JP2013106758A - 足浴器 - Google Patents

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Kazuhiro Iinuma
飯沼一浩
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Abstract

【課題】 自分では足を自由に動かせない患者や高齢者が寝たままで使用する従来の足浴器は、足浴槽をベッド上にセットしてその中に足を入れる操作が難しく、2名の介護者を必要としていた。また、足浴槽内面の縦断面が四角形に近く、足を温めるために多くのお湯の量を必要とするなどの欠点がありあまり普及していない。
【解決手段】 本発明では、足浴槽の前面と後面(患者と反対側の面)をV字型の形状にすることにより、少ない湯量でも高い水位が得られるようにし、また、足浴槽の前面(患者側の面)の上部に支持脚の上部が結合され、支持脚と前面が逆V字形状を形成し、逆V字の角度を一定の角度範囲で変えることができる構造として、一人の介護者でも、寝たままの患者の足を容易に足浴槽内に入れて足浴槽を安定にセットできるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、とくに仰臥位の状態で使用することができる足浴器に関する。
現在、足をお湯などで温めることにより健康維持に良好な効果があるとして、様々な足浴器が提案されまた市販されている。これらの足浴器のほとんどは、腰掛けた状態(座位)で足を足浴器に入れて使用するものである。しかし、高齢者や入院患者などでは座位を取れない人も多く、健康維持に有効であることが分っていても座位で使用する足浴器を使うことはできない。このため、寝たままの状態で使用できる足浴器がいくつか提案されている。
これまで提案されている寝たままで使用できる足浴器として、薄い二重の塩化ビニル膜の隙間に空気を入れて膨らませ、500×600×500mmの四角い容器を形成してお湯を注ぎ込む方式の「寝たまま足浴器」がある(非特許文献1参照)。この方式では容器が軽く、また足と容器の接触部が柔らかいため利用者(高齢者や入院患者など)に優しいという特徴がある。しかし、使用するときには容器にステップポンプで空気をおくって膨らませ、大量のお湯を人手で注ぎ込む必要があるため操作が面倒で介護者の負担が大きい。また、足をお湯で暖めることを目的としているため、足を洗うための工夫はなされていない。
他の方法として、看護・介護現場の詳細なアンケート結果(非特許文献2参照)をもとに開発された「寝たまま温熱足浴器」がある(非特許文献3参照)。この方法は、お湯の温度が38〜39度で足を入れ15分間で41度まで徐々に加熱することができ、給湯、攪拌、排水を電動で行うことができるなどの高機能を有し、お湯がこぼれないように容器の下に受け皿があるなどの特徴を有している。しかし、高機能を実現するため、高価であり、かつ装置の重量が20リットルのお湯を含めて50kg、装置のサイズが530×740×920mmと非常に重く大きくなり、スペースに余裕のない看護や介護の現場では使用することができない。また、病院や介護施設では衛生管理上、利用者ごとに排水タンクの洗浄が必要であるが、この装置では構造が複雑なため簡単に洗浄を行うことができないという問題がある。さらに、足を自力で動かせない人にこの装置で足浴を行うには、看護師あるいは介助者2名が必要であり、忙しい医療・介護の現場には適さない。
シーエス・ラボ「寝たまま足浴器」のカタログ 豊田久美子「臨床現場で求められる足浴器具の開発に向けた実態調査、京都市立看護短期大学紀要、35巻、163−169頁、2010年 株式会社EMテクノ「寝たまま温熱足浴器」のカタログ
以上述べたように、寝たままで使用できる足浴器の提案はあるが、簡便な方式では使用するお湯の量が多くそのため給湯の負担も大きくなり、使用する度にポンプで容器を膨らませ、使用後に空気を抜く必要があるため操作が面倒である。一方、高機能な電動方式では、装置が大きく重くかつ高価であり、足の不自由な人の足を足浴槽に入れたり足浴後に出したりするためには2名の介助者が必要になるという欠点がある。とくに寝たままの利用者の場合は足を洗浄してから足をお湯に漬けて温めることが望まれるが、いずれの方式も足を洗いやすくする工夫がなされていない。また、出来るだけお湯の量を少なくする工夫もなされていない。寝たままの利用者の足浴は看護師や介助者が行わなければならず、体力的な負担が大きかったり、準備や後片付けを含めて時間や人手を必要とする方法は、通常の病院や介護施設ではなかなか使用できないのが現状である。
本発明は、寝たままで使用できる従来の足浴器の問題点を解決しようとするもので、できるだけ少ない量のお湯で足を洗いかつ足浴ができ、自力で足を自由に動かせない人に対しても足浴槽に足を入れたり出したりする操作が容易であり、給排水が簡単で、周囲への水滴の散乱を防ぎ、足浴槽、給水槽、排水槽の洗浄も容易な足浴器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の解決手段は、足浴器が足浴槽と給水槽と排水槽とを具備し、足浴槽は少なくとも1箇所の排水口を有し、足浴槽の内面が略V字形状を有するようにしたことである。
第2の課題解決手段は、足浴槽の前面の上部に支持脚の上部が結合され、支持脚と該前面が逆V字形状を形成し、逆V字の角度を一定の角度範囲で変えることができる構造としたことである。
第3の課題解決手段は、足浴槽の排水口に排水ホースの着脱が容易なホース着脱部を装着したことである。
第4の課題解決手段は、足浴槽の内部に踵の後部を載せる足載台を設けたことである。
第5の課題解決手段は、足浴槽の上端周囲に折り畳み可能な防水板を設けたことである。
第1の課題解決手段の効果は、足浴槽の内面が略V字形状を有するようにしたことにより、仰臥位の状態で足浴槽の内面に沿って足全体が安定に保持され、しかも少ない水量で効率よく足を温めることができることである。
上記第2の課題解決手段の効果は、足浴槽の前面の上部に支持脚の上部を結合し、支持脚と該前面が逆V字形状を形成し、逆V字の角度が一定の角度範囲で変えるこができる構造としたことにより、介護者の簡単な操作で足浴槽に足を挿入し、足浴槽を足浴可能な安定な状態にセットすることができ、足浴終了後には逆の操作で足浴器を取り外し、一人の介護者が容易に足浴介護を行うことができることである。
第3の課題解決手段の効果は、足浴槽の排水口に排水ホースの着脱が容易なホース着脱部を装着したことにより、足浴開始時にはホースをはずして足浴槽のセットを容易にし、セットした後にホースを接続して排水を行い、足浴終了後にはホースを外して足浴器の取り外しを容易にし、介護者による足浴槽のセットと取り外しの操作が容易になることである。
第4の課題解決手段の効果は、足浴槽の内部に踵の後部を載せる足載台を設けたことにより、足の踵部分の下が中空になり足の裏側が洗いやすくなり、足浴のときには足浴槽内のお湯の中に足を十分に浸すことができることである。
第5の課題解決手段の効果は、足浴槽の上端周囲に折り畳み可能な防水板を設けることにより、利用者に足浴槽をセットする時には防水板を畳んでセットを容易にし、セット後に開くことによって、足を洗うときのシャワーのお湯の飛散を防ぐことができ、足浴後には防水板を畳んで取り外し易くまた保管し易くなることである。
本発明の実施形態を示す足浴器の足浴槽の縦断面図 図1の足浴槽の斜視図 足浴槽のセット方法を示す図 足浴器による足の洗浄および足浴の方法を示す図 足載台の詳細説明図 防水板の説明図 防水板に使用されるストラップの説明図
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明の足浴器の縦断面図であり、説明を分りやすくするため材料の厚さなどは無視してある。足浴槽1は内面の縦断面が略V字型をしており、お湯を溜めることができ使用後のお湯を排水する排水口5がある。足浴槽1の前面2(足を挿入する側)の上部に支持脚3の上部が結合され、結合部4を軸として前面2と支持脚3の角度θを例えば0度から90度まで変えることができる。この角度θは紐9により90度以上にはならないように制限される。足浴を行うときは足浴槽1の中に足を入れた状態で、ベッド26の上に図のようにセットされる。セットした状態で足浴槽の底面10がベッド26に接しており、図1左側の支持脚3と底面10および底面10を支える支持板6で安定に固定される。排水口5の先には開閉栓7と排水用ホースを接続するためのホース着脱部8がある。また、足浴槽1の後面13には足を洗うときに使用する足載台12があり、後面13の上部にシャワーヘッドを固定するフック11がある。
図1の足浴槽1の立体的構造を示すために図2に図1の斜視図を示す。複雑さを避けるため足載台12、フック11、ベッド26は省略してある。
看護師や介護者が足浴槽1を使用する方法について説明する。まず、図3(a)〜(d)に足浴槽1のセット方法を示す。図3(a)のように、支持脚3を足浴槽1の前面2に密着するように、すなわち角度θがほぼ0度になるようにして、ベッド26に寝ている患者さんの足14に挿入する。その後、図3(b)、(c)のように足浴槽1を右に回転しながら前方(図の左側)に移動してゆく。このとき介護者は左腕を患者のひざの下の部分に入れて持ち上げながら右手で足浴槽1を挿入すると挿入が容易である。足浴槽1の底面10がベッド26に平行になったら、図3(c)のように支持脚3を開いてゆき、θを角度固定紐9で制限される最大の角度(例えば70度)まで広げる。このようにセットすると、図3(d)のように足浴槽の前面2と支持脚3が逆V字を形成し、足浴槽1は支持脚3と底面10によりベッド26上に安定に固定される。このとき、足載台12は畳んであり先端の円弧状の台が足の土踏まず付近にきている。足載台12の詳しい構造は図5を用いて後述する。
足を入れた状態で足浴槽1を寝台の上にセットしたら、図4(a)に示すように排水ホース15をホース着脱部8に接続し、足浴槽1内の使用済みのお湯を排水槽16に排水できるようにする。排水槽16は持手17の付いたポリバケツのようなもので、移動可能な台車24に載せてあり、はじめは中が空になっている。排水槽16の上には給水槽18が載せてあり、図にない給湯器から汲んだ例えば42℃、15リットルのお湯が水位22まで満たされている。給水槽18は排水槽16と同様な持手のあるポリバケツで、図では持手を省略している。給水槽18の底には給水ポンプ21があり、ホース19でシャワーヘッド20に接続され、図にないスイッチを入れると給水槽内のお湯がシャワーヘッド20から放出される。排水槽16と給水槽18は2段重ねで幅の狭い台車に載せてあり、給湯器からお湯を汲み、狭い病室でもベッドの横へ運ぶことができる。お湯を入れた給水槽18を台車に載せる場合や排水槽16に溜まった廃液を流すときに、介護者の腰に負担が掛からないように、給水槽18、排水槽16のいずれにも持手が付いている。図1では着脱部8が足浴槽1の後方に設けられているが、足浴槽の側面に設けてもかまわない。
つぎに、足の洗浄について説明する。開閉栓7は開放にして足浴槽内のお湯は排水槽16に流れるようにしておき、図4(a)のように、足浴槽1内の左足側の足載台12を立てて左足を足載台12に載せ、スイッチを入れて給水ポンプ21を駆動しシャワーヘッド20から左足にお湯を注ぐ。一旦シャワーを止めてシャワーヘッド20をフック11に掛け石鹸などで左足を洗い、再びシャワーで洗い流しシャワーを止めてシャワーヘッド20をフック11に掛ける。左足を洗った後は、左足側の足載台12を畳んで左足を下げ、右足側の足載台12に右足を乗せ、同様に右足を洗い、右足側の足載台12と右足を下ろし足浴槽内に両足を安定させる。足の洗浄には、できるだけ少量のお湯を使用するようにし、このとき排水槽16の廃液の水位23は低い位置にある。
足の洗浄後は開閉栓7を閉じ、図4(b)に示すように足載台12を畳んで足を下ろした状態で、シャワーヘッド20を手で持つかフック11に掛けてお湯を注ぎ、お湯の水位を足浴槽1の水位25まで満たして5分程度の足浴を行う。このとき、給水槽18の水位22は低くなっている。仰臥位での足の形状は脛と足の裏が略V字型であり、足浴槽1の縦断面の形状も略V字型のため足が安定して負担が掛からず、しかも足浴層1の縦断面が逆三角のため、縦断面が四角い水槽に比較しておよそ半分の水量で同じ水位までお湯を満たすことができ、少ない湯量での足浴が可能である。5分程度の足浴後、開閉栓7を開いて足浴槽1のお湯を排水槽16に排水し足浴を終了する。図1では開閉栓7は足浴槽1の後方に設けられているが、排水口5を足浴槽の最も低い底の部分にしてそこに浴槽や洗面所に使用するゴム栓などを開閉栓として用いてもよい。
足浴終了後は、足浴槽1のお湯がすべて排水槽16に排水されたことを確認し、開閉栓7を閉じて排水ホース15をホース着脱部8からはずし、シャワーヘッド20もフック11からはずして、図にはない台車の収納ボックスに戻す。この状態で、足浴槽1を寝台から取り除いて患者さんを元の体位に戻す。足浴槽1を取り除く場合は、図3に示したセットする場合と逆の順序で行う。すなわち、支持脚3を逆V字の角度が0になるように折り畳み、足浴槽1を左に回転しながら図の右方向に移動して引き抜くようにする。
とくに病院等で複数の利用者に足浴を行う場合は、衛生上の問題から足浴を終了した後に、足浴槽1、排水槽16、給水槽18を洗浄する必要がある。足浴終了後は足浴槽1を給水槽18の上に逆さにして重ね、台車で流しまで移動する。まず、足浴槽1の足載台12を外して足浴槽1と足載台12を洗浄し、つぎにポンプ21を給水槽18から除き、給水槽18を洗浄し、最後に排水槽16の廃液を流しに捨てて排水槽16を洗浄する。足浴槽、吸水槽、排水槽のいずれもが軽量で、内面には凹凸部分がないので容易に十分な洗浄が可能である。
給水槽への給湯、台車でのベッドサイドへの運搬、足浴槽の利用者へのセット、足の洗浄、足浴、足浴槽の取り外し、後処理のための台車による運搬、廃液、各種水槽の洗浄まで、すべての操作を看護師あるいは介助者がひとりで十分に行うことができる。
図5は足載台12の例の説明図である。図5(a)は上から見た図、(b)(c)は側面図であり、(b)は足を載せる前の畳んだ状態、(c)は足を載せたときの立てた状態である。左足と右足の足載台は左右対称であり、図5(a)では左側だけに番号を付している。アーム32の根元が足浴槽1の後面13に固定された軸受31に挿入され、アーム32の先端に足を載せるための円弧状の台33が固定されており、例えば磁石36などで足浴槽の後面13に着脱可能に固定されている。円弧状の台33には、足載台支持板35が蝶番34で固定されている。足浴槽1をベッド26にセットするまでは、図5(b)のように足載台12は畳んであり、足を洗うときに円弧状の台33を持ち上げると図5(c)のように足載台支持板35が重力で下がり、紐37により所定の角度で固定され、足を載せても図5(c)の同じ形状を保つことができる。足を洗い終わったあとは、足載台支持板35を軽く持ち上げると、重力で円弧状の台33が下がり、軽く押し付けて磁石36で固定する。足の洗浄は片足ずつ行い、洗浄する側を立て、他は畳んでおく。足浴槽1を洗浄する場合は足載台が邪魔になるので、2本のアーム32を内側に寄せて軸受けからはずすことができる。簡易タイプの装置では上記の複雑な可動式の足載台ではなく、足浴槽の後面13に固定したものでもよい。
つぎに、これまで説明を省いてきた折り畳み可能な防水板について説明する。図6は折り畳み可能な防水板の説明図である。上段は上から見た図、下段は後方から見た図であり、いずれも左右対称である。防水板は、足浴槽1の横方向にある横防水板41a、シャワーヘッド20を掛けるフック11の両脇の後防水板41b、それらを繋ぎ伸縮可能なコーナー防水板41cからなり、とくにシャワーで足を洗うときのお湯の飛散を防ぐものである。足浴槽1を使用しないときおよびベッド26に足浴槽1をセットするときや取り外すときには、図6(a)に示すように防水板41a、41b、41cはいずれも足浴槽1の外側に密着するように折り畳まれ、場所をとらないようになっている。図6の下段に示すように横防水板41aと後防水板41bの角の部分には防水板を固定するためのストラップ42が取り付けてある。ストラップ42には紐の長さを変えるための長さ調節部44があり、防水板を畳んだ状態では防水板側の紐の長さを短くする。足浴槽1をベッド26にセットして足を洗うときには、長さ調節部44を緩めて防水板側の紐の長さを最大にし、防水板を図6(a)の矢印方向に図6(b)に示す水平の位置まで持ち上げ、さらに図6(b)の矢印方向に持ち上げ、防水板側の紐の長さを少し短くして図6(c)に示すように斜め上で固定する。
図6(a)(b)(c)の下段に示したストラップを拡大したものが図7(a)(b)(c)である。ストラップ取付部43aと43bがそれぞれ横防水板41aと後防水板41bの角に固定され、長さ調節部により、防水板側の紐の長さが畳んだ状態では最も短く、防水板を持ち上げて水平になるときに最大となり、使用状態では少し短くして最適な角度に固定される。長さ調節部44にはボタン45があり、ボタンを押すと紐が緩んで長さを自由に変えることができ、ボタンをはなすと長さが固定される。
1 足浴槽
2 足浴槽の前面
3 支持脚
4 足浴槽前面と支持脚の結合部
5 排水口
8 ホース着脱部
9 角度固定紐
12 足載台
15 排水ホース
16 排水槽
18 給水槽
20 シャワーヘッド
21 給水ポンプ
41 防水板

Claims (5)

  1. 足浴槽と給水槽と排水槽とを具備し、足浴槽は少なくとも1箇所の排水口を有し、足浴槽の内面が略V字形状を有することを特徴とする足浴器。
  2. 足浴槽の前面の上部に支持脚の上部が結合され、支持脚と該前面が逆V字形状を形成し、逆V字の角度を一定の角度範囲で変えることができる構造を有する請求項1記載の足浴器。
  3. 足浴槽の排水口に排水ホースの着脱が容易なホース着脱部を有することを特徴とする請求項1記載の足浴器。
  4. 足浴槽の内部に踵の後部を載せる足載台を有することを特徴とする請求項1記載の足浴器。
  5. 足浴槽の上端周囲に折り畳み可能な防水板を設けたことを特徴とする請求項1記載の足浴器。
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