JP4844479B2 - 電源装置 - Google Patents

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本発明は、主電源の電圧を効率よく安定化する補助電源としての電源装置に関するものである。
近年、環境への配慮や燃費向上のために、制動時に発電を行うことで制動エネルギーを電気エネルギーとして回収する回生システムを搭載した自動車(以下、車両という)が開発されている。この回生システムは車両減速時に発電機で発生する電力を充電することで、減速時以外の発電量を減らすことができるので、その分、エンジン負担が軽減され省燃費が可能となる。
このような回生システムを従来の車両に適用すると、減速時の発電電力は鉛バッテリに充電されることになるが、急減速等の場合は大電力が短時間に発生し、急速充電が不十分な鉛バッテリに効率的に充電することができなかった。また、鉛バッテリに印加される電圧が急上昇し、電解液の減少を引き起こす。その結果、鉛バッテリの寿命が短くなってしまう。
そこで、短時間の大電力を効率よく回収するために、急速充放電特性に優れるキャパシタを予備的な蓄電手段として用いた回生システム用の電源装置が、例えば下記特許文献1に提案されている。図6はこのような電源装置のブロック回路図である。
主電源101は鉛バッテリであり、その正極にはイグニションスイッチ103を介して負荷105が接続されている。また、主電源101の正極には車両用の発電機107が接続されている。発電機107はエンジン109と機械的に接続されているので、エンジン109の動作により発電機107が駆動される。さらに、エンジン109はタイヤ111が機械的に接続されており、エンジン109の駆動力によりタイヤ111が回転し、車両を走行させる。また、制動による減速時には、車両の慣性によりタイヤ111が回転し、これによりエンジン109も回転する。この回転エネルギーにより発電機107が駆動され、制動エネルギーによる発電が行われる。
このような車両に対し、制動エネルギーによる電力を効率よく回収するために、発電機107にはDC/DCコンバータ113を介して蓄電手段115が接続されている。蓄電手段115には大容量の電気二重層キャパシタが用いられるので、急減速時等に発生する短時間の大電力を効率よく回収できる。また、DC/DCコンバータ113には、その動作を制御するために演算装置117が接続されている。さらに、演算装置117には車両側から様々な信号を受信するための信号受信用端子119が設けられている。従って、演算装置117は車両の走行状態やエンジン109の動作状態、主電源101の電圧状態等を信号受信用端子119から受信することにより、それらの状態に応じた蓄電手段115への充放電制御をDC/DCコンバータ113に対して行う。
このような構成の回生システム用電源装置とすることで、短時間に発生する大電力を含む減速時の電力を、一旦蓄電手段115に充電しておき、減速時以外に充電した電力を主電源101や負荷105に供給することができる。その結果、効率のよい制動エネルギーの回生が可能となるだけでなく、主電源101(鉛バッテリ)に印加される電圧の急上昇を低減することも可能となるので、主電源101の寿命短縮を抑制できる。
特許第3465293号公報
上記の電源装置によると、確かに効率的な回生により車両の省燃費化が可能となるのであるが、蓄電手段115の充放電制御を車両側の様々な信号により行っているので、車両によってそれぞれ異なる信号フォーマットや通信インターフェースに対応した専用の演算装置117を設計する必要があり、電源装置全体の開発効率が低減するという課題があった。
これに対し、特許文献1では信号受信用端子119から受信する信号をブレーキランプによる車両減速信号や、フューエルカット信号に限定する構成が記載されている。これにより、確かに専用の演算装置117の設計は不要となるが、それでも車両減速信号線やフューエルカット信号線を信号受信用端子119に配線する必要があるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、専用の演算装置117の設計や車両減速信号等の信号線配線を不要とし、容易に車両装着が可能で電圧安定化と高効率が得られる電源装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電源装置は、主電源の正極に接続される正電極と、前記主電源の負極に接続される負電極と、前記正電極に第1入出力端子が接続される双方向DC/DCコンバータと、前記双方向DC/DCコンバータの第2入出力端子に接続される蓄電部と、前記双方向DC/DCコンバータに内蔵された制御部と、前記制御部に接続される車両挙動センサと、を内蔵した構成からなり、前記電源装置は、前記主電源の前記正極に前記正電極が、前記負極に前記負電極が、それぞれ接続されるだけで車両に装着され、前記車両挙動センサが車両の減速挙動を検出すれば、前記制御部は前記蓄電部の電圧(V2)が満充電電圧以下の場合にのみ、前記第1入出力端子の電圧(V1)が前記設定電圧になるようにしながら前記蓄電部を充電するように制御し、前記車両挙動センサが前記車両の減速挙動を検出していなければ、前記制御部は前記蓄電部の電圧(V2)が下限充電電圧以上、前記満充電電圧以下になるように、かつ前記第1入出力端子の電圧(V1)が設定電圧になるようにしながら前記蓄電部の充放電を制御するようにしたものである。
また、本発明の電源装置は、主電源の正極に接続される正電極と、前記主電源の負極に接続される負電極と、前記正電極に第1入出力端子が接続される双方向DC/DCコンバータと、前記双方向DC/DCコンバータの第2入出力端子に接続される蓄電部と、前記双方向DC/DCコンバータに内蔵された制御部と、前記制御部に接続される車両挙動センサと、を内蔵した構成からなり、前記電源装置は、前記主電源の前記正極に前記正電極が、前記負極に前記負電極が、それぞれ接続され、車両との信号線配線が不要な構成を有し、前記車両挙動センサが車両の減速挙動を検出すれば、前記制御部は前記蓄電部の電圧(V2)が満充電電圧以下の場合にのみ、前記第1入出力端子の電圧(V1)が前記設定電圧になるようにしながら前記蓄電部を充電するように制御し、前記車両挙動センサが前記車両の減速挙動を検出していなければ、前記制御部は前記蓄電部の電圧(V2)が下限充電電圧以上、前記満充電電圧以下になるように、かつ前記第1入出力端子の電圧(V1)が設定電圧になるようにしながら前記蓄電部の充放電を制御するようにしたものである。
本発明の電源装置によれば、主電源や負荷に接続された第1入出力端子の電圧V1を自ら検出し、電圧V1が設定電圧になるようにしながら、蓄電部が適正な充電電圧範囲に入るように充放電を行う。従って、車両減速時における電圧V1の上昇時には蓄電部を充電し、負荷が大電流を消費する等による電圧V1の下降時には蓄電部を放電するというような動作を自動的に繰り返すことになるので、電圧V1の安定化を図りつつ制動エネルギーを有効に活用でき高効率化が得られる。また、電源装置を主電源の正極と負極間に並列に接続するだけで自己完結的に動作することができ、従来の信号線配線が不要になるという効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電源装置のブロック回路図である。図2は、本発明の実施の形態1における電源装置の動作を示すフローチャートである。
図1において、電源装置11は主電源15に並列に接続されている。すなわち、電源装置11の正電極17と負電極19が、それぞれ主電源15の正極と負極に接続されている。なお、主電源15は定格電圧14Vの鉛バッテリで構成されている。主電源15にはエンジン(図示せず)により発電を行う発電機21と、イグニションスイッチ23を介して負荷25も接続されている。ここで、発電機21はエンジン駆動時の発電電圧が例えば14.5Vになるように調整されている。また、負荷25はオーディオやナビゲーション等の車載用補機である。
電源装置11は次の構成を有する。まず、主電源15の正極に接続された正電極17は、双方向DC/DCコンバータ27の第1入出力端子29に接続されている。双方向DC/DCコンバータ27の第2入出力端子31には蓄電部33が接続されている。なお、蓄電部33は電気二重層キャパシタ35を複数個接続した構成を有する。本実施の形態1では、定格電圧2.2Vの電気二重層キャパシタ35を14個直列に接続して満充電電圧が30.8Vになるようにしている。ここで、使用した電気二重層キャパシタ35の最大許容電圧は2.4Vであったので、定格電圧をそれより低く設定することで、電気二重層キャパシタ35の寿命を伸ばすようにしている。また、蓄電部33は主電源15や発電機21からの電力が電源装置11を介して直接流入しないように、それらよりも高い電圧を保つようにしている。具体的には、主電源15の定格電圧が14V、発電機21の発電電圧が14.5Vなので、それらよりも高い蓄電部33の電圧として最低16Vになるように制御している。以下、この電圧を蓄電部33の下限充電電圧という。従って、蓄電部33の電圧V2は16Vから30.8Vの間となる。なお、これらの数字は一例であり、使用する電気二重層キャパシタ35の仕様や発電機21の発電電力、負荷25の消費電力等の観点から適宜決定すればよい。
また、第1入出力端子29には双方向DC/DCコンバータ27の制御部(後述する)に駆動電力を供給するためのレギュレータ37が接続されている。これにより、第1入出力端子29の電圧V1を制御部駆動用電圧(例えばDC5V)に変換して供給することができるので、電源装置11内で必要な電力を賄うことが可能となる。
次に、双方向DC/DCコンバータ27の詳細構成について説明する。第1入出力端子29と第2入出力端子31には、それぞれ平滑用のコンデンサ39が接続されている。また、各コンデンサ39には並列に第1入出力端子29の電圧V1と蓄電部33の電圧V2を検出するための第1電圧検出回路41と第2電圧検出回路43がそれぞれ接続されている。なお、これらは本実施の形態1において抵抗器を2個直列に接続し、その中点電圧を出力する構成としたが、これに限らず他の電圧検出手段を用いてもよい。
第1入出力端子29には、さらにインダクタンス素子45の一端が接続され、その他端には第1スイッチ素子47と第2スイッチ素子49の一端が接続されている。また、第1スイッチ素子47の他端はグランドに、第2スイッチ素子49の他端は第2入出力端子31にそれぞれ接続されている。なお、第1スイッチ素子47と第2スイッチ素子49はいずれもFETで構成している。
第1電圧検出回路41と第2電圧検出回路43の電圧出力、および第1スイッチ素子47と第2スイッチ素子49のゲート端子は、それぞれ制御部51に接続されている。制御部51はマイクロコンピュータと周辺回路で構成されている。なお、制御部51の駆動電力は前記したようにレギュレータ37から供給される。
このような構成とすることにより、双方向DC/DCコンバータ27は主電源15や発電機21の電力を蓄電部33に充電したり、蓄電部33の電力を主電源15や負荷25に対して放電することができる。
次に、このような電源装置11の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。なお、制御部51はメインルーチン(図示せず)から必要に応じて様々なサブルーチンを実行することにより全体の動作を行うソフトウエア構成としているので、図2に示すフローチャートをサブルーチンの形態で示した。
メインルーチンから図2のサブルーチンが実行されると、制御部51は第1入出力端子29の電圧V1を第1電圧検出回路41の出力から、蓄電部33の電圧V2(=第2入出力端子31の電圧)を第2電圧検出回路43の出力から、それぞれ読み込む(ステップ番号S11)。次に、蓄電部33の電圧V2と下限充電電圧を比較する(S13)。ここで、下限充電電圧は前記したように16Vである。
もし、蓄電部33の電圧V2が下限充電電圧未満であれば(S13のYes)、これ以上蓄電部33の電圧V2が下がらないようにするために、充電可能であれば蓄電部33を充電する必要がある。そこで、現在蓄電部33の充電が可能であるか否かを判断するために、S11で読み込んだ第1入出力端子29の電圧V1と設定電圧を比較する(S14)。ここで、設定電圧は双方向DC/DCコンバータ27が第1入出力端子29の電圧V1を制御する目標電圧のことであり、本実施の形態1では主電源15の定格電圧14Vより僅かに高い14.1Vとした。
もし、第1入出力端子29の電圧V1が設定電圧未満であれば(S14のYes)、蓄電部33を充電する必要があるにもかかわらず、例えばスタータモータや電動パワーステアリング用モータのように短期間に大電力を消費する負荷25が動作中のため、発電機21からの電力では十分に負荷25に供給できず、主電源15からの電力の持ち出しが大きくなっている状態である。そのため、主電源15の電圧(=V1)が下がり、設定電圧を大きく下回ることになる。この場合は、発電機21や主電源15は負荷25に電力を供給するだけで大きな負担となっており、この状態でさらに双方向DC/DCコンバータ27を動作させて蓄電部33を充電すると、主電源15の電圧降下がさらに大きくなり負担が増え、寿命が短くなる可能性がある。そこで、この場合は蓄電部33の充放電を行わないようにするため、後述するS27にジャンプする。
一方、第1入出力端子29の電圧V1が設定電圧以上であれば(S14のNo)、負荷25は大電力の消費を行っておらず電圧V1が設定電圧に維持されている通常状態であるか、あるいは車両制動により発電機21の発電量が増え調整電圧(14.5V)を一時的に上回ることで電圧V1が設定電圧を超えている状態と想定される。なお、車両制動により一時的に電圧V1が設定電圧を超えるのは次に説明する動作による。車両を制動するためにアクセルペダルを離し、ブレーキペダルを踏むと、エンジンはアイドリング状態となり回転数が下がる。その結果、発電量が低下する。しかし、負荷25は車両制動前と同じ電力を消費しているので、発電機21の電圧が調整電圧より下がる。その分は主電源15から電力供給して賄うと同時に、発電機21は調整電圧になるように発電量を増やす。これにより、発電電圧は調整電圧を一時的に上回る。その後、発電機21は発電量の増減を繰り返し、発電電圧が調整電圧に収束していく。ゆえに、車両制動時には発電機21の発電量が増え調整電圧を一時的に上回ることがある。
このように、車両制動時に一時的に電圧V1が設定電圧を上回るか、あるいは通常時に電圧V1が設定電圧に維持されている時は、発電機21や主電源15の電力を蓄電部33に充電することが可能となる。従って、制御部51は第1入出力端子29の電圧V1を第1電圧検出回路41の出力により監視することで、電圧V1が設定電圧になるようにしながら蓄電部33を充電するように第1スイッチ素子47と第2スイッチ素子49のオンオフ制御を行う(S15)。その後、図2のサブルーチンを終了し、メインルーチンに戻る。
ここでS13に戻って、蓄電部33の電圧V2が下限充電電圧以上であれば(S13のNo)、蓄電部33には少なくとも最低限の電力が蓄電されている状態であるので、次に電圧V2と満充電電圧を比較する(S17)。ここで、満充電電圧は前記したように30.8Vである。もし、電圧V2が満充電電圧以下であれば(S17のNo)、蓄電部33の電圧V2は下限充電電圧以上、かつ満充電電圧以下の状態であるので、蓄電部33は発電機21、主電源15、および負荷25の状態に応じて充放電を行うことができる。そこで、制御部51は第1入出力端子29の電圧V1を第1電圧検出回路41の出力により監視することで、電圧V1が設定電圧になるようにしながら蓄電部33を充電、または放電するように第1スイッチ素子47と第2スイッチ素子49のオンオフ制御を行う(S19)。具体的には、前記したように車両制動で発電機21の発電量が増え、一時的に設定電圧を超えている状態と想定される場合は、第1入出力端子29の電圧V1が設定電圧になるようにしながら蓄電部33を充電する。これにより、制動で発生した電気エネルギーを蓄電することができる。また、短期間に大電力を消費する負荷25が動作中の場合は、蓄電部33が蓄えた電力を負荷25に対して放電することにより、主電源15の電圧降下を低減するとともに、その他の負荷25への電力供給を補助する。これにより、主電源15の寿命短縮を抑制できる上に、その他の負荷25の安定動作が可能となる。さらに、短期間に大電力を消費する負荷25が非動作の時は第1入出力端子29の電圧V1の設定電圧(14.1V)が主電源15の定格電圧(14V)より高いので、蓄電部33の電力を放電し、徐々に主電源15を充電することができる。その後、図2のサブルーチンを終了し、メインルーチンに戻る。
一方、蓄電部33の電圧V2が満充電電圧より大きければ(S17のYes)、これ以上蓄電部33の電圧V2が上がらないようにするために、放電可能であれば蓄電部33を放電する必要がある。そこで、現在蓄電部33の放電が可能であるか否かを判断するために、S11で読み込んだ第1入出力端子29の電圧V1と設定電圧を比較する(S23)。
もし、第1入出力端子29の電圧V1が設定電圧以下であれば(S23のNo)、短期間に大電力を消費する負荷25が動作中であるか、電圧V1が設定電圧に維持されている通常状態であると想定されるので、この時の蓄電部33の電力を主電源15や負荷25に対して放電することが可能となる。従って、制御部51は第1入出力端子29の電圧V1を第1電圧検出回路41の出力により監視することで、電圧V1が設定電圧になるようにしながら蓄電部33を放電するように第1スイッチ素子47と第2スイッチ素子49のオンオフ制御を行う(S25)。その後、図2のサブルーチンを終了し、メインルーチンに戻る。
一方、第1入出力端子29の電圧V1が設定電圧より大きければ(S23のYes)、蓄電部33を放電する必要があるにもかかわらず、車両制動により発電機21の発電量が増え、一時的に設定電圧を超えている状態と想定されるので、蓄電部33の電力を放電することができない。そこで、この場合は蓄電部33の充放電を行わないようにするため、第1スイッチ素子47と第2スイッチ素子49のオンオフ制御を停止することで双方向DC/DCコンバータ27の動作を止める。その結果、蓄電部33の充放電動作が停止する(S27)。これにより、S14のYesの場合は蓄電部33の過放電を防止し、S23のYesの場合は蓄電部33の過充電を防止し、蓄電部33の電圧V2を適正な充電電圧範囲(16V〜30.8V)に入るようにしている。その後、図2のサブルーチンを終了し、メインルーチンに戻る。
メインルーチンは以上説明した図2のサブルーチンを繰り返し実行し、主電源15、発電機21、および負荷25の状態に応じた蓄電部33の充放電を行うことで、回生動作や補助的な電力供給を行いながら第1入出力端子29の電圧V1(=主電源15の電圧)の安定化を図ることが可能となる。
なお、S27により双方向DC/DCコンバータ27の動作が止まるが、S14のYesで止まった場合は負荷25の大電流消費が終了することによる電圧V1の設定電圧への回復により、また、S23のYesで止まった場合は制動による発電機21の発電が終了することによる電圧V1の設定電圧への収束により、それぞれS14やS23のYesがNoとなり、双方向DC/DCコンバータ27の動作が再開する。従って、双方向DC/DCコンバータ27が止まった場合も、自動的に動作が再開し、電圧V1を設定電圧に維持するように蓄電部33の充放電を行うことができる。
また、回生動作は発電機21の発電電圧の一時的な増大に応じて自動的に蓄電部33を充電する動作を行うので、従来のように車両減速等の信号線配線を行う必要がなくなる。
以上の構成、動作により、車両側との信号線配線が不要で、主電源15の正極と負極に並列に接続するだけで容易に車両装着ができる上に、回生動作や補助的な電力供給を行いながら第1入出力端子29の電圧V1の安定化を自己完結的に行うことが可能な高効率の電源装置を実現することができた。
なお、本実施の形態1では制御部51は、その駆動電力が第1入出力端子29からレギュレータ37を介して供給されるようにしているが、これは蓄電部33からレギュレータ37を介して供給するようにしてもよい。但し、この場合は車両を長期間使用していない間も蓄電部33から制御部51に電力が供給され続けるので、蓄電部33が放電し切ってしまうと双方向DC/DCコンバータ27が停止してしまい、その後電源装置11を動作させることができなくなる可能性がある。従って、上記のような可能性がある場合は、蓄電部33に比べ蓄電量が極めて多い主電源15の正極が接続される第1入出力端子29から制御部51の駆動電力を供給する方が望ましい。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における電源装置の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態2における電源装置の構成は図1と同じであるので、詳細な説明を省略する。本実施の形態2における特徴となる部分(動作)は次の通りである。
実施の形態1では蓄電部33の電圧V2が下限充電電圧(16V)以上、満充電電圧(30.8V)以下の範囲になるように、かつ第1入出力端子29の電圧V1が設定電圧(14.1V)になるようにしながら蓄電部33の充放電を制御している。これに対し、本実施の形態2では蓄電部33の電圧V2が、下限充電電圧(16V)から満充電電圧(30.8V)の範囲の中でも、特に下限充電電圧(16V)と実質的に等しくなるようにしつつ、第1入出力端子29の電圧V1が設定電圧(14.1V)になるようにしながら蓄電部33の充放電を制御するようにしている。以下に、この特徴的な動作を中心に図3を用いて説明する。なお、図3も図2と同様にサブルーチンの形態で示した。
図3のサブルーチンが実行されると、制御部51は第1入出力端子29の電圧V1を第1電圧検出回路41の出力から、蓄電部33の電圧V2(=第2入出力端子31の電圧)を第2電圧検出回路43の出力から、それぞれ読み込む(S31)。次に、第1入出力端子29の電圧V1と設定電圧(14.1V)を比較する(S33)。もし、電圧V1が設定電圧以下であれば(S33のNo)、負荷25が大電力の消費を行っているか、あるいは電圧V1が設定電圧に維持されている通常状態であるので、この場合はできるだけ蓄電部33の電力を放電して負荷25や主電源15に供給することにより、電力の効率的な活用を図る。そのために、制御部51はS31で読み込んだ蓄電部33の電圧V2と下限充電電圧(16V)を比較する(S35)。もし、電圧V2が下限充電電圧以上であれば(S35のNo)、蓄えた電力を放電することができる。そこで、制御部51は第1入出力端子29の電圧V1を第1電圧検出回路41の出力により監視することで、電圧V1が設定電圧になるようにしながら蓄電部33を放電するように第1スイッチ素子47と第2スイッチ素子49のオンオフ制御を行う(S37)。これにより、蓄電部33の電圧V2が下限充電電圧と実質的に等しくなるまで放電を行うことができ、高効率化が図れる。ここで、実質的に等しいとは、蓄電部33の電圧V2と下限充電電圧を比較した時に、両者が第2電圧検出回路43の検出精度範囲内で等しい状態であると定義する。S37の後は図3のサブルーチンを終了し、メインルーチンに戻る。
一方、蓄電部33の電圧V2が下限充電電圧未満であれば(S35のYes)、これ以上蓄電部33を放電することができないので、後述するS43にジャンプする。
ここでS33に戻って、第1入出力端子29の電圧V1が設定電圧より大きければ(S33のYes)、発電機21が制動エネルギーを電気エネルギーに変換している状態であるので、蓄電部33にできるだけ電力を充電することで、電力の効率的な活用を図る。そのために、制御部51はS31で読み込んだ蓄電部33の電圧V2と満充電電圧(30.8V)を比較する(S39)。もし、電圧V2が満充電電圧以下であれば(S39のNo)、発電機21の発電電力を充電することができる。そこで、制御部51は第1入出力端子29の電圧V1を第1電圧検出回路41の出力により監視することで、電圧V1が設定電圧になるようにしながら蓄電部33を充電するように第1スイッチ素子47と第2スイッチ素子49のオンオフ制御を行う(S41)。その後、図3のサブルーチンを終了し、メインルーチンに戻る。
一方、蓄電部33の電圧V2が満充電電圧より大きければ(S39のYes)、これ以上蓄電部33に充電することができないので、蓄電部33の充放電を行わないようにするため、第1スイッチ素子47と第2スイッチ素子49のオンオフ制御を停止することで双方向DC/DCコンバータ27の動作を止める。その結果、蓄電部33の充放電動作が停止する(S43)。これにより、S35のYesの場合は蓄電部33の過放電を防止し、S39のYesの場合は蓄電部33の過充電を防止している。その後、図3のサブルーチンを終了し、メインルーチンに戻る。
このような動作を行うことにより、蓄電部33の電圧V2は下限充電電圧と実質的に等しくなるように制御されるので、蓄電部33が満充電電圧に至るまでの電圧差が大きくなり、蓄電部33に回生による電気エネルギーをできるだけ多く蓄えることができる。また、この蓄えた電力を非回生時に下限充電電圧に至るまで負荷25や主電源15に供給するので、電力を有効に活用できるとともに、蓄電部33の電圧V2は再び下限充電電圧と実質的に等しくなるので、次回の回生時に蓄える電気エネルギーをできるだけ多くすることができる。これらの動作を繰り返すことで、実施の形態1の動作に比べてさらに高効率の電源装置11を実現できる。
以上の構成、動作により、車両装着容易性と第1入出力端子29の電圧V1の自己完結動作による安定化に加え、さらなる高効率が得られる電源装置を実現することができた。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における電源装置のブロック回路図である。図5は、本発明の実施の形態3における電源装置の動作を示すフローチャートである。
図4に示す本実施の形態3の電源装置11の構成において、図1と同じ構成要素には同じ番号を付して詳細な説明を省略する。すなわち、本実施の形態3における電源装置11の構成上の特徴は、制御部51に車両挙動センサ61を接続した点である。本実施の形態3では車両挙動センサ61として加速度センサを用いた。また、前記加速度センサは電源装置11を車両に設置した時に、車両の進行方向の加速度を検出するように電源装置11の内部に配した。なお、制御部51に車両挙動センサ61を接続した以外の構成は実施の形態1と同じである。
このように、車両挙動センサ61を電源装置11に内蔵することにより、従来のように車両減速信号やフューエルカット信号等を受信する信号線配線を用いることなく、車両の加減速や定速走行等の状態を検出することができる。
次に、本実施の形態3における電源装置11の動作において特徴となる車両挙動センサ61に関連する部分を中心に図5を用いて説明する。なお、それ以外の動作は実施の形態1と同じであるので、同一部分には図2と同じステップ番号を付して詳細な説明を省略する。また、図5のフローチャートも図2と同様にサブルーチンの形態で示した。
メインルーチンから図5のサブルーチンが実行され、S11で第1入出力端子29の電圧V1と蓄電部33の電圧V2(=第2入出力端子31の電圧)を読み込んだ後、制御部51は車両挙動センサ61の出力、すなわち加速度に比例した電圧出力Gを読み込む(S51)。次に、出力Gから車両が減速挙動を行っているか否かを判断する(S53)。なお、減速挙動は出力Gが減速加速度であることから判断できる。具体的には、車両が加速している時の加速度センサの出力Gを正とすれば、減速時の加速度センサの出力Gが負となるので、減速挙動を検出できる。但し、定速走行時や停車時は速度が一定、または0であるので、いずれも加速度センサの出力Gは0になる。
また、S53において、加速度センサの出力Gが負となれば車両が減速挙動を行っていると判断しているが、これは出力Gが負で、その絶対値が減速時の既定加速度以上の場合にのみ減速挙動を行っていると判断してもよい。これにより、出力Gが負でも、その絶対値が減速時の既定加速度より小さい時(=ゆっくりした減速時)は、運転者がブレーキ操作を行わず慣性で走行していると想定されるので、回生動作を行わずに慣性走行距離を伸ばすことができる。また、出力Gが負で、その絶対値が減速時の既定加速度以上の時(=急減速時など)は、運転者が積極的にブレーキ操作を行っていると想定されるので、回生動作を行い、熱として捨てていた制動エネルギーを活用することができる。なお、この場合の既定加速度は、ブレーキ操作を行ったときの減速加速度の大きさからあらかじめ求めておけばよい。
ここでS53に戻って、もし出力Gより車両が減速挙動を行っていないと判断されれば(S53のNo)、制動動作を行っていないことになるので、制動エネルギーは発生していない。従って、発電機21による回生動作が行えないので、実施の形態1と同様に電圧V2の大きさに応じた蓄電部33の充放電制御(S13以降)を行う。
一方、出力Gより車両が減速挙動を行っていると判断されれば(S53のYes)、制動エネルギーを電気エネルギーとして積極的に蓄電部33に充電する状態であるが、蓄電部33が満充電状態であれば、それ以上充電できない。そこで、S11で読み込んだ蓄電部33の電圧V2と満充電電圧(30.8V)を比較する(S55)。もし、蓄電部33の電圧V2が満充電電圧以下であれば(S55のYes)、第1入出力端子29の電圧V1が設定電圧になるようにしながら蓄電部33を充電する動作(S15以降)を行う。
一方、電圧V2が満充電電圧より大きければ(S55のNo)、蓄電部33に充電を行いたいにもかかわらず蓄電部33にこれ以上充電できない状態であるので、S17のYesと同様にS23にジャンプし、第1入出力端子29の電圧V1の状態に応じて蓄電部33を放電するか、充放電を停止する動作を行う。
この動作をまとめると、車両挙動センサ61が車両の減速挙動を検出すれば、制御部51は蓄電部33の電圧V2が満充電電圧以下の場合にのみ、第1入出力端子29の電圧V1が設定電圧になるようにしながら蓄電部33を充電することになる。これにより、車両の減速挙動に対応して制動エネルギーを回生できるので、さらに回生効率が向上するという効果が得られる。
なお、上記した動作以外は実施の形態1と同じである。
以上の構成、動作により、主電源15の正極と負極に並列に接続するだけで容易に車両装着ができる上に、より高効率な回生動作や補助的な電力供給を行いながら第1入出力端子29の電圧V1の安定化を自己完結的に行うことが可能な電源装置を実現することができた。
なお、本実施の形態3では車両挙動センサ61として加速度センサを用いたが、これは角速度センサや傾斜角センサでもよい。
まず、角速度センサを用いた場合は、電源装置11の内部で車両の旋回角速度を検出するように配する。これにより、車両が曲がる挙動を検出することができる。動作としては、角速度センサの出力絶対値が既定角速度以上になった場合に、車両の減速挙動を検出するようにしている。すなわち、車両が交差点や急カーブ等を曲がる時は速度を落とさなければ曲がり切れないので、この性質を利用し、車両が交差点や急カーブ等を曲がる時の角速度範囲をあらかじめ求めて既定角速度範囲とし、現在の角速度センサの出力絶対値が既定角速度範囲であれば減速を伴う旋回動作を行っていると判断する。これにより減速挙動を検出すると、図5のS55以降の動作を行う。従って、車両の旋回による減速挙動に対応して制動エネルギーを回生でき、回生効率を向上することが可能となる。但し、角速度センサでは直進時の減速を検出することができないが、この場合は実施の形態1で述べたように、発電機21の発電量増大による一時的な電圧上昇を検出し、制動エネルギーの回生動作を行う。なお、角速度センサの出力に対して絶対値を求めているのは、車両の右旋回時と左旋回時で出力の符号が逆になるためである。また、角速度センサの出力絶対値が既定角速度範囲内でなければ、車両が旋回動作を行っているものの、減速がそれほど必要のない緩やかなカーブを走行しているか、あるいは車両が通常動作以外の状態(スピン等)にあると考えられるので、この場合は運転への影響を低減するために積極的な回生動作を行わないようにできる。
次に、傾斜角センサを用いた場合は、電源装置11の内部で車両の進行方向に対する傾斜角を検出するように配する。これにより、車両が制動動作を行った時の前傾姿勢(車両前部が後部に対して低くなる)を検出することができる。動作としては、傾斜角センサの出力が車両の前傾時に既定傾斜角度以上になった場合に、車両の前記減速挙動を検出するようにしている。既定傾斜角度はブレーキ操作により車両が前傾姿勢となった時にどれだけ傾くかをあらかじめ求めることで決定しておく。従って、車両の前傾時に傾斜角センサの出力が既定傾斜角度以上になれば、車両が減速挙動を行っていると判断し、図5のS55以降の動作を行う。これにより、車両の減速挙動に対応して制動エネルギーを回生でき、回生効率を向上することが可能となる。なお、傾斜角センサの出力が既定傾斜角度に至っていなければ、車両が前傾姿勢になっていたとしても、それほどの減速を行っていないか、あるいは下り坂を走行していると考えられるので、この場合は運転への影響を低減するために積極的な回生動作を行わないようにできる。
また、車両挙動センサとして、上記した加速度センサ、角速度センサ、および傾斜角センサの内の複数種類を同時に搭載してもよい。この場合はさらに高精度に車両挙動を検出することができる。
また、実施の形態1〜3において、制御部51に接続された車両振動センサを内蔵する構成としてもよい。車両振動センサはエンジンや車両走行時の振動を検出するもので、例えば車両の上下方向の加速度を検出する加速度センサを用いればよい。これにより、車両非使用時は車両振動が発生しないので、車両振動センサの出力は出力誤差範囲内で0(以下、ほぼ0、という)となる。この状態が既定期間(例えば10分)に渡って続くと車両非使用状態であると判断し、制御部51の特にマイクロコンピュータが省電力状態になるようにしている。その結果、電源装置11の車両非使用時における消費電力を低減することが可能になる。なお、車両振動センサの出力がほぼ0であってもすぐに車両非使用状態と判断せずに、既定期間に渡り連続してほぼ0である場合に車両非使用状態と判断する理由は次の通りである。もし、車両がアイドリングストップ車であれば、アイドリングストップ中にはエンジンが止まりほとんど振動しなくなる。従って、車両非使用状態とアイドリングストップ中とを車両からの信号によらずに判断するために、既定期間に渡り車両振動センサの出力がほぼ0であれば車両非使用状態と判断している。なお、既定時間を10分としたのは、通常アイドリングストップを行う時間が交差点の信号待ち程度であるので、長くても10分以内にはエンジンが再始動すると想定されるためである。従って、既定期間(10分)以上もエンジンが再始動しなければ、車両非使用状態と判断している。なお、車両がアイドリングストップ車でない場合は、車両振動センサの出力がほぼ0であればすぐに車両非使用状態と判断してもよい。
一方、車両使用時はエンジンや車両走行時の振動が発生するので、それを車両振動センサが検出する。車両振動センサの出力はほぼ0の値を超えるので、これにより車両使用中であると判断できる。その結果、制御部51のマイクロコンピュータが通常動作状態となる。なお、マイクロコンピュータが省電力状態になると、通常動作状態に戻すためにはマイクロコンピュータの起動信号を入力する必要がある。そこで、車両振動センサの出力がほぼ0の値を超えた場合は起動信号を生成する回路を制御部51の周辺回路として組み込んでおけばよい。この場合、車両振動センサや起動信号生成回路等には、車両非使用時でもレギュレータ37から電力が常時供給されているので、車両振動によりマイクロコンピュータを通常動作状態に戻すことができる。このような構成とすることにより、車両からの信号によらずに車両使用時、非使用時を判断できるので、主電源15の正極と負極に電源装置11を並列接続するだけで、車両非使用時の省電力も可能な電源装置11を実現できる。
なお、実施の形態3で述べた車両挙動センサ61を2軸加速度センサとし、一方の軸を車両進行方向に、他方の軸を車両上下方向になるように配すれば、車両挙動センサ61に車両振動センサを内蔵することができる。この場合、2軸加速度センサを1個搭載するだけでよいので、別々に搭載するよりも小型低コスト化が図れる。
また、実施の形態1〜3において、蓄電部33は電気二重層キャパシタ35で構成したが、これは電気化学キャパシタ等の高容量キャパシタでもよい。さらに、蓄電部33は複数(8個)の電気二重層キャパシタ35を直列に接続した構成としたが、これは発電機21や負荷25等の電力仕様に応じて直並列接続としてもよい。
本発明にかかる電源装置は、主電源の正極と負極間に並列に接続するだけで、主電源電圧の安定化を図りつつ制動エネルギーの回生や負荷等への補助的な電力供給が自己完結的に行えるので、特に主電源の電圧を効率よく安定化する補助電源としての電源装置等として有用である。
本発明の実施の形態1における電源装置のブロック回路図 本発明の実施の形態1における電源装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における電源装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における電源装置のブロック回路図 本発明の実施の形態3における電源装置の動作を示すフローチャート 従来の電源装置のブロック回路図
符号の説明
11 電源装置
15 主電源
27 双方向DC/DCコンバータ
29 第1入出力端子
31 第2入出力端子
33 蓄電部
35 電気二重層キャパシタ
51 制御部
61 車両挙動センサ

Claims (9)

  1. 主電源に対し並列に接続される電源装置であって、
    前記電源装置は、前記主電源の正極に接続される正電極と、
    前記主電源の負極に接続される負電極と、
    前記正電極に第1入出力端子が接続される双方向DC/DCコンバータと、
    前記双方向DC/DCコンバータの第2入出力端子に接続される蓄電部と、
    前記双方向DC/DCコンバータに内蔵された制御部と、
    前記制御部に接続される車両挙動センサと、を内蔵した構成からなり、
    前記電源装置は、前記主電源の前記正極に前記正電極が、前記負極に前記負電極が、それぞれ接続されるだけで車両に装着され、
    前記車両挙動センサが車両の減速挙動を検出すれば、前記制御部は前記蓄電部の電圧(V2)が満充電電圧以下の場合にのみ、前記第1入出力端子の電圧(V1)が前記設定電圧になるようにしながら前記蓄電部を充電するように制御し、
    前記車両挙動センサが前記車両の減速挙動を検出していなければ、前記制御部は前記蓄電部の電圧(V2)が下限充電電圧以上、前記満充電電圧以下になるように、かつ前記第1入出力端子の電圧(V1)が設定電圧になるようにしながら前記蓄電部の充放電を制御するようにした電源装置。
  2. 主電源に対し並列に接続される電源装置であって、
    前記電源装置は、前記主電源の正極に接続される正電極と、
    前記主電源の負極に接続される負電極と、
    前記正電極に第1入出力端子が接続される双方向DC/DCコンバータと、
    前記双方向DC/DCコンバータの第2入出力端子に接続される蓄電部と、
    前記双方向DC/DCコンバータに内蔵された制御部と、
    前記制御部に接続される車両挙動センサと、を内蔵した構成からなり、
    前記電源装置は、前記主電源の前記正極に前記正電極が、前記負極に前記負電極が、それぞれ接続され、車両との信号線配線が不要な構成を有し、
    前記車両挙動センサが車両の減速挙動を検出すれば、前記制御部は前記蓄電部の電圧(V2)が満充電電圧以下の場合にのみ、前記第1入出力端子の電圧(V1)が前記設定電圧になるようにしながら前記蓄電部を充電するように制御し、
    前記車両挙動センサが前記車両の減速挙動を検出していなければ、前記制御部は前記蓄電部の電圧(V2)が下限充電電圧以上、前記満充電電圧以下になるように、かつ前記第1入出力端子の電圧(V1)が設定電圧になるようにしながら前記蓄電部の充放電を制御するようにした電源装置。
  3. 前記制御部は、前記蓄電部の電圧(V2)が前記下限充電電圧と実質的に等しくなるように制御するようにした請求項1、または2に記載の電源装置。
  4. 前記車両挙動センサは、前記車両の進行方向の加速度を検出するように配された加速度センサであり、
    前記加速度センサの出力が減速時の既定加速度以上になった場合に、前記車両の前記減速挙動が検出されるようにした請求項1、または2に記載の電源装置。
  5. 前記車両挙動センサは、前記車両の旋回角速度を検出するように配された角速度センサであり、
    前記角速度センサの出力絶対値が既定角速度範囲にある場合に、前記車両の前記減速挙動が検出されるようにした請求項1、または2に記載の電源装置。
  6. 前記車両挙動センサは、前記車両の進行方向に対する傾斜角を検出するように配された傾斜角センサであり、
    前記車両の前傾時に前記傾斜角センサの出力が既定傾斜角度以上になった場合に、前記車両の前記減速挙動が検出されるようにした請求項1、または2に記載の電源装置。
  7. 前記蓄電部はキャパシタで構成された請求項1、または2に記載の電源装置。
  8. 前記制御部は、その駆動電力が前記第1入出力端子から供給されるようにした請求項1、または2に記載の電源装置。
  9. 前記制御部に車両振動センサを接続した構成を有し、
    前記車両振動センサの出力が出力誤差範囲内で0の場合は、前記制御部が省電力状態となり、
    前記車両振動センサの出力が前記出力誤差範囲内で0を超えた場合は、前記制御部が通常動作状態となるようにした請求項1、または2に記載の電源装置。
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