JP2013113517A - 熱交換器および空気調和装置の室外ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フィン・アンド・チューブ型の熱交換器21の直線状のチューブ43に直線予定部45Aと、屈曲予定部46Aとを形成し、フィン板41,42の隙間がP1となるように、チューブ43に複数のフィン板41,42を配列し、当該チューブ43の屈曲予定部46Aをフィン板42毎一体に屈曲させ屈曲部46を形成する際に、フィン板42の内側端42A間の隙間X1を、屈曲部46のフィン板42間の通過風量が、直線部45のフィン板41間の通過風量と略同じにする隙間とすべく、屈曲部46の曲率をRとしたときに、屈曲部46に配置されるフィン板42のチューブ43の中線より内側のフィン幅YをY=R−R*X1/P1の関係を満たすようにフィン板42を形成した。
【選択図】図5
Description
しかし、この熱交換器では、屈曲部においてフィンピッチが減少し、熱交換器の内側で隣接するフィン同士が干渉して通風抵抗が増大し、熱交換性能が低下するという問題があった。これを防止するため、熱交換器の屈曲部のフィンピッチを、直線部でのフィンピッチよりも1.05〜1.15倍の範囲で広げる技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、熱交換器の屈曲部の放熱効率を向上させることができる熱交換器および空気調和装置の室外ユニットを提供することを目的とする。
本実施形態に係る空気調和装置は、室外ユニット10と室内ユニット(図示せず)とから構成されており、冷媒配管により接続された冷媒回路に冷媒を流して、冷房運転および暖房運転を行う。室外ユニット10は、室外に設置され、室外空気と熱交換して冷房運転時には冷媒を凝縮させて外気に熱を放出し、暖房運転時には冷媒を蒸発させて外気から熱を取り込むものである。なお、以下に述べる上下および左右といった方向は、室外ユニット10を設置した状態でその前面側から見た場合の方向を示している。
底板12上には、後述する熱交換器21が配置され、この熱交換器21によってユニットケース11の背面及び左右両側面が形成されている。また、熱交換器21の上部には、室外ファン(送風機)22と、この室外ファン22の周囲にベルマウス25とが配置され、このベルマウス25の吹出開口25Aには、室外ファン22への接触を防止するファンガード26が配置されている。また、ベルマウス25の周囲には、発泡スチロール等の断熱材を備えた化粧パネル27が設けられている。
また、ユニットケース11の前面側には、圧縮機30等の上方に室外ユニット10の各種機器を制御するための制御ユニットを収容した電装箱34が配置されている。これにより、前面パネル15を取り外すことによって、作業者が前面側から圧縮機30や電装箱34内の制御ユニット等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
Y=R−R*X1/P1・・・(式1)
本実施形態の構成によれば、熱交換部40は、フィンピッチP1の整合性を、フィン板41,42に設けたフィンカラー48で得るため、屈曲部46では、チューブ43の外側で、フィンカラー48と、屈曲部用フィン板42との間に隙間が生じる。が、本構成によれば、屈曲部46で、チューブ43の外側に、フィンカラー48と、屈曲部用フィン板42との間に隙間を形成することができるため、この隙間から、フィンカラー48と、チューブ43と、の間に滞留する油脂を揮発させることができる。
これにより、予め、熱交換器21の屈曲予定部46Aのフィン板42のチューブ中線Cより内側のフィン幅Yを短く形成しておくことで、屈曲部46の内側でフィン板42の隙間X1が狭くなるのを防ぎ、屈曲部46の通過風量が直線部45に比べて低減するのを防止することができ、屈曲部46において熱交換効率が低下するのを防止し、屈曲部46の放熱効率を向上させることができる。
この構成によれば、直線部45及び屈曲部46を有するフィン・アンド・チューブ型の熱交換器21と、この熱交換器21のフィンの長手方向における端部側に配置した送風機22とを備える空気調和装置の室外ユニットにおいて、熱交換器21の製造時には、予め、直線予定部45A、及び、屈曲予定部46Aにフィン板41,42をそれぞれ隙間がP1となるように、直線状のチューブ43に複数のフィン板41,42を配列し、チューブ43の屈曲予定部46Aをフィン板42毎一体に屈曲することで、屈曲部46の内側のフィン板42間に、屈曲部46のフィン板42間の通過風量を、直線部45のフィン板41間の通過風量と同じにする所定の隙間X1を形成することができる。これにより、簡単な構造で、熱交換器21の屈曲部46の通過風量が直線部45に比べて低減するのを防止することができ、熱交換器21の屈曲部46での放熱効率が向上するため、室外ユニット10の熱交換効率を向上させることができる。
W1 直線部フィン幅
W2 屈曲部フィン幅
X1 隙間
10 室外ユニット
11 ユニットケース(筐体)
12 底板
21 熱交換器
22 室外ファン(送風機)
30 圧縮機
40 熱交換部
41 直線部用フィン板(フィン板)
42 フィン板(屈曲部用フィン板)
42A 内側端
43 チューブ
45 直線部
46 屈曲部
47 貫通孔
48 フィンカラー
C チューブ中線
R 曲率
Y 内側幅(フィン幅)
Claims (4)
- 直線部及び屈曲部を有するフィン・アンド・チューブ型の熱交換器において、
直線状のチューブに直線予定部と、屈曲予定部とを形成し、前記直線予定部、及び、前記屈曲予定部のフィン板の隙間がP1となるように、前記チューブに複数のフィン板を配列し、
当該チューブの屈曲予定部を前記フィン板毎一体に屈曲させ前記屈曲部を形成する際に、前記屈曲部に配置される前記フィン板の内側端間の隙間X1を、前記屈曲部のフィン板間の通過風量を、前記直線部のフィン板間の通過風量と略同じにする隙間とすべく、
前記屈曲部の曲率をRとしたときに、前記屈曲部に配置されるフィン板の前記チューブの中線より内側のフィン幅Yが
Y=R−R*X1/P1・・・(式1)
式1の関係を満たすように、前記屈曲部に配置されるフィン板を形成したことを特徴とする熱交換器。 - 前記チューブに配置されるフィン板に、隙間P1を規定する筒状のフィンカラーを設けたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 直線部及び屈曲部を有するフィン・アンド・チューブ型の熱交換器と、この熱交換器の前記フィンの長手方向における端部側に配置した送風機とを備える空気調和装置の室外ユニットにおいて、
直線状のチューブに直線予定部と、屈曲予定部とを形成し、前記直線予定部、及び、前記屈曲予定部のフィン板の隙間がP1となるように、前記チューブに複数のフィン板を配列し、
当該チューブの屈曲予定部を前記フィン板毎一体に屈曲させ前記屈曲部を形成する際に、前記屈曲部に配置される前記フィン板の内側端間の隙間X1を、前記屈曲部のフィン板間の通過風量を、前記直線部のフィン板間の通過風量と略同じにする隙間とすべく、
前記屈曲部の曲率をRとしたときに、前記屈曲部に配置されるフィン板の前記チューブの中線より内側のフィン幅Yが
Y=R−R*X1/P1・・・(式1)
式1の関係を満たすように、前記屈曲部に配置されるフィン板を形成したことを特徴とする空気調和装置の室外ユニット。 - 前記チューブに配置されるフィン板に、隙間P1を規定する筒状のフィンカラーを設けたことを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置の室外ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011261152A JP2013113517A (ja) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | 熱交換器および空気調和装置の室外ユニット |
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JP2011261152A JP2013113517A (ja) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | 熱交換器および空気調和装置の室外ユニット |
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JP2013113517A true JP2013113517A (ja) | 2013-06-10 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2011261152A Pending JP2013113517A (ja) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | 熱交換器および空気調和装置の室外ユニット |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2013113517A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016110930A1 (ja) * | 2015-01-05 | 2016-07-14 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
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-
2011
- 2011-11-30 JP JP2011261152A patent/JP2013113517A/ja active Pending
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