JP2013109848A - 燃料電池 - Google Patents

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淳二 中西
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Abstract

【課題】出力制御に対する応答遅れを抑制することができる燃料電池の触媒層を提供すること。
【解決手段】触媒層100を有する燃料電池10は、触媒層100中の電解質140が触媒担持カーボン130に網目状に配置されており、この網目状に配置された電解質140上に貴金属粒子110が担持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池の触媒層に関する。
燃料電池には、電気化学反応を促進する触媒として白金が使われている。この白金の量を触媒層の表面積1cm2当たり0.01〜0.2mgとし、触媒層の拡散抵抗を40s/m以下とすることにより、触媒層の拡散抵抗を小さくし、触媒層中の白金(触媒)に多くの反応ガスを供給し、白金の使用量が少なくても、燃料電池の発電性能を向上させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−251086号公報
上記特許文献1に記載の技術は、燃料電池の発電性能を向上させることについて考慮されているが、コンデンサ成分(電気二重層容量)については考慮されていない。
より詳細には、図4に示すように、上記特許文献1に記載の燃料電池の触媒層は、触媒担持カーボン全体にアイオノマーが被覆されているため、図5に示すように、触媒担持カーボン表面全体がコンデンサ成分となる。このように触媒担持カーボン表面全体にコンデンサ成分が生じるため、燃料電池は、図6に示すように出力制御に対して応答遅れが発生するという問題が生じていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、出力制御に対する応答遅れを抑制することができる燃料電池の触媒層を提供することにある。
本発明は、触媒層を有する燃料電池であって、触媒層中の電解質が触媒担持カーボンに網目状に配置されており、この網目状に配置される電解質上に触媒が担持されるものである。触媒は、例えば、網目状に配置された電解質の交点に担持される。
このように構成した場合、白金が担持されていない部分で、かつ、触媒担持カーボンに網目状に担持された電解質の面積分のみがコンデンサ成分となるため、出力制御に対する応答遅れを抑制することができる。
本発明によると、出力制御に対する応答遅れを抑制することができる燃料電池の触媒層を提供できる。
本発明の実施の形態に係る燃料電池の触媒層近傍の構造を模式的に示す図である。 同実施の形態に係る触媒層の触媒粒子表面を拡大して示す説明図である。 同実施の形態に係る出力制御に対する応答の状態を示す図である。 従来技術に係る燃料電池の触媒層近傍の構造を模式的に示す図である。 従来技術に係る触媒層の触媒粒子表面を拡大して示す説明図である。 従来技術に係る出力制御に対する応答の状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、燃料電池の触媒層近傍の構造を模式的に示す説明図である。燃料電池10は、触媒層100と、電解質膜200と、ガス拡散層300と、を備える。触媒層100は、触媒粒子110と電解質140と、を備える。触媒粒子110は、貴金属粒子120と、触媒担持カーボン130と、を備える。貴金属粒子120は、触媒として機能する。本実施の形態では、貴金属粒子120の材料として、白金を用いる。なお、貴金属粒子120の材料として、白金と他の貴金属との合金を用いることも可能である。触媒担持カーボン130としては、例えば、カーボンブラックを用いることが可能である。
電解質140として、例えばフッ素系樹脂であるパーフルオロカーボンスルホン酸ポリマーや、非フッ素系樹脂であるのBPSH(ポリアリーレンエーテルスルホン酸共重合体)などを有するプロトン伝導性のイオン交換樹脂などを用いることが可能である。パーフルオロカーボンスルホン酸ポリマーやBPSHは、スルホン酸基を備えている。すなわち、これらの樹脂は、イオン性を有しており、「アイオノマー(イオン+ポリマー)」とも呼ばれる。以下、電解質140を「アイオノマー140」と称する。
電解質膜200として、アイオノマー140を用いて形成した膜を用いることが可能である。この場合、電解質膜200の成分と、アイオノマー140の成分とは、ほぼ同じであってもよい。また、電解質膜200のイオン交換等量とアイオノマー140のイオン交換等量とを異ならせてもよい。また、アイオノマー140以外の、他のプロトン伝導性のイオン交換樹脂などを用いて膜を形成してもよい。
ガス拡散層300としては、例えば、不織布により形成されたカーボンクロスやカーボンペーパーを用いることが可能である。また、ガス拡散層300として、樹脂製や金属製の多孔体を用いることも可能である。
図1に示すように、触媒担持カーボン130上にアイオノマー140が網目状に被覆されており、網目状に被覆されたアイオノマー140の交点には白金120が配置されている。
図2は、触媒層100の触媒粒子表面を拡大して示す説明図である。同図に示すように、触媒担持カーボン130の表面上のコンデンサ成分は、白金120が存在しない部分で、かつ、触媒担持カーボン130に網目状に配置されたアイオノマー140の面積分のみとなる。
したがって、本実施の形態における触媒担持カーボン130は、上記面積分のみがコンデンサ成分となるため、図5に示す従来技術における触媒担持カーボンの表面上において白金が存在しない部分以外全てがコンデンサ成分となる構成と比較して、コンデンサ成分となる表面積を大幅に小さくすることができる。
図3は、燃料電池10の出力制御に対する応答の状態を示す図であり、横軸は時間(t)、縦軸は出力(W)である。既述のように本実施の形態においては、触媒担持カーボン130のコンデンサ成分となる表面積が従来技術と比較して大幅に小さくなっているため、同図に示すように、出力制御に対する応答が、図6に示す従来技術の出力制御と比較して速くなっている。
次に、燃料電池10の触媒層100の製造方法について説明する。
先ず、例えば、カーボン担体(例えば、Vulcan)にジェットミルで解砕しながら、酸素プラズマを照射する。これにより、カーボン担体の表面に網目状の傷が形成される。
次に、このように網目状の傷が形成されたカーボン担体で白金を担持する。白金を担持した場合、カーボン担体の表面に形成された網目状の傷の部分と白金との接触面積が大きくなるため、当該傷の部分に選択的に白金が担持される。特に、網目状に形成された傷の交点となる部分は、白金との接触面積が大きいため白金が担持され易くなる。以下、触媒層100の製造方法の説明において、白金が担持されたカーボン担体を「白金担持カーボン」と称する。
次に、白金担持カーボンとアイオノマーとを混練し、インクを作成する。
次に、このように作成したインクを遠心分離機により遠心分離を行ない、余剰のアイオノマーと白金担持カーボンとを分離する。つまり、白金担持カーボンの傷が形成されていない部分はアイオノマーとの接触面積が小さいためアイオノマー140が分離し易いことを利用して余剰のアイオノマーを白金担持カーボンから分離する。
これにより、アイオノマーは、白金担持カーボンとの接触面積が大きい網目状の傷の部分に残留し易くなる。このような工程を経て燃料電池10の触媒層100に用いられる既述の触媒層100が製造される。
以上説明した燃料電池10の触媒層100によると、アイオノマー140が触媒担持カーボン130に形成された網目状の傷の部分に配置されており、このアイオノマー140上に、より詳細には、網目状の傷に配置されたアイオノマー140と接触するように触媒担持カーボン130上に白金が担持されている。したがって、触媒粒子110は、白金が存在しない部分で、かつ、触媒担持カーボン130に網目状に担持されたアイオノマー140の面積分のみがコンデンサ成分となるため、燃料電池10の出力制御に対する応答遅れを抑制することができる。
10・・・燃料電池
100・・・触媒層
110・・・触媒粒子
120・・・貴金属粒子(白金)
130・・・触媒担持カーボン
140・・・電解質(アイオノマー)
200・・・電解質膜
300・・・ガス拡散層

Claims (1)

  1. 触媒層を有する燃料電池であって、
    前記触媒層中の電解質が触媒担持カーボンに網目状に配置されており、
    前記電解質上に触媒が担持される、
    燃料電池。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015053362A1 (ja) 2013-10-09 2015-04-16 株式会社キャタラー 燃料電池用電極触媒及びその製造方法

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WO2015053362A1 (ja) 2013-10-09 2015-04-16 株式会社キャタラー 燃料電池用電極触媒及びその製造方法

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