JP2013109345A5

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Publication number: JP2013109345A5
Application number: JP2012248898A
Authority: JP
Filing date: 2012-11-13
Publication date: 2016-01-07
Anticipated expiration: 2032-11-13

Claims

光学記憶媒体であって、当該光学記憶媒体が、
ポリマーマトリックスと、
ポリマーマトリックス内に配置された反応体であって、励起された増感剤からのエネルギー移動を受けた際組成物の屈折率を変化させる修飾を起こすことができる反応体と、
ポリマーマトリックス内に配置されており、強度閾値を上回る強度を有する光に曝露されると励起されるように構成され、かつ反応体へエネルギーを移動するように構成されたサブフタロシアニン（Ｍ−ｓｕｂ−ＰＣ）逆可飽和吸収剤を含む非線形増感剤と
を含んでおり、Ｍ−ｓｕｂ−ＰＣがサブフタロシアニン部分、リンカー部分、金属結合部分及び金属部分を含んでいて、金属部分がインジウム、鉛、亜鉛、スズ、セシウム、タリウム、アンチモン、ナトリウム、カリウム又はルビジウムの１種以上を含んでいる、光学記憶媒体。
前記修飾が化学反応又は組成物の一部分の物理状態変化を含む、請求項１記載の光学記憶媒体。
前記エネルギー移動が放射エネルギー移動、非放射エネルギー移動又はその任意の組合せを含む、請求項１又は請求項２記載の光学記憶媒体。
前記反応体が、スチルベン誘導体、シンナメート誘導体、ジフェニルシクロプロペン（ＤＰＣＰ）誘導体又は相変化ポリマーの１種以上を含む、請求項１乃至請求項３のいずれか１項記載の光学記憶媒体。
前記ポリマーマトリックスがポリマー鎖を含み、反応体が、ポリマー鎖に結合した１以上のスチルベン誘導体、シンナメート誘導体又はジフェニルシクロプロペン（ＤＰＣＰ）誘導体を含む、請求項４記載の光学記憶媒体。
Ｍ−ｓｕｂ−ＰＣのサブフタロシアニン部分が、サブフタロシアナトホウ素（ＩＩＩ）、２，９，１６−トリブロモサブフタロシアナトホウ素（ＩＩＩ）、２，９，１６−トリヨードサブフタロシアナトホウ素（ＩＩＩ）、トリニトロサブフタロシアナトホウ素（ＩＩＩ）、２，９，１６−トリ−ｔｅｒｔ−ブチルサブフタロシアナトホウ素（ＩＩＩ）、２，９，１７−トリ−ｔｅｒｔ−ブチルサブフタロシアナトホウ素（ＩＩＩ）又は２，９，１６−トリヨードサブフタロシアニナトホウ素（ＩＩＩ）を含む、請求項１乃至請求項５のいずれか１項記載の光学記憶媒体。
前記金属結合部分が、クラウンエーテル誘導体、ジケトン誘導体、ピリジン誘導体、ポルフィリン誘導体、カリクサレン誘導体又はシクロデキストリン誘導体の１種以上を含む、請求項１乃至請求項５のいずれか１項記載の光学記憶媒体。
Ｍ−ｓｕｂ−ＰＣが、ジケトンリガンド、硝酸塩リガンド、アルキルリガンド、ピリジン系リガンド、ハライド対イオンの１以上を含むリガンド部分を含む、請求項１乃至請求項７のいずれか１項記載の光学記憶媒体。
当該光学記憶媒体が、光学記憶媒体上に１以上のマイクロホログラムとしてデータを保存することができ、前記マイクロホログラムが、光の強度及び位相に関する情報を保存するように構成されている、請求項１乃至請求項８のいずれか１項記載の光学記憶媒体。
当該光学記憶媒体が０．０１Ｍ〜０．１Ｍの非線形増感剤濃度を有する、請求項１乃至請求項９のいずれか１項記載の光学記憶媒体。
当該光学記憶媒体が０．０４Ｍの非線形増感剤濃度を有する、請求項１乃至請求項１０のいずれか１項記載の光学記憶媒体。
前記ポリマーマトリックスが１種以上のポリ（アルキルメタクリレート）、ポリ（アルキルアクリレート）、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリ（塩化ビニリデン）又はポリ（酢酸ビニル）を含む、請求項１乃至請求項１１のいずれか１項記載の光学記憶媒体。
Ｍ−ｓｕｂ−ＰＣ逆可飽和吸収剤が、４０５ｎｍの波長を有する光に応答するように構成されている、請求項１乃至請求項１２のいずれか１項記載の光学記憶媒体。
前記リンカー部分が、Ｍ−ｓｕｂ−ＰＣのサブフタロシアニン部分の中心ホウ素原子にアキシアルに結合している、請求項１乃至請求項１３のいずれか１項記載の光学記憶媒体。
逆可飽和吸収剤（ＲＳＡ）色素である次式の三重項増感剤。
式中、各Ｘ¹は独立にプロトン、ハライド、炭素数１〜１０のヒドロカルビル基又は炭素数１〜１０のアルコキシ基を含み、Ｒ¹は、１個以上の酸素原子を含むリンカー部分、金属結合部分及び金属部分からなるものであって、クラウンエーテル基又はジケトン基を含んでいる。
Ｒ¹が次の一般式のものである、請求項１５記載の増感剤。
式中、ｎは１〜１０であり、Ｍはインジウム、鉛、亜鉛、スズ、セシウム、タリウム、アンチモン、ナトリウム、カリウム又はルビジウムを含み、Ｘ⁵は１以上のリガンド又は対イオンを含む。
Ｒ¹が次式のものである、請求項１６記載の増感剤。
Ｒ¹が次の一般式のものである、請求項１５記載の増感剤。
式中、各Ｘ⁶は独立にプロトン、炭素数１〜１０のヒドロカルビル基、ヒドロキシル基、アミノ基、炭素数１〜４のアルキルアミノ基、炭素数１〜１０のアルコキシ基、フェノキシ基又はハライドを含み、Ｘ³は炭素数１〜１０のアルキル鎖又はアレーン構造を含み、Ｍはインジウム、鉛、亜鉛、スズ、セシウム、タリウム、アンチモン、ナトリウム、カリウム又はルビジウムを含み、Ｘ⁵は１以上のリガンド又は対イオンを含む。
Ｒ¹が次式のものである、請求項２１記載の増感剤。
前記金属部分が、インジウム、鉛、スズ、セシウム、タリウム、アンチモン、ナトリウム、カリウム又はルビジウムの１種以上を含む、請求項１５記載の増感剤。
光学媒体上にデータを保存する方法であって、
サブフタロシアニン（Ｍ−ｓｕｂ−ＰＣ）逆可飽和吸収剤（ＲＳＡ）及びポリマーマトリックス内に配置された反応体を含む光学媒体の一部分に、ある強度閾値を上回る強度を有する記録光を照射する工程であって、Ｍ−ｓｕｂ−ＰＣが、サブフタロシアニン部分と、金属結合部分と、サブフタロシアニン部分及び金属結合部分の両方と結合したリンカー部分と、金属結合部分に結合した金属部分とを含んでいる、工程と、
前記記録光によりＭ−ｓｕｂ−ＰＣＲＳＡを励起三重項状態に励起して、励起されたＭ−ｓｕｂ−ＰＣＲＳＡが反応体の修飾を増感させる工程、
反応体を修飾して、光学媒体の一部分の屈折率を変化させ、光学媒体上にホログラムを形成する工程であって、ホログラムが記録光の強度及び位相に関する情報を保存する工程と
を含む方法。
ホログラムに保存された情報を非破壊的に再生することができるように、記録光より低い強度の光を用いて光学媒体の一部分を調べることを含む、請求項２１記載の方法。