JP2013112057A - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アキュムレータのアキュムレータ圧を調整するべくモータ20を制御する制御装置40は、デジタルコンピュータ41と駆動回路42とを有する。デジタルコンピュータ41は、アキュムレータのアキュムレータ圧が圧力下限値未満になった場合にアキュムレータ圧を昇圧すべくPWM制御を開始する。駆動回路42は、デジタルコンピュータによるPWM制御の開始に遅れて駆動回路42によるモータ制御を開始させるための遅延回路80を有する。
【選択図】図2
Description
本発明のブレーキ液圧制御装置において、前記デジタルコンピュータ(41)は、該デジタルコンピュータ(41)によってモータ制御が行われている場合には、前記モータ(20)に印加される電圧値(Vm)の変動度合(ΔVm)が規定値(ΔVmth)未満になった後に、前記デジタルコンピュータ(41)によるモータ制御を終了することが好ましい。
図2に示すように、ブレーキ液圧制御装置としての制御装置40には、液圧ポンプ21の駆動源であるモータ20を制御するための制御系が2系統設けられている。第1の系統は、CPU(中央演算処理装置)50及びメモリ51などで構成されるデジタルコンピュータ41であり、第2の系統は、デジタルコンピュータ41とは独立してモータ20を制御可能な駆動回路42である。本実施形態では、駆動回路42が、モータ20を主に制御する主制御部とされ、デジタルコンピュータ41が、モータ20を制御する副制御部とされる。そして、デジタルコンピュータ41及び駆動回路42には圧力センサSE1からの検出信号Sapがそれぞれ入力されるようになっており、デジタルコンピュータ41と駆動回路42との協力によってモータ20の駆動が制御される。
駆動回路42には、第1のスイッチング素子43とは別に設けられた第2のスイッチング素子44が接続されている。この第2のスイッチング素子44は、上記第1のスイッチング素子43と同一構成の素子である。すなわち、第2のスイッチング素子44は、入力される信号の信号レベルが「Low」レベルである場合にはオン状態となり、入力される信号の信号レベルが「High」レベルである場合にはオフ状態となる。そのため、駆動回路42から第2のスイッチング素子44をオン状態にするために出力されるオン信号Sonhの信号レベルは「Low」レベルである。
さて、本実施形態のアキュムレータ圧調整処理ルーチンは、車両の運転スイッチがオンである間、予め設定された所定周期毎に実行される。そして、アキュムレータ圧調整処理ルーチンにおいて、デジタルコンピュータ41は、圧力センサSE1からの検出信号Sapに基づき取得されたアキュムレータ24のアキュムレータ圧Paccが圧力下限値Pmin未満であるか否かを判定する(ステップS10)。アキュムレータ圧上記Paccが圧力下限値Pmin以上である場合(ステップS10:YES)、アキュムレータ圧Paccを昇圧しなくてもよいため、デジタルコンピュータ41は、アキュムレータ圧調整処理ルーチンを一旦終了する。
さて、車両の走行中に運転手がブレーキペダル12を踏み込んだ場合などにおいては、図4のタイミングチャートに示すように、アキュムレータ24のアキュムレータ圧Paccが降圧する。そして、アキュムレータ圧Paccが徐々に降圧して圧力下限値Pmin未満になると、デジタルコンピュータ41によるモータ制御(PWM制御)が開始される(第1のタイミングt11)。すると、第1のスイッチング素子43は、オン状態になったり、オフ状態になったりする。
(1)アキュムレータ24のアキュムレータ圧Paccが圧力下限値Pmin未満になると、デジタルコンピュータ41によるモータ制御、即ちPWM制御が開始される。そして、デジタルコンピュータ41によるモータ制御に時間的に遅れて、駆動回路42によるモータ制御が実際に開始される。そのため、デジタルコンピュータ41によるモータ制御(即ち、PWM制御)を行わないで、駆動回路42によるモータ制御によってモータ20に電流を供給し始める制御構成を採用した場合と比較して、モータ20への電流供給の開始直後に発生する突入電流を小さくすることができる。つまり、主制御部である駆動回路42によるモータ制御の弱点でもある「突入電流Itを小さくすること」を、副制御部であるデジタルコンピュータ41によるモータ制御(PWM制御)に任せることにより、突入電流Itを小さくすることができる。
・実施形態において、モータ20に供給される電流値を検出するための電流センサを設けてもよい。この場合、デジタルコンピュータ41によるPWM制御では、電流センサからの検出信号に基づき検出される電流値を監視しながら、第1のスイッチング素子43がオン状態である期間と、第1のスイッチング素子43がオフ状態である期間との割合(デューティ比)を逐次設定してもよい。このように構成すると、電流センサを設ける分、制御装置40のコストは上昇するものの、モータ20への電流供給の開始直後における突入電流Itを、上記実施形態の場合よりも小さくすることが可能となる。
・実施形態では、第1のコンパレータ62の非反転入力端子62b及び第2のコンパレータ71の非反転入力端子71bには、抵抗63,64,72,73による分圧によって規定される閾値信号が入力されているが、別の方法で発生させた閾値信号を非反転入力端子62b,71bにそれぞれ入力させてもよい。
・第2のスイッチング素子44は、入力される信号レベルが「High」レベルの場合にオン状態となり、信号レベルが「Low」レベルの場合にはオフ状態となるスイッチング素子であってもよい。この場合、第2のコンパレータ71の非反転入力端子71bに指示信号Siを入力させ、反転入力端子71aには、抵抗72,73による分圧によって規定される閾値信号を入力させるようにしてもよい。
Claims (5)
- モータ(20)を駆動源とする液圧ポンプ(21)と、該液圧ポンプ(21)の駆動によって昇圧されたブレーキ液が貯留されるアキュムレータ(24)と、該アキュムレータ(24)のアキュムレータ圧(Pacc)を利用して車両の運転手によるブレーキ操作力を助勢するハイドロリックブースタ(25)と、を備えるブレーキ液圧発生装置(13)に設けられ、
CPU(50)及び該CPU(50)によって実行されるプログラムを記憶するメモリ(51)を有し、前記アキュムレータ(24)のアキュムレータ圧(Pacc)が所定の下限値(Pmin)未満になった場合にアキュムレータ圧(Pacc)を昇圧すべくモータ制御を開始するデジタルコンピュータ(41)と、
前記デジタルコンピュータ(41)とは独立して前記アキュムレータ(24)のアキュムレータ圧(Pacc)を昇圧すべくモータ制御を行う駆動回路(42)と、を備えたブレーキ液圧制御装置において、
前記デジタルコンピュータ(41)によるモータ制御は、前記モータ(20)に電圧が印加される期間と、該モータ(20)に電圧が印加されない期間とを繰り返し発生させるPWM(Pulse Width Modulation)制御を含み、
前記駆動回路(42)は、前記デジタルコンピュータ(41)によるモータ制御の開始に遅れて前記駆動回路(42)によるモータ制御を開始させるための遅延回路(80)を有することを特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 前記デジタルコンピュータ(41)は、
該デジタルコンピュータ(41)によってモータ制御が行われている場合には、前記モータ(20)に印加される電圧値(Vm)の変動度合(ΔVm)が規定値(ΔVmth)未満になった後に、前記デジタルコンピュータ(41)によるモータ制御を終了することを特徴とする請求項1に記載のブレーキ液圧制御装置。 - 前記デジタルコンピュータ(41)は、
該デジタルコンピュータ(41)によってモータ制御が行われている場合において、前記モータ(20)に印加される電圧値(Vm)の変動度合(ΔVm)が前記規定値(ΔVmth)未満にならないときには、
前記アキュムレータ(24)のアキュムレータ圧(Pacc)が前記下限値(Pmin)よりも大きな値に設定された所定の上限値(Pmax)を超えるまで前記モータ制御を継続して行うことを特徴とする請求項2に記載のブレーキ液圧制御装置。 - 前記デジタルコンピュータ(41)によってオン状態又はオフ状態に制御されるスイッチであって、オン状態である場合には電力供給源(45)から前記モータ(20)への電流の供給を許可する第1のスイッチング素子(43)と、
前記駆動回路(42)によってオン状態又はオフ状態に制御されるスイッチであって、オン状態である場合には前記電力供給源(45)から前記モータ(20)への電流の供給を許可する第2のスイッチング素子(44)と、をさらに備え、
前記デジタルコンピュータ(41)によるモータ制御は、
前記第1のスイッチング素子(43)がオン状態である期間と、該第1のスイッチング素子(43)がオフ状態である期間とを繰り返し発生させるPWM制御を含み、
前記遅延回路(80)は、前記デジタルコンピュータ(41)によるモータ制御が開始されてから前記第2のスイッチング素子(44)がオン状態になるように構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のブレーキ液圧制御装置。 - 前記駆動回路(42)は、前記アキュムレータ(24)のアキュムレータ圧(Pacc)が下限値(Pmin)未満になった場合には、当該アキュムレータ圧(Pacc)が前記下限値(Pmin)よりも大きな上限値(Pmax)を超えるまでの間、前記モータ(20)の駆動を指示する指示信号(Si)を出力する指示回路(60)をさらに有し、
前記遅延回路(80)は、前記指示回路(60)と前記第2のスイッチング素子(44)とを繋ぐ電力線(90)に電気的に接続されたコンデンサ(81)を有することを特徴とする請求項4に記載のブレーキ液圧制御装置。
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---|---|---|---|---|
JPH06144203A (ja) * | 1992-11-13 | 1994-05-24 | Jidosha Kiki Co Ltd | 液圧ブレーキ倍力装置のポンプ駆動回路 |
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JP2011189901A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Toyota Motor Corp | ブレーキ制御装置 |
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