モータ71(電動アクチュエータ71)を有する左右1対の発光装置駆動機構70(駆動手段70)を備えている。尚、1対の発光装置6、1対の待機部4d、1対の発光装置駆動機構70は左右対称構造であり、以下、右側の発光装置6、待機部4d、発光装置駆動機構70について説明し、左側の発光装置6、待機部4d、発光装置駆動機構70については説明を省略する。
先ず、待機部4dについて説明する。
図1、図2に示すように、開閉扉4は窓4aの周囲を形成する枠部分を有し、その枠部分の右上部に凹部からなる待機部4dが形成されている。尚、開閉扉4の枠部分の1対の待機部4dを除く上部及び両側部に枠ランプ38aが装備されている。待機部4dは前方に開放された凹部に形成され、後退位置にある発光装置6を収容して、その発光装置6の前側に向く第1光透過側板40cを外部へ露出させる。
次に、発光装置6について説明する。
図4〜図14に示すように、発光装置6は、ケーシング40と、ケーシング40に収容された2つの第1,第2固定発光装置41,42、及び大小2つの第1,第2可動発光装置43,44と、ケーシング40に装着されて第1,第2可動発光装置43,44の一部を回転駆動する回転駆動機構45とを備えている。開閉扉4に待機部4dの一部を形成するようにベース部材46が固定的に設けられ、このベース部材46に発光装置6が鉛直の軸部材47を介して進出位置と後退位置とに亙って回動自在に支持されている。
ケーシング40は、上板40a、ベース側板40b、第1,第2光透過側板40c,40dを有する。尚、図4、図5、図7、図10において、上板40a及び第1光透過側板40cについては仮想線で示している。上板40aは台形状に形成されて水平に配設され、3つの側板40b〜40dは夫々逆三角形状に形成されている。上板40aの外周端縁に3つの側板40b〜40dの上端縁が結合され、3つの側板40b〜40dはそれら隣接する側端縁同士が結合されている。
ケーシング40はその内部空間が下方へ向かって窄むように形成され、その内部空間において、第1固定発光装置41の下方に第1可動発光装置43が配設され、その下方に第2可動発光装置44が配設され、その下方に第2固定発光装置42が配設されている。軸部材47は、ベース側板40bの右側側に固定されて、ベース部材46に大小2つのブラケット46a,46b等により回動自在に支持されている。
上板部40aとベース側板40bの内面部に反射板(図示略)が設けられ、第1光透過側板40cは半透明状の光透過部材により形成され、第2光透過側板40dは透明板により形成されている。発光装置6が後退位置にあるとき、前記のように、第1光透過側板40cは外部へ露出し、第2光透過側板40dは待機部4dに完全に収納される。発光装置6が進出位置にあるとき、第1光透過側板40cは外部へ露出したまま、第2光透過側板40dは前方斜め左方へ向いて外部へ露出する。
第1光透過側板40cの外周端縁は波形に形成され、その外周端縁が待機部4dの前端の外周端縁に第1光透過側板40cの外周端縁と同形状に形成された波形形状部と近接して、発光装置6が後退位置になる。発光装置6が後退位置にあるときに、第1光透過側板40cは全体的に待機部4dよりも前方へ膨出するが、第1光透過側板40cの第2光透過側板40dと接続される端縁の近傍部分は、その端縁に接近するほど後方に位置するように湾曲した湾曲部に形成されている。つまり、遊技者等が後退位置にある発光装置6(前記湾曲部)を無理に手で掴んで進出位置の方へ回動させにくいようにしている。
第1,第2可動発光装置43,44は主にサイズが異なり、それらの構成は基本的に同じである。故に、第1可動発光装置43に関する構成を主体に説明し、第2可動発光装置44に関する構成については、適宜、第1可動発光装置43に関する構成と同一符号を付して説明を省略する。
図4、図5、図7、図10〜図13に示すように、第1可動発光装置43は、発光装置6に内蔵されて光を発する複数(例えば、7つ)の発光源であるLED50(図13参照)と、LED50により一方向から発せられる光を入射し、入射角度とは異なる角度で照射する照射部材であるプリズム51と、プリズム51から照射された光を受けて演出に用いられる光として反射する反射鏡52と、プリズム51から照射された光を透過して演出に用いられる光とするレンズ53とを備え、反射鏡52及びレンズ53がプリズム51を挟むように対向状に設けられている。第1可動発光装置43のLED50の数(7つ)は第2可動発光装置44のLED50の数(5つ)よりも多い。
ベース側板40bに基板55(図13参照)が固定され、この基板55の表面に複数のLED50が実装されている。ベース側板40bに基板55及び複数のLED50の表側をカバーする短筒状の透明カバー56が固定されている。プリズム51は三角形ブロック状に形成されて、透明カバー56の中心部の表面に固着され、このプリズム51及び透明カバー56の裏面側に複数(3つ)のLED50が配置されている。
ベース側板40bの反射板に第1可動発光装置43の取付穴が形成され、この取付穴から基板55及び透明カバー板56がケーシング40の内部空間に臨み、発光装置6が後退位置にあるときに前方へ向くように配設されている。第2可動発光装置44においては、プリズム51及び透明カバー56の裏面側に1つのLED50が配置されている。
第1可動発光装置43は、複数のLED50、基板55、及び透明カバー56の周囲に回転自在に設けられた環状の回転部材57を備えている。この回転部材57は、基板55(透明カバー56)の面直交方向(発光装置6が後退位置にあるときの前後方向)の軸心回りに回転自在にベース側板40bに支持され、基板55及び透明カバー56と同様に前記取付穴からケーシング40の内部空間に臨んでいる。この回転部材57に反射鏡52及びレンズ53が設けられ、回転駆動機構45により回転部材57が反射鏡52及びレンズ53と共に回転される。
反射鏡52及びレンズ53は、比較的大きく形成されて、発光装置6が後退位置のときに前方へ延びて、プリズム51と共に、複数のLED50(透明カバー56)の表側空間を挟むように対向している。反射鏡52は、レンズ53(プリズム51)の方へ向く凹面鏡52aと、その反対方向へ向く凸面鏡52bとを有し、レンズ53は凸レンズに形成されている。尚、回転部材57のケーシング40の内部空間に臨む表面にも反射面が形成されている。
図4、図5、図14等に示すように、回転駆動機構45は、電動モータ60と、互いに噛合する駆動ギヤ61、2段中間ギヤ62、従動ギヤ63、中間ギヤ64、従動ギヤ65を備えている。電動モータ60はベース側板40bに設けられた取付ベース40eに取付けられ、その電動モータ60の出力軸60aに駆動ギヤ61が固着されている。中間ギヤ62,64は取付ベース40eに回転自在に支持されて、従動ギヤ63,65は、第1,第2可動発光装置43,44の回転部材57の基端部に設けられている。従動ギヤ63,65は同径であり、故に、第1,第2可動発光装置43,44の回転部材57は、同じ回転速度で同期して回転される。
尚、第1,第2固定発光装置41,42は、夫々、光を発する複数のLED(図示略)と、このLEDから発せられる光を透過して演出に用いられる光とする光透過部材41a,42aとを備えている。光透過部材41a,42aは断面長円形状に形成されて、取付ベース40eに固定され、ケーシング40の内部空間に臨んでいる。
次に、発光装置駆動機構70について説明する。
図4〜図10、図15、図16に示すように、発光装置駆動機構70は、駆動力の伝達順に、電動モータ71、スクリューギヤ72、ウォームホイール73を有する第1動力伝達部材74、クラッチ75、セクターギヤ76を有する第2動力伝達部材77、セクターギヤ78を備えている。電動モータ71はベース部材46に前向きに取付けられている。
スクリューギヤ72が電動モータ71の出力軸71aに固着され、スクリューギヤ72とウォームホイール73とが互いに噛合しウォームギヤ機構を構成している。第1動力伝達部材74が、ベース部材46に支持された鉛直の回転軸79に外嵌固着され、この回転軸79を介してベース部材46に回転自在に支持されている。
第2動力伝達部材77は、第1動力伝達部材74の上側において回転軸79に回転自在に外嵌されている。つまり、第2動力伝達部材77は、回転軸79を介してベース部材46に第1動力伝達部材74の回転軸心と同心状に回転自在に且つその回転軸心方向(上下方向)へ移動自在に支持されて、第1動力伝達部材74よりも駆動力の従動側に配設されている。セクターギヤ76,78が互いに噛合し、セクターギヤ78は、ベース部材46に回転自在に支持された軸部材47の上部に外嵌固着されている。
クラッチ75は、遊技者等が発光装置6を回動駆動中に無理に回動停止させた場合、或いは発光装置6を回動駆動停止中に無理に回動させた場合、発光装置6に所定以上の外力が付加された時に、電動モータ71から発光装置6への駆動力を遮断する。具体的に、クラッチ75は、第1,第2動力伝達部材74,77を結合して駆動力を第1動力伝達部材74から第2動力伝達部材77に伝達し、発光装置6を回動駆動させることが可能になり、第2動力伝達部材77から第1動力伝達部材74に所定以上の外力が作用した時に前記結合を解除して第1,第2動力伝達部材74,77の相対的な回転を許容する。
このクラッチ75は、第2動力伝達部材77を第1動力伝達部材74の方(下方)へ付勢する付勢部材80と、第1動力伝達部材74のうち第2動力伝達部材77と対向する上端面に設けられた第1ドッグクラッチ歯81と、第2動力伝達部材77のうち第1動力伝達部材74と対向する下端面に設けられ、第1ドッグクラッチ歯81と係合解除可能に係合する第2ドッグクラッチ歯82とを備えている。
第1,第2ドッグクラッチ歯81,82は、夫々、多数の山形の歯を回転軸79を中心に環状に並べて各歯が回転軸79を中心とする径方向に延びるように形成したものである。これら第1,第2ドッグクラッチ歯81,82が係合して、第1,第2動力伝達部材74,77が結合されて一体的に回転可能となり、駆動力が第1動力伝達部材74から第2動力伝達部材77に伝達される。
第1,第2ドッグクラッチ歯81,82が係合した状態で、第2動力伝達部材77から第1動力伝達部材74に所定の外力が作用しても、スクリューギヤ72とウォームホイール73とからなる減速比が大きなウォームギヤ機構により、その外力は電動モータ71には殆ど悪影響を与えない。つまり、所定の外力により電動モータ71の出力軸71aが回転されることなく、電動モータ71は正常に駆動され或いは駆動停止される。
そして、第2動力伝達部材77から第1動力伝達部材74に所定の外力が作用した時に、第2ドッグクラッチ歯82の多数の歯の斜面が、それらと当接する第1ドッグクラッチ歯81の多数の歯の斜面から反力を受け、その反力により第2動力伝達部材77が付勢部材80の付勢力に抗して僅かに回転しながら第1動力伝達部材74から離隔する方向(上方)へ移動する。
これにより、第2ドッグクラッチ歯82が第1ドッグクラッチ歯81から係合解除して、第1,第2動力伝達部材74,77の相対的な回転が許容され、これら第1,第2動力伝達部材74,77の相対回転により、外力が第2ドッグクラッチ歯82から第1ドッグクラッチ歯81伝達されずに逃される。但し、第2ドッグクラッチ歯82が第1ドッグクラッチ歯81から係合解除した後、直ちに付勢部材80により第1ドッグクラッチ歯81に係合することになるが、そこで再度、第2動力伝達部材77から第1動力伝達部材74に所定の外力が作用した場合、前記同様、クラッチ75が前記結合を解除するように作動する。
図4、図10、図15に示すように、発光装置駆動機構70には捩じりバネ85(付勢手段85)が設けられ、その捩じりバネ85は、発光装置6を後退位置側に(平面視にて時計回り方向へ)常に回動付勢する。この捩じりバネ85は、発光装置6を開閉扉4に回動自在に支持する軸部材47に外装され、弾性変形した状態で、捩じりバネ85の一端部がベース部材46に係止され、捩じりバネ85の他端部が発光装置6(ケーシング40のベース側板40b)に係止されている。
次に、発光装置6と発光装置駆動機構70の作用・効果について説明する。
発光装置6の第1可動発光装置43において、複数のLED50から発せられた光は、ケーシング40の第1,第2光透過側板40c,40dの何れかから外部へ進行するが、その過程で、プリズム51で方向変換されたり、反射鏡52で反射したり、レンズ53を透過したり、ケーシング40の上板40a及びベース板側板40bの反射板で反射したり、回転部材57の反射面で反射したりする。
ここで、複数のLED50により一定方向(所定方向)に発せられた光(例えば、プリズム51の裏面側に配置された3つのLED50により発せられた光)は、プリズム51に入射されその入射角度とは異なる角度で照射される。反射鏡52及びレンズ53がプリズム51を挟んで対向状に配置されているため、プリズム51により一定方向に照射された光は、反射鏡52(凹面鏡52a)で反射したり、レンズ53を透過したりし、その際、一旦反射鏡52に反射してからレンズ53を透過したりする。第2可動発光装置44において、複数のLED50から発せられた光についても同様である。
このように、反射鏡52及びレンズ53をプリズム51を挟んで対向状に配置したため、これらプリズム51、反射鏡52、及びレンズ53の相乗効果により、更にケーシング40の反射板等も協働して、複数のLED50から発せられた光は様々に方向を変えて分散したり収束したりして進行するため、より斬新で多彩な発光パターンを発生させることができ、光を用いた遊技の演出効果を高めることができる。
複数のLED50の周囲に回転部材57を回転自在に設け、この回転部材57に反射鏡52及びレンズ53を設け、回転部材57をプリズム51を中心にして回転させる回転駆動機構45を設けた。従って、反射鏡52及びレンズ53をプリズム51を挟んで対向状に配置する関係を維持して、反射鏡52及びレンズ53を回転させて位置変化させることができ、これにより、光の進行方向を動的に変化させて、一層多彩な発光パターンを発生させることができる。
発光装置6は、開閉扉4に対して進退可能に設けられ、進出時に開閉扉4内にある待機部4dから進出される進出位置と、後退時に待機部4dに収納される後退位置とをとり得るように構成され、この発光装置6に駆動力を伝達し、発光装置6を進出位置と後退位置とに亙って駆動する発光装置駆動機構70を備えた。
依って、例えば、特定状態(例えば、大当り遊技状態)のときに発光装置6を進出位置に位置させ、特定状態以外の状態のときに発光装置6を後退位置に位置させることができる。そのために、特定状態の移行時に、発光装置駆動機構70により発光装置6が後退位置から進出位置へ駆動され、特定状態の終了時に、発光装置駆動機構70により発光装置6が進出位置から後退位置へ駆動される。
発光装置6において、その位置に関わらず、ケーシング40の第1光透過側板40cは常に外部へ露出するが、後退位置にあるとき、ケーシング40の第2光透過側板40dは待機部4d内に収納され外部へ露出しない状態になる。故に、複数のLED50から発せられた光は第1光透過側板40cだけから外部へ導出される。ここで、反射鏡52及びレンズ53を回転停止させることもできるし、回転させることもできる。
一方、発光装置6において、進出位置にあるとき、第1,第2光透過側板40c,40dは共に外部へ露出した状態になり、複数のLED50から発せられた光は第1,第2光透過側板40c,40dの両方から外部へ導出される。ここでも、反射鏡52及びレンズ53を回転停止させることもできるし、回転させることもできる。特に、発光装置6が進出位置にあるとき、複数のLED50を発光させた状態で、反射鏡52及びレンズ53を回転させることで、光を用いた派手でインパクトが高い遊技演出を実現できる。
発光装置駆動機構70は、電動モータ71を備えるとともに、この電動モータ71から発光装置6(軸部材47)に駆動力を伝達する、スクリューギヤ72、ウォームホイール73を有する第1動力伝達部材74、クラッチ75、セクターギヤ76を有する第2動力伝達部材77、セクターギヤ78を備えた。
ここで、遊技者等が、発光装置駆動機構70により駆動されている発光装置6を無理に移動停止させることにより、或いは、駆動停止されている発光装置6を無理に移動させることにより、発光装置6により外力が加えられることが想定される。この場合、スクリューギヤ72とウォームホイール73とからなる減速比が大きなウォームギヤ機構により、所定の外力により電動モータ71の出力軸71aが回転されることなく、電動モータ71は正常に駆動され或いは駆動停止される。故に、発光装置6や発光装置駆動機構70が損傷する虞がある。
そこで、発光装置駆動機構70に、発光装置6に所定以上の外力が付加された時に、電動モータ71から発光装置6への駆動力を遮断するクラッチ75を設けた。このクラッチ75は、具体的に、第1,第2動力伝達部材74,77を結合して駆動力を第1動力伝達部材74から第2動力伝達部材77に伝達し、第2動力伝達部材77から第1動力伝達部材74に所定以上の外力が作用した時に前記結合を解除して第1,第2動力伝達部材74,77の相対的な回転を許容する。
従って、発光装置6に所定以上の外力が付加され、第2動力伝達部材77から第1動力伝達部材74に所定以上の外力が作用した時に、クラッチ75が第1,第2動力伝達部材74,77の結合を解除し相対的な回転を許容するため、その外力を逃して、発光装置6や発光装置駆動機構70が損傷するのを確実に防止することができる。
第2動力伝達部材77がベース部材46に回転軸79を介して上下方向へ移動自在に支持され、クラッチ75は、第2動力伝達部材77を下方へ付勢する付勢部材80と、第1動力伝達部材74の上端面に設けられた第1ドッグクラッチ歯81と、第2動力伝達部材77の下端面に設けられ、第1ドッグクラッチ歯81と係合解除可能に係合する第2ドッグクラッチ歯82とを備えた。従って、通常時に第1,第2動力伝達部材74,77を確実に結合し、第2動力伝達部材77から第1動力伝達部材74に所定以上の外力が作用した時に、第1,第2動力伝達部材74,77の結合を確実に解除することができる。
発光装置駆動機構70に、発光装置6を後退位置側に常に付勢する付勢部材85を設けた。従って、発光装置6を駆動停止状態で後退位置に確実に保持することができる。即ち、発光装置6が駆動停止された状態で後退位置に確実に保持されなければ、発光装置6が後退位置から進出位置の方へ位置した状態で停止する虞がある。そうなると、発光装置6の見栄えが悪くなり、また、遊技者が駆動停止された発光装置6を無理に掴んで移動させ易くなり、これにより、発光装置6や発光装置駆動機構70が損傷することも懸念される。こうした課題を捩じりバネ85を設けることで改善することができる。
捩じりバネ85は、発光装置6を開閉扉4に対して回動可能に支持する軸部材47に外装されている。従って、この捩じりバネ85をコンパクトに配設して、発光装置6を後退位置側に常に確実に付勢することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の構成を付加して実施可能である。例えば、演出ボタン装置9の演出ボタン9aを可動演出装置とし、この演出ボタン9aを発光装置駆動機構70に相当する駆動機構により進出位置と待機位置とに亙って駆動するようにしてもよい。本発明の発光装置、及び発光装置駆動機構については、種々のパチンコ遊技機に適用可能であり、更に、パチンコ遊技機以外のスロットマシン等の種々の遊技機に適用可能である。
1 パチンコ遊技機
2 外枠
3 開閉枠
4 開閉扉
4d 待機部
6 発光装置
45 回転駆動機構
47 軸部材
50 LED
51 プリズム
52 反射鏡
53 レンズ
57 回転部材
70 発光装置駆動機構
71 電動モータ
74 第1動力伝達部材
75 クラッチ
77 第2動力伝達部材
80 付勢部材
81 第1ドッグクラッチ歯
82 第2ドッグクラッチ歯
85 捩じりバネ
第1の発明(遊技機)は、遊技媒体を用いて行う遊技の進行に応じて当該遊技に伴う演出が行われる遊技機(1)であって、枠体(3)と、前記枠体(3)に対して開閉可能に装着された開閉体(4)と、前記演出を行う演出機構(41〜45)を有し且つ前記開閉体(4)に対して進退可能に設けられ、進出時に前記開閉体(4)内にある待機部(4d)から進出される進出位置と、後退時に同待機部(4d)に収納される後退位置とをとり得る可動演出装置(6)と、前記可動演出装置(6)に駆動力を伝達し、同可動演出装置(6)を前記進出位置と後退位置とに亙って駆動する電動アクチュエータ(71)を有する駆動手段(70)とを備え、前記駆動手段(70)は、前記可動演出装置(6)に伝達する駆動力を増大する増力機構(72,73)と、前記可動演出装置(6)に所定以上の外力が付加された時に、前記電動アクチュエータ(71)から可動演出装置(6)への駆動力を遮断するクラッチ(75)を備え、前記クラッチ(75)は、前記増力機構(72,73)から前記可動演出装置(6)へ前記駆動力を伝達する駆動力伝達経路に設けられたことを特徴とする。
次に、発光装置6について説明する。
図4〜図14に示すように、発光装置6は、ケーシング40と、ケーシング40に収容された2つの第1,第2固定発光装置41,42、及び大小2つの第1,第2可動発光装置43,44と、ケーシング40に装着されて第1,第2可動発光装置43,44の一部を回転駆動する回転駆動機構45とを備えている。開閉扉4に待機部4dの一部を形成するようにベース部材46が固定的に設けられ、このベース部材46に発光装置6が鉛直の軸部材47を介して進出位置と後退位置とに亙って回動自在に支持されている。尚、第1,第2固定発光装置41,42、第1,第2可動発光装置43,44、回転駆動機構45により演出機構が構成されている。
板40aとベース側板40bの内面部に反射板(図示略)が設けられ、第1光透過側板40cは半透明状の光透過部材により形成され、第2光透過側板40dは透明板により形成されている。発光装置6が後退位置にあるとき、前記のように、第1光透過側板40cは外部へ露出し、第2光透過側板40dは待機部4dに完全に収納される。発光装置6が進出位置にあるとき、第1光透過側板40cは外部へ露出したまま、第2光透過側板40dは前方斜め左方へ向いて外部へ露出する。
ベース側板40bの反射板に第1可動発光装置43の取付穴が形成され、この取付穴から基板55及び透明カバー56がケーシング40の内部空間に臨み、発光装置6が後退位置にあるときに前方へ向くように配設されている。第2可動発光装置44においては、プリズム51及び透明カバー56の裏面側に1つのLED50が配置されている。

Claims (3)

  1. 遊技媒体を用いて行う遊技の進行に応じて当該遊技に伴う演出が行われる遊技機であって、
    枠体と、
    前記枠体に対して開閉可能に装着された開閉体と、
    前記開閉体に対して進退可能に設けられ、進出時に前記開閉体内にある待機部から進出される進出位置と、後退時に同待機部に収納される後退位置とをとり得る可動演出装置と、
    前記可動演出装置に駆動力を伝達し、同可動演出装置を前記進出位置と後退位置とに亙って駆動する電動アクチュエータを有する駆動手段とを備え、
    前記駆動手段は、前記可動演出装置に所定以上の外力が付加された時に、前記電動アクチュエータから可動演出装置への駆動力を遮断するクラッチを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記駆動手段は、
    前記開閉体に設けられたベース部材に回転自在に支持された第1動力伝達部材と、
    前記ベース部材に前記第1動力伝達部材の回転軸心と同心状に回転自在に支持され且つ第1動力伝達部材よりも前記駆動力の従動側に配設された第2動力伝達部材とを備え、
    前記クラッチは、
    前記第1,第2動力伝達部材を結合して前記駆動力を第1動力伝達部材から第2動力伝達部材に伝達し、前記第2動力伝達部材から第1動力伝達部材に所定以上の外力が作用した時に前記結合を解除して第1,第2動力伝達部材の相対的な回転を許容すること特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1,第2動力伝達部材の一方が前記ベース部材に前記回転軸心方向へ移動自在に支持され、
    前記クラッチは、
    前記第1,第2動力伝達部材の一方を他方の方へ付勢する付勢部材と、
    前記第1動力伝達部材のうち第2動力伝達部材と対向する端面に設けられた第1ドッグクラッチ歯と、
    前記第2動力伝達部材のうち第1動力伝達部材と対向する端面に設けられ、前記第1ドッグクラッチ歯と係合解除可能に係合する第2ドッグクラッチ歯とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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